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【エロ企画】 梓「えっちなのはいけないと思います!」
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律「さて、夜も更けてきました!」
唯「きました!」
紬「きましたー!」
律「お酒の準備は?」
唯「いっぱーい!」
律「お菓子の準備は?」
紬「はい!もしこの部屋から出られなくても、10日は暮らしていけまっす!」ふんす!
律「ようし、よくやったムギ隊員!」
紬「お誉めにあずかり、光栄であります!」
澪「いや、なにやってるんだよ……」
律「んんん? ノリの悪いやつがいるな。
おい唯、我々の作戦目的を言ってみろ!」
唯「はい! 深夜のお楽しみ、ワイ談です!」
律「ストレートすぎる!
そこはガールズトークくらいにしておくんだ!」
唯「了解であります! りっちゃん隊員!」
"
"
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梓「えっ?! 今日の集まりって、バンドの方向性を決めるミーティングじゃなかったんですか?!」
律「あ、それウソだから。
あと、菖や晶たちにも声かけておいたから、おっつけ参加してくるかもしれないぞ」
紬「私も、菫にわかばガールズの子たちを誘うように言っておいたわ!」
梓「帰ります」
澪「私も帰るから」
律「おおっと! 唯、ムギ!」
唯「ええー、あずにゃんもワイ談しようよー」
梓「ちょ、ちょっと、くっつかないでくださいよ!」
紬「私、一度でいいから、みんなとガールズトークしてみたかったの!」
澪「ム、ムギ、あたってる、あたってるから!」
紬「あててるのよー」
律「さあさあ、お酒をおつくりあそばさーせ!」
唯・紬「いえす!まむ!」
紬「チョコレートリキュールとカル―アとミルクをビルドスタイルで……
カフェ・ショコラ・ミルクでーす」
唯「甘めにつくったから、あずにゃんでものみやすいよー」
澪「(あ、おいしそう)……こ、これ一杯飲んだら帰るからな」
唯「あずにゃんもほらほら」
梓「(……ごくり) い、一杯だけ、一杯だけですからね」
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(10分後)
律「よーし、みんな準備はOKだな!」
唯・紬「おー!!」
澪「おー!!
りつー、はやくしろー」ヒック
律「はいはい、みおしゃん、もうちょっとまっててねー」
梓「……はっ、気づいたら澪先輩が墜ちてる?!」
唯「おうじょうぎわがわるいよ、あずにゃん」
紬「さあ、めくるめくるガールズの世界にいきましょう?ね?」
梓「ふ、ふたりがかりなんてずるいです!」
律「(あーこりゃもう一押しだな)
うっし、んじゃ始めるか!」
唯「ちょっと待って、りっちゃんだめだよ。
始める前にはアレを言っておかないと」
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律「おっと、忘れるところだった。
えーっと、こほん!
本企画には暴力的なシーンや流血、グロテスクな表現が含まれているかもしれません」
澪「未成年の飲酒、喫煙又、暴力行為等は犯罪です。本企画は、それらの行為を助長するものではありません」
紬「この作品はフィクションであり、実在の人物 及び団体・実際にあった事件とは一切関係ありません」
唯「ほんきかくのとうじょうじんぶつは、すべて20さいいじょうです」
梓「えっちなのは、いけないとおもいます!!」
律「では、お約束も終えたところで、はじまりはじまり!」
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レギュレーションまとめ
1 投下期間:
6月6日(金)〜6月16日(月)23:59
2 感想期間
企画開始〜企画終了(スレ落ち)まで随時。
なお、あとがたりなど、作者が作品について語りたい場合は投下期間終了後にどうぞ。
3 順位付け
なし
4 ルール
(1)レーティング
投稿者は、最初と最後に以下のレーティングを明記し、その各範囲に一般的に含まれるであろう内容を投下してください。
読み手は、それを見て読むか読まないか(自分に向いているか否か)を判断してください。
ア 同人誌レベル
内容:エロければなんでも良し!一般流通不可
描写:なんでもアリ
イ 成年誌レベル
内容:「成年コミック」等のゾーニングマーク付で一般流通可
描写:直接的な部位名称や行為等の描写有
ウ 青年誌レベル
内容:ゾーニングマークなしで一般図書として流通
描写:上記イに含まれない程度の内容。
"
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(2)グロ・リョナ・レイプの取り扱い
作品内にそれらを直接的に(詳細に)描写する内容が含まれている場合、上記(1)アの「同人誌レベル」を明記した場合のみ投下可能です。
(グロ・リョナなどの定義は、http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/14921/1397987470/208 をご確認ください)
(3)自己責任
ア 書き手
・最初(投下1レス目)のレーティングの記載は厳守してください。
・特に、グロ・リョナ・レイプを作品内で扱う場合、レーティングに迷うなら『同人誌レベル(仮)』としてください。
・以上が守れない場合、原則的には管理人に当該作品(レス)の削除依頼を行います。(依頼は企画者が行います)
イ 書き手以外の参加者
・最初(投下1レス目)のレーティングはしっかりご確認ください。
(4)sage推奨
原則sage進行。
(5)その他
・おそらく企画的に投下がかちあうことはないでしょうが、もし盛況となり投下が被りそうだった場合、書き手スレに投下の開始、終了宣言をお願いします。
・即興が途中で長時間途絶えている場合、書き手スレで継続等の確認をとってから、投下宣言を行って投下をお願いします。
・出来るだけ一番最初のレーティングが目に入るように、企画者が出来るだけ1日に1回は、それまでの投下作品のレス番号とレーティングの一覧をまとめて投下します。
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レーティング分類例
タイトル:梓「トンちゃん」(原題「コロちゃん」)
内容:部員が増えるよ!やったねあずにゃん!
レーティング:同人誌レベル(レイプ表現があるため)
タイトル:澪「ふたりエッチ」(原題「ふたりエッチ」)
内容:原作的な感じ
レーティング:原作レベル(描写は胸部、愛液程度。性器の直接的な描写なし)→青年誌レベル
原作よりエッチ(性器等の直接的な描写あり)→成年誌レベル
※ 迷った場合
グロ等かどうか判断つかない→同人誌レベル
成年誌か青年誌か判断つかない→成年誌レベル
投下時のレーティング表示例
投下開始時:〇「タイトル」(同人誌レベル)、又は演出等でタイトルを2レス目以降に入れたい場合は(同人誌レベル)と表示してください。
投下終了時:>>1->>5 (同人誌レベル)
※1例です。レーティングさえ分かれば(同人誌)といったように例にこだわる必要はありません
一日の終わりのまとめ例
1番手 唯「〇〇〇」 >>5-10 (成年誌レベル)
2番手 紬「△△△」 >>8-20(同人誌レベル)
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それでは、10日間sage進行でよろしくおねがいします。
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唯「エロ部ってところに入部してみましたっ!」※ネタバレ:結局入らない話 : (青年誌レベル)
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和「え、もう入部届出したの?」
唯「ううん、今から持ってくところ」
和「それは入部したとは言わないわ」
唯「でも入部したようなものだよ。一度きりの人生、おおらかに生きようよ。こまけぇことはいいんだよ!」
和「こんな子掴まされて大丈夫かしら、エロ部とやらは。っていうかそんな部活あったのね」
唯「美少女だらけのこの学校でエロ部ってそりゃもう私が入部するしかないでしょ! 私はガラスの十代を美少女に囲まれて過ごしたいんだ!」ゲヘヘ
和「オッサンくさいわよ」
唯「というわけで入部届を出すついでに美少女部員達の顔を拝んできます!」ダッ
和「勝手にしなさいクソレズ」
-
〜〜〜
唯「すいません!入部希望なんですけど!」バァァーン
「「「えっ、入部希望!? ようこそ!」」」
唯(そう言って私を出迎えてくれた美少女は3人いた。巨乳と巨乳と虚乳だった)
律「私は部長の律だ!」
澪「まだ部ですらないだろ。私は澪、よろしく」
紬「私は紬です。歓迎いたしますわ」
唯(おっぱいが小さい子がいたのは残念だけど女の子の魅力はおっぱいだけで決まるとは思ってない私は元気よく自己紹介をしたよ!)
唯「はじめまして!平沢唯です!入部希望です!」
唯(だけどその瞬間、文句なしの美少女達の顔が何故か曇ったんだ)
律「えっ、平沢・・・さん?」
澪「平沢って、あの平沢・・・?」
唯「えっ?ど、どうかした?」
紬「ちょっとその手に持ってる入部届、見せてもらってもいいですか?」
唯「あ、はい・・・」
唯(私の入部届を見ながら3人でヒソヒソ話が続くこと1分くらい)
律「すまない・・・平沢さん。君の入部を認めることはできない」
唯「ええっ!? な、なんでですか!?」
-
澪「ちゃんと書かなかった私達が悪いんだけど、君はたぶんこの部を誤解してる」
唯「この部?エロ部じゃないんですか? 美少女が集まってイチャイチャヌチャヌチャヌッポヌッポプシャアアアってくんずほぐれつする部じゃないんですか?」
唯(その時の私は、揉み心地の良さそうなおっぱいと抱き心地の良さそうな肢体と感度の良さそうな肉体が揃ってるんだ、誤解なわけないよ!って思ってたんだけど)
紬「書くとそうなりますけど、そう読むとは限らないんです。その悩みと苦しみがわかる人を集める目的で作られた部活なんです」
唯「読む? 悩みと苦しみ? ・・・はっ!?も、もしかして・・・!?」
律「・・・そう、お察しの通り。私のフルネームは、工口(こうぐち)律だ」
唯(黒髪ロング巨乳の人が言いました)
澪「・・・私は、ヱ口(えぐち)澪」
唯(ふわふわした金髪に近い色の髪の巨乳さんが言いました)
唯「ということは、茶髪でデコ出しで胸のない貴女は・・・!?」
紬「・・・私は、I□(アイマス)紬です」
唯「それは無理矢理すぎない!?」
紬「父がハマってて・・・ほら、俗に言うキラキラネームというやつですわ」
唯「それは下の名前でやるよね!? 苗字でやるなんて聞いたことないんだけど!」
律「紬の家はお金持ちだからな」
唯「それで済ませていいの!?」
澪「とりあえず、そういうわけだから平沢さんの入部は申し訳ないけど・・・」
唯「あ、うん、そういう理由なら仕方ないよ・・・」
唯(私には、こんな苗字を持って今まで生きてきた人達の悩みや苦しみ、悲しみはわからない。彼女達が想像を絶する暗黒時代を過ごしたであろうことしか・・・)
唯(だから、彼女達と同じステージに立つ資格は、私にはない)
唯(帰ろう。居るべき場所へ)クルッ
唯「・・・なんというか、軽く言っていいことなのかわからないけど・・・頑張ってね」
「「「うん・・・ありがとう」」」
-
〜〜〜
和「あら唯、どうだったの、エロ部は。ハーレムできそう?」
唯「・・・和ちゃん、気軽にエロとか口にしないほうがいいよ、人ってね、何に悩んでるかわからないものなんだから」
和「何があったのよ・・・あら、それ、入部届?」
唯「うん、軽音部に入ろうかなって。人が足りないみたいだから、こんな私で良ければ力になりたくて。この身で救えるものがあるなら、いくらでもこの身を捧げるよ、私は・・・」
和「本当に何があったのよあんた・・・」
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終わり。
>>9-13 (青年誌レベル)
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>>12
唯ちゃんの紹介としゃべってる人が違ってないですか?
-
違っているな
前半だけは面白かった
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さわ子「愛のカタチ」(成年誌レベル)
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「うー……」
私の部屋のベッドに横たわったりっちゃんが、枕を抱えて唸り声を上げてる。
私のお気に入りの枕で顔を隠してるけど、枕の裏の顔が真っ赤なのは私にも分かる。
顔くらい見えなくたって分かるわ。
だってりっちゃんの全身、身体中が湯気を出しそうなくらい熱くなっちゃってるんだもの。
小さめの手のひらも、意外な撫で肩も、柔らかそうなお腹も、控え目なおっぱいも、湿り始めている女の子の部分も。
そう、今のりっちゃんは産まれたままの姿なのよね、トレードマークのカチューシャを着けてる以外は。
りっちゃんにそうさせたのは勿論私だったりするんだけど。
「は、早く始めてよ、さわちゃん……」
声を震えさせて、身体を震えさせて、りっちゃんが囁くみたいに続ける。
普段はあんなに気の強いりっちゃんの消え入りそうな声。
何だかとても背徳的な事をしちゃってる気分になってくる。
なんてもう十分背徳的よね、教え子の女の子を自室のベッドで丸裸にしちゃってるんだもの。
こんなの誰かに知られちゃったら懲戒免職よね、間違いなく。
この御時勢、この年齢で懲戒免職なんて洒落にならない。
だけど今更やめられないし、やめるつもりなんて全然無いわ。
だって今から始めるこれこそが、今の私の最優先事項なんだもの。
「ええ、始めるわよ、りっちゃん」
「う、うん……」
手を伸ばして、りっちゃんの二の腕に触る。
温かくて、滑らかで、柔らかくて、やっぱり小刻みに震えていた。
やっぱり緊張してるんでしょうね、りっちゃんでも。
仕方ないわ、私だって初めての日は緊張で泣き出しちゃいそうだったもの。
今度は私の方がちゃんとリードしてあげなくちゃ、年上の恋人として、ね。
小さく息を吸い込んで、私は出来る限りの優しい声を出した。
-
「ねえ、りっちゃん」
「な、何だよ、さわちゃん……」
「枕、どかしてくれる?」
「や、やだ……!」
「どうして?」
「だ、だって私、今絶対変な顔してるし……!
そんな変な顔、さわちゃんに見せちゃったら私……!」
「りっちゃんの変な顔なんて、私見慣れてるわよ?
軽音部でもよくやってるじゃない、変顔」
「それとこれとは話が違うんだってば……!」
りっちゃんが一層強く枕を自分の顔に押し付ける。
そんなに強く押し付けちゃ窒息しちゃうんじゃないのかしら……。
それくらい私の反応が怖いって事なんでしょうけど。
でもこれじゃ埒が明かないわね。
これからどうしたものかしら……?
……そうだわ。
私は不意に思い付いて、自分が身に纏っていたブラウスを脱ぎ始める。
りっちゃんに聞こえるように、わざと衣擦れの音を強く響かせて。
本当はりっちゃんに脱がせてほしかったんだけど、今日はしょうがないわよね。
積極的なりっちゃんを見せてもらうのは、また今度にしましょう。
「さ、さわちゃん……?」
りっちゃんの声と唾を飲む音が聞こえる。
衣擦れの音を大きく響かせたおかげで、私が服を脱いでいる事に気付いたみたいね。
それだけで私の目論見は成功した様なものだけど、念の為だし駄目押ししちゃおうかな。
「私だけ服を着てるのも失礼だものね。
愛しのりっちゃんに見てもらえないのは残念なんだけど、無理強いは出来ないわよね」
言いながらスカートを脱いで、ブラジャーを外して床に落とす。
それから勝負下着のセクシーなショーツに手を掛けたところで、私は自分の策略が成功した事に気付いた。
りっちゃんの方を見なくても分かるわ。
だって唾を飲む音が私に聞こえるくらい響いていたんだもの。
枕の隙間から私の方を見ているのよね、りっちゃん……。
そう思った時には私はりっちゃんに飛び掛かっていた。
「りっちゃん!」
「うわあっ!」
不意を衝かれたりっちゃんはすぐに反応出来なかった。
私が枕を取り上げると、隠されていたりっちゃんの顔をやっと見られた。
顔中真っ赤にして瞳を潤ませている、とても艶っぽいりっちゃんの表情。
その表情を見ただけで、私も全身が痺れるくらい熱い感情が奔るのを感じていた。
-
「可愛いわよ、りっちゃんの顔。
全然変なんかじゃない、すっごく可愛いわ、りっちゃん」
「か……、可愛くなんかないしっ!
私、絶対変な顔してるし、絶対絶対おかしーし……」
そんな事無い。
確かに普段のりっちゃんの表情とは全然違ってる。
気が強くて明るく元気な部長のりっちゃんとは全然違う。
頬を染めて、瞳を潤ませて、不安そうにしているりっちゃんの表情なんて、そう簡単に見られるものじゃない。
だけど同じりっちゃんだった。
私が大好きな、私の選んだりっちゃんの、もう一つの姿だった。
「おかしくなんかないわ、可愛いわよ、りっちゃん」
もう一度、重ねて伝える。
更に恥ずかしくなったのか、りっちゃんが私から一瞬視線を逸らそうとしたけど、その視線は逸れなかった。
逸らすより優先する事があったんでしょうね。
うん、分かってるわ、りっちゃん。
私の事を見てくれているのよね。
「うふふ、私の方こそどう?
色っぽいかしら?」
「そ……、そりゃさわちゃんは大人だし、おっぱいも私よりずっと大きいし……」
りっちゃんの視線を私の乳房に感じる。
うなじに乳首やお尻、まだ脱いでない勝負下着のショーツにも感じる。
私の女としての部分に注目してくれてる。
りっちゃんに飛び掛かりたくなる衝動をどうにか抑えて、りっちゃんに笑い掛ける。
駄目よ、さわ子。
今日は私とりっちゃんの大切な初めての日なんだもの。
今日だけは大人の女としてリードしてあげなくちゃ。
「ねえ、りっちゃん、一つ訊きたい事があるんだけど、いいかしら?」
「な、何だよ急に……、別にいいけど……」
「軽音部の合宿の時の事、憶えてる?」
「そりゃ憶えてるけど……」
「皆で一緒にお風呂に入ったわよね。
あの時、りっちゃん、誰よりも私の方を見てくれてたわよね?
私のおっぱいやお尻、アソコなんかもずっと見ててくれてたわよね?」
りっちゃんの顔が今まで以上に赤く染まる。
それだけで答えは決まった様なものだったけれど、私はりっちゃんの口から返答を聞きたかった。
「教えて、りっちゃん」
「ど……、どうでもいいじゃんか……」
視線を逸らそうとするりっちゃんの顔を両手で固定して、真正面から見つめ合う。
りっちゃんがまた唾を飲み込んだ音が聞こえた。
その喉が動いたのを見届けた瞬間、私はりっちゃんの唇に自分の唇を重ねた。
今まで十五回重ねてきた重ねるだけのキスじゃない。
これから始めるセックスの前戯の為の大人のキスで。
「んっ……」
「あっ……、んぁっ……、さわちゃ……」
驚いて震えているりっちゃんの口の中をこじ開けて舌を触れ合わせる。
舌の表、舌の付け根、頬の裏側、色んな場所を丹念に舐めては愛しさを伝えていく。
好きよ、りっちゃん。
可愛いわ、りっちゃん。
貴方の恋人になれて幸せよ、りっちゃん。
いくつもの想いを込める。
私の想いが少しでも伝わったのかしら?
りっちゃんはいつの間にか、遠慮がちだけど私と舌を絡めてくれるようになった。
二人で口の中と舌を愛撫していく。
五分くらい経って唾を交換して唇を離すと、りっちゃんは蕩けた視線を私に向けてくれた。
-
「ずるいよさわちゃん……。
こんなキスされちゃったら、素直になるしかないじゃんか……」
「いいじゃない、たまには素直なりっちゃんも」
「もう……、さわちゃんってば悪い先生だ……。
うん……、見てたよ、さわちゃん……。
さわちゃんとお風呂に入った時、気付かれないようにずっと見てた。
さわちゃんの裸を見て、すっごくドキドキしたよ。
ドキドキしてどうにかなりそうだった、お腹の奥がずっと熱かったんだ……」
「うふふ、その後でエッチな事してくれた?」
それは場を和ます冗談のつもりだった。
りっちゃんが動揺するのを見てから、大人の余裕を見せてあげるつもりだった。
けれどりっちゃんが言ったのは、私の予想とは全然違った言葉だった。
「うん、したよ、さわちゃん。
合宿の時はどうにか我慢したけどさ……、家に帰ってからすっごくオナニーしたんだ。
さわちゃんのおっぱいやアソコを思い出して、一晩中オナニーしてた。
ううん、合宿の時だけじゃないよ。
さわちゃんにプロレス技を掛けられたりした時、さわちゃんのおっぱいの感触を一生懸命憶えてた。
パンツがぐしょぐしょになってるのを必死に誤魔化して、家に帰ったらさわちゃんの事だけ考えてた。
さわちゃんとエッチな事したいって思ってたんだ……」
うっ、か、可愛い……。
初めてのディープキスがこんなにりっちゃんを素直にさせちゃうなんて……。
どうしよう、私の方こそ我慢出来なくなってきちゃったわ……。
「さわちゃん……は?」
「えっ?」
「さわちゃんは私の裸を見て何も思わなかった?
オナニーとか……しなかった?」
「えっ……と……」
まさかりっちやんの方からも訊かれるとは思ってなかった。
だけど私も素直に答えないといけないわよね。
りっちゃんが素直になってくれたんだもの。
私も素直な自分を見せなくちゃ、りっちゃんの恋人の資格が無いってものよね。
「そうね、オナニーはしなかったわ。
一緒にお風呂に入った時も、前髪を下ろした姿が新鮮だなってくらいにしか思わなかったもの。
あの時のりっちゃんは私にとって普通の教え子だったんだもの」
「そっか……、そうだよな……」
寂しそうにりっちゃんが呟く。
自分の魅力の無さに傷付いてるのかもしれない。
だから私はりっちやんの唇にもう一度軽くとだけ自分の唇を重ねた。
りっちゃんが傷付く必要は無いんだって伝えるために。
「あくまであの時の話よ、りっちゃん。
りっちゃんの事を意識し始めたのは、この前の学祭の後、りっちゃんが告白してくれてからなのよね。
間抜けな話よね、りっちゃんに告白されるまで、全然意識もしてなかったなんて。
こんなに可愛い子が傍に居たなんて気付いてなかったなんて……。
あの時は嬉しかったし、幸せだったわ。
まさかりっちゃんが私に『さわちゃんの事が好きだよ』って言ってくれるなんてね……」
「お、思い出させないでくれよ、さわちゃん……」
「ううん、思い出させて。
あんなに幸せになれた事なんて今まで無かったんだもの」
「それは……よかったけど……」
「まさかりっちゃんが泣き出しちゃうなんて思ってなかったしね」
「し、仕方ないじゃん……。
さわちゃんてばいつも元彼の話ばっかりしてたし、私に告白されても迷惑かもしれないって怖かったんだ……。
どうにか気持ちだけは伝えようと思ってたけど、これでさわちゃんとの関係が壊れたら嫌だって不安だったんだよ……」
「不思議な話だけどね、りっちゃんに告白されてやっと気付けたの。
確かに私は今まで男の人と付き合ってきたわ。
振られてばっかりだったけど、今だって男の人が嫌いになってるわけじゃないの。
でもね、今は男の人より女の子、ううん、他の誰よりりっちゃんの事が好きなの。
気付いたのよ、私はりっちゃんと一緒に居る時が一番笑えてるし、幸せなんだって。
ありがとう、りっちゃん、私、今本当に幸せなの。
りっちゃんとこうして笑ったりキスしたり抱きしめ合えたりする事が」
「私の方こそありがとう、さわちゃん……」
りっちゃんの目尻に涙が輝く。
改めて想いを通じ合わせられた幸せを感じる。
心の奥底から幸せを感じる。
だけど私って結構欲張りなタイプなのよね。
もっともっと全身で幸せを感じたいし、りっちゃんのさっきの質問にも答えなくちゃいけない。
-
「ねえ、りっちゃん、さっきの質問の答えだけど」
「えっと、何だったっけ?」
「何を忘れてるの、オナニーの話よ。
りっちゃんに告白されるまで、私、りっちゃんでオナニーはしなかったわ。
それまで意識してなかったんだもの、当たり前よね。
だけどりっちゃんに告白されてからは変わったのよ。
教え子なんだから我慢しなくちゃって思いながら、何度もりっちゃんでオナニーしちゃってたわ。
今からしようと思ってる事を想像して、自分で自分を慰めちゃってたの。
こんな風にアソコが濡れちゃってしょうがなかったわ」
りっちゃんの手を取って、私のショーツの中に誘導する。
りっちゃんは驚いた表情をしてたけど、すぐに幸せそうに微笑んでくれた。
「本当だ……、さわちゃんのアソコすっごく濡れてるよ……」
「んっ……、うふふ、そうでしょ……?
でもね、普段はこんなに濡れないの。
あっ……、りっちゃんに触られてると思うと、興奮が全然止まらないのよ……、あっん……!」
「私だって……、ほら……」
今度はりっちゃんが私の手のひらを自分のアソコに誘導してくれる。
桃色のアソコは可愛らしく濡れていて、私の指先を熱く湿らせた。
「りっちゃんもぐしょぐしょね、うふふ、嬉しいわ」
「さわちゃんだって……、あっ、さわちゃんの指……、さわちゃんの指が私のアソコを触って……!
ああっ、さわちゃん、さわちゃんっ……!」
「んっ……、気持ち良くしてあげるわね、りっちゃん……!」
「あっ、ああっ……!
嬉しいよっ、さわちゃんとこんな事出来るなんて嬉しいよっ、ひゃんっ!」
「こんな事……じゃないでしょ?
セックスよ、りっちゃん。
私達、セックスしてるのよ、りっちゃん……! あぁんっ!」
「セックス……!
セックスセックス……!
私、さわちゃんとセックスしてるっ!
さわちゃんとセックス出来て嬉しいよおおおおっ!
ああああんっ!」
激しくなる私とりっちゃんの指の動き。
余裕を持ってリードしてあげるつもりだったけど、私も想像以上に興奮しちゃってたみたい。
あっと言う間に昂ぶっちゃって、りっちゃんとセックス出来てる幸福にもう我慢出来なくなって……。
あぁん、融けちゃうぅ……。
「ああっ、もう駄目だよ、さわちゃあんっ!」
「私もイク……っ!
イッちゃうわ、りっちゃんっ!
一緒にイッちゃいましょうっ……!」
「うん……っ、うんっ、さわちゃんとイクうっ!」
「んあああっ!」
「ひゃあんっ!」
一際甲高い私とりっちゃんの嬌声。
二人して痙攣してベッドに横たわってしまう。
すっごく……、気持ち良かった……。
男の人としてた時より、オナニーで昂ぶってた時より、何倍も気持ち良かった……。
「はーっ……、はーっ……」
りっちゃんが肩で息をしている。
初めてのセックスだったんだもの、もうちょっと休ませてあげましょう。
なんて思ったのは数秒間だけだった。
私はすぐに衝動が我慢出来なくなってしまっていた。
その色っぽい吐息と連動するりっちゃんのアソコを目にしてしまったから。
可愛いりっちゃんの可愛いアソコは、私から理性を失わせるには十分過ぎた。
-
「りっちゃん……っ!」
恥も外聞も無かったし、年上の恋人としての矜持も無くなっていたわ。
ただ目の前の恋人を愛したくてしょうがない。
私はりっちゃんの股間に顔を埋めると唇をアソコに触れさせて舌を伸ばした。
「ちょっ……、さわちゃっ……?」
「ごめんなさい、りっちゃん……!
私、我慢出来ない……っ!
もっともっとりっちゃんとセックスしたい……っ!」
「んっ、はあっ、さわちゃんっ……、さわちゃん……っ!
嬉しいけど、嬉しいけど、んんっ、私、イッたばっかりだってば……、あああんっ!」
「りっちゃんりっちゃん……!」
「ちょっと待っ……」
「美味しい、美味しいわ、りっちゃんのアソコ……!」
「ちょっと待ってって!」
りっちゃんの叫び。
それでようやく私は正気に戻る事が出来た。
何をしてしまっていたのかしら、私……。
何が年上の恋人よ、初めてのりっちゃん相手にこんなに興奮しちゃって……。
ああ、何をやっているの、情けないわよ、さわ子……。
「ご、ごめんなさい、りっちゃん……。
私ったらりっちやんの気持ちも聞かずに暴走しちゃって……」
泣き出したくなってくる。
りっちゃんが居なければ大声で泣き出しちゃってたかもしれない。
思い出してみれば私はいつだってそうだ。
いつだって私はやり過ぎちゃう。
初恋の時だって、やり過ぎちゃってあの人に振られてしまった。
このままじゃりっちゃんにも……?
嫌よ……、やっと本気で好きになれる相手を見つけられたのに……!
私の考えていた事が分かったのだろうか。
りっちゃんは何を言うより先に私を正面から抱きしめてくれた。
胸と胸が重なって、りっちゃんの温かさと鼓動を感じる。
気が付くと、いつの間にか私はりっちゃんの胸の中に抱き止められていた。
「りっちゃん……?」
「私の事を好きになってくれるのは嬉しいんだけどさ、さわちゃん」
「うん……」
「私にもさせてくれると嬉しいな」
「えっ……?」
「さわちゃんが暴走しがちなのは分かってるよ。
それで色々困らされた事もあったしさ。
でもさ、さわちゃん、私はそんなさわちゃんも好きなんだ。
だって暴走するのは私の事が大好きだからだろ?
私達の事に一生懸命になっちゃうからだろ?
それが分かってるから、私はさわちゃんの事が好きになったんだと思うんだ」
どうしよう……。
本当に泣きたくなってきたわ、今度は嬉しさの涙で。
年上の恋人だなんて、気取る必要なんて無かった……。
そうよね、りっちゃんは私の単なる年下の恋人じゃないわ。
皆や私を優しく見ててくれてる子なのよね。
初めてのセックスで緊張しながらも、私の事を見守れってくれるくらい気配りも出来る子なのよね。
だから私もりっちゃんとなら幸せになれると思えたのよね……。
「りっちゃん……!」
想いが溢れ出しそうになってりっちゃんにキスをする。
でも今度は暴走しての行為じゃない。
りっちゃんと一緒に居られて幸せだって事を伝えるためのキスだった。
それを分かってくれていたのか、りっちゃんも私の長い髪を掻き抱きながら長く舌を絡めてくれた。
ありがとう、りっちゃん。
私、年上の恋人じゃなくて、りっちゃんと対等な恋人になりたい。
もっとりっちゃんを幸せにしてあげたい。
二人でもっともっと幸せになりたい。
唇が離れて唾の橋が二人に架かった時、私はもう涙を止めなかった。
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「一緒に……よね、りっちゃん」
「うん、一緒に幸せに……、一緒に気持ち良くなろうよ、さわちゃん。
私は初めてだから全然駄目かもしれないけど、それでもさわちゃんと最高の初体験にしたいよ。
これからさわちゃんと何百回だってするセックスの最初の一回目にしたい」
「うん……っ、うんっ……!
りっちゃん……! りっちゃん……!」
もう言葉は要らなかった。
女同士のセックスなんて私も初めてなのに、気付けばショーツを脱いでりっちゃんとアソコとアソコを重ねてしまっていた。
お互いのクリトリスの位置も目で確認しなくても分かった。
気持ちと気持ち、想いと想い、愛と愛でお互いを高める方法が分かった。
私は、そう、りっちゃんとこうなるために生きてたみたいに。
濡れてるアソコを更に濡れさせて下半身を動かし始める。
繋がる、全身で、快感と幸福を感じる。
「りっちゃん……、気持ち良いっ?
クリトリス、大丈夫?
ああんっ、気持ち良いっ?」
「うん……っ、ああんっ、気持ち良いよ、さわちゃんっ!
擦れるっ、さわちゃんのクリと私のクリが擦れて、すっごく気持ち良いっ!
ああんっ! さわちゃんはっ? さわちゃんは気持ち良いっ?
幸せで居てくれてるっ?」
「当たり前よ!
りっちゃんとこんなに気持ち良いセックス出来るなんて、幸せじゃないわけないじゃないっ!
んああああああっ!
りっちゃん、りっちゃんっ、ありがとう、大好きっ!
愛してるわ、りっちゃあああんっ!」
「私も……、私もだよ、さわちゃん!
私も幸せっ、さわちゃんとセックス出来てすっごく幸せだよっ!
これからもずっと幸せで、ずっとずっとセックスしてよっ?
あああんっ!」
「うん、うん、りっちゃんのアソコが渇く暇も無いくらい愛しちゃうっ!
ずっとずっと一緒にイッちゃうわっ!」
「嬉しいよ、さわちゃん!
大好きっ! 大好きだよ、さわちゃん! ああんっ!
