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darling*A受け

1san:2012/06/25(月) 20:44:05 ID:tyyoi3m6
**Aさん総受け

R18も突発的にある予定です。

A受け同盟にてチョコチョコ書かせて頂てましたが、思い切ってお部屋持ちました。
書き始めて日が浅く、かなり拙いもの満載になりそうですが、よろしかったらご賞味下さいm(_ _)m

319san:2015/02/13(金) 23:11:39 ID:???

「えっ!?タカヒロと?」



「そうじゃ、お前がワシとじゃ満足出来んからタカヒロ寝てもらえんかとお願いしとった所じゃ」





「そんな、俊ちゃん…マジで?そんな事本気なの?」



「ああ、本気じゃ」



「それって、俺達別れるって意味なの?やだ…俺っ、えっちが満足出来なくても俊ちゃんと別れたくないっ」



「あほ、ワシもお前と別れる気はないわ。じゃからお前とこれからも一緒にいる為に一番ええ方法はワシもタカヒロと上手くやってけばええって事に気が付いたんじゃ。タカヒロも承諾してくれとるし、ワシはお前が満足すればそれでええよ」





「信じらんない…俺このままで良いの?俊ちゃん?」



「ああ、アツシはアツシのままでええよ」



「うぇっ…俊ちゃん俺、こんな淫乱な身体なのに理解してくれるなんて…ありがと…俊ちゃん!やっぱり俊ちゃんが一番好き!」




感極まったアツシの声と鼻水を啜る音に満足してタカヒロに親指を上げて合図した。

320san:2015/02/13(金) 23:13:09 ID:???

「そうだアツシ、一人で泣いてないで、時間があるならなんならこっち来て一緒に飲まんか?」



アツシが寛大な恋人の理解に感激して鼻水を啜る音を聞いたワシは一件落着の安堵の気持ちでアツシにかけた言葉がこの先のワシ達の終わりない人類規模の話の始まりだとは思わなかった。


「あ…、ゴメンね俊ちゃん実は俺、今マキさんと一緒なの」



「…誰と一緒だって?」



「マキさんだよ。俺がこんな身体になった原因ってマキさんのせいも有るかもって…だからもしかしたら解決方が解るかなって」



「アツシ…」



「俊ちゃん、俊ちゃんなら解ってくれるよね?マキさんは俊ちゃんが居なくなって寂しくておかしくなりそうな時に優しくしてくれたし、昔からの腐れ縁みたいなもんだもん」



「じゃからって、あんな変態…いや、マキさんの所に行かんでも…」



「俊ちゃん?俺、俺は俺のままで良いんだよね?」




「ああ、それはそうじゃが…」




「良かった。だったら俊ちゃんは、マキさんとの事も理解してくれるよね?そうだ、今日はマキさん所だけど、明日はショーキチとこに行くから。ショーキチったら俺に怒られた夢見てから寝るのが怖くて眠れないんだって。俺に怒られるんだったら寝ない方がマシとか言ってさ可哀想なんだ。ショーキチにはタカヒロに後輩として甘やかしてやれなかった分を甘やかせてあげたいの。
我が儘でごめんね俊ちゃん。でも本当俊ちゃんが俺の事一番に好きで居てくれて理解してくれる恋人で良かった。じゃ、タカヒロにもよろしくね。そうだ、タカヒロが前してみたいって言った母乳プレイ付き合っても良いって言っててね、タカヒロ程じゃないけど俊ちゃんのエッチも好きだよ?安心出来て俺を一番理解して俊ちゃんが一番好き。俺の帰るところは俊ちゃんだからね。じゃあ、マキさん待ってるから」


ガチャリと言いたい事を怒涛のように言って電話を切ったアツシにまたも頭は真っ白になって茫然とスマホを握りしめたまま固まった。

321san:2015/02/13(金) 23:14:43 ID:???



「どうかしたんですか俊さん?」



「タカヒロ、俺達には兄も弟もおるって事を忘れとった…」


スマホを耳に当てたまま固まり顔面蒼白なままそう告げたワシに、一瞬何の事かという顔したタカヒロだったが、そこはアツシについては特に鋭い生来の感のよさですぐに理解したらしい。



「それって…十四人兄弟とかですか?ああ、
いや19人?あ…三 代 目やじぇねも含めば…」




「タカヒロ…ええよ。数えんでも」




指を折って数え始めたタカヒロを制止して、あの愛しくて複雑な生き物と生きて行く覚悟を決めたワシからでた言葉。




「人類皆兄弟じゃ」





整った顔の額に壮大にシワを寄せて何とも言いがたい顔をしたタカヒロがワシのグラスになみなみと酒をついで「俊さん、今夜はとことん飲みますか」と言ったその後の夜の記憶はその先無かった。







end

322san:2015/02/13(金) 23:16:23 ID:???
ひ〜!
今日はSAの素敵な記念日なのに相変わらずのなんじゃこりゃ話ですみません(/o\)
近頃のね放浪さんに対するモヤモヤがこんな気分にさせるのか?
はたまた厳しい冬の寒さのせいなのか?
ねえ?春はまだですか?←意味不明

放浪さんの新曲ちょっぴり萌えました。
最初はけんちんあちゅでエロビな妄想どひっ〜!でしたがそれ以上になおきんの踊りが何だかエロくてステキ(///∇///)
真面目かっ!な、なおきんがあちゅに度真面目なあまりあちゅの言いなりになりこっぴどい裏切りに有って逆上するなおきん…とか
フガッー≡3≡3≡3
そんなお話誰か書いてくれないかな。
すっかり減ってしまったA受けのお話の書き手様が戻って来られるのを真面目に願うのでした。

やっぱり意味不明…

323san:2015/02/22(日) 23:26:58 ID:???
『星を数える夜』 >>176-178
  >>182-185
>>190-196
>>201
>>236
>>274-276








「マキ王子!何故こんなところに!?」




「タカヒロ!?お前こそ…こんな時間に遊郭から?…昨夜は此処で過ごしたのか?」



昨日とは明らかに違う王子の不快そうな視線と寄せられた眉間のシワに何故かひどく後ろめたい気持ちになってくる。



「それはっ…その、私の事よりマキ王子の方が城下の遊郭なんぞに出入りするなど知れたら一大事です」



「なっ!私は、遊びに来たのではない!ここの女将に用事が有るだけだ。お前?…女遊びしてると言うのは本当なのだな…」



「女遊びって…誰からそんな事を…マキ王子の方こそ城内の噂をご存知…」




「タカヒロ様!」



王子に女遊びしていると思われていることに驚き思わずムキになりながら反論のしていると、俺の名を呼びながら楼から女将が小走りで近づいて来た。



「タカヒロ様、お待ちください。お部屋に忘れ物がございました。楼にお戻りなられて下さいまし。あら?こちらのお客様とはお知り合いでございますか?」




「えっ、…ああ、まあそうだ…」




まさかこの国の第二王子だと言う訳にもいかず、言葉を濁す俺に女将が腕に身体をすり寄せながら聞いて来る。それに気が付いたマキ王子の眉間のシワがまた更に不快そうにギュウっと深くなった。




「そうでございますか、男前の知り合いは男前なんでございますかねぇ。二人とも男前だこと。さあ、お客様もタカヒロ様もこんなところで立ち話もなんですから一緒に楼にお入り下さいな」



「そうですね、マキ王…いや、マキ殿行きましょう。御用がおありなんでしょう?」

324san:2015/02/22(日) 23:31:47 ID:???


