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さんさんめ小説投下レス

1流星:2015/05/30(土) 22:18:08 ID:RW0NFOHo
さんさんめの小説レスを作ってみました。

一人のレスじゃ不安な方、ちょっと書いてみたい方で楽しみましょう。

92流星:2016/03/30(水) 00:45:11 ID:???

「ハァ、おみぃ、イイ。」


「隆二、イきそう?」

「ん、もっと!」


「もっと?こう?
ね、イッたらさ、もっかい俺の舐めてくれる?」


「ん、んっ、あぁっ。いーよ。ぅんっ」


「隆二、気持ちイイ?」


「あっ、あぁっ、んんっ!イクっ!」


おみはサッとティッシュを取ってオレのを包んで受け止めた。

「ハァ〜。」
そのままおみの胸に倒れ込んでまたキス。


おみはオレの中から出るとゴムを外してオレの前に出す。

「ね、舐めて。さっきの超よかった。」

「んんっ。」

ソファーに座るおみのちょっとゴム臭いソレをくわえると、おみがウットリとオレを見ている。

「隆二、上手いよ。すげー、超イイ。」


こんな状況ってあまりないから、頑張って続ける。


「う、隆二っ、もういいよ離して。」


頭をそっと押されておみが口から飛び出す。

ティッシュを数枚取ったおみが、自分のを手で擦る。
オレも、手を重ねておみを見上げる。

「ハッ、ハァ、隆二、キス、しよ。」

激しくキスをしながらおみがイッた。



「はぁっ〜。」
ソファーにぐったり沈み込むおみに抱き付く。


「やべー、超イッた。力入んねー。」


「ひさしぶりだもんね。」


「隆二さ、なんか上手くなった?俺の舐めるの好き?」


「/// おみ時間いいの?」


「あ、やべ、迎えくるじゃん。」


慌てて洗面所に向かって手を洗ってジャケットを羽織ってる。
カッコいいなぁ。


「隆二これから寝るんでしょ?」


「うん、徹夜明けだからね。」


「じゃあ帰らないで家で寝て。夕方には帰るからさ、明日最初の仕事一緒でしょ。ここから行こ。」


「そうする。もう帰るの面倒くさい。」


「じゃ、行って来る。」


おみを見送ってシャワーを浴びてベッドに潜り込む。


徹夜のうえさっきの行為の疲れもあって、あっという間に意識を手放した。





「隆二、ただいま。」


「…、ん。」


「あんまり寝ると寝れなくなるよ。」


「ん、おみ?」


「お腹空いたでしょ。」


「お土産あるから、おいで。」




ちょっとウダウダしてからリビングに行くとお茶とお皿を用意してくれてた。

93流星:2016/03/30(水) 00:46:40 ID:rmrCNWH.

「うわぁ、何コレ、おせちみたい!」


「役員の人がね、持たせてくれたんだ。」


オレが徹夜明けにおみの家に行ったのを知り、約束があったと思った彼が急に付き合わせて悪かったと。

レコーディングの不調もスタジオのトラブルで、それでも不満を言わずに頑張ったイマイチ君にご褒美と。


「昨日の電話でさ、上手くいってないって言うから心配したんだ。でも隆二の不調じゃなくて良かった。」


「うん。でもさ、トラブルあったから逆にみんな纏まって最後は本当に良い空気になったから上手くいったんだよ。」

「隆二食べな。そんでさ、後で朝の続きしよ。」


「あはっ、おみ足りなかったの?」


「全然足りないっ!」

おみの真剣な宣言にオレも満たされて、この後の行為に備えて食事に取り掛かった。


end


なんか最近メディアでちょいちょい満たされてるのに、私、欲求不満?

読んで頂きありがとうございます。

94たろ:2016/03/30(水) 13:10:47 ID:???
流星様
更新お疲れ様でございます!
omiったらww
足りてなかったんかいww
でもねw 27〜8ってねw
まだまだ…ですもんねww
しょうがないかw
頑張れRJ(笑)
 あw 前のお話になりますが、
“使う用”の雑誌…、白いカピカピしたのが
付いてたりして…(爆wwww
人様のお家で、下品極まりないコメントを
残してしまいスミマセンでしたw;
次回更新も楽しみにしてますので
頑張って下さいね!

95流星:2016/03/31(木) 14:42:18 ID:???
>>94
たろ様
ありがとうございます☆


そうなんです。

忙しくても、まだまだ全然元気なんです!

相方の仕事に影響が出ないため、時には雑誌が必要なこともあるんですね。

そりゃ色々ついちゃいます(^w^)

96流星:2016/04/01(金) 14:57:58 ID:???

ym×gn


「健二郎さん。実は内緒にしていた事があるんです。」


「ん?なに?」


「健二郎さんの家に作りかけのラジコンあるじゃないっすか。」


「あぁ、あの棚のな。最近忙しくて全く進んでないんや。」

「こないだケンカした時にムカついて棚を蹴ったら、落ちてウィング取れました。」


「へっ?」


「横にあったミニ四駆もタイヤ取れました。ゴメンナサイ。」


「…。はぁ?!何してくれるんやぁっ!」


「…。」シュン


「って、がんちゃーん。あれやろ、"エープリルフールのウソでした。"とかやろ?そんなん騙されんよ。」


「バレましたか?そうです、壊したなんてウソでした。」


「もっと単純なヤツ引っ掛け、隆二とか。」





翌日

「そーいや昨日の話題で思い出した。
今日はちょっとでも出来るかなぁ。」


「うわぁっ、なんやコレ!大惨事やん!
え、え? エープリルフールって、壊してないって。
………。

アイツ〜。ウソは後半の方か! ウソってのがウソ?! ハァ〜。また最初からやらな…。」



end

エープリルフールym×gn バージョンでした。

読んで頂いた方ありがとうございます☆

97流星:2016/04/02(土) 21:45:12 ID:YUMYSmjY

tsk×im


「あのね、おみ。」


「ん〜?」


「あのさ、オレ、いつもおみに我慢させてるじゃん。」


「え?」


「あの、ホラ、なんてゆーか。」


「何?セックスの時?」


「/// ん。だからね、今日はおみの好きにして良いよ。何でもしてあげる。」


「…。えっ? まじ?」


「うん。」


「じゃ、さっそく!」チュッ!


ニヤリ
「はいっ、ここまで!」


「はっ?」


「今日はエープリルフールでした〜。」

「……。」


「えへへ、おみ引っ掛かった?」


「りゅーじ。コレ見てみ。」


「ん?」


「今、何時?」


「え? 1時27分?」


「はい。エープリルフールは終わってます。

お前のそーゆーとこ好きだわ。

では遠慮なくいただきますっ!」


「え〜、ウソウソウソ。」


「隆二、男に二言は無いよな?」


「…。」


「なっ?」


「ぅ〜。お手柔らかにお願いします。」




end


エープリルフール
tsk×imバージョンでした。

読んで頂いた方ありがとうございます☆

98みなつき:2016/04/04(月) 09:27:14 ID:???
流星様
更新ありがとうございます
今回も可愛い!愛し合ってる!