イクっ! さわちゃんとイッちゃうううう!」
「私もりっちゃんとイクぅぅぅぅぅっ!」
「さわちゃああああんっ!」
「りっちゃああああんっ!」
絶叫。
意識が遠くなる。
だけど気持ち良くて、幸せで、りっちゃんの感触に溺れてて……。
アソコとアソコが激しく動いていて、その状態のままでもう一度キスをして舌を絡めて……。
それから私と、多分りっちゃんも初めて潮を吹いて、痙攣してしまった。
最高に気持ち良くなってしまっていた。
初めてなのに最高のセックスだった。
これから始まる二人の本当の恋人関係を暗示してるみたいで嬉しい。
だけど全然足りない。
この後も私達は何度でも肌を重ねる。
キスを交わして、唇を重ねて、舌を絡めて、アソコを舐め合って、おっぱいを舐め合って、アソコを擦り合わせる。
何度も昂ぶって、何十回だってイッて、その何百倍も想いを伝え合う。
大好き、愛してるよ、って。
そうして二人で想いを成長させていくの。
暴走しながら、りっちゃんに咎められながらも、笑顔で。
それが私達の進みたい未来。
それがきっと私達の愛の形。
こんな私を好きだと言ってくれてありがとう、りっちゃん。
愛してるわ。
これからもずっと――、よろしくね。
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o(^・x・^)o オシマイ
すみません、sage進行間違ってしまいました。
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>>17-25(成年誌レベル)
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さわ律とは珍しいですね。
2人が恋人同士になるまでの経緯やエロさも素晴らしく描かれていてとても良かったです。
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>>27を書いた者ですが
× 素晴らしく描かれていてとても良かったです。
○ 素晴らしくとても良かったです。
でお願いします、間違えて投下してしまい申し訳ありませんでした。
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第1夜〜第2夜まとめ
1番手 ◆MiRJ8BWpDUさん 唯「エロ部ってところに入部してみましたっ!」 >>9-13 (青年誌レベル)
2番手 ◆AjtsmiIsJkさん さわ子「愛のカタチ」 >>17-25 (成年誌レベル)
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憂「ミトコンドリア?」
(青年誌レベル)
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最近、お姉ちゃんのお肌がみずみずしくなった。
ううん、前からお肌ぴちぴちだったけれど。でも最近、特に。
「そうなんだよ〜、なんか最近調子良くて〜。すごく元気だし」
お姉ちゃん、確かに最近朝も起きられるようになったね。
なんだか食欲もすごくて、料理のしがいがあるよ。
「うん! なんかね〜、憂の料理はいつもおいしいけど、最近もっともっとおいしくて……もしかして隠し味?」
ううん、いつも通りだよ、お姉ちゃん。そう言ってくれるのは嬉しいけど。
「あれ、そうなんだ……でもいつもありがとう憂」
お姉ちゃんに抱き締められる。
なんだかいいにおい……
ちょっと、色っぽくなった?
お姉ちゃん、大人の階段をのぼっているのかなぁ。
もう、高校3年生だしね。
私もお姉ちゃんみたいになれるかなぁ。
-
………
それから、数週間ぐらい経ったかな。
最初は「お姉ちゃんが色っぽくなった」ぐらいにしか考えてなかったけど、
なんだかちょっと、おかしいことも増えてきた。
「憂〜、ごちそうさま! 今日もおいしかったよ〜」
おそまつさまでした。アイスは?
「ううん、いいや……なんか眠くて。お風呂入って寝るね」
いいの……? はーい。
お風呂、沸いてるからね。
「うん……ふわぁ」
このごろ、お姉ちゃんの睡眠時間も増えてきた。
朝は早いんだけど、昼間はすごい勢いで活動して、たくさん食べて、たくさん寝る。
まるで、小学生のころに戻ったみたい。
すごく生き生きしてて、勉強も部活もはかどってるみたいだし、とてもいいことなんだけど。
先生方や、部活のみなさんは、「まるで別人だ」だとか、「ついにやる気を出したか」だとか言っているみたいだけど。
私には、なんだか心配。
……食器を洗い終えたころに、もうお姉ちゃんがお風呂からあがってきた。
速い。いつもはお風呂でのんびりしてるのに。
「お風呂あがったよ〜、憂」
パジャマ姿で、首にタオルをかけて、
……濡れた髪で、
火照った顔、つやつやさが増したお肌で、
潤んだ瞳で、こっちを……
「憂?」
あっ……ううん、何でもないよ、お姉ちゃん。もう寝る?
「うん。ごめんね、お先に寝ちゃうね。おやすみ〜!」
おやすみ。
……どきっとしてしまった。
お姉ちゃん、どんどん色っぽくなってる気がする……
本当に、どうしちゃったんだろう。
嬉しいこと、いいことも多いんだけど、異常な気がして……
-
………
「憂、お洋服買いにいこうよ」
そう誘われたのは、また1週間ぐらい後の休日のこと。
うん、いいよ? と何げなく返したけれど、なんか変な感じがした。
こんな風に誘われたことあったっけ。
あったと思うけど。いつもと、ニュアンスが違うような。
お姉ちゃんが変わり始めてから、そういえば初めて2人で一緒にお出かけだ。
一緒に並んで歩くと、やっぱり私との違いが際立つ。
私たち姉妹は、そっくりだってよく言われるけど。確かに、身長も顔も、ほとんど同じなんだけれど。
それでも今は……垢抜けた美人のお姉さんと、まだそういうことに興味ない妹、のようにしか見えなかった。
かわいいフォントの文字が入ったくたくたのTシャツが、今のお姉ちゃんにはちょっと不釣り合いだけどね。
そっか。それで新しい服を……
「あのお店入っていい?」
え……と思わず言ってしまったけど、すぐに「いいよ」と返事をした。
今まで入ったことのない、おしゃれなお店。
「ふっふーん、私ちょっと大人のお姉さん目指してみよっかなーって!」
いいね、お姉ちゃん。きっと似合うと思うよ。
と、普段なら心からそう言えたんだろうけど……
最近のちょっとおかしなお姉ちゃんを見ていると、なんだかお姉ちゃんがどんどん遠くにいってしまいそうで……
お姉ちゃんが大人びるのがいやなんじゃない。お姉ちゃんが変わっていくことは、嬉しい。
でも、急すぎるの。
不安だよ?
お店に入ってからのお姉ちゃんの行動にも驚かされた。
「あの〜、これとか似合うと思いますか?」
男の店員さんに積極的に話しかけている。
それも、いつもみたいな無邪気な感じではなく……
明らかに、色目を使って。
女の私でもわかるよ。今のお姉ちゃん、すごくかわいい。
自分が男の店員さんだったら、どきっとしちゃうと思う。
実際、店員さんはたじたじになっていた。
ちょっとショックを受けていた自分に気づいて、いやになる。
お姉ちゃんが、急に男の人に色目を……
「憂〜、着てみたよ。似合う?」
うつむいていたら、お姉ちゃんが試着室から顔をのぞかせていた。
カーテンを開けてみると……
上品なワンピースに身を包んだ、お姉ちゃん。
「……変かな?」
……また、心を奪われててポカンとしちゃった。
とても、とても似合うよ。
すごくかわいいよ。すごくきれいだよ。
「よかった〜、ありがとう!」
いつの間にか他の男の店員さんも集まってきていて、大絶賛だった。
妹さんもどうですか? なんて聞かれたけど、そういう気分じゃなかったのでやめた。
帰り道、さっそくおニューの服を着て歩くお姉ちゃん。
道行く男性が、みんなこちらを振り返る。
私は並んで歩くのがちょっと恥ずかしくなって、お姉ちゃんより一歩下がっちゃった。
「憂? 憂はよかったの? 買わなくて」
ううん、いいの。
よかったね、お姉ちゃん。みんなの注目の的だよ?
「ねー! なんだか、見られるカイカン……って感じかなぁ?」
皮肉っぽく言ってしまった自分と、その直後のお姉ちゃんの発言にまたショックを受ける。
どうしちゃったの、どうしてそんなに急に変わったの、お姉ちゃん。
-
………
そのころから、ちょっと怖いことも起こるようになった。
私が買い物から帰ってくると、家の前に不審な男の人が立っていたり。
道端で男の人に話しかけられて、お姉ちゃんの番号を聞かれたり。
家に……ラブレターのようなものが届いていたり。
どうも、お姉ちゃんがその辺で見知らぬ男性に色目を使ったり、勘違いさせるような行動をとったりするせいで、
こんなことになっているみたい。
お姉ちゃん、ダメだよ。こわい男の人もいるんだから……
「うーん、私別に普通にしてるだけなんだけど……」
無意識のうちにそういうことしてるの?
「そうなのかなぁ……あ、でも最近男の人が気になるようになってきたかも」
……そうなんだ。
そうだよね。だから色っぽくなったんだよね。
ん? 逆かな?
ううん、どっちでもいいや。
お姉ちゃんの急激な変化に、私はついていけなくなってるのかもしれない。
「あ、憂、ごはんつくろっか?」
え?
「えへへ、いつまでも憂にお世話になりっぱなしじゃ悪いもんね〜。たまにはお姉ちゃんらしいとこ見せなきゃ」
ありがとう。
でも、今のお姉ちゃんは十分お姉さんらしいよ。
だって、すごくきれいだもん……
「んも〜、嬉しいこと言ってくれちゃって〜、でへへ」
そうやっていつもみたいにくねくねしながら頭をポリポリとかくお姉ちゃん。
いつもみたいなのに、いつもみたいじゃない。
くねくねする腰つきとか……照れた表情とか……
今までの「かわいい」とは違う、かわいいお姉ちゃん。
あ、また見とれてた……
私も最近変だね、うん。
その日の夜。
お姉ちゃんの部屋から、夜な夜な声が聞こえてきた。
気になって部屋の前まで行ってみて、「お姉ちゃん、具合悪いの?」と聞こうとして、やめた。
その声は、明らかに……
「……あっ、あぁ……っ」
ノックしようとしてかかげた手を空中で硬直させたまま、私は立ちつくした。
「はぁ、はぁ……っ」
甘い声。
何してるの、お姉ちゃん? ……と、言いたくなったけど、だいたい想像はついた。
「ほしい……ほしいよ……あぁ」
何が。
「あ、あ、あっ……ああっ!」
自分でも驚くぐらい、今の私は……怖い顔をしていると思う。
何が、誰が、欲しいの、お姉ちゃん。
……私じゃ、ないよね。
「あぅ、うう……ふ、ふぅ……」
声が止んだ。
私はしばらくその場から動けなかった。
お姉ちゃんの甘い声が、頭の中で繰り返される。
それに支配される。
その日は寝れなかった。
-
………
決定的に「おかしい」と思い始めたのは、それからまた数週間後のこと。
「憂〜、生物の教科書どこいったっけ」
……?
なんで生物?
お姉ちゃんの部屋にはないの? じゃあ私の貸してあげようか?
「あ、うん。ありがと〜」
教科書を貸してあげると、その場で食い入るように読み始めた。
確かにお姉ちゃんは最近成績も上昇してきてるらしくて、勉強熱心なのはわかるけど……なんで突然生物?
ねえ、座って読みなよ。
「あ、うん……もう読んだから返すね、ありがと!」
も、もう読んだの? 速いね。
その日から、お姉ちゃんは図書室から生物系の本を借りてきて読みあさるようになった。
そして、読んでは「うーん、やっぱりこれなのかなぁ……」などとつぶやいて、次の本に移る。
次第に本のレベルは上がっていって、ついには大学の教材を欲しがるようになった。
さらに、お姉ちゃんの……「性欲」は、異常なまでに増していくばかり。
毎晩のように、甘い声をあげて……甘いどころか、最近は激しくなってきた。
あんまり大きな声出すと、お父さんとお母さんに聞こえちゃうよ。
私は、ついそれを聞きに行ってしまって。やめればいいのに。寝不足だった。
お姉ちゃんが男の人に対して送る視線も、ちょっと異常になってきた。
以前はまだかわいいもので、色目とか、ぶりっこ、のような表現で済まされるぐらいだったけど、
最近はもう……とろんとした目で、あるいは逆に「野獣」のような目で、男の人をじっと見つめる。
見つめるのは、男の人の顔だけじゃない。
筋肉とか、あとは……
その異常っぷりはさすがに軽音部の人たちも気付いているようで、
お姉ちゃんが一人で行動しないようになるべく一緒にいてくれてるみたい。
私も、休日は目を離さないようにしてる。ふと気付くと、勝手に外出してたりするから。
やっぱり、おかしいよ、お姉ちゃん。
ついに私は、直接お姉ちゃんに聞いてみることにした。
なんで今まで聞かずに黙ってたんだって思ったけど……
「異常」だという免罪符が与えられたから、かな。
認めたく、なかったのかな。
「そうだよね、おかしいよね私……。あのね、最近男の人を見ると、なんだか体が熱くなって……」
聞きたくないけど続けて、お姉ちゃん。
「私、変態さんになっちゃったのかな。ごめんね、えっちなお姉ちゃんで」
……そうやって上目づかいで見ないで。
余計な感情が湧くから……
「病気なのかなぁ。えっちな気分になる病気?」
そんなのあるのかな。
うん、でもそれがいいよ。それであってほしい。
……お姉ちゃんが病気であってほしいと思うなんて、私何考えてるんだろ。
「あのね……憂。憂だから言うね。この変な気分は何なんだろうってずっと考えてたんだ」
……うん。
「えっちとか、大人になりたいとか、そんなんじゃなくてね、もっと本能的というか」
……。
「私、子供が欲しい」
-
………
あれから、私とお姉ちゃんはぎこちなくなっていた。
「憂だから言うね」と私のことを信頼してくれていたのに。
そのせいで、お姉ちゃんの異常性の変化に気付きにくくなってたのかも。
いつの間にかお姉ちゃんは先生にお願いして、大学の教授に取り合ってもらって、
生物学の専門的な本を借りたり特別講義を受けたりしていたらしい。
すごい行動力。
男の人に対する異常行動だけはみなさんネックに思っていて、先生方や先輩方、
軽音部員のみなさんが協力してお姉ちゃんを隔離してくれているみたい。
本人もそれを了解していて、なるべく男の人を見ないようにしているって。
でも、その我慢の反動からか、毎時間の休み時間にトイレにこもって、
口にハンカチを突っ込んで声を出さないようにしながら……処理しているんだって。
……女子高でよかったね、お姉ちゃん。
その異常行動以外の変化はむしろ好意的に受け止めもらえているみたい。
勉強熱心だし、ギターも上手くなったし、やる気に満ち溢れてるし。
きれいになったし。
なんだか、女性として……というよりは、生き物として、女として、生命力が爆発しているような状態ね、
って、さわ子先生が言ってた。
確かに、その通りかも。
ただ、次第に……見過ごせないぐらい、おかしな発言が出るようになってきた。
「ねぇ憂、ミトコンドリアって知ってる?」
ミトコンドリア? えっと、一年のとき生物で習った……
「そうそう。ミトコンドリアはすごいんだよ、人間とは別の遺伝子を持ってて……」
ミトコンドリアは細胞の中にある細胞小器官の一つで、独自の遺伝子を持ってて、エネルギーを作って……
生物の授業で習ったこともあるけど、だんだん専門的な話になってくる。
お姉ちゃんは止まることなく、ペラペラと専門用語を連発する。
ええと、あでのしん山林さん……? コエンザイム……? あ、お肌の?
ミトコンドリア遺伝子は母系遺伝で……?
ごめん、お姉ちゃん、ついていけないよ。それ、大学で教わったの?
「あ、ごめんね憂。うん、そうなんだ。ミトコンドリアはすごいんだよ〜」
うーん、何がすごいのかわからないけれど……
どうしてそんなにミトコンドリアが好きなの?
「だってすごいんだもん。ずーっと昔、私たちの先祖の単細胞生物に、ミトコンドリアの先祖が寄生したんだよ」
寄生……?
そこから、お姉ちゃんによるミトコンドリア万歳の演説が始まった。
寄生したミトコンドリアは、私たち生物にエネルギーを提供する代わりに「乗物」を得た。
ミトコンドリアは「乗物」に乗っているにすぎないんだって。
独自の遺伝子を持って、独自に進化している。
そして、「乗物」がいらなくなったら……捨てることもできる。
その話の内容自体よりも、それを嬉々として語るお姉ちゃんの表情のほうが、怖いよ。
「私、進化してるのかも! ふっふーん」
-
………
お姉ちゃんはあのミトコンドリアの話をみんなに言いふらして回っているらしい。
その内容はさらにエスカレートしてるみたいで、「私は人間から進化したんだ」とか、
「私のミトコンドリアは特別なんだよ」とか、言ってるんだって。
最近、梓ちゃんや軽音部の先輩方、さわ子先生から心配されるようになった。家での様子はどう? と聞かれる。
うん、家でもそんな調子です。
でも、どうしたらいいのかは、相変わらずわからない。
精神の病なのかな。
虚言症……? でも嘘と決まったわけじゃないし。
そもそも、あの体の変化は何なんだろう。むしろ、本人が言っている「進化した」が、一番しっくりくるのがちょっと怖い。
思い切って、今まで言えずにいたけどお父さんお母さんに相談しよう。
と思ったのだけど、最近いつにもましてお父さんお母さんは家にいない。
お姉ちゃんが病気? だってことは本当に気付いていないみたい。
お父さんに電話してみる。
出ない。
お母さんに電話してみる。
出ない。
どうしちゃったんだろう……。
「あ、憂〜。聞いて聞いて、私本当に進化してるかもしれないんだ! 大学の先生が言ってたよ〜」
最近私はお姉ちゃんを直視できない。
ぎこちなさは続いているんだけど、お姉ちゃんは忘れてしまったみたいで、よく話しかけてくる。
でも、内容はミトコンドリアの話か、子供が欲しいって話ばかり。
「ねぇ憂、聞いてよ〜」
聞きたくない。
「ねぇ憂、こっち向いて……」
いや!!!
「……う、憂……?」
懐かしい声がした。
私が怒ったときの、おびえたような声。
最近、自信に満ち溢れた声しか聞いたことなかったから、新鮮だった。
だから、思わず振り向いてしまった。
ちょっと涙目になっている、とってもかわいいお姉ちゃんがそこにいた。
見てしまったことを後悔した。
目が離せない……
「憂……ごめんね、ちょっと一方的に話しすぎちゃったよね、私」
いいよ。こっちこそごめんなさい。
「う、憂……にらまないでよ」
睨んでなんかいない、あなたに釘付けになっているだけ。
男の人を見るときのお姉ちゃんのように……
睨んでるようにしか見えていないのが、ちょっとショックだった。
「ごめんね、憂。私、ほんとに自分が抑えられなくなってて」
……うん。
「ちょっとでも気を抜くと、子供欲しいって本能が湧いてきて……無意識のうちに男の人を探しちゃう」
……うん。
「ミトコンドリアの勉強に夢中になってる間は忘れられるんだ。だからそればっかり……」
そっか。わかってあげられなくて、ごめんね。
「あのね、いろいろ勉強して、あと自分の本能でわかったことがあるんだ。聞いてくれる、憂?」
……はい。
-
………
ミトコンドリアの遺伝子は、人間のに比べたらすごく速いスピードで進化しているんだって。
進化といっても、遺伝子をコピーして増やすときの単なる写し間違いなんだけれども。
その回数が多いほど、たまたますごい機能を獲得する確率があがるから、「進化」が速い、って。
それで、お姉ちゃんのミトコンドリアはたまたま「進化」した。
ミトコンドリアはエネルギーを作る器官だから、それが進化したお姉ちゃんは生命力に満ち溢れている。
だから急にやる気が出たり、頭が良くなったりしたのかな。
消費するエネルギーも多いから、食べる量も多くなった。
そして……なんとお姉ちゃんのミトコンドリアは「意思」を持って、寄生している「乗物」……つまりお姉ちゃんを、
乗っ取って、利用して、捨てる。
……つもりらしい。
お姉ちゃんは、体の奥深くから湧き出る何かに支配されそうな感覚と戦っているんだって。
もしかしたら、いつか完全に理性を失っちゃうかもしれない。
理性を失ったらどうなるかというと、「子供を作る」。
生物としての本能、子孫を残すこと。
お姉ちゃんのミトコンドリアは、お姉ちゃんを操って子供を作らせて、
「完全なミトコンドリア生物」を生み出そうとしている。
……寄生していたミトコンドリアが、宿主に反逆した、ってことなのかな。
だから、お姉ちゃんは最近、女性としての魅力に溢れるようになってきたんだ。
そして、すごい性欲が出るようになったんだ。
「私、子供が欲しいって本能的に思うんだけど、子供作ったらまずいことになる気がするよ……」
高校生が子供作ったらとかそういう話じゃなくて、もっと深刻な話。
生まれてきたミトコンドリア生命体は、たぶん人間より圧倒的に強くて、
そのうち人類を滅亡させちゃうつもりなんじゃないか、ってお姉ちゃんは言う。
……人類が滅ぶと言われてもあまり現実感ないけど、
お姉ちゃんが子供を作るという部分にショックを受けてしまう私は、なんなんだろう。
「だから私、なんとかこのえっちな気分を抑えて、男の人と関わらないようにして生きていこうかなと思って」
……じゃあ。
「でも不安だよ……関わらないなんて無理だし、いつかほんとに私ケモノになっちゃうんじゃないかなぁ」
……じゃあ、私が抑えててあげよっか?
「……うん。もしそうなったら、私を止めてほしいな」
ううん、今から。
今から、私と一緒に住まない、お姉ちゃん?
「え? もう一緒に住んでるよ?」
違うの。これから先も、ずっと。この家で、一緒にだよ、お姉ちゃん。
「……うーん……そうだよね、お外に出ないほうがいいよね」
うん。私、頑張って働くから。
ずっとここで2人で暮らそうよ。
「え、お父さんとお母さんは? あ、そういえば最近どうして帰ってこないんだろう……大学行くのに夢中で忘れてたや」
「あれ……お父さん出ないや。お母さん…あ、もしもし? え? 妹欲しくないかって? 憂がいるじゃん。何急に……あ、切れちゃった」
ねぇ、お姉ちゃんってば。そうしようよ?
「あ、うん……いいよ。たまには軽音部のみんなにも会いたいけど。よろしくね、憂」
ふふ、よろしくね、お姉ちゃん。
「そういえば憂、最近お肌きれいになったね」
-
………
「あっ……ふあっ……!」
お姉ちゃんの甘い声。
この声は、私のものになった。
「あぅ……ふ、ふぅ……あ、あ、」
私の指の動きに合わせて、お姉ちゃんがあえぐ。
「あ、あ、あぁ……っ」
でも、お姉ちゃんはこっちを見てくれない。
いつも、私は背後からお姉ちゃんをせめる。
「あ、あああっ!!!」
この声は、まだ私のものにはなってないのかもしれない。
本能では、お姉ちゃんは男性を求めている。
私のことを考えながら、あえいでいるわけじゃないんだ。
それがちょっと悔しくて、つい意地悪したくなってしまう。
えい。
「あ、あ、ダメ、憂! もういいよ、やりすぎだよ……」
一応、お姉ちゃんの性欲の処理という名目で、この行為をしている。
私が心から求めてやっているということは、言っていない。
気付いてもいなさそう。それが悔しい。
お姉ちゃんはもうかなり理性を支配されてしまったようで、
今では四六時中、こんなことをして性欲を発散させている。
そうでないとお姉ちゃんの本能を抑えられない。
もうずっと家に引きこもっている。
私がたまに買い物に出かけて大量に食材を買ってきては、大ざっぱに料理して2人で平らげる。
お父さんとお母さんは帰ってこない。
お金もそろそろなくなりそう。
軽音部のみなさんや先生がたまに来て扉をたたくけど、無視している。
食材やお金を玄関先に置いていってくれるので助かるけど、いつまでそうしてくれるのかな。
このまま無視してたらきっとそのうちなくなりそう。
そうなったらどうなるのかな。餓死するのかな。警察に保護されるのかな。
この家から出されたら、お姉ちゃんは男の人と子供を作って、ミトコンドリア生命体が人類を滅ぼすのかな。
どうでもいいや。
ただただ、お姉ちゃんが欲しい。
お姉ちゃんの体をさわっていたい。くっつきたい。ひとつになりたい。
-
………
あれから何日たったのかな
ねぇ、わかったよ、お姉ちゃん
私も進化したの
完全なミトコンドリア生命体の子供を産みたいの
でも、おかしいの
男の人に興味がわかないの
そこがズレてる
でも、そんなものだよね、お姉ちゃん
「完全」なんてない
いくら進化したミトコンドリアだって、生命体なんだから
生物学的な「ミス」は起こりうるよね
私、あなたが欲しい
-
おわり
ミトコンドリア云々の元ネタ→「パラサイト・イヴ」
(ストーリーはだいぶ違います。)
-
>>30-41
(青年誌レベル)
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◆OhCsabeY3cさんお疲れ様でした。
第1夜〜第4夜まとめです。
1番手 ◆MiRJ8BWpDUさん 唯「エロ部ってところに入部してみましたっ!」 >>9-13 (青年誌レベル)
2番手 ◆AjtsmiIsJkさん さわ子「愛のカタチ」 >>17-25 (成年誌レベル)
3番手 ◆OhCsabeY3cさん 憂「ミトコンドリア?」 >>30-41 (青年誌レベル)
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唯憂「赤ちゃんを作ろう」(成年誌レベル)
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<平沢唯 8歳>
その日の夜、私はおしっこがしたくなって目覚めました。
夜のトイレは怖いけれど、以前それで行かずにいたらおねしょして怒られちゃったので、また繰り返すわけにはいきません。
また憂についてきてもらおうかとも考えましたが、起こしちゃうのもかわいそうだと思い直しました。
たまにはお姉ちゃんらしく、一人で行っちゃおう!
私は「おばけなんてないさ」を小声で歌いながら勇気を出してトイレに向かいました。
用を済ませて早く戻ろうとする途中でお父さんとお母さんの部屋を通り、そこから漏れる声に思わず立ち止まりました。
「ぁあ……ふぅ、あんっ…」
二人とも、何をしてるんだろう…。
そっとドアの隙間からうかがうと、そこではお父さんとお母さんが、ベッドの上で裸で抱き合っていました。
お父さんはお母さんの上で腰を振り、お母さんはお父さんを両腕と両足で抱きしめ、二人とも気持ちよさそうにあえいでいました。
いつもと違うお父さんとお母さん。なぜだかわからないけど私はすごくドキドキして、見てはいけないような気がして急いで子供部屋に戻りました。
「うい、うい!」
起こしたらかわいそう、そう思ったくせに結局起こしてしまいました。
「ん…なーに?お姉ちゃん」
目をこすりながら渋々起き上がる憂。悪いことしたなと可哀想に思いましたが興奮の方が勝り、私は憂に今見たものをそのまま話しました。
「うい、お父さんたち何してたのかなあ」
私は憂に尋ねました。憂はこのころから何でも知っていて、妹なのにすごいなあと私も頼りにしていました。
この時も、憂は驚くことなく説明してくれました。
「お父さんとお母さんはね、赤ちゃんを作ってるんだよ」
「赤ちゃん?」
「うん。あーやって、裸で二人で抱き合ったら赤ちゃんができるの」
「へえ〜」
やっぱり憂は物知りだなあと感心しました。
「それならいいことだね!ねえういは、赤ちゃんは弟と妹、どっちがいい?わたし妹がいいな」
「えと…私は、別に欲しくないや…」
「えー、赤ちゃん可愛いじゃん…そうだ!」
私はその時、完全にいいこと思いついたと信じて疑いませんでした。
「わたしたちもあーやって赤ちゃん作ろう!」
「ええっ!?」
「お父さんとお母さんのお手伝いするんだよ。わたしとういの赤ちゃん、きっと可愛いよ!」
「…うん、そうだね。いい考えだね。作ろう」
憂はゆっくりと頷きました。
-
「赤ちゃん赤ちゃん、ういと私の赤ちゃん」
私は大張り切りでパジャマと下着を全部脱ぐと、もじもじしている憂のパジャマに手をかけ、「うい、万歳して」とお姉さんらしく言って脱がせました。
そして私たちは布団の中で体を密着させました。お風呂などで何度も互いの肌かを見たことがありますが、布団の中というのは初めてなので、なんだか不思議な気持ちです。私が憂をぎゅっと抱きしめると、憂も私を抱きしめてきました。
「それからどうするの?」
「あのね、えっちなことをするんだよ…」
憂は小さな声で言いながら私のおっぱいを触ってきました。くすぐったさに思わず笑い声を上げながら、私も憂のおっぱいを触り返しました。
しばらくそうしてじゃれあっていて、何かのはずみで憂が私に抱き着き、私の唇に自分のそれを押し付けました。
「んんーっ」
えっちなことなんだから、きっとキスだってするんだ、そう思って私も抵抗しませんでした。
憂はいつまでも離れてくれません。舌も入ってきます。はじめてのキスに、私は段々脳がとろけるような感じがしてきました。そのせいか気づきませんでした。子供部屋に足音が近づいているということに…。
ドアが開いて、廊下の電気が裸の私たちを照らします。
「っ、二人とも、何やってるの!」
お母さんは血相を変えて、私たちを怒鳴りました。
そのあと私たちはお母さんたちにこっぴどく怒られました。
私がお父さんとお母さんの行為を見ていたことを話すと、二人はぎょっとして、そしてため息をつきました。
それから二人による性教育が始まりました。赤ちゃんが作れるのは大きくなった男の人と女の人だけだとも教わりました。
憂は知らなかったのでしょうか。何でも知ってると思っていた憂だけど、知らないこともあるんだなあ、とおかしくなりました。
あれから7年。
春休み、たまたまやっていたテレビドラマの内容を通して、私はあの出来事を思い出していたのです。
憂はテーブルの片づけをしていて、お父さんとお母さんはいつも通り海外に出かけていていません。
憂はあの事、覚えているのかな?
-
<平沢憂 14歳>
その夜、食器を片づけてテーブルを拭いている私を尻目に、お姉ちゃんはテレビを見ていました。
その番組はどうやら大人向けのドラマで、妹が兄の子供を妊娠してしまったという内容でした。いつもならこんな番組をお姉ちゃんが見ていたら即チャンネルを変えます。しかしその時の私はそれどころではありませんでした。
(お姉ちゃん、あの夜のこと覚えてるのかな…?)
