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with you*CP色々*

46ゆき:2014/02/18(火) 16:51:05 ID:???


敬浩くんに拒絶されたみたいでさ全身の力が抜けていく


諦めかけたその時
久しぶりに見た敬浩くんが見せてくれた笑顔を思い出した


『お前、奢れよ』
『もちろんっ!』



そうだ
あの時の笑顔は嘘なんかじゃない



SK「敬浩くん……!」



繋がらない携帯にダメ元で
今どこにいるの、と打つと

『家』

と一言だけ返ってきた








タクシーに乗り込み
敬浩くんのマンションに着いたはいいが…
ここってセキュリティーがハンパなくて
よそ者が簡単に出入り出来るところではない



敬浩、電話出てくれないし
どうしようか…
マンションの前をうろつく俺に冷たい視線
そして降り続く雪



あーーっ!もうっ


かじかむ指先でもう一度メールを打った


『敬浩くん、寒い』



すると敬浩くんから着信
しかも部屋の窓から敬浩くんの顔が少し見えた


なんで帰っちゃうのと大声で話す俺に
敬浩くんは声がでかいと怒りながらも部屋に上がれと言ってくれた







綺麗に片付いている部屋に通され
そこに座れと言わんばかりにソファーの前にカンッと音を立てマグカップを置かれた


無言で向かい側に座る敬浩くんはやっぱり怒ってる


TK「で?事務所って何」
SK「何って……俺、時間勘違いしてて…終わったら迎えに行くから、敬浩くんは事務所で待っててってメールを」
TK「送信履歴」
SK「り、履歴??」



なんの事かわからず
慌てて送信履歴を開くと


「あっ……」


てっきり送ったものだと思ったそのメッセージは
未送信のままで…


やってしまった



恐る恐る敬浩くんを見上げると


TK「どうせそれを俺に送ったつもりで、これで遅くなっても大丈夫!とか安心してたんだろ」
SK「………おっしゃる通りで」


めっちゃ怒ってる…


はぁ、とため息をつく敬浩くん

これはもう謝るしかない


床にひざまずいて頭を下げ
俺は必死に謝った


SK「敬浩くん、ごめんなさいっ…!」
TK「…………」
SK「事務所行ったらアキラさんが、敬浩は1時間前に出たよって言うから…てっきり俺との約束なんかどうでもいいんだって思って……」
TK「…近くで待ってたんだよっ」


え……?
待ってた……?


SK「……わざわざ近くまで来て、待っててくれたんすか?」
TK「わざわざ待っててやってたんだよ!!」

それって…


顔を真っ赤にし
目をそらす彼がすごく愛しくて

俺は立ち上がり敬浩くんを抱き締めた




.


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