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【妄想爆発】チラシの裏【大上等】

221適当:2012/11/23(金) 15:09:29 ID:z4YPwsi.
トントン トントン
「起きて、ねぇ起きて。」
パチッ…
「…ん?」
「朝だよぉ〜。お・は・よ。」
「あ、ああ…。」

俺は少女に声を掛けられ体を叩かれて目を覚ますと、彼女は俺に抱かれたままの姿勢のまま、前足を俺のほほに添えて微笑みを向けていた。俺は起きても尚、自分の上に乗り続けている彼女を見つめて彼女へ理由を訊ねた。

ジー
「君、何でどかないんだ?起きているなら、普通どくだろう?」
「くすっ、何でだと思う?」
「さぁ?知らないな。どいてくれないか。」
ギュウウウ…
「うわぁ!!って君…。」
「や〜だもん。お兄ちゃん暖かくて気持ちいいから、どかな〜い。」

“はぁ…、カワイイが厄介だな。敵である俺にこんなに甘えてくるとはな…。”俺は少女の要望を聞き入れふと腕時計を見ると、【6:30】と表示されていた。“そうか、まだ朝食は出てこないな…。”俺はただ朝食を待っているのも退屈なので、彼女の頭を優しく撫でながら彼女へ質問をぶつけた。

ポン ナデナデ
「ふわぁ…、気持ちいい…。また眠っちゃおっかなぁ…。」
「寝るな。君、どうして敵の俺にこんなに甘えてくるんだ?処罰が怖くないのか?」
「“裏切り”のって事?」
「ああ。もうこれはどう考えても、どう見ても君から求めてきている。軍の連中は、君をただじゃおかないハズだ。」

俺が心地良さそうな表情を浮かべている少女に、厳しい現実を告げると彼女はそのままの表情を保ちつつ、俺に相槌を打ち、俺から離れて何かを叫び出し、後ろ足を曲げて頭を下げ出した。

「くすっ、そうだね。じゃあ、保険でも打っておこうかなぁ〜。」
「保険?」
ピョン
スタ スタ スタ
「元帥様ぁ〜!!聞こえますかぁ〜?私は、ピカチュウのお兄ちゃんの味方になったワケじゃありませ〜ん!!私の愚行を…どうか許して下さぁ〜い!!もう二度と、こんな事はしませんからぁ〜!!」
スクッ ペタン
ググ…ペタン

“あっ…土下座をして許しを得ている…。そうか、やっぱりフィアも怖いんだな。軍のボスからの処罰を受けるのが…。しかし…どうしてこんなにも必死なんだ?訓練が多くなるとかその程度ではすまされないのか?”俺は少女が不安気な表情を浮かべて懸命に過去の行いを謝罪している様子に、同情しつつ疑問が湧き出てきたので少女へ訊ねた。


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