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【妄想爆発】チラシの裏【大上等】

208適当:2012/11/23(金) 13:55:06 ID:z4YPwsi.
「君、どうして俺を“お兄ちゃん”と呼んでいるんだ?」
「え?その方が呼びやすいからだよ。」
「俺にあんなにヒドイ事をされたのに、やたら警戒心が薄いな。」
「だって、お兄ちゃんがそういう事をする為に私を連れて来たんじゃないってわかるもん。何っていうのかなぁ〜?その…雰囲気が優しくて、落ち着く感じ。」

“確かに、その為に連れて来てはいない。オーラがないというワケではなかったようだな。何か…“綾”と初めて会った時に言われたセリフと似ているな。コイツもそれを感じ取っているのか?”俺は、少女の心を試すように質問を投げかけた。

「君が俺といて落ち着くと言うのなら、君の事を教えてくれないか?」
「私の事?」
「ああ。とりあえず…名前とかだな。年は…言わなくてもいい。」
「私は“フィア”って言うの。」

“フィアか。名字を明かさないのは何故だ?まぁ、どうでもいい。”俺は、少女の答えを受け取り次の質問を投げかけた。

「そうか。じゃあ君は、軍隊のどの位置にいる?」
「え?う〜ん、ブラッド少尉の…すぐ下。」
「下?」
「うん。何匹か兵士を連れているよ。えっと…10匹だったっけ?」

“なかなかすごいな。という事は、俺が戦っているのは、全て隊長格って事か?”俺は、3つ目の質問を投げかけた。

「すごいな。そこにある扉のバッチに、“α〜ω”とあった。それらは全て君と同じもしくは、それ以上の位なのか?」
「そうだよ。“α〜μ”までが私と同じ位?あ、でも“λ”だけは違うかな。この中での位は、一番がω(オメガ)、二番目がχ(カイ)、三番目が…ラム…ダ?だったっけ?うん、だと思うよ。」

“随分喋ってくれるな。これは、もしかして…もしかするとコイツを味方に出来るんじゃないか?”俺は少女に自分が必要な情報に関しての質問を投げかけた。

「そうか。じゃあ、それぞれの扉の番人の“種族”を教えてくれないか?」
「しゅ…ぞく?」
「ああ。ダメだったら、言わなくてもいい。」
「くふっ、そんな事ないよ。じゃあ、言うね。」
「ああ、頼む。」

俺が少女へ返事を返すと、彼女は呪文を唱えるように次々と言い放った。


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