雑誌よかったですねー!
メンバーの事を語ってるくだりはやはり仲良しさが伝わってきて
いつもライブとかで思う
「このチームほんと仲良くていいな」
がまた思い出されました

そして、OMの語るRJって・・・
自分にだけ甘えてくるって・・・
公に対するけん制&自慢なのかな
王道ですねOMRJ

可愛い過ぎる年下恋人に振り回されてる
優しいYMGNも大好きです

これからもお話楽しみにお待ちしています

99流星:2016/04/05(火) 07:46:06 ID:???
>>98
みなつき様
ありがとうございます☆

雑誌のツーショットにこっちが照れて、手に取る時、周りの目を気にしてしましましたよ。

メンバー飯会も、楽しそうで覗いてみたいですね〜。

相変わらず不定期更新ですが、またいらして下さい。

100くまねこ:2016/04/13(水) 16:49:59 ID:???
流星様
更新ご苦労様です

アルバムからの雑誌やTVのスペシャル番組続きで忙しいですね〜
見たモノを変換して妄想する時間も必要になっちゃいますもんね〜

でもでもOMは最近ヤバイですね
RJを誰にも渡したくないんでしょうね
こうなったら公式発表すればいいのに
まぁ今更驚く人なんていないですよね

またお邪魔させて頂きます

101流星:2016/04/17(日) 22:43:05 ID:???
>>100
くまねこ様
ありがとうございます☆

本当に嬉しい忙しさですね〜。

テレビは録画して時間のある時に観るので微妙に古いネタが入ると思いますが、またいらして下さい。

102流星:2016/04/17(日) 22:50:19 ID:???

tsk×im


「隆二、俺この後の取材無くなったんだ。これから家来る?」


「う〜ん。今日は真っ直ぐ帰るつもりだったからなぁ。」


「今日ね、家はカレーだよ。」


「ご飯だけ食べる。」

「いいよ。」






RRR

「もしもし、隆二終わった?」


「うん。タクシー乗ったとこ。」


「お疲れ〜。ね、家来ない?」


「今日は行かないよ。もう家に向かってるし、疲れてるし。」

「そっかぁ。ケーキ2個買っちゃったんだよ。ホラ、前にマキさんの朝のテレビでやってたお店の。」

「なんでオレの都合聞く前に買うの。」

「たまたま近くに行ったんだよ。やっぱり来れない?しょうがない、1人で2個食べて、明日ジム頑張るかぁ。」


「…。今日は泊まんないからな。ケーキだけ食べて帰るからな。」


「わかった。紅茶入れて待ってるね〜。」





「隆二さんこの後予定あります?」


「んー、今日はひさびさにがっつりジム行くんだ。」


「ジム明日にして、飯行きません?熟成肉の店見つけたんですよ。」


「すげー、行く行く。」

103流星:2016/04/17(日) 22:52:51 ID:???

「健二郎くん、俺さ、心配なんだ。」


「何?えらい真剣な顔やな。」


「隆二、いつか誘拐されるんじゃないかと思って…。」


「はぁ?!」


「だってさ、食べ物の誘惑に弱すぎる。」


「まぁ、そうやなぁ。」


「美味いもん食わせてやるって言われたら、外国とかも付いて行っちゃうかも。」


「否定しきれんなぁ。」


「でしょ?どうしたらいい?」



「健ちゃん、おみ、おはよ〜。なに真剣に話してるの?」


「隆ちゃん、知らない人がお菓子くれるって言っても付いて行ったらあかんよ。」


「ちょっとぉ、何言ってんの?ガキじゃねーし。」


「こないだ、がんちゃんの誘いにジムけってたやんか。」


「だってさ、あれはメンバーだし、肉だし。超美味かった。」


「じゃあさ、今度の休み釣り行く?」


「えー、オレ釣れないし、針に虫付けるのイヤだから行けない。」


「そっかぁ、釣り場の近くに旨い蕎麦食える店あんねんけど…。」


「…。ちょっと考える。」


「隆二!そこだよ!もぉ俺心配ぃ。」


「なんでだよ〜、なんでおみが心配すんの?」


「隆ちゃんさ、知ってる人でも付いて行ったらあかんよ。」

「だから、オレ大人だし、男だし!」


「類い希な短い頭脳線でも、ちゃんと考えて判断してな。」

「考えてるよ!」




「あ、今市〜、今日ヒマ〜?」


「今日っすか? 夜はちょっと…」


「こないだ言ってた店、予約取れたんだ。行く?」


「すし…、行きます!」


「おい、今日おみちゃんち行くんやろ?」


「あ、予定あった?」


「大丈夫です!」


「じゃ、8時に事務所で。」

104流星:2016/04/17(日) 22:56:25 ID:???

「はい、楽しみにしてます。
おみー、誘われちゃったからさ、今日行くの遅くなるよー。
よーし、食べる前にジム行ってこよう♪」



「健二郎くん、おれ、寿司に負けた?」

「あ〜、まぁ、そうなるかなぁ。」



「寿司にだけなら良いっすねー。」


「え…?」


「だって隆二さん、快楽にも弱そうだし。無事に帰ってくれば良いですね〜。」

「コラ、がんちゃん!」


「でも、隆二さんに餌付け始めたの、おみさんですからね。事務所の人はみんな、それ見て真似してますから。」


「……。」


「おみちゃん?」


「言ってわかんないなら、身体に覚えさせてやるっ。」


「あ、出たアブノーマル!」


「ふふふっ。」


「おみちゃん、明日の事考えてやってな。」


「ま、帰って来たらですけどね〜。」


「せやなぁ…」


「(-o-;)」




end

なんか、無理やりですみません。
読んで頂いた方ありがとうございます☆

105流星:2016/04/22(金) 07:54:35 ID:???

tsk×im


「おみー。起きてよ。」

さっきから身体を揺すぶられ、耳元で騒がれ、安眠妨害されてる。


「ね〜、もう朝!」

布団を剥ぎ取られ、奪い返す。


「…なんじ?」


「もう出掛ける時間!」

うっすら目を開け、ベッドサイドの時計を見るとまだ支度するまで3時間も余裕がある。


「ウソつけっ、まだはえーじゃん。」


「オレ腹減った。おみ何か作ってよ。」


「ん〜、もうちょっと寝る。」


「えー、昨日言ったじゃん。豪華な朝ご飯作ってくれるって。」


そういえば、夕べは明日の仕事に差し支えるから一回しかダメって約束でコトに及んだ。

でもやっぱりどうしてもガマンが出来なくて、朝飯で釣って二回戦に突入したんだった。

覚えてたか…。


「わかったから、もうちょっと、だけ…。」


静かになった隆二に安心して、まどろんでいた。
あ〜、このまま寝ていたい。


本当に深い眠りに入ろうとする直前、何かが顔に触れる感覚に少しづつ現実にひきもどされる。

「ん…。」

泣きぼくろの辺り、鼻、眉間、どうやら隆二が指で触ってるみたいだ。

つむじ、のど仏。


「ぅん、りゅうじ?なに?」


「んー?おみのやる気スイッチ探してんの。」


「あ〜?」

なになに?俺のスイッチ?


「どこかにオレの朝ご飯作りたくなるスイッチないかなって。
あ!やっぱりこれかな、最強のほくろ。」


俺の左手を取って、手のひらを指で押してくる隆二。

うわぁ〜、完全にスイッチ入ったわ。

ぷにぷに押してる隆二の手をそのまま握って引く。

俺の胸に飛び込むように倒れた隆二をギュッと抱きしめる。

106流星:2016/04/22(金) 07:56:25 ID:???

「わっ! 何?!」


「スイッチ押したの隆二だからね。」

朝からそんな可愛い事されたらたまんないね。


「え? え? っん、ふぅん。」

抱えたまま体を反転して隆二ベッド押さえ付け、キスしながら胸を弄る。


「隆二のやる気スイッチ探さないと!」


「っざけんな、オレ腹減ってんの!」


「マンションの向かいに出来たパン屋さんのカツサンド超美味いから、後で買ってあげる。」


「昨日だって二回目付き合ったじゃん。」


「昨日二回だけでガマンしたんじゃん。。今日の分。あ、やっぱココ?」


胸の突起を片方押してみる。


「んあっ!」


「こっちも?」

もう片方は舌を尖らせて突っつく。


「あんっ。」

昨日散々弄ったから敏感になってるな。

しばらく指と舌で可愛がってると、抵抗していた隆二の声が甘く変わり、足がもぞもぞ動く。


「あ、あぁん。ハァ、おみぃ。」

よし!隆二のヤる気スイッチ完全に入りました!




