【スカベ二次？】ひっくり返したオモチャ箱【Ｒ-元服？】 - 1428249203

1381： ◆ToVRCqC0oc：2015/07/26(日) 22:55:26 ID:TVfcMtZ60: 　　　　　　　　 ,.ィ'":::::::::::::::::::`丶、
　　　　　　　　 .／::／::::／::::::::::::ﾄ:::::::＼　　　　　　　　　　　尼公に送られたとなれば集落の皆も、幾許かの
　　　　　　　　 ./:../:..:..〃:/:..:.ｿ:..:.}..:..:..ヾ:ヽ　　　　　　　　　　　　　安堵が得られましょう ―― お願いできますか？
　　　　　　　 .j!:./:..i!:./.:./.:／:../ﾉ..:.jlﾊ:..:..:.ﾊ
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　　お任せください、卿。この惨事の後に我が身が　　　　　　　 ._　-=　　　 //|　　　　　　　　　　　　 /
　　此処にあるのも御仏の御導きでありましょう。　　　　　 ._ -=　　　　　　 ///|　　　　　　　　　　　 ,′
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　　我が身の務めとして、葬儀を執り行います。　　　　　 .{　　　　　　　/////|　　　　　　　／//∧　|　 {

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ＳＹＳＴＥＭ：. 　　荒野に獣　慟哭す　　　 ┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━

物資譲渡の再交渉を済ませた両代表が席を立った。ココが出立の準備を開始するよう部下達の指揮を取って退室し、
ジェレミアは集落からでた犠牲者たちを弔うための葬儀を白蓮に依願する。

皇国全体で宗教が廃れていようと、人心が気持ちの問題にもならないと擦れてしまおうと、末法の世で残される者達は
悼むという感情を失っていない。胸を刻む哀切が故人との別れを惜しむからこそ、生者の為に葬儀は必要なのだ。

自力で解決しえない困難を前にしたとき、神を否定した者達は祈るべき対象を持たないことに愕然とする。
助けを乞うて祈るだけのことが、縋れるものが無くてできない。……だからこそ代りを務める坊主が今も、存在する。

確かに宗教は廃れているだろう。だが滅びてはいない。 ―― 人が心の弱さを手放せない限り、滅びる事はない。