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NT受けonly小説
10
:
イル
:2014/05/03(土) 23:44:30 ID:???
「はぁ、マジ疲れた」
tskとの行為で疲労困憊なNTだったが、放課後にまたiwtに相談を持ちかけられていた為、旧校舎の進路室に向かっていた。
「iwt、遅れてごめん!」
古びたドアを開ければ、iwtが窓際で静かに佇んでいた。
その姿は雑誌のまるで雑誌に載ってる様なモデルみたいだとNTは思った。
「いえ、大丈夫です。あれ?ジャージ変えました?」
午前中にNTの授業を受けたiwtが、NTのジャージが変わってる事に気付き疑問をぶつける。
「あっ…うん、お茶こぼしちゃって」
思わぬ質問にNTは慌てて取り繕うが、かすかに声が掠れてしまっていた。
他の人間なら不審に思わない様な答えだが、目を泳がせながら答えるNTをiwtは見逃さない。
「泣いたんですか?目、充血してますよ」
iwtが窓際を離れ、NTの顔を覗き込む。
息がかかる程の至近距離で見つめられNTは息を呑んだ。
tskとは違う幼さが色濃く残る可愛らしい顔立ちと、見た目に反する低い声にNTの鼓動は早くなる。
「誰ですか?先生を泣かせるのは?」
「はは…iwt、何言ってんの?」
笑ってはぐらかそうとするも、iwtの真剣な目がそれを許さない。
動揺するNTの頬に手を当て、NTの視線を自ら外さない様に仕向ける。
「先生、俺が好きな人は……あなたなんですよ」
「えっ……」
瞬時にキスされるとNTは思ったが避ける暇も無く、iwtの唇がNTのそれに重なる。
瞼を閉じキスをするiwtはtskと同じ綺麗な顔なのにtskの唇とは全然違う気がして、大きな恐怖感に襲われたNTは思わず触れている唇を噛んでいた。
「いった……」
思わぬ抵抗に咄嗟に体を離したiwtの唇からは微量だが血が滲み、それを見たNTの顔は一気に青ざめた。
「ごめっ……俺……」
「謝らないで下さい。俺が悪いんですから」
上手く言葉が出て来ないNTにiwtは優しく微笑みかけるが、混乱するNTには聞こえない。
「でも、先生が好きなのは本当ですから」
そう言って、震えるNTを優しく抱きしめる。
だが、抱きしめられたNTの脳裏に浮かんでいたのはiwtの事では無く、何故か憎らしいtskの顔だった。
続く……
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