「お部屋にごさいました忘れ物でございます。タカヒロ様」




「ああ、ありがとう。この家紋は…ショウキチの腰紐だな、後で家に持って行こう」



楼に戻り、王子達から少し離れた場所で忘れ物を持って来た遊女から忘れ物を受け取ると、気付けば何処から嗅ぎ付けたのか遊女達がキャアキャアと楼に入ってきた男前達を覗きに集まって来ていた。



そんな遊女達が遠巻きに見つめる中、女将と向かい合わせに座った王子達は居心地悪そうにしながらも話を始めらしく懐から何か取り出した。



「女将に用事とは、この手紙の事なんだが…
先日この手紙を持って使いに来た者が此処の楼の女将に頼まれたと聞いたのだが」





「ええ、この手紙なら間違い有りません。私が頼んだ物です」



差し出された手紙を確認し頷く女将。



「そうか、それでは女将はこの手紙の主に手紙を頼まれた時に会ったのか?」



「ええ。会いました。先日、この楼の大元締めが南の船着き場の町に新しく楼を開いたんで暫くそこの手伝いに行ったんです。その時にお逢いして手紙を頼まれました」



「では、手紙の主は南の船着き場の町に居たのか!?」




「はい、その方はなんでも南の隣国で評判の舞踊団と一緒に旅しているとか言ってました。その舞踊団の何人かが楼で踊りを披露する事になって、その方も一緒に楼にいらしたんです。その時に私が都から来たと知ると手紙を頼みたいと言われまして手紙をお届けしました」



「舞踊団と一緒とは…あの方らしい。すまないが、手紙の主とその舞踊団がその後、どうしたか知らないか?」



「詳しくは知りませんが…元締めが舞踊団の踊りが大層気に入ったので、また楼に来て踊って欲しいと頼んだ時には、確か…暫く南の船着き場の町で残りの舞踊団が全員乗った船が着くのを待ってから、東の方の大きな町に向かう…とか言ってました。船が着く予定は数日先と言ってたので、もしかしたらまだ南の船着き場の町に居るかもしれません」

325san:2015/02/22(日) 23:34:28 ID:???


「まだ南の船着き場の町に居るかも知れないのか!?」


「ええ、確か船が着く予定日は…今日だったと思います。なので船着き場の町に行けまだ居るかも知れません」




「色々ありがたい話を聞いた。女将、これはお礼だ」



王子から目で合図された王子の護衛が金の入った袋を差し出した。



「まあ、まあ!こんなに沢山。良いんでございますか?これだけ有れば此処で一晩遊んでも十分に余ります。よろしかったらこれからでも遊んで行って行って下さいな。ほら、楼の遊女達も男前なお客様達の誘いを受けたくて覗きに来てます」



女将がそう言うと、店の女達が一斉にキャーと騒ぎ出して女将の後ろに集まり出した。
一斉に王子達を誘うようにしなをつくり目配せする遊女達に、顔を赤くして、恥ずかしそうにする王子が昨日の蜂に刺されて手当てしたときの可愛かった王子と重なり、思わず頬が緩んだ顔をして王子を見つめた。



「いや、女将私はそのようなつもりは…私達は早速、南の船着き場の町に行くつもりだ」



そして緩んだ微笑みで王子を見つめる俺の視線に気が付いて気恥ずかしいのか慌てて立ち上がった。



「では、女将、私達は失礼する」



「まあ、残念でございますわ。また来て下さいましね」



遊女達がまだ諦め切れずにキャーキャーと『旦那様、遊んでって下さいよー』騒ぎ立てる中、女将に挨拶も足早に楼を出て行くその後を自分も慌て追いかけた。

326san:2015/02/23(月) 22:25:31 ID:???



「マキ王子!待ってください!!これから南の船着き場に行かれるつもりですか?」


「そうだが、お前には関係ない」



足早に楼を出て、楼の前に繋いだ馬に乗ろうとしている王子達に声をかけた。声をかけた俺に王子は楼で会ってからずっと同じ不快そうな視線を向けてそう言った。



「しかし、南の船着き場の町は馬でも半日はかかる距離です。しかも途中の峠は近頃、山賊が頻繁に出て物騒だと聞いています」


「心配無用だ。護衛ならケンチがいる」


「王子の護衛が一人など危険過ぎます!城に戻って護衛隊を連れて出直しして下さい!」


「急ぐのだ、それに…この事は護衛隊には知られたくない。とにかく、お前には関係ない事だ」


そう言うと、マキ王子は馬に乗り『行くぞ、ケンチ』と護衛に声をかけて走り出した。

327名無しさん:2015/03/01(日) 13:28:09 ID:???
※A視点








「何故お前が付いてくるのだ?」



南の船着き場の町に通じる険しい峠に差し掛かった辺り、後ろから追い掛けて来る人に気が付いた。楼を出た後、馬を借り後を追いかけて来たらしいタカヒロの姿。
険しい峠道も巧みに馬を扱い徐々に追い付いて、ついに馬が並ぶ位置まで追い付いた。




「この峠は、近頃本当にかなり危険だと聞いています。護衛は多い方が良いでしょう」


追い掛けて来た疲れも見せず、爽やかな微笑みさえ浮かべ返事をするタカヒロ。
その微笑みが昨日タカヒロと会ってから続いていたときめきにも似た高揚した気持ちを思い出せると同時に遊廓でタカヒロと会った時から一転して感じている不快な気分が冷たい言葉となった。



「余計な世話だ。心配無用だと言ったろ?だいたいお前は文官だ、護衛の役になぞ立つのか?」


「役に立つかは解りませんが、用心に超したことは有りません。それに王子が、変な誤解をなさってるみたいだし」


「変な誤解?」


「女遊びしてるとか…いったい誰に聞いたんです?」


「誰って、…城の皆の噂だ」


まさか、本物のマキ王子聞いたとは言えない。昨日マキさんのとのやりとり中で聞いた事、タカヒロのキラースマイルに堕ちた女官や貴族の令嬢がこぞってタカヒロを誘ってもタカヒロが本命を決めないから本命に成りたい女性が益々争って次から次へと夢中になってるって。



「そんな、どこから出たのか解らない噂話を信じるんですか?」



真っ直ぐなまなざしで少し悲し気に俺を見つめながら問いかけるタカヒロに心がざわついた。



「うっ…、噂だけじゃないだろ!本当の事だ。現に遊廓から出て来たくせに!」



「確かに…遊廓には泊まりましたが、昨夜は遊女と過ごしたのでは有りません。ちょっとばかり友人達と飲み過ぎて調子に乗って遊廓に繰り出して飲み明かしただけです」


神妙な顔をして誤解されている事が残念そうな顔をするタカヒロに、自分が子供じみた感情をぶつけていると思っても素直になれない。昨夜は遊女と過ごしたのではなかった事を聞いて嬉しく思っても今さら後に引けない。



「その割りに楼の女将とはずいぶん親密そうだったがな」



「あれは女将が勝手に…もしかして俺が噂で女遊びとしてると言われるのは、いつも女性達が熱心に誘って来るのを全部を断らないからかも知れないですね。誘って来る人達の中に、もしかしたら自分の運命の相手かも知れないって付き合ってみるのは、やっぱり遊び人なんですかね?」



「…都合の良い言い訳だな、それなら運命の相手が現れるまで女遊びが出来るな」



「王子がそう思うなら仕方有りませんね…今日の件で、王子が私が講師に相応しくないとお思いでした遠慮なく交代なさって下さい」



深いため息をついて諦め顔をして沈黙するタカヒロに、流石に大人げない自分がイヤになり講師までやめる事はないと素直に言おうとした時だった。

328san:2015/03/09(月) 00:55:29 ID:???


