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ニコニコ動画バトルロワイアルγsm3

120 ◆k5V1srvipM:2013/07/07(日) 22:43:34 ID:MgFGPU.U0
「「ドラえもんバトルドームも出たぁ〜〜!!!!!」」

「「ドラえもんバトルドームも出たぁ〜〜!!!!!」」

「「ドラえもんバトルドームも出たぁ〜〜!!!!!」」

「「ドラえもんバトルドームも出たぁ〜〜!!!!!」」

「「ドラえもんバトルドームも出たぁ〜〜!!!!!」」


二人は五月蝿いくらい音が聞こえる職員室の前にたどり着いた。

「罠かもしれないぜ」
「それは最初からわかっているわ」

敵は待ち伏せをしていた。まずこの音は囮と見て間違いないだろう。
そうなれば敵は必ずこの部屋の中にいる。ここまでくると、逃げるわけにはいかない。
敵は透明だが有効な攻撃を一度でも当てれば、畳み掛ける事は不可能ではない。
では敵に攻撃を当てやすい瞬間はいつか?
まず姿を現した時、そして襲いかかるときだ。
前者の状況はほぼ有り得ないので襲いかかる時を狙うしか無い。

「あなた、武器は持ってる?」
「俺のトムキャット・レッド・ビートルならあるぜ!」

そういってトムキャット・レッド・ビートルをアルセーヌに見せる。

「玩具じゃないのそれ?」
「そうじゃないんだぜ!コイツには無限のパワーがあるんだぜ!まあ見てろって!」

リュウセイはトムキャット・レッド・ビートルをチャージインする。
それだけで辺りの埃が巻き上がり、周囲に大きな気が放たれた。
アルセーヌはちょっと理解できなかったが、期待度はともかく、武器として使える物では有るようだ。
リュウセイは別に戦いたいわけではなかったが、さすがに彼女一人では勝てそうにないと思い、一緒に戦う事にした。


アルセーヌがそっと扉に手をかける。
額に一滴の雫が溢れる

「開けるわよ」


ゆっくり、ゆっくりと戸を開いていく。
気配はない。
そっと、二人は部屋の中を覗く。
しかしそこにあるのは未だ一つの机の上で喋り続けているドラえもんBDだけである
部屋の中に何者かが動いているという様子はない。

「誰も…いない__?」
「逃げたのか?」

そんな筈は無い。
二人は慎重に入り口に足を踏み入れる。


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