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永遠の約束〜MKT、ATK〜
100
:
K
:2012/04/03(火) 12:59:29 ID:???
ガシャン…っ!!と音を立ててテーブルの上のグラスが倒れる
『タカヒロ…?』
『タカヒロくんっ!?』
突然、立ちあがったオレに左右に座るアツシさんとショーキチから
訝しげな声が掛かる
「ごめん…トイレ」
俯いたまま、なんとかそれだけ告げるとオレは部屋を飛び出した
イヤだった…すごく嫌だった
お酒の席で盛り上がってキス…なんてオレ達にとってはよくあること
オレだって昔、酔っ払ったマキさんにキスされたことあったし
アキラさんの誕生日に頬にキスしたことだったある
今まではこんな気持ちにはならなかったのに…
でもマキさんの唇にキスしようとするアキラさんを見た時
胸がモヤモヤして、ザワザワして…痛くて痛くて、見ていられなかったんだ
101
:
K
:2012/04/03(火) 13:14:30 ID:???
部屋を飛び出したオレが駆け込んだ先は店のトイレ
後ろ手に扉を閉めた途端、オレの頬からぽろっと涙の粒が零れ落ちる
「ふっ…うっ…っ…ふぇ…っ」
トイレの鏡に映るのは情けなく涙を流す自分の顔
「も…っ、やだ…っ」
後から後から溢れてくる涙をぐいっと拭うと
洗面台の冷水でバシャバシャっと洗う
「ふぅ…」
やっと少し落ち着いてひとつ深呼吸するとトイレの扉がコンコンと
遠慮がちにノックされ思わずびくっと身体を震わせた
『…タカヒロ?』
102
:
K
:2012/04/03(火) 16:22:59 ID:???
『タカヒロ…?開けるよ』
トイレの扉越しに聞こえるマキさんの声に
オレは咄嗟に身体全体を使って扉が開かないように防ぐ
『ちょ…っ、タカヒロ?』
「ダメ」
『開けて?』
「…ダメ」
『どうして?』
「…どうしても」
だってこんな顔でマキさんと向き合えないよ
『…泣いてるから?』
「…っ、泣いてな、い」
『嘘。声が震えてるもん』
「ふる、え、てな…っ」
再び溢れ出す涙をぐいっと拭って精一杯の強がり
自分の気持ちを自覚してしまったオレはどうしていいか判らなくて
こんな状態でマキさんの顔を見たらどうなってしまうのか怖くて堪らない
103
:
K
:2012/04/03(火) 16:40:14 ID:???
何度目かの押し問答の末、それでも扉を開けないオレに諦めたのか
扉の向こうのマキさんがふぅ…と大きく息を吐き出す
『わかった…じゃあ、オレ行くから』
あっさりと告げられたそれにオレの心臓がヒヤリとする
でもマキさんが立ち去る気配に、オレは引き留めることも出来ず
その場にずるずるとしゃがみ込んだ
「マキさん…っ、いっちゃ、やだ…っ」
オレの口から洩れる嗚咽と零れ落ちる正直な気持ち
アキラさんのところに戻るの…?
それでアキラさんとキスするの…?
そんなのイヤだよ…っ!
オレは震える膝を叱咤して立ち上がると、トイレの扉を勢いよく開けた
104
:
K
:2012/04/03(火) 17:07:38 ID:???
「…っ!?」
扉を開けた向こうには、腕を組んだ格好で壁に凭れるマキさんの姿
てっきりメンバーのところに戻ったと思っていたから
オレは吃驚して言葉も出ない
『ほらっ、やっぱり泣いてた』
固まったように動かないオレを見て、マキさんはふわっと笑うと
オレに向かってそっと手を伸ばし、指先で眦に溜まる涙の雫を
そっと拭ってくれた
「…っ、ふぇっ、く…っ、もう…っ」
オレの瞳からポロポロと零れ落ちる涙に
マキさんが困ったように笑う
『こんなとこで泣かないで、タカヒロ』
「っ、ふぅ…っ」
『ここじゃ、泣いてるおまえを抱きしめてやれないから』
まるで抱きしめる代わりにとでも云ってるように
マキさんの手がオレの髪に触れ宥めるように優しく梳いてくれる
105
:
K
:2012/04/03(火) 17:18:11 ID:???
「…っ、マキ、さん…っ」
『ん?』
後で冷静になって考えてみれば
トイレの前で告白なんてムードもへったくれもないんだけど
オレは今しかチャンスがないとばかりに、緊張で震える唇を開き
ゆっくりと言葉を紡ぐ
「…オレね…」
『うん?』
「オレ、結構…我儘だから…」
『タカヒロの我儘なら何でも聞いてやるから…言って?』
しっとりと濡れる睫毛を瞬かせてマキさんを見ると
マキさんはすべてを包み込むような穏やかな表情でオレを見ている
106
:
K
:2012/04/03(火) 17:49:53 ID:???
「アキラさんとキスしちゃ、やだ…他の人ともしないで」
オレがそう告げるとマキさんはふっと笑う
『…タカヒロとはしていいの?』
「オレだけにして」
マキさんの真摯な想いに、しっかり応えるように
オレも真っ直ぐにマキさんを見つめ自分の気持ちを告げる
次の瞬間オレの身体はあっという間にマキさんの腕の中へ
ぎゅっと抱きしめられたと思ったらパッと離される
「…マキさん?」
『とりあえずここじゃキスも出来ないし(笑)』
そういって差し出されるマキさんの左手
『家に帰ろう』
「うん」
オレに向けられる太陽のような微笑みに
オレも笑顔でその手を握り返した
107
:
K
:2012/04/03(火) 17:57:21 ID:???
とりえあず今日はここまでの更新です
正直、お話としてはここでendとしてよかったんですが
あと、えちがありますので(笑)次の更新で完結にしたいと思います
長々と続いたお話ですがお付き合いくださった読み手の皆様には
感謝の気持ちでいっぱいです
あとちょっとですので最後まで読んでいただけると幸いです
108
:
優羽
:2012/04/03(火) 18:13:51 ID:???
更新ありがとうございます。
やっと両想い(^^)v
ここで終わられては残念極まりないので(笑)
最後よろしくお願いします。
終わるのは淋しいですが通常のMKTの更新をまた楽しみにしています♪←催促(笑)
109
:
M
:2012/04/03(火) 18:21:01 ID:???
K様
お疲れ様でした。
TKが、MK兄の大きな愛にやっと気づいて
幸せになっていくようで嬉しいです。
Hさんに、辛い思いをしているTKが
とても切なかったです。
TKにはいつもキラキラの笑顔でいて欲しい。
K様の描くTKはいつも可愛いし
愛されて幸せそうなTKを読めるのが、私をとっても幸せな気持ちにしてくれます。
可愛いTKをありがとうございます。
えちまで書いてくれるんですね。
とっても嬉しいです。
このままENDにならなくて良かった(笑)
ゆっくり待ってますね。
お話しありがとうございました。
110
:
名無しさん
:2012/04/03(火) 18:22:56 ID:???
いつもドキドキしながら読んでいます。えち…ウフフ待ちどおしいです〜。
111
:
名無しさん
:2012/04/03(火) 20:43:47 ID:???
K様。更新ありがとうございます。
やっとTKの気持ちもMKさんに向かいましたね♪
次の更新で終わりになってしまうのは寂しいのですが…。えち楽しみにお待ちしています。
112
:
名無しさん
:2012/04/03(火) 23:29:51 ID:???
K様、更新ありがとうございます。
やっとふたりの想いが通じ合ってよかったです。
泣き虫T、可愛いですね。
次回のえちが楽しみです〜。
K様のお書きになる素敵えち、大好きですから。
良い子にしてお待ちしています♪
113
:
名無しさん
:2012/04/06(金) 22:58:37 ID:???
K様
更新ありがとうございます!
素敵な展開です!(〃ノ∀`〃)ポッ
両思いができてよかったですねw
えっちも書いてくださるんで、ワクワクしちゃいますヾ(*≧∀≦*)ノ
Kさまのお話が本当に大好きです!!!
いつでも応援しています∩(`・ω・´)∩ ワチョーイ!!
114
:
K
:2012/04/11(水) 18:35:56 ID:???
優羽様
コメントありがとうございます!
MKT大好きな優羽様に楽しんでいただけたのでしたら
書き手もすごく嬉しく思います
今回、えちまでいかなかったので(笑)次で完結の予定だったんですが
その前にAT小話を挟ませていただきます(笑)
すみませんっ!
その後はMKTになりますので…それと通常のMKTももちろん
これから引き続き書いていきますので宜しくお願いします!
M様
コメントありがとうございます!
やっとこさ、お話が終わりました(笑)
予想以上に長引いてしまい書き手自身、ビックリしてますが(笑)
TKにはいつもキラキラとした笑顔でいて欲しい…書き手の願いも
M様の願いと一緒です!
次にちょっとAT小話を挟むんですが、そちらも楽しんでいただけると幸いです
110様
コメントありがとうございます!
いつも読んでいただいてるなんて嬉しいお言葉ありがとうございます!
MKTえちの予定だったんですが、ちょっとAT小話挟ませていただきます(笑)
すみませんっ!急遽、書きたくなってしまって…
その後にはもちろんMKTえちを書く予定ですのでお付き合いくださると幸いです
111様
コメントありがとうございます!
やっとこさ、両想いになりました!長かったです〜(笑)
最後までお付き合いくださりほんとうに感謝しています
そして…MKTえちの前にATをちょっと入れます(笑)
楽しみにしてくださっている方々には申し訳ないんですが
ATの後にはMKTえちですので楽しんでいただけると幸いです
112様
コメントありがとうございます!
やっと両想いになりました!結構長いお話になってしまいましたが
最後までお付き合いくださって感謝しています
えちは久し振りなので少々、心配してますが頑張ります!なんて思ってましたが
その前にATを挟ませていただきます(笑)
更新があいた挙げ句にATで申し訳ないですがお付き合いくださると幸いです
113様
コメントありがとうございます!
無事に完結となりましたが楽しんでいただけたら幸いです
シリアスな三角関係とか大好物なんですが、書き手の文才では
なかなか難しかったです(苦笑)
えちももちろん書きます!
でもその前にAT挟ませいただきます。すみませんっ!
応援ありがとうございます!
これからも宜しくお願いします
本来だったらMKTえちの予定だったんですが
ちょっとAT小話挟ませていただきます
すみません(苦笑)
急にAT萌えが襲ってきまして…(笑)
その後、出来るだけ早いうちにMKTえちの更新をしたいと思います
待っててくださった方には申し訳ないです!
こんな書き手ですがこれからも末永くお付き合いください!
115
:
K
:2012/04/11(水) 18:49:29 ID:???
他愛もない日常 〜AT〜
朝の澄んだ空気がヒンヤリとしたものから
柔らかいものへと変わりつつある今日この頃
『タカヒロ』
「ん…」
タカヒロより一足先に起きて、シャワーを浴びたオレは
キングサイズのベッドの端に腰掛け、タカヒロにそっと呼びかける
『タカヒロ起きて』
「んぅ…」
広いベッドの片側に身体を小さく丸め
布団に包まるタカヒロの肩を小さく揺さぶる
『ほら、そろそろ起きないと…』
「んんっ、アツシさん…?」
布団からのぞくサラサラの髪を梳きながら
頬にちゅっとキスを落とすと、タカヒロの長い睫毛がふるふると震え
ゆっくりと瞼が開く
『やっと起きた、眠り姫』
「…ん、」
まだぼんやりとした表情のタカヒロが
睫毛を数回瞬かせてオレを見上げる
『おはよ、タカヒロ』
「おはよう…ございます」
薄く開いた唇にちゅっとおはようのキス
『いい加減起きないと遅刻しちゃうよ。今日はレコーディングでしょ?』
タカヒロの額をトンッと人差し指で突いて告げると
オレの言葉に嫌そうに眉を顰めたタカヒロがポツリと漏らした
「…行きたくない」
116
:
K
:2012/04/11(水) 19:11:52 ID:???
『え?』
「今日…行きたくない」
小さく呟いて俯いてしまい
体調でも悪いのかと心配になってタカヒロの顔を覗き込む
『…どうしたの、急に?』
「だって、アツシさん…今日は一緒じゃないんだもん」
拗ねた表情のタカヒロに、オレは思わずうっと言葉を詰まらせる
『それは…』
「ショーキチ達のリハにまた顔を出すって…」
むぅと唇を尖らせるタカヒロに苦笑いしながらも、やんわりと告げる
『キャプテンにも頼まれたから、ちょっと顔を出すだけだよ』
宥めるように背中をポンポンと撫でると
ふるふると首を振ったタカヒロがもう一度小さく呟く
「やだ、」
『…タカヒロ』
「アツシさんと一緒じゃないなら、ヤダ…行かない!」
そういって、ついには布団の中に潜り込んでしまった
117
:
K
:2012/04/11(水) 20:31:29 ID:???
『終わり次第、タカヒロのとこに行くから』
毛布越しにそう告げると
こんもりと盛り上がった物体がユラユラと揺れる
「それは、ムリ」
毛布越しのくぐもった声
『…どうして?』
「だってオレ、熱あるもん…だから、今日は休む!」
『熱?ほんとに…?』
「…うん」
唐突に告げられた理由に、半信半疑ながら
まるで小さな子供がするような言い訳に笑ってしまう
『じゃあ、ちょっと測らせて』
布団の中に手を差し入れると、タカヒロの額にそっと手をやる
『う〜ん…ないかな』
「ある!あるもんっ!」
苦笑いしつつ正直に告げると、ガバッと布団を剥いだタカヒロが
姿を現し、強い口調で言い募る
『じゃあ、体温計で測ろうか?』
「…ダメっ、それはダメ!」
オレが口にした「体温計」という言葉に焦った様子のタカヒロが
可愛すぎて、オレはとうとう笑い出してしまった
「…もぅ」
笑うオレとは対照的に、ぷうっと頬を膨らませるタカヒロ
その子供のような仕草とは裏腹に
タカヒロの身体には、昨夜オレが付けた痕跡が点々と散らばり
なんともいえない色香を放っている
『ほんとに熱があるのなら、調べないと…』
肌蹴た毛布からのぞくタカヒロの内腿にゆっくりと手を這わせ
昨夜、散々嬲った蕾の入り口をそっと撫でる
「んっ、やぁ…っ」
『うーん、まだ熱いね』
擽るように蕾の周囲を撫でていた指を
つぷっと襞の中に挿しいれて確認すると、襞の中はきゅうきゅうと
指を締め付けて放さない
『まだ中が濡れてるね』
「いや…んっ…」
襞の中を探りタカヒロのいいトコロを探し当てると
くちゅっ…と濡れた音が響き、トロトロと昨夜の残滓が滴り落ちる
『オレのが出てきちゃったね』
「んんっ、やだぁ…っ、アツシさん…っ」
タカヒロの白くて滑らかな太腿を少し強引に引き寄せ
脚の付け根にキュッと歯を立てるとタカヒロの身体がびくっと震える
『ねぇ、タカヒロ』
「んんっ…あんっ…」
額と額をこつんと合わせてタカヒロの潤んだ瞳を覗き込んで
甘く囁く
『熱があるなんて嘘ついちゃダメだよ…?タカヒロの具合が悪いと
オレも辛いんだからね…?』
すでにしっとりと汗ばむ額にチュッとキスをすると
タカヒロは睫毛をフルフルと震わせながら小さく呟く
「ん、ごめんなさい…」
『素直ないい子だね…じゃあ、こっちの熱はオレが下げてあげるからね』
118
:
K
:2012/04/11(水) 21:05:20 ID:???
タカヒロの内壁を穿っていた指をくちゅんっと引き抜くと
すでに硬く勃ちあがるオレ自身を蕩けた入り口にぬるぬると擦りつける
「やぁ…っ、もう…っ、いれ…て…っ」
タカヒロの可愛いおねだりに口元を綻ばせると
そのまま一気に貫いた
「ひっ…あ…っ、んんーっ!」
『…っ、締め付けすぎ…っ』
タカヒロの小さくて淡い色をした入り口にオレの怒張が卑猥な水音を立てて
抜き差しされる様にオレも更に興奮して激しく腰を揺すりたてる
「あぁ…っ、あん…っ、ダメ…っ」
『ダメ…?イイの間違いでしょ…?』
カリッと耳朶を甘噛みしながら囁くと
タカヒロが腕を伸ばしてオレの首にしがみ付いてくる
「…っ、はぁ…っ、あつ、しさん…っ」
『ん?』
「っ、わがまま、いって…っ、ごめんな、さい…っ」
息も絶え絶えにタカヒロが必死にオレに訴えてくる
その姿はあまりにも妖艶で美しくて、可愛くて…
オレの胸にどうしようもない愛おしさが込みあげる
『ねぇ、タカヒロ』
「あっ…あん…っ、んん…っ」
『愛してる』
胸に込みあげる想いを伝えた途端、情欲に染まった肉体が歓喜に震え
オレはその愛しい躰を強く抱きしめながらタカヒロの最奥に欲望を叩きつけた
それから…3回戦まで挑んだオレに付き合わされたタカヒロは
最後には意識を飛ばしてしまい、今は夢のなか
オレはタカヒロの身体を抱き込んだまま携帯を操作する
『あ、ヒロさんですか?アツシです…すみません、オレもタカヒロも
微熱があって…えぇ、はい…それで、病院寄ってから向かうんで
スケジュールずらしてもらっていいですか…?…いえ、それは…
はい、大丈夫です…はい、お願いします』
若干、不審げな声音のヒロさんに気付かない振りをして通話を切る
『さて…もう少し寝ますか』
穏やかな寝息を立てるタカヒロの身体を抱き寄せると
無意識にだろうオレの胸元に擦り寄ってくるタカヒロに
思わず笑みが零れる
『愛してるからね』
眠るタカヒロの唇にそっとキスを落とし、オレも目を閉じた
〜Fin〜
急遽のAT小話で、すみませんっ!
とにかく可愛いわがままを言ってAを困らせるTKを
書きたかっただけなんです…すみません(笑)
でも読み返してみるとただエロオヤジなAちゃんになっただけな気が(笑)
出来るだけ早いうちにMKTも更新しますのでまた宜しくお願いします!
119
:
名無しさん
:2012/04/11(水) 21:36:44 ID:???
K様、更新ありがとうございます。
MKTえちじゃなくても全然オッケーでした。
なんとATえちではありませんか!エロオヤジなAちゃん、ナイスです。
駄々をこねるT、めちゃくちゃ可愛かったです〜。
ふたりで仮病、笑っちゃいました。
次回のMKT、楽しみにお待ちしています♪
120
:
M
:2012/04/12(木) 22:32:37 ID:???
K様
ATKありがとうございます。
全然いいです。
可愛いくAを困らせるTK、大好きです。
そんなTKにメロメロのAちゃんも好きです。
エロオヤジなAちゃんも全然いいです(笑)
こんなお話し大好きです。
ありがとうございました。
嬉しくて、顔がニヤけてしまいました。
MKTKも楽しみにしています。
121
:
名無しさん
:2012/04/12(木) 22:34:37 ID:???
K様。更新ありがとうございます。
ATKも大好きな私にとっては嬉しかったです♪
あんなに可愛くTにわがまま言われちゃったら、Aちゃんもエロオヤジになっちゃいますよねw
MKTの方も楽しみにお待ちしています。
122
:
名無しさん
:2012/04/14(土) 00:17:35 ID:???
MKT感想書きそびれましたー。MKさん、作戦勝ち?
網張って獲物が入って来るのをじーっと待ってたような。。。いやいやいや、
優しさですね。
TK、やっと自分の気持ちに気付いたんですね。
MKさん、待ってた分、濃厚になるんでしょうかwww
無理に距離を縮めようとしなかったのが、良かったんですねー。
続きも楽しみにしてます。
ATもかわいかったです。
123
:
名無しさん
:2012/04/17(火) 18:21:33 ID:???
K様
更新ありがとうございます。
まさかのATK小話で、AT大好きな私にとってまるでサプライズのような(笑)
わがままなTはとてもエロ可愛いです!!鼻血が出そう程度ちょっとやばかったですw
エロ親父のAちゃんも最高w(オイ
でもAちゃんずるいですねwww
MTKもやっと終わるところですね、ちょっと寂しいけどすごく期待しています.゚+.(o´∀`o)゚+.゚
次回の更新、楽しみにしていますw
124
:
名無しさん
:2012/04/18(水) 10:45:38 ID:???
119様
コメントありがとうございます!
こっちの熱はオレが下げて〜がまさにエロ親父発言ですよね(笑)
自分で書いておきながら笑ってしまいました
駄々をこねるTはどちらかというとMK兄が相手のイメージですが
私の中でいまだに週刊のATツーショが現在進行形で萌えておりまして
久し振りに甘いのが書けたかなとほっとしてます
すっかりご無沙汰になってるMKTですが今日中に更新できそうですので
楽しんでいただけると幸いです
M様
コメントありがとうございます!
全然いいとのコメント、嬉しいです
ATに関してはなかなか甘いお話が書けなくてしんどかったのですが
週刊での萌えがいまだに書き手の脳内で続いておりまして(笑)
久し振りに甘い二人が書けてほっとしております
そしてそのお話をAT大好きなM様に読んでいただけて嬉しいです
冠番組だったりライブだったり、Tの新たな挑戦だったり…
そのたびに一喜一憂させられることも多くて色々な想いがあったりしますが
ここでは変わらず愛が溢れるATを書いていこうと思ってます
121様
コメントありがとうございます!