「マキ王子!」



後ろにで馬を走らせていた護衛のケンチが強い口調で叫ぶ。


「後ろから怪しい奴らが追って来ています!馬を全速力で走らせて下さい!」


振り向くと顔を布で隠し、目だけを出した黒装束の集団が後ろから追って来るのが見えた。
全速力で馬を走らせも、長旅で走らせて来た馬と十分に休んでいた馬のスピードには敵うわけなく見るまに追い付いて来る。




「たぶん山賊団です!心配が当たったようです。タカヒロ殿に役に立って貰わなくては成らないかも知れません」



護衛にしては端整な顔立ちのケンチが緊迫した顔でそう告げる。



「相手は六人か…ケンチが三人、私が二人を倒す間だもつかタカヒロ?」



「王子も戦うおつもりですか?!危険過ぎます、私とケンチ殿に任せて下さい!」



「いくらか腕に自信が有るようだな、なら心配ないな、いいか?ケンチが三人私が二人倒す間自分の身を守れ」

329名無しさん:2015/03/15(日) 23:48:12 ID:???
TAのお話ありがとうございます♪
最近、すっかり静かになってしまったT×A…
新しいお話すごく嬉しいです。
ワクワクしながら続きを楽しみにしています。

330みなつき:2015/05/16(土) 14:28:52 ID:???
san様-お話の続き楽しみです〜

天然クソビッチな設定のあちゅ大好きっ
勝手な妄想ですが
今ほどたくさんの真面目な重い物を背負ってなければ
抱くにしても、抱かれるにしても
フランクすぎるあちゅなんじゃないかな〜
実態に近いよ、きっと。と思ってます。

ありえないほどに、もてるだろうから
相手には常に困らないだろうし
ちょっと断っても、口説かれくどかれ・・・

しかし、いまは背負い過ぎなのかな・・・
せめてパフォする時のリーダー的な役割は
誰か他の人にしたらいいのに
その人も、成長するだろうし
(↑勝手な、あちゅファンの言い分なので上記はスルーで結構です)

早くリアでTVにたくさん出てほしいですね
ライブも、始まってほしい

姫あちゅの続きも楽しみにお待ちしています//

331名無しさん:2015/05/28(木) 12:59:48 ID:???
>>329
ありがとうございます!!
こんな、こんな下界まで来てくださってコメ頂いて放置するヤローでゴメンなさい
T×A少ないですよね
リアル萌が少ない過ぎるので中々盛り上がりにくい日々ですが、脳内では今も萌は続いてます!
今回はそれをちょぴり放出〜←ただエロが書きたかっただけだけど
何とか書き手のリアルも少し落ち着いて来たので少しずつ書けたらいいなと思ってます。

>>330
みなつき様ぁぁ!!
復活しただけでも有難いのにこちらにまでコメ頂いて…感涙
久し振りにみなつきエロに燃え上がりました!!
リアルあちゅちょぴり心配だけど、そんな心配よそにビッチあちゅみたいにマイペースで楽しくやってると信じてます。
秋?年末にはリアルあちゅ萌祭りが出来る事を信じて姫あちゅもビッチあちゅもチビチビ書けたら良いなと思ってます。
その前に短編をちょっと頑張ってみますね。
いつもの亀&気紛れ更新でノロノロ進んじゃうと思いますが、みなつき様の所に行くとエロ書きたくなります♪

332san:2015/05/28(木) 13:01:36 ID:???
短編
※T×A



「お帰り」


玄関の鍵を開けてタカヒロを迎え入れる。
リビングに戻る途中、後ろから覆い被さる様に伸びてきた両腕に抱きしめられた。


「…疲れてるたろ?食事用意してあるから風呂はいって休めよ」


そう言う俺の言葉なんて耳に入ってないと言うふうにシャツのうえから、平らな胸を弄ってくる。


「タカヒロ明日も早いんじゃ…」


「飯より先にアツシさんが食いたいんです」


そう言って、そのまま腕を引かれベットルームへと引きずられるようになだれ込んだ。

333san:2015/05/28(木) 13:06:16 ID:???
早朝から深夜まで続いたドラマロケを終えたばかりのタカヒロからは普段は愛用の香水の爽やかな香りの中に隠れているタカヒロ独特の体臭が色濃く香る。
それは野生の雄の獣の薫りとでも言ったいいのだろうか、その荒々しい生命力に溢れるその香りにひどく興奮して淫れる自分が居る。
食いたいと言った言葉通りにタカヒロは俺の身体を遠慮なくぞんぶんに味わいつくす。



「ハッ!…ああっ、タカヒロっ!!もっ…むりっ!」


疲れているだろうその身体で、ハムハムとおれの身体に食らい付きフルコースを味わおうとするタカヒロに俺の方が音を上げた。


「 ムリ、じゃないでしょ? ちゃんと動いて?」



「ムリだって、…んっ、あぁぁ、はぁ、あ…あっ!!」


じれたタカヒロが激しく腰を突き上げる


「あっ…あっ!!」


条件反射の様に腰をうねらせて揺らめかせる。



「そうです…出来るじゃないですか」



「やだっ、うぅ…っ、ああっ!!もぉイク」



「俺も、ですよ…アツシさん」



絶頂を目指し激しく収縮する俺の内部に煽られたようにいっそう早くなるタカヒロの抽出に頭の芯から溶けだした俺の中の熱い塊が白濁となって爆発した瞬間に、タカヒロの中の熱も俺の中に吐き出された。

334san:2015/05/28(木) 13:08:28 ID:???
吐き出された熱が収まり
深い眠りの淵に堕ちてしまった
かつての恋人の寝顔を見つめる

なんの迷いもなく愛しく、二人ならどんな事も乗り越えられると純粋に信じて愛し愛されている頃に有った事後の睦言や満足感は今はもうない。
此処に居るのは仕事の忙しさから溜まった性欲を吐き出し一時の休息を貪って居るだけの男。
たった今まで腕の中にいた者に対する労りさえも忘れて深い眠りの淵に堕ちている。
それでも相変わらずの美丈夫な顔立ちに影を落とす疲れから来る肌荒れと目の下の濃い隈に慈しみのような物を感じて寢乱れた前髪を撫で上げた。

沢山の情熱で愛と夢を見ていた過ぎ去った時。異端の恋人同士だった俺達は、二人の関係もお互いの深い愛が有ればいつかはすべての回りの皆に認められ祝福されると夢みていた。
やがて、厳しい現実に飲み込まれ打ちのめされ、愛を信じる事に疲れはて傍に居る事さえも苦しいのにそれすら許されずに残されたものは義務でしかない夢を叶える為に巨大化した組織の中のコマとしての役割を果す事だった。
この不確かな世界で残された夢のカケラ。
愛を失い夢さえ信じる事が出来ずに別れた俺達が再びこうして夜を過ごす様になった切っ掛けはささいな事だった。

335san:2015/06/08(月) 12:41:29 ID:???



事務所最上階の俺専用のスタジオの有るフロア。
気がねない古くからの友人とスタッフに囲まれて酒を飲みながらのラジオ収録は毎回飲みすぎるのが恒例だったが、その回は特に調子にのって酒を飲み飲みすぎた回だった。

完全に酔っぱらった俺は、タッフが心配しするのに何故か強気で大丈夫、大丈夫と酔ってないと言いはり、ふらつく足取りで手配して貰った送迎車に一人で歩いて向かう途中、案の定何も無いのにつまずいて廊下の床にみっともなく転がっていた時だった。


「何してんですか?」


廊下に転がる俺の頭上から聞こえてきた、よく聞き覚えの有る低音のいい声。
ドラマの役作りの為か絞り込んだ身体で少しカーブのキツイ眉のシュッとしたタカヒロがそこに居た。
滅多にやって来ない俺専用のフロアにタカヒロが居る事でさえ珍しいが、いつも何人かのスタッフに囲まれて行動する俺もタカヒロも今日は誰も連れずににたった一人。
廊下の壁の白さが現実感のなさを増幅させる。これは飲みすぎた酒が見せまぼろしだろうか?る。
それともいつもの俺の夢だろうか?
転がったままの四つん這い状態で、なんとかこの状況について頭で考えようとするけど酔った頭の思考は中々まとまらない。
何か言おうと口を開いてみたがやはり返す言葉もまとまらず、俺は口を開けたままぼんやりとタカヒロを見つめ続けた。

336san:2015/06/08(月) 12:56:40 ID:Z8pfNFS2


「酔ってんですか?う…っつ!!」


酔っぱらって焦点の定まらないままポッカリ開けた口で、見つめ続ける俺を見て頬を染めて慌てた様子で目をそらし後ずさるタカヒロ。



「…?」



「なんなんですか?こんな廊下で!アツシさん一人だけ?マネージャーは?スタッフは?」


ほんやりしたままの俺と、やけに慌てた様に視線を泳がせるタカヒロ。


「みんな、酔いつぶれてる…」


「えっ?」


「しょーちゅうの収録…」



「焼酎?…ああ、ラジオ?」



コクリと頷く俺に再び視線を戻したタカヒロが再び眩しそうに俺を見てから咳払いした。

337san:2015/06/08(月) 13:51:36 ID:???


