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【妄想爆発】チラシの裏【大上等】

272適当:2012/12/21(金) 23:51:18 ID:MetLiZGE
スタスタスタ
パシッ
チラッ…
「同じような仕組みのスーツで使いやすそうだな。体は温まったが、着けてみるか。」
ジィィィ…
ススッ…ススッ…
ジィィィィィ
ブン ブン
「よし、動きやすい。それに暖かいな。これなら、あのステージで闘っても寒くないから、100%の力を出し切れるハズだ。」

俺は手に入れたスーツを試着し、着心地の良さ・使いやすさを実感し、笑みをこぼして自信のある表情を浮かべ始めていた。“だが、これだけでは足りない。せっかく凍結防止機能を備えてあるんだ。これをいかさない手はない。”俺は【零下】のステージで手に入れたスーツの説明書に記されていた内容を思い出し、スーツの補助機能を発動させる為のスイッチへと目を向け、位置を再確認し、意識を集中し始めた。

「ふぅ〜。よし…。」
キッ…
パチ…パチパチ…
パチパチパチ…
キュウウン キュウウン…
「これは、電気を充電している音か?」

俺がスーツへ電流を流しこむと、高温の機械音が徐々に聞こえ始めた。俺は、電流を流しこむ事をやめて、スイッチへと手を伸ばした。

カチッ
ブーン
ジワ…ジワジワ…
「おお!!こんなに熱くなるのか!!これなら、凍結を防ぐ事が出来そうだな。ただ、熱いからもうやめるか。今は寒くないし、汗なんてかきたくないからな。」
カチッ…フッ…
「充電は出来ているみたいだな。ただ…残量がわからんところがこのスーツの欠点だな。」

“う〜ん、いつ充電完了かどうかがわかるんだ?何か、ランプでも付いているのだろうか。”俺は、スーツの補助機能を十分に堪能した後、腰の辺りにあるスイッチを押して補助機能を停止させ、難しい表情を浮かべて、スーツに対する批評を行っていた。“もしかしたら、わかるかもしれない。”俺はそう思い、スーツにまんべんなく目を通したが、充電完了を知らせるランプらしき物は見当たらなかった。“じゃあ、なんなんだ?ひょっとして、充電完了したら変な機械音が止むのか?”俺は新たな推測を立てて実証へと行動を移した。


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