結局、時間ギリギリまで隆二を堪能した俺はベッドから蹴り出され、髪もボサボサのまま朝食を買いにパン屋へ走った。




end

読んで頂いた方ありがとうございます☆

107みなつき:2016/05/02(月) 09:44:31 ID:???
流星様 更新ありがとうございます!

RJのお口って、動きが可愛いですよね・・・
感情が素直に表れて
つい、見てしまう

ムッシャムッシャたくさん食べるところとかも
堪んなく可愛くて見飽きないでしょうねー
で、なぜかエロくもありそう

すっかりOMの身体に慣れちゃって
スイッチ入っちゃう(入れられちゃう=挿れられちゃう)RJまじ
可愛い!

これからもお話を楽しみにお待ちしています

108流星:2016/05/22(日) 11:22:47 ID:.ydlV9No
>>107
みなつき様コメントありがとうございます☆

長らくお礼も無しですみません。

私もあの唇大好きです。
何にもしてないのに、エロく見えますよね。

また更新していきますので、覗きにいらしてください。

109流星:2016/05/22(日) 11:27:53 ID:.ydlV9No
tsk×im


カチャ カチャ

「おみー、ただいま〜。」


先に帰ってテレビを観てると隆二が来た。

今日は二人とも早めに終わるから一緒に夕飯を取ろうと朝ラインが来てたんだ。

「オレ色々買っておみん家に行くから、先に帰っててね。」と。




パタン、パタン
カシャカシャ

真っ直ぐキッチンに入った隆二が引き出しやら戸棚を開け閉めしてるみたい。


「隆二?何か探してる?」


「んー、ちょっとキッチン借りるよ。ね〜、包丁とボールは?」


「えっ? ちょっと何すんの?大丈夫?」

俺は慌ててキッチンに入る。


「はい、これ。」

どこ開けて包丁探すんだよ、普通包丁っていったら、どこん家でもかなりの確率で此処にあるだろ。


「ありがとう。」


「ね、何すんの?これ買って来たの?」

惣菜か何かと思ってスーパーの袋を覗くとまさかの食材。

白菜、ニラ、挽き肉? あぁこれ。

「餃子?」


「そう。おみ一緒に作ろう。」


「…。隆二作れんの?」


「こんなサイト在るんだよ、知ってた?がんちゃんに教えてもらったんだ。」



スマホを開いて超有名な料理サイトを見せてきた。

なんでもがんちゃんに聞くなよ。


「ね、白菜ってさ、どこから使っていいの。」

1/4カットの白菜を数枚剥いて俺に助けを求める。


「隆二さ、これみじん切りにするつもり?」


「うん、書いてある。ほら写真もあるから。」


白菜を洗ってまな板置くと隆二が包丁を構える。

「あーっ!ちょっと待った。」


「えっ?何?」


「その手付き怖くて見てらんない。

確か此処に…。あった! ほら、これで作るよ。」


「何?この機械。」

110流星:2016/05/22(日) 11:30:40 ID:.ydlV9No

「こうやって適当に切って、ほら挽き肉のパックも開けて。」


「うん。」


材料をどんどん切って調味料と一緒にフードプロフェッサーに入れていく。


「隆二、此処しっかりおさえて押してみ。」


「ん。 うわぁ、すげー。ね、おみ、見て見て、すっげー!」


ガーッと音を立てて混ざる材料をキラキラの目で見てる。


「はい、もういいよ。そんで、ボールに移す。」


「おぉっ、もうできた。オレが切ったら夜中になってたよなぁ。」


「そーだね。」

切り終わる前に血を見てたな。



「おみ、一緒に包もう。はい、水も用意したよ。」


隆二が先に一つ包んだ。
あれ?意外とうまい。

「上手いじゃん。やった事あるの?」


「うん、久しぶりだけど出来た。昔さぁ、彼女と良く作ったんだ。オレが参加するのは包むとこだけだけどね。」

そう言いながら、どんどん並べられる餃子。



元カノとの話って、聞いた事なかった…。

確かにオーディオ前に彼女がいたとか、別れた話は聞いてはいたけど、デートした場所とか具体的なエピソードを聞いたのが初めてで、ちょっとショック。



もう話題が変わって、今日の仕事であった面白エピソードなんて話してるけど、俺の耳には全く入って来なかった。



「おみ?聞いてる?」

急に黙り込んだ俺を
覗き込んでくるけど、目を逸らした。

「…。」


「ね、どうかした?」


「…。」


「ね〜、おみってば!」


「…。りゅーじが急に元カノの話するから拗ねた!」


「あはっ!おみ!拗ねたの?」


「悪りぃかよ、せっかく2人で居んのに元カノのコトなんて…。」


「はははっ、おみ可愛い!」


「っるせ。」


「だってさ、オレおみの元カノとかさ、何人か会ったこともあるじゃん。」


「あー、うん。」

そうでした。隆二と付き合う前、メンバーに割とオープンに色んなコと付き合ってました!


「一緒に行った店とかオレ連れてくじゃん。」


「…やだった?」

だって隆二に食わせたかったんだもん。

「ううん、別に気にして無かった。
でも、そんなおみが妬いたりするんだぁ。」


「なんか、隆二はずっと俺のもんだって気がしてた…。」


「ワガママだなぁ、自分は棚に上げて。」

111流星:2016/05/22(日) 11:35:02 ID:.ydlV9No

そうだけどさ俺にとって隆二は特別なんだから。

「しょうがないじゃん…」

二人で黙々と餃子を包む。





「はい、これで全部だね。
おみ、まだ拗ねてんの?」


「今は反省中。」


「ははっ! じゃ、これ焼いて。パリってやってね。」


「うん。」

元カノより上手く焼いてやる!




きれいな焼き色が付いた餃子を上手く盛り付けてテーブルに運ぶ。

隆二がビールと買って来たらしいサラダや惣菜を用意してくれてる。


「わっ、さっすがおみ! お店みたい。うまそー。」


ビールで乾杯して熱々の餃子にかぶりつく。

「あつっ、うまっ!」

「うまー。2人で作ると美味しいね〜。」


「あの…」


「んー?」


「元カノのより上手く焼けてる?」


「…。もう、女々しいよ! いつもの自信満々なトサカさんはどこ行ったんだよ。」


「…裏で凹んでる。」


「ね、お互いさこの年だから過去があって当たり前じゃん。

でも今のおみがあるのは、"あれ、こないだと違う"っていつも思うくらい、とっかえひっかえしてた女の子達や、トーク番組で照れもなく話してる学生時代のモテエピソードとかあったからでしょ?

カッコ良くエスコートしたりさ、いきなり出来てたワケじゃないよね。」


「う、うん。」
なんか棘があるなぁ。


「さっきの混ぜる機械だって、元カノが使ってたんじゃない?」


「まぁ、そんな感じ…。」
鋭いな。

112流星:2016/05/22(日) 11:36:25 ID:.ydlV9No

「オレだって同じだよ。

おみに何か作ってあげたいけど、オレ料理できないし。

思い付いたのが、餃子でさ。元カノに習ったから、今日一緒にできたんだよ。」

「ありがと。隆二と一緒にキッチンで何か作るなんて思い付かなかったから、意外で嬉しかった。」


「でもさ、おみが拗ねて黙らなかったら、もっと楽しかったよねー。」


やばい、隆二ちょっと怒ってる?

