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【妄想爆発】チラシの裏【大上等】

184適当:2012/11/23(金) 11:17:36 ID:z4YPwsi.
「毒ではないよな…?」

そう呟き白い液体の入ったグラスを鼻に近づけても何の臭いも感じ取れない。目を閉じ神経を集中させて嗅ぐが、やはり何の臭いもない。俺は“情報”が全く得られない事に不審感を抱き、しだいに脳内が恐怖に支配されていった。

「くっ…ギャンブルか。くそっ…。」

俺は深呼吸をして、今度は液体の粘度と浮遊物がなんであるかを調べる為、にグラスを覗き込み、グラスを傾けた。が、そこからも何も“情報”は得られない。俺は死の縁のギャンブルをやらされるハメとなってしまった。

「殺されるとすれば、俺がこの施設を知りすぎた時だ。落ち着け…。」

俺はトレーにグラスを置き1日前からの記憶を辿っていた。青色の軍服を着たシャワーズとの戦闘、紫色の軍服を着たエーフィとの戦闘。入手したアイテム、入手した軍の情報、使われた技、勝因など全てを思い出した。すると、卑猥な事で次第に恐怖にかられた。俺は二匹とも性交(俺が望んだわけではないが)をし二匹とも膣(ナカ)に俺の子種を植え付けている。もしも、この2匹が自らの性欲を満たすというのは全くのデタラメで、俺の遺伝子だけを取ってこいと命じられているだけだとすればどうであろうか。さらに、俺を見ると他の雌達も性交を求める可能性があり、雌達をこれ以上はらませない為に俺を始末し、遺伝子採取を終わらせるという事もあり得る。だが、これはあくまで俺の行き過ぎた妄想であり事実ではないかもしれない。故に、そう言える根拠が見付からない。もう俺の頭に残っている“情報”を絞り尽くしたので考えることを止め、ついに俺はグラスに手をかけた。

「飲まないという選択肢もあるが、ここ以外では水分を摂取する方法はない。」

俺は意を決して震える手で口に一口液体を含んだ。味は、牛乳の味は全くせず金属と酸味のある味がした。“しまった…毒だったかもしれない…。”後悔してももう遅い。俺の脳内は絶望、死という二つの言葉に支配されその他には何も考えられなかった。


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