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新西尾維新バトルロワイアルpart6
612
:
◆ARe2lZhvho
:2015/08/17(月) 21:27:54 ID:tFRdSwtQ0
「もちろんそんなわけないじゃないですか。一つ確認……確定させたいことがありましたので」
「その認識で間違ってないと思うけどねえ」
「ですから確定させたいんですよ……とはいっても、さっきあたしの方が質問しすぎちゃいましたからねえ。公平さは期したいので安心院さん、お二つどうぞ」
「不知火ちゃんがこれから聞くということを考慮すると三つじゃないのかなあ。とはいっても僕も聞きたいことがあるわけじゃないしねえ……うん。
そうだね、さっきの僕の『想定』のことと、スタイルのことで二つとしておこう」
「それはどうも。お礼ついでにその問いにきっちり答えておくとしますと、あたしはスタイルは使ってませんよ」
「『使ってません』ねえ……まあいいか。じゃあ純粋な興味から聞いておくとしよう、あのデイパックの仕組みとか」
「ただのスキルの複合ですよ。大きな物でも入り口を通り抜けられるようにするスキルと中の空間を歪曲するスキル、容量を増やすスキル辺りがメインですね」
「僕のスキルで例えるなら『血管戸当て(ブラッドバスストップ)』に『掌握する巨悪(グラップエンプティ)』と『懐が深海(ディープポケット)』か。
てっきり『次元喉果(ハスキーボイスディメンション)』と『いつまでも史話合わせに暮らしました(エターナルエターナルライフ)』辺りだと思ったんだけど」
「それ、どんなスキルなんですかねえ……」
「ただの次元を超えるスキルと永久世界のスキルだけど」
「たかがデイパックにそこまでやれませんって」
「そんなものなのかい」
「そんなものなんですよ」
やれやれ、と同時に肩をすくめる。
お互い本題ではなかったからか、剣呑な空気はそこにはない。
「僕のターンはこれで終わりかな。さあ、不知火ちゃんの番だよ」
「ええ、そうさせてもらいます」
だがそれもここまでだ。
その場に傍観者がいたならば、部屋の温度が下がったのではと錯覚するくらい、空気が変わった。
「干渉した――あなた風に言うとちょっかいをかけた、ですか。あたしの見立てですと×××××と零崎双識、それに鑢七花もですかね?
前後で大きく変化が見られたのが彼ら三人でしたからね。あ、球磨川禊は例外ですよ? 例え『却本作り』を渡したのだとしてもそれはこの質問には関係ありませんし。
そして疑問に思うわけです。なぜこの三人なのか? この三人だけなのか? それともこの三人だけしかできなかった? はたまたこの三人しかする必要がなかった?
共通点を洗い出すとすると、全員男性、いわゆる『主人公』である、そしてあなたが干渉したと思われるとき一人でいた――違いますか?
この前提が成り立つとして、阿良々木暦は不可能だったとしても、供犠創貴と櫃内様刻は? まあ、供犠創貴はほぼ真庭蝙蝠や水倉りすかと行動してましたけれども。
ですが、櫃内様刻は思いっきりあなたがちょっかいかけそうなシチュエーションに複数回いたにも関わらず、それらしき形跡は無し。
でもそもそも、あなたにとって相手が『主人公』である必要も、一人でいる必要もどこにもありませんよね。それができないあなたではないんですから。
女性には誰一人何もしてないというのも含めて、どう考えてもおかしいですよねえ……? ですので視点を換えてみました。
あなたがちょっかいをかけた三人はやむを得ずそうしたのでは?と。女性は全部とは言わず一部でも、してないのではなくし終わっているのでは?と。
それに伴ってとある仮説を立ててみたらぴったりはまるものがありまして。最終的に確信したのは『猫の世話』をしていることを否定しなかったときです。
ここまでごちゃごちゃ並べ立てましたけと、結局聞きたいことは一つですよ」
不知火半袖は問いかける。
「あなた、一体何人を悪平等(ぼく)にしたんですか?」
対する安心院なじみは――
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