「…。」


「ごめんなさい、は?」


「ごめん、なさい。反省してます。」


「じゃ、許してあげる。ね、冷めないうちに食べよ。」



いつもの笑顔に戻って餃子を頬張る姿にホッとして俺もビールを煽った。


ごめんね隆二、俺って小せー男だよな。

「あのさ、オレ男と付き合うとか…」


「うん?」


「その、まぁキスはメンバーとはしたけど…」

あれはしょうがない、俺だって役者としてあるからあれと同じ!と思い込むようにしてる。


「エッチするとか、今までも、これからもおみだけだから!」
真っ赤になって、ビールを飲み干した。

「俺だって!! それは隆二だけだから!」

今まで、みんなが羨む程の美人と付き合ってもこんな気持ちにならなかった。

こんな独占欲、こんな髭面なガテン系男を何しても可愛いって思うなんて。


「これから2人でたくさん初めてな事してこうよ。」

隆二の発言を都合良く考えて、今夜さっそく新しいコトに挑戦しようと、餃子の油で一層エロく見える唇にキスをした。


end

だいぶ放置した上に、相変わらず纏まらないお話すみません。

読んで頂いた方ありがとうございます。

113名無しさん:2016/06/06(月) 08:32:47 ID:DFGWsJb6
流星様
更新ありがとうございます

モテまくって生きてきた二人だから
過去に嫉妬してたらキリ無いですよね〜

今だって、超絶イケメンが周りに
ワラワラいるんだし
2人とも、可愛がられてるし

過去には嫉妬しなくて良いけど
今の状況で
なんかお仕置きとかは、良いよ
と、思ってしまう私がいる

また可愛いお話お待ちしています

114みなつき:2016/06/06(月) 09:45:07 ID:???
流星様
すみません!

↑ コメントみなつきでした
あげてしまいました
すみませんー

115流星:2016/06/18(土) 19:36:40 ID:???
>>113
いつもコメントありがとうございます。
読んで頂ける方いらっしゃると励みになります♪

116流星:2016/06/18(土) 22:12:12 ID:???

tsk×im

「ふぅ〜、あっちー。」

カチャ

「あれ?おみ!」


シャワーを浴びてリビングに戻ると、おみがソファに座っていた。


《夜行くから居ろよ。》
って連絡が昼間に来たから驚きはしなかったけど、合鍵で入ったら、いつもオレを探しまわるのに、挨拶も無しでリビングに居るなんて珍しい。



「おみ? 風呂入る?ビール飲む?」

スマホに夢中なのか、呼んでもこっちを向かない。

「ね、どうしたの?」


「いらない。隆二ここ、座って。」


なに?
なんか、いつもより冷たい声。
オレ何かしたっけ?


「早く!」
ポンポンとソファを叩いて促される。


下着を身に付けただけで、まだ髪だってタオルで拭きながらの状態なんだけど。

しぶしぶ横に座ると、スマホを突き付けられる。
「コレなに?」


「え?篤志さんのライブ行ったこと怒ってる?」

モバイルにあげたマキさんとの写真だ。


「あの日さ、俺、時間出来たから会いたいって言ったよね。」


「うん、だからそれは…」


「隆二、先約あるって言うから、またねって。後で電話するって言ったのに来なかった。」


「あ…、それは、ごめん。」


「で、隆二はさ、俺の事忘れて楽しんでたんだ。」


自分だってクラブやパーティーに行ったらラインの返信すら
しないくせに。


「打ち上げも参加させてもらったから、先輩方やゲストもいたし、しょうがないじゃん。」


「そーだよね、楽しんでたみたいだもんね〜。ほら。」


おみがスマホをスクロールして、次々と写真をみせる。


モバイルにあげた写真の後のじゃれあい、打ち上げでみんなに囲まれた写真、マキさんがふざけてオレにキスしてる物まで!

117流星:2016/06/18(土) 22:13:51 ID:???

「!! おみ、これって、どっからこんな…。」


「そんな事、今は関係ない。
名古屋、泊まったんだよね。このノリのまま?
初めからマキさん居るの知ってて俺に隠してた?」


「違うよ!偶然だよ。オレ、ゲストに会うの緊張してたら、イベントで良く会うおみの話しとかで和ませてくれたんだよ。」


「ふーん。マキさんさ、いつも『笑顔が可愛い!』ってすげー隆二の事聞いて来るんだよ。何もされなかった?」


「はっ?!有るわけないじゃん!」


「どうだか!
お前風呂上がりって地方行ったホテルでも、このままの格好でいるじゃん。」


「そんなの部屋の中ならいいじゃん。」


「見られてない?」

「あのさ、見られたって別に問題ないじゃん。ライブじゃ上脱ぐし、楽屋でパンツ一丁ってみんなやってるし。」


「俺はメンバーだってみて欲しくないよ、隆二の身体。俺だけ知ってればいい。来いよ!」


手を引かれて寝室に連れて行かれる。


乱暴にベッドに押し倒されて、あぁこのままおみに好き勝手されるのかと、目をぎゅっと瞑って次の行動を待つ。


噛みつくような強引なキスが…、来ない。

頬に触れる冷たい手の感触にそっと目を開けると、チュッと軽いキスが落ちてきた。


目が合ったおみは、 「そんなに怯えんなって、優しくしてやるよ。」
と、微笑んだ。


その笑顔、テレビで急にカメラ向けられた時のヤツじゃん!

118流星:2016/06/25(土) 15:09:10 ID:???

啄むようなキスを繰り返して、耳をなめ取られ、首筋も痕が付かない程度に何度も吸われる。


身体を撫で回す手のひらもどこまでも優しく、敏感な胸を掠る回数が増える。


もっとちゃんと触って、いつもみたいに吸って欲しいのに、おみの唇はオレの腕へと方向を変えてしまう。


二の腕の柔らかい内側を甘噛みしながら進み、そのまま舌が手首まで這う。


指の間を舐め取られる。


一度顔を上げて、目を合わせたまま、手の甲にキスをするおみは、映画のワンシーンのように格好いい。



脇腹、へその周り、内股、膝裏と敏感な場所を唇や舌で愛撫され、触られても無いのにオレの分身は完全に上を向いて先からは透明な液体が溢れ出ている。


「ハァ、ハァ、おみぃ」

ガマン出来ずに手を伸ばす。


「隆二、もっと触らせて。」


手を引かれ、起き上がると次はうつ伏せにされる。


耳の後ろ、うなじから背中、またもどかしい程優しく愛される。


物足りなくて、快感を求めようと自分のモノをシーツに擦るように動いてみたけど、すぐにバレて腰を持ち上げられた。


「ダーメ、それ反則。」

四つん這いにさせられて振り返ると、腰にキスを落とすおみが目に入る。


お尻もキスされて、身体がビクッと揺れる。
その場所に何度もキスされて、痕が残るくらい吸われれた。

優しく撫でられて、揉まれると、その奥が疼いてきた。


いつもみたいに指が入って来るのを、期待して待っていると、おみの両手がそこを割開く。


身構えていると、予想と違う柔らかい温かい感覚に身体震える。

119流星:2016/06/25(土) 15:10:24 ID:???

