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【妄想爆発】チラシの裏【大上等】

251適当:2012/12/21(金) 22:23:13 ID:MetLiZGE
“体力が回復する飲み物を支給しているという事は、少女の裏切りも少しは…いや、そんなハズはないな。困難が何もない時は、必ず体力回復用の飲み物が支給されるのだろうな。裏切りを…受け入れてくれるハズがない。これは実験なのだから、フィアに裏切られた時点でこの実験は失敗するからな。”俺は食事のトレーの上に乗っている青い液体を一目見て、頭の中で様々な推測を出し結論付けて食事を終わらせた。食事を一通り終えると、スーツのポケットを探り、ポケットの中身を取り出し目を向けた。ポケットの中身は、2錠入った小さな小瓶と、少女に勝利して手に入れた“π”と描かれた琥珀色のバッチだった。俺は前者を床へ置き、後者を手に握りしめ【幻想】と示された扉の近くにあった9つの窪みがある装置へ歩を進めた。9つの窪みがある装置には、【氾濫】と【光】と示されたプレートの下にそれぞれ1つずつ、バッチがはめられていた。俺は、その2つのバッチにならい“π”と描かれた琥珀色のバッチを【若葉】と示されたプレートの下の“π”という文字をかたどったような窪みへはめた。すると、“β”、“θ”のバッチをはめた時と同様に、どこからかブザー音が鳴り【光】と示された扉は、【達成】と示された扉へと変わった。俺はその様子を見届けると、ステージ選択の為に中央へ…は行かず、すぐに【零下】と示された扉へと歩を進め、扉の前で足を止めた。

「フィアとの約束が優先だ。サンという名のサンダースを先に相手するのもいいが、まずはフィアの姉に会っておかなくてはな。フィアに…裏切らせるような真似をさせてすまないと…ちゃんと謝ろう。子供扱いを…フィアを自分の子供であるかのように、フィアの面倒を見てあげているのだから、少なくとも、妹の事を優先的に想っているハズだからな。」

俺は自分に言い聞かせるように、長々と独り言をつぶやき【零下】と示された扉のノブを捻り、【零下】のステージへと歩を進めた。


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