[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
1-
101-
201-
この機能を使うにはJavaScriptを有効にしてください
|
仮投下スレ
1
:
◆OCD.CeuWFo
:2011/10/21(金) 00:00:06 ID:UbGMEgSk0
文字通り、SSの仮投下する場所です
ご利用は各々の判断に委ねます
249
:
双大将再会
◆gry038wOvE
:2014/03/31(月) 14:42:14 ID:Abv.3SKM0
やっぱりしたらば全体のNGワードなのか…。数行刻みで仮投下してちょっと該当部分を探る事にします。
250
:
双大将再会
◆gry038wOvE
:2014/03/31(月) 14:43:41 ID:Abv.3SKM0
『ドウコク殿、拙者はただ、この殺し合いの縛りを無くす事だけ教えに来た身でござる。ここでそれ以外の事を口にする義理はござらんのだ。この嘆きの海もまた、別の者には説明する事はあっても、ドウコク殿に話す義理はない』
「何だと……?」
明確な叛逆だと受け取って良いのだろうか。──マンプクは何食わぬ顔で、説明を続けた。
『貴殿は、偶然この殺し合いに巻き込まれ、拙者は、偶然こちら側になれた。……それだけの事。残念な話だが、次に会って話す事があるとすれば、それは貴殿がこの殺し合いで二の目を使わずに勝ち残るができた時でござる。それまで、貴殿は命ではなく、駒。死んだシンケンジャーやはぐれ外道、アクマロ殿もまた同じ……壊れた駒でござる。何も知らぬまま、この殺し合いで好きに動けばいい……』
251
:
双大将再会
◆gry038wOvE
:2014/03/31(月) 14:45:16 ID:Abv.3SKM0
言葉の節々から、マンプクのかつてのような傲慢さが漂っていた。ドウコクにさえ、それは明確な反逆であると認識させた。
これは戯れではない。現に、ドウコクの身を危険に晒している。
252
:
双大将再会
◆gry038wOvE
:2014/03/31(月) 14:46:38 ID:Abv.3SKM0
マンプクは恩を仇で返そうとしているのである。
253
:
双大将再会
◆gry038wOvE
:2014/03/31(月) 14:47:23 ID:Abv.3SKM0
ドウコクに奉公すべきであるマンプクは、一かけらの情も──外道衆にとって、この言葉は変かもしれないが──見せる様子がなかった。
254
:
双大将再会
◆gry038wOvE
:2014/03/31(月) 14:48:13 ID:Abv.3SKM0
該当部分の表現を別の言い方に変えたら書き込めたので大丈夫だと思います。
ちょっと、実験みたいな感じで使ってすみません。何がNGだったのかはわからないまま…。
255
:
◆gry038wOvE
:2014/04/13(日) 16:32:27 ID:Abv.3SKM0
またまたNGワードです。
256
:
名も無き変身者
:2014/04/13(日) 16:33:43 ID:Abv.3SKM0
あるいは、この状況下で平然と喜怒哀楽を顔に出せるのも、彼女の感情がNEVERの支配によって壊れかけている証であるともいえるだろう。大道克己、泉京水、堂本剛三、加頭順、そしてアリシア・テスタロッサ──ここまで五人のNEVERの姿を見ているが、確実に共通しているのは、「生命」という観念の有無だ。
少なくとも、身内の死に一憂する事はあるだろうが、通りすがりの誰かが死んでも不快感さえ表さない。常人ならば、人の死に対して何かしらの不快感を得るはずだが、彼らはそれが無いのだ。そして、おそらく自身の死さえも、何とも思わないのだろう。
アリシアもまた、本来なら誰かの死に対して感じるはずの「不快感」もなく、死に対して妙に達観し、諦観したような少女となっていた。
「眠れと言われても、最低九時半までは無理なんだ……」