「ひぃっ、あっ!」


湿った舌で何度も舐められると、もう腕に力が入らない。


「やぁっ、おみっ、それ、ヤだぁ。」


身体を支えられなくなって、顔が枕に埋まる。


「隆二、どした? 高速腕立てが自慢の腕力が役に立ってないよ?」


「っ、だって、そんなの…」


「ん?」


「んあぁっ!やだっ!おみぃっ!ひゃぁっ」

おみの舌が中に入り込んで入り口を動きまわる。


いつも入る指やおみのモノとは違う感覚にどうしようもなく感じて逃れようとするけど、腰をしっかり押さえられて逃げられない。


「おみ、やめて、やめてぇ。おねがいっ、も、それ、やぁ。」


「隆二、もう入れても大丈夫?」

耳元で優しく聞かれた時には、コクコクと頷く事しか出来なかった。


顔を見ながらして欲しいと言うと、目を細めて頷いて、唇に音を立ててキスをくれた。


今日は一度も触れていないのに、おみのモノは準備万端で、オレの入り口に何度か擦りつけると、ゆっくり、ゆっくり入り込んで来た。

120流星:2016/06/25(土) 15:11:31 ID:???

さっきの行為で完全に解されたから、何の抵抗も無く受け入れられる。

それでも、全部収まった後、しばらく動かないで、キスを繰り返してくれる。


そんなおみに焦れて、自分から軽く腰を動かすと、始めとは違う本当の笑みを浮かべて、やっぱり優しく動き始めた。


ゆっくり、ゆっくり出入りとグラウンドを繰り返し、いつもの激しさとは違う動き方に、戸惑いながらも、だんだんと高められ、身体の奥から快感が湧き上がる。


「ふ、あっ、あ〜〜、おみぃぃ〜。」


「隆二、気持ちいいの?」


「ん、イイ、いいよぉ。」



頭が真っ白になって、あ、オレ、イってるって思いながら、ふわふわした気持ちのまま、おみのモノが中で弾けるのを感じた。


「ハァ、ハァ、りゅーじ、大丈夫?」


「……。」


「なんか、ハァ、メッチャ凄かったんだけど、お前ん中。」


おみが顔中にキスをくれるのを、ボーっと見つめていた。

121流星:2016/08/02(火) 22:16:18 ID:???

「……。」


「隆二?」


「ひゃっ!」

おみが心配そうに覗き込んで、オレを抱き寄せた瞬間、自分でも驚くくらいに身体が跳ねた。


「ごめん。」


「違っ、なんかオレ、変。」


全身、なんか、くすぐったいような感じ。


「なに?隆二イき過ぎて敏感なっちゃったんだ?」


ニヤニヤ覗き込む姿はいつものおみ。


「あのさ、…もう怒ってない?」


「怒ったんじゃないよ…。」


「え?」


「隆二さ、俺がこんなに夢中になるお前に他の男だって興味持つって、もうちょっと自覚してくれる?」


「はぁ?」


「俺も隆二だってだからさ、女の子好きなのに、こんな関係になったじゃん。だからさ、誰かに取られる可能性もあるんじゃないかって、不安になんだよ。」


「おみが?」


驚いてみると、拗ねたような顔で目を逸らす。


そんなおみが可愛くて、ギュッと抱きついて、

「オレはおみだから好きになったんだよ。おみ以外、男にされるなんて…」


「ホント?俺としかしてない?」

122流星:2016/08/02(火) 22:17:56 ID:???

「おみはどうだか知らないけどさ、オレおみと付き合ってから女の子とだって一度もしてないから。」


「お、俺だって…」


「…ふーん。
でもさ、たまに、その、乱暴にすんじゃん。その後とかでさ、先輩に優しくされると、ちょっと流されてみたくなるよ。」


「マジで?」


「ちょっとだけどね。」


「アニキの言う通りか…。」


「ん?」


「俺さ、誰かに嫉妬して不安な時さ、ちょっと強引だったよね。」



「ちょっと、ねぇ。」


「…。力ずくで繋ぎ留めようとしてたんだ。でも今日、敬浩さんに怒らたんだよね。」


「え?」何で敬浩さん?


「あの写真、敬浩さんからもらったんだよ。」


は?


「こないだマキさんと飲んだ時に、話題になって、俺の事からかうためにわざわざもらったんだって。」


はぁ。


「俺がまんまと思い通りの反応するから、超ウケてたけど。」


あぁ、解るかも。


「そんでさ、ちょっと怒られた。」


「怒られた?何を?」


「俺達がケンカしたっていうか、特に俺の嫉妬が原因の場合?
隆二がボロボロだからすぐわかるってさ…。」


ちゃんと隠してたつもりだったのになぁ。


それから敬浩さんから諭されたのが、北風と太陽の太陽になれって事。


力ずくじゃ無くて、誰かになびかないくらい、自分に夢中にさせたら良いんじゃない?って。


それで今日は妙に優しかったのか…。


「まぁ確かに、勝手に嫉妬した上にムリにヤられた時はさぁ、もうこんな奴別れてやるって、余計ムカつく。」

123流星:2016/08/02(火) 22:19:17 ID:???

「隆二その後しばらく口聞いてくんないじゃん。そんで俺やっと"ヤバい"って気付くの。」


「馬鹿だね。」


「うん…。」


「そんで、今日は優しくしたつもりなんだ。」


「え?あ、うん…。」


「乱暴じゃなかったけど、イジワルだった!」


「えぇ?ダメ?」


「全然ダメ!
なんかさ、太陽だけど灼熱な感じ。日差しがジリジリ強過ぎて、逆に上着脱がない感じかな〜。」


「まじかぁ。」
俺どうしたら良いんだよ〜。
って俺をぎゅっ〜と抱きしめてくる。


ホントは、クールなおみがヤキモチ妬いて、気持ちを抑えられなくてアタフタしてるの見るの好きなんだよね。

教えてやんないけど。





end

隆二サンがイったまま、1ヶ月も放置してしまいました。

読んでくださったかたいらしたら、中途半端なまま放置した上、無理やり終わらせてすみません…。

124流星:2016/08/02(火) 23:02:12 ID:???
ライブ写真の感想


「ねー、いいじゃん。」


「今日は先輩も後輩も居るんだから、打ち上げちゃんと参加しないと。」


「ねー、じゃあキスだけ。」


「だめ!そう言っていつもキスだけで終わんないじゃん!!」

「む〜。」



「すみません、お二人で写真良いですか?」


「あ、はい。ね、おみ久しぶりにツーショット載せてもらおうよ。」


「え〜。」


「あ、お急ぎですか?」


「あ、全然大丈夫です。お願いします。ほら〜おみ。お揃いでサングラス掛ける?」



「じゃ撮りまーす」カシャ
「ハイ、OKです。ありがとうございました。」


「ありがとうございました〜。ほらいつまでムスッとしてるの?行くよ。」


「む〜。」


「もうっ。
打ち上げ終わったら、オレの部屋来て良いから。」


「…うん。」


「飲み過ぎんなよ。オレも…我慢してたんだからな。」


「うんっ。」



end

読んで頂いた方ありがとうございます。

125流星:2016/09/19(月) 01:52:04 ID:???
ym×gn


ピンポーン


「健二郎くん、おつかれー。入って〜。」


番組終了後、『キライ!!』の一言だけのラインを見ておみちゃん家に急いだ。


「がんちゃんは?」


「ふて寝してる。」


眠そうにドアを開けてくれた家主の指先に目を向けると、丸まって寝てる姿があった。


「健ちゃんさぁ、照れてんの分かるけどあからさま過ぎだよ。」


「あほ、照れてんちゃうわ。酔ったがんちゃんは何言い出すかハラハラしてたんや。」


ホンマの事言うと、酔ったがんちゃんを世間にさらしたくないのと、俺がヤバい発言しそうやったから。


「"健さん冷たい、オレ嫌われたかも"ってさぁ、宥めんの大変だったんだよ。」


「すんません。」


「がんちゃんさ、健ちゃんの前じゃ強がってるけど、不安なんだよ。」


いつも涼しい顔で大変な事もこなしていくから、大丈夫なんだって思てまう。


「俺が一番分かってやらなあかんのにな…」


「俺、まだ眠るからさ、一緒にそこで寝るなり連れて帰るなり好きにしてね。」


「おみちゃん、サンキュ」

126流星:2016/09/19(月) 01:53:48 ID:???

