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アニメキャラ・バトルロワイアル4th part4

80黒き呪縛は灰色の祝福 ◆WqZH3L6gH6:2017/07/01(土) 12:12:08 ID:R3T6NoRI0

・桂2

桂とコロナと神威はベンチに座ったまま情報交換と交渉を続けている。
神威が数枚の白カードを桂に手渡した。
その中にはラビットハウス内で死んでいた銀髪の男 ポルナレフの顔もあった。

「全員は調べきれそうに無いから、渡した分はあんた達が調べてくれよ
 俺はDIO相手に集中したいからさ」
「お前……繭を倒すつもりなのか」

驚いたように桂は言う。神威は心外とばかりに言い返す。

「俺は戦いも楽しむけど、同時に繭ちゃんも倒すつもりだったんだ
 その為に情報収集や腕輪の解析も進めなきゃね」
「そうだったんですか……」

コロナが声をわななかせながら、劣等感が混ざった眼差しで神威を見つめる。
ミルルンがそんな彼女達を見て、呆れたようにジト目で見続けている。

「じゃあ、神威……さんは何か手がかりを……」
「まぁ、決め手に欠けるけど幾つかはね。あと呼び捨てでいいよ」
「……信じられん」

桂の声が震える。コロナが泣きそうな声色で言う。

「桂さん……わたし達無力ですね……」
「ねー、帰っていいるん?」
「まぁ冗談はさておき、どういうつもりだ?」
「持て余した情報をお裾分けって感じかな?」

桂は棒状の物体――乖離剣エアを手に持ちながら会話を続ける。

「DIOの動向は伝えたが、その見返りとしては大きすぎる感じだが」
「ああ、地下闘技場にいるかもだっけ?これ俺には扱いにくくてさ、そこの君なら使えるんじゃないかな?」

コロナはハッっとした様子で宝具を見た。
今の自分には扱えそうにないが、魔法の心得がある自分なら神威や桂よりは有用に使えるかも知れない。

「DIOを過小評価し過ぎてないか、それに敵は奴だけでは……」
「それは心配する事ではないだろ」
「……お前」

旧友の仇を前にしても、一切の怒りを見せなかった桂の表情に初めて怒りの色が浮かぶ。
桂の羽織の裾をコロナがぎゅっと握った。

「小湊るう子ちゃんだっけ?彼女の悪いようにはする積もりはないさ」
「…………俺達と同行はできないのか?」
「それはできないね。理由はあんたには言うまでも無いだろ?」
「そうだな。しかし詰まらない事でお前は命を落とす気か」
「……あいつを倒せるなら詰まらなくはないさ」

神威の声に少しだが怒りの色が孕む。

「準備くらいは充分に整えたらどうだ?」
「? 俺は充分に整えた積もりだけど」


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