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アニメキャラ・バトルロワイアルV
71
:
なぎさと千歌! 恐怖のバトルロワイアル!!
◆WMl/ihM5l.
:2019/05/13(月) 19:58:15 ID:VxxT6pFA0
「…………………………」
「…………………………」
キュアブラックと千歌の顔は真っ赤になった。何故なら、全く同じタイミングで、二人のお腹が鳴ってしまったからだ。
年頃の少女が、豪快なお腹の音を聞かれては尊厳の危機だ。
「…………こほん!」
と、千歌はわざとらしく咳き込んだ。
そして、この場には合わないほど、穏やかな笑顔をキュアブラックに向ける。末っ子の千歌だが、Aqoursのリーダーも務めているため、お姉さんとしての自覚も多少はあった。
キュアブラックを安心させようと、胸を堂々と張りながら提案した。
「お互い、おなかを空かしているみたいだし、ご飯にしようか! 私のバッグの中に、グルメテーブルかけってすごい秘密道具があったから!」
そして、千歌が色鮮やかな布・グルメテーブルかけを広げる。
「スイーツよ、出ろ!」
千歌の叫びに答えるように、軽快な音と共にたくさんのスイーツが現れた! チョコパフェ、ケーキ、シュークリーム、みかん、りんご、ジュース……よりどりみどりだ。
「え、ええっ!? なにこれ、ありえな〜い!」
「こんな時だからこそ、腹ごしらえをしないと! 腹が減っては…………なんだっけ?」
「腹が減っては戦いはできぬ、ですよ! 千歌先輩!」
「おおっ、すごいね! なぎさちゃん! なら、そうとわかれば……!」
「そうとわかれば……!」
キュアブラックと千歌の前に広がるのは無数のスイーツ。
プリキュアとスクールアイドルに問わず、思春期の少女にとっては癒しとなるスイーツ。
スイーツを前にした少女たちは……
「「やけ食いだ〜!」」
うさばらしのように、スイーツを口に入れ始めた。
何がなんだかわからないまま、首輪を付けられた上に戦えと脅されてしまい、挙げ句の果てにどこかわからない場所に放り込まれてしまう。
やけ食いでもしなければ、やっていられなかった。
そして、二人を見守りながら、ため息をつく妖精もいる。
「……ふたりとも、こんな時にのんきすぎるメポ!
ていうか、腹が減っては戦はできぬ、だった気がするメポ……」
そんなメップルのぼやきは、少女たちの耳に届いているかどうかは定かではない。
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