「女同士で、しかも子供同士で、赤ちゃんはできない」。当時七歳だった私も、このことを知っていました。それなのに、あえてそれをお姉ちゃんに指摘しなかったのは、お姉ちゃんが得意げに出したアイデアに水を差したくなかったから――というのは建前で、本当は私がお姉ちゃんと寝たかったからです。
当時の私は七歳児らしからぬ性に対する好奇心を、なぜか実の姉に向けてのみ滾らせていました。そして、今も。
『実の妹と寝るなんて、何を考えているんだ!』
その台詞を最後にテレビは消えました。否、私が消したのです。
キョトンとした顔を向けるお姉ちゃん。その顔にいきなりテレビを消された不満が浮かぶ前に、私は口を開きました。
「お姉ちゃん、エッチしよっ」
その途端、お姉ちゃんの目が真ん丸に開かれ、かあっと両頬が染まりました。やっぱりあの事を思い出しているのかも…。
「だ、だめだよ。テレビでもさっき言ってたでしょ。妹と寝たらだめなんだよ」
「その前に、なぜ近親相姦がタブーとされるか、知ってる?近親相姦を通してできた赤ちゃんは、障碍児になりやすいからだよ。それに私たちはまだ中学生、お姉ちゃんはもうすぐ高校生で、赤ちゃんができたら将来設計に重大な影響が及んでしまう。でもね、もう知ってるでしょ。女同士で赤ちゃんなんてできないってこと」
7年前は、赤ちゃんを作るために私たちは体を重ねました。なのに今は、赤ちゃんができないことを理由に私はお姉ちゃんに性交を迫っています。
「だって、お父さんとお母さんたちに怒られちゃうよっ」
「お父さんたちの出張が終わるのは春休み明け。黙っておけばばれないよ」
「で、でもさ」
まだ納得できないようです。それは極めて正常な感情。血の繋がった姉妹で体を重ねるなんて、抵抗があるに決まっています。普段ぼんやりして特にこだわりないように見えるお姉ちゃんですが、それでも7年で本人も意識しないままにそれなりの倫理観が積み上げられてきたのでしょう。
「やっぱり駄目だよっ。だって、エッチは好きな人としなきゃいけないんだよ?」
「私はお姉ちゃん、好きだよ。お姉ちゃんは私のこと、好きじゃないの?」
「す、好きだよ」
「じゃあ、なんでいけないの?」
そういって詰め寄ります。もちろん、これでお姉ちゃんが納得してくれるとは思いません。ただ、万一の可能性にかけて…。
「…分かった。いいよ」
「へっ」
思わずお姉ちゃんの顔を見返しました。真剣な目に、赤く染まった頬。冗談を言っているのではなさそうです。
「私憂とエッチするよ」
「ほ、本当に!?」
「憂が言いだしたんじゃん」
「あ、えへへ…」
嬉しくて信じられなくて、つい大声で疑ってしまいました。
「じゃ、早くしよ」
あれ、おかしいな。私が言いだしたことだったはずなのに、なんだかお姉ちゃんのほうが押せ押せだ…。
「ま、待って。先にベッドに移動しようよ」
私はお姉ちゃんの手を引っ張ってリビングを出ました。
…あ、ベッドって言ってもどっちの部屋にしよう。私はどっちでもいいけどお姉ちゃんは…と思った時、第三の選択肢が目に飛び込みました。だけどそれを口に出すのはためらわれました。だってそこは…。
「お父さんとお母さんの部屋のベッドで、しよ?」
私の心を読み取ったかのように、にっこりと笑ってお姉ちゃんが言います。
「黙ってたらばれないよ」
と、私の台詞を使いまわして。
いないのをいいことに勝手にベッドを使うのには罪悪感もありましたが、なんだかお姉ちゃんと夫婦になるみたいで嬉しく思いました。
お父さんとお母さんの部屋。二人が二十年近く夫婦してた部屋。あの日のお姉ちゃんが大興奮で話していた、このベッドの上での行為…。
-
布擦れの音がして、振り向くとお姉ちゃんはもう上を脱いでいました。ブラを外すと、小ぶりなおっぱいがプルンと飛び出します。それはお姉ちゃんの成長の証。あの頃にはなかったもの。お互いの裸なんてあれからも何度も見たのに、あの時と比べながら目が釘付けになります。
私の視線に気づいたお姉ちゃんは、笑って、今度は下を脱ぎました。ズボンと下着を一気に下ろすと、15歳にしては薄い恥毛が覗きます。それも、あの頃には全くなかったもの。
すらりとした足。滑らかな曲線。7年で、お姉ちゃんはとても女性らしい体つきになりました。
「憂も早く脱ぎなよ」
全部脱ぎ終わったお姉ちゃんが笑顔で言います。お姉ちゃんの身体に見とれて自分の脱衣が疎かになっていた私は、慌てて上着に手をかけます。焦ったためか、引っかかってうまく脱げません。お姉ちゃんが服の裾を掴みます。
「憂、万歳して」
まるで小さい子に言うように。それはあの時と同じ台詞でした。言われるままに私は両腕を上げ、お姉ちゃんはシャツごと一気に脱がせてしまいました。
「うわー、憂ってほんとに巨乳さんだね。さっきはこれが引っ掛かって脱げなかったんじゃないの?私、こんな間近で見るの初めてだよ」
言いながらお姉ちゃんは、私のおっぱいをつついたり撫でたり、軽く揉んだりと感触を楽しんでいるようです。
私も、あの時のようにお姉ちゃんのおっぱいを触り返しました。お姉ちゃんはキャハハと笑って、私のブラジャーを外します。
「へー、憂のおっぱいって大きいだけじゃなくて形も綺麗なんだねー」
お姉ちゃんは私のおっぱいの間に顔を埋めました。
「憂のおっぱいって、フカフカで気持ちいいんだねー。私のは小さいし、こうはいかないよー」
「お、お姉ちゃんのだって、小さくても形は綺麗だし、私は好きだよ?」
「むー、小さいのは否定しないんだ。もう怒った、憂なんてこうしてやるっ」
お姉ちゃんはぱくっと右の乳首を口に含むと、ちゅーちゅーと音を立てて吸い始めました。舌でひっきりなしにつつき、こねくり回します。
「ふぁぁ…お、お姉ちゃんっ…んっ」
気持ちよさに、思わず変な声が出てしまいます。がくがくと足が震えますが、お姉ちゃんが両手で腰を支えてくれたおかげで、立っていることができました。
でもその手が…右手が私の体をなぞって段々と下に移動し、ついにスカートの中に滑り込みました。そのまま下着の中へ侵入します。私の恥毛をかきわけて進む、お姉ちゃんの手。
「わー、憂ってば剛毛さんだねー。そっくり姉妹とか言われるけど、こうしてみると何もかも私と大違いなんだねー」
うう…恥ずかしい。確かにお姉ちゃんよりは濃いけど、普通のつもりだし…。
「も、もうベッドにいこ、これじゃ何のために移動したのかわかんないよっ…」
「まだまだ、まだ寝かせないよ」
お姉ちゃんの指が割れ目をなぞり、陰核をつまみあげます。その時点でもう、私のあそこはどうしようもなく蜜が溢れていました。
「っ、ひぁあんっ」
「ほらほら、憂、気持ちいいでしょ?」
指の腹で陰核をこすりながらお姉ちゃんは囁きます。
「ぁんっ…お、お姉ちゃんっ……っ!」
私はもう一つの刺激に背中を震わせました。お姉ちゃんの左手が後ろから下着の中にもぐり、今度はお尻をさわってきたからです。
「くすっ。やっぱり、憂のパンツ、もうびしょびしょだね。漏らしちゃったみたい。それにしても、憂のお尻はすべすべで可愛いなあ〜。それから、ここも」
と、お姉ちゃんは私のお尻の穴に、私自身の愛液でべとべとした指を入れました。
「っあ……!」
「憂のアナルバージン、もーらった」
こうして私は、お姉ちゃんと密着し、前と後ろを同時に責められる形になりました。体温が上がったせいか、お姉ちゃんの肌が冷たく感じます。すべすべで、柔らかくて、しっとりと湿ったお姉ちゃんの肌。
「はぁ……んっ……ああっ」
喘ぐ私に合わせてプルプル震える乳房を、お姉ちゃんはチロチロと舐めます。
「っ……!」
どの刺激によってかはわかりませんが、とうとう私は絶頂を迎えました。
「…はあっ…はぁ…」
快楽の余韻に浸りながら、だらしなく涎を垂らす私。
「かわいいよ、うい」
-
お姉ちゃんはその涎を舐めとり、私に口づけしました。柔らかくあったかい、7年ぶりに味わう、お姉ちゃんの唇。
唇を離した後お姉ちゃんは、いつもの無邪気な顔で笑いました。
「えへへ、私うまかった?」
そのとき、私の心に沸々と何かがこみ上げてきました。
お姉ちゃんはずるい。私だけ気持ちよくさせて得意げな顔してずるい。
気が付くと、私は勢いをつけてお姉ちゃんをベッドに押し倒していました。
「お姉ちゃんだって、乳首こんなに立たせてっ」
私は両手でお姉ちゃんの乳首を弄繰り回しました。
「ぁあんっ、ふぁ、んんっ!」
私より大きな声で鳴くお姉ちゃん。そういえば、おっぱいが小さいと感度が大きいって本当かな?
「ここだって、こんなに、濡れてるじゃないっ」
お姉ちゃんの中を指でかき回します。
ぐちゅっ。
「ひゃあんっ」
びくりと体を震わせる、涙目のお姉ちゃん、可愛い。
私にかき回されたあそこからはますます蜜が溢れ、ベッドにシミを作っています。
「あーあ、汚しちゃって。お父さんたちにばれたらどうするの。しょーがない、私が全部、舐めてあげる」
私はお姉ちゃんの股間に顔を埋めました。
「ちゅぱっ、ちゅぷ…」
「いやぁっ、ぁああっ、はぁんっ…」
お姉ちゃんは震え、喘ぎながら私の頭を股間に押し付けます。
「う、うぅいっ!全部、ぜんぶなめてぇっ」
そう言われても、次から次へとすごい勢いで溢れてくるので舐めきれません。舌が疲れてきました。でも、やめません。これが、ようやく味わえた、お姉ちゃんの味なのですから。
突然、お姉ちゃんが私の頭を押しのけようとしながら叫びました。
「うぅいっ、だめ、いっちゃう!」
「いいよ、イって」
「だめ、お父さんとお母さんみたいにするのぉっ!」
お父さんとお母さんのように?そんなことできません。だって、私たちは女同士なんだから。
あっ…。
私はスカートと、びしょびしょのパンツを全部脱ぎ捨てて、お姉ちゃんのあそこと重ねました。
さっきイったばかりの体がびくりと震えます。
「はぁうっ、うい、気持ちいいよおっ」
これでよかったみたいで、ホッとしました。
「うい、ういぃっ」
「おねえちゃん、おねえちゃぁんっ」
お互いの名前を呼びながら、あそことあそこをこすり合わせます。密着した肌は汗で濡れ、互いの汗や体液がベッドに飛び散ります。でも、もうばれるかばれないかは、私たちにとってどうでもいいことでした。
(お父さんとお母さんのこれまでのどんなセックスより、ずっとずっと、愛し合おうね、お姉ちゃん…)
「ういっ!!」
お姉ちゃんの体が大きく跳ね、とうとう絶頂を迎えました。
お姉ちゃんの体から力が抜け、ベッドに沈みます。
もう眠ってしまうのでしょうか?
私がお姉ちゃんから離れようとした時、お姉ちゃんは私の腕をつかみ、薄目を開けて微笑みました。
「うい…私、ういとの赤ちゃん、つくるからね…」
そういうと、お姉ちゃんは本当に眠ってしまいました。さっきの台詞は寝言だったんでしょうか。あのころを夢見ての。
お姉ちゃんの寝顔を私はずっと見てきましたが、7年前から本当に変わっていない、幼いものでした。だけど今は、一人の女性のものに見えます。
私はお姉ちゃんの隣に寝そべって寝顔を見ていましたが、いつしか私も寝てしまいました。
-
次の朝。私は5時に目覚めました。隣にお姉ちゃんはいません。
もう起きたのかな。それともあの出来事は夢だったのかな…と一瞬思いましたが、お父さんたちのベッド、私が裸であること、シーツのシミ、ベッド脇に脱ぎ散らかされた二人分の服が、夢ではないと物語っていました。
「もうお姉ちゃん、起きたのなら服片づけてよ」
苦笑しながら私は服とシーツを抱えて洗濯しに行きました。早くしないとお姉ちゃんに朝ごはん作る時間もなくなってしまいます。
洗濯機にそれらを放り込み、シャワーを浴びて着替えた後、私はお姉ちゃんの部屋に行きました。ここまで一度もお姉ちゃんに会わなかったからです。
お姉ちゃんの部屋のドアの前に立つと、「いたっ…」という声が聞こえてきました。一体なにが?心配で、ノックも忘れてドアを開けました。
「お姉ちゃんっ」
「ん、なーに、憂」
お姉ちゃんは裸でベッドに座り、裁縫道具を出して何かを編んでいるようでした。針を刺したのか、指先を口にくわえています。
なんだか、ちぐはぐな…鳥?のぬいぐるみでしょうか…。
「ああ、これ?私たちの赤ちゃんだよー。名前は…」
お姉ちゃんはそれを、私に向かって突き出します。
「平沢唯と平沢憂の子供、平沢チキン!」
「ぷっ…あははは…!」
耐え切れず私は笑いました。そっか、お姉ちゃんの言葉は寝言じゃなくて、本当だったんだ。それで早起きしてこのおかしなぬいぐるみを…!
「憂?」
「ごめんごめん。あなたが平沢チキンね、はじめまして。私はえっと…」
お父さん、お母さん、どっちを名乗ればいいんでしょうか?
「両方お母さんでいいよ」
「ううん、お姉ちゃんが作ったんだし、お姉ちゃんがお母さんで」
「えー、だったら、私がお母さんで、憂はママね。それと今度、この子連れて一緒にピクニック行こうよ」
「うん。それから三人、川の字になって寝ようね」
あのドラマの中の兄妹は、こんな楽しい会話なんてできないんだろうな。フィクションだというのに、ちょっと気の毒にも感じました。
「もうすぐ完成するからねー」
「うん、楽しみに…ってお姉ちゃん先に着替えて着替えて!裸で裁縫って危ないよ!」
「ほえ?大丈夫だよー」
「だめだって!あとシャワーも浴びてないし!残りは私がやっとくからさっさとシャワー浴びて着替えなさい!」
「ちえー。でもその方がいっか。だって二人の子だもん」
お姉ちゃんが去って行った後、私は平沢チキンの作成を再開させました。こんな不気味なぬいぐるみだけど、お姉ちゃんと私の子だと思うと無性にかわいい。お姉ちゃんの不器用な縫い目も愛しくて。
「大好きだよ」
そのとさかに、そっと口づけしました。
-
おわり
>>44-50(青年誌レベル)
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間違えました
>>44-50(成年誌レベル)
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第1夜〜第8夜まとめです。
1番手 ◆MiRJ8BWpDUさん 唯「エロ部ってところに入部してみましたっ!」 >>9-13 (青年誌レベル)
2番手 ◆AjtsmiIsJkさん さわ子「愛のカタチ」 >>17-25 (成年誌レベル)
3番手 ◆OhCsabeY3cさん 憂「ミトコンドリア?」 >>30-41 (青年誌レベル)
4番手 ◆udPNnC.01Iさん 唯憂「赤ちゃんを作ろう」 >>44-50 (成年誌レベル)
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紬「とりこ」(成年誌レベル)
-
お昼休み!
「モグモグ憂の作ってくれたハンバーグおいしいよぉー」モグモグ
「おいおい。おいしいのはわかるけど、慌てて食べると喉につまるぞ」
「でも確かに憂ちゃんのお弁当おいしそうだよな。唯の気持ちもちょっとわかるよ」
「あ、澪ちゃんの卵焼きもおいしそー!」
「そう?実はこれ、自分で作ってみたんだ」エヘヘ
「へぇ〜すごいね、おかず交換しようよっ」ヒョイパク
「あっちょっt…」
ガリ…
(殻が入ってたな…)
(殻が入ってたよ…)
「ど、どうだった…?あんまり慣れてないから自信なくてさ…」オドオド
「うん……………これはこれでおいしいよ?歯ごたえあって…!(殻もだけどちょっと甘すぎるよ、うええ)」ハハ…
「そ、そうか…誉めてもらえて嬉しいよ//」パァァ
(気づけよ…)
(はっきり言った方がよかったかな?)
「せっかくだし、全部食べるか?卵焼き?」ニコニコ
「(ヤバい。乗り気になっちゃった)えーっとそうだね。せっかくだしりっちゃん貰ったら??」
「なにっ(あたしに振るなっ)…いや〜お腹いっぱいになっちゃってさ…悪いんだけど。ムギはどう?」
-
「…」ポケー
「ムギ?」
「…」ポケー
「ムギちゃん?」
「……ハッ!え?なに?ごめんなさい、ボーッとしてて…」
「…どうかした?」
「ううん!なんでもない!あ、そうだ、わたし、ちょっとお手洗い行ってくるね」ガタッ
「おーいっといれ〜(うまく逃げたなムギ)」
「りっちゃんさむーい」
「うるせーやい」
「…ごめんねー」スタスタ
「……あのさ」
「どうした澪?」
「最近、ムギのお昼ごはん、量が少なくないか?」
「それ、あたしも気になってた。サンドイッチとかおにぎりとかちょろっとだけだもんな」
「前はうな重とか食べてたのにねー」
「うな重は食べ過ぎだとしても…ちょっと気になってて。長いことトイレから戻ってこないことも多いだろ?」
「具合が悪いのかな?」
「うーん、どうかな?むしろここの最近のムギは妙に肌つやがいいって言うか…」
「……ヘンに色っぽいな//」ボソッ
「……うん//」
「?」
「ま、まぁ、特に具合が悪いようには見えないけど、ちょっと心配だよな!」アセアセ
「何か悩みでもあるのかもしれないし……よし、チャンスがあったらさり気なく聞いてみるか」
「そうしよう!」フンス!
「うん、それがいいな。それと戻ってきたらこの卵焼きを食べさせて上げよう。食べたらきっと元気が出るぞ」ドヤァ
(それはない…)
(それはないよ…)
-
*
(……ん、あ…。はぁ……あン)
こんなことをしていてはいけない。
こんなところでしていてはいけない。
わずかに残っている理性が、罪悪感を刺激して、そのせいで余計に快感が加速する。
(ここまできたら、最後までいっても途中でやめても、おなじことよ)
そう自分に言い訳して、指の動きを早める。
(あ、あ、…ん、……やぁ…………ん…」
極力声は殺しているが、行為にのめり込んで行くと、だんだんそれを気にする余裕も薄れてくる。訪れつつある、絶頂を手に入れること以外、考えられなくなっていく。
「次の授業なんだったっけー」
「古典」
「げー、掘込かぁー」
「先生を呼び捨てに、するなよ」
ビクッ。
りっちゃんと澪ちゃんの声だ。
思わず指の動きが止まる。
突然現実に引き戻されて、もう少しで手に入れるはずだった頂点は霧散してしまう。
「課題とか出てなかった、よな」
「…見せないからな」
「そんなこと言わないでよお願いたすけてみぃおぉ」
昼休みが、もうすぐおわる。
音の様子を計らい、2人が出て行ったことを確認して、私は扉を開けた。
身体はほんのりと熱を帯びている。我慢できるかな。授業中は…ゼッタイダメ。放課後、部活が始まる前は…待たせちゃうから、ダメ。みんな、お茶の時間を楽しみにしてるし。ちょっと途中で抜ける?それとも下校前に…
こういう生殺しの状態がいちばんよくない。あたまのなかは、ぐるぐると、そればかりがめぐる。
ぐるぐる。ぐるぐる。ぐちゃぐちゃ。
-
*
きっかけはなんだったのだろう。
三年生になってから、ということ以外、はっきりとした記憶はない。ただ気がついたら、覚えてしまっていた。
こういった行為について、全く知識がないわけではなかったけれど、はじめのうちは、自分が何をしているのか、よくわかっていなかった。
それでもよくないことをしているのではないか、という後ろめたさを感じてはいた。ただ、罪悪感に苛まれながらも、はじめて知る快感にあらがうことができず、回数を重ねた。
こんなことをしていてはいけない。
こんなことを続けたら自分はダメになる。
そう思いながら、私は下半身に手を伸ばす。
少しだけ。少しだけなら。すぐにやめるから。達することがなければ。
(あっ……あ。う、くぅ……)
そうして始めてしまってから、途中でやめられたことは、ない。
…一回だけ。一日に一回だけだから。
…明日はやめる。明日はもう、しないから。今日だけ。今だけ。
…無理をするのはかえって身体に悪いわ。
次第に下がるハードル。理性が制御能力を失っていくと共に増える回数。
朝、目覚めたベットの中で。お昼休みのトイレ。帰宅してすぐの自室。お風呂。夜のベット。
なんども。なんどでも。
とまれない、とまらない。昼に夜に朝に。
やめられない。
お昼休みが近づくと、授業中も無意識に、そのことばっかり考えてる。
さすがに学校でするのは…マズいと思う。
けれど、だから「いい」のだとわかっている。
「やってはいけないことをやっていけないところでやっている」という疚しさが私を夢中にさせていた。
罪の意識は頂点が近づくについて消えてなくなり、目先の欲求を満たすことだけしか考えられなくなっていく。思う存分に快楽に溺れ、めいっぱい堪能する。
夢中になって行為にのめり込み、絶頂に達した瞬間。生きているしあわせを全身で感じて、震える。
この一瞬を得ることができるなら、ほかのことなんて何もかもどうだっていい。捨ててしまっていい。ダメになってしまっていい。すべてを失い、裸になって、どこまでも堕ちてしまいたい。そう思える。
お昼ごはんの量を減らしてまで行為のための時間を捻出する自分を、我ながらいかがなものかと思うけれど、キモチイイことはやめられない。
やめなきゃいけないとわかっていても、やめられない。できるわけがない。
別にいいよね、お願い、許して。だって、こんなにキモチイイんだもん…。
そう、自分に言い訳する。
こんなことばっかりしちゃ、ダメになるってわかってるけど、
いちど覚えたら、もう、忘れられないの。
-
*
てくてく…
「ムギちゃん」
「ムギちゃん?」
「…」ボケー
「ねぇムギちゃんってばあ」ユサユサ
「…えっ!なに?」ハッ
「駅着いたよ」
「あれっ、いつの間に??」
「もー、通りすぎちゃうとこだったじゃん」
「ごめんなさい、ボーッとしてて…」
「どうかした?赤いよ、顔。もしかしてホントに具合わるいの??」
「う、ううん…大丈夫…」
「ほんとに?汗もすごいし…」
「あ、わ、わたし体温高いでしょ。だから汗かきで…」
「…そうなの?大丈夫ならいいんだけど…辛かったらムリしちゃダメだよ!ちゃんと言ってね」
「…うん。唯ちゃんありがとう。ホントに大丈夫だから」
「そっか。じゃあ今日はゆっくり休んで!また明日ね!」
「うん。またあした…そうだ、唯ちゃんマカロン食べたいって言ってたよね?」
「え?あ、うん」
「確かおウチに貰い物があったはずだから、明日、持っていくね」
「やったぁ!ありがとう、ムギちゃん!楽しみにしてるから忘れないでね!」
「大丈夫。ちゃんと覚えておくから。任せておいて」
「約束だよ!じゃあね!ばいばーい!」
「ばいばい…」
-
ちいさく手を振って唯ちゃんと別れる。
唯ちゃんの背中を見送るのが、私は好き。
別れた後、唯ちゃんは必ずくるっとこちらを振り返る。
そうして一点の曇りもなくニコッと無邪気に笑い、大きく手を振り、さっきと同じように、ばいばーい!と叫ぶ。
私は微笑んで小さく手を振る。
そうして私の胸は、きゅっと苦しくなる。
唯ちゃんの笑顔が眩しければ眩しいほど、その明るい光が私の中の汚れた部分を照らし出す。
内側の底に溜まった淀んだ澱は、だんだんと水位が上がり、今の私の内側の中心にドロドロとまとわりついてる。
あたまから離れないの。ずっと。
なんて汚らしいのだろう、私。
澱から発する熱で、外側の身体まであつい。
ひとりになった途端に、奥の方から不穏なわななきが昂ってくる。
あつい。
あついあついあついあついあつい。
昼間に発散できなかったのがマズかった。
なんとか、家まで。なんとか。
いつもは唯ちゃんの姿が見えなくなるまで見送るのだけど、今日はもう、我慢できなかった。
都合よくやってきた電車に、飛び乗る。
車内は適度に込み合っていた。座席に座ることができず、私は壁にもたれかかる。
がたんごとん。
仕事帰りで疲れた様子のサラリーマン、大きいバッグを抱えて談笑する男子高校生、居眠りをするOL、ケータイを凝視している女性。
私の車両に桜高の生徒は誰もいなかった。
がたんごとん。
ふと、対面にいるサラリーマン風の格好をした、痩せ形の男性と目が合う。男性は私の視線に気がつくとすっと目をそらす。
あのひと、あつく、ないのかしら?
わたしは、あついわ。
がたんごとん。
もう6月だというのに男性は生真面目にネクタイを締め、ジャケットを羽織っている。
いくら車内に冷房が効いているとはいえ、その格好は季節にそぐわず、浮いているように見えた。
ヘンなの。あつくないのかしら?
わたしは、あついわ。
がたんごとん。
髪の毛は少し乱れ、眼鏡の奥の小さな瞳は濁っている。頬がこけ、肌の色が悪い。
誰がどう見ても疲れているのがわかるその姿は、他人ながら少し気がかりだ。
男性はポケットからハンカチを取り出すと、額を、首筋を、拭う。
なんだ、やっぱり、あついんじゃない。
わたしも、あついわ。
がたんごとん。
目をそらし、気づかないフリをしながら、気配を探る。
男性は、私の方を、見ている。
顔、胸、二の腕、腰、太もも。
粘っこい視線が私の全身を這いずり回る。
このひと、わたしを、見ている。
腋の下がじめっとして不快だ。
じっとりと汗ばんで、ブラウスに大きく染みを作っている。
-
あつい、あついわ。もう、げんかい。
がたんごとん。
私は、制服のリボンに手をかけると、するするっと結び目を解いていった。
男性がギョッとした目をしたのがわかった。
しかたないじゃない、だって、あついんだもの。
リボンを解き、ゆっくりとブラウスのボタンを外す。ひとつ、ふたつ。
露わになった鎖骨から、私の体内に溜まった熱気が放出され、空調の効いたひんやりとした空気が肌に触れる。
だんせいは、わたしを、みている。
わたし、あついわ。ちっともすずしくならない。
がたんごとん。
男性の視線は、胸元に釘付けになった。
ちょっと、露骨すぎじゃないかしら、と私が思ってしまうほど。
ああ。
ああ、このひと。もしかして。
わたしと、セックス、したいと、思っているのかしら。
そうよ。きっと、そうだわ。
このひとは、気づいているかしら。
だれか、気づいているかしら。
わたしね、今、ブラジャーしていないの。
だから、余計にあついのよ。
あるくたびに、でんしゃがゆれるたびに、ブラウスに、ちょっとこすれるの。
そうするとね、身体の熱が増すの。すれるたびにあつくなるの。
だからあつい。とってもあついの。
セーターを脱いだら、きっとバレちゃうわね。
どうしよう、脱いじゃおうかしら。
脱いだっていいわよね。だって、あついんだから。
あついから服を脱ぐくらい、普通よね。
わるいのは、夏のせいだ。
ことしのなつは、あつくなるのがはやいから。
あつい。あついわ。
なんで、こんなに、あついの。
たえられない、がまんできない。
ぷしゅう。
聞き慣れているはずの電子音が、やけに遠くで鳴っているように聞こえる。
扉が開く。
電車が終点に着いた。
-
人の波に押されながら、よろよろと電車を降り、息も絶え絶えといった調子で、トイレに向かった。
個室に入ると後ろ手でガチャリと鍵をかけた。手に持ったカバンが汗で滑って、どさっと落ちる。
手のひらにはびっしょりと汗。
あつい。あつい。
堪えきれずにセーターを脱ぎ捨た。三つ目、四つ目と、残ったブラウスのボタンを外していく。
大きく胸元をはだけさせると、じめじめと生ぬるい空気が直接肌に触れる。
汚く淀んだ空気が肌から直接体内にしみ込んでいく。じんわりと私を毒していく。
あつい。あつい。
梅雨時のトイレに漂う独特の臭気が鼻をつく。
ジメジメとした暑さは、ものを腐らせる。
夏の暑さが、私を腐らせる。
湿った空気が、肌にまとわりつく。
身も心も腐らせてゆく。
腐敗してグズグズに溶かしてゆく。
私の大切にしているものを溶かしていく。
骨まで溶けて、身体の芯の奥の奥までドロドロになっていく。
なにも考えることが、できない。
頭のなかは真っ白になって、漂白されていく。
なんでこんなに…なんでこんなにキモチイイの?
目の前の快楽をむさぼることに夢中で、
いま、どこで、だれが、なにを、しているのか、わからない。
いいや、わかっている。
『琴吹紬』。
上品で、やさしくて、おだやかで、おっとりぽわぽわ、おうちには執事までいる、絵に描いたようなおじょうさま。
勉強ができて、ピアノも上手で、紅茶がだいすきで、
きのうも、きょうも、きょうしつで、部室で、なにくわぬかおで、
きたないものなんて、ちょっともしらないようなかおして、
わらってる。
にこにこ、にこにこ、おだやかに、わらってる。
むぎちゃんは、とっても、えんぎが、うまいね。
おとうさん、おかあさん。
ゆいちゃん、みおちゃん、りっちゃん、あずさちゃん。
ごめんなさい。
わたしはうそつきです。
わたしはそんな、まともなにんげんじゃないんです。
わたしがいま、なにをしているか、しってる?
わたしはね、いまね。
うすぐらい、きたなくよごれた、えきのトイレで、
かたもむねもおおきくはだけさせて、パンツもぬいじゃって、
スカートに手をつっこんでいるんです。
背徳的な感触に打ち震える。
(あうっ…うくっ……ふぁ、ああ、はうぅ……)
キモチイイ…キモチイイ…なんてキモチイイんだろう。
お父さんお母さん、斉藤、菫、けいおん部のみんな…大切な人たちを裏切ることは。
目先の欲望に振り回され、逆らうどころか進んで支配されることは。
清らかで、美しく、けがれのない、大切にしなくちゃいけないはずの、自分の身体と、心を、汚していくことは。
きれいなものを、踏みにじることは。
なんて、キモチイイのだろう。
全身が断続的に傾いで震える。
私は消えてゆく。
みんなの知る『琴吹紬』は汚され、穢され、貶められて、その姿を全く別のものに変えていくの。
(ふぅ、あ、く……くぅぅ、あ、ン…ああ!)