「ん。あ、仲直りエッチは帰ってしてね。そっちに直人さんも寝てるからさ。」


「あ、あほかっ!せぇへんわ。」


「おやすみぃ」





「しないんですか…。」


「起きたんか?」


「健さん、オレとシないんですか?」


「がんちゃん…。"ここでは"な、帰ったらめっちゃしたるわ。」


「だって、オレとおみさんの声判らなかったし、おみさんに"可愛いヤツ"って!」


「ごめんな、俺、意識し過ぎて上手く話せなくなって、気軽に話せるおみちゃんと盛り上げて…」


パーソナリティとしても、恋人としてもまだまだ全然やなぁ。


「もう良いですよ。疲れてるのにたった一言のラインで此処に駆け付けてくれたし。」


健さん、って両手を広げて待ってる。


たま〜に甘えてくれるがんちゃんの姿を見て、いつも笑顔の下に隠してる不安や弱さも全部包み込める男になろうと心に決めて、その細い身体を抱きしめた。


end


健ちゃんのラジオを冒頭だけ聞いての妄想です。


読んで頂いた方ありがとうございます。

127流星:2016/10/02(日) 14:25:38 ID:???

tsk×im


「じゃ、俺そこからタクシー乗るから。隆二待ち合わせどこ?乗ってく?」

メンバー飯会の後、仕事がある健ちゃんが声を掛けてくれる。


オレは憧れの先輩に誘われて、これから待ち合わせの店に向かう予定。


直人さんとがんちゃん、おみは飲み直しの計画中。


「ちょっとちょっと、たまにはラジオ聴いてくださいよぉ。」


「聴く聴く。あ、健二郎のラジオ肴に飲むか。」


「イイっすね。」


「じゃ、ここからだと一番近いから俺んち行きます?」

電話で出ちゃう?とか盛り上がって。


あ〜、何か、楽しそう。


「隆二?はよ行こ」


「ん。いいなぁ、楽しそう。」


「篤志さんと飲むの楽しみにしてたじゃん。」


「そうだけどさ。」

さっきから盛り上がって楽しかったし。


「何それ。こないださ、俺と約束しててもさ、篤志さんから電話来たら、すっげー喜んで、出掛けたのに。」


「あの日はただ、おみんちで、のんびりするだけだったじゃん。」


「はっ?俺一人だと、別に良くて、みんな居ると迷うの?」


「…。」
ヤバい、おみ怒らせた。


「隆二さ、いつもそうだよね。俺は後回しでさ。」


「おみはいつも会ってるじゃん。」


「あん時は毎日忙しくて、夜ちょっと顔見て、朝だっていつも別々だったんだよ。本当に久しぶりのオフだったのに。隆二にとって俺ってそんなに優先順位下?」


「そんなこと…」
マズい、こんな時に結構本気なおみに、ちょっと泣きそう。

「ハイハイハイそこまで。登坂言い過ぎだって。お前さぁ、隆二が泣きながら篤志さんとこ行ったら、俺が怒られちゃうじゃ〜ん。ほら、コンビニで好きなもん買ってやるから行こう。」

128流星:2016/10/02(日) 14:27:13 ID:???

路上で痴話喧嘩を始めたオレ達を見かねた直人さんの仲裁で、その場は解散になって健ちゃんとタクシーに乗った。




篤志さんの指定したお店は音楽も雰囲気も大人な感じで、メンバーとの時間とは違った楽しみが出来る。

オレの話も真剣に聞いてくれて、篤志さんのこれからの目標も話して貰えてやっぱり来て良かったと思う。

それでも、さっきのことが顔に出てたのか、「何かあった?」って聞かれてしまった。



ちょっとグチを言ってスッキリしたオレに、会う時間が少ない時ほど、ちゃんと話合ってケンカはそのままにしない事ってアドバイスをもらって、解散した。



ちょっと考えて、でもやっぱり篤志さんの言う通り今日の内に会おうと思って、おみのマンションに向かった。


合い鍵でエントランスを抜けてエレベーターに行くとちょうど一台の扉が開いた。


「あれ?隆二?」


「直人さん!」


「俺、帰るから。」

「あの、おみまだ怒ってます?」


「大丈夫、大丈夫。あれは拗ねてるだけだって。
がんちゃんも色々あってさ、それどころじゃなかったし。」


「がんちゃん、どうしたんですか?」


「さっき健二郎も来たから大丈夫。

まったくさ、ウチのメンバーはどいつもこいつも。
何万人て観客湧かせて堂々としてるクセに、たった一人の大事なヤツに素直になれないなんて、まだまだお子ちゃまだね〜。」


「すみません…。」

直人さんはじゃあ仲良くなって、マンションを出て行った。

129流星:2016/10/02(日) 14:29:18 ID:???

みんな寝てるかなって、そーっと部屋に入る。

あぁ、おみの家の匂い。こんなに安心するなんて。


リビングを開けるとソファの下で抱き合ったまま寝てる姿が目に入る。

酒臭い。
オレもか…。

そのままシャワーを浴びて、廊下に出ると小さな話し声が聞こえる。


「コラ、やめっ。」


「ちょっとくらいいいじゃないですか。」


「臣ちゃん起きてまうよ。」


「大丈夫ですよ、ね〜、ちゅーだけ。」


オレも居るんだけど…。がんちゃんあれ知っててやってるな。



そーっとおみの寝室へ逃げた。

ベッドに座るとおみが起き上がって、オレを見つめてくる。
何も言わないから、不安になって、目をそらしたいけど出来なくて…。

そっと伸びた手がオレの頬に触れる。


「おかえり、隆二。ここに帰って来てくれてありがとう。」


そっとキスして、酒くせーって笑うおみに、泣きそうになる。


「おみ、ごめんね。オレ、おみがいつもそばに居てくれるって当たり前に思っちゃってた。何か、家族みたいっていうか、そんな風に…」


「ね〜、それ嬉しいんだけど!隆二は俺の奥さんてこと?」

「なっ、ばかっ、家族って夫婦だけじゃないだろ!
お、弟ってことっ!」


夫婦が良いなぁって良いながら、一緒にベッドに横になる。

「ね〜ね〜、さっき健ちゃんとがんちゃんね、イチャイチャしてたよ。」


「俺ん家でしないでって言ったのになぁ。俺達もしちゃう?」


この時、朝まで飲んでいい気分だったオレは、おみの誘いに「しちゃう?」なんて軽く応えて、後で激しく後悔することになるなんて思いもしなかった。



end

ラジオからネタおみりうver。

読んで頂いた方ありがとうございます☆

130流星:2016/10/10(月) 19:05:08 ID:???
tsk×im


ツアー中の楽屋、今は着替えも済ませて目を閉じて精神統一中。

みんなそっとしとておいてくれるのに、遠慮の無い足音が近付いて来た。


「隆二」

目を開けると笑顔のおみがいた。

オレの耳に人差し指が伸びて来て、
「かーわいぃ」

揺れるピアスを嬉しそうに見て、みんなの輪に戻って行った。


何だよアレ、カッと顔が熱くなって、もう目を閉じても浮かんで来るのはおみの顔ばっかりで、集中なんて出来なかった。


end


あの可愛いピアスの感想でした。

読んで頂いた方ありがとうございました☆

131流星:2016/10/31(月) 00:13:57 ID:???
tsk×im


「隆二、ちゃんと髪乾かした?」

風呂上がりタオルで自分の髪を拭きながらリビングを覗く。

「隆二? あっ、もう飲んでるの?」


「あ、うん。喉渇いちゃって…」


隆二の前には、もう一本缶がある、二本目かよ。


グビッとビールを飲み干して俺に振り向いて、ニヤリと笑う。
なに、酔った?


