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【妄想爆発】チラシの裏【大上等】

199適当:2012/11/23(金) 12:55:26 ID:z4YPwsi.
プン…
『READY…GO!!』
ゴロン
「は?」
スリスリ

“コイツ何をやっている?”目の前の少女は合図を聞くと、その場で寝転がり地面に生えている草々を愛しく思うように、自分の頬を草々へすり付けていた。俺が、首を傾げて彼女の様子を観察していると彼女は、故意と思われる満面の笑みを浮かべて俺へ言い放った。

「お日さまが気持ち…。あれ?くすっ、お兄さんハンデあげるよ。」
「ハンデだと!?」
「うん。だって、もう私の夢特性“葉緑素”は発動しているよ?言っとくけど私、お兄さんに追いつくまでに二十秒もかからないよ?」
「二十秒…だと!?ウソをつくな。」

“いくら早いとは言え、俺も脚力には自信があるし、何せここまでで200m近くある。そんな事が…あり得るハズはない。”俺は、少女の自信に満ちた返答に疑問を抱き少女へ言い放つと、少女は嘲け笑っているのか、それとも単純に俺の発言が面白かったのか、大声で笑い声をあげて俺へ言い放った。

「あはははは!!ウソじゃないよぉ〜。だって私100走、お日さまが出ている時は7秒台だもん。」
「7秒!?」
「うん。だ・か・ら、お兄さん今の内に隠れて来て。木の上にでも上ればいいと思うよ。そこから“きっしゅ〜”な〜んちゃって。てへ。」
ペロ

“木の上からコイツを奇襲する?だが…、あんな事を言われては…。やむを得ないな。脚力ではほぼ勝ち目がない事がわかってしまったからな。態度はムカついてくるが…怒るな!!冷静になれ。やはり俺は…アイテムに頼るしか道はないからな。”少女は、相変わらずの挑発する態度を取っていたが、俺は彼女の発言を信じ、思考を巡らせ、結論を出し、彼女へ言い放ち左下の森へと駆け出した。

「そうか。ならお言葉に甘えさせてもらう。」
タタタタタ…

“あれ?いつもより…体が軽い…。まるで…宙に浮いているみたいだ!!凄いぞ!!これは…これは脚力が数段に上がっている!!”俺は少女から一瞬で距離を離せている事に驚き、目的地へ向かいながら、いつの間にか笑みを浮かべてしまっていたが、自分の予想が外れた彼女は、俺を見て驚き声を上げて俺を急いで追いかけ始めた。


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