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NT受けonly小説

20イル:2014/05/07(水) 23:29:16 ID:???






意識を飛ばすまでhromに攻め立てられたNTが目を覚ますと目に入ったのは、昨晩嫌という程目に入ったシャンデリア…ではなく、綺麗な顔をした男だった。

「うぁっ!!」

驚いて飛び起きると、男は綺麗な顔を不機嫌にさせた。

「お前ねぇ、人の顔見て驚くとか失礼じゃね?」
「あっ、いや……そういう訳じゃ……」

慌てて否定するが男の顰められた眉が戻る事は無い。
hromとは違う気の強そうな綺麗な顔立ちにNTは口ごもる。


「つーかomiの奴、いつの間にショタコンになった訳」
「しょっ、ショタ…コン……!?」

男から発せられた思わぬ言葉にNTは開いた口が塞がらなかった。
だが、男はそんなNTを気に留める事も無くNTを珍しそうに眺めていた。

「うっわぁー、キスマークだらけじゃん!」
「うぐっ!」

いきなり顎を掴まれ、首を自分の意思とは違う方向に無理やり向けられ思わず情けない声が出る。
体中を見渡しながらキスマークの在り処を報告され、NTは昨晩の激しい行為を思い出し1人顔を赤くした。

「あっ、あの…そのhromって人は何者なんですか?」

ずっと疑問に思っていた事を人の体を見て楽しむ男にぶつけてみる。


「omi〜?ここのオーナー。まぁ、金貸しもやってるけどね。ちなみに客に金貸してるのもomiの下っ端」
「オーナーで金貸し……!!」

点と線が繋がったNTは目を見開き、嵌められた…と悔やんだが、もはや後の祭り。
あんなタイミング良く金を貸してくれる人間が居た事に疑問を持つべきだったと、今となっては無駄な後悔をした。


「あっ!そうだ、これomiから」

キスマークを数えていた男が思い出した様に上着のポケットから出したのは、綺麗に整えられた1万円札が数枚。
その1万円札をNTの膝の上に無造作に置くと、男はNTへの興味も一瞬にして失った様にベッドから腰を上げドアへと歩き出した。


「あの!これは……」

NTの呼びかけに男の歩みが止まる。
振り返ったその顔は先程までの好奇心に溢れていた表情は影を潜め、hrom同様に裏社会を生きる男の顔をしていた。

「今のお前の価値。omiに抱かれて金貯めるのも良し。コツコツ働いて金貯めるのも良し。せいぜい頑張ってよktok NT君」
「価値って…。てか、なんで名前……」

hromに苗字までは名乗っていないNTは疑問の声を上げた。

「これ。つーか、omiより年上じゃん」

男が得意気に取り出したのは、見慣れた黒の財布とその中に入っている免許証だった。
今よりも更に若い顔の写真を見ながら、顔と年齢のギャップに驚いている様だ。

「ちなみに俺はTE。長い付き合いになるだろうからよろしく。ちなみに、十一だから」

綺麗さと可愛さが同居した顔に悪戯っ子の様な笑みを浮かべると、TEは部屋を出て行った。




続く……


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