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クールな先輩の裏事情

1リョウ:2011/06/26(日) 22:47:30
はじめまして。
旧掲示板の方では「先輩の性癖」という後輩が先輩をペットにし、調教していくというSMものを書いていました。

その作品は完結できませんでしたので、こちらではこの話を書いていこうと思います。
ただ、設定など一部変えていきます。(旧掲示板での作品を読んでくれてた方しか違いはわからないと思いますが…)

下手かもしれませんがよろしくお願いします。
※更新は遅いと思います、なのでなかなか更新されないときは気長に待ってくださると嬉しいです。
この話は高1のバスケ部員が高2のバスケ部先輩を自分の玩具(ペット)にし、調教していくというSMものです。
※この作品はフィクションです。

148リョウ:2013/06/18(火) 16:07:01
第五章「秘密」


ある日の昼休み、いつものようにさっさと昼飯を済ませ、トイレへ行こうとしていた。
そんな時、後ろからトントンと肩を叩かれた。
「なあ、最近付き合い悪くない?」
オレが振り返ると、そこには涙目で訴えてくる"下村 武司"がいた。
そいつは、中学三年の時からつるんでるやつで、今は同じクラスでバスケ部に所属している。身長は165センチ。
年中坊主頭で、いつも下ネタのことばかり考えている馬鹿な奴。
この高校を選んだのもバスケ部に入ったのも、オレについてきただけで時に理由がないらしい。

「別にいいだろ、クラスが同じなんだからいつでも顔を合わせられるし」
「あ、もしかして彼女が出来たとか? いいなー、うらやましいっ!!」
オレがそっけなくあしらうと、武司はそう言いながらオレの片腕にガシッとしがみついてきた。
「勝手に話すすめんな、彼女とか居ねぇから」
「あぁよかった! 危うく俺たちが結んだ童貞同盟が崩れるところだったぜ」
武司は片腕で額の汗を拭う仕草をした。

武司は今まで彼女が出来たことはない、それ故にまだ童貞だ。
つるむようになった頃、オレも同じ状況だったのを知った武司が「童貞同盟を結ぼう」なんて勝手に言って以来、未だに一人で騒いでいる。
「彼女が出来たら報告してよ?」
「ああ、わかってるから。いい加減オレの腕から離れろよ」
オレがそう言いながら頭を小突いてやると、武司は渋々離れた。

そう、彼女が出来たら真っ先に報告しようという約束になっている(正確にいうと、勝手にさせられた)。
オレは女に興味ねぇから報告する機会なんて来ないだろうけど……仕方なく了承した。
馬鹿なこいつにすら、オレが男にしか興味がなく、童貞をすでに卒業していることは……秘密だ。

149リョウ:2013/06/24(月) 23:24:49
……結局、武司が離れてくれそうになかったから、龍二先輩が待つトイレへ行くのは諦めた。
仕方なく、こっそりと龍二先輩へ行けないことをメールで伝えた。

「……なぁ、そういえば健吾って青盛先輩と仲いいの?」
他愛のない話をしている最中、ふと武司がそんなことを口にした。
「ん? 急に何だよ」
青盛先輩……ああ、龍二先輩の事かとオレは頭に浮かべながら、問いの真意を知るために敢えてとぼけたように言った。
「だって、前に二人でいるとこ見たからさ……もしかして、健吾が何かしたのかなと思って」
「オレが何したと思ってんだよ」
オレは苦笑いした。まあ、それは本当の事だけど……まさか立場が逆転してるなんてコイツには想像つかないだろう。

「だって、青盛先輩って何だか怖い雰囲気じゃん……だから……」
本気で心配する武司にオレは「心配すんな」と優しく諭した。
まあ、龍二先輩は背が高い上に目つきが鋭いし、おまけに普段は無口だから何考えてるかなんてわからない。
だから武司みたいに恐れている奴もいるし、心配になるのも無理はない。

(本当は……ドМでド変態なんだけどなぁ)
オレだけが知っている"普段はクールな龍二先輩の裏事情"。
コイツに教えたらどうなるんだろうな……。

150リョウ:2013/06/24(月) 23:46:53
……そして、その日の部活動が終わった後、オレと龍二先輩は教室にいた。
外はすっかり暗くなっている上、もうほとんどの生徒や教師が帰宅しているせいか邪魔な雑音も聞こえてはこない。

「今日の昼はゴメンな、どうしても行けない状況になってさ」
「い、いや俺は……」
少し困惑の表情を浮かべる龍二先輩に、オレはゆっくりと歩み寄る。
ただ話するだけでは終わらないとわかってるくせにと、心の底では笑いながら。

「じゃ、さっさと脱げよ」
「だ、だけど……」
「こんな時間に来るヤツなんていねぇよ、てかさっさとしねぇとそれだけ時間が延びるだけだぜ」
オレがそこまで強い口調で言ってやると、ようやく龍二先輩は制服を脱ぎ始めた。

龍二先輩が下着まで脱ぐと、ブルンと完全に勃起したチンポが露わになった。
「なんだよ、もうビンビンじゃねぇか」
オレはそう言いながら、根元を握ってぶるんぶるんと振ってみせた。

「……で、どうだよ。普段自分が勉強している教室でスッポンポンになった気分は」
龍二先輩が全て脱ぎ終えると、オレはそれらを全て取り上げた。
……そう、オレと龍二先輩が今いる教室は、実は龍二先輩のクラスの教室なんだ。


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