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NT受けonly小説

3イル:2014/05/03(土) 23:39:20 ID:???



「ったく、なんなんだよ……」

tskの腕から逃れ、保健室を出ると真っ赤であろう自らの顔に手を当て大きく息をついた。
ただただ、NTの頭と心は混乱していた。

美少年でサッカー部主将、傍目から見てもモテるtskが男で教師でもある自分に執着する理由がNTには分からないのだ。
初めは教師といえど、歳が大して変わらないNTに先輩的な感覚でじゃれついて来るのかと思っていたが、さっきの出来事はそれだけでは片付けられない事態であるのは明らかだ。


「本当、意味分かんねぇ……」

tskの行為をすんなり受け入れる事など到底出来そうには無いが、嫌悪感は不思議と無かった。

「てか、絶対腫れるよな……」

綺麗な顔を引っぱたいてしまった右手を呆然と見つめ、自らのしてしまった行為をNTは少しだけ悔やんだ。








「NT先生」
「うわぁっ!」

突然名前を呼ばれ思わず変な声を上げてしまったNTが声のする方を見ると、そこには正に今NTを混乱させている張本人tskに負けず劣らずの美少年で学園の人気者のiwtが立っていた。

「いきなりすいません。お話したい事があるんですけど、いいですか?」
「俺に……?」

学園一の秀才で、その容姿から女子生徒から絶大な人気を誇るiwtからの申し出にNTは困惑した。
品行方正で運動も出来るiwtはNTの手を煩わせる様な生徒でもない為、授業以外で話す機会も無いのだ。

「はい、ちょっと他の先生には言いにくくて。けど、NT先生は話しやすいんで…、ダメですか?」

普段はニコニコと人懐っこい笑顔を浮かべているiwtの何処か悩んでる姿についさっきまでの疑問は消え去り、困っている大事な生徒の力になりたいと思う様になっていた。
何よりも、教師の中でも若く、人生経験も生徒と大差ない自分を相談相手選んでもらえた事に喜びを感じた。

「よし!じゃあ、進路室行くか」
「はい」

先程まで生徒かと見紛う程の幼い顔を真っ赤にしていた姿は何処へやら、すっかり先生の顔になったNTにiwtは顔には出さないが心の中でこっそりと微笑んだ。



続く……


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