「とにかく立って…」


視線をそらしながら両腕を差し起こしてくれる。



「お前は…なんで?」


差し出された腕に酔っぱらった力の入らない身体でしがみつき立ち上がる。


「俺は、ソロの曲のデモが上がって来たからそれが早く聞きたくて…それで」


何処か無いかと聞いたらアツシさんのスタジオが空いてると聞いて借りに来たらしい。
事務所内と言う事でたまたまタカヒロ一人で来たらしかった。
そんな話をしながら俺の立ち上がらせるタカヒロの視線がチラチラとだが突き刺さるほどの鋭さで俺の胸元に何度も注がれては逸らされているのに気がついた。
収録で飲みすぎて酔っぱらった身体はすっから暑くなり。シャツのボタンは腹まで外されていた。おまけに転んだ拍子に左肩からシャツがズレ落ち、すっかりははだけられた胸元は酒で紅潮しインディアンのタトゥーは勿論その下の面白くもない男の乳首が丸見えだった。
自分の胸元と言うか乳首とタカヒロの顔を交互に見る
それに気が付いたタカヒロが、ばつが悪そうに視線を外した。

338san:2015/06/08(月) 14:24:27 ID:???

「…もしかして、溜まってる…?」


「え?」



「な、訳ないか…彼女居たよね?」


俺の言葉にカーブのキツイ眉を寄せて困った様にしてから開き直った様に憮然とした返事。




「前の彼女なら別れました…つーか、女には不自由してないです。ただ、近ごろ女ネタで週刊誌に追っかけられ過ぎてドラマも始まるしイメージ悪いからって珍しくヒロさんから警告入ってて自粛中なんです」



「へえ、で、溜まってんだ」


ヘラっと笑う俺にイラッとしたようなタカヒロの表情。


『酔っぱらいってたち悪い最悪』とブツブツと言うタカヒロに楽しくなって思わず言ってしまった。



「抜いてやろうか?」




信じらないと言ったように目と口を見開いたタカヒロに、ホントに酔っぱらうと俺はタチが悪かもしれないなと自虐的に思いながらも最悪な酔っぱらいは更に言葉を続けた。


「深い意味は無いよ?割り切った大人の関係ってヤツでさ、溜まってるなら抜いたげる。俺もちょっと謹慎中だし、酔っぱらいだし、結構コッチの方も溜まってるかもだし。タカヒロも忙しいし、色々疲れてんだろ?まあ、いまさらこんなおっさんで良ければだけどさ」



またヘラりと笑う俺を見て、ちょっとためらってから決心したように欲望を滲ませた目をしてからタカヒロが言った。





「…お願いします」

339名無しさん:2015/06/09(火) 01:34:25 ID:???
san様〜〜〜!!!
すっかりTA日照りで、溜まってるのはこっちだよ、と言いたい年月が続いておりました。
ク〇ビッチAちゃんとたくさんの兄弟編、見逃しておりました。
もうね、なんでしょうね。最近のTAのなさは、まったく。
去年は、TKの、やっぱりのおにいさんっぷり、ちゅうがくの頃からせんせいに
指名されてがっきゅういいんだったという、リーダーシップが明らかになったのは
よかったんですが。
もう、このままAちゃん合流しても、TKがMCとかしきったらいいんじゃないか、と。
リアルAちゃん、また、そういうの、いろいろいろいろ悩みそう。
続き、楽しみにしています!!!!!

340san:2015/09/07(月) 23:35:06 ID:???
そこからのタカヒロの行動は早かった。
俺が自宅に帰える送迎車に向かう途中だと知ると、すぐさまマネージャーに電話してアツシさんにソロ曲のアドバイスを貰う事になったとかなんとか最もらしい理由で俺の自宅に一緒に向かう事にして、自分の明日のスケジュールの確認とそれから俺の明日のスケジュールまで確認して、まだ酔いでおぼつかない足取りの俺を引きずり抱えて送迎車に乗り込んだ。



「相変わらずソッチの方面については抜かりない…」


「何か言いましたアツシさん?」


「いや、家着いたら起こして」


そう言って思い切りタカヒロの肩にもたれ掛かると酔いの眠気が限界だった俺は暫しの間の睡眠に落ちた。

341san:2015/09/07(月) 23:36:26 ID:???





「アツさん…アツシさん!着きましたよ。起きて下さい!!」


「う…眠いんだけど」


「抜いてくれる約束じゃないんですか?」



ガクガクと肩を揺さぶられ仕方なく、重い目蓋をこじ開けると、目の前にタカヒロの顔が有って、期待に満ちた黒くて大きな瞳がクルクルと煌めいていていた。



「ふぅ…わかったよ…」


まるで散歩に行く前の待ちきれない犬みたいな瞳で期待されては目を覚ますしかない。
大きなあくびと伸びをして回りをみればすでに俺は俺の寝室のベットの上に居て、目の前には早くシテくれとばかりに盛上ったジーンズ。
お待ちかねのジーンズのジッパーを下ろし
形が解るほど張り詰めた赤パンを下げれば勢い良く飛び出して来くるタカヒロの息子さん。



「やあ、元気そうだね?」



「何に挨拶してんですか?」



久しぶりのタカヒロJr.とのご対面に思わず挨拶していると、頭の上からイラッとした口調で俺を見る半目の視線が怖い。
その目付きで今度始まるドラマの役をやったらぴったりじゃないの?とか思ったけど面倒な事になりそうな予感にそれ以上は言葉を飲み込んだ。
5年ぶりくらいかな?懐かしいタカヒロの息子さん。ごめんね。今日は可愛い女の子じゃなくて。悪いけどお前のご主人様がこんなおっさんでもギンギンになるほど溜まってるんだからしょうがないよね。
約束だからサービスするし、俺も昔よりはちょとは色々上手くなっただろし、今日は気持ち良くなろうねとか一人ごちて、あーんと大きく口を開けてタカヒロJr.を呑み込んだ。

342san:2015/09/07(月) 23:57:17 ID:???



「うんっ…うくっ…ちゅ」




タカヒロJr.にしゃぶりつく俺の髪をなでる指先が心地良い。元美容師だけ有って頭皮マッサージも上手かったよね。
そう言えば、タカヒロとはこんなに髪が長い時にエッチした事なかったかな。
坊主頭の強面なおれを好きだって言ったタカヒロが初めはホントに信じられなかった。
オカ ザ イルで岡 村さんが被ってたカツラをノリでかぶった時に、金髪ボブのカツラ姿を見てタカヒロがアツシさん髪伸ばしたら似合いますよってやけに真剣に言ってくれたっけ。
当時は仕事上のイメージも有ったから伸ばせなくて、別れる頃が伸ばし初めだったから今ほど長くはなかったし…
懐かしい味がするモノを口してるせいか、その頃の事を何だか色々思い出して居ると、その伸びた髪の毛をグッと強く引き頭を剥がされた。


「ふっ…ぷっ、はぁ…な、に?」



「もう良いです…今度はこっちでお願いします」



「えっ!?あっ…!」



ぎゅうと差し込まれた指に思わず退けぞった。

343san:2015/10/05(月) 22:57:37 ID:???
ぐりぐりと遠慮なく射し込まれた指が俺の内壁を擦り上げる。
中がざわめいて緩んだ所にまた指を増やされて声が出る


「うっ…うんっ…あんっ!」


喘ぎ声を上げると抱き合う格好で尻を弄るタカヒロの息が荒くなるのを首筋に感じて、自分もまた荒く成った息と共に高くなる喘ぎ声を隠す様にタカヒロの背中に強く抱き付いた。


「つ…、アツシさん!ローションどこですか?」


「ロ、ローション?ローションなんてないよ」


「無い?なんで無いんですか!?」


「な、なんでって!そんなのスル方が用意するもんだろっ!」



「そうでしたっけ?」



「そうだったよ!!」


せっかく盛り上がって来た久しぶりにの情事の最中の間抜けな会話。そんな会話の中に過去の行為を思い出し、照れくさいような馬鹿馬鹿しさに憮然とする俺の顔を少し驚いたように見つめてから嬉しそうに口角を上げて微笑んだタカヒロ。

344san:2015/10/09(金) 20:32:05 ID:???

