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新西尾維新バトルロワイアルpart6

557孤(虚) ◆mtws1YvfHQ:2015/05/14(木) 20:40:52 ID:tf3HAjH.0

「  」

強いと言えば強かった。
手強いと言えば手強かった。
ちょっと苦手だった。
王刀。
看板娘、汽口慚愧。
卑怯な手で勝ったなあ。
それでも負けを認めてくれたんだから大した人だった。
真っ直ぐで混じりっ気のない。
もっとずっと握り続けてたら一体どんな人格になってたのやら。
どんな人間が出来上がってたのやら
錆ほどじゃないにしろ、相当やばい実力者にはなってただろう。
下手したらあんな手を使っても勝てたかどうか怪しいぐらいの。
終わった後でも変わらない修行をする姿。
それと一緒に思い出す。
呪いのことを。
血統のことを。
血刀のことを。
まるで、と言ったあの言葉。

「  」

厄介な奴だった。
仙人を自称するだけあって。
外見は確かおれの苦手意識が集まったって言ってたっけ。
内面はとがめの苦手意識が。
まさにこれ以上ない持ち主だったんじゃないかとも思う。
おれの浅知恵で、だけど。
誠刀。
あの刀の所有者とすれば。
これ以上ないぐらい、異常ないぐらいハマってたんじゃないか。
まあ持ち主としては良かったとしても。
外じゃなくて内を斬る刀なんて刀って言えるのか。
疑問に思ってもまさかケチ付ける訳にも行かない。
とがめはとがめで納得してたから別に良いけどさ。
実際の所はどうなんだろうな。
刀として。
あるいは、武器として。
殺せない武器に意味があるのか。
どうでもいいけど。

「  」

偶然だった。
偶然道端で見付けたのが切っ掛けだった。
毒刀。
それに精神を乗っ取られたって言う真庭鳳凰。
それに斬られたのに生き残ってられた真庭人鳥。
どっちもどっちでとんでもない奴だ。
果て。
最後には真庭の里の壊滅。
暗殺専門の忍者、まにわに。
何とも呆気ない終わり方だとも、何ともらしい終わり方だとも、どっちとも取れる。
少なくとも相応しい終わり方だとは誰も思わなかっただろうってことは確かだけど。
幸せな、ではあったかも知れない。
いや、不幸せか。
やった事を知ってしまった訳なんだし。
真庭鳳凰。
あいつとの約束はどうも、果たせそうにない。
まあ人鳥が生きてるんだろうから、何かあったり運が良ければそのまま復興もできるんじゃないか。
どうでもいいけど。


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