AT大好きでいらっしゃるんですね〜
ATに関しては思い入れも強い分、切ないお話になってしまうことも多いので
ひさしぶりに甘いお話が書けてほっとしています
Aはきっとメンバーに見せる顔とTの前で見せる顔って全然違う気がするんですよね
Tの我儘も可愛くてしょうがないって感じで全部聞いちゃいそうな気がします(笑)
先日の魂も二人並んでちょこちょこ喋ってるのにかなり萌えました
ご無沙汰になってるMKTも楽しんでいただけると嬉しいです
122様
コメントありがとうございます!
MKさんの作戦勝ちですね〜
優しくて包容力があって余裕で…あんな男性に堕ちない訳がない!って感じです(笑)
きっとMKさんはジリジリしてた部分もあったと思うんですけど(笑)
そこは見せない余裕がありそうですよね
大人な雰囲気が出せるえちを頑張って書いていきますので
楽しんでいただけたら嬉しいです!
123様
コメントありがとうございます!
突然のATK小話でMKTを待ってくださっている方には申し訳なかったんですが
楽しんでいただけたなら嬉しいです!
ATK大好きでいらっしゃるんですね〜
書き手も大好きです!
大好き故にリアルな二人にリンクして切なくなることが多かったんですが
久し振りに甘い二人が書けました(笑)
Aはずるい…そう思います!そのずるさがAの魅力なんですけどね(笑)
MKTも楽しんでいただけると嬉しいです
125
:
K
:2012/04/19(木) 15:27:15 ID:???
玄関の扉を開けたマキさんに促され先に部屋の中へと入ると
背後のマキさんにグッと腕を引かれ、いきなりのキス
「…んんっ」
オレの腰を抱く腕に力がこもり、オレとさほど身長差がないのに
オレよりも広い胸にすっぽりと包まれる
「…はぁ…っ」
唇へのキスから…頬、鼻、額へとちゅ、ちゅっと啄むようなキスが落とされた後
再び、唇がしっとりと重なり合う
「あ…っ、んんっ」
無意識に薄く開いた唇の隙間からスルッと入り込んでくるマキさんの熱い舌
くちゅ…っと卑猥な音を立てて舌と舌がしっとりと絡まり合う
キュッと歯を立てて舌を甘噛みされた瞬間、
甘い痺れが背筋を走り、膝からカクンっと力が抜けてしまったオレは
咄嗟に、逞しいマキさんの肩に縋り付いた
126
:
K
:2012/04/19(木) 15:52:17 ID:???
「はぁ…っ」
情熱的なキスにふぅ…っと熱い吐息を漏らすと
恥ずかしさのあまりマキさんの肩に額を擦りつけて俯く
耳朶にチュッと軽いキスを落としたマキさんが耳元で甘く囁く
『タカヒロのこと抱きたい…抱くよ…いい?』
「っ…」
直球のセリフにすぐに何も返せずにいると
次の瞬間、オレの身体がふわっと宙に浮いた
「ちょ…っ、マキさん…っ!?」
所謂、お姫様抱っこ
その不安定な体勢に焦るオレは、思わずマキさんの首筋にぎゅっとしがみつく
「マキさん…っ!?」
『とりあえず一緒に風呂入ろう』
にっこりと笑顔で告げたマキさんは、オレを抱いたまま足取りもしっかりと
バスルームへ向かった
127
:
K
:2012/04/19(木) 16:15:12 ID:???
ふたりで一緒にお風呂に入るのは、もちろん初めてのことで
背後からマキさんの腕にすっぽりと包まれた状態で
湯の中に身を沈めるオレは、さっきから緊張で身体が強張っている
(めっちゃ、恥ずかしい…っ)
ツアー中はライブ終了後それぞれシャワーを浴びたりするので
メンバーの裸はある程度、見慣れているけれど
こんな風にぴったりと触れ合うほどに近い距離にマキさんがいるのが
嬉しいのと恥ずかしいのとで顔が上げられない
「んっ」
背中にちゅ、ちゅっと落とされるキスにオレの身体がぴくんっと震える
『タカヒロ、緊張してる?』
「んん…っ」
マキさんの気遣うような優しい声音に応えるように
オレの腹に回されたマキさんの手をきゅっと握る
きっとオレの緊張が繋いだ手から伝わったのだろう
オレの緊張を解すように、きゅっと絡めた指先の一本一本に
マキさんがキスをしてくれる
『大丈夫だから』
耳朶に落とされる優しいセリフにオレはこくんと頷くと、ひとつ深呼吸をして
身体の力を抜いた
128
:
K
:2012/04/19(木) 19:23:46 ID:???
(あの〜、一応言っておきますけど…オレ、初めてじゃないからね?
ヒロさんと付き合ってた時は、もちろん大人の関係だった訳で…
だけどさ…グループのリーダーでもあり社長でもあったヒロさんは
それこそ常に忙しい人だったから、正直言うとそんなに経験数が
あったワケじゃない。 ただ一緒に寝るだけの日だって多かったし…
それこそ一緒にお風呂に入ったことなんて、片手で数えるぐらいしかないし
えっちだって、至って普通…というか、凄く気を遣ってもらってた気がする
オレ…大丈夫かな?マキさんがモテるのは知ってるし…過去の彼女の
何人かはオレも会ったことある…オレなんかでほんとにいいのかな?
期待ハズレだと思われて幻滅されたりして…オレ、下ネタキングとか
言われてるし、すっかりそんなキャラなイメージだけど、意外に…なんですよ)
そんな風に色々考えてたら、頭の中がグルグルしてきちゃって…
増々、緊張しちゃって…
無意識に心臓の辺りにギュッと拳を押し当てる
『…ヒロ、タカヒロ』
「っ…はい」
『…怖い?』
握りしめた拳をそっと握って、マキさんがキスをひとつ落としてくれる
「た、たぶん大丈夫…」
『ふっ、リラックスしてごらん…タカヒロが嫌がることは絶対しないから』
思わず噛んだオレにマキさんがふわっと笑って約束のキスを額に落としてくれる
マキさんの笑顔を見ながら、オレは本当の意味で身体の力を抜いて
マキさんの身体にゆったりと凭れかかった
129
:
K
:2012/04/20(金) 10:55:32 ID:???
「んっ、ふぁ…っ」
マキさんの大きな掌が、お湯の中でオレの太腿をやわやわと撫でながら
胸の突起に悪戯をしかけてくる
「あっ…ん…っ」
ツンと尖った胸の粒を長い指先でコリコリと揉まれると
それだけで甘ったるい声が漏れてしまう
『気持ちいい?』
「あんっ、やぁ…っ」
『ぷっくりしてきたね』
「やだぁ…っ」
赤く色づいた胸の突起をカリカリと引っ掻くように愛撫され
その甘く痺れるような刺激にふるふると首を振る事しかできない
130
:
K
:2012/04/20(金) 11:22:00 ID:???
オレの尻に触れるマキさんのモノは、すでに硬く勃ちあがっていて
(コレ、入るの…?)
俯くと、ちらちらと視界に映る想像を超えるその大きさに
さっきからドキドキしっ放し
『どうした?』
「う、ううん」
俯くオレの顔を心配そうに覗き込むマキさんに首を振ると
胸を愛撫していた方の手も湯の中へと沈み
首筋にキスを落とされながら双丘を揉みしだかれる
「は…ぁっ」
『んー、スベスベだな』
「ま、き…さ…ん」
『ほら、リラックスして』
131
:
K
:2012/04/20(金) 15:49:49 ID:???
「あ…っ」
マキさんの悪戯な手がオレの尻を掴んで、左右にぐっと開き
閉じられた蕾の周囲を擽るように撫でる
「あぁん…っ、や…だ」
『ねぇ、タカヒロ…ココにオレの太いの入れていい…?』
「あん…っ」
耳朶をぴちゃ…っと舐めまわされ落とされる甘い囁きに
背中がひくんっと震えてしまう
震えるオレの背中に宥めるようなキスをしながら
マキさんが尻の狭間に熱い怒張を擦りつけてくる
「んぅ…っ」
『どう?気持ちいい?』
「あっ、あ、んん…っ」
マキさんの硬いモノで敏感な蕾をユルユルと擦られる刺激にひどく感じてしまう
「やぁ…っ、ここで…する、の…?」
今にも襞の中に押し入ってきそうなほど猛々しい怒張に
期待と不安がない交ぜになって思わず涙目になる
『ふふっ、しないよ…タカヒロのココ、すげぇ狭いからたっぷり解してからね』
不安げなオレの表情に気付いたマキさんは
安心させるように笑顔でそう告げてから
前に回した掌で、勃ちあがりかけているオレ欲望をきゅっと握りこんだ
132
:
K
:2012/04/20(金) 16:01:50 ID:???
「あ…っ」
そのまま上下に扱かれながら、マキさんの指が蕾の中にくぷっと入り込んでくる
「んっ…やっ、やぁ…っ」
『大丈夫だから、力抜いてて』
二か所で同時に生まれる異なる快感に、オレの口から甘い悲鳴が漏れる
「やぁ…っ、あんっ、あ、ぁ…んん…っ」
襞の中を擦っていた指先が、感じるポイントを探り当て
オレの腰が無意識にゆらゆらと揺れ始める
『感じてるね…』
「んっ、やだ…ぁっ、ん、あ、あっ」
パシャパシャッと波打つお湯がだんだんと激しくなっていく
『このままイってごらん』
「んっ、ふぁ…っ、だめ…っ、だめっ、あ、あっ、あぁ…っ!」
目の前が一瞬白く染まったと同時にオレは身体を震わせて
お湯の中に欲望を吐き出した
133
:
K
:2012/04/22(日) 09:41:35 ID:???
達した余韻でくったりとするオレの身体は、マキさんに抱き上げられ風呂を出る
そして、マキさん愛用のバスローブに包まれて、そのまま寝室まで運ばれた
壊れ物を扱うように、そっとベッドに下ろされると
バスローブを脱がされ、一糸まとわぬ姿でベッドに組み敷かれる
『タカヒロ』
「んっ」
仕事の時とは明らかに違うマキさんの蕩けた甘い声で名前を呼ばれると
じわじわと体温が上がっていくのが判る
「あっ、あ…っ」
ちゅ、ちゅっ…と小さなキスをいくつも落としながら
首筋から鎖骨、そして臍の窪みへと唇が滑り落ちた後
太腿をぐっと掴まれ、左右に大きく割り開かれる
134
:
K
:2012/04/22(日) 10:32:57 ID:???
「やぁ…っ」
『こらっ、暴れないの』
身体の奥まで暴かれる恥ずかしい格好に、慌てて身を捩ると
あやすように太腿の内側を撫で上げられる
「だって…」
『ココ、ちゃんと解さないとダメだろ…?』
そういってマキさんの熱い眼差しに射抜かれると
慎ましやかに閉じられた蕾が無意識にひくんっと蠢くのを感じる
「あっ、やだぁ…っ」
ぴちゃっと蕾に濡れた感触を覚えた後、舌先が襞を擽るような動きをみせる
「だめ…っ、あ、あん…っ」
『痛いのイヤだろ…?』
羞恥にフルフルと首を振るオレに降り注ぐマキさんの宥めるようなセリフ
「うぅ…や、だ」
『じゃあ、いい子にしてな』
135
:
K
:2012/04/22(日) 10:48:29 ID:???
「ふぁ…っ、ん、んんっ、ひ…っ」
蕾の周囲をたっぷりと舐めまわされた後、
硬く閉じた蕾をグッと押し開くように濡れた舌先が潜り込んでくる
「や…っ、やだ…っ、あ、あん…っ」
濡れた舌が体内を出入りする生々しい感覚に
シーツをぎゅっと握りしめて耐えるのが精いっぱい
「んんっ…あ、あぁ…っ」
内壁を舌で蹂躙された後は、唾液のぬめりを借りて
マキさんの長い指先がずちゅっと押し入ってくる
「はぁ…っ、あ、んん…っ、もぅ…っ」
くぷっ、ぬぷっと淫らな水音を立てて襞の中を掻きまわされ
折り曲げた指先で感じるポイントを突かれると
オレの身体がびくびくっと大きく震えてしまう
「あっ、あ、もぅ…っ、だめぇ…っ」
『ココだろ…?気持ちいい…?』
「ん、んんっ、あん…っ、すご、い…」
『タカヒロの中、すげぇ熱い…』
136
:
K
:2012/04/22(日) 11:20:35 ID:???
耳朶に吹き込まれる熱い吐息に、強請るように腰が揺れてしまう
『そろそろかな…』
「んっ」
マキさんの呟きと共に襞を愛撫していた指がずるっと抜ける
そして足首を掴まれコロンっとひっくり返された
「ん…っ、マキさん…?」
強すぎる快感に頭がふわふわとしているうちに
お腹の下に枕を重ねて敷かれ
必然的に尻を高く掲げるような格好にされてしまう
「やぁっ、マキさん…っ!?」
『最初は後ろからの方が楽だろ…?』
そういってヌルヌルと怒張を擦りつけてくるマキさんに嫌々と首を振る
「いやっ、後ろ…やだ…っ」
『どうした?』
無意識に逃げを打つオレの顔を心配そうに覗き込んでくる
「顔が見れないの…っ、やだ…っ、怖いからイヤ…っ」
ポロポロと涙を零して泣きじゃくるオレに慌てたマキさんが
正面から抱きしめてくれる
「やだ…っ」
『あぁ、分かったから…そんなに泣かないの』
宥めるように眦にちゅっとキスを落とされ、仰向けに横たえられる
ほっと息を吐くと、大きく太腿を割り開かれた最奥に
マキさんの猛った怒張が宛がわれる
「…っ、ん、んんっ」
『力抜いて』
「ひっ…あ、あぁ…っ」
ずぶずぶと卑猥な音と共に呑み込まされて、
その大きさが苦しいけれど、なぜだか愛おしく感じる
137
:
K
:2012/04/22(日) 11:37:07 ID:???
「はぁ…っ、は…っ、ぁ、」
『痛い?』
気遣わしげなマキさんの言葉にふるふると首を振る
痛くはない、ちょっと苦しいだけ
『もうちょっとだから』
「ん、んぅ…っ」
マキさんが腰を小刻みに揺すりながら慎重に押し込んでくる
最後はぐっと押し込まれお互いの尻の肉がパンッとぶつかる音が響く
『全部入ったよ』
「はぁ…っ、お腹が…熱い」
『タカヒロの中もすげぇ熱くて、キツい』
オレの中のマキさんがドクドクと脈打つのを感じてそう漏らすと
額に汗を滲ませたマキさんもホッとしたような笑顔を向けてくれる
『ほら、見てごらん』
ホッとしたのもつかの間、尻をぐいっと上に持ち上げたマキさんに
繋がった結合部分を見せられる
「あ、」
『タカヒロの可愛い口がオレのを懸命に咥えてる』
「やだぁ…っ」
めいっぱい開かされたオレのソコがマキさんの黒々としたモノを
ぴっちりと隙間なく咥え込んでいる赤裸々な様子に
オレの顔がかあっと熱くなる
「もっ、やだ…っ」
『ふふっ、タカヒロはほんとに可愛いな』
羞恥のあまり激しく身を捩るオレにマキさんは楽しそうに笑う
138
:
K
:2012/04/22(日) 11:57:24 ID:???
恥ずかしさで涙目のオレの眦にちゅっとキスをしたマキさんが律動を開始する
「あ、あっ、あぁっ」
根元まで押し込み、ギリギリまで引き抜く激しい抽挿を繰り返す
「ふぁ…っ、あん、あっ、やぁ…っ」
力強く激しい腰遣いにオレの口からは甘い喘ぎ声が迸る
「あ、あぁっ、やっ、あ、んん…っ」
『タカヒロ…っ、タカヒロ』
触れられていないオレのモノからはトロトロと透明な蜜が滴り落ちて
フルフルと震えている
「ひっ、やだ…っ、だめ…っ、もっ、あぁ…っ」
深く抉られ奥の感じるポイントを激しく擦られると
腰の奥がじんじんと痺れる
「あ、あっ、あぁ…っ、もぅ…っ、い、く…っ、あ、あぁ……っ!!」
目の前が真っ白に染まった瞬間、マキさんがくっと呻くのが微かに聞こえ
自分の欲望を吐き出したのと同時に
身体の奥深くがマキさんの熱でたっぷりと濡らされていくのを感じながら
オレは意識を飛ばした
『愛してるよ』
ぎゅっと抱きしめられそう囁かれたのは果たして夢の中でのことだったのか
…それとも
139
:
K
:2012/04/22(日) 12:22:42 ID:???
首筋に感じるくすぐったいような、むず痒いような感覚にふっと目を開ける
『あ、起きた?』
背後から掛かる声にくるっと身体を反転させると
マキさんと正面から向き合う
『どこか痛いところない…?』
「…っ」
マキさんの気遣わしげなセリフに昨夜のことを思い出して
頬がかぁっと熱くなる
『あれっ、照れてる…?』
「っ…照れてない…っ!」
からかうようなセリフに思わず強い口調で返すけど
マキさんは楽しそうに笑ってるだけ
『オレ達、えっちしちゃたもんね〜』
「もう、マキさん…っ!」
恥ずかしくてマキさんの腕をバシッと叩くオレにマキさんが甘く囁く
『なぁ、だいすけって呼んで…?』
「えっ?」
『ずーっと「マキさん」だろ?これから二人きりの時は、名前で呼んで欲しいな』
マキさんの可愛いお願いに、オレはちょっと緊張しながら口を開く
「だ、だいしゅけ…」
『ははっ、噛んだ(笑)』
「むぅ…もう言わないっ!」
『ごめん、ごめん…もう一回!』
拗ねて背中を向けるオレの剥き出しの肩にキスを繰り返しながら
マキさんが慌てて謝ってくる
140
:
K
:2012/04/22(日) 12:43:06 ID:???
「だいすけさん、好き…」
名役者ばりに潤んだ瞳で上目遣いに告げた途端
さっきまで余裕の表情だったマキさんの顔が朱に染まる
『あー、ヤバい、ソレ』
先程からオレの太腿に触れるマキさんのモノがぶるっと大きく震えるのが判る
「マキさん…!?」
焦るオレをよそにマキさんは勃ちあがりつつあるモノで
さんざん嬲られた蕾をググッと突いてくる
「あん…っ」
『あー、もう一回だな…さっきは泣いて嫌がってたバック…トライしてみる?』
妖しく煌めく悪戯っ子のような瞳に絡め取られると拒絶もできない
『タカヒロ、愛してるよ』
優しげに細められた眼差しで甘く告げられる
あぁ…やっぱり夢じゃなかったんだね
触れる肌からマキさんの愛情がじわりじわりと流れ込んでくるのを感じながら
オレも目の前の誰よりも大事な愛おしい人に告げた
「だいすけさん、愛してます」
〜Fin〜
どうしようもなく長いお話になってしまい、すみませんっ!
なんだか読んでいただくのも申し訳なく感じるぐらい長い…(汗)
最後までお付き合いくださった方々には感謝の気持ちでいっぱいです
えちでこんなに引っ張るのもひとえに文才の無さの気がしますが(苦笑)
こんな書き手にいつも付き合ってくださる読み手の皆様、ありがとうございます!
次は…Aの誕生日ですかねぇ…その前にもう一本書けたら…更新します!
141
:
名無しさん
:2012/04/22(日) 21:50:43 ID:???
K様、更新ありがとうございます。
えちであんなに引っ張ってくださって嬉しかったです!
文才が無いなんてとんでもございません。
なんて素敵なえちワールド・・・。
MKTのTはホントに可愛いです。
バックを怖がるのとか、「だ、だいしゅけ」って噛んじゃうとことか。
MK兄がTを愛してるのが伝わってくるような素敵なえちでした。
変態な私にはたまらないお話でした。やっぱりK様のお話、大好きです!
次回の更新、楽しみにお待ちしています♪
142
:
M
:2012/04/22(日) 23:23:25 ID:???
K様
MKTKのエチなお話しありがとうございました。
こんな可愛いTKのエチなら、ずっと読んでても飽きないです(笑)
長いの大歓迎です♪
文才ないなんて、とんでもないですよ。
ずっと読ませて頂いてますが
K様のお話は私には無くてはならないものになってますし
K様のTKが大好きで、私まで恋しています(笑)
最近の放浪には、翻弄されてとても辛い時があります。
Aが中/国に行って、放浪もTV出演すらなくなり
一番のシワ寄せがTKのようで私にはとても辛いです。
リアルTKの事を心配しています。
TKにはキラキラの笑顔でいて欲しいです。
こちらのK様のお話しの中で
可愛いTKが読めるのが癒やしになってます。
是非K様の可愛いTKをこれからも読ませてくださいね。
K様の無理のない範囲で、
亀更新でも全然構いません。
ゆっくり待ってます。
お話しありがとうございました。
143
:
名無しさん
:2012/04/23(月) 00:33:44 ID:???
K様。MKTKの素敵なえちありがとうございます♪
MKさん最後まで優しかったですね。
TKの潤んだ瞳で上目遣いで「まきさん…好き」って言われたら、もう…。ね//
K様の書かれるTKは本当に可愛くて大好きです。
新しいお話、K様のペースで無理なさらずに更新してくださいね。楽しみにお待ちしています。
144
:
優羽
:2012/04/25(水) 01:09:07 ID:???