もう、もうダメ…
突き上げてくる興奮を抑えきれず、身をよじりながら腰をくねらせ、声にならないうめきをあげ、絶頂を迎えた。
-
*
抗えない欲望に身を委ねた後は、決まって虚脱感に襲われる。
またやってしまった…しかもあんなところで。あんな格好で…。
ブラウスのボタンを上まできちんと留めて、リボンを丁寧に結び、セーターを着る。
端から見れば、どこにでもいる、真面目な、普通の、女子高生にしか見えない、はず。
もうダメ。私、病気かもしれない。
さすがにやりすぎたかな、と思う反面、たぶんまたやってしまうだろうな、という予感もあった。もう、自分の理性というものが信用できない。だいぶん諦めを感じている。
(そうだ。マカロン、明日持っていくの忘れないようにしなくちゃ)
唯ちゃん、楽しみにしていたものね。
みんなの笑顔を思い出して、少しだけいつもの私に戻れた気がした。
ピッ。
定期券をかざし、改札を抜けたところで、一人の男性と目が合った。
男性は、不自然な歩調で(本人は至って自然を装っているであろう)私の進行を邪魔をするような形で近づき、目の前に立った。
「…………カ」
ところが、男性。目の前に立ったくせに、私の目を見ようともしない。
目線を下に反らしながら、早口で何かを口走った。
「セイ……オ……デシ…カ」
「え…あのぅ…私に何か?」
「イヤ、ダカラソノ………」
小声で、早口、目の前の相手を見ずに吐き捨てるような口調で、何を言っているのか、聞き取れない。
あ。この人。
さっき電車内で向かいに立っていた男性だった。
きっちりと締めたネクタイと羽織ったジャケットは暑そうで、額は汗でテカり、シャツの襟元は汗で不潔そうにぐっしょり湿っている。
男性は握りしめた右手を、私の目の前に差し出した。
「コレ…」
「あ、生徒手帳」
落としてたんだ。電車降りるときかな。ぼおっとしてたから。
「すみません、ありがとうございます」
私は丁寧にお辞儀するとともにお礼の言葉を述べて、手帳を受け取ろうとした。
男性の手と私の手が触れた瞬間、男性がビクッと動いて、その拍子に手帳が落下した。
「ご、ごめんなさい!」
落ちた手帳を拾おうと、二人してしゃがむ。
男性の方が少しだけ早かった。
「…ドウゾ」
「…ありがとうございます」
座ったまま、もう一度お礼を言った。
手帳はじっとりと湿っている。男性の手の平もじっとりと湿っている。
どれだけ長く、手に持っていたのだろう。
あれからずっと、電車が駅に着いてからずっと、待っていたんだ。
なんで駅員さんに預けてしまわなかったんだろう。
いざとなったら、学校に電話することもできたはずだ。
しばらく待って本人を見つけられなかったなら、普通ならそうするはずだ。
なんでずっと待っていたんだろう。
もしかして、この人。
-
私は、視線の先にあるふくらみに気がついた。
その瞬間、不潔さに身の毛がよだつ思いがした。けれど、それなのに。
わたしは目を離すことができなかった。
堅く堅く弾ける寸前のそれは、わずかに脈を打ちながらわたしを呼んでいるように思えた。
呼んでる…わたしを、呼んでる。
それがぴくんぴくんとうごくたび、わたしの身体の奥へとつながる大切な入り口の扉が、こつんこつんとノックされているような感覚に捕われた。
扉が、汚れていく。大切な、扉が。
予感でも空想でもない、目の前に存在する厳然たる事実を前にして、落ち着いたはずの熱が再び身体の底から沸き上がってくるのを感じた。
奥の方から甘い疼きが立ち上ってきて、再びわたしは支配されていく。
男性の息が、荒い。
目が合うと途端に反らしてしまうけれど、落ち着きなく動き回る視線は、隈無く私の全身を動き回り、舐め回されているような感覚を覚える。
「アノ………カ」
「…はい?あの…よく、聞こえなくて」
男性が何かを喋っているのはわかるが、相変わらずの早口の小声で聞き取ることができない。
私はかがんだ格好のまま、耳に手を当てて男性の口元に近づけた。
私の息も、この人と同じくらい、荒い。鼓動がどんどん早くなる。
どんどん。どんどん。
さすがの近距離。男性が息を吸い込む音が耳奥に響き、今度は明瞭に言葉を聞き取ることができた。
「ぱんつ、クレマセンカ」
耳から離れて、男性の目を見る。またしても男性は目を反らす。おどおどとして落ち着きがない。
ああ、このひと。
やっぱり、わたしと、セックス、したかったんだわ。
わたしのこと、ずっと、いやらしいめで、みていたのね。
わたしと、セックスしたくて。
したくてしたくて、たまらないから。
だから、ずっと、わたしのこと、まっていたのね。
そうよ。きっと、そうだわ。
身体の奥底に溜まっている淀んだ澱が熱を発し、私は全身から汗がふき出すような熱さを覚えた。
あつい。あついわ。
ドロドロした澱は次第に奥底からはい出して、私の内部の真ん中にベットリとまとわりつき、心も身体も支配する。頭はいつも以上にぼおっとかすんだようになっている。
あつい。とってもあついの。
ただ目の前にある欲望を満たすことしか考えられなくなっていく。
もう、なにも、かんがえられない。
あつい。
わたし、いま、とっても、あついの。
もう、あつくて、がまんが、できないの。
瞳を妖しげにきらめかせ、今度は私が口に手を当てて、男性の耳元でそっと囁いた。
「ゴメンナサイ、イマ、ワタシ、ぱんつ、ハイテナインデス」
それはわたしの声じゃないみたいだった。でも囁いたのは間違いなく、わたし。
それから、唯ちゃんにも、りっちゃんにも、澪ちゃんにも見せたことのない、生まれてから誰に見せたことのない種類の笑みを私は浮かべた。そして立ち上がり、男性に背を向けて、足早に駅を後にした。
-
あのひと、せいとてちょう、みたわよね。
きっと、わたしのなまえ、おぼえたよね。
どこにすんでいるかも、どこのがっこうにかよっているかも。
なにもかも、バレちゃっているわ。
また、えきであうかしら。
そうしたら、わたしのこと、どんなめでみるのかしら。
あのひと、こんどはわたしに、なにをするかしら。
わたし、どうなっちゃうのかしら。
あ…。
だめ、だめだわ。
はやく、はやくかえろう。
はやく、はやくかえって、もういちど…。
気がつくと私は駆け出していた。
走る度にスカートがひらひらと揺れた。
ひらひら。ひらひらと。
頼りなく揺れるスカート。そのうすっぺらい一枚の布切れ越しに隠された敏感な亀裂に、じんわりと甘く蕩けつく感覚がまとわりついて離れなかった。
了
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おわりました。
>>54-65(成年誌レベル)
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梓「スコールクロール」(成年誌レベル)
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真夜中、目が覚めた。
強い雨の音が耳に届いたからだと思う。
空から降り注ぐ雨の音を意識したが最後、どうしても耳から離れなくなってしまった。
耳の奥、胸の奥、心の奥まで雨音が沁み込んでいく。
「うっ、やっぱり……」
真っ暗な自室の中で、身体の異変に気付く。
私のアソコがパンツに貼り付くくらい濡れてしまってる事に。
勿論おねしょってわけじゃないよ。
私のアソコを濡らしているのはおねしょじゃなくて、エッチな気分の時に分泌してしまう液体……。
なんて婉曲表現をする必要無いよね。
要は愛液だった。
寝る前に純がちょっとエッチな映画を私に見せたせいもあるかもしれない。
だけどそれ以上に、強い雨音を聞くと、私のアソコは笑えちゃうくらい濡れちゃうのが原因なんだけどね。
軽く溜息を吐きながら私は自分のアソコに指先を伸ばした。
この身体とは長年の付き合いだから分かってる。
雨の音で濡れ始めちゃった私の身体は、ちょっとやそっとじゃ普通の状態に戻らない。
自分でも呆れちゃうんだけど、思い切り自分を慰めないと満足出来ないんだよね。
最低でも三回は慰めないと落ち着いて眠れない。
そりゃエッチ過ぎる自分が嫌になった頃もあったけど、この身体とは長年の付き合いだし慣れてもきた。
どんな体質でも自分の身体には違いないし、否定したところでどうなるわけじゃないもん。
結局、自分の体質とはどうにか付き合っていくしかないんだと思う。
「んっ……」
声を殺して、指先で自分のアソコの周辺から優しく触る。
準備なんて必要無いくらい濡れちゃってるけど、それはそれ。
ぐしょぐしょになった状態からでも、少しは気分を盛り上げた方が気持ち良くイけるんだもんね。
どうせイクんなら、気持ち良くイクに越した事は無い。
私がこんな体質になったのに深い理由は無いと思う。
小学生の頃に性に目覚めて以来、私はこんな自分を慰めてばっかりだった。
むったんと同じくらいの期間、私の指は私のアソコのパートナーなんだよね。
なんて胸を張って言える様な事でも無いんだけど……。
きっかけの様な事もあるにはあった。
私が小学生だった頃のある日、突然のにわか雨に濡れながら帰宅している時に目にしたもののおかげだ。
あの日、私は目にしたんだ。
小さな傘を相合傘にして歩いている二人の女子高生の姿を。
私の身体が人より小さかったせいもあるかもしれない。
普通の身長の人間なら気付かなかったに違いない。
だけど私は普通の人より低い身長のおかげで、その相合傘に隠されている二人の姿をはっきり見られた。
見知らぬ女子高生二人は、相合傘の中で唇を重ねて激しく舌を絡め合っていた。
瞬間、私は雷に撃たれたみたいな衝撃を感じていた。
あの頃の私は、他人のキスなんてテレビの中でしか観た事が無かった。
増して女の子同士のキスなんて想像した事も無くて、逃げるみたいにその場から走り去る事しか出来なかった。
――女の子同士であんな事出来るんだ……。
びしょ濡れで家に帰った私は、お母さんの用意してくれていたお風呂に入ってそう思った。
激しいキスだった。
女の子同士の素敵なキスだった。
いつかは自分も重ねたいと強く願うくらいだった。
胸のドキドキが止まらなかった。
いつの間にか肌は火照っていて、乳首も勃ち始めていた。
自分の幼いアソコがシャワーや汗でない液体で、ぐしょぐしょに濡れてしまっていた。
その日、私はお風呂場の中で初めて自分を慰めた。
自分の舌を、胸を、アソコを指先で激しく弄んで。
それ以来、強い雨の日になると、私のアソコは条件反射みたいに濡れる様になったんだ。
そういえば――。
あの日見た女子高生は唯先輩と澪先輩に似てた気がする。
年齢が合うわけじゃないから他人だって事は分かってるけどね。
今でもはっきりと思い出せる。
あの二人はクールそうな長い髪の女の子と、おっとりした雰囲気のショートヘアの女の子だった。
あれ以来読む様になった百合漫画を読んでて思ったんだけど、
もしかしたらそういう二人が女の子同士のカップルのお約束なのかもしれない。
唯先輩と澪先輩がそういう関係じゃないのは知ってるんだけどね。
ああ、でも、二人が女の子同士の関係に抵抗が無いって考えると興奮してくる……。
澪先輩達とエッチな関係になれたら、どんな感じのエッチになるんだろう?
ちょっと想像しただけで、私のアソコは余計に愛液を分泌し始めた。
-
――私に全部任せてくれ、梓。
澪先輩ならそんな風に言ってくれるのかな?
普段は先輩の皆さんに引っ張られている澪先輩だけど、私に対しては頼れる先輩の姿を見せてくれる。
エッチの時だって私をリードしようとしてくれるはずだよね。
ベースで鍛えた指使いで私のアソコやクリトリスを弾いてくれるはず。
「澪先輩、澪先輩……っ!
もっと強く弾いて下さい……っ!」
――ふふっ、エッチな後輩なんだな、梓は。
「そうですっ、そうですぅ……!」
――いいよ、イッちゃって、梓。全部受け止めてあげる。
澪先輩……っ!
澪先輩の大きなおっぱいとアソコを想像しながら、私は一際強くクリトリスを弾いた。
溢れ出す愛液、痙攣する身体。
イッちゃった……。
やっぱり澪先輩の指使いを想像するのは、興奮を高めるのに一番だ。
あのおっぱい思い切り揉ませてもらいたいな……。
おっぱいと言ったら唯先輩は逆に私のおっぱいを舐め回しそうだよね。
赤ちゃんみたいに離してくれないに違いない。
――えへへ、あずにゃんのおっぱい小っちゃいけど美味しいよー。
なんて私の控え目なおっぱいを舌で転がして、同時にアソコも弄ってくれたりして……。
唯先輩にはよく抱きつかれてるから、その感触を想像するのは澪先輩のそれを想像するより簡単だ。
私は自分の唾液で指先を濡らして、おっぱいを強く揉み始める。
――お姉ちゃんばっかりずるいよー。
いつの間にか私の頭の中には憂の全裸の姿も浮かび上がっていた。
憂はよく私の家に泊まりに来るから、唯先輩よりその裸を想像しやすい。
たまに一緒にお風呂に入ったりもしているわけだしね。
ああ……、憂のエッチは凄そう……。
呑み込みの早い憂だからびっくりするくらい気持ち良くしてくれるはず。
唯先輩に私の弱い所を教えてあげながら、二人で一緒に攻めてくれるはずだよね。
「ああんっ、二人掛かりなんてエッチ過ぎるよぉ……」
――どう、あずにゃん? ここが気持ちいいの?
――そうだよ、お姉ちゃん。梓ちゃんはお豆さんを舐められるのが一番弱いんだよ。
――分かったよ、憂。二人で一緒に舐め回してあげちゃお?
――うんっ! 梓ちゃんを思い切り気持ち良くさせてあげようねっ!
イッちゃう……!
私、女の子の3Pでイッちゃうんだ……!
イクイクっ!
んあああああああっ!
「はあ……」
二回連続の絶頂。
アソコに少しだけ痛みを感じ始めて溜息を吐く。
だけどこれくらいじゃ私は全然満足出来ない。
こんな事で満足出来るくらい簡単な身体はしていない。
この程度の痛さ、私にとっては新たな快感の始まりに過ぎない。
自分の指先を舐め回して綺麗にすると、新しい想像に身を委ねる事にした。
-
――痛いの、好きなの?
想像の中で笑顔を見せてくれたのはムギ先輩。
想像の中のムギ先輩は、穏やかに微笑みながら私のお尻を叩いてくれている。
「違います、違いますぅ……っ!」
言い訳する私の言葉を聞き流しながら、ムギ先輩はもう一度私のお尻に手のひらを落とした。
――私、梓ちゃんを叩いて気持ち良くしてあげたかったのー。
こんな事で気持ち良くなっちゃいけない。
痛みで感じるなんて変態だよ……。
その考えが背徳感となって、私は自分で自分のお尻を強く叩き続ける。
やっちゃいけない事だからこそ、余計に感じてしまう事を私は分かり切ってしまっている。
だからこそ、お尻に振り下ろす手の動きが止まらない。
――痛さと気持ち良さでイかせてあげるね、梓ちゃん。
飽くまで笑顔のムギ先輩は、私のクリトリスを舐めながらお尻を叩く。
叩く、叩く、叩き続ける。
アソコの中に舌を入れて舐め回して、最後には私のお尻の穴に指を差し込んで……。
また私、イッちゃうううううううっ!
更に溢れ出す愛液。
私の愛液は想像の中のムギ先輩の顔を濡らしたけれど、それでもムギ先輩は笑顔を向けてくれていた。
それにしても私、今日は攻められてばっかりな気がする。
ううん、駄目だよ、私。
やられてばっかりなんて私の性に合わない。
私だって誰かを気持ち良くしてあげられるんだから。
攻めに回る事くらい出来るんだから。
――やめてくれよ、梓ぁ……。
私が攻める相手と言ったらやっぱり律先輩だよね。
普段は強気で元気な律先輩だけど、私は確信してる。
律先輩はエッチの時にはリードされる人なんだって。
勿論確かめたわけじゃないけどいいもん、これは私の想像の中の律先輩なんだから。
「ふふっ、律先輩ってやっぱり生えてないんですね」
――やめて梓、言わないで……。
「律先輩らしくて可愛いですよ?」
――私らしいって何だよ、ああっ……!
「いいじゃないですか、こうして重ねると強く感じ合えますし」
私は想像の中の律先輩のアソコと自分のアソコを重ねる。
実際には自分の枕に重ねただけだけど、そんな事は気にしない。
今の私は律先輩と貝合わせしてる。
クリトリスとクリトリスを擦り合わせてるんだから。
「気持ち良いですか、律先輩?」
――あっ……、んっ……!
「恥ずかしがらずにもっと声を出してくださいよ、律先輩」
――だって……、恥ずかしいよ、梓……。
「でも恥ずかしいのが気持ち良いんですよね?」
――うっ、ううっ……、うん……。
「ふふっ、正直な律先輩、可愛いですよ。
ねえ、イきましょう? 二人で激しくイきましょうよ、律先輩っ!」
――んあああっ! 梓ぁ!
「さあ、後輩にイかされちゃってください、律先輩……っ!」
枕に、ううん、律先輩のアソコに私のアソコを激しく擦り付ける。
クリトリスに電気が奔ったような感覚。
私は喘ぎながら布団の中に崩れ込んだ。
やっぱり律先輩を攻めるのは楽しいし気持ち良い。
何度か抱きしめられて思ってたんだけど、私と律先輩の身体の相性は一番いいのかもしれない。
単に体格が近いってだけだけど、何となくそんな気がするんだよね。
勿論そんな事を確かめる日が来るとは思ってないんだけど。
それにしても、四回イッて少しだけ落ち着いてきた。
次は誰とのエッチを想像しよう……?
さわ子先生……は今日はやめておこう。
さわ子先生との激しいエッチはちょっとしつこいしね。
うん、次は直と菫とのエッチがいいかもしれない。
二人とも私の可愛い後輩なんだから、優しくエッチしてあげないと。
特に直はあの無表情を気持ち良くさせてあげたい。
私の勝手な想像だけど、直ってきっとお尻の穴が弱いと思う。
菫に直のアソコを舐めてもらって、私が直のお尻の穴を攻めよう。
きっと普段の姿からは想像も出来ないエッチな姿を見せてくれるはずだ。
じゃあこの枕を直のお尻に見立てて……。
そうやって枕に舌を這わせようとした瞬間だった。
私のクリトリスに柔らかい感触が奔ったのは。
クリトリスが責められる想像なんて今はしてない。
想像じゃこんなリアルな感触があるはずもない。
という事は、ひょっとして……。
私は夜の暗闇の中、目を凝らして自分の股間に視線を向けてみる。
闇に目が慣れていたせいかそこに居るのが誰かはすぐに分かった。
-
「ちょっと……、純ってばいきなり何してるの」
「えへへ、梓、おはよー」
私のクリトリスを攻めているのは純だった。
さっき目を覚ましたばっかりなんだろう。髪は下ろしたままだった。
私の呆れた声を聞いても、純は笑顔で私のアソコを舐め続けていた。
「何してるのってのはこっちの台詞だよ、梓。
あんなに騒がしかったら目を覚ましちゃうに決まってるでしょ?
隣で私が寝てるって事、忘れないでよね」
「そんなに騒がしかった?」
「あれで騒がしくなかったって思える梓の感性に逆に感心するよ……」
そうなのかな?
私としては十分に声を殺してたつもりだったんだけど……。
純が私のアソコを舐めながら、上目遣いに呆れた表情を向ける。
だけどその表情を浮かべたのは一瞬だけだった。
すぐに優しい表情になって唇を私のアソコから離すと、体勢を変えて私の頬にキスをした。
「やっぱりオナニーしてたんだね、梓」
「……うん」
素直に頷いた。
純相手に誤魔化したってしょうがない。
「やっぱりね、強い雨の音が聞こえたからそうじゃないかって思ってたんだ。
駄目じゃん、ムラムラしたんだったら私に言ってくれないと。
そういう約束でしょ?」
「えっ、でも、だって純、私達昨日……」
六回もエッチしちゃったじゃない。
その言葉は最後まで口に出せなかった。
それより先に純が私と舌を絡めていたからだ。
優しい優しいキスで私を包み込んでくれていたからだ。
私は嬉しくなって純の首筋に腕を回して激しく純の唇に吸い付いた。
うん、そうだよね、ごめん、純。
純はこんな私を受け止めてくれてるんだよね……。
-
♪
純と初めてエッチしたのも強い雨の日だった。
その日は純が連絡も無しに急に泊まりに来て、それを断り切れなかった。
大雨の空模様を不安に思いながらも、一日くらいは我慢しようと頑張ったけど無理だった。
純がお客さん用の布団で寝息を立て始めた途端、私の指先はアソコを触り始めていた。
我慢出来なかった。
私がエッチな女の子だって純に知られちゃうかも。
そんな不安すら私の快感になっていて、指の動きが止められなかった。
声さえ殺してはいたけれど、腰を大きく動かして、脚も引き攣るくらい伸ばしてしまっていて、案の定すぐに純にばれた。
ばれるかもって気持ち良くなるのは、飽くまでばれるまでの話。
自分を慰めているの光景を純に見られた瞬間、私は泣き出したくなった。
ううん、泣いてたんだよね、実際に。
色々と困った友達ではあるけど、私は純の事が嫌いじゃなかった。
ずっと仲良くしていきたかったし、ずっと仲の良い友達で居たかった。
エッチで、性欲の強い自分のせいで、大切な友達を失いたくなかった。
――梓は誰の事を考えてオナニーしてたの?
泣いてる私を気遣ったのかどうなのか、純は妙に真剣な顔で場違いな質問を口にした。
その時の私は正直にせめて話す事で純に誠意を示したかったのかもしれない。
嘘を言う事だって出来たのに、私は馬鹿正直に私の頭の中の女の子の事を話した。
その日、私がエッチな想像をしていた相手はさわ子先生だった。
その日の数日前、ひょんな事で軽く頭を撫でられた時に興奮しちゃったんだよね。
それ以来、さわ子先生の事を考えてエッチな事をするのがその頃の習慣だった。
私の答えを聞いて黙り込む純。
何分後かに口を開いた純の言葉は、また意外なものだった。
――その様子だと唯先輩とかでもした事あるんじゃない?
質問の意図が掴めなかったけれど、もう今更だった。
私は誤魔化さずに今までエッチな想像をした人達の事を話した。
どうして自分がこんなにエッチになってしまったのか、小学生の頃の思い出も話しに加えて。
小学生の頃に目撃したあの女子高生の二人、軽音部の先輩達、憂、さわ子先生、後輩二人。
中学生の頃の友達、クラスメイトの何人か、川上さん、クリスティーナさん、オカルト研の人達。
思えば本当に大勢の人達の想像で自分を慰めてきた。
あれだけ大勢の人達のエッチな想像をしてたのに、私の性欲は全然止まらなかった。
自分でも情けなくて呆れてくるくらいに。
私の長い告白を聞き終わった後、純は不機嫌そうに頬を膨らませた。
やっぱり私みたいなエッチな友達は嫌なのかもしれない。
絶交を言い渡されるのかもしれない。
そこまでの覚悟してたんだけど、純の言葉は最後の最後まで予想外だったんだ。
だって純の次の言葉はこれだったんだもん。
――それだけオナニーしてて、どうして私の名前が出てこないのよー!
どうやら本気でそう思ってるみたいで、純の目尻には軽く涙まで浮かんでいた。
私はと言えば頭を強く殴られた様な気分だった。
私は嘘は言っていない。
今までエッチな想像をした相手の名前は全部話した。
本人を目の前にして告白を躊躇ったわけでもない。
初めて気が付いた。
ううん、思い出したんだ、考えないようにしてただけで。
私、純でエッチな想像をした事が無い……。
何でだろう……?
自分の事なのに首を捻った。
確かに純はあんまり私の好みのタイプじゃない。
小学生の頃に目撃した女子高生が強く印象に残っているせいなのかな。
私の好みのタイプは長い黒髪が綺麗な人か、それとは逆におっとりした優しそうな人なんだよね。
今まで一番エッチな想像をした相手なんだもん。
それくらいは自覚してる。
純はその好みのタイプには当てはまらない。
だけどそれだけで純のエッチな想像をやめるなんて、我ながら有り得ない。
好みのタイプは飽くまで好みのタイプでしかない。
好みのタイプの当てはまらない人でも、私はしっかりエッチな想像が出来る。
全然自慢出来る事でも無いけれど……。
なのに私は今まで純でエッチな想像をした事が無かった。
純にムラムラしなかったわけじゃない。
純は比較的パーソナルスペースが狭い子だもん。
純に触れられる度に自分の身体が反応してる事にも気付いてた。
帰ったら純のエッチな想像で自分を慰めようとした事もあった。
だけど、実際にはしなかった。
出来なかった。
どうしてなんだろう。
純の裸を思い浮かべると凄く胸が痛かった。
だから私は純のエッチな想像をするのを、いつの間にかやめてたんだよね。
そうだ。
そうだったんだ。
私が純でエッチな想像が出来なかった理由は……。
-
――ねえ、梓。
潤んだ瞳で純が搾り出すみたいに言った。
いつの間にか純はそのパジャマを脱ぎ捨てていた。
――私じゃ、駄目かな? 私ね、梓の事が好きだよ。梓が私でオナニーしてくれてなくても。
純の身体は小刻みに震えていた。
私の身体も小刻みに震えていた。
いつの間にか純の姿が歪んで見えていた。
私の瞳から涙が溢れて止まらなかったから。
悲しかったからじゃない。
私が一番欲しかった言葉を、私が一番言って欲しかった人から貰えたから。
――私で、いいの? 私、こんなにエッチなんだよ……?
嗚咽が止まらなかったけど、私はどうにかそれだけ喉の奥から搾り出した。
純は頬を染めて、嬉しそうに頷いてくれた。
もう我慢出来なかった。
私は中途半端に脱いでいたパジャマを全部脱ぎ捨てて、純の胸の中に飛び込んだ。
純は私と唇を重ねて、舌を絡めてくれた。
強く、熱いキス。
頬にたまに触れる純の癖っ毛もとても心地良かった。
最高に幸せなファーストキス、最高に幸せな初体験だった。
-
♪
「ん……ふっ」
純の下が私の口の中で暴れる。
他の行為はともかく、純のキスは初めての時からとても上手くなった。
キスだけでイけちゃうくらい、甘くて激しい舌使い。
私も負けじと純の舌を舐めてあげようとするけど、やっぱり先に耐えられなくなった。
さっきまで四回自分を慰めていたからだと思う。
想像以上に敏感になっていた私は頭が真っ白になるのを感じた。
「んああああっ!
イクっ……! キスだけでイッちゃううううっ!」
溢れ出す愛液、これでもかと尖る乳首の先端。
幸せな感覚に身を委ねながら私は絶頂に至った。
純のキスは最高のキス。
純とキスをするようになるまで、まさかキスだけでイけるようになるなんて思ってなかった。
一体、どれくらいの人がキスだけで絶頂に至れるんだろう?
キスだけでイける相手を見つけられた私は、とっても幸せなんだってよく思う。
勿論、キスだけで終わらせるつもりなんて全然無いけどね。
「相変わらずイき方激しいよね、梓は。
よーし、この鈴木純ちゃんがもっともっと感じさせてあげちゃおう!」
純が嬉しそうな顔をして私のアソコに手を伸ばす。
アソコの周り、クリトリス、お尻とアソコの間。
自信たっぷりに純が私のエッチな部分を攻めてくれる。
こんな事を言ったら純は怒ると思うけど、実は純はキス以外はそんなに上手じゃない。
アソコを攻めてくれるのは勿論嬉しいし気持ち良い。
それでもやっぱり純の指使いはちょっと拙い。
私自身が自分を慰めてる時の指使いの方が絶対に上手い。
これでも百戦錬磨だから、そのくらいの自信はある。
だけど……、だけど私はいっつも……。
「んああああっ!
気持ち良い! 気持ち良いよおっ、純んんんっ!」
大声で喘ぎ声を上げてしまう。
止められない。気持ち良さを言葉にしなきゃ意識を失ってしまいそう。
嘘じゃない。
私の喘ぎは嘘じゃない。
純の指使いが拙いのも嘘じゃない。
両方本当で、両方真実だから私は嬉しくて泣きそうになる。
純の指使いは拙い。
痛いだけで赤くなっちゃう事も何度もあった。
だけど純の指が私を触ってくれてると思うと、それだけで私は最高に気持ち良くなれる。
私を触ってくれてるのが純だから。
私の大好きな純だから。
私は拙い純の指使いでもイけちゃうんだよね。
その意味を勘違いしているのかどうなのか、純が自信たっぷりに笑った。
「えへへー、どう梓?
私ってテクニシャンでしょー?」
勘違いしないでよ、純……!
純の指使いなんて、全然下手なんだからね……!
自信たっぷりに言えるほどテクニシャンじゃないんだから……!
私が純を大好きだってだけなんだから……!
「んああっ!
純! 純! 気持ち良い! 気持ちいいよぉ!
もっとして! もっとしてええええっ!
純の指、大好き! 大好きだからあっ!」
二つの心、二つの本当。
色んな矛盾が私を更に昂ぶらせていく。
「しょうがないなー、梓は」
言い様、純がまた私のアソコに唇を寄せてくれた。
また舐めてくれるんだ。
お腹の中が切なくなるのを感じる。
確かめてみた事は無いけど、ひょっとしたら子宮が降りてきてるのかもしれない。
純ともっと気持ち良くなりたくて、純との赤ちゃんが欲しくて、身体中が反応してるのかもしれない。
勿論純と赤ちゃんが作れない事くらい分かってる。
だけど、それなら純との赤ちゃんに注ぐ愛情の分も純に全部あげたい。
「ん……ちゅっ」
「ひゃあんっ!」
純の舌が私のアソコの中に入って激しく動く。
降りてきてるかもしれない子宮を舐めようとしてくれてるみたいに、深く、激しく動き回る。
純の動きは舌だけじゃ終わらない。
私のお尻と乳首を弄びながら、鼻先でクリトリスを器用に弾いてくれる。
自分を慰める事に慣れてる私だけど、腕が二本しかない以上、自分ではどうやっても出来ない愛し方。
そんな愛し方で、純は私を愛してくれている。
本音を言うとまたイってしまいたかった。
思い切りイって、お腹の中に溜まった愛しさを溢れ出させてしまいたかった。
でも、私はそうはしなかった。
どうにかイかずに耐えられたのは、私の愛しさを純にも伝えたかったからだと思う。
純はエッチな私を受け入れてくれてる。
純以外でエッチな想像をしちゃってる私を愛してくれてる。
嬉しいけれど、申し訳無かった。
されてばかりなんて純に悪いし、そんな現状を認めちゃうわけにはいかない。
私だって私が幸せなのと同じくらい、純を幸せで気持ち良くしてあげたいんだもん……。
-
「うんしょっ!」
舐められてばかりの体位から抜け出して、私は純のアソコに顔と唇を寄せた。
二人して顔の前にお互いのアソコが位置しているエッチな体位。
シックスナイン。
二人で思い切り気持ち良くなれる私の大好きな体位だ。
貝合わせだって好きだけれど、あれは気持ち良さより愛しさを感じるための体位だもんね。
「じゅーんっ!」
最大限の愛しさを込めて純のアソコとクリトリスを舐め始める。
これまで私を攻めていたからだろう。
純のアソコはもう私のアソコと同じくらいぐっしょり濡れていた。
「あんっ! 梓ぁ、私はあんまり攻めなくてもいいよぉ……」
「駄目だよ、純。
私だって純の事を気持ち良くしてあげたいんだもん」
「嬉しいけど、嬉しいけどぉ……、ひゃあんっ!
梓のクンニ激しいんだもん……、んああああんっ!」
喘ぎ声に乗じて、軽くとだけ純のクリトリスを弾いてみる。
それだけで純のアソコからは激しい愛液が分泌されていた。
もしかしたら軽くイっちゃったのかもしれない。
興奮してたにしても、ちょっと早過ぎない、純?
そう思い掛けたけどすぐに思い直した。
そうだったよね、純……。
私達、寝る前に六回エッチしちゃってたんだよね……。
私はまだまだ平気だけど、普通の人には結構大変なんだよね。
純のアソコ、いつもより赤くなっちゃってる気がするし。
ごめんね、純。
私って本当にエッチな子だよね……。
でも、嬉しい。嬉しいよ、純。
そんなに大変なのに、純は私のエッチに付き合ってくれてる。
好きって言ってくれて、激しいキスをしてくれてるんだよね。
すっごく嬉しい。
私ね、そんな純が大好きなんだよ。
純とエッチするようになる前から、ずっとずっとね。
純でだけエッチな想像が出来なかった理由なんて決まり切ってる。
私が純の事を本気で好きだったからに決まってるじゃない。
唯先輩たちの事は勿論好きだよ。
好きじゃなきゃエッチな想像なんてするはずないし。
だけどね、純はそうじゃないの。
エッチな想像をしなくても、初めて好きになれた女の子なんだよ。
純は私の傍で笑ってくれた。
迷う私の背中を押してくれた。
いつもいつも私を支えてくれていた。
エッチな想像をしちゃうのが後ろめたくなるくらい、純はそんな私の一番好きな子なんだ。
だから純の想像で自分を慰められなかったんだと思う。
純とは、エッチな想像だけで終わらせたくなかったから。
ありがとう、純。
こんなエッチな私を受け止めてくれて。
こんなに愛しても愛しても、まだ愛せるくらい愛させてくれて。
「純っ、好きだよ、純っ……!」
「梓……っ! 梓ぁ……!
はぁん……、もう駄目ぇ……!」
純のアソコを丁寧に舐める。
今度は激しくじゃない。
愛しさを込めて、嬉しさを込めて、ただ優しく丁寧に純のアソコを舐め回していく。
そんな私の気持ちが伝わったのかもしれない。
純も激しい舐め方から優しい舐め方に変えて、私のアソコに丁寧に吸い付いてくれ始めた。
「ねえ梓、気持ち良い?
んっ、私とのセックス、気持ち良い……?」
「当たり前よ、純……!
私、純の事が好きだから、大好きだから……!
純とエッチ出来てとっても幸せだよ……、あぁんっ!」
「良かった……!
私も……、私も好きだよ、梓……!
ねえ、イッていい? 梓にアソコを舐められてイッてもいい……?」
「勿論!
イこっ? 一緒にイこっ、純っ!
あああああああんっ!」
「うん……っ、うんっ!
一緒にイクよ、梓っ!
んああああああっ! 梓にアソコ舐められてイクぅぅぅぅぅっ!」
「私もイクっ!
純んんんんっ! んああああああっ!」
一際大きな声を上げて、お互いのアソコの上に崩れ落ちる私達。
純のアソコは別の生き物みたいに激しく動いていて、私のアソコも多分同じ様に動いてた。
私の大好きな体位の、私の一番気持ち良いエッチは終わった。
これ以上気持ち良さを感じるエッチの方法は無いと思う。
だけど私達のエッチはまだ終わらない。
これで終わらせるわけにはいかないんだよね。
だって気持ち良いエッチより大切なエッチがまだ残ってるんだから。
-
「はーっ、はーっ……!」
「ふー……、ふー……」
二人とも肩で息をしながらも、どうにか体位を変えていく。
正面から見つめ合う体位になって、軽くキスをしてから胸と胸を重ねる。
アソコとアソコ、クリトリスとクリトリスの位置を調整したから、今度は激しく舌を絡めた。
今から始めるのは一番気持ち良いエッチより大切なエッチ。
一番幸せになれるエッチ……、つまり貝合わせだった。
経験してみて気付いたんだけど、貝合わせって実はそんなに気持ち良くないんだよね。
机や椅子の角に押し付けるんならともかく、女の子のアソコはほとんど平坦なんだもん。
そんな所に激しく擦り付けてみたって、そこまで気持ち良くなれるはずも無い。
正直、初めての時はちょっとがっかりした。
だけど、純と何度か試してみる内に気が付いたんだよね。
これは幸せになるための体位なんだって。
シックスナインと違って、貝合わせはお互いの温かさを感じ合える。
すぐに抱きしめ合えるし、胸の鼓動だって聞いていられる。
キスをしたくなった時でも、目の前には純の顔がある。
いつだって大好きな純とキスが出来る。
貝合わせはそんな幸せな体位。
「これから幸せになろうね、純」
「うん、そうだね、梓」
二人で微笑み合う。
こうして表情を確かめ合えるって意味でも、貝合わせは幸せなんだよね。
それからアソコと胸を動かして幸せになうとした瞬間、不意に純が真面目な顔で囁いた。
「ねえ梓、一つ聞いていい?」
「どうしたの、純?」
「今日は誰でオナニーしてたの?
