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【妄想爆発】チラシの裏【大上等】

192適当:2012/11/23(金) 12:16:29 ID:z4YPwsi.
「私はね、お日様が出ている時は状態異常にもならないし、更に体の動きがぐ〜んと上がるの。」
「状態異常にもならないのか!?って事は…はぁ…。」
「くすくすくす。羨ましいでしょ?私には、でんじははオススメしないよ〜♪」
「なる程。これは、いい情報を得た。」
「え?いい情報って…?」

俺は口元を吊り上げ少女に聞こえやすいように故意に大きな声で独り言を呟いた。彼女は、楽しそうな表情から一気にきょとんとした表情へと変わった。俺はその様子を見て腹をかかえて笑いそうだったが、彼女に敬意を表した態度で接し続けた。

「君は…敵に自分の事を喋り過ぎだ。」
「あ…ああ!!」
「あっはっはっは。おっちょこちょいだなぁ〜。」
「うう…どうしよ…。」
「さて、明日が楽しみだな。」
「ええ!?ごめん!!今のは忘れて!!お願い…。」

少女は俺を涙ぐんだ表情で見つめ、俺の手を取り懇願した。あどけない可愛らしい顔が涙によって際立ち、さらに可愛さが一層増している。俺はそれを見て娘もいないのに、まるで娘におねだりされているような感覚を覚えた。俺は立ち上がり、彼女の頭を軽く2回叩き、優しい表情で返答した。

「敵に自分の事を教えるのは、軍隊に入っている者らしくないな。」
「あ…明日負けちゃうかな私…。」
「いや、それはない。君と俺ではハナから差がありすぎる。それに、君の言っていた特性を知った所で俺がそれに対応出来るとは限らない。それに…」
「それに?」
「君のそういう所は、カワイイな。」
「ええ!?そ…そんな事…。」

俺は少女に自分自身が思っている偽りのない感想を伝えた。彼女は照れて顔を赤く染め、俺の目から目をそらし、下を俯いていた。俺はまた少女の頭を軽く2回叩いて、優しい表情で話しかけた。

「そんな事は無い。初めて君を見た時は驚いた。こんなに幼い顔立ちをした少女が、なぜ軍隊にいるのかとな。」
「むぅ〜子供じゃないもん!!高校卒業したもん!!」
「ほう、それは悪かった。という事は18か。若いな。」
「君と同じくらいだよ。そうでしょ?」

少女は俺へ“同世代なんだろう?”と問いかけてきた。“こんな幼い少女にも子供に見られるって…俺は一体どうなっているんだ!?”俺はこの少女がどういう反応を見せてくれるかを知りたくて、ため息をつき意地悪気に言い返した。


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