MKさんはエロくてもかっこいいし
Tはかわいいくせに色っぽいし☆
お似合いすぎるカップル(*^^*)
無事結ばれてよかったです。
目薬の新CMもまた二人ですね。
T一緒がいいって駄々っ子だったんじゃないかな(^^)
書き手様ありがとうございました。
また甘々なお話よろしくお願いします☆
145
:
K
:2012/04/27(金) 14:52:50 ID:???
141様
コメントありがとうございます!
土星の頃から、読んでくださっている141様には
いつも寛大な心で、長々としたえちも受け入れてくださり(笑)
書き手としては、感謝の気持ちでいっぱいです!!
MKTのTはほんとに可愛いですよね…
Tに向ける愛情あふれるMK兄の眼差しや、歌のときに必ずMKさんを
目で追うTKとかリアルに萌えネタをいっぱい落としてくれるMKTが
大好きなので、そのイメージでいつも書いています
昔からMKさんはTKのことを可愛がってくれてますよね
あと、目薬もまた二人なんですよね〜
最近、二人の間にHさんが入ってきてたので(笑)久し振りのMKTに
テンションTKです(笑)
M様
コメントありがとうございます!
長いえちでしたが(笑)最後まで飽きずに読んでいただいたとのこと
書き手もほっとしております(笑)
TKに関しては色々とありますね…
夏季限定のプロジェクトに関しても嬉しい気持ちももちろんありますが
もっともっとATKが見たい!って本音ではあります
ほんとに一喜一憂させられることが多い中、ここでは笑顔いっぱいに
させてあげたいと書き手も思っています
AやMKに愛されるTKをこれからも頑張って書いていきますので
M様にも楽しんでいただけると幸いです
143様
コメントありがとうございます!
MKさんはほんとに優しいですよね〜
TKに注がれる愛情あふれる眼差しが何よりも大好きな書き手です
そしてTKの上目遣いは最強だと思います!
あのクリクリの目で告白されたら落ちないメンバーはいない!
そう断言できるぐらいに(笑)
これからも頑張って書いていきますので宜しくお願いします
優羽様
コメントありがとうございます!
MKさんはエロかっこいい!←まさにそうですね!
優しくてエロくて…最高の恋人だと思います
書き手の勝手なイメージですがMK兄は顔も性格も美人なら
性別は気にしないタイプだと思ってるので(笑)TKの可愛さと色気には
メロメロだと思います
目薬は二人きりですね〜最近、Hさんが入ってきて3人が多かったので
久し振りに二人きりのCMにテンションTKになりました(笑)
「Mさんと一緒がいい!」駄々っ子TK…可愛すぎる…
次回のMKT、ぜひこのネタで行かせてもらおうかと思ってます!
次の更新はAT小話です
ですが…今回のお話は、例の週刊誌ネタがベースです(笑)
だからといってTKが女性と絡むような内容では全くないですが
そういうネタを不快に感じる方も中にはいらっしゃると思いますので
前もってお知らせしておきます
ちなみにお話の内容としては「例のガセ報道にAちゃん怒る〜」の巻です(笑)
あくまでもATのお話ですが苦手な方はスルーでお願いします
K
146
:
K
:2012/04/27(金) 15:21:38 ID:???
可愛いキミと心配性なオレ 〜AT〜
『遅れてしまってすみませんっ!!』
自宅マンションの地下駐車場
迎えの車を待つことすでに30分が過ぎ
ひとり佇むオレの前に、車が滑り込んできて
マネージャーが慌てた様子で車から飛び出てくる
『なにかあったの?』
『い、いえっ、なにも…』
額に汗を浮かべ、疲労を滲ませるマネージャーに訊ねると
激しく首を振って否定する
『ほんとに…?何かあったんじゃないの?』
『何にもないですっ!』
必死に否定するその様子を不審に思いつつ、車に乗り込むと
助手席に無造作に置かれている週刊誌にふと目が留まった
『なに、コレ…』
『あっ、これは…っ』
慌てて雑誌を片付けようとするマネージャーより一瞬早く、手を伸ばすと
週刊誌の表紙に躍るタカヒロの名前が目に飛び込んでくる
「アイドルとの熱愛」そのいかにもな内容に思わず眉間に皺が寄る
147
:
K
:2012/04/27(金) 16:41:17 ID:???
『なに、コレ…?』
『あ、あの…アツシさん』
眉間に皺を寄せたままページを捲るオレに、マネージャーが遠慮がちに声を掛けてくる
雑誌から顔を上げ、マネージャーをちらっと見遣ると
オレはよほど恐い顔をしていたんだろう
びくっと怯えたような表情のマネージャーが恐る恐る口を開いた
『あの…』
『…ちょっと待ってて』
マネージャーの言葉を素早く遮ったオレは携帯を取り出すと
登録されているタカヒロのマネージャーに電話を掛ける
『オレだけど…悪いけど今すぐ、事務所に戻ってきて…
え?…いいから、早く!…絶対にタカヒロには気付かれないようにね』
オレからの突然の電話に戸惑いを隠せない様子のマネージャーに
一方的に告げて通話を切ると、ふぅ…と大きく息を吐き出し後部座席にゆったりと凭れかかる
『事務所に向かって』
『えっ!?でも…アツシさん、レコーディングが…』
『いいからっ!』
『は、はい…っ!』
有無を言わせない断固とした口調で運転席のマネージャーに告げると
そのまま目を閉じる
目蓋の裏に浮かぶタカヒロの笑顔
今日は新しいプロジェクトのレコーディングだと楽しみに出ていったのに…
今回の件を知ったら、責任を感じて胸を痛めるだろう
あの可愛い笑顔が悲しみに曇るところは見たくない
(オレが守るからね)
今朝、オレの腕の中であどけない顔を晒して
穏やかに眠るタカヒロの寝顔を思い出しながら強く誓った
148
:
K
:2012/04/27(金) 17:13:38 ID:???
〜一時間後〜
『コレ、どういうこと!?』
『ほんとに、すみませんっ!!』
握りしめていた雑誌をテーブルの上にバンッと放り投げると
その音にビクッと肩を震わせたマネージャーが慌てて頭を下げる
『コレ、オレと一緒にいた日だよね…?』
写真に映るタカヒロを指して訊ねるとマネージャーが縦に首を振る
そう、あの日…
オレとタカヒロは久し振りのオフを家でまったりと過ごしていた
そしたら、タカヒロの自宅に実家から荷物が届いていることが判って…
それを取りに行ってくると言ってタカヒロが出かけていったんだ
ほんとならオレが一緒についていく予定だったんだけど
仕事の電話が掛かってきて、急遽スタジオに顔を出さなければいけなくなって…
「オレひとりで大丈夫」笑顔で告げるタカヒロに
『必ずマネージャーと一緒に行って』…そうお願いしたのをよく覚えている
『なんで一緒に部屋まで行かなかったの?ちゃんとついてれば
こんなの撮られなかったはずでしょ?』
『すみません…』
『アツシ、そろそろ勘弁してやれ』
項垂れるタカヒロのマネージャーを前にして、いまだ腹立たしさの収まらないオレに
ずっと黙っていたヒロさんが苦笑しながら告げる
『この件に関しては、こっちですべて対応するから』
心配するなと余裕の顔を見せるヒロさんに、もうひとつ気にかかっていたことを訊ねる
『タカヒロは…?もう、知ってるの?』
『いや、今朝からスタジオに籠ってるからな…まだ知らない…
終わったら、こっちに来てもらってオレから説明するから』
『じゃあ、オレも一緒に…』
タカヒロが心配でそう提案するオレにヒロさんがきっぱりと告げる
『アツシも今日はレコーディングだろ?サボるなよ』
結局、後ろ髪を引かれつつオレは渋々、レコーディングへと向かった
149
:
K
:2012/04/27(金) 17:38:51 ID:???
タカヒロのことで頭がいっぱいのオレは、レコーディングも散々な調子で
キャプテンにも今日は帰ってゆっくり休むように促され、落ち込んだ気持ちのまま
予定よりも随分早く自宅へと戻ってきた
『ただいま』
玄関のドアを開けてポツリと呟くと、ふわっと鼻を擽る美味しそうな匂い
(え…タカヒロ?)
まさかタカヒロの方が先に帰ってきているとは思っていなくて
慌てて靴を脱いでいるとリビングへと続くドアの隙間から可愛い顔が
ひょっこりと覗いた
「あれっ?アツシさん…?」
『タカヒロ…』
「びっくりしたぁ…音がしなかったから帰ってきてるの気付かなかった」
たった半日離れていただけなのに、タカヒロの顔を見るとこんなにも
胸が締め付けられるようになるのはなぜ…?
「アツシさん、おかえりなさい」
ありふれた日常のセリフ
なんてことはない言葉だけど、おかえりなさいと笑顔で告げるタカヒロに
無性に愛おしさが募り、その身体をぐっと抱きしめる
「アツシさん…?」
『ごめんね』
「えっ?」
『守ってあげられなくてごめんね』
タカヒロの耳元でそっと囁くと、腕の中のタカヒロがぴくっと震えた
150
:
K
:2012/04/27(金) 18:04:42 ID:???
「オレの方こそ、ごめんなさい…みんなに迷惑掛けちゃって」
『タカヒロは何も悪くないでしょ』
オレの腕の中でポツリと呟くタカヒロの頬を両手でそっと包んで
唇にちゅっとキスを落とす
『それにしても帰ってくるの早かったね…』
タカヒロの背中をゆっくりと撫で擦りながら訊ねると
オレの首筋に顔を埋めたタカヒロが小さな声で答えてくれる
「ヒロさんが、アツシさん落ち込んでるだろうから早く帰ってやれって」
『そっか…』
さすがはヒロさん
オレの性格を知り尽くしている
「アツシさんこそ…早かったですね」
顔を上げたタカヒロが不思議そうに訊ねるのに思わず口ごもる
『あぁ…まあ、ね』
「レコーディングどうでした?」
『うん、そうだね…まあまあ、かな…』
実際はボロボロだったにも関わらず、言葉を濁すオレに
勘の鋭いタカヒロが気付かない訳がない
それでもいつも通りの笑顔で「ご飯食べましょ?」とオレに話しかけるタカヒロに
オレも微笑み返すと、タカヒロの腰を抱いてリビングへと向かった
151
:
K
:2012/04/27(金) 19:11:27 ID:???
『タカヒロ、こっちおいで』
夕食後、キッチンで洗い物をするタカヒロに声を掛けると
エプロンを外したタカヒロがソファに座るオレの隣へと腰を下ろす
『そっちじゃなくて、こっち』
「え…」
膝をポンポンと叩いて促すと、オレの意図に気付いたタカヒロの頬が
うっすらと赤く染まる
『ほら、おいで』
「もう…」
少し強引にタカヒロの身体を膝の上に乗せると
照れ臭そうなタカヒロがオレの首筋にぎゅうっとしがみ付いてくる
『はぁ…』
身体に感じる心地良いタカヒロの重み、そして鼻先を擽るタカヒロの匂いに
何度目かの溜息を吐き出すと、クリッとした瞳のタカヒロがオレの顔をそっと覗き込んできた
「アツシさん、大丈夫?…疲れてる?」
『いや、大丈夫だよ』
オレを心配するタカヒロに安心させるように微笑んで
サラサラの髪を指先で梳くように撫でる
「でも…さっきから溜息ばっかり」
『それは…ちょっと落ち込んでるから』
「…どうして?」
『オレが一緒についていってればな…って』
今日、タカヒロのマネージャーに対してあれだけ厳しく責め立てたオレだけど
何より腹が立っているのはマネージャーでもない自分自身に対してだ
『あの時、オレが一緒だったら、こんなことにはならなかったのに…』
「オレは大丈夫だから、そんなに自分を責めないで」
タカヒロの手がオレの背中をぽんぽんと慰めるように撫でてくれる
152
:
K
:2012/04/27(金) 20:25:27 ID:???
(アツシさん、めっちゃ落ち込んでる…)
オレの耳元を掠めるアツシさんの溜息は先程から数えてすでに4回目
オレ自身、今回の件に関しては事実ではなくても
結果的にメンバーやスタッフに迷惑を掛けてしまい、多少なりとも落ち込んでいた
でも、アツシさんの凹みっぷりを目の当たりにしていると
自分のことなんてあっさりと吹き飛んでしまう
今だってほら、向かい合わせにアツシさんの膝に座るオレの胸元に
グリグリと頭を擦りつけるようにする仕草が可愛くって笑みが零れる
「アツシさん、いい子いい子…元気だして?」
小さな子供を褒めるように、めっきり伸びてきた髪の毛を撫でていると
オレの胸元に伏せていた顔を上げたアツシさんがオレをじっと見上げてきて
何か言いたげな表情をみせる
「…アツシさん?」
『タカヒロ』
「ん?」
小首を傾げて訊ねると、さっきまで落ち込んでいたアツシさんの瞳が
一瞬にして熱を帯びたものへと変化する
『ねぇ、タカヒロ…もっと甘やかしてくれる?』
「ふふっ、いいですよ」
いつになく甘えてくるアツシさんが可愛らしくて
肌蹴たシャツからのぞく胸のタトゥーにそっと口づけた
153
:
名無しさん
:2012/04/27(金) 22:20:56 ID:???
K様
更新ありがとうございます!
最後素敵なえちを見ることができて、超幸せですvvv
K様のお話もエッチも大好きで、何度読み返しても飽きないです。
だから個人的には、長文大歓迎ですけど(笑)
ATKの展開もすごく楽しみにしています!
落ち込んでるとTKに甘えてくるAちゃん可愛い〜(爆笑)
夏になると、TKのバンドも始まるんですね。
ATKが一緒ではなく、ちょっぴり残念だけど、バンドメンバーはTKへのお姫様扱いがあるかも(?)という期待があります(笑)
バンドのスキンシップって、いつも萌えるんですねw
バンドプロジェクトの時、MK兄さんやAちゃんは絶対やきもちを焼くと思ってますwww(おい)
書き込み長くなっちゃってすみません(汗)
次回の更新、楽しみにしています★
154
:
M
:2012/04/30(月) 23:11:45 ID:???
モバのTKのバ○日誌に
西○ライブ最終日、Aの誕生日の事を書いてましたが
「これからも隣りで歌わせてください」には
切なすぎて涙が流れました。
TKもいろいろ不安な気持ちを
抱えているのかな・・・と思うと辛いです。
相方のはずのAが
中/国へ行ったり、個人活動が多くて
心が通じあってるのか不安に思います。
TKの思いが通じるように、一緒に唄っていく為にも
しっかりとした絆で結ばれていて欲しいです。
こちらのAは、TKを独占したい
ヤキモチ屋さんで可愛いですね。
こんなAちゃん好きです。
続き楽しみにしています。
155
:
K
:2012/05/01(火) 10:11:30 ID:???
153様
コメントありがとうございます!
えち大好きだと仰っていただき嬉しい限りです!
長文大丈夫でしたか?
最初の時点ではまさかここまで長くなるとは思わなかったんですが(笑)
最後までお付き合いくださり、ありがとうございました!
甘えるAは書き手も大好きです
Aは基本穏やかで優しい印象ですが、特にTにだけは色々な表情を
見せているんじゃないかなぁ〜と思います
Tバンド、書き手も楽しみです!
お姫様扱いされるでしょうね(笑)きっと
そこから嫉妬するAやMK兄でまた小話作れるかも…なんて期待してます(笑)
ライブでは色々萌えが満載だったようで、しばらくテンションTKになりそうです
続きも楽しんでいただけると幸いです
M様
コメントありがとうございます!
日誌は泣けますね…
Tはすごい謙虚ですが、自分の気持ちを精一杯、Aに伝えていますね
隣で…という一言が何よりもTの気持ちを現していて切ないですが
でもきっと、それはAにも伝わっていると思います!
色々と個人活動も多かったりしますが、でも週刊ときの二人の様に
きっとふたりは見えないところでいつも以上に一緒にいるんじゃないかと
それぞれ忙しい分、今まで以上に一緒にいる時間を大切にしてるんだろうと
書き手も信じています
その証拠に(笑)ライブでは色々と萌えが満載のようで…
書き手も最近はかなりテンションTKです(笑)
普段は穏やかで誰に対しても優しい印象のAですが
きっとTに対しては人一倍、嫉妬するし甘えんぼうだと思います
続きも楽しんでいただけると幸いです
156
:
K
:2012/05/01(火) 10:25:10 ID:???
『ほらっ、オレの肩にしっかり掴まって』
「やだ…っ、これ、できな…っ」
ソファに深く腰掛けるオレの身体を跨いだ格好のタカヒロが
潤んだ瞳で不安げにオレを見つめる
『オレのこと、甘やかしてくれるんでしょ…?』
「あぁ…っ、だめぇ…っ」
目の前に色づく美味しそうな胸の粒をカリッと甘噛みしてから
舌でねっとりと舐めあげると、タカヒロの口から甘い悲鳴が零れ落ちる
「んっ、ふぁ…っ、やぁ…ん」
ぴちゃ…っ、ちゅぷ…っと乳頭の周りを舐め、硬く尖った胸の粒を
口の中で転がして愛撫する
『ほら、オレの握って?』
隆々と勃ちあがり、すでに先走りで濡れるオレ自身を
タカヒロの手にきゅっと握らせると
その大きさに、一瞬怯えたようにびくんっと身体を震わせるのがなんとも可愛らしい
『タカヒロが自分で入れてごらん…?』
「あんっ」
まだ窄まったままの蕾に、ひたっと怒張を押し当てると
先走りでヌルヌルと擦りつけるように腰を動かす
「やぁ…っ、あん…っ」
タカヒロの綺麗に括れた腰をグッと掴んで
ぬぷ…っと先端を潜り込ませると、すぐに引き抜く
「やぁ…っ、それ、しな…っで」
『なぁに?』
157
:
K
:2012/05/01(火) 11:04:25 ID:???
いやいやをするように首を振るタカヒロの耳に意地悪く囁き
浅いトコロで抜き差しを繰り返すと
タカヒロの腰がもっと、というように無意識に上下に揺れ始める
「あっ、あ、ちが…っ、もっ…と」
『ダメだよ…タカヒロが自分で入れなきゃ』
タカヒロの滑らかな尻を揉みしだきながら囁くと
舌足らずの甘えた声がオレの耳に注ぎ込まれる
「んっ、すべる、から…っ、はいんな…っ、も、やだぁ…っ」
『んー?出来ないの…?』
「ん、できな…っ、ちょう…だい、おっきいの…っ、ほし…」
オレの首筋にぎゅっとしがみ付いたタカヒロが懸命に訴える
『どこに欲しいの?ちゃんと言って…?』
「オレのココに…」
とうとう涙をポロポロと零し始めたタカヒロの眦にちゅっとキスをして
甘く訊ねる
『タカヒロのソコ、どうなってる…?教えて?』
するとタカヒロが恐る恐るといった感じで指をソコへと伸ばしていき
繋がっている場所へとそっと触れる
「んっ」
『どうなってる?』
「あんっ、すご…い、はいって、る…っ、」
水分をたっぷりと含んだ大きな瞳でオレを見上げ
たどたどしく伝えるタカヒロは最強に可愛くて
この可愛い恋人と出会わせてくれた運命に感謝したくなる
『もっとおねだりしてごらん…?』
「ん…っ、あ、あの、ね…もっとおっきいの、奥まで…ちょうだい?」
その可愛いおねだりに、タカヒロの腰をぐっと引き寄せると
奥まで一気に貫いた
「あ、あっ、あん…っ」
足首をグッと掴み肩に乗せると、体重を掛けてタカヒロの身体を
くの字に折り曲げる
「やぁ…ん、もっ…あ、あっ、すご…っ」
『苦しくない…?大丈夫…?』
タカヒロの身体に負担の掛かる体勢に心配になりながらも
オレは激しく腰を動かし、タカヒロのいいトコロを探し出す
「あっ、ソコ…っ、やぁ…っ、だめ…っ」
『ココ、気持ちいい…?』
「あ、あっ、ふぁ…っ」
『…っ、タカヒロ、締めすぎ…っ』
タカヒロの感じるポイントを集中的に責めると、オレのモノがぎゅうっと
引き絞られるように襞の中が蠢く
「んっ、もっ、もぅ…っ、アツシ…さ、…っ、ない…っ」
『んー?』
タカヒロの中の熱くて心地いい感触を堪能していると
タカヒロが涙目でオレをじとっと睨んでくる
『どうしたの?』
「さっき…の、アツシ…さん、可愛かったのに…っ、あん…っ」
『はは…っ』
タカヒロの可愛らしいセリフに思わず笑ってしまうと
タカヒロにますます睨まれてしまう
158
:
K
:2012/05/01(火) 11:27:39 ID:???