アリシアの徹頭徹尾、冷えた口調。──吉良沢も、こうしてアリシアと対面して話すのは殆ど初めての話だが、天使のような外見とのギャップは凄まじい。まだ呂律が回らないような年頃ながら、その言葉遣いも妙に鋭い。
幸いなのは、敬語を使わない事だろうか。敬語を使い始めると、それこそかえって落ち着きすぎて恐ろしいほどである。プレシア・テスタロッサが忌み嫌ったフェイトの面影はどこにもない。彼女の生真面目さよりかは、アリシアの無邪気さそのままに、性格に支障をきたし始めているのがわかっていた。だからこそ、プレシアはこんな風に狂いを見せているアリシアを突き放す事もしない。母に対してはまだ少なからず甘えているようで、そこは大道克己に似通っているような気がした。
吉良沢は、気にしない風に口を開いた。
「そうか……。それで、何の用?」
「……別に、何でもない。ただの暇つぶし」
用がない……。それで吉良沢のところに来る理由もまた、何となくわかった。
吉良沢にしろ、アリシアにしろ、異界の道具を使わなければ「変身」ができない同士、孤独なのだ。ダークザイドにも、外道衆にも、砂漠の使徒にも、グロンギ族にも、魔法少女にも、BADANにも、財団Xにも属さず、まあ言ってみれば完全な普通の人間。既に亡くなった八宝斎もそうだが、「ガイアメモリ」を支給されなければ変身もできない。
魔法の素養があり、死者にまでなったアリシア。
来訪者の声を聞いて、未来を予知する事も可能だったプロメテの子・吉良沢。
常人に比べれば勿論、特殊な出生ではあるが、その中にもまだ変身能力は絡んでいない。充分まっさらな人間である二人だ。なんとも、自分が場違いな感じがしてならない。
257
:
「Wish」
◆gry038wOvE
:2014/04/13(日) 16:34:45 ID:Abv.3SKM0
尤も、変身などしたくもないだろうが……。
いくら吉良沢でも、ガイアメモリという未知の道具の利用など、恐ろしくて仕方がない。これまでも散々その危険性を目の当たりにしてきた。ガイアメモリの危険性を知ったうえで、護身用とはいえ渡されたメモリを使用するのには躊躇がいるというものである。一応、安全利用するためのガイアドライバーは受け取っているが、それがあるからといって安心もできない。
ともかく、吉良沢は顔色を変えずにアリシアに訊いた。
258
:
「Wish」
◆gry038wOvE
:2014/04/13(日) 16:35:16 ID:Abv.3SKM0
「……丁度僕も退屈なんだ。気の合いそうな人はここには全くいない」
「そう」
「……君は、フェイト・テスタロッサと同じ世界の人間だね。言ってみれば彼女のオリジナルだ」
複製に対する複製元──月影ゆりとダークプリキュアの奇妙な顛末を見ても、それを姉妹と呼ぶのに、吉良沢だけは、抵抗を持っていた。来訪者の伝えによってダークザギの出生を知っている彼は、ダークザギをウルトラマンノアの弟とは思わない。
彼らはお互いの宿命上、殺し合わなければならない光と影である。
まあ、フェイトやダークプリキュアの場合は、プレシアやサバーク博士のような、オリジナルと共通の親を持っているがゆえに、もう少しわかりやすい関係だが。
259
:
「Wish」
◆gry038wOvE
:2014/04/13(日) 16:36:06 ID:Abv.3SKM0
「……お姉ちゃん、とも呼ぶかもしれない。そう、お姉ちゃんなんだよね、わたし」
260
:
「Wish」
◆gry038wOvE
:2014/04/13(日) 16:37:19 ID:Abv.3SKM0
アリシアは、そう言った。彼女は少なからずそう想っているのだろうかと吉良沢は思った。しかし、言葉のわりに他人行儀で、殆ど悲しみ、苦しみの感じられない声だった。フェイトに対して、「姉」として接する機会を一秒も持たなかったとはいえ、その死に対して一切の感情を見せる様子もない。
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板