「方ない…無い時はたしか別の方法で濡らすんでしたよね?」



そう言うとニヤリと微笑んで、抱き付いていた俺の身体を引き剥がすとベットに押し倒されて、あっという間に足を掴んで身体を折り曲げられた。



「ちょと!なに!やだっ!俺シャワー浴びてない…!」


タカヒロがこれからしょうとしている事に気が付いて、ジタババタと暴れてみるが俺の太ももの裏から腕を差し込み直して固定すると「ぱっかーん」とか言いながら両足を大きく開かされた。



「馬鹿!やだっ!汚いからっ…お願いだから、舐めないで…っ!」


必死で懇願する俺の言葉には答えずに、それは楽しそうに微笑んで、俺の頬にキスしてから開いた俺の足の間に顔を埋めて行く。
ぬるりとした舌が奥の蕾の回りを丁寧に舐め上げるとトロリと生暖かい液体が垂らされた。
ああ、タカヒロの唾液だと感じてヒクリと開閉して蠢いた入口にすぐにぬるりと熱い舌が差し込まれて思わず身体全体がびくりと退けぞった。




「やぁ…うっ、つうん…あっ、あ、あ」



口では嫌だと言いながら、タカヒロの一つ一つの舌の動きに馬鹿みたいに感じちゃってそれからはもう壊れた蛇口みたいに、ひっきりなしに喘ぎまくっていた。
トロトロになった入口を熱い舌で刺激されてざわめく内部からの快感に自ら腰を揺らめかせてしまう。
舌から指へと質量を増やされて内壁を摩られながら出し入れされて、それ以上の質量を期待してまた声を上げる。



「まだきついかな…でも、もう我慢出来そうにない…入れます」



「ひゃ!!ちょと!待って!?やっ…お前なんか前よりおっきい!むりっ…、おっきい!おっきいって!」

345名無しさん:2015/10/10(土) 09:00:47 ID:???
久しぶりのTA嬉しすぎる

346みなつき:2015/10/12(月) 00:51:01 ID:???
san様-更新ありがとうございます!
こんなTKA待ってたの♪

フェロモンダダ漏れ
無意識エロなあっちゃんと
ちょい大人になった(けど、以前の甘える仔犬な部分の併せ持つ)TK

あっちゃんの色気に流されちゃうTK
強引に行為を進められちゃうあっちゃん

いいねーーー
san様のあっちゃんは、ほんまにええわぁ(ハート)

このまま、シちゃって
いまに至る・・・

そして、この先は?
切ない
でも、面白みも併せ持つのはSAN様ならではですね

更新を楽しみにお待ちしております!

347san:2015/10/20(火) 23:32:10 ID:???
>>339
今ごろお返事すみません
溜まってましたかー!
溜まってましたよね?
このTA日照りの日々は何なんでしょうね?
余りの変化に萌える隙間が無さすぎて危うく干からびる所を何とか復活しました
8月の歌の夏まちゅりに運良く当たって生T×Aの笑顔と暗闇でのガッツリ手つなぎに萌えエキス補充したはずなのに中々お話成らなくてごめんなさい
これからもこんなペースですが良かったら付き合って下さいね


>>345
こんなんで嬉しすぎで大丈夫ですかー!
久しぶりのT×Aです
TA少ないですよね?
もう絶滅危惧種に近い…
なので自給自足でがんばってます
遅筆なので気長に待って頂けたら嬉しいです
今回のツアーでのリアル萌えが投下されたら嬉しいですね♪


>>346
みなつき様お久しぶりです
みなつき様の所で刺激されて始めたエロですが、いつもの遅筆で進みません。
今だあちゅ萌えは続いるのに活字にならない苛立ち…
そのうえ今回のツアーはどうにも色々と都合が合わず参戦は年末の一回のみとなりそうで、リアルT×Aの萌えエキス補給出来ないので残念です。
べびねの優退で残されるT×Aとか色々妄想は出来るんですがなんせ活字になるまでがまあ、遅い。
今回の別れたはずなのにうっかり流されるTとA。
今はすっかり大人の佇まいなリアルあちゅですが、此処ではまだまだ天然無自覚エロフェロモンでTを振り回してます
T×A絶滅しない様に何とかぼそぼそ続けて行きたいと思ってますのでまた遊びに来て下さいね。

みなつき様のお話も楽しみにしてます!



今日もちょっぴりだけ更新しますね♪

348san:2015/10/20(火) 23:35:59 ID:???
短編 >>332-338
>>340-344 続きです




ずぶりと待ちきれずに俺の中に侵入してくるモノがやけにおっきいくて悲鳴を上げる。
タカヒロのってこんなにおっきいかった?
それとも俺のが御無沙汰過ぎてキツイのか?
限界まで開いた入口に遠慮なく進んでくる熱い塊に、ひぃひぃと声に成らない悲鳴を上げていた時だった。



「やべぇ…」



腹の底からこみあげたような低い声が聞こえた。


「う…、へっ?…なに?」


一番太い所が通りすぎて、何とか声が出た所で問い返した。
なんだろう?今更こんなおっさんとヤッちゃうのがヤバいとか?



「アツシさんの、中が気持ち良すぎてやばい…って言ってるんです」




「そ、そう?お前の暴れん坊の息さんもなんか成長したのか俺もある意味ヤバいけど…
えっ!?わぁっ!っ…!!あっ、や、タカヒロもっとゆっくりっ動いて!あ、あぁー!」



心配した事が理由じゃなくて、一瞬の安堵した時に、思いっきり揺らされて、中の良い所を何度も何度も押し上げられて摩られて責め立てられた。
タカヒロの溜まっていた欲望を全て吐き出すような激しさで突き上げる腰と、隅々まではい回る指先が自分の中で知らぬ間に溜まっていたらしい欲望にリンクする。
解き放された欲望の波に二人で溺れて、熱に浮かされたような俺の身体は些細な刺激にまで感じまくってしまって、もう最後の方はアダルトのベテラン女優でも出さないんじゃないかってほど我ながらイヤらしい喘ぎ声と痴態を晒して乱れまくってしまった。

349san:2015/10/20(火) 23:55:08 ID:???
続けて抜かずの三発を終えて、タカヒロがやっと俺の身体から離れて行く。


「あ、…あんっ」



無意識に声が出て。今さらながらの羞恥心に口を塞ぎながら顔を背けた。



「アツシさん…、あんまり煽んないで下さい…」



身体を起こし、使用済みのゴムをはずし汗とその他モロモロの体液で汚れた自分の身体と俺の身体をテッシュで簡単に拭き取ると消耗仕切った様子でそう言いながらゴロリとベットに仰向けになった。




「流石に俺も、三十路なんでこれ以上は今夜は無理です」



「べ、べつに煽ってなんかないし!」



「…無意識っすか…」


もう目を開けてるのが限界なのか仰向けのまま目を閉じてうわ言の様に会話を続けているタカヒロ。



「まったくたちが悪い…いや良すぎか?…良すぎてヤバ過ぎる」



「…何ブツブツ言ってんの?寝言?」



「寝言じゃ有りませんよ…ねぇ、アツシさん俺達、身体の相性良すぎだと思いません?」



「まあ、悪くはない…と思うけど」



そもそも男相手のセックスってタカヒロが始めてだったし、付き合い始めた頃のタカヒロは、若くてセックスに対しては必要以上にやる気満々で散々俺の身体を仕込んだのはタカヒロ自身だからある意味俺の身体はタカヒロ仕様なんだから相性が悪い訳がない。
でも確かに、今日久しぶりタカヒロとシテみて…別れてからこれまでに色々付き合った相手(女の子も男もいたけど)顔とかスタイルとかはそれなりのレベルだったけどこんなに感じちゃうのって相性が良いって事なのかな




「こう言ったらなんですが、こんな相性の良いセックスの相手とか中々見つけるのって時間もないし、今の俺のスケジュール的にも暫く忙し過ぎて無理なんですよね…で、相談なんですけど、その…また抜いてもらえませんかアツシさん?」





「……お前結構図々しいな」



「お陰様で…すみません…忙しい間だけで良いんで出来ればお願いします。それから、すみませんそろそろ体力的限界なんで…おやすみなさ…い…」

350みなつき:2015/10/25(日) 15:16:46 ID:???
san様更新ありがとうございます!
エロ部の続きあざっす!!