「もっ、アツシ…さん…っ、アツシ、さ…んっ」
『タカヒロ』
懸命にオレの名前を呼びながら、オレにぎゅうっとしがみ付いてくる
腕の中の愛おしい存在にオレの胸も熱くなる
「あつし…さん…っ、あ、あっ、もっ…いく…っ、いっちゃ…」
『オレのをいっぱいあげるからね』
ぐちゅ…っ、ぬちゅ…っと卑猥な水音を立てる襞を
激しく擦りあげながらタカヒロに口づける
「あっ、い…く…っ、いっちゃ…っ、あ、あっ、あぁ――…っ!」
限界まで膨らんだオレのモノがどくんっとタカヒロの中で弾けた瞬間
オレの腹筋に擦られていたタカヒロのモノからも白濁が飛び散る
「あ…っ、ふぁ…っ、はぁ…っ」
『タカヒロ大丈夫…?』
いまだ達した余韻でぴくぴくっと身体を小さく震わせるタカヒロの背中を
宥めるようにゆっくりと撫でていると
腕の中のタカヒロがじとっとオレを見上げてきた
「やっぱりアツシさん可愛くない…意地悪だ」
むぅと唇を尖らせて拗ねるタカヒロが可愛くて、オレはやっぱり笑ってしまう
「さっきは落ち込んでて可愛かったのに…」
ぶつぶつと呟くタカヒロの頬に宥めるようにキスを落とす
『オレは可愛くなくていいんだよ…タカヒロが可愛いんだから』
耳朶に甘く囁いたセリフに
もぅ…と照れたように頬を膨らませるタカヒロはやっぱり可愛くて…
オレはタカヒロの身体を抱きかかえると、再びその可愛い躰を堪能すべく
寝室へと向かった
〜Fin〜
遅ればせながらAちゃん、誕生日おめでとう!
毎年、誕生日更新出来ずにごめんね…ですが
とりあえず誕生日小話も更新します、近々(笑)
こうして毎年変わらず一緒にいる二人をお祝い出来る事に感謝しつつ
これからも大好きな二人の幸せを願っていきたいです
読んでくださった方々、ありがとうございます!!
159
:
名無しさん
:2012/05/01(火) 15:57:49 ID:???
K様、更新ありがとうございます。
とても素敵なATえち、K様の文章からふたりの様子が脳内変換できそうです。
Tライブでは虫の事を「虫さん」なんて可愛い事言っちゃって、
Aちゃんに「そんな事言わなくても可愛いから」なんて言われてたそうですね!
私も「これからも隣で歌わせてください」には泣けました・・・。
本当はATふたりでもっとたくさん歌ってくれるのが一番ですが、
夏期限定プロジェクトも楽しみです。Tの歌声が聴けるだけで嬉しいです。
新曲も出ますしね。どんな歌なのかわかりませんが楽しみです。
誕生日小話、お待ちしています♪
160
:
K
:2012/05/02(水) 13:39:22 ID:???
159様
コメントありがとうございます!
Tの「虫さん」発言は可愛いですよね〜
そしてAの「そんなこと言わなくても可愛いから…」発言(笑)
Tを可愛いとサラッと言ってしまうAちゃんが素敵すぎます!
あと、週刊もよかったです!
お弁当を食べるAの向かい側に座ってその様子を見つめるTが可愛かった!
なにをするでもなく常にAのそばにいるのかなぁ…なんて想像しちゃいました(笑)
Tの発言はATファンにとっては切ないですよね…
普段とても謙虚なTは時々こうして胸のうちをポロッとさらけだしてくれますよね
しかも絶妙なタイミングで…
変わりゆくモノの中で、それでもTのAを想う気持ちは今も昔も変わらないんだと
しみじみ感じさせられます
個人的にはTのプロジェクトも嬉しいです…でもそれもATという居場所が
変わらずあることが限定ですよね
どんな形になってもATは今も昔も変わらず二人一緒…それぞれの活動が
増えても、それでも帰る場所は同じ…そう信じて願わずにはいられません
なんだかしんみりしてしまいましたが(笑)これからもぜひ、AT愛に溢れた
この場所も可愛がってくださると幸いです
いつもありがとうございます!
161
:
K
:2012/05/02(水) 13:50:05 ID:???
4・30 〜AT〜
________________________
アツシさん、仕事終わったら急いで帰ってきてくださいね
ご馳走つくって待ってます
タカヒロ
________________________
仕事終わり、携帯を開いてみれば
愛しいタカヒロからのメールにオレの口元が無意識に綻ぶ
4月30日
今日はオレの誕生日
昨夜はライブでメンバーやスタッフ、そしてファンに盛大に祝ってもらった
そして今日はふたりきりでの誕生日会
タカヒロが張り切って、夕食をつくってオレの帰りを家で待っている
メールと一緒に添付されていた画像には
ケーキを作っている最中だったのか、ボールと泡だて器を手に抱え
白いクリームを頬につけて笑顔をみせる可愛いタカヒロが写っている
『ふふっ、可愛すぎでしょ』
写メを見ながら思わずニヤけてしまうオレは
傍から見ればただの怪しい人に違いない
『待ってて。今から帰るよ』
携帯の中のタカヒロにそっとキスをして、オレは事務所を後にした
162
:
K
:2012/05/02(水) 14:07:08 ID:???
家に帰り着くと、美味しそうな料理の数々が
テーブルいっぱいに並べられているのが目に飛び込んでくる
タカヒロは…?とリビングのソファを覗き込むと
オレの帰りを待ちくたびれたのか
エプロンを着けたままソファに横になり、穏やかな寝顔を晒していた
『ごめんね、遅くなって』
綺麗な形をした額にチュッと口づけ
その髪を飽きることなく指先で梳きながら、あどけない寝顔を眺める
一昨年より去年、そして去年より今年…忙しさは確実に増している
ましてや今年は個人活動に費やす時間も更に増えて
寂しい想いをさせてしまっているのに
オレの誕生日にはこうして一緒に過ごすことが出来て
神様に感謝したい気分だ
『…そろそろ起こさないとね』
スヤスヤと気持ちよさそうに眠っているタカヒロを起こすのは
少しばかり可哀想だけれど
このままじゃ、せっかくの料理が冷え切ってしまう
『タカヒロ』
身体を丸めて眠るタカヒロを起こそうと名前を呼びかけ
そっと手に触れると、無意識に握り返してくるタカヒロの手
その無意識の仕草に、胸が温かくなるのと同時に
もう少しだけその温もりを感じていたくて
5分だけ…そう自分に言い聞かせてゆっくりと目を閉じた
163
:
K
:2012/05/02(水) 14:21:28 ID:???
「あーーーっ!!」
耳元で轟く悲鳴にびくっと震えて、パチッと目が開く
「アツシさんっ!アツシさん!」
『う…ん、タカヒロどうし…』
「起きてくださいっ!いま、何時ですか…!?」
肩を激しく揺さぶられながらタカヒロに時刻を訊ねられ
腕時計を確認すると針は12時15分過ぎを指している
『え……と、12時15分かな…』
そう告げるとタカヒロの顔が一瞬にして泣きそうな表情へと変わる
「過ぎてる!過ぎちゃった!」
『…へ?』
「どうして起こしてくれなかったの…!?」
『…いや、よく寝てたから』
なぜ怒られるのかよく判らず正直に告げると
タカヒロが唇をきゅっと噛み締めて俯いてしまう
164
:
K
:2012/05/02(水) 14:41:10 ID:???
『タカヒロどうしたの…?』
どうしてそんなに悲しそうな顔をするのか判らずに困惑しながら
俯いてしまった顔をそっと覗き込む
「アツシさんの、ばか…31日になっちゃった」
『…あ、』
ポツリと呟いたタカヒロのセリフに言わんとすることを察して
小さく声が漏れる
4月30日じゃなくて…もう、31日
日付が変わり、すでにオレの誕生日が終わってしまった
そのことにショックを受けているんだろう
『タカヒロ…』
「もう、ばか…アツシさんのばか、ばか…っ!アツシさんの誕生日は
一年に一回しかないのに…っ、特別なのに…、終わっちゃったじゃん…!
ばかぁ…っ」
『タカヒロ、ごめ…っ…いてっ!』
「もう、やだっ!」
『ちょ…っ、タカヒロ…っ!いて…っ!痛いって!叩かないで…っ!』
「ばかぁ…」
ポロポロと大粒の涙を流しながら、ソファの上のクッションで
オレの身体をポカポカと叩いてくるタカヒロを必死に宥める
165
:
K
:2012/05/02(水) 14:52:36 ID:???
『タカヒロ…っ、ちょっと、落ち着いて…っ!』
涙を流しながら暴れるタカヒロの身体を少し強引にソファに押し倒し
両腕を掴んでソファに縫いとめる
「…っ、ふぇ…っ、ふっ…うぅっ…も、やだ…っ」
泣きじゃくるタカヒロの頬を伝う涙を指先でそっと拭うと
いやいやをするように首を振ってオレの指先から逃れる
こんなにもオレの誕生日を特別に思ってくれていたタカヒロに対して
胸が痛いほどに嬉しい気持ち、そして愛おしい気持ちが溢れ出す
『ちょっと待ってて』
タカヒロの眦に溜まる透明の雫を掬い取るように
キスを落としてそう告げると、オレはソファから立ち上がった
166
:
K
:2012/05/02(水) 15:21:29 ID:???
『タカヒロ、おいで』
ソファに突っ伏して泣きじゃくるオレに掛かるアツシさんの優しい声
そっと顔を上げると腕を引かれ、ダイニングまで連れて行かれた
「あ…」
『オレの誕生日会やろう』
テーブルの上に並べられた料理は冷えてしまっていたはずなのに
ホカホカと美味しそうな湯気を立てている
(アツシさん、温め直してくれたんだ…)
『ほら、座って』
椅子を引かれて促され、向かい合わせに腰を下ろしたものの
いまだ気分が浮上しないままのオレはアツシさんの顔が見れなくて俯いたまま
『タカヒロ、顔を上げて…?』
「だけど…」
『まだ30日だよ…まだ5分前だから』
「え?」
アツシさんのセリフに咄嗟に顔を上げると
目の前に差し出されるアツシさんの腕時計
その針は確かに11時55分を指していてオレは見間違いじゃないかと
リビングの壁に掛かる時計を慌てて見上げた
「あれっ!?…なんで?」
リビングの時計も同じ時刻を指している
そしてテーブルに置きっぱなしにしていたオレの腕時計も…
『ねっ?まだ30日でしょ…?だから誕生日会やろう』
「アツシさん…」
落ち込むオレをなんとか慰めようとアツシさんなりの演出に
オレの胸がきゅんっと甘く疼く
167
:
K
:2012/05/02(水) 16:38:48 ID:???
「アツシさん、早く早くっ!ローソクに火をつけて…」
『わかった、わかった(笑)』
急かすオレに苦笑いしながらオレが手作りしたケーキに
アツシさんがローソクを立て火をつける
「アツシさん、願いごと!」
『えー…こうして来年もふたりでお祝いできますように…』
「せーの…」
『あっ、タカヒロも一緒に…』
「『ふぅ――…」』
二人一緒にせーので火を吹き消す
「アツシさん、おめでとうございます!」
『ありがとう…ご機嫌は直ったかな?姫は』
「うっ…もう、だいじょ、ぶ…です」
さっきあれだけ子供のように拗ねて泣きじゃくった自分が恥ずかしくて
頬がかあっと熱くなる
「あーあ…終わっちゃった…」
ローソクから立ち上る煙をじっと見つめながらポツリと呟くと
『次はタカヒロの誕生日でしょ…期待してて?』
しんみりするオレを慰めるように、オレの髪をくしゃっと撫でたアツシさんが
オレの耳元で甘く囁く
『忘れないで…オレの心はいつだってタカヒロと繋がっているよ。
例え身体は離れていたとしても、オレの心はいつもタカヒロの隣にいるから
オレの居場所はタカヒロの隣だよ…それだけは何があっても変わらないから』
「…アツシさん」
アツシさんの真摯な言葉の数々がオレの胸にひたひたと流れ込んでくる
愛されてるなって感じるのはこんな時
オレだってアツシさんに自分の気持ちを精一杯伝えたい
「アツシさん、いま何時?…もう、12時過ぎちゃった…?」
『いや、まだ一分前…』
時間を訊ねるオレにアツシさんが腕時計を確認しながら呟く
「まだ、時間ある!早く早く…っ!」
『えっ?…タカヒロ、ちょ…っ』
アツシさんの腕を強引に引っ張って立たせると
リビングのソファへと押し倒す
「誕生日えっち…これも一年に一回しか経験できないでしょ…?」
そう囁いてアツシさんの唇にちゅっとキスを落とすと
ぽかんとした表情のアツシさんの瞳が次の瞬間、熱を帯びたものへと変化する
オレに覆い被さってくるアツシさんの首に腕を回して抱き寄せるようにすると
重なり合う二つの鼓動
その心地良いリズムにほっと吐息を漏らすと
オレの髪にキスの雨が降ってくる
「アツシさん、愛してます」
『オレも愛してるよ』
重なり合う視線から痛いほど流れ込んでくるお互いの気持ち
どちらからともなく近づいて触れあう唇
ちゅっ、ちゅ…っと軽く啄むように唇を吸われた後
薄く開いた唇の隙間からスルッとアツシさんの熱い舌が忍び込んでくる
「んっ…ふぁ…っ」
『ねぇ…タカヒロ』
耳朶に落とされた甘い囁きに閉じていた瞼をゆっくりと開くと
アツシさんの視線はなぜかテーブルの上のケーキに注がれている
「…アツシさん?」
名前を呼ぶとアツシさんの蠱惑的な瞳に囚われてしまう
『タカヒロのこと、デコレーションして食べちゃってもいいかな?…あのクリームで』
そういってアツシさんが指でさした先には、ボールに残る生クリーム
アツシさんの意図を理解した途端、顔がかあっと火照ってしまう
「生クリームたっぷりのオレ、食べたいの…?」
『いっぱい食べたい…』
上目遣いでアツシさんを見上げると笑顔でそう告げられる
「あれだけいっぱいご飯食べたのに?」
テーブルの上の空のお皿を見てオレが呟くと
アツシさんがクスクスと笑いながらオレの耳朶に口づけ
これ以上ないほど甘く囁いた
『甘いタカヒロは別腹なんだよ』って
〜Fin〜
Aちゃん、改めてお誕生日おめでとう!
書き手からささやかながらこのお話を贈りたいと思います
AちゃんとTがいつまでも変わらず隣で寄り添っていることを切に願います
読んでくださった方々、ありがとうございました!
168
:
M
:2012/05/02(水) 17:02:54 ID:???
K様
誕生日のATをありがとうございます。
Aの個人活動が増えていくなか
いつかAは、Tの隣から居なくなるのではないかと
不安で辛くなり、居てもたっていられない焦燥感を感じる私です。
そんな時に、Tのあの言葉で
Tの気持ちを思うと本当に辛いです。
K様が言うように
2人の絆がしっかり結ばれている事を願ってやみません。
ライブも行ってきましたが
やはり2人の歌声は最高です。
涙が流れます。
こらからも2人の歌声を聴いていけるよう祈ってます。
K様の甘いATの話しが
私にはとても嬉しいです。
MKとの可愛い可愛いTKも大好きですが
やはり私にはATです。
K様の甘いATや、ほのぼのMKTK
また、お時間のある時に書いてくださいね。
ありがとうございました。
169
:
名無しさん
:2012/05/02(水) 21:52:53 ID:???
K様、更新ありがとうございます。
今回のお話はAT派のファンがAちゃんとTはこうであって欲しい
という気持ちを代弁しているような暖かいお話でした。
私もAちゃんとTがずっと隣で歌い続けてくれる事を切に願っています。
週刊よかったですね〜。
バンダナの下から覗くTの顔が赤ちゃんみたいに幼くてホントに可愛かったです。
でもって、喋ってることもやってることも面白くて・・・。
セロリ嫌いなのにAちゃんが作ったものなら飲めるんですね。
なんて健気な子なんでしょう。
Tって香りの強いものが嫌いなようで、お子ちゃまみたいで可愛い〜
とか思う私はビョーキでしょうか?
AT愛に溢れたK様のお話は本当に心を癒してくれて、
私には無くてはならないものになっています。
これからも甘いAT、MKT楽しみにしていますのでよろしくお願いします♪
170
:
優羽
:2012/05/03(木) 01:08:52 ID:???
私はMKTオンリーだけどTの日誌は涙が出そうでした。Aの隣で歌うのはTだけだと思ってます。きっといつも不安になっているんでしょうね。口には出さない頑張り屋さんだから。
K様☆
我が儘聞いてもらえるならMKさんとCM出たいという駄々っ子Tの次に
MKさん司会の番組には女の子達たくさんいるのでMKさん取られないか不安になるかわいそかわいいTが見たいです!
大丈夫でしたらいつでもいいのでよろしくお願いします(*^^*)
171
:
名無しさん
:2012/05/03(木) 23:03:32 ID:???
K様、甘い誕生日話ありがとうございます!
お二人がずっとそばにいられるように願っています♪
生クリームのTK......うわっ、超見たいです(*´艸`*)ァハ♪(血)(Aに殺されるぞw)
今回の話が本当に癒されて、大好きです!
まるでリアルのようで、想像できます!(〃▽〃)
Aの「ご機嫌は直ったかな?姫は」個人的結構好きです(笑)なんか萌えますwww
習慣のT、可愛過ぎますっ!!
TEのコーヒーが飲みたかったTK.....あのかわいい表情と仕草をA以外の人に見せちゃって大丈夫かなw(笑)
しかも腰を抜けたって、私は爆笑しかできませんでした。
思わず最近のATK小話と一緒に、その後のA絶対やきもちだろうと、妄想しちゃいました。
これからもK様の素敵なATKとMTKを楽しみにしています♪
いつでも応援しています(*>ω<*)
172
:
K
:2012/05/22(火) 10:52:22 ID:???
M様
コメントありがとうございます!
すっかりご無沙汰している書き手です
ここ最近、すっかりスランプでして…全くお話が書けない状態になっていました
TKの新プロジェクトやライブでの萌えなど、ちょこちょこテンション上がることもあったのですが
なんでしょうね…なんだか気持ちが上がらず…
お話を途中まで書いては挫折して…の日々を送っておりました(笑)
TKのプロジェクトももちろん嬉しいですし、新たな魅力が溢れるTKを
今から楽しみにしていますが…やっぱりATKが恋しかったり…
五月病なんですかね…(笑)
愚痴ってしまいましたが!ちょっとずつお話を書いていきたいと思います!
亀更新になってしまいそうですが、温かく見守ってくださると幸いです
169様
コメントありがとうございます!
すっかりご無沙汰してしまってすみませんっ!
かなりのスランプに陥ってました(苦笑)
なんでしょうね…五月病ならぬAT萌え不足病ですかね(笑)
もちろんレポなどでちょこちょこAT萌えがあってテンションも上がったりしてましたが
なんでしょうね…ちょっとテンション下がってました(笑)
週刊のセロリのお話など書きたい気持ちはあるんですが…
ほんとに習慣は普段見れないATの雰囲気が出てていいですよね!
TKはほんとに可愛くて…
とりあえず少しずつテンションも上がってきてるので
頑張って書いていきます!
亀更新になりそうですが…またお付き合いくださいね!
優羽様
コメントありがとうございます!
すっかり放置ですみませんっ!
少々…いや、かなり…スランプに陥ってました(笑)
MKTのお話も途中まで書いては挫折を繰り返してまして…
なんだか申し訳ないです
また頑張って書いていきたいのでこれからも応援宜しくお願いします
先日のたま○いは、久し振りのMKT隣通しでテンション上がりました!
猫とたわむれるTKのそばでソファに座るMKさんが
まるで自宅のリビングで寛いでいるようで(笑)
CMのお話など書く予定ではいるので気長に待っていただけると幸いです
これからも宜しくお願いします!
171様
コメントありがとうございます!
すっかり亀更新になってしまい申し訳ないですっ!
Aのセリフ、書き手自身もお気に入りなので、好きだと言っていただき
凄く嬉しいです!!
生クリームTKは甘さ倍増でしょうね(笑)
週刊もほんとに可愛くて…みんなに愛されるTKが書き手も大好きです
TEはかなりTKのこと好きだと思います!
これからも頑張って書いていきますので宜しくお願いします
173
:
K
:2012/05/22(火) 11:08:18 ID:???
キミは可愛い子猫 〜MKT〜
『失礼しまーす』
コンコンコン…と楽屋のドアをノックする音と共に
番組スタッフが顔を覗かせる
『あの〜、タカヒロさん…そろそろ子猫を…』
そういって苦笑いのスタッフが声を掛ける先には
番組収録時に登場した子猫を抱えてソファに座るタカヒロがいる
「ダメっ!もうちょっと…」
スタッフに向かってそう告げて子猫を自分の胸に抱きかかえるタカヒロに
その場にいるメンバーも苦笑い
『タカヒロ、その子猫ずっと離さないじゃん(笑)』
笑いながら告げるまっちゃんはまだいい
『そんなに気に入ったなら連れて帰ればいいじゃーん』
アキラ…お前、余計な事は言うな!
それでなくても、さっきから何かを訴えてくるように
潤んだ視線をオレに向けてくるタカヒロに対して
帰り支度をしながら、あくまでも気付かないフリを続けているのに
だって…目が合ったら最後だ
口を開いたタカヒロが何を言うかなんて判りきっている
マキさん…この猫、飼っちゃダメ…?
そう言うに違いない
174
:
K
:2012/05/22(火) 11:37:24 ID:???
