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中学生バトルロワイアル part6

611POISON ◆j1I31zelYA:2015/11/15(日) 00:53:55 ID:JAKGsiC20
「俺も跳ばしてもらえるのか?」
「たしか白井は、130キロまでなら大丈夫だとか言ってたしいけるだろ。
さっきの喧嘩で跳び方には慣れたしな」

七原の体重は58キログラム。
菊地の体重は分からないが……見たところ体格は七原とそう違わないから、70キロを超えるということはないだろう。

「しっかり捕まってろよ。重くて疲れたら放り出すけどな」
「そっちこそ、いざとなったら戦ってもらうから覚悟しとけよ。なんせお前、菊地様の後輩でも中学生でもないんだからな」

同い年の中学生と、非中学生の二人。
肩を掴まれながらの歩みは、やがて駆け足となり、そして跳躍(テレポート)へと切り替わる。
加速していく。周囲の景色が飛んでいく。
おそらく時速百キロをゆうに超える世界だ。
仮に一秒で80メートル移動するとすれば、最高時速はいくらだろう。
80かける60かける60だから……とっさに暗算はできないが少なくとも250キロを超えることは間違いない。

一人ではない速さで、守りたいものの元へと跳ぶ。

自分らしい速度で。我儘を貫くために。
我が、儘に。

【C-6 ホテル近辺/一日目・夜中】


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