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修正用スレ

63本スレ>>81の修正    ◆c.g94qO9.A:2013/10/14(月) 10:18:20 ID:/tFilOL6
DIO。本名はディオ・ブランドー。
ジョナサン・ジョースター、空条承太郎を尾行させていてた時に仕入れた情報を思い出す。
相手に悟られない程度に舌打ちをした。考えうる中で最悪最強のやつと、よりにもよってこのタイミングで会ってしまうとは……。


無論ムーロロがわざわざ地下に入ったのはこのDIOに会うためだった。
このゲーム開始から考えていたことだった。最終的に生き残るために必要となるのは力だ、と。
『オール・アロング・ウォッチタワー』は強いスタンドだ。だが最強ではない。150人もの頂点にたつスタンドでは決してない。
なにより150人もの参加者と全員戦う必要はない。
ムーロロの考えは漁夫の利だった。誰かに取り入り、利用して、最後に寝首をかく。
そしてそのターゲッこそがDIOだったのだ。

柱の男たちは人間を利用しようという気はない。
最強のスタンド使い空条承太郎は娘の死を前に情緒不安定だ。
ジョルノ・ジョバァーナは連戦を重ね、精神身体ともにダメージをくらっている。

その点、DIOは申し分のない相手に思えた。
いくつもの部下を従えるカリスマ性も素晴らしい。治癒能力、吸血鬼としてのパワー、最強のスタンド。
面白いと思った相手を泳がす癖もある。付け入る隙ならばいくらでも、ある。

だからこそ万全の準備をし、あらゆる情報を手土産に乗り込もうとしていたのだが……不用意に近づきすぎたようだった。
ムーロロは後ずさりたくなる衝動をこらえて目の前の敵をじっくりと眺める。
王者の風格、強者としての自信……なるほど、凄まじいわけだ。先の激戦を思わせるものは何もない。
疲弊をものともせず、堂々とした態度に気負いそうになる。だが、ムーロロは呼吸を繰り返すと冷静に頭を働かせ始めた。


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