先輩達の名前が聞こえたし、今日は先輩達?」
直と菫、さわ子先生でもしようとしてたけど、それは未遂だった。
だから、純の言う通りだよ、と答えると純は悔しそうな顔になった。
「やっぱりかー!
悔しいなあ、今日も梓に私でオナニーしてもらえなかったんだ」
「いいじゃない、今はこうしてアソコとアソコを合わせてるんだから」
「ちーがーうー!
それとこれとは違うのー!
梓ってばどうして私でオナニーしてくれないのよー!
嫌がらせ? 愛しの恋人に対する一種の嫌がらせっ?」
「自分で愛しの恋人って言ってどうするのよ……」
呆れた表情を向けてみるけど、純の悔しさは分かる。
私だって純が私以外でエッチな想像をしてたら、悔しさを感じると思う。
増して私でだけは絶対にしてくれてないなんて、普通に考えたら恋人関係の危機だよね。
でもね、違うんだよ、純。
私は純の事が大好きだから、純でエッチな想像をしないの。
人よりも何倍もエッチで、性欲が強い私だからこそ思うんだ。
本当に好きな女の子相手にだけは、エッチな想像をしたくないって。
そんな事をするくらいなら、その労力で純を気持ち良くさせてあげたいし、愛したい。
験担ぎみたいなものだけどね、それだけはエッチな私が守りたい誓いなんだよ。
エッチだからこそ、最後の最後の一線だけは守りたいんだ。
この大雨みたいに溢れる性欲を持つ私の、小さくなって見えない気持ちを見付けてくれた純だから。
これからもきっと、溢れ出る私の性欲を泳ぎ切ってくれる純だから。
なんて言っても、純にはやっぱり不満だろうけどね。
純の事だから私の考えてる事にはもう気付いてるのかもしれない。
だから頬を膨らませてても、私の験担ぎを大切にしてくれてるのかもしれない。
そんな純だからこそ、私はこれからも純を大好きでいたいと思う。
愛し続けたいと思うよ。
とりあえず今の私が出来るのは、妙な験担ぎで困らせてる分を純に少しでも返してあげる事だけだ。
私は軽く膨らませてる純の頬に手を伸ばして、その唇に自分の唇を重ねた。
触れるだけのキスだったのは一瞬だった。
すぐに激しく舌を絡め合わせて、唾を交換して何度も飲み干した。
しばらくして唇を離して二人に銀色の橋が架かった時、私は私に出来る最高の笑顔を純に向けた。
「大好きだよ、純」
「もーっ、誤魔化されないんだからね、梓。
いつか絶対、私でオナニーさせてみせるんだから……!」
口こそ尖ってはいたけれど、その純の目尻は微笑んでいた。
やっぱり純は私の験担ぎを分かってくれてるんだろう。
私は嬉しくて涙を流しそうになったけれど、それを堪えてアソコを激しく動かし始めた。
-
「これからオナニーより気持ち良くなるんだから大丈夫よ、純」
「んっ……、梓ってば本当にエッチなんだから……!」
「んあっ、エッチな私は……、嫌い?」
「あっん……!
好き……だよ、エッチな梓だって、あんっ、大好き……!
小さくて可愛い梓が好きっ!
頑張ってる梓が好きっ!
ひゃあっ、エッチで素敵な私の恋人の梓が好きだよぉっ!」
「私も……、私も大好きだよ、純っ!
あん……っ! んああっ! 可愛い癖っ毛もっ! 吸い付くアソコもっ!
あったかいキスも、優しい純も、明るい純も……、全部全部大好きっ!」
私達のアソコから激しい水音が成り続ける。
乳首と乳首も擦り合わせて、舌と舌も絡め合わせて、
気持ち良くなってくれてる純の幸せそうな顔を見て、最高に幸せになっていく。
まるで二人で融けて交じり合っていくみたい。
アソコとアソコを重ね合わせる。
クリトリスとクリトリスを擦り合わせる。
幸せと快感で意識が遠くなり始める。
キスを続けられなくなる。
乳首を擦り合わせている余裕も無くなる。
だけど、私達は繋いだ手だけは絶対に離さない。
指と指を絡めて、これから何が起ころうとも繋ぎ合わせる強い決心を持って。
私達は二人で幸せで居続ける。
性欲の強い私は人の何倍も純を愛して、純はそんな私をきっと苦笑しながら受け止めてくれ続けて。
そんな風に、私達は誰よりもエッチで幸せになる。
「梓っ! 梓っ!
イクよっ? 梓のアソコで私のアソコがイッちゃうよっ?」
「私もっ! 私も純のアソコでっ、あああっ! 純のアソコで融けちゃうよおっ!
一緒に幸せになろっ、純っ! 純んんんんんっ!」
「あああああんっ! 梓あああああああっ!
もう出ちゃう! 私の愛液、溢れ出ちゃうううううっ!」
「うんっ! 出してっ、純! 私の中に出してっ!
二人でエッチなお汁を交換しよっ、んああああああっ!
イクよぉっ、純んんんんんんっ!」
「受け止めてえっ、梓ああああああっ!」
「イックううううう!」
溢れ出る純のエッチな液。
私はぱっくりと開いた自分のアソコの中に純のエッチな液を感じながら、一緒に果てた。
昨日から累算で十回以上果てたわけだし、流石にもう動けそうにない。
私の性欲も今日はこれが限界みたい。
私の頭の中はもう真っ白になりかけてる。
それでも私はどうにか純の唇を自分の唇を重ねて、愛してるよ、純、とだけ口にした。
それがきっと――、
溢れ出す私の性欲が消え去った時にだけ残る、純に対する真実の想いみたいな気がしたから。
-
0( =^・_・^)=〇 オシマイ
-
>>67-78(成年誌レベル)
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唯「みんなでえっちな小説を書こうよ!」(成年誌レベル)
-
和「うーん…」
唯「あれ、和ちゃん?」
律「なんで原稿用紙の前で唸ってるんだ?」
和「これよ」ペラッ
唯「何これ、か、かん…小説?」
和「官能小説、よ」
唯「かんのうしょうせつ?」
澪「つまり、え、えっちな小説のことだよな…」
律「文学賞か…なんでこんなのに応募しようと思ったんだ?」
和「ほら、私の家貧乏だからこういうのでも少しでも稼ぎたくて」
紬「大賞は100万円、特別賞、新人賞は30万円…」
唯「すごーい!和ちゃんムギちゃんと同じ位お金持ちになっちゃうね」
和「ならないわよ…」
紬「…」
律「でも、さっきも唸ってたし、大変そうだな。真面目な和には向いてないんじゃないのか?」
和「プロットは書けたのよ、でも濡れ場のシーンが全然思いつかないの」
唯「ぬれば、って何?」
紬「エッチなシーンのことよ、唯ちゃん」
澪(ムギってそういうの知ってるんだな…)
唯「ふーん。そうだ、さわちゃんに頼んだら?大人だし何でも知ってそう」
律「聞いたことねーよ!教師に官能小説の執筆を頼む生徒なんて」
-
和「先生には頼んでみたんだけどね…」
律「頼んだのかよ」
和「『この私に男女のズッコンバッコンを書けと!?喧嘩売ってんの!?』ってキレられたわ」
澪「さすがさわちゃん」
紬「そうだ、私たちが書いたらどうかしら?」
律「ム、ムギ?」
紬「私こういうの書いてみたかったの。みんな、それぞれ明日までに和ちゃんが行き詰ってる濡れ場を書いてこない?」
律「明日までか。早いな。まー和のためにもやってやるか」
澪「わ、私もか?そんな、恥ずかしいよ…」
律「澪の楽しみだなー。元文芸部志望であんな甘々な歌詞を書く澪ならさぞかし甘々な濡れ場が仕上がるんだろうなー」
澪「うう…いやだあ…」
唯「私もそういうのよくわかんないけど、面白そうだからやってみるよ!」
和「悪いわねみんな。受賞したら、賞金山分けしましょう」
律「だってよ澪。新しいピックほしがってたよな」
澪「…う、うん…」
和「ちなみにプロットはこれだから」
唯「ふむふむ。真って人と未知子って人のぬればを書けばいいんだね。あずにゃんも誘う?」
律「残念ながら18禁だからな。18に満たない梓は駄目だ」
唯「そっかー」
翌日
律「みんな書いてきたか?」
唯澪紬「はーい」
律「審査員は和だ。ルールは、一番いいのを書いた人が、和と賞金を山分けする権利を得る!」
澪「なんでお前が仕切ってんだよ!」ポカッ
律「いってーな」
和「最初は、出席番号順で澪ね」
澪「ええっ!?」
律「さーて、どんなかな?」ニヤニヤ
澪「くそー…」
「真、あなたを愛しているわ」
「僕も愛してるよ、未知子」
二人は抱き合って深く口づけ合い、そのままベッドになだれ込んだ。
「ん、もう朝か…」
スズメの声で誠は目を覚ました。傍らには一糸まとわぬ未知子がすやすやと眠っている。
律「朝チュンじゃねーかぁぁぁぁっ!!」ビリビリ
和「官能小説って枠じゃないわね。濡れ場ですらない」
澪「だって…肝心なところ書くのやっぱり恥ずかしいし…」
-
律「やっぱりうぶな澪には向いてなかったか」
澪「うるさい、これでも精一杯なんだぞ!そこまで言うならお前のはさぞ立派なもんなんだろうな!」バッ
律「あ、よせ!私の番はまだ先だぞ!」
紬「うふふ、私は後でいいわ〜」
律「裏切り者〜!」
真は未知子の両脚を割り箸のように開き、灼熱のものを当て、処女膜をミリ単位でプチプチと貫いた。
ブツン!ズッニュー!
「いっちゃう!あん!ああん!!」
ズギュッギュッギュズズッズリュッズギュギュッズリュッ
真は未知子の膣に大量の精液を流し込んだ。そして、未知子は真と永遠にセックスをし続けた。
「もっと!もっと!!出して〜!!」
「分かった・・」
真は未知子を妊娠させてしまった。
澪「突っ込みどころしかねええええええええ!!」ビリビリ
澪「なんだよこのわけのわからない擬音は!ブツンズッニュー?ミリ単位でプチプチ?ぜんっぜん私のこと言えないじゃないか!!」
和「確かにこれは…ひどすぎるわね」
律「あ、あれ?聡の部屋のエロ漫画とか参考にしたんだけどな…」
紬「ああいうのは間違った情報も多いからね」
澪(今更だけどムギって…)
和「コホン、次はムギの番ね」
紬「うふふ、はいどうぞ〜」
「ふふ、もうこんなに濡らして…未知子ったらいけない子ね」
「はぁ、んっ……ぁんっ…ま、真の意地悪…!」
快楽によがる未知子の芽に、真はキスをした。
「本当に可愛い。未知子って私と違って、おっぱいも大きいし、美人だし、ずっと憧れてたんだ…」
「真の胸だって、ぁっ、小さくても、可愛いし、それに頼りになるし…」
「言ったな!小さいって」
怒ったふりをしてますます激しく舌でこねくり回す。
「ひゃぁんっ!…ぁ、あの、最後は『あれ』で…んっ、イきたいなって…」
「わかった」
二人は貝合わせを始めた…
律「なんで女同士になってんだよ!!」
澪「予想はついたけどな…」
紬「だって、真って名前の女の人がいたっていいじゃない」
和「残念ながら、私の書いていた真は男性よ」
紬「」シュン
-
律「しっかし、残るは唯かー」
唯「えへへ、期待しないでねー」
和「とうとう参考にならなかったわね。まあ、一応見ておきましょう」
〜中略〜
律「ふ、ふおお…」
澪「」バタン
紬「」ポタポタ
和「これは凄いわね…。正直、まともな性知識もないもんだと思ってた」
律「わかった唯!お前憂ちゃんにやってもらったんだろ!」
唯「違うよ。憂は昨日、あずにゃん家に泊まってたよ」
和「そういえばそうだったわね」
紬「それにしても、唯ちゃんにこんな才能があるなんて思わなかったわ」
唯「えー、才能なんてものじゃないよ。実体験をそのまま書いただけだもん」
律紬澪和「!!?」
さわ子「聞かせてもらったわ、唯ちゃん」
唯「さわちゃん!?」
さわ子「知らなかったわ。あなたがリア充だったなんて…それでこれはリア充の体験記なのね…ふふ」
律「さわちゃん、何を…」
さわ子「爆発しろおおおおおお!!」ビリビリ
和「」
唯「結局和ちゃんは入賞出来ませんでした」
澪「ち、ちなみに体験談って…相手はどんな人だ?」
唯「お父さんとお母さん。こないだ久しぶりに帰ってきてねー、夜中に起きたらベッドの上で濃厚な世界が!」
紬「セ――――――――――――――――――フッ!!!」
おわり
-
>>80-84(成年誌レベル)
-
>>84
ワロタ
-
>>84
乙です。
さわちゃんがキレた所とオチのムギちゃんの叫びの所で盛大に吹いたwww
-
某書き手「――YATTA!! 俺のSSがまとめられたぞ!!」カチッ
(同人誌レベル)
※:高濃度のお前らネタがあります。
洒落の分かる方だけご覧になったほうが良いと思われます。
-
<それじゃ、撮影開始5秒前! 4、3、2、……
唯「ごちゅうい!!」
梓「このSSはフィクションであり、
実在の人物・団体とはまったくの無関係らしいです!!」
唯「……」
クチュ…
梓「ひゃんっ!?」ビクン!
<!?
唯「んー?
あずにゃん、どうかしたの?」クチュクチュ
梓「んん…っ///
(唯先輩、こんな所で止めてください!
気づかれちゃいますって!!)」ヒソヒソ
唯「(大丈夫だよ、下半身は机の下に隠れているから分からないって
それに)」
<お、オイちょっと唯…ってングッ!!
唯(お耳をフーっと)
梓「ひゃんっ!!」
-
唯「(あずにゃんのココ、最初からグチョグチョだよ
こうされるの、期待してたんだよね?)」ニチャニチャ
梓「(き、期待してなんか…)」ハァ、ハァ
クリッ
梓「んん…っ!」ビクンッ!
唯「(ほら、早く次の台詞を言わないと
みんな不思議な顔をしているよ)」
<モガッ!モガモガッ!! ンウーッ///!!
梓「(うぅ…っ)
と、特に…っ!」
唯「(あずにゃん。指、挿れるよ)」プチュ…
ズニュッ
梓「んっ…!
と、登場する人物はぁ…///」
唯「(あずにゃんのナカ…、柔らかくて温かいね
私の指、あずにゃんに咥え込まれて離れられないや)」ニチニチ
梓「ん…//
離れ……ないで
ずっと、このまま…!!」
ぎゅうぅ……っ!
唯(あずにゃん……!!)スッ
梓(あ、唯先輩の唇が…んむっ)
プチュ…レロ……
梓「んん……あむ……」
唯「ハァ……んむ……」
ニチニチニチニチ…!
唯(あずにゃんのクリちゃんも愛してあげなきゃ、ね)ムキッ
梓「――くぅぅぅんっ!!」ビクビクビン!!
梓「……っ
はぁ、はぁ……」クテ…
唯「あずにゃん、イッちゃった?」
梓「ぁ……
ゆいせんぱい……もうちょっと、このままで」
唯「うん。いいよ、抱き着いたままで。
私もあずにゃんの体温を、感じていたいから」
梓「唯先輩……」
唯「あずにゃん……」
唯梓「ん…! プチュ…レロ……」
<〜〜!っモガモガガッ!!
-
律「――プハッ!!
おい、注意書きはどうした!!」
澪「///」モジモジ
紬【●REC】フンスフンス///
律「ムギも撮影すんなって!!
大体、どうして止めないんだよ
私が行こうとしたら阻止するしさぁ!!」
紬「??……???
なにが おかしいのか わかりません」
律「うわぁ真顔で言ったこの人」
澪「///」モジモシクン
律「おい澪、お前も何とか言ってくれよ
ここでこそ、軽音部一の常識人ぶりを発揮してもらわないと…」
澪「……チョット トイレへ…///」ソソクサ
律「!?」
紬「 ! ? (歓喜)」
お前ら「 ! ! ? ? 」
・
・
・
-
このSSはフィクションです。
実在する人物・団体とは、マジで関係ありません。
特に、このSSに登場する人物は…
人物は…
いいだろもうめんどくせぇ。
・
・
・
-
某書き手「お、早速まとめられているはwww」カチッ
久々に、けいおんSSを投下した。
ちょっと微鬱な、律澪。
したらばに投下したときはレスも付かなくて、正直ちょっと落ち込んだりもしたのだけれど、
さすが菫ノート、纏められたその日の内にコメントがついていた。
某書き手「どんなコメントついたのかな、覗いてみよう」カチッ
何時だってこの瞬間はドキドキする。
褒められる期待と、否定される恐怖が綯交ぜになりながらも、でも結局覗いてしまう。
これは、書き手としての悲しい性分なのかもしれない。
――けれど、そんな淡い期待は、【客観的な現実】によって、簡単に打ち砕かれてしまった。
-
・はっきり言って不快。
何で律澪で書いたのか。 -- (名無しさん) 201x-06-14 05:21:18
・律の性格違い過ぎ、展開が雑、総じてつまらない。
律澪というか、そもそも、けいおんで書く意味が分からない。 -- (名無しさん) 201x-06-14 07:21:19
・まぁ一周回って面白いと言えなくもない -- (淳司) 201x-6-74 1:42:71
-
某書き手「――っ!!」
一瞬にして、すべてが凍りついた。
いや。
薄々、分かってはいた。
レスが付かないというのは、そういうことだ。
でも、信じたくは無かった。どこかで、誰かが称賛してくれるという、都合の良い
……本当に都合の良すぎる甘い期待が捨てきれなかった事を、改めて思い知らされる。
某書き手「……でも、何だよコレ……っ」
羞恥心や失望を振り払うように、呻く。
・はっきり言って不快。
何で律澪で書いたのか。 -- (名無しさん) 201x-06-14 05:21:18
・律の性格違い過ぎ、展開が雑、総じてつまらない。
律澪というか、そもそも、けいおんで書く意味が分からない。 -- (名無しさん) 201x-06-14 07:21:19
某書き手「――律澪でこういう話書いちゃ、駄目なのかよ…っ!
“けいおんで書く意味”ってなんだよ!
お前は常に意味を求めながら行動してるってのかよ!! 馬鹿じゃねえの!?
性格が違うのだって、二次創作だからこそ出来ることだろうが!
こういう話を書きたいから書いて、何が悪いんだよ
偉そうな口聞いてんじゃねえぞ“読み手様”がぁあああああ!!!」
失望は怒りに代わる。
けれども、この反発が醜い物であることも、とうに分かっている。
感情を吐き出して、バランスを取ろうとしているだけだ。
結局、自分本意な考えを、否定の無い安全圏で振りかざしているだけ。
俺のSSを好き勝手否定している連中と、そう変わらないじゃないか。
くっだらないよな、と自嘲する。
-
某書き手「……もういい。
もう、辞めよう」
潮時、という言葉がちらつく。
俺には、書き手は向いていない。
某書き手「センパイシリーズなんか、あれだけキャラ崩壊していて滅茶苦茶な展開なのに、
沢山の人に支持されていたじゃないか。
…俺も大好きだあのシリーズ
水道水だって、いわゆるイジメ系で鬱ジャンルなのに、面白かった
――最初に読んだけいおんSSだ
あれがきっかけで、俺はけいおんSSにのめり込んだんだっけ」
某書き手「ガチにゃんだってサンジュだって、賛否両論あれど、支持されているSSは沢山ある。
……結局、面白ければ正義ってことか」
・律の性格違い過ぎ、展開が雑、総じてつまらない。
律澪というか、そもそも、けいおんで書く意味が分からない。 -- (名無しさん) 201x-06-14 07:21:19
・まぁ一周回って面白いと言えなくもない -- (淳司) 201x-6-74 1:42:71
某書き手「……俺のは、単純につまらなかったんだろう。
キャラ崩壊や鬱展開を補って余る何かが、俺のSSには無かっただけの話。
――単純に、俺の才能が無いんだ」
潮時、だよな。
改めて呟く。
某書き手「もう筆を折ろうか。
こんなコメントで落ち込むようじゃ、そもそも向いてない。
執筆の時間を資格の勉強にでも充てた方が、よっぽど人生に有意義だろうよ」
自嘲気味に笑う。
けいおん!は未だに好きだ。大好きだ。
思えば今まで沢山のけいおんSSを読んできた物だ。
でも、しばらくは読みたくないや。
-
某掲示板管理人「――YATTA!! 俺の掲示板に投下されたSSに、菫ノでコメが付いたぞ!!」
-
某掲示板管理人「……」フンス
某書き手「え? 何お前、誰?
何で素っ裸なの?
……いやそもそも、何で俺の部屋に居んの!?
え、ちょ、お前マジなんだこれオイ!!」
某掲示板管理人「素っ裸では無い!!」
スッ…
某書き手「いや、なに股間指さして……
ってうわぁ! これ唯ちゃんの後ろ頭(写真)じゃねえか!!
なんてもん貼り付けてんだテメエ!!」
某掲示板管理人「ちゃんと厚紙に印刷してあるから、丈夫だぞ」
某書き手「知らねえよ!!」
某掲示板管理人「唯ちゃん一枚あれば良い」キリッ
某書き手「やかましいわ!
そもそもお前その恰好なんだよ!
これじゃまるで、唯ちゃんがお前のイチモツを…っ、ふぇ、ふぇ、フェ……///」
-
コブラ「―― フェラチオ」
-
某書き手「――してるみたいじゃねえか!!」
某掲示板管理人「ヒューッ」
某書き手「おい誰だ今の」
(※コブラさん本当にありがとうございます)
某掲示板管理人「まあそれはともかく、
お前もヤるか、この格好
滾るぞ?」
某書き手「黙れ!! 俺の唯ちゃんをこんな形で汚しやがって!! (←※:お前のではない)
今すぐ出てけ! 出て行かないと通報すんぞ!!」
お前ら(デブ)「――YATTA! この家の通信手段を破壊したお!!」
某書き手「なにしてんだテメエええええええ!!」
某掲示板管理人・デブ「YATTA! YATTA!」クイックイッ
某書き手「うわ、マジだ。
スマホは圏外 電話は繋がらないしルーターが何故か繋がらなくなってネットも使えねえ!
って、はっぱ隊※踊ってじゃねえぞテメエら!!
コレ普通に犯罪だからな!?
何しにきやがった!!」
※知らなきゃググれ
-
某掲示板管理人「――風の噂で聞いたのさ
せっかくコメントが付いたのに落ち込んで、書き手を辞めようという弱虫がいるってな!」
某書き手「……なんだと?」
デブ「コメントが付いたってことは、お前の作品を読んでくれた奴がいるってことだお!
それともお前は、本当に、すべてのけいおんSSを読んだ事があるのかお?」
某書き手「……確かに、興味の湧かないスレタイや苦手なジャンルは、ついスルーしちまうけども」
お前ら(学生)「――YATTA! ってことは、貴方のSSに興味を持ってくれた人がいるってことじゃないですか!!」
某書き手「また増えた!?」
俺「俺のSSなんか、しょっちゅうスルーされんのにな!」
全員「……」
管理人・デブ・学生・俺「――YATTA! YATTA!」クイックイッ
某書き手「……でも、否定コメントばかりじゃないか
書いてあるだろう、“はっきり言って不快”、“つまらない”って!
俺のSSは読む人を不快にさせるし、面白くないんだよ、誰も得しないんだ」
-
お前ら(社畜)「――YATTA! 自分にない視点からの意見が知れた!
また一つ、勉強になったあああああ!!!」
-
管理人・デブ・学生・俺・社畜「――YATTA! YATTA!」クイックイッ
某書き手「な……っ!」
社畜「鬱ジャンルなんざ、否定されやすいのは仕方のない事だろうが
誰でも最初は下手くそなのも当たり前
書いて叩かれて、叩かれないコツを知るしか無いのさ!
お前は投下して、そのヒントを知ることが出来たんだぞ!
得してるじゃん!!」
学生「なるほど!」
管理人「得してるぅうううう!」
俺「(えーと、俺も何か言わないと……)」オロオロ
デブ(カロリーメイトも意外と馬鹿にできんな……)モシャモシャ
某書き手「おい1人職務放棄してるぞ」
-
管理人「お前が本気で書き手を辞めたいと言うのなら、俺たちは留めやしない」
某書き手「……」
管理人「だが、お前はけいおんを愛している。
けいおんSSを愛している。
失敗から這い上がって、もっと面白いSSが、
沢山の乙を貰える名作を書ける可能性が、お前にはあるんだよ、某書き手さん」
某書き手「……なぁ、アンタ、ひょっとして」
管理人「俺は、けいおんSSを愛する全てのお前らを愛している。
その世界を守るために、俺たちは此処に来たんだ」
某書き手「……」
デブ(メープル味もなかなか……)モシャモシャ
管理人「何度だって言ってやる
けいおんを愛するお前は、さらに面白いSSがきっと書けるようになる!
……そんな貴方が〜?」
管理人・デブ・学生・俺・社畜「うまらやしぃ〜っ!」
某書き手「それ言いたいが為に繰り返しただろ?」
管理人「そんな、某書き手さんの新たな門出に期待して、
歌を歌ってもよかですかぁ〜?」
某書き手「ああ、うん。
というか、むしろ歌うためにそんな恰好してるんでしょ?」
管理人「それじゃあ、音楽スタートォゥ!!」
-
〜♪
※http://www.youtube.com/watch?v=kL5DDSglM_s
某書き手「あぁ、やっぱりこの曲か」
※さあ、みなさんもぜひご一緒に!
思いっきり歌ってみよう!!
管理人「K!!」(全身でK!)
社畜「−(ハイフォン)!!」(寝るだけ)
デブ「O!!」(居るだけ)
俺「N!!」(腕でN!)
学生「SS!!」(叫ぶだけ!)
某書き手「おいNの向き逆だぞ!」
-
管理人「K!!」(スッキリ!)
社畜「−(ハイフォン)!!」(寝るだけ)
デブ「O!!」(居るだけ)
俺「N!!」(いっぱいいっぱい)
学生「SS!!」(叫ぶだけ←若い子はつい甘やかしちゃうよNE!☆)
-
管理人「♪It's so easy 〜」(←男も濡れるイケボ)
社畜「♪Happy go lucky 〜(管理人…)」ジュン…
俺「♪We are the world 〜」
デブ「♪We did it!」(なんかスッゴイ……ダンサブル)
学生「♪保守! 保守! 保守!」
-
俺「♪乙!」
社畜「♪乙!!」
デブ「♪乙!!!」
管理人「♪乙!!!!」
-
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|:::::::|:::::|∧:| ':::::::::::::| ,.斗==ミ |:::::::::|:::::::::::::::|:::/
|:::::::|:::::| :|=-ミ.\::::::| 〃{:::::ノrハ》|:::::::::|:::::::::::::::|/
八:::::|:::::::.. 《 {::ノrハ \| 乂しソ ノ:::::::::| :::::::::::::|
| \|:::::::∧ ∨ソ ,, /::::::::::::|::::::::::::::|
|:::::::|:::::::::::|':, ,::::::::::::::::l:::::::::::::|
|::::::八::::::::|八 ` :::::::::::::/|::::::::::::|\
|:::::' ):::::/ :.... ー ´ |::::::/ ⌒| ::::::::::| \
|::::| /:::://\| > . |:::/ | ::::::::::|\ \
|::::|:/:::/ \ | ‐< /|/ | :::::::: | \ ;
|::::|:/ \| | 〃 / | :::::::: | \ノ
|:/ 乙です!! \ :|/ // |:::::::::::| |
/ \| / |:::::::::::| |
|\ / |:::::::::::| / |
-
全員「♪やった! やった!! やった!!」
社畜「♪“意味”は要らない〜い〜」
全員「♪やった! やった!! やった!! 」
管理人「♪書きたきゃ書けば良い」
デブ「♪けいおん愛さえあれば良い〜!」
学生「♪読む人居るなら――」
※:さあ、貴方も一緒に叫んでみましょう!!……せーのっ!
-
< ―― ラッキーだぁあああああああああっ!!!!
-
全員「♪やった! やった!! やった!! 」
学生「♪まとめに載ったぁ!!」
全員「♪やった! やった!! やった!! 」
デブ「♪コメント付いた!!!」
俺「♪もう書くこと辞められなぁ〜い」
管理人「♪そう俺たちは」
※ここで一旦馬鹿になりましょう
全員「jfヴぃえhchf;;あ〜!!」(←解読不能)
-
※さあ、ここからは全員参加です!!
力いっぱい歌いましょう!!!
全員「♪やった! やった!! やった!! 」
学生「♪大学合格〜」
全員「♪やった! やった!! やった!! 」
貴方「♪_______!!」
(↑ここに書けば夢が叶うぞ!!)
企画者「いい歳こいて けいおん!だぁ〜!!」
企画1番手「♪だがそれがいい!」
※さぁ馬鹿になりますよ!
頭のネジを3本くらい外して、股間を思いっっきり緩くして、せーのっ!!
全員「びdhj・v;zsc・vんsぁgふぃぶlsc。へぞ;〜」(←やっぱり解読不能)
-
管理人「じ…
K!!///」(全身で!)
社畜「−(ハイフォン)!!」(寝るだけ)
デブ「O!!」(居るだけ)
俺「N!!」(腕でN!)
学生「SS!!」(叫ぶだけ!)
-
貴方「 !!」(全身でK!!)
企画2番手「 !!」(寝るだけ)
企画3番・4番手「 !!」(初めての共同作業///)
企画5番手「 !!」(方向もバッチリ!!)
※:力の限り叫べえええええ!!
全員「えすぇえええ!!っす!!