「おみさぁ、こないだハロウィンのイベント楽しそうだったね〜」

あ〜、あれね。


「おみ。トリックオアトリート!」


へ? あ、冷蔵庫のプリン見つけた?
でもせっかく今日は時間もあるし…。


「隆二、俺お菓子無いよ。どうすんの?」


「えー。じゃあ、イタズラする。」


おっ? イタズラすんの? もっとがっかりすると思ったのに、なんか楽しそうじゃん。やってもらおうか。


「俺イタズラされちゃうの?何してくれんの?」
両手を広げて受け入れ体制を見せる。


「おみ、何期待してんの?顔がやらしーんだけど?」


そりゃあ期待しますよ。


手を引かれてソファに座ると俺にまたがって座る隆二が深いキスをしてくる。


いつもはここで俺のペースに持って行くけど、今日は隆二にリードさせて楽しもう。


やべー、気持イイ。俺とは違う感じのキス。

まぁ隆二だって結構モテててただろうし、男としての経験は多いんだろうなぁ。

最近忙しくてご無沙汰だったから、色々反応してきたけど、両手首をしっかり掴まれて隆二の身体に触ることも出来ない。


「ちょ、ん、隆二、ちょっと待った。」


途中で止めると不満そうな顔で睨む。


「気持ち良くない?」


「すげーイイ。だから、キスだけじゃ足りない。」


俺の言葉に満足そうに笑うと、耳元や首筋に唇を落としてくる。手首は相変わらず押さえられたまま。

132流星:2016/10/31(月) 00:15:10 ID:???

あ〜、俺イタズラされてんだった。


「隆二ぃ、触らせてくれないの?」


「オレがしてるんだからダメー。」

言いながらも跨がったまま、腰を動かして俺を刺激してくる。


「っ!」

俺の反応を見る隆二の目が男なんだけど、俺ヤられちゃう? それはまじ勘弁…


ソファから降りて足元から見上げて、俺のジャージに手を掛けて挑発的に笑う。


勢い良く飛び出した俺のをゆっくり舐めて、くわえて…

「ん、んんっ。ふっ、おみの、ん、元気だね〜。」


今日までどんだけ我慢したと思ってんの。
っていうか隆二は平気なワケ?


「っ、りゅーじ、も、良いから、おいで。」


「ん、おみベッド行きたい。」




二人で寝室に入って、隆二の出方を待ってみる。


今日は隆二のペースみたいだから、どうする?


押し倒されると思ったら、隆二が先にベッドに潜り込んだ。


あれ?ここからは俺がしちゃって良いの?


いつものように覆い被さってキスをする。
さっきまで散々煽られて、焦らされたぶん、ガンガン攻めたい気持ちになる。


「おみ、おみ。大丈夫だから、ローション使えば、も、平気。」

おみだって、すぐシたいでしょって、最後の最後に抑えてる俺を煽る。


「お前が、煽るから…」後で文句言うなよってキスしながら隆二の中に入る。


「っ、んっ、あぁっ、おみっ。」


「りゅーじ、ごめん。平気?」


「んふっ、ふぅー。」

深呼吸して一生懸命受け入れようとしてる姿に、俺も一度動きを止める。


でもギリギリまでガマンしてたのと、久しぶりでキツい隆二の中に思わずイきそうになる。

133流星:2016/10/31(月) 00:16:22 ID:???

必死に今日のリハのダメ出し喰らった時を思い出して、やり過ごす。


「おみ、どうした?キツい?」


「え?あ、何でもないよ。」


「なんか、難しい顔してたから…。」


「隆二、動くよ。」


この状態では絶対俺が有利でいたい!
余裕でいたい


ゆっくり動きだすと隆二も気持ち良さそうに声を上げる。

いつもの俺のペースでイケると思った瞬間。


「!! うわっ! なっ、隆二!」


「あっ、んっ、んっ。おみもっ、おみも動いてぇ。」


突然中から刺激を与えられて動けなくなる。。


「ちょっ、待って、隆二!それヤバいって。」

気持ち良さそうに、いたずらっ子みたいに笑って、でも動きを止めない。


「え、あっ、ちょっ。うっっ!」


「あっんっ。」



うっわっ〜。やべー、イかされた…。

隆二に倒れ込んで呼吸を整える。


「えへへ、おみぃ、イっちゃったのぉ?」


「…。」


「おみ。」


「……。」


「おーみ。」


「………。」


「ごめん。ちょっとイタズラが過ぎた?」


「お前、これが目的?」


「オレだって、男だからさ、たまには良いじゃん。」


そーだけどさ、ここだけは譲りたくなかった!


「ね、おみ。オレ、まだなんだけど。」


もっかい出来るよねってまた締めつける。

こうなったら応えてやるよ、覚悟しろよ。

そのまま抜かずの2発で挽回した。

134流星:2016/10/31(月) 00:19:15 ID:KMLeqyn6
2人で風呂に浸かって、リビングに戻ってきた。


「うまそ〜、こんなの有るならさっき出せば良かったのに。」


冷蔵庫からだしたカボチャプリンに目を輝かせるさっきとは違う無邪気な笑顔の隆二。


「お前だって、そっちに持ってくの期待したんだろ?」


ん、まぁね。おみなら乗ってくると思ってさ。とプリンを頬張る姿に、さっきからの疑問をぶつけてた。


「ね、俺だってあんなに溜まってて、ガマン効かなかったのにさ、何で隆二余裕だったの?」

俺ちょっと不安になんじゃん。


「あぁ、先に風呂入った時さ、自分で二回抜いた。」


「はぁ?!」


「そんくらいしないとさ、おみには勝てないよねー。」

サラッと言う隆二の、決めた目標を達成させるストイックさと負けず嫌いに、そして結局今日は4回もイったその体力に完敗だな。


end


読んで頂いた方ありがとうございます☆

135流星:2017/02/12(日) 17:24:21 ID:uoUevbUY
im+ym



「健ちゃん入って、すぐ暖房点けるからからね。」


「おじゃましまーす!相変わらずキレイにしとんなぁ。」

鍵開けて、スリッパ出して、電気点けて、エアコン入れて、てきぱき動いてるけど、隆二はここの家主じゃない。


「何か飲む?」


「おかまいなくー。隆二、早く作らな、2人帰ってくるで。」


「そうだね。じゃ、健ちゃん上の棚から、混ぜるやつ取って。」


「ここか? あのさ、隆ちゃん、この棚ん中、みんな混ぜるヤツなんやけど…。」

フードプロセッサー、ミキサー、ブレンダー、ハンドミキサー…何でこんなに揃ってるん?


