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【妄想爆発】チラシの裏【大上等】
254
:
適当
:2012/12/21(金) 22:36:41 ID:MetLiZGE
プンッ…
『READY…GO!!』
俺は開始の合図を聞くと、前方へ走り出した。“まずは、コイツがどんな技を使ってくるかを知っておかなくてはな。”俺はそう考えつつも、彼女の元へ辿りつくと彼女へ先制攻撃をしかけた。
タッタッタ…
スチャ…
ブン ブン
ヒュン ヒュン
「避けた所をこうだ。」
ドゴン
「うわぁ!!」
“よし、チャンスだ。これで決まるかもしれないな。”俺は、少女の姉を蹴り上げ宙へと浮いた所を狙って追加攻撃をしかけた。
「連続突きぃぃぃ!!」
シュシュシュシュシュシュシュシュ
「うわぁぁぁぁぁ!!」
ドサッ
“勝ったな。なんだあっけなかったな。いや、俺のスピードが速すぎて、アイツがついてくる事が出来なかったんだ。後は、もう一回上に上げてアレを当てれば勝ちだな。”少女の姉は、俺に自分の腹部を刀で突かれて叫び声を上げ、雪の上へ仰向け状態で落ちた。俺は、次の攻撃を仕掛ける為に彼女へ接近したが、彼女はそれを待っていたかのように、素速く起き上がり、反撃を仕掛けてきた。
タッタッタ…
ムクッ…スタ
「何!?」
「なかなかやるわね。でも…甘いわよ!!」
パカッ…フィィィン
「冷凍ビームか!?くっ…。」
ヒュン…
「遅い。」
フィィィン…
「し…しまったぁ!!」
パシュウ…ピキン
「ぐはぁ!!」
ガクッ…ドサッ
“な…何でコイツはこんなにケロッとしているんだ!?腹に…腹に当てたのに全く効いていないじゃないか!!しかも…くそっ、腹に氷を受けてしまった…。さ…寒い…。体温が…ここから徐々に奪われていく…。”俺は少女の姉の口から出す水色の光線を一度はかわすが、彼女の二度目の光線を腹部に受けてしまい、あまりの冷たさに叫び声を上げて、その場にうずくまり始めていた。少女の姉は、ひるんでいる俺に近づいてすかさず追撃を仕掛けてきた。
タッタッタ…
「これで終わりよ!!アイアンテール!!」
ビュン…バシン
「ぐはぁ!!」
ヒュ…ドサ
“くそっ…もう動けそうにない…。コイツ…冷凍ビームと尻尾だけで俺をダウンに追いやるとは…。”俺は少女の姉の硬質化した尻尾を額に受けて、とばされて仰向け状態にされてしまっていた。彼女は俺の苦痛の表情へ目を向けて、俺に勝利宣言を行い、俺へ敗北宣言を促してきた。
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