「ねぇ…マキさん」
我関せずの態度を貫くオレに、とうとう焦れたタカヒロが口を開く
『ん〜?』
テツヤが淹れてくれたコーヒーを飲みながら
テーブルの上にあった月刊誌をパラパラとめくるオレの元に
子猫を抱えたタカヒロがトコトコと歩いてくると、トンッとオレの膝に座った
「ねぇ、マキさん…」
まるで子猫が甘えるような声音に苦笑いしながらタカヒロに視線を向けると
オレをじーっと見つめるクリッとした大きな潤んだ4つの目に
思わずぷっと吹き出してしまう
『はは…っ!おまえらそっくりだな(笑)』
タカヒロの髪をくしゃっと撫でてから、子猫の頭をそっとひと撫ですると
タカヒロと子猫はくすぐったそうに首を竦め
その同じような仕草が可愛くて笑みが零れる
「ねぇ、マキさん…このコ連れて帰っちゃ…」
『ダメ』
オレの表情に後押しされたかのように、タカヒロが告げたセリフに
オレは間髪入れずにキッパリと返す
「えぇ〜…なんでダメなの…?」
『なんでって…ウチにはキィとココがいるだろ?』
拗ねたようにぷぅっと頬を膨らませるタカヒロの片頬を指で突きながら
オレは説明する
「でも…っ!キィとココだって新しいお友達が欲しいかも…」
そういって子猫と顔をピッタリと寄せ合い上目遣いでオレを見つめるタカヒロに
思わず『うん』と頷きそうになるのを堪えながらオレは再びハッキリと告げる
『だーめ』
「なんで〜?マキさんのケチっ!」
『ケチじゃありません!これ以上ウチでは飼えません!』
オレの強い口調に、むぅと唇を尖らせたタカヒロは
しばらく押し黙った後、今度は甘えた作戦に出る
「ねぇ、マキしゃん…このコ、ウチに連れて帰りたいにゃあ」
小首をコテンと傾げ、招き猫ポーズで上目遣い
挙げ句に猫語でお願いされて、さすがのオレも負けそうになる
横にいるアキラなんかタカヒロの表情にデレデレだし…
175
:
K
:2012/05/22(火) 12:01:40 ID:???
『ウチではこれ以上、猫も犬も養う余裕はありませんっ!』
「朝番組やってるのに…マキさん稼いでるじゃん」
オレのキッパリと告げたセリフにタカヒロがポツリと零し
周りのメンバーがクスクスと笑いだす
オレ達の遣り取りを笑いながら見ているメンバーはいいが
スタッフはずっとドアの所で不安そうにオレ達の様子を見守っていて
さすがに申し訳なくなってくる
この話をそろそろ切り上げたいオレは
膝の上に座るタカヒロの両わきに手を差し入れ
ひょいと持ち上げてテーブルの上に座らせると
切り揃えて短くなった髪を優しく梳きながら甘い声で囁く
『そんなに飼いたいなら、飼ってもいいよ』
「ほんとに…?」
『でも、まだ子猫だし…きっと甘えん坊だよなぁ…
世話に忙しくてタカヒロのこと構えなくなるかもよ…?それでもいい?』
「え…」
子猫にかかりっきりでタカヒロのことほったらかしになるけど、いい?
そんなニュアンスで告げた途端、タカヒロの表情が一変、曇り始める
『寝る時も、二人きりじゃなくなるよな…しばらくコイツも一緒に寝るから』
「あ…」
そういってタカヒロの顔を覗き込むと、なんだか泣きそうな表情で俯いてしまった
『それでも飼いたいなら、オレは反対しないけど…?』
俯いてしまった頬を親指の腹で撫でながら告げると
タカヒロが小さく呟く
「やだ…」
『え?』
「やだ、やだ…っ、マキさん取られるの、やだ…」
そういってオレにぎゅうっとしがみ付いてきたタカヒロとオレの腹に挟まれた子猫が
いい加減にしてくれと言わんばかりに、にゃあと小さく鳴いた
176
:
K
:2012/05/22(火) 12:28:32 ID:???
子猫をスタッフに返した後、帰り支度を済ませると
タカヒロと共にマネージャーの運転する車で自宅へ
地下駐車場で降ろしてもらい、誰もいないエレベータに乗り込んだ途端
タカヒロがぎゅっと抱きついてきた
『タカヒロ?どうした…?』
優しく訊ねるオレにタカヒロがポツリと呟く
「マキさん、抱っこ」
その甘えたなセリフに思わず笑ってしまいながら
タカヒロの髪をくしゃっと撫でて、頬にちゅっとキスを落とす
『ふふっ、甘えたくなった?』
タカヒロの背に腕を回し抱き寄せ、その髪に口づけを落としていると
エレベーターが自宅のある階に到着
エレベーターの扉が開き、一歩外へと出ると
タカヒロの膝裏に腕を差し入れ、その身体を抱き上げてやる
『甘えんぼ』
「だって…」
抱き上げた途端、オレの首にぎゅっとしがみ付くタカヒロが
あまりに可愛らしく、自然とオレの頬が綻ぶ
『ウチには手の掛かる甘えんぼで寂しがりの大きな子猫がいるから
オレは手一杯だよ』
耳朶にそっと囁くと、頬をうっすらピンク色に染めたタカヒロが
「ベッドでいっぱい可愛がってにゃあ…」と照れくさそうに鳴いた
〜おしまい〜
すっかり亀更新ですみませんっ!
しばらく何も書けなくて…
全くテンション上がらず、休んでおりました(笑)
先日のたま○いから浮かんだ小話です
読んでくださった方、ありがとうございました!
ノロノロ更新かもしれませんが、これからも宜しくお願いします!
177
:
名無しさん
:2012/05/22(火) 12:39:20 ID:???
K様 更新ありがとうございました
お昼休み中にリアルタイムで読ませていただきました
うーん、子猫TK最高にかわいいw
K様のTKはいつも本当にかわいくて大好きです
あー癒されたぁ
午後からもがんばれます、ありがとうございました
亀更新、全然OKです
K様のペースで更新されて下さいね
次回を楽しみにお待ちしてます
178
:
名無しさん
:2012/05/22(火) 15:51:18 ID:???
K様、更新ありがとうございます。
体調でも崩されているのかと心配していました。
お元気なようで安心しました。
魂の子猫とちゅっちゅっしてるT、めっちゃ可愛かったですね。
久々の「マキさん、抱っこ」と「・・・にゃあ」に撃沈!
本当にK様のTは可愛くてメロメロです〜。
K様のお話が読めるのでしたらいくらでも待っていられます。
テンションが上がって更新されるのを良い子にしてお待ちしています♪
179
:
M
:2012/05/23(水) 00:04:28 ID:???
K様
更新ありがとうございます。
ずっと待ってましたが、あまりここに書き込みしちゃうと
K様を追い込んでしまいそうなので、静かに待ってました。
ATK、○武では少なかったタッチも
○阪のライブでは
何度も円形ステージでスレ違う時にタッチしてました。
でも、何故か萌えが上がらずこの前のTKの言葉が胸につかえて
複雑な思いで見てました。
MKTK、ありがとうございます。
いつも大きな愛でTKを包んでるから
MKとのTKは本当に可愛いですね。
私も甘いATKが読みたいですが
K様のお気持ちが向いたらお願いします。
こちらのTKが大好きです。
K様のお話しが大好きです。
亀更新で構いません。K様のペースで進めてくださいね。
180
:
名無しさん
:2012/05/23(水) 00:17:15 ID:???
K様。更新ありがとうございます。
MKさんに甘える大きな子猫TK可愛い〜
たましいでのTKほんと可愛かったですよね♪
K様のペースで更新して下さいね。いつまでもお待ちしています。
181
:
さらら
:2012/05/24(木) 16:15:49 ID:???
K様、更新ありがとうございます!
171です。何回も密かなコメントさせていただいたが、改めて名前を入れましたv
体調が悪いかとちょっと心配していたけど、お元気なようでよかったですv
亀更新、全然いい(笑)いつまでもお待ちしています(*≧ω≦)
膝に座ったり、にゃあの語尾を付けたりって、TK可愛すぎて反則ですよぉー!(o´艸`o)ァハ♪
「稼いでるじゃん」、思わず笑っちゃいました。
でもやっぱりMK兄の方がすごいね(笑)
前からずっとTKが犬のイメージだったけど、最近段々猫のイメージも浮かんできた〜
どっちでも可愛いですvvv
余談ですが、週刊のTEの「ほら、あの素敵な笑顔」が萌えすぎて、早送りしちゃいましたw
焦らずに自分のペースで書いてください♪
これからも、K様のATKやMKTの小話、楽しみにしています。
182
:
優羽
:2012/05/24(木) 17:57:22 ID:???
K様更新ありがとうございます。
待たせてすみませんなどとんでもない!
どうぞ重く感じず気ままに書いて下さい。
みんなK様が好きでFamilyみたいなものですから(*^^*)
私からすれば書けるだけ素晴らしいです(>_<)
いつもステキなお話ありがとうございます。
Tかわいすぎなんですけど(≧ε≦)
絶対ベッドで雌猫ならぬ雌豹のポーズやらされてる〜♪
そのうち猫耳とか買って来そう(笑)
T髪切ってまた一段とかわいくなりましたね。
MKさんとの年の差が開いたようで萌える(^^)
183
:
K
:2012/05/26(土) 17:20:23 ID:???
177様
コメントありがとうございます!
リアルタイムで読んでいただいてたんですね〜
それはそれは嬉しい限りです!
忙しいお仕事中の束の間の癒しにでもなったんでしたら
書き手としても本当に嬉しく思います
魂での子猫を抱くTKにやられてしまいまして(笑)こんな話を思いつきました
あのTKはほんとに可愛かったですよね〜
書き手自身あの姿にかなり癒され、創作意欲を掻き立てられました!
亀更新になるかもしれませんが、これからも宜しくお願いします
178様
コメントありがとうございます!
ご心配おかけしてしまってすみませんでした!
仕事は相変わらず忙しいですが、書き手は元気にしております
ほんとに自分でもよく分からないほどのスランプに陥りまして…
でも無事に、前回の魂でスランプから抜け出せたようです(苦笑)
それぐらい単純な書き手です(笑)
魂のTKはほんとに可愛かったです!!
「…にゃあ」はTKに似合いそうですよね〜
以前、魂でもA〇Bがゲストの時にマキさんに猫の手ポーズしてましたよね〜
あれを思い出しながら書きました(笑)
こんな書き手ですが、これからも宜しくお願いします!
M様
コメントありがとうございます!
そしてお気遣いありがとうございました!
このコメントを書いてる最中、AKTのCMが流れ思わずテンションTKになりました(笑)
ちょっとスランプでしたが、無事に脱出できたようです(笑)
ライブでもちょこちょこと萌えがあったんですよね〜
M様のお気持ち痛いぐらいに判ります…
次のお話はATです。かなり短いんですが…
月刊でのAのコメントから浮かんだお話です
これからも頑張って書いていくので宜しくお願いします!
180様
コメントありがとうございます!
子猫TK気に入っていただけて嬉しいです〜!!
魂のTKはほんとに可愛かったですね
あんなに子猫が似合う男性はTKしかいないっ!!っていうぐらいに
可愛かったです(笑)
あれのおかげで無事にスランプから抜け出せました(笑)
これからも頑張って書いていきますので末永く宜しくお願いします!
さらら様
いつもコメントありがとうございます!
そしてご心配おかけしてしまい申し訳ないです
書き手は元気にやっております
全然いい(笑)とのコメントありがとうございます!
TKは確かに犬のイメージですよね〜
魂でMK兄がずっと仔犬を抱っこしているのとは対照的に
子猫を抱いているTKを見て、このお話を思いついたんですが…
でも最後ちらっと、それまでMKさんが抱いていた仔犬をTKが代わりに抱いていて
まるで恋人のような…嫁のような姿に思わず萌えた書き手です(笑)
TETも何かと萌えを投下してくれますよね〜
TEちゃんはあんなに美人なのにTK相手だと立派な(笑)年上の恋人に
見えるので素敵です!
これからも宜しくお願いします!
優羽様
コメントありがとうございます!
優羽様のFamilyのお言葉に胸がほっこり温かくなりました
素敵なお言葉をありがとうございます!
そうですよね…ここで出会った皆様とはほんとにFamilyですよね!
MKT大好きの優羽様に子猫TKを気に入っていただき嬉しく思います!
雌豹のポーズ…想像すると鼻血出そうです(笑)
猫耳もTKなら可愛いでしょうね…MK兄なら確実に買ってきますね(笑)
髪を切ったTKはほんとに可愛いです!
髪の色も明るくて、思わず可愛いっ!!と叫んでしまった書き手です(笑)
184
:
K
:2012/05/26(土) 17:47:10 ID:???
想いのカケラ 〜AT〜
『お疲れ』
『あれっ?アツシさん…どうしたんですか?』
撮影スタジオに入ってすぐ傍にいる顔見知りのスタッフにそう声を掛けると
オレの顔を見た途端、不思議そうに訊ねてくる
『うん、タカヒロの撮影を見学にね』
『ほんとに仲がいいですねぇ…もう少ししたら始まりますが
タカヒロさん呼びましょうか?』
タカヒロの撮影を見学に来たと告げるオレに
気を遣ったスタッフがそう訊いてくるのにオレは慌てて首を振る
『いや、呼ばなくていいよ。実は、タカヒロには内緒で来てるんだ』
『えっ、そうなんですか!?』
小声で告げる事実にスタッフが驚いたような顔をみせる
『タカヒロに知らせると恥ずかしがるかなって思って』
『あぁ、そうかもしれないですね(笑)』
だからオレがここにいることは内緒だよ…そう告げると『なるほど』と
納得した表情のスタッフに『こちらへどうぞ』と案内され
隅の方へと置かれた椅子に腰を掛けた
185
:
K
:2012/05/26(土) 18:11:10 ID:???
「宜しくお願いしまーす」
そんな明るい声と共にタカヒロがスタジオへと入ってきた
周りにいるスタッフに丁寧に頭を下げながら、礼儀正しく挨拶をするタカヒロの姿を
微笑ましく思いながら、その綺麗な笑顔を見つめる
ここ最近、忙しくてすれ違い気味だったから
こんな風にタカヒロの姿をじっくりと見るのも久し振りなんだよね
幸い、スタジオの隅にいるオレの姿には気付いてないみたいで
念の為に、サングラスを外しておいてよかったとホッとする
カメラマンと念入りに打ち合わせをするタカヒロの姿は
普段、オレやメンバーといる時とはまた違った顔を見せていて
その表情に、『あぁ…こんな顔をして仕事をしているんだな…』と感心しながら
カメラマンの指示に従い、ポーズをとったり
色んな表情を見せるタカヒロを離れた場所から見守る
可愛くて綺麗で…キラキラとしたオーラを放つ恋人の姿を
しっかりと目に焼き付けていると
『はい、ラスト!』
『これで終了でーす』
『お疲れ様でーす!』
そんな声と共に撮影が終了し、スタジオが一気にザワザワとし始めるなか
オレも頑張ったタカヒロの元へと声を掛けるべく椅子から腰を浮かした
186
:
K
:2012/05/26(土) 19:19:46 ID:???
『タカヒロさん、タカヒロさーん…あれっ?…あ…』
タカヒロに声を掛けるスタッフの声音がしだいに困惑気なものへと
変わっていくのに不審に思って慌ててタカヒロの元へと駆け寄る
『どうしたの?』
『あの…タカヒロさんが…』
タカヒロの元へと近寄って、その顔を覗き込むと
隣のスタッフが苦笑いしながらポツリと零す
『寝ちゃってます(苦笑)』
『あ、ほんとだ(笑)』
最後のショットは寝そべったままの状態での撮影だった
カメラマンに撮られているうちに眠くなってしまったのだろう
すやすやと穏やかな寝息を立てて眠ってしまっている
そのうち、タカヒロがそのまま眠ってしまったことを知った周りのスタッフが
ワラワラと集まってきて皆でその寝顔を眺める
『タカヒロさん、可愛いっ!!』
『やだぁ…仔犬みたい!可愛すぎるっ!』
『いやいや、子猫でしょ!』
『男性でこんなにキレイで可愛いなんて…』
『世の中って不公平ですよねー!!』
そんな風に周りのスタッフが口々に好き勝手なことを言い始め
オレは正直、複雑な思いを募らせる
だって…オレのタカヒロだよ?
なんかさ、こんなにもタカヒロのことを
可愛いと思ってる人間が身近にたくさんいるのかと思うと…
うーん…複雑だよね
離れている時間が増々、心配になってしまう
そんな思いに悩むオレに、そばにいたスタッフが困ったように声を掛けてきた
『どうしましょう…起こした方がいいですよね…?』
『オレが起こすから大丈夫』
『すみません、お願いします』
都合よくスタッフを追っ払ったオレは
いまだ穏やかな寝息を立てるタカヒロのそばに腰を下ろすと
片づけで忙しいスタッフを横目にタカヒロの髪をそっと撫でながら
耳元へそっと囁く
『タカヒロ』
「んぅ」
187
:
K
:2012/05/26(土) 19:37:12 ID:???
『タカヒロ、起きて』
「…んっ」
髪を撫でていた手をそっと頬へと滑らすと
まるで子猫のように、オレの掌に頬を摺り寄せてくる
『タカヒロ、迎えにきたよ…起きて』
「…んぅ…あ?…あれっ…?」
寝起き特有のぼんやりとした表情で瞼を擦るタカヒロの
その小さな子供のような仕草が可愛くて思わず笑みが零れる
『ふっ、起きた?』
「…アツシさん?…あれ、夢…?」
ゆっくりと身体を起こすタカヒロに手を貸してやりながら
顔を覗き込むと、タカヒロが不思議そうにオレを見つめてくる
『ふふっ、夢じゃないよ』
「えっ…?うそ…っ!?うわっ…なんで…!?」
やっと覚醒したのか、突然大きな声を出したタカヒロは
オレの存在を確かめるように身体にペタペタと触ってくる
「ほんとに、アツシさんだ…」
『あははっ!そんなにビックリされると、来た甲斐があったね』
キョトンとしたままオレをじっと見つめるタカヒロが可愛くて
クスクスと笑うとタカヒロが拗ねたように唇を尖らせる
「…もしかして、ずっと見てた?」
188
:
K
:2012/05/26(土) 20:20:11 ID:???
『うん、最初から』
「もうっ!なんで来るって教えてくれなかったの…?」
オレが告げたセリフにタカヒロがぷうっと頬を膨らませて
オレの腕をパシッと叩いてくる
『言ったら緊張しちゃうかなって』
「……まぁ、そこは否めないです」
俯いてポツリと零したタカヒロに、またしてもオレは笑ってしまい
タカヒロは増々、拗ねてむぅと唇を尖らせてしまう
『可愛かったよ』
タカヒロのご機嫌を直そうとオレが甘く囁くと
タカヒロは納得しかねるような表情でオレをじとっと伺いみる
「…カッコいいじゃなくて?」
「可愛い」よりも「カッコいい」と言われたい!
そんな複雑な乙女…いや男心を持つタカヒロに微笑むと
サッと周りを見渡してから、素早くチュッとキスを落とす
「…っ、あ、あっ、アツシさん…っ!?」
『大丈夫、誰も見てないから』
慌ててキョロキョロと周りを確認するタカヒロに安心させるように
ぽんぽんっと頭を撫でると、耳朶まで真っ赤に染めて俯いてしまう
『もちろんカッコよかったよ…でも、オレのタカヒロはやっぱり可愛い…
ここで押し倒したいぐらいにね』
ニヤリと笑って告げると、パッと顔を上げたタカヒロが潤んだ眼差しを向けてくる
ヤバい…ほんとに抱きたくなってきた
次第に熱を帯びる身体を感じながらタカヒロに声を掛ける
『帰ろうか』
「えっ?アツシさん、この後の仕事は…?」
『今日はもう、おしまい』
「ほんとに…?やったぁ!」
一緒に帰れると知ったタカヒロが、それはそれは嬉しそうな笑顔を見せる
「じゃあ、すぐに着替えてきますね」
そういってスタッフに挨拶しながらスタジオを出ていくタカヒロを見送ったオレは
片づけをしているスタッフの中に日頃から親しくしている人間を見つけると
背後から近づいていき、声を掛けた
『お疲れ』
『アツシさん』
『あのさ、今日の写真だけど…』
『はい。出来上がり次第、またアツシさんにお渡ししますね』
『ありがと。宜しくね』
189
:
K
:2012/05/26(土) 21:18:03 ID:???
事前にメールで打ち合わせをしていたおかげか
最後まで言わずとも、オレの言いたいことを理解する優秀なスタッフに
感心していると着替えを終えたタカヒロが戻ってきた
「アツシさん!」
『じゃあ、行こうか』
タカヒロの腰にそっと手を添えて促すと
タカヒロが不思議そうな表情でオレの顔を覗き込んでくる
『…ん?』
「アツシさん、何かいい事でもあったの…?」
『へっ?…なんで?』
「だって…アツシさん、何かニヤニヤしてる」
『…そう?そんなことないと思うけど』
タカヒロの鋭いセリフにドキッとしつつも、オレはあくまでも平静を装う
前回、月刊に掲載されたタカヒロの妖艶な写真を
スタッフに頼んで引き伸ばしてもらい、それを部屋に飾っていたんだけど
その後、恥ずかしがるタカヒロによってクローゼットに仕舞われてしまった
だから、今回は前回のと合わせて写真集にしてもらおうと密かに頼んである
『あぁ、楽しみだな…』
「何がですか?」
胸の中で呟いたつもりが、思わず声に出てしまっていたらしい
タカヒロが不思議そうに訊いてくる
『何でもないよ』
慌ててそう告げるも、鋭いタカヒロはすでに何かを感じ取ったらしい
「アツシさん、何か怪しい…何か隠してる」
ブツブツと呟くタカヒロに苦笑いしながら
オレはタカヒロの腰を抱き寄せると、その耳朶に甘く囁く
『オレが何を隠してるか知りたいなら…ベッドで訊いてごらん?』
オレのセリフに熱を帯びた潤んだ瞳でタカヒロがぼそっと呟く
「…ズルい」
『…何が?』
「だって…ベッドに入ったら、絶対にアツシさんに勝てないもんっ!」
そういって悔しそうに唇を尖らせるタカヒロのあまりの可愛さに
オレは声をあげて笑うと、その身体を堪能するべく家路へと急いだ
〜Fin〜
読んでくださった方、ありがとうございます!
