◆cMs5e3r5eY の投稿所　～地にして要を除き

768： ◆cMs5e3r5eY：2014/10/06(月) 22:10:24 ID:188x1XAQ0: 　　　　　　　　　　　',　　＼　　／　,.,-‐-,.,., ,　,.;:-‐-:;.,＿_　　"''‐-,.,., /　 ./!
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　ブロリー。王国ベジータの国王。彼の人生の前半は土地が痩せていて貧しい国を立て直そうと

　奮闘する力強い王であり、後半は外圧と内憂に翻弄され振り回される力なき王であった。

　急成長するマグノリアと婚姻同盟を結び、北の大国聖杯ネズミーラグナロク王国と共闘する

　体制を築き上げた手腕は本物だったが、即位した蒼星石の才気を見抜けず対応が

　後手に回ることとなってしまう。共通の敵だったネズミーがマグノリアに負けだした頃から

　ブロリーは危機感を覚え始め、宰相である神埼蘭子を使い、なんとかしてマグノリアの影響力を

　削ごうと試みるが外務大臣である豪鬼の妨害に受け実権を奪われてしまう。

　再起の手段として倶利伽羅竜北部の賊が持っていた新兵器の開発研究に賭けた。これはブロリーの

　目論見どおりマグノリアとの開発競争に勝利するも、その兵器を運用できるだけの国をブロリーは

　作り出すことが出来ていなかった。国力の差に改めて絶望するも、兵器の調達だけは細々と

　続けるしかなかった。そしてその兵器の力を知っているからこそ現状を打破しようという気力は

　折れ、ついぞ彼は実権を豪鬼から奪い取るために立ち上がることは出来なかった。

　更に不運なことに彼には子が生まれなかった。（これはブロリーに種がなかったのか、それとも

　誰かしらの妨害を受けて王子となるまで子を育てられなかったのかは現在でも意見の分かれる

　ところである）。そのため、王家の血を引くベジータ貴族と蒼星石の間に生まれた子を養子として

　受け入れ、養子に王座を譲ることとなる。王位を譲った後はベジータ国内に留まらず、マグノリア

　で余生を過ごした。このためベジータ国内の反マグノリア勢力は担ぐべき神輿を失い、勢力と

　しての纏まりを欠くこととなってしまった。

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