※ラストは可愛く☆
全員「バイキュ〜」
-
……キモッ。
-
お前ら「」イラッ
管理人「――よぉしお前ら、今からエロ企画の感想書くぞ〜!!」
お前ら「jぃyhふぉんhxづdごr。g;zdx・p〜(歓喜)」
(某書き手以外全員退場)
-
ポツン……
某書き手「……あ、携帯つながる
今通報したら、たぶん捕まるよな、アイツら」
某書き手「……でも、そうだな
また、何か書こうかな、って思えてきた」
読む人いるならラッキーだ。
確かに、そうだよな、と苦笑する。
俺は所詮、素人だ。
素人が下手なのは、当たり前だ。
下手なら当然叩かれる。そして、叩かれなければ、その痛みも理解できないし、
避け方なんて思いつくはずも無いんだよな。
そう考えると、ポジティシンキングだって捨てたもんじゃない。
書きたきゃ書けば良い。
けいおん愛さえあればいい。
……ああ、本当に、それだけで十分じゃないか。
某書き手「――さあ、次はムギ誕SSだ」
ようやく滑らかに動き始めた指から伝うように、
テキストファイルがムギちゃんへの想いで染まっていった。
-
【7月2日】
某書き手「――YATTA!! 俺のSSがまとめられたぞ!!」カチッ
おしまい
-
>>88-119(同人誌レベル)
-
唯「ソソニー洗脳器」(成年誌レベル)
-
紬「ねえねえ、澪ちゃん、ねえねえ」トントン
澪「なに?」
紬「ひどい!わたしが肩を叩いたのにふりむいてもくれないなんて!きっと澪ちゃんにわたし嫌われてるのね」
澪「そんなことないよ」
紬「じゃあなぜふりむいてくれないの?」
澪「ムギが指を伸ばしてほっぺたをつつこうとしてるからだよっ!」
紬「あ、はい……ねえ、りっちゃん!うまくいかないじゃない」
律「うーん、じゃあ次は澪のうしろにたって伸びた膝にむかって、こう、かっくん!って」
紬「ふむふむ」
澪「だからわたしに聞こえるところで相談しても意味ないんだよ!」
紬律「こ、こわーい」
紬「なんで澪ちゃんあんなに気が立ってるのかしら」
律「原因はあれだな」
唯「あずにゃーんのおっぱい、大きくなった?」サワサワ
梓「や、やめてください!」
紬「微笑ましい光景じゃない」
律「澪はエロいことが大嫌いなんだ、思春期だから」
紬「春を思ってるから?」
律「シィンクザスプリング!」
紬「でも、あれでエロいんじゃたいていのことはえっちになっちゃうわ」
澪「うるさいうるさい!だいたいなあ、えろいことっていうのはそうおおっぴらにしていいものじゃないんだよ!なでしこだそ、我々は。淑女のメンタリティー、慎ましく生きようとする意欲のあるやつがどれだけいるのか?それをまあ盛りのついた猫のように……おい、ムギ」
紬「なに?」
澪「わたしの後に立つな」
紬「えへへ…。」
-
唯「あずにゃーん、ちゅーしていい?」
梓「ち、ちゅーって、あの歯の隙間から舌をむりやりねじ込んでわたしは唯先輩のモノだって烙印を押されちゃうあのチューですか?そ、そんなのいやですっ」
唯「えーそんなこと言わないでー」チュー
梓「や、やめてください!唯先輩なんて嫌いです!もう一生かかわらないでください!」ペシン
唯「いたいっ……あずにゃんに嫌いって言われた……どうしよ」グスン
澪「自業自得だ」
律「だ、そうですよ」
唯「がーん、しょっく」
律「もう暗くなってきたし帰ろっか」
澪「今日も練習しなかったな」
紬「マケタラデコピンジャンケンジャンケンポン」
澪「チョキ」
紬「わーりっちゃん、だめじゃない、いきなり仕掛けたらグー出すって嘘じゃない!」
律「うーん、どんまい!」
澪「おい、ムギでこぴんさせろよ」
紬「りっちゃんが、りっちゃんが代わりにされるって!」
律「あ、おい、ずる、ずるいぞ!」
澪「へー」ペチン
律「いってー、くそーついてねー」
紬「かえろ!かえろ!……あ、いたっ」
唯「はあ……あずにゃん……に……」
-
ゆいのいえ
憂「おかえりー」
唯「……ただいま、はあ」
憂「おねーちゃん、なんかあったの?」
唯「うん、あずにゃんに嫌われちゃった」
憂「それは梓ちゃんがよくないね」
唯「だよね!だよね!あずにゃんが悪いよね!」
憂「うん!」
-
にちようび
唯「よーし、というわけで、あずにゃんを洗脳することにしました!」
唯「だって、あずにゃんが悪いんだよね。わたしはあずにゃんがすごく好きなのにあずにゃんがわたしを嫌いだからあずにゃんが悪いんだよ」
唯「ソソニー製洗脳器を買ってきたからこれであずにゃんを洗脳します」
ぷるる
梓「あ、ゆ、唯先輩!……ですか。え、どうしたんですか?」
唯「あずにゃん今からうちに来ない?」
梓「いきます!……あ。えーと、行ってもいいですよ、暇なので」
唯「じゃあ来てよ、すぐ来てね!」
梓「はい」
がちゃ
梓「おじゃまします」
唯「いらっしゃい」
梓「ていうかなんでいきなり呼び出すんですか。はあ、わたしもけっこう忙しいんですよ、それを急に電話なんかかけてきて、はあ。だいたいゆいせんぱいは…」
唯「あーはいはい、わかったわかった。あずにゃんはわたしが嫌いだからわたしと遊ぶのが嫌なんだよね」
梓「べ、別に嫌とかそういうことじゃないですけど……」
唯「はいはい。あ、それよりわたし曲を作ったんだけどきいてみてよ?」
梓「曲!?唯先輩がひとりで作ったんですか!すごいですね!ぜひ聞きたいです!……あ。どうせくだらない曲なんでしょうけど」
唯「む、そうだよ、くだらないけど。ここで聞けるから」
梓「ウウォークマン?こんな型ありましたっけ?」
唯「ふ、古いやつだよ!ほら、と、とにかくさ」
梓「ふーん……」
-
唯「あずにゃん、何が聞こえる?」
梓「ん……かすかに、つーって耳鳴りみたいな音が……」
唯「他には?」
梓「なんか奥のほうからうねるようななんか変な感じです。これが曲なんですか?」
唯「そうだよ!どう?」
梓「どうってただの音……あ、でもなんか気持ちいい気がします、そういう音なんですか?」
唯「きもちいい、なんてあずにゃんは変態だねえ」
梓「え、いや、変態とかそういうんじゃないじゃないですか!」
唯「ううん、あずにゃんは変態だよ?」
梓「……はい、あずさはへんたいです……あ、ちが……」
唯「あずにゃん、お手」
梓「やですよ、なんでそんな……」
唯「お手」
梓「 」ポスッ
唯「あはっ」
-
梓「え、あ…な、なんで……」
唯「あずにゃんがわたしの奴隷だからだよ?」
梓「へ、変なこと言わないでくださいよっ」
唯「あずにゃんは、わたしの奴隷だよね、ちがうの?」
梓「そうでした」
唯「じゃあなんでさっきは嘘ついたの?」
梓「だって、その、ご、ごめんなさい……」
唯「許してあげなーい」
梓「ゆ、ゆるしてくださいよぉ」
唯「じゃあー、わたしの前でオナニーしてよ」
梓「う、うぅ……はい……」クチュクチュ
唯「あははっ、ほんとにしたよ。恥ずかしくないの?」
梓「だってぇ……んっ……ふあんっ……ひゅいせんぱいがっ……しろっへんっ…ああんっ」
唯「あずにゃん、大嫌いな人に服従して誰にも見せられない姿保存されちゃうのはどんな気持ち?」パシャパシャ
梓「ああんっ……ひっ……やああっ……と、とらないでくださいぃ……あぁあああっ」クチュクチュ
-
唯「そのわりには手の動きがはやくなってるよ?大嫌いなわたしの前で醜態を晒すのはどんな気持ちなのかな?」
梓「べつにぃ……くぅんっ…きらいなんかじゃ…はぐっ」
唯「別に嫌いでもいいんだよ。だってあずにゃんはすぐにわたしのこと好きになるんだもん。ほら、指、かんじゃだめだよ?」
梓「はむっ……ちゅるっ……ぷちゅ……むっ……あっ……ふあんっ」
唯「あはは、指、あずにゃんのだえきでびちょびちょになっちゃったね……んむっ、しょっぱいし、へんな匂い……嗅いでみる?」
梓「……む」
唯「どんなにおい?」
梓「……く、くさいです」
唯「どんなにおい?」
梓「えと、唾液のすえた匂いと……その…わたしの……あそこの……においが混じって臭いです……」
唯「ほらぁ、どんなにおい?って聞いてるんだよぉ、ねぇ、どんなにおいがするの?」グリグリ
梓「……」
唯「ちがうよ、わたしはどんなにおいがする?って聞いてるんだよ?」
梓「……いいにおいです」
唯「わー、あずにゃんって自分のおまんことお口のなかのにおいがいいにおいなんだ?あずにゃんきもーい」
-
梓「だって……ゆいせんぱいが…」
唯「じゃあわたしのも嗅いでみる?」
梓「え……」
唯「ほら、そこに横になってよ」
梓「はい…」
唯「今日は暑いのにタイツなんか履いてるから汗だくになっちゃったよ、ね?」
梓「むむ…」
唯「あずにゃんなんかにはタイツ越しでじゅうぶんだよね、ほらっ。いっぱい嗅いでね」
梓「はむっ……むぐっ」
唯「あははっ、どんなにおいする?」
梓「むっ……んぱっ……いいにおいです……」
唯「えへへー、そー? じゃあもっといっぱい嗅がせてあげるよ」グリグリ
梓「はむっ、む……あはっ……んん……はあはあ」
唯「ねえねえ、あずにゃんのと、どっちが臭い?」
梓「んっ……ふんあっ……わ、わたしです」
唯「ほんとぉ? ねえ、正直に言いなよ」グニグニ
梓「んむっ……ゆ、ゆいせんぱいのほうがくさいです……」
唯「あははっ、あずにゃんは正直だね、正直者にはごほーびだよ? えいっ」グインッ
梓「はぐっ……むーむー」
-
唯「え、なに?聞こえないよー。あ、そーだ、あずにゃんぺろぺろしてよ。あずにゃんがわたしを気持ちよくしてくれたらどいてあげる」グイグイ
梓「はむっ……ぺろっ……くちゅ」
唯「あはっ、そんなんじゃぜんぜんだめだよぉ。もっとがんばってー」
梓「むちゅ……くちゅ…ぺちゅ……はぁんっ……あっ……」
唯「ほらほらぁ、がんばんないとちっそくししゃちゃうよー」
梓「んっ……くちゃべちゅ…ぷちゅ……ぱっ、ぱちゅ……ちゅぃぃぃ」
唯「……ああんっ……あずにゃんタイツ破っちゃったねー、そんなにわたしのおまんこなめたかった?」
梓「んっ、ふっ……はぁ……くちゅぶちぃ……へるびゅ……むぅぅゅ……」
唯「これからあずにゃんはもうわたしの臭いを嗅がなきゃいけない子になっちゃうんだよ、わかる?」グリグリ
梓「むぐ…ちゅふぁい……」
唯「あ、あずにゃんのお腹に蚊だ!」ペシンッ
梓「ひゃん、ぐっ……ああむっ……ぺちゅ」
唯「もー、あずにゃんへたくそー。しにたいのー?」グイングイン
梓「はっえほっ……むっ……ぺちゅくちゅ……」
唯「あずにゃん死んじゃえば? ぺしんっ」
梓「あっえほっ……ちゅむ…ぺちゅ」
唯「死んじゃえ、ぺしんっ、ちっそくししちゃえ、ぺしんっ、死んじゃえ、ぺしんっ」
梓「……むぅうううぅぅぅ……あぁあああんっ」
唯「あ、いっちゃった?」
梓「はあはあ……こほこほっ」
唯「あずにゃん、ちっそくえっちでこーふんしちゃったたんだよ?わかる?」
梓「……ふぁい」
唯「首とか締めて欲しい人なのかなー、やだー、こわーい」
梓「ち、ちが…」
唯「ほんとに変態だね」
梓「ご、ごめんなさい」
-
唯「でも、これで、わかった?あずにゃんはわたしのモノだって」
梓「はい」
唯「えへへ、わたしのこと好き?」
梓「好きです」
唯「じゃあ、ちゅーしてよ!」
梓「はい……ちゅ、ぺちゅ……ぺろちゅ………」
唯「ちゅ……あ」クイッ
梓「む……」
唯「あずにゃんが舌入れちゃだめー」
梓「むむ…」
唯「あずにゃんはわたしのモノになるんだから、わたしがあずにゃんの歯の間から舌を入れてあずにゃんはわたしのモノだーって烙印を押すから、そしたらあずにゃんも舌を入れていいよ。口開けて?」
梓「あ」
唯「あずにゃんの口の中よく見えるね。なんか汚いー。あずにゃんちゃんと歯みがきしてる?」
梓「」コクコク
唯「あーなんかあのへん糸引いてるよー。あずにゃんの口の中はちょっと黒いんだねえ、びっちなのかな?」
梓「」フルフル
-
唯「ちゅーしてほしい?」
梓「」コクコク
唯「ちょっと上向いて?」
梓「あー」
唯「ぷちゅ」タラー
梓「あ」
唯「つーっ……ね、つばおいしい?」
梓「」ンー
唯「口の中でくちゅくちゅして?」
梓「……くちゅぐちゅ……んん……くちゅちゃ」
唯「いっぱい自分のつばも混ぜるんだよ?」
梓「ぷちゅ……じゅるるっ……くちゅぐちゅぐちゅぐちゅ……」
唯「ごっくん」
梓「……ごくんっ」
唯「よくできましたー。これであずにゃんの汚いお口の中もきれーになったね!」
梓「……ふぁい」
-
唯「舌、入れてあげる」
梓「」コクッ
唯「……ぷちゅ……くちゅ……ぷはっ……む……むちゅ」
梓「……む、ちゅ……んぅ……はあっ……れろっ……ちゅあ」
唯「……ぷはっ……んっ……ちゅううう……ちゅあ……」
梓「ぴちゅ……」
唯「じゅるるっ……んっ……ぷはっ……」
梓「……んっ」
唯「えへへ、よかった?」
梓「……うん」
唯「これでわたしとあずにゃん恋人だね!」
梓「そ、そうですね……」
唯「ふまん?」
梓「べ、べつにそんな」
唯「あずにゃんはわたしの所有物だよっていうほうがいいの?」
梓「うぅ……」
-
唯「じゃーそんなあずにゃんの忠誠度を試験します!」
梓「へ?」
唯「今から、憂の部屋の前でオナニーしてよ」
梓「そ、それはできないですよぉ……」
唯「ほんとにできないの?」
梓「だって憂はわたしの大事な友だちですし……」
唯「でも、その大事の友だちの前でオナニーするんだよ?あずにゃんがえっちなことしてるのがばれちゃうかもしれなくて、ばれちゃったら何もかもおしまいになっちゃうんだよ?それでもしたくないの?」
梓「い、いやですよ」
唯「大切な人との関係が壊れちゃうんだよ?あずにゃんがえっちなせいで」
梓「うぅ……」
唯「大切な人との関係が壊れちゃうくらい、あずにゃんはえっちになれるんだよ?」
梓「だ、だめです……」
唯「やりなよ、梓」
梓「は、ひゃい」
唯「ふふっ……あずにゃんほんとえっちだね」
-
梓「んっ……あはっ……あんっ」クニクニ
唯「あんまり大きな声出すと憂に気づかれちゃうよ?」
梓「……はっ……んっ……んっ」
唯「ちょっと手伝ってあげる」
梓「ああんっ」
唯「ちくびきもちい?」コネコネ
梓「……んっ……やああ……あっ……はっ……あんっ」
唯「今頃憂が聞いててあずにゃんにしつぼーしてるかも、憂はもうあずにゃんを見るたび今日のことを思い出しちゃうかもねえ、梓ちゃんは人にオナニーを見せつけるいやらしい子だ、梓ちゃんはオナニー見られるのが大好きな気持ち悪い子だって」
梓「い、いわないでぇ……あんっ……はっ……あぁあああんっ」
唯「あずにゃん、もし憂が気づいたらきっとさ、こんなえっちなあずにゃん憂に絶交されちゃうよ?」クニクニ
梓「んっ……ういぃごめんなさいぃ…、んっあ」
唯「大事な友達の部屋の前で梓は淫乱ですって見せつけてるんだよ、きもちいいねー、こうふんしちゃうねー」
梓「あんっ、だって、ゆいせんぱいがぁ、はあんっ/// いく、いくっ」
ギィ
憂「梓ちゃん、絶交」
バタンッ
-
梓「……」キガエキガエ
梓「あのー憂、ごめん」ドゲザー
憂「以後気をつけるよーに」
梓「はい、ごめんなさい」ペコリペコリ
唯「怒られちゃったね」
梓「ゆ、唯先輩のせいですよ!」
唯「せいですよ!じゃないよ……」
梓「なんか変なこといいました」
唯「せいですよ!……あはは」
梓「なにがおもしろいんです」
唯「あずにゃんがかわいいなって話だよ」
梓「むー」
唯「じゃあ次は散歩にいこっか?」
梓「散歩?」
唯「そのまえに準備がいるね、じゃっ、じゃーんっ」
梓「それなんですか」
-
唯「ロータだよ。ちなみにニニンテンドー製だよ!高級品だね、これつけていくんだよ、当たり前だよね」
梓「むう…」
唯「パンツずらして?」
梓「んんっ」
唯「スイッチ、オン」ウィーン
梓「む、むりですっ」
唯「ほら、ほら」
梓「だ、だめっ」
唯「そんなこと言ったってあずにゃんは……」
梓「や、やめてくださいっ」ペシンッ
唯「あ、いたい」
梓「あ、ごめ、ごめんなさい。でも、そのロータは受け入れられないんですよ。頭がキーンってして」
唯「……もしかして、これがニニンテンドー製だから?互換性がないのかも……」
梓「何の話ですか?」
-
唯「じゃあ、こう考えてみなよ。あずにゃんは今、ニニンテンドー製ロータに犯されてるんだよ?」グイグイ
梓「んっ……あっ……ひゅり、むりへすよぉ」ダラダラ
唯「だめだよ、これは命令だよ?
あずにゃんは命令には逆らないんだから、このハイブもこのまままうけいれられるよねぇ。
あずにゃんの大嫌いなニニンテンドー製ロータがあずにゃんのおまんこの中にはいっていってあずにゃんの中を犯していくのを許容できるよね?
あ、ていうか、むしろ喜んじゃってる?あはっ」
梓「喜んでなんか……んっ、あっ……ないですっ///」
唯「ふーん……でも、抵抗しなくなっちゃったねぇ。ほら、中にどんどんはいってるよ」
梓「むむ……あっ、あっ、だめ、だめぇ」
唯「あずにゃんはー、大嫌いなニニンテンドー製ロータに身体の中まで犯されて、 身体のを支配されちゃうんだよ。
この、ブーンって音があずにゃんの頭の奥まで支配して、そのことしか考えられなくなっちゃうよ?
あずにゃんはもう大嫌いなこれじゃないとー、気持ちよくなれない身体に変えられちゃうんだよ?」
梓「だめぇ…だめ……わたし…」
唯「あずにゃん、それでも欲しいの?」
梓「……ひゃい、ください」
唯「ふふっあずにゃんはえっちだねー。気持ちよくなるとおまんこのこと以外なーんにも考えられなくなっちゃうんだもんね。
でもー、それってね、わたしへの裏切りだよ? ご主人様の手以外のモノでいくなんていいの?
あずにゃんはー、気持ちいいからってわたしのこと裏切るの?
あずにゃんはー、気持ちもよくなれれば、一番大好きな人の目の前で他の人のおもちゃになっちゃう淫乱で色情狂いのいけない子なの?
あずにゃんのお口で答を聞かせてよ」
梓「……あっ、んっ……ひゃい、はい、そうですぅ、あずさは気持ちよくなれるならぁ、んっ、あっ、大切な人でもひゃんたんにぃうらぎる……くぅんっ…わるいこですぅ…ん///」
唯「あずにゃんは最低だね」ズブッ
梓「あっ……さいていわたしはさいていのにんげんです…あっ、ひく、いく、あんっいくぅっ…んっあああっ」
唯「あずにゃんは人間以下の動物だよ」
梓「はあはあ…てひ、ひゃい……申し訳ないですにゃんっ……」
-
唯「じゃあロータもつけたし、それで外に行こうか?」
梓「そ、そとですか……」
唯「やなの?」
梓「そうじゃないですけど」
唯「手、つないでいこっ?」
梓「はい……」ギュッ
唯「首輪とリードがないから、手がそのかわりだよ」
梓「……もっときつくにぎってください」
唯「へんたい」
梓「ひゃあっ……あんっ……しんどうつよくしないでくださいよぉ……んっ」
唯「あははっ、かわいいよ?」
梓「ん……」
-
(中略)
-
唯「よし、じゃあ帰りがけにたい焼きでも買おうねー」
梓「そですね」
唯「たい焼き2つください!」
たい焼き屋「はい」
唯「ありがとうございます」ペコリ
唯「はい、あずにゃん」
梓「どうも」
唯「もぐもぐ……んーっおいしい!これぞたい焼き!夕日の味だね!」
梓「ぺろぺろ」
唯「なになめてんのさ。もしかして欲求不満なのかな?」
梓「い、いえ、なんかお腹空いてないよーな気がして」
唯「さっきお腹なってたのに?」
梓「あ、そう、そうですよね、いただきますっ」パクッモグモグ
唯「おいしい?」
梓「おえっ…………んー」ゴクン
唯「大丈夫?」
梓「はあはあ……すごくまずいんですけど」
唯「えーうそおいしいよ、あずにゃんのちょうだい……もぐもぐ……うんっ、んまいっ」
梓「そ、そうですかね……」
-
唯「んーー……ちょっと、ロローソン行ってくる!ちょっと待ってて!」
梓「あ」
唯「たたたっ……はあはあ」
梓「何買ってきたんですか?」
唯「はいっ、ソソニー製シリアル、ロボットの餌味だよ、食べてみて?」
梓「もぐもぐ……うまい!うまいです」ボリボリ
唯「ほ、ほんとに……こんなの食べれる味じゃないのに……」
梓「もぐもぐ……もしかしてわたしソソニー製シリアルしか食べれなっちゃったんでしょうか……もぐもぐ……
そんなぁ……これからもうたい焼きとか食べれないんでしょうか……もぐもぐ」ポロポロ
唯「……あずにゃんきて!」
-
ヤヤマダ電機
唯「すいません、ソソニー洗脳器の洗脳解除器っておいてありますか」
人「うーん、取り寄せになりますね、取り寄せ」
唯「いくらくらいするんですか?」
人「ピンからキリまでありますけど、一番安いものです一億円くらいでしょうか」
唯「ちょっと待っててください」
ぷるるる
唯「ういー」
憂「どうしたのおねーちゃん!」
唯「お小遣い一億円前借りできる?」
憂「うーん…………むり!」
唯「だよねえ……」
-
ゆいのいえ
唯「かくかくじかじかにゃんにゃん」
憂「うーん、そんなことがそれは一大事だね」
梓「わたしこのままソソニー人間として生きていくんでしょうか、ソソニー製シリアルを食べて、ソソニー製の靴を履いて、ソソニーのロゴの入ったださい服を着て、ソソニーの株を買って、ソソニー製テレビでソソニー製ゲームをやって、ママリオカートもススマブラもできずに……」
憂「で、でも、料理の仕方次第ではソソニー製シリアルもおいしくなるし、ソソニー製のださい服だって着こなししだいだし、ソソニー製の株も上がるかもしれないし、それにママリオカートだってススマブラだって楽しいよ!」
梓「憂は料理がうまくて服の着こなしがよくて運が良くてママリオカートやススマブラが強いからそんなこと言えるんだよっ」
憂「たしかに……梓ちゃんは料理が下手で服の着こなしも運も悪くてママリオカートもススマブラも下手だもんね」
梓「うるさい…。」
憂「ごめん」
唯「……よしっ」
憂「あ、おねーちゃんどこいくの!?」
唯「ちょっと待ってて」
バタンっ
-
憂「行っちゃったね」
梓「うん」
憂「梓ちゃん」
梓「え、な、なに」
憂「梓ちゃんとふたりでいると気まずいね」
梓「ごめん、ごめんねっ、ほんとに」
憂「ここでしてもいいよ?」
梓「しない、しないからぁ、あれも洗脳器のせいだからっ」
憂「」ジー
梓「ほんとに、でもほら、性的に高ぶってるときっていろいろ理性的じゃなくなるから、その」
憂「梓ちゃん、一般的に言って信頼を得るのは難しいけど失うのは簡単だよ?」
梓「ごめ……」
憂「触らないでっ」
梓「あ……ごめん…」
憂「……ぷっ……あははっ」
梓「ご、ごめん。ほんとにすっごく惨めな気持ちだよ」
憂「ちがうよ、じょーだんだってことだよ、もー、梓ちゃんったらちょっとじょーだんで嫌いっていうだけでほんとにしょげちゃうんだもん」
梓「だって、そんなの、伝わんないよ、ふつー」
憂「だからおねーちゃんにも伝わらないんじゃないかな」
梓「え」
憂「なんでもないよ」
梓「て、ていうかほんとに許してくれたの?」
憂「うん、梓ちゃんにさわれるよ? あーずさちゃんっ」ギュッ
バタンっ
唯「ただいまー」
憂梓「あ」
唯「あずにゃん……」
梓「ちが、ちが、これは事故っていうか、憂が、憂が……」
憂「梓ちゃんが触ってくれないと不安ていうから」
唯「あずにゃん、あとでおしおきだから」
梓「うぅ……」
-
唯「ていうか、そんなことより、ほらっ、たいやき、さっきの、おいしいからっ!」
梓「む、むりですよ」
唯「食べさせてあげるから」
梓「でも……」
唯「これは、命令だよ、ね?」
梓「……うん」
唯「むっ……ちゅっ……くちゅぐちゅ……あーん、ほら、よく見て、あずにゃんひょんなにほろほろひはってるからはべやすいよ?」
梓「はい」
唯「はーん、して?」
梓「あーん」
唯「ちゅ……むちゅ……くちゅ……もぎゅ」ダラダラ
梓「じゅる……んっ……ぐちゅぐちゅ……ちゅる」
唯「むちゅぐちゅ……ぷっ……んっ…ぷはっ」
梓「んんっ……」
唯「あずにゃんへーき?」
梓「」コクコク
-
唯「くちゅくちゅしてみて?」
梓「くちゅ……くちゅ……あっ……ぐちゅちゅ」
唯「あーん」
梓「あー」
唯「わー、どろどろ! おいしそー、ちょっとわけて?」
梓「ちゅ……ぷちゅ……」
唯「ぐちゅ……じゅるる…ぷはっ」
梓「んっ…」
唯「へーのでごっくんしよ?」
梓「」コクッ
唯梓「……ごくん」
-
唯「どう?」
梓「んっ…………甘い」
唯「やった!やったあ!よかったねーあずにゃん。たい焼き、も一個ふつうに食べて?」
唯「はい……どう?」
梓「うん、おいしいです!」
唯「よかったねー、洗脳とけたんだ」
梓「でもどうして洗脳なんか?」
唯「だって、あずにゃんがわたしを嫌いっていうから嫌いはいやだったから……」
憂「でも梓ちゃんがおねーちゃんを嫌いになるなんてことないと思うけどな」
唯「そ、そうなの?あずにゃん?」
梓「はい!わたしは、はじめてあったときからずっと唯先輩の奴隷ですよ!」
唯「あずにゃんだいすきーっ」
憂「あんまり戻ってないよーな……」
-
ゆいのいえ
唯「それでね、そのあとはふたりでね、はじめてえっちをしたんだよ、あずにゃんがまずわたし……」
澪「え、えっちな話はやめ、やめろよ、大気が汚れるからっ!」
梓「でもどうして洗脳が溶けたんでしょう」
紬「ソソニータイマーじゃないかしら?」
唯「ソソニータイマー?」
紬「ソソニー製品にはみなソソニータイマーがあって、3、4年かそこらで製品がブッ壊れるようになってるんだけど、それがたまたま初日に起こっちゃったのよ 」
梓「ソソニータイマーはソソニー製品にとらわれてしまった人を戒めるために存在するんですね」
唯「でもわたしのウウォークマンはもう7年ももってるよ!」
紬「それはモノへの愛があるからね」
唯「えー、それならあずにゃんは一生戻らなかったよー」
梓「も、もの扱いしないでくださいよ」
唯「えへへ、違うの?」ギュー
梓「んっ/// あ、梓は唯先輩のモノです……」
澪「あーもう、変なもの見せるなよ!」
紬「澪ちゃん」トントン
澪「なんだ……あ」プニ
紬「指のやつやってみたかった」
澪「はい」
-
律「やっぱ、pps4の画質はすごいなー」ピコピコ
憂「pps4は最高ですよ」ピコピコ
律「いや、わたしはぜんぜん勝てないから……あーくそ、あー」ピコピコ
憂「やったあ!」
律「憂ちゃんは強いなー、なんでそんなに強いんだよ?」
憂「いやあ、たまたまですよー」
律「もう一回、もう一回やろう!」
憂「……いいですよ、受けて立ちましょう」
律「よっしゃ、次はかーつ!」
唯「あーずにゃん、ほらぐにぐにー」
梓「だか、だからあ、んっ、こんなとこでやめてくださいってばー。唯先輩なんて嫌いです!」
唯「ご、ごめん……」グスン
梓「うそ、好きですよ!」
唯「わーい!あずにゃんぐにぐにー」
梓「んっ、あはんっ/// だから、やめてください!嫌い、嫌い唯先輩なんて嫌いですっ」
唯「うわーん……あずにゃんのばかあ」
梓「あーもう、好き、好きですよ!」
唯「いえーい!わたしもあずにゃん好きー」
澪「だから、そういうことは家でやれよ!空気が不浄だ!」
紬「ここが唯ちゃんちじゃない?」
澪「う、うるさいだからそれはそのままのいみじ……」
紬「あはは」
澪「せめて最後まで聞いてから笑えよ!」
おしまい
-
>>121-150 (成年誌レベル)
-
第1夜〜第11夜(最終夜)まとめです。
1番手 ◆MiRJ8BWpDUさん 唯「エロ部ってところに入部してみましたっ!」 >>9-13 (青年誌レベル)
2番手 ◆AjtsmiIsJkさん さわ子「愛のカタチ」 >>17-25 (成年誌レベル)
3番手 ◆OhCsabeY3cさん 憂「ミトコンドリア?」 >>30-41 (青年誌レベル)
4番手 ◆udPNnC.01Iさん 唯憂「赤ちゃんを作ろう」 >>44-50 (成年誌レベル)
5番手 ◆ZPguhvsw0Aさん 紬「とりこ」 >>54-65(成年誌レベル)
6番手 ◆8EeBRP8T0Uさん 梓「スコールクロール」 >>67-78(成年誌レベル)
7番手 ◆udPNnC.01Iさん 唯「みんなでえっちな小説を書こうよ!」 >>80-84(成年誌レベル)
8番手 ◆z.RlTki.Dさん 某書き手「――YATTA!! 俺のSSがまとめられたぞ!!」カチッ >>88-119(同人誌レベル)
9番手 ◆vZmyym56/2さん 唯「ソソニー洗脳器」 >>121-150 (成年誌レベル)
-
ということで、規定で定めていた企画の投下期間終了です。
投稿してくださった方々ありがとうございました!
あとは後語りや感想なんかを投下する期間に移項したいと思います。
が、恐らく、ド遅筆な企画者が、投下作品の感想を書き、企画の締め(削除依頼)を行うのは1週間ほどかかると見込まれます。
そんな訳で、
全力投入しすぎて投下期間に間に合わなかった!
こういうのでよかったんだ!
刺激を受けて書きたくなった!
今になって企画を知った!
なんて不完全燃焼な方がもしいらしたら、ぜひその期間を利用して、こっそり作品を投下してもよいと思います。
せっかくのエロ企画ですし、企画内容が内容だけに、なかなか今回のようなテーマの作品が集う企画の開催は難しいでしょう。
後の祭りとシオシオしぼませてしまったり、あまり溜めこんで腐らすよりは、ぜひこの機会を利用してみてください。
それでは、また1週間ほど後にお会いしましょう!