エロい会話の中に
TKが初めての男だったとか
色々若い恋人にヤりたい放題サれちゃってってたんだな〜
とか
萌な設定が垣間見えて
はまってます

この流れで、身体は恋人だった当時の関係に戻ったけど
気持ちはどうなっていくのかな・・・

ま、軽ーい感じのあちゅもよし
悩んじゃってもよしなので
続きを楽しみにお待ちしています//

351san:2015/10/31(土) 19:58:10 ID:???
>>330
みなつき様
また遊びに来て下さってありがとうございます!
書き始めは、みなつき様の所で刺激されて久々のT×Aえっちな話し書こー♪
とか軽いノリで書き始めたお話ですが、べびねの兄ちゃんズの勇退で折に触れ3人の仲の良さそうな笑顔やツアーでほんとは兄ちゃんズが居なくなるのが寂しいはずなのに楽しそうにしているあちゅのレポなんか読んでるうちに色々萌えて迷走してます。

みなつき様の所のレポも読ませて頂きました。もう何回も参戦されてるみたいで羨ましい限りです。
私も早く参戦したい気持ちとべびねの勇退の日が近づくのかと思うとセンチメンタルな気分です。お話ももう少しで終わる予定ですが、いつものペースでちょっとづつ進んで行くと思います。
読んで頂きありがとうございました\(^-^)/


はっぴーハロウィン♪
今日もちょぴり更新です

短編 >>332-338
>>340-344
 >>348-349
続きです

352san:2015/10/31(土) 20:03:28 ID:???
言うだけ言って、そのまま眠りに堕ちたタカヒロの満足気な寝息を聞きいて飽きれながらも、欲望を解放仕切って満ち足りた身体の自分も久しぶりに深い眠りに堕ちて行った。

翌朝、目が覚めた時にはきっちりと整えられた清潔なベットの上に寝ていて、ベットサイドのテーブルには『またお願いします』とやけに気合いの入った文字のメモと水が置いて有って、それが変な所で几帳面なタカヒロらしくて何だか可笑しくて苦笑しながらベットから起き上がった。




それから続くこの関係。タカヒロはタイトなドラマのスケジュールの合間に俺の部屋に来ては溜まった性欲を俺の身体に吐き出して行った。
時に食事より性欲を優先して俺との時間を取ろうとするタカヒロを見かねて軽い食事を用意して置く事も有ったが、俺は、俺の仕事をこなし、また同じ道を繰り返さぬ様に決して深入りしない浅くて軽い関係を慎重に築く。

タカヒロとのセックスは身体の相性が良いだけ気持ちいいだけのもの。
この関係もタカヒロのドラマと謹慎が終われば終わる。
そうしたら俺達はまた同じグループの『仲間』だから、残されたささやかな夢と義務を果たして行けば良い。
そうしてこの関係は続けていた。

353san:2015/10/31(土) 20:05:45 ID:???




「子供可愛いだろうなー」


「絶対可愛いに決まってるじゃん」


「だよね?どっちに似ても可愛いに決まってるもんね。女の子だったらマキ兄の嫁さんに貰ちゃおうかなー」


「俺がヒロさんだったら、ぜってーマキの所になんか嫁にやらねぇし!つーかヒロさんじゃなくても死んだって嫁にやらねぇ」


「マッちゃんひどい…」



「当たり前だろ、なっアツシ?」



今年いっぱいで卒業していく3人にリスペクトを込めて作った曲のMVの最終編集の仕事後、3人を誘ってやって来た馴染みの店での飲み。
撮影での手紙のサプライズや昔話しはつきなくて、飲んで笑って踊ったり歌ったり大いに盛り上がった頃にもうすぐ生まれるヒロさんの子供の話しになった。




「うん。俺も絶対反対ー!!みんなに頼んで一族全員で一丸となって阻止する。ね?うっさん?」


「そうだね、L.D/H社員全員あげても阻止するよね」


「そんなー、うっさんまで。一族全員反対なの?社員全員?何だよそれ、アツシが声かけたら全員言うこときくじゃん。俺ってそんなに人望ない?」


「「「なーい!!」」」



「ひでぇ、もう一丸!?ん?…まて、アツシは何でそんなにムキになんの?あー!そーか、そーか、あっちゃんはマキさんが誰かと結婚するのが許せないんだよね?そうだった、ヒロさんの娘より先にあっちゃんを先に嫁に貰わなきゃねぇ。マキさん忘れてたよ〜、あっちゃんも三十路もとっくに過ぎたし。良いよ〜マキ兄がアラフォーになる前にちゃんとお嫁に貰ったげるから。」



マッちゃんとうっさんが、またマキさんの恒例の口説くフリして俺をイジリが始まったかと言う様な飽きれた顔をして新しい酒とツマミを物色してバーカウンターに注文し始めた。


「マキさんどんだけポジティブ?しゅーぞうさん並みだよね?マキオカシュウゾウに改名する?」

ニヤニヤしなが腰に回って来る手を掴んで思い切りねじりあげた。


「いででーっ!あっちゃん痛い!!いたたたっ…うん、まあ、でも良いや。あっちゃん元気なら」


「マキさん…つねられて喜んでんの?まさかの…M?」



「そうそう。マキさんはのMはマゾのMなんって…いっーて!いたいよっ!あっちゃんマジで勘弁して」



ふーふーしながら懲りずに肩に手を回しながら抱きついて来るマキさん。

354san:2015/10/31(土) 20:08:59 ID:???


「俺らの優退決まったあたりから元気なかったけど近ごろ良く笑うし、ちょぴりふっくらしてきたし…もしかして、タカヒロとより戻した?」



ふっくらしたと言う、俺の頬をツンツンしながら、耳元でみんなには聞こえない様な声でいつもながら妙に鋭いカンで質問して来るマキさんに一瞬酒を飲む手が止まる。
付き合いが長いからなのかこうゆう時のマキさんはやっかいだ。



「そんなんじゃないよ。まあ、…今はちょっとだけお互に面倒な手間をかけないで欲求不満解消してるだけ」



「へえ?そうなんだ。マキさんもあっちゃんに欲求不満解消してもらいたいなー。でもほんとにそれだけ?近ごろのあっちゃんご機嫌だけど」


相変わらずニヤニヤするマキさんだけど目が笑ってないからコワイよ。



「マキさん…、前にも言ったと思うけど、俺もタカヒロも絶対回りから認めらないような不毛な関係は終わりにしたんだよ。現実を見てちゃんとした大人になってさ、ヒロさんみたいに可愛い嫁さん貰ってさ、子供と大きな犬と庭で遊ぶ普通の夢見るって決めたの」




そう言う俺をちょっとだけ目を細めて哀しそうに見てから酒を一口飲んで、さっきとは違うふわりとした慈しむ様な笑顔で笑うマキさん。



「でも、アツシはさ、ホントはでっかい犬さえ居ればいいんじゃないの?」


包み込むような優しい眼差しに胸の奥の古傷がチクリと痛む。
やっぱりマキさんには敵わない。

355san:2015/10/31(土) 20:31:41 ID:???
黙り混む二人の間の一瞬の沈黙を破るようなお知らせ音。
マキさんのスマホが新着を告げている。


「おっ、タイキちゃんからだ。今日はドラマのクランクアップで打ち上げだって…しかも近くの店だし」



「…マキさんまさかタイキにまで手を出そうなんて考えてるんじゃないよね?」


「あー、やっぱあっちゃん妬いてるの?」



「ち、違うもん」


「いーから、いーからマキさんはあっちゃんが一番だからね」


またニヤニヤ顔になったマキさんが俺を再び抱き寄せようと手を伸ばして来た所で再び鳴るお知らせ音。



「っ…とタイキがみんな居るなら二次会は合流しょうって。タカヒロやケイジも一緒らしいし。マッちゃん、うっさーん!二次会行くよー!」


カウンターでテキーラを持って踊るうっさんと、それを見て笑っていたマッちゃんがこちらを見てOKサインを出す。

356みなつき:2015/11/01(日) 15:27:54 ID:???
san様 更新ありがとうございます!

