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【妄想爆発】チラシの裏【大上等】
259
:
適当
:2012/12/21(金) 23:00:45 ID:MetLiZGE
「う〜ん、一体何が目的なんだ?俺の…内に秘めた力でも見ようと言うのか?」
カチャ…
「んぐんぐ…。ぷはぁ〜。まぁ、戦闘を終えた後に体力を回復させてくれる事はありがたいが…。」
誰も答えてくれる者はいない。そんな事は理解していながらも、無意味な独り言を呟き終え、トレーの上にあった青色の液体の入ったグラスを手に取り、液体を体に流しこんだ。その後に、空になったグラスを置き腕時計を見やった。【14:00】という表示が出ていたので、もう一戦いけるのではないか?と感じて、洗濯機の方へと足を運んだ。だが、食事の時間<スーツの洗濯が終わる時間となっていたので、当然洗濯機の時間表示画面は、“0(ゼロ)”になってはおらず俺の意志を無視するかのように動作を続けていた。
ウィン ウィン…
「う〜ん、困ったな。やはりスーツごと入ったのはまずかったか…。そもそも、昨日も洗濯していないから脱水だけでは無理だがな。」
俺は、自分の意志を無視して動き続けている洗濯機の音と、時間表示画面を見て困惑の表情を浮かべていた。俺の場合、洗濯をした後に乾燥もいっぺんに行うので、どんなに食事をゆっくりと進めていても、自分の意志を通す事は出来ないのである。“待てよ…本当にスーツは一着だけしかないのか?一着だけなら、毎日洗濯しなきゃならないし、手間が掛かり過ぎやしないか?”俺は新たな疑問を思い浮かべ、洗濯機を離れ、スーツを手に入れたタンスへと足を運び始めた。足を運び終え、タンスを事細かく調べていると、同じスーツが一着だけたたまれた状態で、引き出しに入っている事に気がついた。
ガー
チラッ…ガシッ
「なんだ、もう一着あるじゃないか。こんな事にも気がつかなかったなんて、俺は一体何をやっているんだ?」
引き出しに入っていたもう一着のスーツを手に取り、安心したように言葉を漏らし、着ている白いシャツをハンガーに掛けて、もう一着のスーツを着始めた。“そうか、気がつかない程実は監禁されていた事に焦っていたのだな。”俺は、始めてこの部屋に連れて来させられた時の事を思い出しつつも、スーツを着終え、刀を取る為に中央へと歩を進めた。
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