月刊のAと女の子達の対談の中でのAのセリフ…素敵でしたね
Tのことを深く思い遣っているのが伝わってくるセリフでした
Aちゃん、ありがとう!
190
:
名無しさん
:2012/05/26(土) 22:12:20 ID:???
K様、更新ありがとうございます。
写真集にしてもらおうなんて、AちゃんどんだけTの事好きなんでしょう?
そんな写真集があったら私も欲しいです〜。
他スレで得た情報なんですが、
月刊のAちゃんのページで「Tと一緒に一生懸命いい音楽を作っている」って
書いてあったそうですが、その事ですか?
甘々なATありがとうございました。
次回の更新、お待ちしています♪
191
:
M
:2012/05/26(土) 23:06:04 ID:???
k様
ほんぼの甘いATをありがとうございました。
久しぶりのほんわかATで癒されます。
月刊はいつのでしょうか?
Tが妖艶なモノクロ写真を載せていた号ですか?
Aは何を話してたのでしょうか?
190様が書いてあることでしょうか?
AのTを思い遣るのが伝わる、ステキなセリフを知りたいです。
192
:
名無しさん
:2012/05/27(日) 17:19:33 ID:???
K様 更新ありがとうございます
今月の月刊も、Tめちゃくちゃかわいかったですよねぇ
思わず「これはAがヤキモチやいちゃうなぁ」と思った自分です
M様
Aのコメントは今月ですよ
「○浪はHさんがくれた素晴らしいアイデアをいい音楽で支えられるように
Tと一緒に一生懸命いい音楽を作っている。
そうすると、○浪っていうものが強くなって崩れなくなる」
と言ってました
他にもボーカルはいるのに、Tの名前だけ出していて
それが嬉しくて泣いてしまいました
やっぱり、Tは特別な存在なんだなぁと
写真のTもかわいいですし、まだご覧になってないのでしたら
今月号はおススメですよ
193
:
K
:2012/06/04(月) 12:36:31 ID:???
190様
コメントありがとうございます!
T単独写真集、ぜひ社長に企画してもらいたいものです!
もちろんAT写真集でもMKT写真集でもいいんですが(笑)
Aのコメントは月刊のものです
あのさりげない、Tの名前をさらっと出してくるAにキュンとしました
個々の活動が増々ふえていく中で、不安な想いを抱えるATファンに向けての
メッセージなのかなと感じました
二人が一緒にいるからこそ、EXは崩れないとのAの言葉を信じたいです!
次のお話も宜しくお願いします!
M様
コメントありがとうございます!
すぐにお返事が出来ずに申し訳なかったです
でも192様からお答えいただけたみたいで、大丈夫でしたでしょうか?
M様もきっと感動されたんではないかと思います!
あのAの言葉の中に、たくさんの想いが詰まってるのを感じました
二人が一緒にいる限り、大丈夫なんだと改めて思いました
あんな風に言葉にしてくれたAには感謝の気持ちでいっぱいです
普段、なかなか聞けないことなので…
Tのフォトも可愛かったですね〜!
192様
コメントありがとうございます!
M様へのお返事、ありがとうございました!
今月号はほんとによかったですね〜
写真のTは可愛くて…前回の妖艶Tも素敵でしたが
今回の可愛いTも愛らしくて…
ほんとにもう、愛すべき、愛されるべきTですね(笑)
Aのコメントには胸が詰まる思いでした
これから増々、個々の活動が増えていくのだろうことを思うと不安になったりもしますが
そんなファンへ向けてのメッセージなのかなと感じました
これからも宜しくお願いします!
194
:
K
:2012/06/04(月) 12:53:00 ID:???
水族館デート 〜MKT〜
「あぁーーっ!!!!」
リビングに響き渡るタカヒロの悲鳴に
台本を読んでいた手がピクッと静止する
なんだ、なんだ…?
何事かと、慌てて椅子から腰を浮かせたのと同時に
バタバタっと足音がして、仕事部屋のドアが勢いよく開いた
「マキさんの浮気者…っ!」
姿を現したタカヒロは、今にも泣きそうな顔をして
オレにそんな言葉を叩きつけた
『へっ?』
「なに、あれ…っ、オレ、聞いてない…っ!!」
もの凄い剣幕で捲し立てるタカヒロに圧倒され、オレは軽くパニック
『いや、だから…っ、なんのこと…』
「っ…とぼけるの!?」
『とぼけてないって…だから、何がなんだか…』
突然、浮気者と叫ばれ、いったい何のことだか訳が分からず
混乱するオレに、タカヒロは悲しそうに唇を噛み締めて俯いた
「オレに内緒で、テツヤくんと二人で水族館に行ったでしょ?」
195
:
K
:2012/06/04(月) 18:50:22 ID:???
『…あ?あぁ!』
水族館という単語に、タカヒロがひとりリビングで
オレ達の冠番組を観ていたことを思い出す
『いやいや、でもそれは仕事だから(笑)』
漸く、タカヒロの言ってることを理解して大きく頷くオレに
タカヒロがそれはそれは悲しそうな声音でぽつりと呟いた
「オレとは行ったことないのに…」
『えーと(苦笑)…なかったっけ?』
「ないよ!」
『…だけど、あれだって…テツヤとふたりじゃないだろ?
ゲストの女の子も一緒に…』
あくまでも仕事、ロケ、しかもテツヤとふたりじゃない…と強調するも
タカヒロは拗ねて唇をむぅと尖らせてみせる
「まるで、理想の家族の休日だね」
オレのフォローもバッサリと切り捨てられ、さすがに苦笑い
『いや、だからさ…』
「もう、いい…っ」
『え、おい…っ、ちょっと!』
ぷいっと顔を背けたタカヒロは、そのまま部屋を出て行ってしまい
寝室に入ると鍵を掛けて、中に閉じこもってしまった
『おーい、タカヒロ』
「…マキさんなんか、知らないもんっ!」
ドア越しに聞こえる、小さな子供のようなセリフに
プッと吹き出しそうになるのを堪えながら、優しく語りかける
『とりあえず、シャワー浴びてくるからさ…それから、話そう…な?』
「………」
少し時間をおけば、タカヒロの機嫌も直るだろう…
この時のオレは、そう思っていたんだけどね
196
:
K
:2012/06/04(月) 18:58:27 ID:???
風呂から出たオレが見つけたのは
ダイニングテーブルの上にある一枚の書き置き
「実家に帰ります」
相変わらず達筆な文字で白い紙に一言、そう書き記してあった
そしてタカヒロの姿は、家のどこにも見当たらない
『おいおい…まさか、ほんとに帰ったわけじゃないだろ…?』
ここ最近の過密スケジュールの中
タカヒロが実家まで帰る時間なんて、とてもじゃないがそんな余裕はない
風呂上りでバスローブ姿だったオレは
とりあえず服を身に着けながら考えた結果、ある推測に辿り着く
『もしかして…もうひとつの実家かな』
そう判断したオレはすぐに携帯を手に取ると
おそらくタカヒロがいるだろう、もうひとつの実家へと電話を掛けた
197
:
K
:2012/06/04(月) 19:17:44 ID:???
『もしもし、まっちゃん…?』
『あー、早いね』
『…ビンゴ?』
『大当たり!』
電話越し、クスクスと可笑しそうに笑う相手はまっちゃん
『やっぱり、そこか(笑)』
『ははっ、すぐわかった?』
『実家に帰るって、書き置きがあった(苦笑)』
『あははっ、可愛いねぇ』
完全に面白がってるまっちゃんに苦笑しながら
肝心の恋人の様子を訊ねる
『で…何してる?』
『ヒロパパに愚痴ってる(笑)』
『はぁ…しょうがないな(苦笑)悪いけど、タカヒロに代わって』
『了解』
198
:
K
:2012/06/04(月) 19:37:29 ID:???
『もしもし、タカヒロ…?』
「………」
『急にいなくなったら、心配するだろ…?ん?』
「………」
『タカヒロ、今日は実家に泊まっていいよ』
黙ったままのタカヒロにそんな風に切り出すと
電話越し、タカヒロが小さく息を呑んだ
「えっ?」
『まつママとヒロパパのとこに、ひと晩お世話になりな』
「………迎えに来てくれないの?」
『だって、オレの顔みたくないんだろ?』
「そんなこと…言ってないもん」
さっきまでの強気な発言はどこへやら、途端に弱弱しい声音で呟く
『たまには泊まってくればいいよ』
「っ…な、なんで?」
あっさりと告げた途端に、タカヒロが狼狽えはじめる
『オレも集中して、台本読みたいし』
「………」
『久し振りにひとりで寝るのもいいんじゃない?』
「…っ、でも…」
『パパとママの言う事、ちゃんと聞けよ?じゃあ、明日事務所で』
「え、えっ…?ちょ…っ、マキさ…っ!?」
慌てるタカヒロに一方的に告げると、そのまま電話を切った
可愛い我儘ばかり言うタカヒロに、たまにはちょっと意地悪をね…
その時のオレはそんな軽い気分だったんだよね
199
:
K
:2012/06/04(月) 19:59:36 ID:???
『それにしても久し振りの独り寝だな(笑)』
深夜、寝室のベッドに横になったオレは、天井に向かって思わず呟く
タカヒロと住むことになった時に、購入したキングサイズのベッドは
オレひとりだと、やけに広く違和感すら感じてしまう
『うーん…寝つけない(笑)』
いつもタカヒロを抱いて寝ているせいか、なんだか調子が狂うんだよな
『はぁ…我儘息子は、今頃どうしてることやら』
すると、オレの呟きに返事をするかのように
枕元の携帯が突然、鳴り響いた
『はい』
「………」
『…タカヒロ?』
「っ…ふっ、ふぇ…っ、うっ、まき…っ、マキしゃ…っ」
『どうした?』
「ひとり、やだ…っ、ひとり、じゃ…寝れない、よぉ…っ、ひっく…っ」
電話越しのタカヒロは、案の定というか、予想通りというか…
嗚咽を堪えながら懸命に訴えてくる
『もう、ギブアップか(笑)?』
泣きじゃくるタカヒロのあまりの可愛さに
思わず笑いそうになるのを堪えながら、優しく訊ねると
タカヒロの嗚咽がますます大きくなる
「…っ、ふぇっ…、おむかえ…っ、きてぇ…っ、ひっく、はや…く…っ」
『わかった、わかったから(笑)…今から行くから、待ってな』
そう告げるのと同時にオレは車のカギを手にして玄関へと向かっていた
200
:
K
:2012/06/04(月) 20:07:01 ID:???
すみませんっ!時間切れの為、今日はここまでです
後半はえち入る予定です…
それにしてもT、泣きすぎですね(笑)
いつも読んでくださる皆様、ありがとうございます!
201
:
名無しさん
:2012/06/04(月) 22:47:11 ID:???
K様、更新ありがとうございます。
やはり月刊のあの言葉だったんですね。
Aちゃんが「Tと一緒に」って言ってくれたのが凄く嬉しかったです。
実は私、TがAちゃんのこと想ってる程AちゃんはTのことを想ってないのかな
って考えたりしてた時期があったんです。
でも今回の発言でAちゃんはTのことをかけがえのない相方として
ちゃんと大切に思ってるんだって分かって本当に感激しました。
今回のMKTのTもめっちゃ可愛いです〜。
MK兄ちょっと意地悪ですね。泣き虫T、可愛くて好きです。
後半はえちの予定なんですね?
次回の更新、楽しみにお待ちしています♪
202
:
M
:2012/06/04(月) 23:17:18 ID:???
K様
お話しありがとうございました。
毎日のように、更新がないか確認していた私です(笑)
K様のTKが大好きです。
MKとのTKは可愛さも倍増で微笑ましいですね。
甘い甘いAちゃんとTKであれば、言うことなしですが・・・(笑)
192様
教えて頂いて、本当にありがとうございました。
すぐに月刊を買いに行きました。
Aちゃんの言葉をずっと眺めて
頭の中であの言葉を何度も繰り返しながら泣きそうでした。
201様の書いてあるように
私も一途に慕ってるのはTKだけで
Aは自分のソロや、やりた事がいっぱいで
TKが思うほど、Aは思ってない気がしていました。
K様
月刊のあの言葉は本当に嬉しかったです。
2本の柱がこの先もしっかりと寄り添い
折れることなく、支え合っていって欲しいです。
ただ、やっぱりTKの事が心配で仕方のない私です。
TKの笑顔が曇る事なくAと繋がっていて欲しいです。
仲直りしたMKとTKの甘いお話し、楽しみにしています。
更新、本当にありがとうございました。
203
:
さらら
:2012/06/07(木) 18:11:46 ID:???
K様、更新ありがとうございます!
月刊の小話、ラブラブで可愛かったですw
写真が本当に可愛くてやばかったですね!横顔の写真にメロメロでした(〃ノ∀`〃)ポッ
Aさん、まさかの写真集www欲しくないわけがありませんね(笑)
K様のAさん、相変わらずちょっとえろくてカッコイイですw
今回のMKT、TK本当に泣きすぎですよ!(笑)
でも滅多に見れない素直に寂しい気持ちを伝えるTKが愛しくて仕方ないです(w´ω`w)
MK兄さん、後でいっぱい可愛がってくださいね。.+:。(〃ω〃)゚.+:。 キャァ♪
次回の更新、とても楽しみにしています♪
204
:
K
:2012/06/14(木) 19:27:49 ID:???
201様
コメントありがとうございます!
すっかり亀更新で申し訳ないですが(汗)
月刊はほんとに良かったですよね〜
201様の仰るように、普段、Aはなかなか気持ちを表に出さないですよね
Tは絶妙なタイミングで時々、ポロッと胸の内を吐き出すことはありますが
Aのあの力強い言葉には書き手も泣きそうになりました
MKT、可愛いとのコメントありがとうございます!
毎回お約束のように(笑)Tは泣いてますが、T相手にちょっぴり意地悪なMK兄が
書き手は大好きだったりします(笑)
大人の余裕ですよね〜続きも楽しんでいただけると幸いです
M様
コメントありがとうございます!
月刊のAの言葉はATファンにとっては、ほんとうに嬉しいものですよね
Tのソロプロジェクト…もちろん嬉しいですが、なんだかそれをキッカケに
ATが増々、それぞれのソロで忙しくなっていくんじゃないかと思ってたので
そんな気持ちの時に、あのAの言葉には救われたように思いました
あれは不安に思ってるATファンに向けてのメッセかなと…
オレ達はずっと一緒だから、心配しないで…と言われてる気がしました
ATに関して、不安な気持ちの時に、ついついMKさんに甘える書き手です(笑)
なんだかMK兄にメロメロにTを甘やかしてもらいたくなっちゃって…
それがお話に現れるという(笑)
続きも楽しんでいただけると幸いです
さらら様
コメントありがとうございます!
月刊Tは可愛くて綺麗でしたね〜
前回も素敵でしたが、今回もよかったです!
Aがえろくてカッコいいのコメント、嬉しいです〜!!
Aはムッツリ(笑)だと思うんですよね、書き手のなかでは…
MKさんはわかりやすいエロ魔人(笑)でAは表には見せないけど、実は…かなり(笑)
みたいなイメージがあります(笑)
TKはほんとに泣きすぎですよね〜
ドSな書き手なもので、すみません(笑)
でもそれはTが可愛すぎるからっ!!MKさんに可愛がってもらおうと思います
205
:
K
:2012/06/14(木) 20:08:38 ID:???
オレ達の自宅から、車で5分程の距離にあるヒロさん宅に到着
タカヒロの携帯を呼び出すと
少ししてフードを目深に被ったジャージ姿のタカヒロが
エントランスに現れ、車に乗り込んできた
『おまえ、どんだけ泣いたの?』
タカヒロの顔を見た瞬間、オレの口から吐き出されたセリフに
俯いて顔を隠したタカヒロが、泣き腫らした目元を擦る
『こら、そんなに擦らないの!』
「…だって」
拗ねたように唇を尖らせてオレを見るタカヒロのその目尻を
親指の腹でそっと撫でながら、思わず苦笑い
『明日、確実に腫れるな』
「…ごめんなさい」
途端、シュンとしたタカヒロに
家から持ってきた冷えたジェル状のアイマスクを手渡した
『ほら、冷やして』
そういって助手席のシートを倒し、楽な姿勢をとらせると
閑静な住宅街の中、静かに車を走らせた
206
:
名無しさん
:2012/06/16(土) 12:04:22 ID:???
K様。
いつも可愛いT受け話をありがとうございます!
疲れた身体にK様の甘〜いお話が身に染みます(笑)
そして、意地悪で大人の余裕なMK兄も好きですが、Tに関しては余裕のない、Tの涙には弱いMK兄も私は大好きです(笑)
今後の展開楽しみにしてます〜
207
:
K
:2012/06/17(日) 17:54:51 ID:???
206様
コメントありがとうございます!
全然、更新出来ていないにも関わらず、コメントをいただき
なんだか申し訳ないですが、温かいコメントに書き手の疲れも吹っ飛びます!
疲れた身体にMKT(笑)なんだかCMのタイトルにでもなりそうな…(笑)
先週のた〇しいでもMT&MKのお兄ちゃんズに挟まれ照れるTKが可愛くて
何度もリピして観てました!
Aの意地悪ドS発言も笑っちゃいましたが(笑)
頑張って更新していくので、楽しんでいただけると幸いです
208
:
K
:2012/06/17(日) 18:39:35 ID:???
「マキさん」
静かな車内に囁くような呟き
『なんだ、起きてたの?』
てっきり寝ているとばかり思ったオレが、隣のタカヒロを見遣ると
オレに向かって伸ばされたタカヒロの指先が
オレのシャツの裾をキュッと握りこむ
『ひとりじゃ寝れなかった?』
「…うん」
『寂しかった?』
「うん」
『じゃあ、もうあんな風にヤキモチ妬くなよ?』
そういって、髪をくしゃっと掻き混ぜるとタカヒロはコクンと頷き
しばらくすると穏やかな寝息が聞こえてくる
きっと泣き疲れたせいもあるのだろう
あっという間に、深い眠りに誘われたタカヒロの
その手はしっかりとオレのシャツを握ったまま
その可愛い仕草にオレは口元を綻ばすと
泣き腫らした瞼にそっとキスを落とした
209
:
K
:2012/06/17(日) 19:47:44 ID:???
『よいしょ…っと』
マンションの駐車場に着いても、いまだ深い眠りに落ちているタカヒロを
肩に担ぎ上げて家まで運ぶと寝室のベッドにそっと下ろす
「んっ…」
その拍子に僅かに身じろいだタカヒロが、ぼんやりと瞼を開けると
パチパチと数回瞬き、ゆっくりとオレを捉えた
「…マキしゃ、ん」
寝起き特有の舌足らずな声音にふっと笑みが零れる
『まだ寝てていいぞ』
そう告げて、クローゼットからスウェットを取り出して着替えていると
シーツにグリグリと額を擦りつけていたタカヒロが、ゆっくりと起き上がる
「んぅ〜…マキしゃん」
ベッドの上にペタンと座り、オレに向かって両手を伸ばしてくるタカヒロに
微笑んでベッドの端に腰掛けると、タカヒロの両腕がオレの首に回された
『まだ眠いだろ…?』
「…んぅ」
タカヒロの背中を宥めるようにぽんぽんっと擦ると
額をオレの肩に擦りつけていたタカヒロが、甘えるように鼻先をオレの首筋に
スリスリと擦りつけてくる
『ふっ、擽ったいだろ…?』
「マキしゃん、いい匂い…」
まるで子猫のような仕草に好きなようにさせていると
オレの身体に伸し掛かってきたタカヒロにベッドへと押し倒された
『おわっ!?』
「マキしゃん」
『危ないだろ…?』
咄嗟にタカヒロの腰に腕を回して、身体を支えると
オレの腰に跨ったタカヒロが潤んだ瞳でじっと見下ろしてくる
「…マキしゃん」
『ん?』
「したい」
『えっ?』
「えっち…したい」
驚きに目を見開くオレに
熱を孕んで煌めく瞳のタカヒロがゆっくりと近づいてきて
オレの唇にしっとりとキスをした
210
:
K
:2012/06/21(木) 19:52:04 ID:???
『眠いくせに』
「眠いけどシたいんだもん」
口づけを解き、形のいい鼻先をキュッと抓んで諭すと
唇をむぅと尖らせながら、そう言い募る
それから、「よいしょ」とオレの腹の上で体勢を整えたタカヒロは
おもむろにオレのシャツに手を掛けてきた
「はい、マキさんバンザーイ」
『ちょ、おい…っ』
オレの静止も無視され、あっという間にシャツが頭から抜き取られる
「次はこっち…」
『こらっ!タカヒロ』
オレの呼びかけにも「ん?なぁに?」と可愛らしい表情を浮かべ
嬉々としてオレのハーフパンツに手を掛けたタカヒロは
下着ごとずり下ろす
211
:
K
:2012/06/21(木) 20:52:27 ID:???
