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【妄想爆発】チラシの裏【大上等】

302適当:2013/01/01(火) 14:53:09 ID:5FhSUy8c
「ソルさん…?大丈夫…ですか?」
「ぐっす…。え?」
チラッ…
「うわぁ!!お…お前ぇ!!カゴの実の木の前で、私に話掛けたヤツ!!」

ソルは、声がする方へと目を向けた。そこにいたのは、彼女が敵意をむき出しにし、あしらった、彼女が昼間に出会った雄のグラエナである彼であった。彼女は悲しみよりも、驚きが勝ってしまったせいか、涙を止める事が出来た。彼女は涙を止めた直後、昼間彼と出会った際に沸き出た怒りの感情が再び込み上がったので、彼へ鋭い目線を送って、睨みつけ始めた。彼は、彼女をなだめようと笑顔を作り、彼女へ会釈を行う。

「あはは。こんばんは。」
「何しに来た?私をからかいに来たのか?」

ソルは、彼の笑顔が“善”ではなく“悪”であると決めつけ、彼へ敵意を示して訊き返した。彼は、真剣な表情に変え、彼女へ昼間に話せなかった事を持ち掛けた。

「日がある内に、話せなかった事を話そうと思いまして。あれから、考えたんです。僕と同じ姿をした生き物をこんなに深くうらんでいるなら、もう、あなたに会わないでおこうって。」
「会っているな?言葉が矛盾していないか?」
「はい。ですが…。」
「ですがじゃない、帰れ。殺されたいのか?蛮犬め。」

ソルは、彼の意図を無視して彼の発言を即座に否定し、彼を脅し、“うう〜”っと唸って彼を威嚇し始めた。彼女の目は、威嚇からついには殺意のある目へと変化を遂げていたが、彼は彼女の言葉にひるまず、彼女へ強く訴えかける。

「お願いです!!僕の話を聞いて下さい!!」
「聞きたくない。グラエナという蛮犬の姿はもう見たくないと言っただろう!!何で来た?」
「重要な事かもしれないからですよ!!アナタと…僕に関する…。」

彼は、ソルの怒号を浴びてもひるまず、彼女の怒号をかき消すかのように、彼女へ訴えかけた。“妙だ…。いたって真面目だ。話か…。”彼女は、彼のおびえない、崩さない真剣な姿勢を見て、ようやく彼に向けていた敵意をおさめ、彼と同様に真剣な表情に変え、彼に訊ねる。


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