「え?どれだろう?」

おみに混ぜるのどこ?って聞いたら上の棚しか言わないんだもーん。ってスマホを操作しながら唇を尖らす30歳。


「健ちゃん、これある?」

料理サイトの写真を探し出して、俺に見せる。

あぁ、コレね。料理番組でもようみるやつやな。


「よっ、と。ホラこれや。」


「ありがと」

隆二を振り返ると、どこかからボールを出してきて、さっき買った袋の中身を次々に並べてる。

山下の人生初買いの品ばっかりや。




数日前に「お願いがあるんだけど。」と真剣な顔で呼び止められた。

何事かと思えば、バレンタインに手作りしたいから、手伝って欲しいと言う。


作る物も決まっていて、材料も調べてある、道具も揃ってるから。

健ちゃんしか頼れないなんて言われたら、グループのアニキとして断るなんてできんよな。

136流星:2017/02/12(日) 17:25:56 ID:uoUevbUY

そんなわけで、俺と隆二の仕事が早く終わって、臣ちゃんとがんちゃんが一緒の撮影の今日、バレンタインパーティーを開くことになった。


食事は後で来る二人がテイクアウトして、先に着く俺達が飲み物の買い出しと、まさかのデザート作り。



「なぁ、何で俺が一緒に作るん?」


「え、健ちゃん嫌だった?」


「嫌やないけど、もっと出来る人に教わればいいやろ。」


「だって健ちゃん説明書読むの得意でしょ。」


ほら、こんなの。って確かに説明書、料理サイトのレシピだけどな。



それから2人で作業開始。

チョコを湯煎して、ハンドミキサーで生クリームを混ぜて、市販のカステラを切ってブランデーをかけて…


写真や動画で分かりやすく紹介されたレシピで、スイーツなんてもんを初めて作る俺達にもなんとかできた。


きれいに器に入れたチョコムースを、冷やすために冷蔵庫に入れた隆二は満足そうに扉を閉めて、
「健ちゃん手伝ってくるてありがとう」と笑顔で言う。

可愛いやっちゃなぁ。

「このレシピなら隆二一人でも出来たんとちがう?」


「えー、ムリだよ。オレこういうの読みながら出来ないし、ハンドミキサーの使い方も分かんないもん。」


「でも俺も楽しかったし、がんちゃんに手作り食べさすんの初めてやし、サンキューな。」


「喜んでくれると良いね。」


「ところでさ」さっきから気になってたことを聞いてみる。

「臣ちゃんちって、何でこんなキッチン家電や道具充実しとんの?」

混ぜる物一式の棚以外にも、キッチンの引き出しや他の棚には俺にはようわからん用品が揃ってる。

「あぁ、それ、臣が来たら聞いてよっ。」

せやな、ここ臣ちゃんちやな。
後で直接聞くか。



end

137流星:2017/02/16(木) 14:00:09 ID:???
tsk+gn


「臣さん、もう出れますか?」


準備を整えて、臣さんに声を掛ける。


「うん、大丈夫だよ。」

スマホから顔を上げて、がんちゃん早く帰ろっとマネージャーが用意してくれてる車に向かう。


今日は臣さんの家でバレンタインパーティー。

先に仕事を終えた健さんと隆二さんはなんとデザートを作るらしい。


隆二さんに手伝って欲しいと言われた健さんは、スイーツなんて作った事も無いのに「隆二に頼られたら断れんやろ」って嬉しそうにしてた。


本当に隆二さんには甘いんだから。

でも兄貴キャラの健さんも好きだし、あの料理に無縁の二人が作る食べ物を口に出来るチャンスは無いから喜んで参加を決めた。


遅れて行くオレ達は食事担当。

とは言っても作る時間も無いからなぁ。
臣さん、どうします?と聞くと


「テイクアウトで作ってもらってるから、受け取るだけだよ。」


さすが、モテる男はは気が利くなぁと関心してると、「隆二の気まぐれに付き合ってくれてありがとね。」なんてサラッと言うから夫婦かよって突っ込めば、フフって手を口に当てて照れ笑いをしてる。

138流星:2017/02/16(木) 14:01:36 ID:???

マネージャーに回り道してもらって、料理を受け取って、臣さんちに着いた。


エレベーターで部屋に向かう時、臣さんに聞かれる。


「今日のデザートってバレンタインのプレゼントだよ。がんちゃんは健二郎くんに何かあげるの?」



一昨年まではお互いバレンタインなんて考えもしなかった。

臣さん達の話を聞いて、健二郎さんと二人「マメだねー」なんて言い合ってた。

それが去年突然健二郎さんがバレンタインにプレゼントをくれた。

忙しくて会えなくて心身共に疲れきっていた時の思いがけないプレゼントは本当に嬉しくて思わず泣いてしまったくらい。


今年は何かお返しをしたいと思ってた時、このパーティーの話が出たから、オレもバカップルに便乗してみようと決めた。

「一応、用意してみましたよ。」


「おぉ!ね、ね、今日渡す?」


「ここじゃ渡しませんよ。」


「えー、健二郎くんが照れてるの見たかったぁ。」


「そうやって冷やかす人がいる所じゃ渡しませんよ。」







「ただいまー。
がんちゃん、入って入って。荷物大丈夫?こっち置いて。」


自分も大荷物持ってるのに、ちゃんとエスコートしてくれる。

こういうの自然に出来ちゃうから、モテるんだな。


バタバタと隆二さんと健二郎さんが出てきて、荷物を持ってくれてワイワイ中に入る。


テーブルはセッティングされてて、部屋はチョコレートの甘い匂いがしてる。


いつもは素直になれないけど、世間のイベントに便乗して、ちゃんと感謝の気持ちを伝えようと思った。



end

139流星:2017/07/27(木) 22:21:24 ID:zx5v7gcI
tsk x im

「やっぱ、カッコいいよなぁ」

予定より早く目が覚めて、なんとなくリビングで付けたテレビの情報番組。

ちょうど芸能情報で解禁されたおみのMVが紹介されていた。

何か、こんな感じでテレビを観てると、違う世界の人みたい。


「なぁ、本人ほったらかしにして、何言ってんの?」

起きて隣に居ないって淋しいじゃんって良いながら、
いつの間にか起きてきた恋人がソファーの背凭れ越しに抱きついてくる。


「起きたの?おはよ。MV流れてたよ、テレビのおみ格好良かった」


「ここに本人いるし」


「まあ、今のおみは少なくともテレビに映せる状態じゃないね」


うつ伏せで寝てたから浮腫んだ顔と、ヒドイ寝癖のついた前髪。

「ひっでーなぁ。」


「でも、ちょっと安心。テレビのおみ観てたらさ、いつかこんな風に1人でテレビで知らない人になった、おみを観る日が来るのかもって…」

ちょっと泣きそうになったら隣に座ったおみがギュッと抱きしめてくれる。


「俺もさ、こないだのステージ観て同じ事考えたよ。」


え?

「1人なのに堂々としてさ。なんで俺、隣にいないんだろってさ。」


おみも?
オレの知らない仕事とか知らない人達とどんどん世界を広げてるのに?

140流星:2017/07/27(木) 22:26:39 ID:zx5v7gcI
「俺は歌意外の仕事や違うジャンルの音楽に挑戦するのはさ、隆二の隣を誰にも譲らない為だし、胸を張って隣に立つためだから。だからさ」

おみが身体を離してじっとオレの目を見て言う。


「お前もずっと俺の隣で歌ってて」

良かった。

初めはずっと二人セットで呼ばれてた仕事も人気が出るにつれて、
個々の予定が多くなってプライベートもなかなか時間が合わないけど、
二人が進む道の行き先は同じ方向を向いてるみたいだ。

大きく頷いて、浮腫んだ目元にキスをした。


end



「おみさぁ、うつ伏せんなるのはいいけど、逆腕枕やめてくれる?」

「は?何それ?」

「うつ伏せで仰向けのオレに腕回してくるからさ、オレの喉に腕載ってて苦しいんだけど。」

「そうなんだ、ごめん」

「まあ、たまに寝苦しくて蹴るから、おあいこだけどね。」

「ああっ! あのナゾの痣って、お前か!」



読んで頂いた方ありがとうございます。

141流星:2017/10/22(日) 22:20:28 ID:U/WMx6Xg
ts x im

「うわぁっ〜!」


「な、なんだ?!」
バスルームから聞こえる大声に


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