「あれ…っ?まだ、勃ってない…」
『あのね…人をそんな万年発情期みたいに(苦笑)』
オレの下腹に視線をやり
まだ大人しいオレのモノをじっと見つめたタカヒロの口から
そんなセリフが飛び出し、オレは苦笑い
さすがにオレもそんな節操なしではない
「んー、じゃあ舐める」
『…はっ?ちょ…っ、待て』
慌てたオレが身を捩る間もなく、オレのモノにそっと手を添えたタカヒロは
先端の窪みにチュッとキスをしてから、はむっと熱い口内に含んでいく
『…っ!』
「…んぅ…ふ…っ」
ぴちゃっ、くちゅ…っと夢中になってオレのモノを舐めしゃぶるタカヒロの腰は
無意識にだろうユラユラと揺れていて、その愛らしい仕草に思わず目を細める
卑猥な水音が室内に響き渡り、そのうちオレの怒張から先走りが溢れるようになると
タカヒロの舌先が、その下の膨らみに移って、袋ごと転がしたり
クチュクチュと頬張ったりと懸命に愛撫を施してくれる
「ん…っ、ふぁ…っ、マキしゃ…んぅ、気持ち、いい…?」
『あぁ、すごくいいよ』
小さい子を褒めるように、タカヒロの髪を優しく撫でてから
シャツの隙間からそっと手を忍び込ませて滑らかな背中に手を這わした
「…っ、あんっ」
背骨の連なりに沿って、つぅーっと指先を這わすと
タカヒロの身体がぴくんっと震える
『なぁ、タカヒロ…お尻をこっちに向けてごらん?』
「やぁん…っ」
オレの指示に逃げかけた腰をぐっと掴んで押しとどめると
少々強引にタカヒロの片方の足首を掴み、そのまま身体を反転させ
オレの顔を跨ぐように太腿を開かせた
「あぁっ…ん!」
212
:
名無しさん
:2012/06/25(月) 17:16:19 ID:???
K様更新ありがとうございます。
w○shのCMでTとMKにぃ共演してますね。
歌とDJだけど(笑)
DJMKにぃカッコイイです。
Tはきっと○ーガールズちゃん達にもやきもち妬いてると思う(^^)
たまにはTにも我が儘言わしてあげてほしいな。
泣くTは襲いたいぐらいかわいいけど♪
213
:
K
:2012/06/28(木) 18:49:53 ID:???
212様
コメントありがとうございます!!
すっかり亀更新になってしまっていて…ほんとに申し訳ないです!
Tの声とMK兄のCM共演はテンションTKになりました〜!!
あれ、ライブとかでお披露目してもらいたいですよねぇ…
MKさんのDJにノリノリで唄うTKとか見てみたいものです
とにかく更新頑張りますので、続きも楽しんでいただけると幸いです
214
:
K
:2012/06/28(木) 19:44:50 ID:???
『ん〜イイ眺め』
「っ…やぁ、んっ」
オレのモノを舐めしゃぶりながら腰を揺らしていたタカヒロのソレは
すっかり勃ちあがっていて先端から透明の雫を溢れさせている
『舐めていい?』
「あんっ」
茎に沿って舐めあげ、舌先で先端の窪みを擽る様に撫でまわすと
タカヒロの腰は愛撫に合わせるように淫らに揺れる
「んあっ…あ、あっ…んん…っ」
滑らかで弾力のある太腿から双丘をゆったりと撫でまわしていた手で
形のいい尻をぐいっと左右に押し開くと、タカヒロの背中がぴくんっと震えた
『ヒクヒクしてるね』
「みちゃ、いやぁ…っ」
ヒクヒクと蠢き、卑猥で、それでいて綺麗な蕾にチュッとキスをしてから
唾液をたっぷりと含ませた舌でぴちゃ…っと舐めあげる
「ふぁ…んっ、あ、あっ」
『んー、エロい』
ぴちゃっ、くちゅ…っと蕾の周囲を舐め溶かすように濡らしながら
尖らせた舌先でつんつんと孔を突く
「んっ、ん、だめ…っ、やあん…っ!?」
懸命に身体を支えていたタカヒロの腕からがくんっと力が抜けたかと思うと
そのままオレの顔の上に可愛い尻がペタンっと押し付けられた
『おっ…!?』
「ひゃんっ!?やぁ…っ、だめ…っ」
好都合とばかりにオレの顔の上の尻を掴んで、少し浮かすと
そのまま尖らせた舌先を襞の中にねじ込む
「あっ、ぁ…っ、ふぁ…ん…っ」
ヌチュ…っ、ヌプ…っと舌を抜き差しするたびに
淫らな水音が響き、部屋の空気を濃厚なものへと変えていく
215
:
K
:2012/06/28(木) 20:52:06 ID:???
「マキしゃ…っ、あ…ん…っ」
『ん〜?どうした?』
尻から顔を上げると、首を捻ったタカヒロが水分をたっぷりと含んだ瞳で
オレをじーっと見つめている
「マキしゃ…、マキしゃ…ん、おしり、おしり…もう、やぁ…っ」
『気持ちいいだろ…?』
「んっ、んん…っ、いい…っ」
たっぷりと濡れそぼった襞の中に指を一本差し入れると
ぐちゅぐちゅっと掻きまわす
「あ、あっ、んぅ…っ」
『濡れ濡れだな』
指を増やし、タカヒロの感じるポイントを抉るように擦りあげると
タカヒロはオレの太腿にしがみ付いて身体を震わせる
「ん、んっ、もぅ…っ、でちゃ…ぅ、あ、あっ…」
『もうちょっと我慢』
「やぁ…っ、できな…っ」
フルフルと首を振って瞳からポロポロと快楽の涙を零すタカヒロは
天を突くように勃ちあがったオレのモノを握りしめ
煽り立てるように扱き始める
「コレ…っ、欲しい、の…っ、ちょう、だい…っ」
『コレって、なぁに?』
「っ…マキさん、の…っ、おっき、いの…ちょうだ…い…っ」
『ドコに?』
「ふぁ…っ、あん…っ、ココ…っ」
舌足らずな口調で告げたタカヒロは自分の指をソロソロと這わせ
赤く爛れたような襞へと、くちゅりと差し入れた
「あんっ!」
『エロいなぁ』
216
:
K
:2012/07/02(月) 11:43:41 ID:???
「マキさん、の…っ、ほし…、ほしい…よぉ…っ」
『じゃあ、自分で入れてごらん?』
「っ…ふぇ…っ?」
大きな瞳からポロポロと大粒の涙を零し
懸命に訴えるタカヒロのエロ可愛さにオレが意地悪くそう告げると
タカヒロがキョトンと目を見開きオレを見返す
「オレが…入れるの?」
『自分で出来るだろ?…ん?』
タカヒロの指が含まされている襞の周囲を指先で擽る様に撫でると
次の行為を期待するかのようにヒクヒクと蠢いている
「ん…自分で、する」
くちゅんっと自分の指を抜いたタカヒロは、そろそろと尻を動かし
天を突くオレの怒張を片手で握ると、ゆっくりと腰を下ろしていく
「ん、んん…っ、硬い…っ、おっき…っ」
『ほら、力抜いてごらん…それじゃ入らないだろ?』
先端の張り出した部分をなかなか呑み込めず
苦戦しているタカヒロを助けてやろうと、腹筋を使って起き上がると
括れた腰をぐっと掴んでそのまま小刻みに揺らしてやる
「あっ!あんっ…やぁ…っ、まっ、まってぇ…っ」
『ムリ。待てない』
オレのムスコもタカヒロの中に入りたくて限界だ
217
:
K
:2012/07/02(月) 19:38:55 ID:???
「あぁっ…!!」
襞の浅い場所でゆるく抜き差しをしていたのを一気に奥まで穿つと
内腿を細かく痙攣させながら嬌声を放ったタカヒロが白濁を飛び散らせた
『出ちゃったな』
「ふぁ…っ、んっ…はぁ、っ」
オレの身体の上、くったりと力の抜けたタカヒロをそっと仰向けに横たえると
ほどよく筋肉のついた滑らかな太腿を左右に大きく押し開く
「マキさん…」
『愛してるよ』
悦楽の余韻にトロンとした瞳のタカヒロに囁くように告げると
その潤んだ瞳からまるで水晶のような輝きをもつ涙がポロッと零れ落ちた
『泣くなよ』
「だって…」
鼻をスンッと啜るタカヒロがオレをじっと見上げる
『だって…?』
「だって、マキさんカッコいいんだもん」
タカヒロのセリフに思わず笑ってしまいながら
汗が滲む額にチュッとキスを落とすと、柔らかく解れて濡れたままの襞を掻き分け
一気に奥まで挿入した
「あぁ…っ、あん…っ!」
そのまま、グチュグチュと卑猥な音をさせて熟した襞を掻き混ぜる
「やっ…あんっ、ひぁ…っ、だめ…ぇっ」
『すげぇ、絡んでくるよ』
「あぁ…っ、あ、あんっ…んっ」
腰を前後左右に動かしてタカヒロのいいトコロを擦りたてると
タカヒロが懸命にオレの肩にしがみ付いて甘い嬌声を上げる
218
:
K
:2012/07/02(月) 20:59:50 ID:???
『っ…タカヒロ、愛してる、愛してるよ』
「っ、ふぁ…っ、あっ、あ、オレ…も、オレも…大好き…っ、愛して、る」
結合部から漏れるヌチュ…っ、クチュっ、という淫靡な水音に官能を煽られながら
タカヒロの最奥を蹂躙する
「ひぁ…っ、やぁ…っ、もぅ、いっちゃ…っ、いっちゃ、う…っ」
『…っ、いいよ、イってごらん』
「あっ、あ、あっ…だめぇ…っ、いく…っ!!」
甘い吐息を紡ぐタカヒロの唇を塞ぎ、荒々しく舌を絡めとると
オレの腹に擦られていたタカヒロ自身から白濁が滴り
達した余韻にビクビクっと身体を震わせるタカヒロの最奥に
オレも熱い迸りを放った
「はぁ…っ、はぁ、んっ…」
『大丈夫か?』
「ん」
汗でしっとりと湿った髪を梳き、額に唇を滑らせると
濡れた睫毛にもチュッとキスを落とす
『気持ちよかった?』
「…うん」
タカヒロの顔を覗き込むようにして、そう訊ねると
恥ずかしそうに顔を伏せたタカヒロがコクンと小さく頷く
腕の中の愛しい存在を実感しながら、タカヒロの背中を優しく擦っていると
あっという間に深い眠りに誘われたタカヒロがオレの胸に顔を擦りつけてくる
『なぁ…ツアー終わったら水族館デートしようか』
もう、眠ってるかな…と思いながらも、タカヒロに耳朶にそう囁くと
まるで子猫のように耳をピクッと震わせたタカヒロがパッと顔を上げた
「ほんとに!?…いいの!?」
その愛らしい表情に幸せな気分になりながらオレも笑顔でこたえる
『ツアー終わったら、少しはオフあるだろ…?』
後でヒロさんに確認しておこう…そう思ってるオレの腕の中で
タカヒロは早くも興奮した様子でキラキラと瞳を輝かせる
「やったぁ!!水族館行ったら、ペンギンさんみたいなぁ…」
きっと可愛いだろうなぁ…
そう呟くタカヒロはペンギンなんかより何万倍も可愛いい
激しい情事の名残に、ぴょこんと撥ねた髪がまるでペンギンみたいで
オレはそれにクスクス笑いながら、キョトンと不思議そうな顔をするタカヒロに
そっと優しいキスをした
〜Fin〜
時間掛かり過ぎてしまいほんとうにすみませんでした!!
やっとこさ、終わりました
なんだか消化不良な感じですが(汗)とりあえず終わりとさせていただきます
ライブではAT萌えなど色々とありましたね〜
色々と書きたいお話はありますが…
とにかくもうちょっと頑張って更新していきたいと思います!
いつも読んでくださる皆様、ありがとうございます!!
219
:
名無しさん
:2012/07/02(月) 21:30:32 ID:???
K様、更新ありがとうございます。
消化不良な感じなんてとんでもないです。
すごく素敵なえちでした。
MK兄ちょっとイジワルでしたけど、
ちゃんという事聞いて頑張るT、可愛かったです〜。
そうですよね。ペンギンよりTの方がずっと可愛いに決まってます!
ライブではAちゃん、爆弾発言しましたね〜。
リアルでもいつもTに「可愛いよ」とか言ってるんじゃないの?
なんて妄想して嬉しくなってしまいました!
次回の更新、お待ちしています♪
220
:
M
:2012/07/02(月) 22:33:32 ID:???
K様
ラブラブなMKTKのお話しありがとうございました。
リアルATKの事とか、他の事でTが心配で辛い時
MKTKのお話しを読むと癒されます。
K様のMKさんは、とっても優しくてエロくて(笑)
いつも大きな愛でTKを甘やかしてくれるので大好きです。
MKさんに可愛がられるTKは最強に可愛いです。
そして、ここのTKはメンバー皆からも可愛がられていて
本当に嬉しいです。
ライ○ビ○ーイ○グ行きました。
最後の2人のMCの時に
AちゃんがTKに「可愛いな〜」って本当に嬉しそうに言ってたのが
忘れられないですね。
「隣で寝てる・・・」発言にはもう顔がニヤけて仕方なかったです(笑)
こんな2人が見れて本当に嬉しかったです。
亀更新でも、全然気になさらないでくださいね。
K様がここに書いてくださる事、それだけで嬉しいです。
長々失礼しました。
またお話し読ませてくださいね。
221
:
さらら
:2012/07/04(水) 20:58:17 ID:???
K様、更新ありがとうございます!!
お疲れ様です!
昔自分もエッチを書いたことがありますので、エッチ話の困難さに実感していました^^;なかなか文字になれなくて><
だからK様のエッチ話本当に素敵だと思ってます!><すごいです!
消化不良なんて全然、ずっと期待しているだけですよヽ(*´v`*)ノ
今回のTK、前よりもっと鼻血が出てくるぐらい積極的で、エロくてやばかったです(〃ノ∀`〃)ポッ(笑)
MK兄も、いつも格好良くて、ずるいですね・・・(w´ω`w)(何)
K様の書いた、MK兄と一緒にいるTKは、Aちゃんとの時より、いつも敬語が少なくなっている気がしますね。やはりMK兄と一緒にいる時の感じが違うんだよね・・・
って、私は勝手にこう思いました(笑)
ライブの話なんですが、Aちゃんが本格的ソロが始まるって聞いた時、本当に気持ちが一瞬切なくなっていたんですが・・・
最後のMCのお陰、一発で直りました(爆)ほかのATスレで紹介されたトーク音源を、何回聞いてもにやけが止まらないです。
可愛いと言ってるAちゃん、普段どれだけTKの可愛いさにやられてるんですか?!って突っこみたいぐらいやばかったですwww
嬉しそうに「是非!隣をあけて待ってます」と返事したTKの乙女発言も凄かった・・・こんな対話を聞けるなんて、嬉しすぎて泣けます(笑)
長すぎてごめんなさい。
K様のペースでいいので、次回のお話を楽しみにしていますv
222
:
K
:2012/07/05(木) 18:42:34 ID:???
219様
コメントありがとうございます!
完結まで随分と時間が掛かってしまったので申し訳ない気持ちでいっぱいでしたが
いつも気長にお待ちいただき感謝しています!
Tに対して、ちょっと意地悪なMK兄は書き手の大好物です(笑)
MK兄に対しては素直に甘えたり、我儘言ったりしてそうな気がします
ATのMCは素敵でしたね〜!!
何度も音源をリピしまくっています!
Aは昔からTKに対して「可愛い」とか「オレの仔犬」とか言ってきましたけど
久々に萌えが爆発しました(笑)
さっそく小話に使おうと思ってます!
M様
コメントありがとうございます!
M様と同じように、リアルATで色々辛くなるとMK兄に助けを求める書き手です(笑)
MKさんに思いっきりTKを甘やかしてもらいたくなって
MKT話が書きたくなるという…それだけATに関しては、感情移入してしまうんですよね
ライブビューイング行かれたんですね〜!!
あのMCは萌えが爆発ですよね!
Aは昔からちょいちょいあんな風に爆弾を落としてくれますが
きっと年上バンドメンバーに囲まれ可愛がられてるだろうTKに
ちょっとヤキモチ妬いての発言なのかなとニヤニヤしてしまいました
相変わらずの亀更新になりそうですが、これからも宜しくお願いします!
さらら様
コメントありがとうございます!
仕事が忙しく、更新がなかなか出来ずにいると
モチベーションを保つのがちょっと難しかったりしたので
えちも自分的には消化不良気味だったんですが、読み手様からのコメントに
ほっといたしました
Aのソロへのお気持ち、痛いほど判ります!
ATの強い絆があってこその、それぞれのソロ活動だと思ってますので
最近の状態には切なくなることも多々あります
だって誰よりもATの二人が、ずっとふたりで一緒に唄っていきたいと
願っているはずですから
でも二人の甘いMCを聞くと、ほっとしますね〜
二人は変わらずラブラブなんだと(笑)
次の更新も頑張りますので宜しくお願いします!
223
:
K
:2012/07/06(金) 15:47:54 ID:???
キミに誓う 〜AT〜
『はぁ…大丈夫かな』
広い打ち上げ会場の一角
ひときわ盛り上がるテーブルを見つめ、大きな溜息をつくと
背後からポンッと肩を叩かれ振り返る
『お疲れ、アツシ』
『マキさん』
『…なんだよ、浮かない顔して』
オレの眉間の皺を指して、マキさんが苦笑を漏らす
『…あれ』
『ん?』
『あそこ』
『あー、アレね(笑)』
オレの視線の先を追ったマキさんは、すぐに納得したように頷いた
224
:
K
:2012/07/06(金) 16:00:55 ID:???
『ペース早すぎだよ』
『ははっ、盛り上がってんなぁ』
思わず愚痴を零すオレの視線の先には
ツアー最終日の今日、満を持してお披露目された
バンドのメンバー達と盛り上がり、はしゃぐタカヒロの姿
タカヒロがビールを呑むペースは、さっきから留まることをしらなくて
いくら打ち上げとはいえ、オレは心配でしょうがない
『緊張してたからな…やっと解放されたんだろ』
『…まぁね』
ツアーが始まり、今日を迎えるまで
タカヒロがそれこそ緊張で夜も眠れない日々を送ってきたことを
傍にいたオレは誰よりも知っている
そして、今日無事に唄い終ったタカヒロを労うように抱きしめた腕の中で
タカヒロの瞳にキラリと光るものがあったことも
『タカヒロはほんとに頑張ったと思う』
あの子の芯の強さは、メンバーとしても恋人としても尊敬に値する
『そうだな…あーあー、懐いちゃって、まぁ』
苦笑交じりのマキさんの呟きに、タカヒロを見遣ると
年上の大先輩方に囲まれて無邪気に笑っているタカヒロが見える
225
:
K
:2012/07/06(金) 16:19:03 ID:???
くしゃりと頭を撫でられ、擽ったそうな表情のタカヒロは
だいぶ酔っているのか、隣に座るドラムの人の肩に
時折、甘えるように寄りかかっている
『はぁ…』
そう、コレ…コレだよ
さっきからオレの溜息の原因はコレなんだ
いくらアルコールが入っているとはいえ、無防備すぎない?
『あっちゃん、寂しいな〜(笑)』
『うるさいよ』
マキさんのからかうようなセリフにジロッと睨みを利かす
すると突如、オレの耳に飛び込んできた恋人の名前
『あぁー!!タカヒロくん!』
大きな声でタカヒロの名前を呼ぶショーキチに、慌てて顔をそちらへと向けると
さっきまで楽しそうにはしゃいでいたタカヒロが
なぜかテーブルに顔を突っ伏していた
その左手には、グラスが握られたまま
226
:
K
:2012/07/06(金) 17:00:09 ID:???
『どうした?』
別のテーブルから駆け寄るヒロさんの姿に
オレも慌てて椅子から腰を浮かす
『タカヒロくん…寝ちゃってます(苦笑)』
困ったようにヒロさんとオレに告げるショーキチに
オレとヒロさんも顔を見合わせて思わず苦笑い
『だからペース早すぎだって…』
『まぁ、あれだけ緊張してたから…ほっとしたんだろ。タクシー呼ぶか』
そういってタカヒロのマネージャーを呼んだヒロさんは
ついでにナオキにも声を掛ける
『ナオキ、悪いけどタクシー来たらタカヒロを運んでくれるか』
『あぁ、じゃあオレが運びますよ』
ナオキが返事をする前に、そんなセリフと共にスッと伸びてきた骨太の腕
タカヒロの隣に座っていたバンドメンバーのドラムの男性だった
『いやっ…それは、』
さすがに戸惑った声を出すヒロさんをよそに、その人は軽々とタカヒロを抱き上げてしまう
オレは目の前でオレ以外の男性に抱き上げられるタカヒロを
ただ呆然と見守ることしかできない
『タクシー来ましたよ』とのスタッフの声に、ドラムの男性はタカヒロを抱いて
店の入口へと向かう
オレもタカヒロの荷物を持って後を追い、なぜかメンバーもぞろぞろとついてくる
227
:
K
:2012/07/06(金) 17:57:50 ID:???
