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新西尾維新バトルロワイアルpart6
675
:
名無しさん
:2016/01/09(土) 17:25:06 ID:uCTf/sGU0
「じゃ、早速だけど首輪探知機ってやつ見せてもらってもいい?」
「あ、はい、どうぞ」
四方山話に花を咲かせる間もなく、玖渚が本題に入っていく。
伊織から手渡された首輪探知機を検分すると、一分もしないうちに返した。
「もう済んだんですか?」
「とりあえず死人の首輪も反応するか確かめたかったんだよね。真庭鳳凰と真庭狂犬は表示されたけど浮義待秋は無し」
「……今玖渚さんが持ってる首輪は二つだけだし、つまり、デイパックに入った首輪には反応しない、ということでいいのか?」
「そういうこと、かな。ぴーちゃんたちは首輪持ってたりしないよね?」
「お察しの通り。回収しようって発想がなかったというか、首を切ろうって発想には至れなかったというか」
「鳳凰さんに遭うまではそれらしいものもありませんでしたからねえ。『自殺志願』もそういうのには向いてませんし」
「じゃあ使えるのは3つだけだね。まあ2つは条件満たしてるしいいか」
そう言って持っていた首輪をデイパックにしまう。
首輪探知機を見遣れば、表示されている名前は四人分に減っていた。
「条件? どういう意味ですかそれ」
「後々説明するよ。とりあえず何でもいいから気付いたことない?」
「え、気付いたことですか? そんな急に言われましても……」
「そもそも、僕たちが気付く程度のこと、玖渚さんが気付かないわけがないと思うんだけど」
「それがそうでもないんだって。それに、被りでもいいから情報は集めておいて損はないよ。被るってことは情報の精度が上がるってことでもあるし」
「……そういえば」
様刻がふと言葉を漏らした。
それを聞き逃さず玖渚が反応する。
「何か思い出したの、ぴーちゃん?」
「もしかしたら、ってくらいのものなんだけど、満月だったなあって」
「満月? それって今もってこと?」
「昨日、って言い方もどうかと思うけど、24時間前も満月だったような気がするんだ」
「うん、合ってるよ。僕様ちゃんもネットカフェから研究所に移動するとき見たし。でしょ、舞ちゃん」
「うなー、そうでしたっけ? 私は覚えてないです」
「そうなの?」
「玖渚さんを運ぶのが大変だったのでそんなの気にする余裕なんてありませんでしたし」
「話を戻すけど、一日経っても満月のまま……ということになるよな」
「そういうことだね。ありがと、おかげで一つわかったよ。いや、一つ潰れたってことになるのかな」
「「潰れた?」」
怪訝な顔をする二人に挟まれながら、玖渚は滔々と語り出す。
ちなみに、人識はといえばいつの間にやら船を漕いでいた。
◆ ◆
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