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ニコニコ動画バトルロワイアルγsm3

498最期の戦い ◆FbzPVNOXDo:2015/02/15(日) 01:45:25 ID:iQvSJkO20


にとりのスタイリッシュ爪楊枝をダークサイド・プレジデントが弾き突き進む。
ダークサイド・プレジデントの突撃をにとりが避ける。
光学迷彩の恩恵も勝治の前では無駄。

「チッ」
「ぐっ……」

更ににとりは先の戦いでのダメージも回復しきってはいない。そして勝治も死に掛け。
お互いに健康とは言いがたい体調。戦いはまさに拮抗していた。

((このままじゃ埒が明かない))

にとりの弾幕をカブトボーグで弾き続けても、にとりにはたどり着けない。
逆に、にとりの弾幕もカブトボーグの前では意味がない。
互いに攻め切れぬなか、痺れを切らしたにとりが氷輪丸を抜く。

「氷!?」

爪楊枝の弾幕に加え、氷の弾幕まで展開される。
流石の勝治もこれは捌ききれない。
走らせていたダークサイド・プレジデントを自分の元に戻し必殺技を放つ。

「轟雷必殺デンジャラス・サンダー・アルティメット!」

電撃を纏ったダークサイド・プレジデントが弾幕を打ち落としていく。
だが、突然その動きが鈍くなり弾幕の一つが勝治へと直撃する。

「ぐ、ああっ!」

何とかよろめきながら立ち上がるのも顔色は悪く、胸を押さえている。
再び発作が始まってしまった。
ここで拮抗は崩れだす、残された時間の少ない勝治とダメージを負っているだけのにとりではにとりの方が有利になる。

「諦めろ人間、無駄に寿命を縮めるだけだ」

にとりからすれば勝治はとても食えた相手じゃない。
戦う理由もなければ暇も無い、シャーロックを追いたい。


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