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大腹助産院〜あふれ出る命たち〜

16名無しさん:2020/10/06(火) 01:51:26
海子はピチピチの服を胸までたくし上げ
丸々と膨れ上がったお腹が丸出しの状態で
分娩台の上で大きい尻を突き上げ四つん這いになっていた。

「はあ…はあ…はああ!!!!はあああ!!!!!はあああああ!!!!!」
「海子ーまだ息んじゃ駄目よーゆっくりゆっくり呼吸を整えてー」

海子の突き上げたお尻の向かいにいる華子さんは
ゴム手袋をつけながらいつ産まれてきてもいいようにスタンバイしていた。
自身の大きなお腹を摩りながら冷静に対処する華子さんの姿はとても頼もしかった。
しかしよく考えると自分の孫を妊娠中の華子さんが取り上げるというのも
なんだか不思議な光景だ。

「海子ーあなた分娩台に上がったんだから
 仰向けになって足を開くもんじゃないのー」
海子の苦しそうな姿を見てニヤニヤ笑う月子さん。
「そ!!!そんな余裕ないっての!!!!
 あ!!!いたああああああああああああああああい!!!!!!!!」
「月子ー別にいいじゃない。出産っていうのは本能で産むものよー。
 自分が一番産みやすい姿勢がその人にとっての産み方なんだから
 決まった産み方なんてないのよ。」
「あああああああああああ!!!いたあああああああああああいー!!!!
 生子!!!!生子!!!!近くに来て!!!!!」

苦しそうな海子の近くに寄り添い、手を取った。
そういえば海子の旦那さんは出張中ですぐには戻ってこれないと言っていた。
きっとすごい不安だろう…今は私が傍にいてあげないと…

「海子ー赤ちゃんの頭が見え始めて来たわよー
 もうちょっと…もうちょっとの辛抱よー」
華子さんが言う。


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