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【妄想爆発】チラシの裏【大上等】

258適当:2012/12/21(金) 22:55:06 ID:MetLiZGE
アイツというのは、もちろん【零下】のステージで闘った対戦相手のことである。【若葉】のステージで闘った“フィア”と名乗る年端もいかないリーフィアの少女。その姉である、少女とは全く異なる雰囲気を兼ね備えた灰色の体を持つグレイシア。俺は、初め少女の姉と会話を交わした内は、“雌らしさが見えない程の、相手の事をつき放すヤツ”だと思っていたが、彼女との対戦を終え、彼女が別れ際に言った言葉を思い出し、改めて彼女の事を思い直していた。“さっさと帰れ。体調を崩してしまわない内にな。”もし、本当に相手に対して冷たい性格ならば、ここで気を遣うような対戦相手を心配するようなセリフを口にするだろうか。いや、そんな事は絶対に有り得ない。”俺は少女の姉のさりげない優しさを思い返しながらも、もう一つの推測を口に出していた。

「ん?とすると…あれは…。俺をバカにするような言い方は、もしかして俺に手加減させずに本気で闘わせる為の…。」

“そうか、そういう事だったのか!!なんだ…案外優しいヤツじゃないか。だが、単に俺と本気で闘いたかっただけなのかもしれないな。あっ、いやそんな事はどうでもいいか。そろそろ…上がるとするか。昼食も用意されている事だしな。”俺は、しばらくの間ぼうっとして湯に浸かりながら結論を導き、新たな推測を立てつつも、一番左端の方から鼻をくすぐるようないい匂いを察知出来たので、浴槽から出て浴槽のお湯を流し、洗濯機の中に入っていた白いシャツを取り出し、脱いだスーツを洗濯機に入れて洗濯機を動かし、白いシャツを着て食事ルームへと歩を進めた。

スタ スタ スタ
スク…グッ…
「今日の昼飯も美味そうだな。ここでは、これが唯一の救いか。」

俺はトレーに乗せられていたビーフシチューの皿を見て独り言を呟いていた。“しかし、なぜこんなに美味い物が出てくるんだ?本当に連中は、俺を実験体として監禁したのだろうか。”俺はビーフシチューと主食であるパンを交互に口に運びながらも頭を回転させて、監禁された真意を追求し始めた。“そもそも、レベル30台の俺をレベル50台と闘わせる事に何か意味があるのだろうか。普通に考えても力の差が歴然で、まず勝てるハズがない。実験体として用いるなら、同じレベルの者同士競わせた方がいいのではないだろうか。”俺はメインとサブメニューのお皿を空っぽにし、手に持っていたフォークを置いてあごに手を当て、首を傾げ推測を口にし始めた。


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