※ こっそり投下する方も、レーティングの記載、sageの徹底はよろしくお願いします。
-
唯「いやーあずにゃん、今回は9作だよ」
梓「正直、前回のムギ先輩の家企画は一週間で17作だったので、もっと集まるかと思ってました。まあ企画が企画だからしょうがないんですけど…」
唯「ねー。十日あるからみんな油断してるのかなって思ってたけど。あ、でも最後の追い上げはおおって思ったよ」
梓「やっぱり終盤になると急に集まりますね」
唯「誰も投下しないので、最初に感想行きたいと思います。今回の企画名は?」
梓「えっちなのはいけないと思います!」
唯「ふふ、あずにゃんがそんなこと言っていいのかな?」カチッ
ヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴ…
梓「にゃあぁあああっ」ビクビクッ
-
唯「まずは一番手◆MiRJ8BWpDUさんの、唯「エロ部ってところに入部してみましたっ!」(青年誌レベル)だね。あずにゃん、どう思う?」
梓「はぁ、はぁ…あ、そ、そうですね。その発想はなかったです」
唯「ねー。あとやっぱり最初は軽く読める話がいいよね。とくに『巨乳と巨乳と虚乳』には笑っちゃったよ。ね、キョニュウちゃん」
梓「それはどっちのキョニュウなんですか」
唯「えー、言うまでもないじゃん」
梓「聞きません。ええ、聞きませんとも」
梓「それよりこれ、唯先輩の紹介と喋ってる人が違うという指摘があります。確かに…」
唯「私ね、これはここに出てくる人たちが本物(?)のみんなとは違うと強調するために、わざとずらしてるのかなって思うんだよ」
梓「なるほど」
唯「まあ聞いてみないことにはわからないけどね、キョニュウちゃん」
梓「嫌がらせだ」
-
唯「次は2番手◆AjtsmiIsJkさんの、さわ子「愛のカタチ」(成年誌レベル)」
梓「さわ律とは珍しいですね。お互いを思いやり愛し合う二人がよかったです。もしかして、にゃんこさんでしょうか?」
唯「にゃんこ?それはあずにゃんだよー」
梓「そうじゃなくて、書き手さんの名前ですっ。私結構この人のファンで…」
唯「この作品でよかったと思うのはね、
確かに私は今まで男の人と付き合ってきたわ。
振られてばっかりだったけど、今だって男の人が嫌いになってるわけじゃないの。
でもね、今は男の人より女の子、ううん、他の誰よりりっちゃんの事が好きなの。
ここの部分!りっちゃんが好きだと言う前に、『男の人より女の子』が好きな自分を認めてるんだよ」
梓「…で、それがどうしたんですか?」
唯「まだわからないのかなー。『同性だから好きなんじゃない!人間としてあなた(お前)を愛している!』という台詞がどれだけ百合BLもので蔓延っていることか。
人間として愛してる、なんて同性だろうと異性だろうと当たり前だよね。
突然だけど、私はあずにゃんを猫さんとして愛してます」
梓(ネコ…)
唯「…とは言わないよね。
『愛に性別は関係ない!』というのも同じ。いやいや関係あるでしょと。関係あるから『性愛』なんでしょと。
相手にキスしたい、エッチしたいと性的に惹かれた時点で大いに関係あるよ。そうでなきゃ尊敬でも友情でもいいわけだし。
これを第三者が言うのならまだしも、恋してる当事者が言ってるともうね。
どうしてハッキリ『同性愛の何が悪い』と言えないのかと」
梓「はあ」
唯「と、いうようなことが同性愛者のサイトに書いてありました」
梓「何やってるんですか」
唯「いやー、今回の資料集めに読もうと思いまして」
梓「どうだか」
-
唯「三番手◆OhCsabeY3cさんの、憂「ミトコンドリア?」(青年誌レベル)」
梓「私、今回でこの話が一番好きですっ。元ネタは知らないですけど、エロい唯先輩が脳内再生されて、最後もよく締まってて…」
唯「ふふ、エロい私ならここにいるよ」カチッ
梓「にゃあああああああああ!」プシャー
唯「ただね、『大学の先生』って私が言ったから、高校生なのか大学生なのかちょっと混乱しちゃったよ。あとね、『子供がほしい』って私が言い出した時、中の人はすわネタ被りかとすごい焦ったらしいよ。話も憂唯だし…」
梓「はあ、はあ…あ、そうですか…」
唯「それにしても、この後私たちどうなっちゃうんだろうねー」
紬「私にお任せをっ」
唯「ムギちゃん!」
梓「ムギ先輩!」
紬「私が唯ちゃんと憂ちゃんを養うわ!一生かけて養うわ!お金を払って唯ちゃんと憂ちゃんのセックスが見れるなんて、こんなに恵まれた条件はないわ!これで万事解決よ!」
唯(やっぱり…)
梓(言うと思いました)
紬「もうこんな時間!またね唯ちゃん梓ちゃん!二人のことも応援しているわ!」テテテ・・・
-
唯「四番手◆udPNnC.01I、唯憂「赤ちゃんを作ろう」(成年誌レベル)」
梓「ネタ被りのやつですね」
唯「言わないの。それより…」
唯梓「読みにくくてすみませんでした!」ドゲザッ
唯「わかってはいるんですよ。台詞の前は一行空けたほうが読みやすいって。でも」
梓「中の人はず―――っとこのスタイルで書いてきたんです!(注:他ジャンルで)」
唯「あと、最初から最後まで憂攻めの予定が、突如私が積極的になって焦ったと言ってました。これがいわゆる『キャラが勝手に動く』ってやつなんでしょうね、あずにゃん」
梓「あと、8歳の唯先輩の独白に、今でさえ使えるか怪しい難しい漢字が使われまくってるけど、台詞の『憂』を『うい』とひらがなにすることでかろうじて差別化を図っているので許してほしい、とのことです」
唯「失礼な!私だって難しい漢字くらい使えるよ!エロ小説の才能だってあるんだから!」
梓「その話はあとですー!」
-
唯「五番手◆ZPguhvsw0Aさんの、紬「とりこ」(成年誌レベル)。ムギちゃんもミトコンドリアになっちゃったのかな」
梓「ほかの作品を持ち出すのやめてくださいよ」
唯「季節が季節なだけに、まさしく『暑い』って感じの作品だよね。エロいムギちゃんはなんでこんなにエロいんだろう」
梓「意味わかりません」
唯「上品なお嬢様が性に乱れる様子はなんていやらしいのだろうね!」
梓「それならわかります」
唯「上品なお嬢様といっても、ムギちゃんみたいなおっとりしたタイプと、お堅い生徒会長みたいなタイプに分かれると思うんだけど、あずにゃんはどっちの乱れによりいやらしさを感じる?私は…」
梓「ついていけません」
-
唯「六番手◆8EeBRP8T0Uさんの、梓「スコールクロール」(成年誌レベル)。あずにゃんは本当にエッチな子だねー」なでなで
梓「んっ…!に、2番手さんと同じく、純と私が互いを大切に想う様子が、描かれていてよかったと思います」
唯「おやおや、あずにゃんと純ちゃんのエッチなSS読んであずにゃんのここもジュンジュンしちゃったのかな?」
梓「はううっ」ビクビクッ
唯「ふふ。このSSのよかったところはね、『貝合わせがあんまり気持ち良くない』ってハッキリ、書いてるところだよ!」
梓「自分も書いたくせに言いますか。ていうか、どこ情報ですか?まさか…」
唯「これも同性愛者のサイトにあったんだよ」
梓「そうですか」
唯「そのうえで、その気持ち良くない行為に至る理由を書いてるところがよかった。そうだよ、お互いを抱きしめて、幸せになれるからだよ!だから私と憂もそうしたんだよ!」
梓「めっちゃ後付ですね」
-
唯「七番手◆udPNnC.01I、唯「みんなでえっちな小説を書こうよ!」(成年誌レベル)YATTA!ウケたみたいでよかった!」
梓「中の人、どうしても『ブツン!ズッニュー!』ネタをやりたかったみたいですからね。最終日に急いで書きました」
唯「ほえ?ぶつんずっにゅーって何?」
梓「落ちがなかなか思いつかなかったみたいですけどね。後、私が出てこなかったのはめんどくさかったからではありません、ええ、違いますとも」
唯「無視された…」
梓(さっきの仕返しですよ、唯先輩)
梓「それにしても、律先輩の弟はどんなエロ漫画おいてるんだって話ですよね。いくら、処女膜が破れるとき音がすると信じている童貞専用のものでも、ここまでひどくないでしょう」
唯「和ちゃんの貧乏設定も、今時やるかって感じだね」
梓「サンジュとかゴキブリとか、めっきり見なくなりましたもんね」
唯「あずにゃん、ゴキブリさんがいいの?」
梓「いやです」
唯「でもいろいろ悔やまれるところもあったみたいだよ。たとえば、ムギちゃんの原稿だけビリビリ破られてないとか」
梓「あと、真という女性が本当にいるのか投下途中にググってみたら見つからなくて、でももう投下しちゃったからほかの名前には代えられないという…」
唯「せめて晶とかにすればよかったのかもね」
梓「ん?」
唯「まことしね」
-
梓「次は、8番手◆z.RlTki.Dさん、某書き手「――YATTA!! 俺のSSがまとめられたぞ!!」カチッ(同人誌レベル)ですね」
唯「SS!!」(叫ぶだけ!)
梓「何やってるんですか」
唯「学生だからね」ふんすっ
梓「それは唯先輩がですか、それとも中の人がという意味ですか。後者なら身バレしかねないのでやめてくださいほんとに」
唯「これくらいでしないよ〜。それはともかく、葉っぱ隊の歌は私も大好きだからね。けいおんSS書き手さんがみんなで歌いたくなっちゃう、元気の出る話だよ!」
梓「まあ、エロ…くはないような。確かに何でもアリっぽいけど、同人誌レベル…?」
唯「細かいことはいいんだよ、あずにゃんも一緒に踊ろうよ〜」
梓「それにしてもこの人、ガチなときとネタに走るときとの差が激しいですよね。過去に書いたのがスカトロと流産ですし。そのどっちもよく書けていて面白いんですけど」
唯「スカトロと流産…改めてすごい組み合わせだね。しかもその後のレスの応酬を見ると、非常にまじめで律儀そうな人だというのがまたね」
梓「今回はメタギャグ。しかもやっぱり面白い。なんだかんだで実力のある書き手さんですよ」
唯「余談だけど私ね、この『某書き手』さんという人を、あの書き手さんかなって思っちゃったんだよ」
梓「どの書き手さんですか?ていうかなんでそう思ったんですか?」
唯「過去の企画にも何度か参加してくれたあの人。ほら、律澪で律の性格違いすぎるってところから…」
梓「ああ、なんとなくわかります」
唯「ぶっちゃけ、私はセンパイの人と同じくらいあの人のファンでさー。今回の企画に顔を出してくれなかったことがほんっとうに残念だよ。正直今からでもこっそり投下してくれないかなーと期待を捨てきれないんだ」
梓「まあ、こういう時は普通自虐ネタでしょう。それにあの人ならムギ誕書かないと思いますし、律澪なんて腐るほどあるし。第一実在する人物・団体とは関係ありませんって書いてあるんですから」
唯「そうだね!さああずにゃんもみんなも一緒に〜」
「「「YATTA!!」」」
-
唯「最後は9番手◆vZmyym56/2さんの、唯「ソソニー洗脳器」(成年誌レベル)」
唯「なんか製品名出して会話してるとき、焦ってどもってるみたいでおかしかったよ」
梓「非常にほのぼのしたエロですね。古き良き唯梓って感じです」
唯「ふふ、もっとも洗脳器なんかなくたってあずにゃんは私のものだけどね」カチ
梓「んっにゃああああああああああ!!」ヴヴヴヴヴヴヴヴヴ
唯「というわけで、全9作品それぞれ非常に面白かったです。企画者さん、書き手さん、ありがとうございました。調子に乗って2作品書いちゃってすいませんでした!ほらあずにゃんもご挨拶」
梓「い、今からでも間に合いますので、ぜひ、こっそり投下してみてくださ、い…」ガクガク、プシャー
唯「あーあ、気絶しちゃった。あずにゃんたらエッチな子。それではみなさん、さようならー」ズルズル
以上です。ありがとうございました。
-
なんだか、作品の感想語りというより書き手について語ってる感じ
-
こっそり投下!
タイトル
律「こ、これは……!」 (青年誌レベル)
-
律「やっぱ寒いなー……」
澪「冬だからな……」
ビュウウウウウウウ!
澪「うう〜っ!」
律「おおおおおお……! 寒すぎる……!」
澪「強い風はこたえるな……」
律「だな……。ん、あれは?」
澪「どうしたんだ?」
-
律「雑誌落ちてる。マンガの雑誌かもしれないぞ!」
澪「お、おい! そんな落ちてる物なんてきっとロクな物じゃ……」
律「別に授業はないんだから今日くらいいいだろ〜。んーどれどれ? ……マンガ雑誌っぽいぞ!」
澪「まったく……」
律「ゲット! …………こ、これは!」
澪「えっ?」
-
──
────
律「……てなことがあったんだ」
澪「…………」
梓「ふつう落ちてる物拾いますか?」
律「まあまあ。気分よかったから宝物見つけた気分だったんだよ」
唯「朝からノリノリだね」
律「ああ、今日は目覚めがよかったんだ」
紬「それで、どのマンガ雑誌だったの?」
律「え、ああ……実はそのことなんだけど……」
澪「……本当に、律はバカだ」
-
唯紬「えっ??」
梓「どういうことなんですか?」
澪「その落ちてた雑誌を……今ここに持ってきたんだ!」
梓「ええっ!?」
律「あはは……つい……」
梓「落ちてたんですよね? 汚いですよ……」
律「ビニールに入れてるから一応大丈夫だと思う。雨も降ってなかったみたいだし」
唯「ねー何のマンガだったの?」
律「……………………コレダ」スッ
澪「…………」
梓「…………」
唯「…………」
紬「あっ」
-
梓「……これエロ本やんけ!」
律「ああ……って、まさかの関西弁ツッコミ!?」
梓「なんでこんな物部室に持ち込むんですかー! ここは軽音部ですよ!」
律「ま、まあそうだけどさ……軽音部の部室であって何も聖域ってわけじゃないから……」
梓「そういう問題じゃなーい! まったく……」
紬「梓ちゃん落ち着いて!」
唯「そうだよ、あずにゃん! リラックス、リラックス」
梓「すいません……。でも、どうしてエロh……成年誌なんて……」
律「みんなのリアクションが気になったんだ」
梓「えっ」
-
律「私たちの学校……女子校だろ? 男子いないから、他の女子高生と比べてその手の話題少ないだろ? 少なくとも私たちは。そういうエロトークになったらどうなるのかなーってさ」
梓「……はあ〜。そんな理由で……」
澪「私も律がそのエロh……成年誌を拾った時に反対したんだ。でも、律がどうしてもって聞かなくて……」
律「ということだ! みんなの感想を聞かせてくれ!」
紬「じゃあとりあえず……」
唯「読んでみる?」
梓「(どうしてこんなことに……)」
律「じゃあ開くぞ! 私もチラッとしか読んでないんだ」
パラッ
唯「おー……」
紬「あっ、この子かわいい」
-
パラッ
澪「絵が不安定な人も多いな……仕方ない気もするけど」
律「やっぱ基本的に巨乳が多いな」
パラッ
唯「あっ、もう終わりかあ……」
紬「何作品くらい載ってるのかな……」
律「えーとな……」
パラッ
律「全部で12本だな」
紬「意外と多いのね!」
パラッ
梓「…………」
パラッ
パラッ
パラッ……
-
──
────
律「ふうー……どうだった?」
唯「意外と楽しかったよ」
澪「うん。ちゃんとしたストーリーのある作品もあったから、思っていたよりは」
梓「私もまあ、そう思いました……」
紬「こっちもなかなかいけるわね……」
律「(……?) まあ、普段読んでるマンガとは違ってたな。聡のやつも1冊くらいは隠し持ってるかもな! 今度捜索を……」
澪「やめてあげろよ」
-
律「ジョーダン、ジョーダン。マイケル・ジョーダン」
梓「私たちも、いつか男の人と付き合うことになれば……どうなんですかね……」
律「どうだろうな……。まあ、単にエロい人もいれば、女にとって最低の人間、逆に誠実な人だって必ずいると思うぞ」
梓「はあ……」
律「その辺りを“女の直感”ってやつで見極めないとな!」
梓「……そうですね!」
唯「じゃあ、この本は男の人視点で勉強になるのかな?」
律「それはわからないけど……。まあ、誠実なお付き合いがお互いに望ましいってことだ!」
唯澪紬梓「はーい」
おしまい!
-
以上です。お疲れ様でした。
-
トリップ忘れてました
-
乙
-
良くも悪くもカルーアくさい感想だった
-
短いですが感想です。
1番手 ◆MiRJ8BWpDUさん 唯「エロ部ってところに入部してみましたっ!」
軽音部には本物のりっちゃん達がいるってことですよね?
2番手 ◆AjtsmiIsJkさん さわ子「愛のカタチ」
エロ描写も心情描写も丁寧ですごいです。セックスとかそういう単語を連呼するのは変な気もしましたが、若いからアリかな…。
*
3番手 ◆OhCsabeY3c 憂「ミトコンドリア?」
自作です。原作では、主人公が妻(ミトコンドリア進化)に押し倒され、完全生命体が誕生しますが主人公がその生命体と心中します。
4番手 ◆udPNnC.01Iさん 唯憂「赤ちゃんを作ろう」
アナルバージンとか唯ちゃんよくそんな単語を…。エロ描写可愛かったです。お子さん誕生おめでとう!
*
5番手 ◆ZPguhvsw0Aさん 紬「とりこ」
エロい衝動の描写がよかったです、ゾクゾクする感じ。若くていいですね。この衝動に任せすぎると大変なことになるよムギちゃん。
*
6番手 ◆8EeBRP8T0Uさん 梓「スコールクロール」
これが一番好きです、いい話でした。ベーシストって絶対指遣いエロいよなと思って読んでたら純の指遣い拙くてワロタ。しかしやはり直接的なエロ単語連呼が気になるかも?
*
7番手 ◆udPNnC.01Iさん 唯「みんなでえっちな小説を書こうよ!」
ワロタとレスしたの私なんですが、ワロタ。最後のムギが盛大にセーフのポーズとってる姿が浮かびます。
*
8番手 ◆z.RlTki.Dさん 某書き手「――YATTA!! 俺のSSがまとめられたぞ!!」カチッ
くっ…だが私は自作が叩かれたら憤慨するのをやめられないっ!まぁ書き続けますがね。あと私と四番手さんがケコーンしてましたね。
*
9番手 ◆vZmyym56/2さん 唯「ソソニー洗脳器」
任天堂ってローター作ってるの…?あ、64の振動パック?あと、ソソニーとか頭文字を重ねるのが何だか初めて見る伏字(?)で独特です。
10番手 *◆NgjLcVz3ysさん*律「こ、これは……!」*
拾った本のエロのレベルがどんぐらいだったかわかりませんがみんなすんなり読んじゃっててワロタ。二次元男性向けエロ本ならドン引きしそうですけどね。
-
唯「♪」
澪「おっ、ご機嫌だな、唯」
唯「うん、このマカロンすっごくおいしくて♪」モグモグ
律「めっちゃうめー!」モグモグ
梓「唯センパイ!律センパイ!今から感想タイムですよ!お茶とお菓子は後にしてください!」
唯「大丈夫だよぉ〜、食べながらでも感想いえるから!」モグモグ
梓「まったくもぅ…私は真剣にエロについて語りたいんです!」バァン!
律「ま、まぁまぁ落ち着け梓…(うーん、真面目なんだかそうでないんだか)」
澪「確かにそろそろいい時間だし、お菓子食べながらでもいいから始めようか。部長としてばっちり仕切ってくれよ、律」
律「…あ、ああ。ところで澪、エロ企画の感想なのに、あんまり恥ずかしがらないんだな」
澪「うーん、一つのSS作品だと考えて客観視できれば、案外大丈夫なんだ」
律「そうか…(からかい甲斐がないな…)じゃあ、ちゃっちゃと感想いくぞー」
梓「ところで、ムギ先輩は?」キョロキョロ
唯「あー、トイレ行くとかいって出てっちゃったよ」
澪「どうしよう、待ってるか?」
律「先に始めておいてくれって言ってたし、いいだろ」
唯「それじゃあ、れっつすたーと!」
-
律「まずは1番手◆MiRJ8BWpDUさんの唯「エロ部ってところに入部してみましたっ!」(青年誌レベル)だな」
澪「なによりまず、先頭を切って一番に投稿したのがすごいよ」
唯「ちょっと様子見しちゃうもんね」
律「書き手として尊敬できるな」
澪「内容も勢いのあるコメディで、アイデアを生かした作品だったな。一発目に相応しい作品だったと思う」
梓「でもあんまりエロくなかったです…」
澪「あくまでエロはお題なだけで、エロがなくても楽しめたんだからいいと思うよ」
唯「エロ企画ってどんなの?って思ってたから、こういうギャグが来ると企画の幅の広さがわかってよかったよね」
-
律「次は2番手◆AjtsmiIsJkさんの、さわ子「愛のカタチ」(成年誌レベル)だ」
澪「まさかのさわ律だったな」
唯「うん、このカプ初めて読んだかも」
梓「描写がエロくてよかったです!」ムフー
澪「でも、単なるエロではなくて、きちんと2人の愛情を書いているよな。心情描写が上手くて、エロの範疇におさまらないSSだったと思う」
唯「うーん、でも私ちょっと読み難かったかも」
梓「そうですか?文章力が高くて上手な書き手さんだと思いましたけど。いやぁ私もさわ子先生とセックスしたくなりましたね!」
澪「律とは?」
梓「そんなことわかりきったこと、いわせないでくださいよー」ニヤニヤ
律「」
唯(あずにゃんがおじさんみたいになっちゃってるよぉー…)イヤダー
澪「ところで律。何かコメントないのか」
律「…よ、よかったと思います(自分が題材になると恥ずかしくてなにもいえねーよ!)」
-
律「続いて三番手◆OhCsabeY3cさんの、憂「ミトコンドリア?」(青年誌レベル)だ…」
澪「今回私が一番面白いと思ったのがこの作品だ!」
唯「文章も読み進めやすかったよ!」
梓「唯センパイエロかったです…」ハァハァ
澪「確かに唯の描写はエッチだったな…///」
唯「理性的だった憂が徐々にそれを失っていくのもエッチだったね…///」
澪「この作品もエロ視点以外から見ても面白い作品だったな。人間が変化して別の生き物になってしまうような恐怖や狂気がにじみ出てたよ」
律「ホラーテイストだったのに、澪、大丈夫だったのか」
澪「面白ければ、関係ないさ」
梓「唯センパイと憂の3pもいいな…」ハァハァ
律(コイツはダメだな…)
-
律「3番手◆udPNnC.01Iさんの、唯憂「赤ちゃんを作ろう」(成年誌レベル)だ」
唯「改行がないのは確かに気になったけれど、文章自体は読み難くなかったよー」
澪「私もそう思った。読み始めたら気にならない。内容だけど、幼少期に親の行為を目撃しちゃって、自分たちで真似っこする、というのは同じような体験をしている人もいそうだよな」
律「…」
澪「…律?」
律「あ、あたしはしてないぞ!聡とそんなことなんて!!」
梓「詳しく教えてください!」
律「そんなことより感想だろ!」
澪「この作品でも単なるエロに終わらない姉妹愛が丁寧に描かれていたな」
梓「私はもう少しエロくてもよかったですけど…何より私も混ぜて欲しかったです!」
律「お前は黙ってろ」
澪「ぬいぐるみをオチに使うのも上手かった。愛に溢れるSSだったな」
唯「私と憂はラブラブだからね!」フンス!
梓「私も混ぜてください!」
律「お前は引っ込んでろ」
-
澪「おい、律。◆udPNnC.01Iさんの、唯憂「赤ちゃんを作ろう」(成年誌レベル)は3番手じゃなくて4番手だぞ」
律「ごめんなさい、間違えました…作者さん、本当にすみません」
-
律「…さて。5番手◆ZPguhvsw0Aの、紬「とりこ」(成年誌レベル)」
澪「なになに…『本当はもっとコメディテイストになるはずだった。書いてるうちにいつの間にかこんなお話に…。』だって」
唯「書いてるうちに展開どころか作風まで変わっちゃうもんなんだねー」
律「PCで書いてるときにデスクトップの壁紙のムギと目が合って、その度に罪の意識を感じてたそうだ」
澪「でもそのせいで余計に筆が乗ったんだろ」
梓「ヘンタイですね」
律(お前が言うな!)
澪「えーっともう一つ。『下校中だから制服だったけれど、本当はムギに着せたい服があった』らしい」
唯「なにそれ」
澪「さあ?本人にしかわからないこだわりだって。しかも私たち5人の中でも特にムギに着て欲しいらしい」
律「まぁそんなことはさておき…言いたいことはひとつだ」
唯澪律梓「「「「読んでくれた皆様、ありがとうございました!」」」」
-
律「6番手◆8EeBRP8T0Uさんの、梓「スコールクロール」(成年誌レベル)だぞ」
唯「エロいね」
澪「エロい。一人一人対象を変えて、相手毎にシチュエーションを妄想していくのなんか、素晴らしいのひと言だったよ」
梓「プライバシーの侵害です!」
澪「でも実際オナニーしてるだろ、梓」
梓「無論」シレッ
律「少しは否定しろよ!」
唯「私たちのなかでオナニーネタが合いそうなのはムギちゃんかあずにゃん、って気がする」
澪「私もそう思う。読み手の想像と作品の滑り出しが合致していたからスルスルと入っていけて読みやすかったな」
律「梓もムギも…あたしたちの知らないところでコンナコトを…」ゴニョゴニョ
澪「ん?お前をしてるだろ?律」
律「し、してねーし///!」
澪「照れるな照れるな。ま、私もしてるんだけどな!」アハハ
唯「私もー!昨日しちゃったー!」ウフフ
律「(あけすけすぎる!)で、でも後半部分では純愛に昇華されててそれもよかったよな」
澪「確かに。見事な作品だった。作者の力量を感じたな」
唯「ところであずにゃん、最近は誰をオカズにしてるの??」
梓「んー、総合的な回数の多さで言うと、唯センパイと澪センパイが競ってますが、最近のマイブームは律センパイですかねぇ…」
澪「おっ、律梓か!」
唯「いいねぇ〜」
梓「エヘヘ///」
律(エヘヘ///じゃねぇぇぇー!!)
-
律「こほん!気を取り直して…7番手◆udPNnC.01Iさんの、唯「みんなでえっちな小説を書こうよ!」(成年誌レベル)だ」
唯「面白かったー!!爆笑したよ!」
澪「うん。私もおおいに笑わせてもらった。この流れで台本形式のコメディを書いてくれた、というのもすごくよかったんじゃないか」
唯「読みやすくてテンポもよかったね」
律「うんうん。面白かったな。あたしも楽しめた!」
唯「耳年増なムギちゃん、可愛かったな〜」
澪「ヒットは和の貧乏設定かな。特に…
唯「すごーい!和ちゃんムギちゃんと同じ位お金持ちになっちゃうね」
和「ならないわよ…」
紬「…」
のくだりがお気に入りだ」
唯「私はオチも好きだよ!」
梓「エロさが…」
律「18禁だ」
-
律「8番手◆z.RlTki.Dさん、某書き手「――YATTA!! 俺のSSがまとめられたぞ!!」カチッ(同人誌レベル)だ」
唯「はっぱ隊なつかしいね!大好きだったよ!」
澪「私もだ。そういえば当時、TV見て影響された律がはっぱ隊にハマってな…2人で踊ろうって私も誘われたんだけどさすがに断ったんだ。そしたら律の奴、1人で葉っぱ隊の真似して公園で裸踊りを…」
律「してねーよ!」
澪「テヘペロ♥︎」
唯「それにしても勇気をもらえるSSだったね」
澪「ああ!散々ボロカス言われた経験のある書き手としては、心に染みるSSだったよ…」
唯「定期的に読み返したいね」
澪「うん。それに否定意見も受け入れながら、ちょっとでもいい作品を書けるようになりたいな」
梓「前半部分の描写のエロもよかったですね!…唯センパイ、いつでも私のこと、こんな風にしていいですよ♥︎」
律「はい。次行くぞ次ー」
-
律「はい!9番手◆vZmyym56/2さんの、唯「ソソニー洗脳器」(成年誌レベル)です!」
梓「エロい!エロさなら今回一番がこの作品です!」ムフー
唯「うん。『洗脳』っていうのはエロいよねー」
澪「エロいな。強制的に人格や嗜好を変えられてしまう、というところにエロスを感じるよ。真面目で理性的な人が堕ちていくギャップもいいな」
唯「でも完堕ちじゃなくて理性が少し残ってて、反抗しながらも逆らえない…っていうのもいいよね」
梓「ゆ、唯センパイ…は、はやく私を洗脳してください…」ハァハァ
律「洗脳するまでもなくドヘンタイじゃねーか!」
澪「エロ以外、冒頭の日常ギャグもすごく面白かったな」
唯「ムギちゃんかわいかった〜」
澪「憂ちゃんもすごく面白かった。全然話を詳しく聞かないで梓が悪いと断定したり、本当にいい働きをしてたよ。
唯「お小遣い一億円前借りできる?」
憂「うーん…………むり!」
唯「だよねえ……」
のくだりが特にお気に入りだ!」
律「でもコメディからエロへの展開がやや強引で唐突な気がしたけど…」
澪「うん、ちょっと気になった。でもその強引さがコメディらしさを際立たせてるって気もするし、いいんじゃないか」
唯「ギャグもエロもよかったから、どっちかに絞って書いたらもっと突き抜けたような気もしたね。両方とも得意そうな感じがしたし」
梓「次回は、ギャグ抜きで完全純粋エロ洗脳100%で書いてください!お願いします!!」
律「あたしはこの書き手さんのギャグをもっと読みたいな」
澪「とにかく作者さんの持ち味がよく出ていて面白かったな!」
-
律「じゃあラスト!10番手◆NgjLcVz3ysさん律「こ、これは……!」 (青年誌レベル)だ!」
唯「アニメ、原作寄りの雰囲気だったね」
澪「クセの強い作品の多いなか、ほのぼのと安心のたのしめる作風が光っていたな」
律「企画もこれで終わりかな、と思ってたときに投稿されるとなんだか嬉しいよな」
梓「ところでこの本、誰が持ってかえったんですか?」
唯「さぁ?作者さんに聞いてみないとわかんないねぇ」
梓「作者さん!!このエロ本!私におくれぇーー!!!」
律「恥を知れ、恥を」
-
律「さて。以上10作品の感想だったわけだが…」
澪「同じお題でも書き手さんによって異なる作風の作品を楽しめたな」
唯「うん。どれも面白かったね。企画者さん、書き手さん、ありがとうございました!」
梓「ありがとうございました!早速今夜のオカズにしたいと思います!」
律「(スルー)感想を下さった読み手さん、自作を読んでくださった皆さん、どうもありがとうございました!」
澪「長々と感想まで書いてご迷惑おかけしました…あ、ここで最後にひと言。『洗脳ネタがとてもよかったからいつか自分もそれで書きたい』だって」
唯「ムギちゃん、洗脳されちゃうのかなー」
律「さあな…ってムギ、さすがに戻ってくるの遅くないか?」
ガチャ
紬「みんなおまたせ〜遅くなってゴメンね〜」ツヤツヤ
唯澪律梓((((ツ、ツヤツヤしてる…///))))
紬(はぁ〜〜、やっぱりやめられないわね〜♪)シャランラシャランラ
おしまい。ありがとうございました〜。
-
企画感想
1番手 ◆MiRJ8BWpDUさん 唯「エロ部ってところに入部してみましたっ!」 (青年誌レベル)
序盤からシュールな雰囲気。唯が口調をあえて崩しているからか、豪快さすら感じる。和ちゃんはなぜ原作からかけ離れたセリフを喋ってもおもしろいんだ……。誰か変な和ちゃんを書いてほしい。というか研究してほしい。
唯の心情を()でくくってたけど、いっそ地の文でもよかったんじゃないかな。テンポ悪く見えるのかな。どうだろう。
もう少し話を長くして、エロ部の過去編とかあったらもっとうれしかった。というか、変な唯をもっと見たかったな。
2番手 ◆AjtsmiIsJkさん さわ子「愛のカタチ」 (成年誌レベル)
これ生々しいなおい!
