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【妄想爆発】チラシの裏【大上等】

191適当:2012/11/23(金) 12:11:34 ID:z4YPwsi.
ヒュン ヒュン ヒュン…シュン…
「き…消えた!?どこへ行ったんだ?」
パッ…ヒュン ヒュン ヒュン
「な!?なに!?」
ザクッ ザクッ ザクッ
「ぐはぁ!!」

“目の前に急に葉っぱカッターが現れて来た…一体何なんだ!?”俺は急に目の前に現れた3枚の葉の刃に対応出来ず、体へ直撃させてしまった。一時的に地面にヒザをついてしまったが、痛みをこらえ、刺さった葉を体から抜くと…目の前に誰もいない。俺は慌てて辺りを見回した。

「は!?どこだ…どこへ行ったんだ…。」
トントン
「うわぁ!!い、いつの間に…。」

俺は後ろから肩を叩かれ振り返ると、そこには少女の姿があった。俺は意表をつかれて思わず腰を抜かしてその場に尻餅をついてしまった。後ろへ回り込んだ少女は楽しそうに俺に笑いをかける。

「ふふ、ビックリしたでしょ?これが私の特技なの。」
「特…技?」
「ふふふ、そうだよ。晴れの日は、私はこれが大得意になるの。」
「どういう意味だ?」

俺は少女の言っている事がわからず首を傾げて訪ねた。少女は俺にニコッと微笑み話しを続けた。

「“夢特性”って知ってる?」
「なんだそれは?」
「あはは、知らないんだ〜♪」
「特性は“1つ”しかないんじゃないのか?」
「ううん。それがね、私には特性と夢特性っていう“2つ”の特性があるの。」
「はぁ!?」

俺は少女の言っている事が理解出来ずに思わず驚いて目を丸くした。彼女はその様子を見てくすくすと笑っているが、特に悪いはなく純粋に楽しんでいるという感じだった。

「君の特性は?」
「“充電”だ。同じタイプの技を受けたらある程度スタミナを回復出来る。」
「私は、“リーフガード”と“葉緑素”って“2つ”の特性があるの〜。いいでしょ〜?」
「それは羨ましいな。」
「でしょでしょ〜?」

俺が素直な感想を述べると少女は自慢気に自分の二つの特性について語り出した。俺はじっとその場を動かずに、ただ耳を傾けていた。


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