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書き手交流スレpart.6

11いえーい!名無しだよん!:2014/06/20(金) 01:58:01 ID:one6.Taw0
最初からブレストって言えよマジでw


ミステリーSSそのものは俺も書いたことないから話半分に聞いてくれ
まず手っ取り早そうなのは手品と科学実験(中学生レベルでいい)を調べつくすこと
『子供にウケる科学手品』とかネタの宝庫なんじゃないかな

東野圭吾のガリレオシリーズ見れば分かるように、科学ネタはトリックの種が多い
北村薫がこれを言っていて、実際に作家仲間の作品でも
「これ伊藤家の裏技じゃん」
「お前アンビリーバボー見ただろww」など思ったのも少なくないそうだ
ちなみに北村薫は日本の日常ミステリーの開祖で、『氷菓』の米澤にも影響を与えている

ところで島田荘司は『占星術殺人事件』のトリックをニセ札作りの新聞記事から発想したらしい
詳しくは言わないが、これも手品の一種と考えていい
手の中でコインを消す手品のタネを流用して
部屋の中で死体を消すトリックを作るようなものだ

で、そこから逆算して話を作る
というか、自分が考えたトリック以外は成り立たない状況を作り上げる
ほかの可能性が成り立たないように状況を整理していく
よくある「絶海の孤島で密室」みたいな話も、別解を排除する方法の一つだ
謎から答えをひねり出すより、答えから謎を逆算する方が作りやすい
まれに内田康夫のようにプロットを作らず上から順に書いて解決してしまう作家もいるが

あとは情報量に気を付ける
登場人物それぞれがいつの段階で何を知り、何を知らないか
また、読み手にはどの段階で何を知らせておくか、何を知らせないか
読み手が知らない情報を使って推論すると、読む人はアンフェアだと感じる
理想は、読み手に無駄だと思わせて捨てさせた情報を推理のヒントに使う方法だ

本来読み飛ばすべき情景描写にヒントを仕込むのがよくある手だが
その描写に情景描写以外の役割がなければ、すぐヒントだとばれてしまう
そこで大事な情報を聞き流させる手法としてミスリードがある
大まかな推理の方向性を先にちらつかせて、そっちに乗せてしまう方法だ
あるいはヒントをギャグに使うのもいい
「これはギャグで入れた一文だ」と役割を示してしまえば、真意まで気付かない

あと江戸川乱歩の『類別トリック集成』なんか、もし読めたら目を通すといい
逆に発想が狭まるかもしれないが


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