うぅーん、切ない

2人が想い合ってるのは、間違いなくて
仲間を大事にしている雰囲気も伝わってきて

やはり続きが気になりますー
ぺースはごゆっくりで全然結構です
更新をお待ちしています

今回ライブは、どちらにご参加ですか?
本当、san様おっしゃる通り
日が進む=お兄さんたち勇退は近づく
で、気持ちがいっぱいになります・・・

レポ、読んでいただけましたか
見返すと、いつにも増して誤変換がひどくて
まとまり無い上に、さらに読みずらくてすみません。

今回は、きょうせらを本拠地にしている球団が
クライマックスだのに、絡まなかったようで
追加もあって何度も行けてて幸せですっ!
(そのせいで、今びんぼーですが、でも全然幸せっ)

わたしは、特にまっちゃんが
今回、なんて表現するのか・・・『頑張ってる』気がします

頑張ってる、は、もちろん表現ヘタクソです

仲間といる時間を大切に
貴重な時間だから
全力で盛り上げて、みんなと共有しよう
って、思っているように受け止めました。

こっちが、勝手に受け止めてるんですがね

今回、まっちゃん、凄く『来い来い』
みたいに煽ってくるんです

でも、参戦中・参戦後
間違いなく幸せになれる
素敵なライブです

357san:2015/12/08(火) 23:06:22 ID:???
Tおたんじょうびおめでとう〜←間に合った?
数年前のAとのラブラブぷりから考えられないほどの過疎ってるTA。
やっと3日後に参戦出来るけどTA萌え期待してます。



みなつき様
また遊びに来て下さってありがとうございます

い〜や、みなつき様のお部屋ではミニスカぽりすなあちゅがエロエロですねウフフ♪

おぉさかのライブも終わり後半戦残り僅かになりましたね。
今回のツアーはとぅきょうの1日のみの天上席での参戦で決定してます。←
夏のえふぇぬえすの観覧が奇跡的に当たってから運を使い果たし、リアルも色々有って、今回はとぅきょうに絞ってたらチケ運まで呪われて初っぱなからの落選祭で期待の追加も無いままに1日のみ参戦です。
今思えばまだ呪いの無かった、おぉ坂初日を無理しても行けば良かったです

今回のツアーあちゅが楽しそうなのと火曜祭でのTAの歌がここ数年で一番良かったのでまた萌えが戻ってき来そうな予感はしてるんですが、これでべびねが勇退じゃなかったら心から楽しめたんでしょうね…
もうべびねの存在の大きさに日に日に寂しさが増して行きます。
ステキなライブなんですね!!マッちゃんがんばってるんですね(ToT)←泣

元祖な放浪さんとあちゅにしかまだ萌えられ無い体質なので暫くは寂しいとは思いますが、少ないライブ楽しんで来たいと思います。
ちなみに某あちゅ受け書き手様と二年ぶりにご一緒する予定なので天上席から腐ビーム発射しながあちゅの裸祭楽しんで来ま〜す♪

結局誕生日まで終わらなかった短編ちょっとだけ更新です

358san:2015/12/08(火) 23:09:48 ID:???
ノリノリのべひね3人と俺が乱入したドラマの打ち上げ二次会場。


「クランクアップおめでとーう!」


「イエ〜イ!フーアーユー?」


「勝つまで負けるなぁー!」


「俺は、俺だー!」


ハイテンションのまま、ドラマの定番の決め台詞を口々に叫びながら入って行くと、そこで待って居たのは、見慣れた事務所所属の劇団の役者達とタカヒロ、タイキ、ケイジのスタッフを除けば男だらけ。
今回のタカヒロ主役ドラマでは順主役の女の子はまだ小学生で、時間の早い時間から打ち上げは始まっていたらしく実際はドラマチームは二次会は名ばかりの4次会で残って居たのは酒豪の事務所所属の男達ばかりだった。



「あれ?タイキちゃん、タイキちゃんのセクシーなママはいないの?タカヒロのコワーイ看護婦さんは?ケイジの優しい奥さんは?てか女優さんどーこ?」


どうやらマキさんの目当てはタイキじゃなくてタイキの母親役のセクシーな女優さんだっらしく、ガッカリするマキさんにからまれるタイキとからまれても全く意味が解が解って無いまま何がツボなのか笑い転げているケイジを人質にして、タカヒロがマキさんのしつこいからみから上手くすり抜けて俺の方に真っ直ぐにやって来た。



「アツシさん…」


「お疲れ様キー坊、わっー!!」


急に抱きついついてバグするタカヒロに思わず倒れそうになった。
回りのスタッフも慌てて支えようとするのをなんとか自力で立て直す。
まさかこんな所で発情した訳でもないだろうと思っていても強い腕の力に焦ってしまい引き剥がそうとしても抱きついて来る。



「ちょっ…どうしたの?珍しく酔ってる?」



なにも言わずぎゅうぎゅうと抱きついて離れないタカヒロ。そのすがり付くような必死なバグは性的なものではなく、加入したばかりの不安と期待に押し潰されそうで必死にがんばっていた頃のタカヒロみたいで、何だか可愛くなって頭をポンポンと撫でて改めて言ってみた。



「タカヒロ…主演がんばったね、クランプアップおめでと」


そう言うと、更にぎゅうと腕に力が入って再び強くバグされた。やっぱりあの頃のタカヒロみたいだ。
こんな世界に入っても物おじせず、涼しい笑顔で器用に何でもこなしてると思われてるタカヒロだけど、その実は笑顔の裏で血の滲む様な地味な努力を重ねて弱音を吐かずに最後までやり遂げる努力家だと知ってる人は数少ない。

359san:2015/12/08(火) 23:18:07 ID:???
俺の肩に顔を埋めしがみついて離れそうに無さそうなタカヒロの柔らかい髪の毛を撫でながら落ち着かせる様に聞いてみた。



「俳優の仕事は楽しい?」



「…楽しい…です。大変だけど遣り甲斐もあるし、いろんな刺激も有って勉強になります」



「そうだね…凄くタカヒロのプラスに成ってる気がする。役者としてもだけど歌にも表現力がすごく出て来てるよね」



「…アツシさん俺…」



「あ…、」



「?…なんですか?」



「もしかして…、タカヒロ泣いてる?」



「…バレ…ました?」




「うん。なんかシャツが冷たい…」



『えっ!』と言って俺から顔を上げて涙と鼻水らしきもので濡れている俺のシャツを見て慌てるタカヒロの目尻にはやっぱり大粒の涙がまだ溢れていた。
テレビやライブでは余り涙を見せないタカヒロが俺以上に涙脆いって事は昔からのメンバーやスタッフは知っている事だった。



「イケメンが台無しじゃん。これですこし休めるね…ヒロさんの謹慎も解けるだろうし、今度は芸能記者に見つからない様な口の硬い彼女みつけなよ」

360san:2015/12/08(火) 23:30:53 ID:???
そう言った俺の目をジッと見つめてから、鼻水と涙だらけの顔をくしゃりと歪めて哀しそうな顔をした。



「アツシさんは人の事がほんとによくみえるのに…そんなに何んでも見えてるのに、俺の心は見えないんですか?」




またボロリと大きな目から涙をこぼすタカヒロに右胸の誓いのタトゥーの辺りがチクリと痛み出す。


「もうすぐ10年です。アツシさんと出会ってから…、それから俺は貴方をずっと追いかけて来た…貴方が遠く離れて行っても、どんな関係に成ろうとも俺はずっと貴方を見ている、だから…」





「タカヒロ、…俺もお前を見てるよ…俺は今幸せだよ。またツアーが始まったら一緒に歌える。俺達は仲間だから、マキさんやまっちゃんうっさんみたいにずっと仲間だから…」

361みなつき:2016/02/13(土) 12:27:02 ID:???
san様 お久しぶりです、寒い季節ですがお元気ですか
ビールCM第3弾15秒バージョンにも
あっちゃんカットありますね

・・・また、痩せてない?
と、心配してしまうのは
Aオタの悪い癖ですかね〜

san様のお話でTKAが一緒にいる場面を見れると嬉しいです
春になって、歌番組とかに出演する姿を見たいですね♪

そして、あっちゃんソロの発表はいつなんでしょうねぇ

続きを楽しみにお待ちしています

362san:2016/07/25(月) 23:04:32 ID:???
あけまして、おひさしぶりーふ←

放置プレイですみませんm(__)m
まだまだあちゅに萌えております。
年を越しあちゅのソロも始まって(もう終盤だけど)歳を取ると時間が早いな〜←言い訳
チョイむちっりあちゅのMVのメイキングの後ろ姿のおちりの大きさに萌えてたり、ビリヤードカッコつけてんのに成功して「ヤッター」とポーズするあちゅが可愛ええ…とか、お互いツアー中のSちゃんときっとラインで励まし合いってんだろうな結構健全なプラトニックSAとか、ポーカーに負けて好きにしてとばかりにソファーに寝転んでる淫乱あちゅとか、ライブレポとか語りたい気持ちは山盛り沢山に有るのですが、文章に成らない出て来ない!
その上何かに追い詰められないと書かないタイプ。
相変わらずのA受け不足を少しでも自給自足せねば干からびそう!
某所の大好き書き手様も戻ってらしたし
がんばろう♪
がんばろ…
早く次の話に行きたいなっ…←

363san:2016/07/25(月) 23:09:51 ID:???


