レス数が1スレッドの最大レス数(1000件)を超えています。残念ながら投稿することができません。
迷宮と女冒険者 (避難所) X
-
>>51
2階に姿を消した子供を私は追いかける。
子供の足とはいえ、この広い屋敷だ。一度見失うと、発見するのが困難になってしまう。
中央の階段を登り、私はホールの二階を目指す。
おそらくは子供も同じ道順で二階南東へと進んだのだろう。
駆け足で階段を登りホールの二階へ、すぐに東通路を移動し、南へと向かう。
(なんの抵抗もない……まるで、屋敷の中に誘われているように)
立派な屋敷なのに、あまりにもすんなりと入館できたことに違和感を感じる。
館の中で妖しげな事が行われていれば、侵入を拒まれそうなものだが。
ともかく二階南東の扉の目の前についたので、開いて先に進む。
(子供の姿は……無いか)
扉の向こうは廊下になっていて、前方で北に曲がっている。
すぐ左手には木製の扉……子供の姿はない。
廊下に気配は感じられない……が、妙な感覚が身体に纏わり付いていた。
視線のような気配……舐め回すような視線。
(まさか、私が監視される側になるとは……)
自分の感覚を信頼している――だからこれは気のせいなのではない。
魔術か、何らかのトリックかはわからないが、私は監視されている。間違いない。
「これはいよいよ……急がないとな」
それにしても子供はどこに消えたのか……まだ、それほど遠くには行っていないはずだが。
行動:すぐ左手側の扉を開き、部屋の中に子供く確認する。
同時に声を出して子供に呼びかけてみる。
乱数:6
肉体:
・さらに汗の量が増え、黒いワンピースに滲む汗が増えていく。
精神:
・さっさと子供を捕まえて、帰らないと。
・監視されているなら遠慮はいらない。声を上げて、こちらの存在を子供に知らせるべきだ。
【視線、おそらくは監視魔術か……まだ断定はできないが】
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板