さわ律とか本編では絡みが多いがエロ展開となると勝手が違ってくる。
が、いわゆる乙女律は出尽くした感があるので食傷気味ではある。さわちゃんが暴走気味になるところは妙にリアルだったな。深層意識における焦りっぽいなと。他には素の性格とかの要因もあるだろうけど。このSSでは律が受け身っぽいとことか。
-
3番手 ◆OhCsabeY3cさん 憂「ミトコンドリア?」 (青年誌レベル)
序文から引き込まれるなこのSSは。普段から和以上に一番近くで見ている憂だからこその心情だ。憂の心の動揺ぶりを読んでいると、こちらまで不安感を煽られていく。それくらい気持ちが文章に乗せられる。これはかなりの強み。
例:
>どうしちゃったの、どうしてそんなに急に変わったの、お姉ちゃん。
>自分でも驚くぐらい、今の私は……怖い顔をしていると思う。
何が、誰が、欲しいの、お姉ちゃん。
地の文が淡々としているように見えて、疑問形や「?」を使うことによってガチガチな印象が和らいでいる。唯が単純に「エロくなる」んじゃなくて、もっと根本的な部分で「エロくなる」ってのが不気味。原作・アニメとのギャップが大きくあるのでなおさら。あっちにエロネタはないしね。獣のような性欲に関しての描写も生々しい。見境なく襲いかかるよりも、「見つめるだけ」の方が静かでそれっぽい。「子供欲しい」発言も冗談じゃなく本気だからタチが悪い(SSではそれがいい味になっている)
ミトコンドリアについては何も知らないが、これもまた不気味な存在ではある。両親と連絡が付かなくなるのも暗い未来を暗に示している。他のメンバーもいつまで気にかけてくれるかはわからない。ダークとはまた違う緊迫感を状況でも丁寧に表している。
終いには唯が暴走して強姦展開や死ネタ鬱展開もあり得るんじゃないかと内心ドギマギしていたが、その事態には至らなかった。そうなっていればまた感想も大きく違ってくるだろうから、面倒だ。私情はできるだけ挟むべきではない。まあ。唯と憂にとってどのルートが真に望ましいかといえばまた別の話ではあるがね。今回は私にとってはもやもやしない話だった。
ラスト、憂が「あなた」と発言したのは憂としてではなくミトコンドリア的本能での発言かなと思ってる。
内容別で文章形式で見ても、綺麗な地の文だった。その綺麗さとジャンルがうまく合致した。
そこらの小説よりはこのSSの方がよっぽどおもしろい。
4番手 ◆udPNnC.01Iさん 唯憂「赤ちゃんを作ろう」 (成年誌レベル)
改行がないのはスタイルなのか。読みやすかったからいいけども。
子どもが両親の現場を目撃するのはあり得ること。それがトラウマで〜な話も聞かなくはない。憂が既に大人っぽいのが怖かったけど。
あの日のことを覚えているか?の問いかけはおもしろい。その後、憂から仕掛けるのは意外だったので驚いた。こういうのは数年前の回想と同じく唯がアクティブに動くと思っていたので。事の最中はその通りだった。けいおんキャラが本気だと謎の恐怖感があるな。
平沢チキンには何か意味があるのだろうか。
-
5番手 ◆ZPguhvsw0Aさん 紬「とりこ」 (成年誌レベル)
なるへそ。改めて読むと展開が変わったって意味がわかった。最初の方は明るめだったんだな。久しぶりにいつかのドヤ澪を見た気がする。
ムギの描写に迫るにつれてじわじわと怖くなる。地の文が3番手と似てた。それのせいか、同じような緊迫感、深刻度が伝わってくる。自分の中でのハードルが下がり続けるのも、人間の欲望に対する意思の無力さみたいなのを表していた。某漫画の自分から破滅に近づくからこういうスリルが一層やみつきになるって話があったな。性欲と合わさってるからこのムギは非常に危険。
で、まさか危険な場面に直面するとは思わなかった。男の言動がいい具合に気色悪いな。ムギも「あつい」を筆頭にひらがなばっかになるし。「漢字」=「冷静さ」みたいな感じか? 動揺させるとカタカナにすることもあるしな。
怖いもの見たさの続編も気になるな。そうなったら薄目で読むことになりそうだ。
6番手 ◆8EeBRP8T0Uさん 梓「スコールクロール」 (成年誌レベル)
友達が寝てる側で自慰行為に及ぶってマズイでしょ! まさにエロ企画を象徴するような作品だ。もっとくだけた作品が多いと思っていただけに、みんなテーマに忠実で、2番手同様にど真ん中直球で攻めてきてる。
梓の妄想世界の相手はおもしろいな。いかにも梓が想像しそうな展開をきっちり押さえてきている。律に対しては逆に引っ張るのもイメージはできる。実際にそうなったら二人とも固まってそうだが……(そもそもならねえ)
純に見つかっても梓が動揺しないのは既にそういう関係だったからなのか。まあ純だからこそ、梓が打ち明けやすいってのは個人的にはすんなりと納得しやすいからベストカップルだったな。
-
7番手 ◆udPNnC.01Iさん 唯「みんなでえっちな小説を書こうよ!」 (成年誌レベル)
>和「官能小説よ」
和ちゃんがおかしなことを言ってももはや安心できるな。紙の前で唸るってのは、入部届けの前で唸ってる唯が思い出される。今回は他のメンバーいるから違うんだろうけど。できれば貧乏設定じゃなく、もっと高尚な理由でもよかったとは思う。
恥ずかしがってた割には澪は「はーい」と返事するんだな。順応度高い。
にしても、このSSの唯も両親の行為を目撃したわけではあるが、こっちはギャグ路線だったのでほのぼのできた。
最後のムギかわいい。
8番手 ◆z.RlTki.Dさん 某書き手「YATTA!! 俺のSSがまとめられたぞ!!」カチッ (同人誌レベル)
なんだろう、このカオスを象徴したかのようなSSは。よくわからなかった!
このSSはフィクション〜の部分を1レスまるまる使ってた部分に謎の好印象。菫ノのコメント欄部分も妙にリアルかつ丁寧でシュール。
その中でも“けいおんでやる意味”に関しては魂の叫びだったな。
>誰でも最初は下手くそなのも当たり前
書いて叩かれて、叩かれないコツを知るしか無いのさ!
↑至言だな。
ああ、このSSとは違うけど流産のあのSSはよかった。まだ書いていることに「やった!!!!!」
-
9番手 ◆vZmyym56/2さん 唯「ソソニー洗脳器」 (成年誌レベル)
製品名をタイトルに持ってくる強気! 気になって読んでしまうだろうな。
唐突なデコピンジャンケンといい、ぽつりぽつりと小ネタを挟んでいる。会話のキャッチボールというよりは各々の背中に向かって投げてるような会話だな。
暇と言いつつ、忙しいと言ったり不安定にゃん。洗脳していく辺りはさりげなく怖い。地の文の怖い話も書いてほしいな。
唯梓以外はみんな冷静なのがそれを際立たせてる。ギャグより微ホラーっぽい。
10番手 ◆NgjLcVz3ys 律「こ、これは……!」 (青年誌レベル)
自作。いつも通り起伏なし。
全体で見て、コメディ多いだろうなとか思ってたのに本気を感じるSSもあったせいか、自分のは恥ずかしい出来栄えだな。
次の企画は真夏かな? ホラーとかあると夏っぽいかもな。
乙です。
-
参加者のみなさん、お疲れさまでした。簡単ですが、感想を書きました。
#唯「エロ部ってところに入部してみましたっ!」
まず、初っぱなから変化球で攻めて来ました!という印象です。読んでいて楽しい。ムギちゃんの「I□(アイマス)紬」がなぜエロなのか分からなかったのですが、エロという字を暫く眺めていたら分かりました。なにが「エロ」なのかを、こんなにも真剣に考えたのは初めてです。
くれぐれもエロ部の皆さんには、「リアル鬼ごっこ」の方向には進まないでほしいです。
#さわ子「愛のカタチ」
さわ律自体珍しいのは当然ですが、いつも軽音部を優しく見守ってくれるさわちゃん、軽音部のまとめ役で、明るくみんなを引っ張るリーダーのりっちゃんの組み合わせとなると、爽やかな展開しか思い浮かびません。そのカップルで投じられた真っ直ぐなアダルトSSは、正統派であることが意外性を生んでいたと思います。互いを求め合う2人は、爽やかな群像劇と相反しないものだと思います。ただ、エッチシーンの描写はちょっと苦手です。
#憂「ミトコンドリア?」
ミステリーでもあり、オカルトテイストもあり、「エロ企画」というテーマに寄り添いながら唯憂らしいほのぼの感を失っていない、傑作だと思います。
憂ちゃんは和ちゃんにも劣らないしっかり者として描かれる反面、精神的な幼さを残しているところも魅力のひとつだと思います。お姉ちゃんが先に大人になってしまう寂しさを恋愛感情に置き換えて、「お姉ちゃんを支配する」欲望に駆られる憂ちゃんは憂選手よりも怖かった。
ところで、このSSを読んでWikipediaでミトコンドリアを読んでいたら、「ミトコンドリア・イブ」なるものを見つけました。
wikiの説明はよく分からなかったのですが、ミトコンドリアによって男性を求める唯ちゃんに、ミトコンドリア・イブを開発して処方するムギちゃん、なんて展開も面白そうです。
#唯憂「赤ちゃんを作ろう」
どこか懐かしさも、寂しさもある唯憂エッチ系SSでした。拙いながらも憂ちゃんをリードしようとする唯ちゃん。唯ちゃんから幸せをもらう憂ちゃん。不器用さと愛情で産まれた「平沢チキン」は、あの日のホワイト・クリスマスと何も変わりません。
「エッチ」は、「キス」でも「お料理」でも、「ご飯をふたりで食べるだけ」でも良いのでしょう。
#紬「とりこ」
個人的には、この企画の中でいちばんエロかったと思います。作者さんには、「あなたエロいで賞」を差し上げたいくらいです。
ムギちゃんの「わたし、あついわ」の言葉から、夏の暑さによってますます熱くなるムギちゃんが伝わってきて、赤面してしまいました。
電車の男性の台詞もそうですが、同じ言葉で漢字、ひらがな、カタカナを巧みに使い分けた表現力はすごいと思います。
このSSがこのまま進んでいたらきっと、世の百合侍さんたちの怒髪天を衝く怒りを買っていたことでしょう。お見事でした。
-
#梓「スコールクロール」
もしかして、『さわ子「愛のカタチ」』と同じ作者さんかと思ったのですが、違うのでしょうか。
それぞれのキャラとの逢瀬を順番に夢想する梓ちゃん。主要キャラ全員と絡めてそのまま終わるのかと思ったところからの展開は、想像がつきませんでした。エロであっても2人の心情がしっかり伝わってくるところ、タイトルの付け方まで含めて2番手さんのオマージュだと思うのですが、珠玉の出来だと思います。それにしても、小学生でキスシーンあるテレビを観ている梓ちゃんはおませですね。
#唯「みんなでえっちな小説を書こうよ!」
家計のために官能小説を書こうとする和ちゃん…出だしから涙が止まりません。
「朝チュン」の意味を教えて頂いてありがとうございます。
いろいろとツッコミどころの多いSSですが、けいおん!SSらしい楽しい小ネタで、オチのムギちゃんも可愛くて好きです。
#某書き手「――YATTA!! 俺のSSがまとめられたぞ!!」カチッ
「高濃度のオマエらネタがあります」と銘打たれたこの作品ですが、相当に力の入ったSSだったと思います。
書き手さんの苦悩と希望の伝わってくるSSでした。
コメントについては、作者さんの言われるとおり、批判コメントであっても、その位の行動を起こすほどのエネルギーを与えるSSだった、と考えるのが正しいと思います。客観的に見ると、鬱系SSを評価する書き手さんは多いように思います。それは、けいおん本来のほのぼのを踏まえていないと面白い鬱SSは書けない、そのハードルの高さを多くの書き手さんが理解しているからではないでしょうか。
この葉っぱ隊のように、批判コメントを書く人が1人いるなら、応援している掲示板管理者さんや他の書き手さんが10人いる、と考えて頑張ってほしいです。…ええと、導入部の唯梓はなんだっけ? ムギちゃんの誕生日SS、楽しみにしています。
#唯「ソソニー洗脳器」
ドラえもんの小道具的な洗脳器がとても面白かったです。
小悪魔な唯ちゃん、何かと(主に唯ちゃんにとって)都合の良い憂ちゃん、割と流されやすい梓ちゃん、どれもオリジナルに+αで想像が付くところで、絶妙なバランスを取っていたと思います。ソソニータイマーで壊れたら洗脳が一生解けなくなる危険もありそうだけど、無事に戻れて良かった?
#律「こ、これは……!」
いくらりっちゃんでも、道に落ちている雑誌、それもエロ本を拾って学校へ持ってくるというのはないと思うけど…校門で所持品チェックがなくて、本当に良かったです。無理にエロに走らずいつものけいおん部を描いたことで、この企画の中にあって、ホッとする安心感をもらえました。
エロくて誠実な人もいれば真面目でも頼りにならない男性もいるので、この雑誌では勉強にはならないと思いますが、唯ちゃんたちには誠実なお付き合いをしてほしいです。
今回はテーマがエロということで、参加を躊躇された方もいたと思いますが、そんな中でもバラエティに富んだ様々なSSが投下されていたと思います。参加された皆さん、企画者さん、楽しいSSをありがとうございました。
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律「ふぅ……話した話した!」
梓「投下期間が10日間、それに感想投下期間もふくめれば、半月くらい話していましたものね」
紬「その代わり、思った以上に参加者がいてくれて嬉しかったわ!」きらきら
澪「まさかあれだけあったお酒やお菓子がなくなるとは思わなかったよ」
紬「みんなで買いだしに行ったりして、私すごく楽しかった!」
澪「……その追加分も結構残り少ないからおそろしいな」
唯「みんな終始グイグイいってたもんね。
初めの頃、というかところどころ、酔っ払って寝ちゃってたもん」
梓「なんだか、途中の記憶が曖昧だったりするんですよね……
ものすごく恥ずかしい話をしていた気もするんですが……」
澪「……それはもう、思い出さなくてもいいんじゃないか?」
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律「ふっふっふ!そうはイカのなんとやら!
ムギ!例のものを!」
紬「はーい!」がさごそ
唯「なあにこれ?」
https://www.youtube.com/watch?v=lEb1EKetcIs
律「ICレコーダー」ぱっぱらぱっぱっ、ぱっぱっ、ぱー
澪「なっ?!」
梓「ちょ、ちょっと待ってください?!
アレを録音していたんですか?」
紬「だって、これも大事なみんなとの思い出だもの!」きらきら
律「まあ、後夜祭ってことで、これをつまみにもうちょっと話せたらって思ってさ」にやり
唯「おおっ! ナイスアイディアだよ、りっちゃん!」
-
澪「お、おい、律。
やめた方がいいって……」
律「はいはーい、きこえませーん。
すいっちおーん!」
……がさごそがさごそ
律「さて、夜も更けてきました!」
唯「きました!」
紬「きましたー!」
唯「おー!始まった!」
澪「わ、わたしはやめた方がいいって、いったからな!」
梓「後で恥ずかしくなっても、後の祭りですからね……」
律「さあさあ、飲みましょう、語りましょう!
こんなの素面でやれることじゃない!
ほれほれ、ムギさん。お客様にお酒をおつぎしてー」
梓「……澪先輩、私覚悟決めました」
澪「梓……なら私も……」
唯「そうそう! 正直、今までもっと恥ずかしい話してたんだしさ。
あ、ムギちゃん、私昨日くらいに飲んでたゆずのお酒もう一回飲みたい!」
紬「はいよろこんでー!」
律「うむうむ、いい傾向だ」
梓(ダメ人間一直線な気もするけれど……まあ、こういうことやれるのって今のうちだけだし……
これも、青春の1ページ……なのかなぁ)
唯「ではでは、お酒もみんなに行き渡ったところで、企画後語りのはじまりはじまりー!」
-
1番手 ◆MiRJ8BWpDUさん 唯「エロ部ってところに入部してみましたっ!」 >>9-13 (青年誌レベル)
唯「初めはギャグからだね!」
律「その発想はなかった」
梓「確かに、思いもよらない展開でしたね」
澪「ああ、他の人たちも言っているけれど、最初にこの作品がきてくれたことで、
企画の幅が広がってすごくよかったよな」
唯「中の人は、エロを使った色んなものを見たいって言ってたから、すごく喜んでたよ!」
梓「企画開始してすぐの投下でしたから、なおさらそう感じたみたいですね」
澪「さて、それはともかくそろそろ内容に行こうか」
紬「エロ部……実に魅力的な響きね!!」
唯「私たちと同じ名前の、違った容姿の人たち、
どんな人たちだったんだろうね」
梓「ゲスレズな唯先輩もですが、ギャグとして魅力的な要素がいっぱいでしたね」
唯「ゲ、ゲスレズって……あずにゃん、しどい……」
-
律「>揉み心地の良さそうなおっぱい
>抱き心地の良さそうな肢体
>感度の良さそうな肉体
てのの、それぞれが誰なのかと考えると楽しいかもな」
唯「澪ちゃんとムギちゃんのおっぱいは揉み心地がよさそうだよね」
律「でも、抱き心地の良さそうなのは、ムギの方かな」
紬「りっちゃんも抱き心地は良さそう!」
梓「え?律先輩ですよ?」
律「おい、どういう意味だそれ」
澪「いや、分かるよ。
律ってさ地味に小さいだろ。
150……4だっけ?
梓の次に小さいんだよな。
胸もだけど」
律「おい、地味って。
胸もって」
澪「だからさ、後ろからとか抱き締めると、すっぽり包める感じなんだよ
ほら、こんな感じ」
律「なっ?!
澪、お前もう酔っぱらってるだろ?!」
梓「はい!はい!律先輩より小さい私(150cm)の方が抱き心地は良いと思います!!」
唯「あずにゃんはこのお話に出てこないよ。
それに、あずにゃんの抱き心地が良いのは、私が一番知っているから」ぎゅう
梓「ふにゃあ」
唯(そういえば、りっちゃんの身長って憂と同じなんだよなぁ。
抱きしめた感じも似てるのかな……?)
紬「はい!はいはいはーい!
次!次は私にやらせて!!」きらきら
澪(ヤらせて、ってエッチな言葉だなぁ)ぎゅー
律「」
-
(ただいまはぐはぐしています)
(その間、けいおん部の身長をご確認ください)
唯 156cm
澪 160cm
律 154cm
紬 157cm
梓 150cm
和 158cm
憂 154cm
さわ子 165cm
純 155cm(非公式)
-
(すうふんご!)
唯「それで、次は感度の良さそうな肉体かな」
梓「『肉体』って言葉の響きだけでエッチっぽいですね」
澪(なんか梓が『エッチ』って言葉を口にするだけでなんかエロいな……)
唯「これはりっちゃんかな?」
律「また私か?!」
紬「はい!」
唯「はい、ムギちゃん!」
紬「はい! あずさちゃんも感度が良さそうだと思います!」
梓「なっ?!」
澪「いや、さっきも言われてたけど、梓はこの作品には出てこないから」
紬「じゃあ、やっぱりりっちゃん?」
律「ちょっと待て、あのさ……それってあれか?
私の胸が小さいからか?」
唯「あー、そういうイメージあるよね」
律「私の胸、唯とそんなに変わらないはずだぞ?!」
梓「じゃあ唯先輩も感度が良いってことですね!」キラキラ
唯「えー。 私の方がおっきいよぉ」
律「なにおー!?」
-
澪「それはおくとして、こういうときに胸のサイズと感度が結びつけられるのは不満だな」
梓「あー、『胸が大きい人って感度が低い』みたいなイメージありますよね」
唯(澪ちゃん、気づいていないかもだけど、自分は感度が良いって自分で言ってるのも同然なんだけど大丈夫なのかなぁ……)
紬「あ、さわちゃんが言うには、女の子が胸で感じるのは乳腺を刺激されるからで、
胸が小さめの子はそれが見つけやすいから、なんだって
そして……胸が大きい子でも、その、上手い人だと乳腺を見つけて刺激できるから、大きさに関係なく気持ちよくなれるの」
律「へーそうなのか」
梓(実感がこもっているように感じられるのは気のせいなのかな……)
唯「ところで、このお話の中でけいおん部の私たちはどうなってるんだろうね」
梓「唯先輩があんな性のケダモノですから、他の先輩方もきっと違ったキャラクターなんでしょうね」
澪「それを想像するのも楽しいかもな」
-
2番手 ◆AjtsmiIsJkさん さわ子「愛のカタチ」 >>17-25 (成年誌レベル)
唯「さて、2番目のお話だけど……
エロいね!」
紬「エロい!」
梓「エロいです!」
澪「『エロいが誉め言葉』の本企画において、2番手にしていきなり直球が来たな……」
唯「あれあれ? 黙ってるけど、りっちゃんどうしたの?」にやにや
梓「律先輩どうしたんですか?」にやにや
律「……う、うるさい!」
澪「まあ、こんな風に律の可愛さが全開の一品だった」
紬「恥ずかしがって真っ赤になるりっちゃん、可愛いよね」
梓「ネコ役の律先輩とリードする年上のさわ子先生、
それぞれの立場で魅力的に描かれていたように思います」
紬「さわちゃんってやさしいし、上手いし、すてきでしょ?
ね、りっちゃん?」
律「あーもう! みんなあとでおぼえてろよ!」
-
澪「さわちゃんと言えば、他の方の感想でも触れられていたけれど、
ちゃんと男の人のことについても語られていたのは良かったな」
梓「さわ子先生と言えば、片思いの男性とのエピソードが印象的ですし、
男性との話は避けられませんからね」
紬「人を好きになるって不思議だよね……
もちろん、男とか女とか、家とか、子どもとか、将来とか、そういうのってあるけれど、
人を好きになるときって、そういうこと考えたりしないでしょ?
好きになった瞬間だって……ひょっとすると、好きになる理由だって
分からないかもしれないんだから」
澪「『恋に落ちる』っていうけれど、『落ちる』って自覚的にそうなるものじゃなくて、
『落ちた』とか、『落ちてた』っていう風に、気づいたとき、自覚した時にはそうなっているもののような気がするものな……」
梓「人って、程度に差はあれど、本質的にはバイセクシャルだって言いますしね」
律「それが本当かは分からないし、どちらか片方の性しか、という人がいるかもだけど、
だとしても、好きになる人は『女だから』とか『男だから』というものから離れて、
『この人だから』っていう風になるんじゃないか?」
唯「そうだね……そんな気がする」
-
紬「ちょっとしんみりしちゃったけど、このお話のさわちゃんみたいに、
情熱的というか、りっちゃんのことが好きで好きで、ちょっと暴走というか余裕をなくしちゃうのもいいよね!
もちろん、いつもみたいに、大人なさわちゃんもすてきだけど……」
梓「さわ子先生も、えっと唯先輩が卒業する時に25、6でしたっけ。
ですから、私たちにとっては十分大人ですけれど、大人の人たちからすると、まだ若いんですよね」
紬「このお話の中で、りっちゃんが『わたしにもさせて』っていうの、すごく共感しちゃった。
さわちゃんが大人で、私が子どもだってのは分かっているけれど、やっぱりどこか対等でありたい、
って思っちゃうもの」
律「そういうところって、リアルだったなぁ」
澪「ただ、その辺りがリアルだからかもしれないけれど、
逆にエッチのシーンとかで……その、なんだ、セックスとかアソコとか、クリ……とかを
連呼しているのは、ちょっと読んでて恥ずかしかったな」
唯「してるときって、二人っきりだし、もっと恥ずかしいコトしているから、
盛り上がってるとつい恥ずかしいことも言えちゃうんだけどね」
梓「……というか、二人っきりで近くにいるから、具体的なことを口にしなくても分かるので、
あんまり固有名詞もですけど、どんな状態とかなんてのも言わないんですよね。
読み手に分かるようにしなきゃだし、文章にしなきゃいけないから仕方ないですけど」
律「あー、一人で云々ってのも、……えーっと、……ナ二―って名詞は使わなくてもさ、分かるしな」
紬「ここだけの話だけど、私の場合、あんまりその時って何も言わないかな。
動作や吐息、身体の温度で、何も言わなくても伝わるし、わかるの」
澪「言葉にな……言葉がいらない、って感じだものな」
梓(今、『言葉にならない』って言おうとした……なんか……エッチだなぁ……)ドキドキ
-
唯「そういえば、全然関係ないけど私、このお話読んでて、PUFFYの『愛のしるし』を思い出したよ!」
律「なんで?!」
梓「それって『愛のカタチ』ってタイトルからの連想じゃないですよね?」
唯「うーん、なんだか二番の歌詞が合う気がするんだ」
紬「二番の歌詞って『夢の中でもわかる めくるめく夜の不思議』とか?」
唯「そうそう、『ただの思い出と 風がささやいても 嬉し泣きの宝物 なんでもありそな国でただひとつ』とか」
澪「嬉し泣きの宝物か……そう言われると、なんだか分かるような気がするな」
律「『愛のしるし』、『愛のカタチ』……
この作品の私たちも同じように、そのしるしやカタチを大事にしてもらいたいな……」
-
3番手 ◆OhCsabeY3cさん 憂「ミトコンドリア?」 >>30-41 (青年誌レベル)
律「おし! 3番手いってみよう!」
紬「エロい!」
澪「エロいな……」
梓「直接的な描写はありませんでしたが、唯先輩の……シーンは声だけでも実にエッチでしたね」
紬「唯ちゃんの変化の描写が細かく、上手いだけに余計にエッチだったわ!」
澪「『処理』とか、結構簡潔で乾いた言葉なんだけど、それだけに想像がかきたてられるし、
すごく……その、エッチだった」
律「『青年誌』だし、実際に直接的な描写はないからそのレーティング内なんだけど、
その中で最大限にエロさを出してたと思う」
梓「『青年誌』レベルだから、エロさもそれなり……という読み手の想像を良い意味で裏切る作品でした。
この裏切りは、企画者がこのレーティングを設ける上で、わざわざ『青年誌』というカテゴリーを設けた理由の一つだったのですごく嬉しく思ったみたいですね」
-
律「それにしても、全体的に作品のレベルが高かったな」
澪「バッドエンドのような、ハッピーエンド。
そして、『ミトコンドリア』に絡めた最後の部分が全体の完成度を一段引き上げている気がするな」
梓「私たちからすると、『ズレ』や『ミス』、『”完全”じゃない』といった言葉は少し寂しく感じてしまいますね。
でも、ミトコンドリアに支配されてしまった憂からすれば、あれが精一杯の反抗だったんでしょうか……」
律「あくまであれは『あの作品の中』での話だから、関係ないっちゃ関係ないけどな」
紬「そういえば、作中で唯ちゃんのご両親がいなくなってしまった理由は明言されていないけれど、
唯ちゃんのご両親もミトコンドリアの影響を受けているのかしら?」
澪「かもしれないな。
というか、私たちも少なからず影響受けているか、将来的には影響受けることになるんじゃないか?」
律「うーん……子どもが欲しくなるのは分からなくもないけれど、そのために男が欲しくなるってのは……想像できん」
澪「ケモノになっちゃう……か……」
紬「私たち女子校出身だから、あんまり男の人って普段から意識してないものね」
梓(男の人を誘う先輩たち……見てみたいような、見たくないような……)
-
澪「あーちょっと話がずれてきたな。
ともかく、他の方も感想で触れていたけれど、エロくもあり、ミステリでもあり、SFでもあり……
この『エロ』というテーマに収まらないくらいの佳作だったと思う」
紬「徐々に変わっていく唯ちゃんを見る憂ちゃんの視点に添うことができたというのが、すごく効果的だったと思うわ」
澪「そうだな。
その辺りは、きちんと読み手を地の文に沿わせてから、視点人物に添わせる、という過程を踏んでいるところが実に上手かったと思うよ。
……せっかくだし、その『沿う』と『添う』辺りをちょっと見てみるか?」
-
澪「この作品では書き出しの文が、
>最近、お姉ちゃんのお肌がみずみずしくなった。
で、憂ちゃんから見た唯の『変化』を描写しているのだけれど、単なる『説明』じゃなく、
>ううん、前からお肌ぴちぴちだったけれど。
と続くことで、『前』という読み手の頭の中で描かれる『(一次創作の)いつもの唯』を想起させて、
>でも最近、特に。
で、『変化』に、『いつもの唯』から『(この作品の)最近の唯』に向かう想像(イマジネーション)の『動き』をつけているんだ。
そして、その『変化』の理由として
>お姉ちゃん、大人の階段をのぼっているのかなぁ。
って、読み手が考えるであろう無難な理由を述べて、いったんその想像の動きを終わらせている。
その上で、
>それから、数週間ぐらい経ったかな。
>最初は「お姉ちゃんが色っぽくなった」ぐらいにしか考えてなかったけど、
>なんだかちょっと、おかしいことも増えてきた。
と、文(物語)の進行に沿わせる形で、その変化を再開し、進める。
さらに、
>なんだかちょっと、おかしいことも増えてきた。
で、『おかしいことって?』という意識の流れを創っているわけだ。
そうして、まず
>おそまつさまでした。アイスは?
>「ううん、いいや……なんか眠くて。お風呂入って寝るね」
>いいの……? はーい。
と、『アイスが好きな唯が?』と、分かりやすい異常事態(おかしいこと)を挙げて、(憂ちゃん視点の)地の文の記述に納得させ、沿わせている。
これで続く睡眠時間の増加や小学生の頃に戻ったような、よく食べ、よく眠るといった変化も『おかしいこと』として捉えられるだろ?
(高校生が『小学生の頃に戻ったような』というのは十分異常なのかもしれないけれど、もしアイスの描写がなければ、単なる比喩として終っちゃうかもな)
ここまでの、地の文(主観人物の視点)に沿わせる流れを受けて、次の一文
>私には、なんだか心配。
で決定的に読み手を憂ちゃんの視点に引きつけ、添わせているんだ。
まあ憂ちゃんの心情そのままに重なることは難しくても、少なくとも『確かに心配だな(心配かもな)』ってなるのは自然と分かるだろ?」
-
梓「読み手の視点を添わせるポイントを意識すると、より作品へ入り込みやすくなるので大事ですよね。
中の人はよく、推敲の時にこの主観人物に引きつける部分、添わせる部分を確認しています。
沿わせるのは一人称だと自然に出来ていることも少なくないですが、添わせるのは意識的にやった方が効果が高いだろう、とのことです」
澪「この視点を添わせておくことで、ミスリードといった叙述トリックや『視点人物の語り』と『現実』との乖離といった『信頼できない語り手』のような、より高度な技法に結びつくし、基本でありながら極意の一つと言えるだろうな。
もちろん、地の文に沿わせるという前提は必要だぞ?」
梓「あえて地の文に沿わせなかったり、読み手の視点を添わせないことで、意図的に読みにくい、読み手を突き放した文章にしたりすることも出来ますしね。
逆に、沿わせたり、添わせることを意識すれば、読みやすい文章になると思います」
澪(得意げに長々話してきたけど、中の人お得意の誤読だったらどうしょう……)
梓(ま、まあ、中の人が意識してるってのは事実ですし……)
-
律「ところでだ! 難しいことはさておいて、この中に一言も発してない人がいますなぁ」にやり
唯「!」びくん
律「んん? どうしたんだ唯、そんな真っ赤な顔で」にやにや
唯「……さ、さっきはすみませんでした!
これ、思った以上にはずかしいよぉ……」
律「わかればいいんだ、わかれば」うんうん
紬「一人でする唯ちゃんも、憂ちゃんとしてる唯ちゃんも可愛かったわ〜」
梓(……床にぺたりとM字座りして、真っ赤な顔で上目づかいの今の唯先輩も可愛いです!)はあはあ
律「というか、梓もムギも余裕でいられるのは今のうちだからな」
梓・紬「え?」
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感想、面白いです。後半も楽しみにしてます!
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申し訳ございませんが、訂正があります。
>>159の「お堅い生徒会長みたいなタイプ」を「高飛車なタイプ」にまとめる際は変えていただきたいのですが、
ご検討よろしくお願いします。
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>>163の続き
唯「ついでだからこのまま残りについて語っちゃうよー。あずにゃんは倒れちゃったから、今回のゲストは…」
紬「うふふこんにちは〜」
唯「さっきちょっとだけ顔を出したムギちゃん!さあ行ってみよー」
十番手◆NgjLcVz3ysさん 律「こ、これは……!」 (青年誌レベル)
唯「ほのぼのだねー」
紬「ほのぼのね」
唯「けいおんらしいほのぼのだったね。
それはそうと、男の人と付き合うときに相手を見極めないと大変なことになるよね。
男は野獣だって言うし、優しそうな振りをした最低な人だっているし…うう、今から不安だよー」
紬「だったら、男の人と付き合う必要なんてないのよ!女の子と付き合えば…」
唯「言うと思った」
紬「現に唯ちゃんには梓ちゃんがいるじゃない。今頃目覚めてるんじゃないかしら」
唯「あーそうだった、ほっといてごめんねあずにゃーん!」タタタ・・・
紬「うふふ。エロ企画なのにエロなしで始まりエロなしで終わる。締めに相応しい作品でした。
企画者様、書き手様、本当にありがとうございました。
あとついでに『後で知ったけど未知子って名前は3年2組にいたのでまずかったかも』だそうです。
それではまた!」タタタ…
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今頃全部読み終えた
ミトコンと赤ちゃんを作ろうが好きですわ
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>>221
お疲れ
次は感想だな
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感想マダー?
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間があいてることなんか気にせず、感想の続きを投下して欲しいです。待ってますよ〜
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マダー?
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マダー?
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マダー?
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いったいどうなっちゃうの……心配。
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企画者、せめて生存報告くらいはして欲しいんだが
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まだやってたんだ。
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いつまとめてくれるのでしょうか…
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>>231
まとめられるのは、原則スレが落ちるか削除依頼があってから
つまり管理人がスレを落とすか、企画者が削除依頼を出すかしないとまとめられないよん
前にも似たような事を書いたな
知識企画と同じ企画者なのか?
正直がっかりだ
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>>232
地雷企画者だな
企画者に地雷なんてものがあるとは思わなかったが
せめて何か一言くらい言えばいいのにな
今迄の企画者の顔に泥を塗り次代の企画者にプレッシャーを与える行為だよこれは
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菫ノちゃん、気を利かせてまとめてくれたね
いつもありがとうね
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管理人からのお知らせ
本スレでは企画者が行方不明になったそうですが、
このスレは今後進展がない場合通常通り4ヵ月にて職権処理します
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