短編 T×A
>>332-338
>>340-344
>>348-349
>>352-355
>>358-360
続きです







遮る様に続けた言葉にタカヒロが黙る。

俺達が別れる時、恋人としてでは無く歌の相方としてグループの一員として同じ道を肩を並べて歩いて行く事を選んだ時に決めた『仲間』と言うキーワード。



厄介な俺の性質は恋愛に置いて、大いに発揮される。愛が有ればきっとなんだって越えて行けると思っていても想いが重すぎて神経をすり減らす。
二人が生きているこの世界は今は光り輝くスポットライトの中にいても、一歩先は底知れない暗闇。
移り気で気まぐれなこの世界は多くの親しい人達を苦しめ傷つける。
恋人として二人で歩む道は、余りに代償が大きすぎて、心の弱い俺が神経をすり減らして心身共に壊れてしまうか、そんな俺の全てを守ろうと必死になって苦しむタカヒロしか未来に見えなかった。
そんな中で見つけた『仲間』として生きて行く道。
勿論、タカヒロは若かったし、完全には納得は出来なかった様だったけど、すでに消耗した俺の心身は悲鳴を上げていて見ていられないほど憔悴していて納得せざる終えない状態だった。
苦しんで上の決断をして『仲間』として歩く道を選らんだ時のキーワードを出されたらタカヒロは何も言えるはずはなかった。

364san:2016/07/25(月) 23:11:15 ID:???

「ねぇ?まだクランクアップのお祝いして無いよ?乾杯しょうよ」


そう言った俺に、諦めた様に深いため息をついてから、タカヒロは側に有ったグラスにシャンパンを注ぎ入れ、俺のグラスにもシャンパンを注いでくれた。


「初主演無事終了おめでとう…」



「「乾杯」」


カチリと合わせたグラスのシャンパンを一気に飲み干す俺を見てタカヒロが言った。


「俺はアツシさんは時々、ドSなんじゃないかと思いますよ」



「ドS?そうかな?…自分ではどちらかと言うとMだと思うけど」



「…どこがどんな風にMだって言うんです?」


空になったシャンパングラスをタカヒロ差し出して、またシャンパンを注いで貰う。
まるで主人が召し使いにするみたいな構図で確かにこれではドSな御主人様みたい。


「えっと…、そうだな、じゃ…」


注いで貰ったシャンパングラスを受け取りながらタカヒロの耳元に顔を寄せて囁いた。

『今夜はドラマの打ち上げのお祝にタカヒロの好きにして…』

ゾクリとしたのか、囁かれた方の耳を押さえて呆れた様に俺の顔をマジマジと見て、まだ濡れていた目元をグイっと手の甲で思いっきり拭ってから、どこぞの国の王子の様な微笑みを浮かべてその笑みに似つかわしくないセリフを吐いた。

365san:2016/07/25(月) 23:13:53 ID:???


「確かに俺のドS心を煽り方がツボですね。ドMなアツシさんに今夜は遠慮は要らないって事で良いですか?」


微笑みながらガッチリと俺の肩と腰に手を回して逃れられない体勢に持ち込んで来るタカヒロに、囁いた事に少し後悔したのと同時に期待に身体が自然に震える俺は、やっぱりMっ気有りかも。


「お手柔らかに…」


若干引きつった笑顔で答えた俺の顔を見て満足そうな笑顔を浮かべるタカヒロはド変態的なSそのものだったけど、それでも冗談めいたやりとりのその中に隠されたほんの少し真実を紛らすにはちょうど良かった。
微笑み合って再び俺達は乾杯をした。
大人の火遊びを装い、一夜の甘い刹那と快楽の時を共有するだけの関係。それは誰も傷つかない為の装いだったけど今の俺達には必要な事だった。
だって夜は深く長いからまだ一人では歩けない…。
皆に見えない様にタカヒロのそっと手を取り合って出口へと歩き出す。

遠くの席でマキさんが、「あっちゃーん!俺も一緒にイクー!」と叫んでいたのが聞こえて来て振り向くと、マッちゃんがマキさんをヘッドロックして捕まえて、うっさんがテキーラをマキさんの口許に流し込んでるのが見えた。
ほんとうに何も言わなくても俺の事を解って察してくれる俺の『仲間』達。タカヒロともいつかそんな風になる時が来るのだろうか?


ちらりと横目でタカヒロを見上げたら、「何ですか?」って言う目をするから、苦笑いを隠して微笑み返して再び囁いた。




「ごめんねドMで…」

366san:2016/07/25(月) 23:16:39 ID:???
俺のその言葉に一瞬固まった後、「グハッ」とか、言いながらタカヒロが俺の肩に顔を埋め崩れ落ちた。


「まったく!おっさんだなんて言ってるくせに!反則ですよ!そんな顔して言われたらホントに今日はセーブ効かなくなりますから!」


「それは困る…」


明後日レコーディング予定が有る俺はマジで困っていると、タカヒロはさっきとは違う笑みを浮かべて言った。



「ねぇ?アツシさん…もしもですよ。もしも10年後、…いや、20年後に俺が、また我慢出来ないくらいに溜まってたらアツシさん、抜いてくれませんか?」


さっきまでと同じエロそうな微笑みを浮かべていたタカヒロだったが、その瞳の奥深くはかすかな期待の光を浮かべていた。



「ば、…馬鹿じゃないの?20年後なんて俺、アラ還でおっさんどころかジィさんだよ?」



「だから、もしもですよ…」



そう言うタカヒロの声と瞳の色は深く優しくて温かった。



「へ、変態だな、やっぱ、お前変態だな。まあ、いいか…俺がジィさんならお前だってジィさんだしな、それでも良いなら抜いてやるよ」



「お願いします」



「約束だから絶対抜いて下さいね」と、それは嬉しそうに今日一番の笑顔でタカヒロが言った。
還暦近いドSの変態のジィさんをドMのジィさんが抜いてあげるなんて想像するとコワイけど、俺達はずっと『仲間』だからそれくらいの約束しても良いよね。
それまで一緒にいて、歳を取ってしわくちゃな顔でも、今の様なタカヒロの笑顔見れるのならそんな約束もは悪くないかも知れないと思った。



end

367san:2018/10/29(月) 18:46:13 ID:???
す な ちゃんのいんすた(/▽\)♪
マキあつがラブラブで、久しぶりにすんあつ以外のA受けにたぎりました〜!
マキ 兄 やさしいお兄さん♪るん♪

あ、皆様お元気ですか?
sanは元気です。あちゅはいくつになっても可愛いね♪(´ε`*)

368san:2019/07/04(木) 23:22:02 ID:???
「炎暑」




暑い・・身体中の何処かしこも熱くて見目が覚めた
熱くて熱くて気が狂いそうだ

熱でぼんやりと霞む目に入るタカヒロの悲しくて苦しそうな顔

どうしたの?と声を出そうとしても乾いた喉からは声は出ない


何故お前はそんな顔をするの?
お前は、お前を裏切って置いてきぼりにする俺を汚して満足してるんじゃないの?

熱と痛みに霞む意識の中
頬に冷たい雫が落ちて来るのを感じた
ああ、タカヒロ、お前泣いているのか


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