「んっ、んぅ…」
店の外へと出る手前で、不意に男性の腕の中のタカヒロが身を捩ったかと思うと
次にスリスリと男性の胸元に顔を寄せ、鼻先を擦りつける
『タカヒロ?』
オレが顔を覗き込んだ途端、タカヒロの瞳がパチッと開いた
「んっ…あれ…?」
そのままパチパチと数回瞬いた後、タカヒロの口から零れ落ちたセリフは
「アツシしゃんの匂いじゃない…」
そういって男性の腕から下りたタカヒロは
覚束ない足取りで、オレの目の前までフラフラと歩み寄ってきたかと思うと
次の瞬間、ぎゅうっと抱きついてきた
「あー、アツシしゃんだ…アツシしゃんの匂い」
瞬時にシーンと静まり返る空間
広い店内、何百人単位で打ち上げを行っている為
もちろんあちらこちらで盛り上がっている声は聞こえるが
オレ達メンバーの周りの空気は一瞬、凍りつく
オレとタカヒロの関係を知らない人達も当然ここにはいる訳で…
視界の端に映るのは、苦虫を噛み潰したような表情のヒロさん
タカヒロを腕に抱いたまま、この状態を何て切り抜けようか
必死に考えを巡らせるオレの横でマキさんが助け船を出してくれた
『あー…ほらっ、タクシー待ってるぞ!酔っぱらいは早く帰りなー』
そういってマキさんに背中をぐいぐい押されながら
店の外まで誘導された
『マキさん、ごめん』
『フォローしとくわ(苦笑)今度、何か奢れよ』
そういって苦笑いを浮かべるマキさんに感謝しつつ
オレの膝の上で再び眠ってしまったタカヒロと共に家へと向かった
228
:
K
:2012/07/06(金) 18:11:58 ID:???
無事に家へと帰り着くと
タカヒロをベッドに放り込んでから、オレも隣に身体を滑らせる
『はぁ…呑気な王子だな、人の気も知らないで…』
シーツに肩肘をついて、すぅすぅ穏やかな寝息を立てるタカヒロの寝顔を見つめる
今日のステージでのタカヒロは最高にカッコよかった
タカヒロと共に同じ空間にいるバンドのメンバーに嫉妬してしまうぐらいに
『あんまり無駄に色気を振りまかないでよ』
タカヒロの綺麗な形をした鼻先をキュッと抓むと
むずがるように身を捩ったタカヒロがぼんやりと瞼を開ける
「んぅ…アツシさんだぁ」
オレの顔を見た途端、パッと花が咲くような笑顔を見せるタカヒロ
229
:
K
:2012/07/06(金) 18:25:41 ID:???
「やっぱり、隣にいた」
『…やっぱり?』
なんのことか判らず首を傾げるオレの横で
タカヒロが拗ねたようにむぅと唇を尖らせる
「だって、みんなの前で約束したも…ん、一緒に、寝るって…」
『あぁ』
そう、確かに言った…今日のライブのMCで
タカヒロのあまりの可愛さにポロッと本音が零れ落ちてしまった
あの後、ヒロさんに裏で随分叱られたけど(苦笑)
「よかったぁ」
『ん?』
はふっと大きな欠伸をしたタカヒロは、まだ眠いのか瞼を擦りながら
オレの腕の中へと擦り寄ってくると小さく呟いた
「いつも…これからも…ずっと、隣…いて…ね」
タカヒロの指先がそっと伸びてきて、オレの手をキュッと握ると
そのまま再び、すぅーと眠りに落ちてしまった
『タカヒロ』
安心したように眠るタカヒロの穏やかな寝顔に笑みが零れる
『ほんとに可愛いなぁ…』
どれだけオレを夢中にさせるの?
230
:
K
:2012/07/06(金) 18:42:45 ID:???
『愛してるよ』
そう囁いて穏やかな吐息を漏らす唇にそっとキス
するとオレの囁きにこたえるかのようにタカヒロの唇が小さく動いた
「ずっと、一緒…好き、アツシさ…ん」
ムニャムニャと可愛い寝言を呟くタカヒロに、ぷっと吹き出してしまった
『あははっ…なんでこんなに可愛いかなぁ』
飽きることなくタカヒロの寝顔を見つめ、髪を優しく梳いていると
タカヒロの唇がまた小さく蠢く
「ん、もっと…して」
タカヒロの口から零れた甘い寝言にドキッとして
思わずオレのムスコが反応したことはタカヒロには内緒
『起きたら覚悟しててね?』
タカヒロの耳朶にそっと囁いて腕の中のタカヒロを抱きしめると
幸せな気持ちに浸りながら、ゆっくりと瞼を閉じた
〜Fin〜
えちもない小話ですがライブMCから浮かんだお話です
ドラムの方が出てきたのは…個人的に気になる方なので(笑)
TK自身、メンバーに可愛がってもらいながら…と発言してましたが
あの発言はAを始めEXメンバーはやきもち妬いてると確信してます(笑)
次回のお話でも宜しくお願いします!
231
:
名無しさん
:2012/07/06(金) 22:39:01 ID:???
うわうわッ、K様更新ありがとうございます!
私も実は、ドラムの方気になってます^^;
実は今日、ドラムの方のツイッターを見ていたら、Tをお姫さま抱っこ…との呟きがされていました!
どういう意味かよくわからないのですが;このお話を読んでビックリしました(笑)
ドラムだけあって逞しいしカッコイイなあ…身長も高いらしいし。でも放浪メンバーがヤキモキしてる図に萌えました(笑)
ATの例のMCヤバかったですよね!体温が二度上がりました↑(笑)
素敵なお話ありがとうございました!
232
:
名無しさん
:2012/07/07(土) 00:33:29 ID:???
K様、更新ありがとうございます。
早速例のMCのお話をお書きになったんですね。
私も音源リピしてニヤニヤしてます。
Tがドラムの方の胸元に鼻を擦り付けてたのは
Aちゃんと勘違いしてたんですね。
Tの台詞じゃないけど、ホントにAちゃんはこれからもずっと
Tの隣にいて欲しいです。
そうですね。メンバーに可愛がってもらいながらって言ってましたね。
それにしても231様のTをお姫様抱っこって気になります〜。
次回の更新、お待ちしています♪
233
:
さらら
:2012/07/09(月) 21:32:48 ID:???
K様、ライブネタの小話、ありがとうございます!!
えちがなくてもとても癒される話です。
舌足らずな喋り方をしているTKはめちゃ可愛いです!ヽ(〃v〃)ノ
MCの後、裏でヒロさんに随分叱られたAちゃんを想像してしまって、思わず笑っちゃいました。なんか萌えますね〜(笑)
バンドのドラムの方、本当に気になっちゃいますねww
先輩たちに可愛がってもらっているなんて、メンバーたちにやきもち焼かせるつもりですかTK(笑)
余談ですが、ライブの時、ギターのHさんとTKの絡み、ほとんどなくて、意外と軽い感じですね。
もしかして誰かさんのため、遠慮して、気遣ってくれるかな?……(笑)←完全に自己妄想ですみません。
次回の更新、楽しみにしていますヽ(*>∇<)ノ
234
:
K
:2012/07/10(火) 15:38:44 ID:???
231様
コメントありがとうございます!!
ドラムの方、気になりますよね〜
歳の差CPに萌える書き手なので(MK兄やHさんなど)ドラムの方も
気になる存在です(笑)
ビジュアル的にもいいですよね〜
あの豪華なメンバーに囲まれたTKはどんな話しをするのか…
ぜひ一度見てみたいものです
きっと可愛がってもらってるんだろうなぁ…と思いつつ、MKさんやAが
ヤキモチ妬いてるんだろうなと思います(笑)
次のお話も楽しんでいただけると幸いです
232様
コメントありがとうございます!
あのMCの音源は永久保存ですよね〜!!
ほんとにAは昔から時々、さらっと、ポロッと爆弾発言を投下してくれますね(笑)
バンドメンバーに可愛がられてるTKが心配故に5万人の前で
TKはオレの!アピールだったのかなと思いました
次のお話も楽しんでいただけると幸いです
さらら様
コメントありがとうございます!
えちがなくても大丈夫でしたでしょうか…?
舌足らずな喋り方のTKは想像するだけで萌えます(笑)
酔っ払って舌足らずとかリアルにありそうですよね
ギターとの絡み…なかったですね
やっぱり緊張したのかな…と思いましたが、これから夏にかけて
色んな場所でお白目してもらいです。
ギターとがっつり絡むTK…見てみたいですが、きっと後でMK兄やAに
お仕置きされちゃいますね(笑)
235
:
K
:2012/07/10(火) 15:40:44 ID:???
さらら様
お白目→お披露目 です(笑)
気付いたらパソコンの前で寝てました(笑)すみません!
236
:
K
:2012/07/10(火) 16:16:57 ID:???
キミが好き 〜AT〜
『ねぇ、タカヒロ…まだ怒ってるの?』
ベッドに上半身を乗り上げ
真っ白な物体に向かって、声を掛け続けることすでに数回目
「知りません」
シーツ越しのくぐもった声はツンとした響きをもって、そう応えた
『寒いなんて言ってごめんね』
誠意をもってそう謝るも
「…別に気にしてません」
シーツに身を隠したタカヒロは、あくまでも素っ気ない
237
:
K
:2012/07/10(火) 16:48:24 ID:???
「どうせオレはプロなのに、好きな人の前で勝負曲を唄うような
寒いヤツですから…」
その拗ねたような響きがあまりに可愛くて
悪気はなくても小さく吹きだしてしまった
『思いっきり気にしてるじゃん(笑)』
「してませんってば!!」
強がった声とともに、白い塊がゴソリと蠢きベッドの端へと移動する
タカヒロの顔が見れないことに、いい加減焦れたオレは
そうっと近づくと、シーツごとタカヒロをギュッと抱きしめた
『ちょっとヤキモチ妬いたんだよ…オレには唄ってくれたことないから』
タカヒロの大好きな甘い声でそう囁いた途端
オレの抱擁に身を捩り、モゾモゾ動いていた身体がピタッと静止した
「………」
『…タカヒロ?』
「………ある」
『えっ?』
今にも消え入りそうな呟きに、慌てて訊き返すと
信じられない答えが返ってきた
238
:
K
:2012/07/10(火) 17:03:43 ID:???
「アツシさんの前で…唄ったこと、あります」
『え…嘘…』
予想外の答えにしばし呆然としていると
シーツの中に隠れていたタカヒロが、ひょっこり顔を覗かせた
「…やっぱり、忘れてる」
はぁ…と大きな溜息をつき、ガックリと頭を垂れるタカヒロの様子に
我に返ったオレはタカヒロの両肩を掴み、激しく揺さぶってしまう
『…嘘っ!?いつ…!?どこで…っ!?』
「…メンバーになって、初めて迎えたアツシさんの誕生日パーティーで」
タカヒロの拗ねたような、それでいて寂しそうな表情に胸を痛めながらも
勢い込んで訊ねると、正直にそう教えてくれた
『…嘘』
「ほんとです」
全く記憶にないその事実に衝撃を受けていると
タカヒロがキッパリとした口調で断言する
『嘘…』
さっきからオレの口をついて出る「…嘘」連発にタカヒロも苦笑いしながら
当時のことを教えてくれる
「あの時のアツシさん、かなり酔っ払ってたから」
『あぁ〜…ごめん』
239
:
K
:2012/07/10(火) 17:18:51 ID:???
素面なら覚えていない訳がないから、相当酔っ払っていたんだろう
…だいたい自分の誕生日なんて
一年で一番、アルコールを摂取している日かもしれない
「あの時、唄いました」
『…忘れててごめん』
ポツリと告げるタカヒロの唇にもう一度「ごめんね」と謝ってキスをすると
タカヒロがふわっと笑って首を振る
「もう、いいです…許してあげます」
その儚げな笑顔が、加入当時のタカヒロの幼い笑顔と重なって
オレはふいに懐かしい気持ちになりながら訊いてみた
『オレ、何か言ってた…?』
「…え?」
『タカヒロの唄を聴いた後、何か言わなかった?』
タカヒロの勝負曲を聴いた後、オレは何か言ったんじゃないか…
当時の記憶はないけれど、ふとそんな風に思って訊ねると
タカヒロが急に照れくさそうに俯いてしまう
240
:
K
:2012/07/10(火) 19:44:14 ID:???
『ねぇ、オレ何て言ったの…?』
ベッドに横たわりタカヒロを背中から抱き寄せ、耳朶にそっと囁く
『ねぇ、タカヒロ…教えて?』
「…なんか告白されてるみたいで、照れちゃうね…オレも好きだよ、タカヒロ」
あぁー、メッチャ恥ずかしい…そう言ってタカヒロはオレの腕に
顔を伏せてしまった
『オレ、そんなこと言ったんだ…』
自分で覚えていないことが悔しい
「その後…」
『…その後?』
「…メッチャ、ディープなキスをされました」
『えぇっ!?嘘っ…!?』
タカヒロから告げられる更なる事実に思わず高い声を上げる
「あははっ!嘘です(笑)」
『もぉ〜、ビックリしたー』
嘘だと判ってほっとしつつ
オレの反応に肩を震わせて笑うタカヒロの剥き出しの肩甲骨に
チュッとキスを落とした
241
:
K
:2012/07/10(火) 20:21:56 ID:???
「……でも、オレ…すごく嬉しかった」
そういってタカヒロがクルッと身体を反転させ正面から抱き合う格好になる
短く切り揃えられたタカヒロの前髪をそっと梳きあげると
気持ちよさそうに目を細めるタカヒロは、まるで子猫のよう
「アツシさんの誕生日をメンバーと一緒にお祝い出来て…
そしてあんな風に言ってもらえて…アツシさん、酔っ払ってたかもしれないけど
オレにとっては一生の想い出です」
照れ臭そうに少し頬を染めたタカヒロが、澄んだ瞳でオレを見つめる
「あの時、一度唄ったきりですけど」
『今度、唄ってくれる…?』
オレのリクエストに可愛らしくコテンと首を傾げる
「うーん……どうしようかな…」
『お願い!唄って…!』
オレの必死なお願いにタカヒロがクスクス笑いながらオレに告げた
「じゃあ、アツシさんも唄って…?」
『オレ…?』
「そう、勝負曲」
『勝負曲かぁ…』
242
:
K
:2012/07/10(火) 20:31:41 ID:???
すみませんっ!思いのほか、長引いてます(苦笑)
もっとサクッと書きたかったんですけど…
後半に続きます…えちも入る予定です(笑)
いつもありがとうございます!
243
:
M
:2012/07/10(火) 23:33:02 ID:???
k様
連続でATのお話しありがとうございます。
AT、やっぱり一番好きです。
でも、MKに甘やかされるTKも好き・・・(笑)
Aちゃんと、TKの萌が沢山あったラ/イ/ブでしたが
今までの事や、こらからの事が心配で
心から素直に喜べない所もあったり・・・。
ATが大好きだからつい心配になってしまいます(涙)
長引いても全然いいです。
お話し書いてくださるだけで本当に嬉しいです。
K様のお話しが、心配な心を癒してくれます。
次はえちが・・・とっても楽しみです(笑)
ゆっくり待ってますね。
ありがとうございました。
244
:
名無しさん
:2012/07/11(水) 16:20:07 ID:???
K様、更新ありがとうございます。
今回のお話は少し前の魂であったネタですね。
照れてるT、可愛いです。
次回はえちなんですね?
いつもえちと聞くとテンション上がる変態ですみません・・・(汗)。
次回の更新、お待ちしています♪
245
:
さらら
:2012/07/16(月) 00:45:48 ID:???
K様、更新ありがとうございます!
えちなくても、甘さ十分ありますから(笑)
その時間、パソコンの前で寝てましたか?!疲れすぎでしょうか。お大事に!
さて、ここはTKのにっきの写真に撃沈寸前のさららですけど...
流石ヤバイしか、何も言えなくなりました(血)誘ってるお姫様、可愛すぎますっっ
AちゃんやMK兄、お願いだからはやく襲いに行ってください…とかを言いたいんですが、もう部屋にいるかもしれませんね(笑)
慣れたら、ギターとがっつり絡みそうですね。っていうか、お仕置きされちゃうくらい絡み合ってほしいですw←
これからの演出、とても楽しみですね♪
今回のATお話ですが、まさかのこのネタ!♪ 寒い…と言ってるあの時のAちゃん、やはり腹黒だと、改めて思いました(笑)
K様のATお話、いつもリアル感があって本当に大好きです!想像するだけで癒されますね。
思い出せながら恥ずかしがるTK、可愛くて仕方ありません。
次回の更新、ゆっくりお待ちしています。
246
:
K
:2012/07/20(金) 13:27:52 ID:???
M様
コメントありがとうございます!
ATとMKTはそれぞれ違った魅力がありますよね
書き手もその辺りは意識して書いているんですが
MKTはやっぱり楽です(笑)
MK兄には思いっきり甘えられるので…
ATが相手だとどこか頑張りすぎるTKがいるかもしれません、いろんな意味で
ライブでもハワイでも色々と萌えがあったようで
このお話が終わってないんですが、小話を挟ませてください
ATなので楽しんでいただけると幸いです
244様
コメントありがとうございます!
そうです!魂ネタを使わせていただきました
あれ、Aちゃんの発言がかなりドSで笑わせていただきました
まあ、あれにはかなり嫉妬心が含まれてたと思うんですけど(笑)
あぁ、そうなんだ…勝負曲とか唄っちゃうんだ…オレ、聴いてないけど…みたいな(笑)
本来続きの更新の予定だったんですが、ちょっと小話挟ませていただきます
すみませんっ!楽しんでいただけると幸いです
さらら様
コメントありがとうございます!
にっしT、拝見しました〜!!
あれは凄いですね!誘ってます(笑)
ああいう写真を狙ってとるのは、どちらかというとMK兄かなぁという気がします
オレのT可愛いでしょ!みたいな自慢をあえて狙ってしそうなMK兄(笑)
ギターの方との絡み、見たいんですけどね(笑)
これからあると期待してます!
魂ネタはAの発言に笑ってしまった書き手です
アレ、酷いですよね(笑)さらっと腹黒発言するAはさすがです
リアル感があると仰っていただきホントに嬉しいです
ちょっと本編ずれて小話挟みますがこれもハワイネタ使ってます
楽しんでいただけると幸いです
247
:
K
:2012/07/20(金) 13:34:33 ID:???
ふたりでデート 〜AT〜
『タカヒロ!』
「っ…アツシさん!?」
オレがイメージモデルを務める
ハワイのアパレルブランドの撮影が終わり、スタッフと談笑していると
ホテルにいるはずのアツシさんが、ひょっこり顔を出した
『撮影終わった?』
「はい、でもどうして…」
てっきり、ヒロさんと明日のファンクラブイベントの打ち合わせをしていると思っていたから
突然のアツシさんの登場に驚きを隠せない
『仕事終わりに、一緒にお茶でもどうかなって』
「えっ、ほんとに!?」
アツシさんの登場というサプライズに加えて
更に嬉しいお誘いに、思わず胸が高鳴る
『行く?』
「行きたいですっ!」
248
:
K
:2012/07/20(金) 13:47:37 ID:???
急いで着替えを済ませ、テンションの上がるオレを案内してくれたのは
ビーチ沿いのまるでお城のような白亜のホテル
その開放的な吹き抜けのロビーから中庭へと続くテラス席のカフェだった
アツシさん曰く、アフターヌーンティーで観光客に有名らしい
アツシさんは事前に予約を入れてくれてたみたいで
テラスの入り口で名前を告げると、すぐに席へと案内された
「うわ…っ!海だ!…めっちゃ、綺麗…」
案内されたテラス席の向こうに広がるのは
感嘆の溜息がでるほど美しい碧い海
そしてその手前には、陽射しを浴びて水面がキラキラと煌めく楕円形のプール
ハワイの海は何度見ても飽きることなく美しく目に映る
『なかなか二人で外でお茶なんて出来ないからね』
「そうですよね〜…あぁ、気持ちいい」
ハワイらしく座面にハイビスカスの柄がプリントされた籐の椅子に
ゆったりと腰掛け、深く息を吐き出す
日本にいるとどうしたってプライベートも注目されがちなオレ達
アツシさんと二人で外でデートなんてなかなか出来ないし
出来たとしても必ず、マネージャーやスタッフがつきっきり
こんな風にアツシさんと二人でゆったりとした時間を過ごせるなんてかなり貴重だ
249
:
K
:2012/07/20(金) 13:53:40 ID:???
『こうしてると二人で初めてハワイに来たのを思い出すね』
「…はい」
オレがメンバーになって初めてハワイに来たのは、今でも忘れられない思い出
『タカヒロ、すごく緊張しててさ(笑)』
「だって、アツシさんの隣の部屋で…」
『緊張した?』
「…ドキドキしちゃいました」
まるで昨日のことのように鮮明に思い出せる
『襲われちゃうかも…って?』
「あははっ、それはないですけど…アツシさんの部屋、めっちゃいい匂いしたし」
懐かしい昔話に花が咲く
250
:
K
:2012/07/20(金) 14:03:31 ID:???
「やっぱりいいなぁ…ハワイ」
『そうだね』
何度来ても、空の青さ…海の美しさ…風の匂い…そのすべてに癒される
ちらっとアツシさんの横顔を伺い見ると、アツシさんの表情もとてもリラックスしていて
日本にいるときとは違った雰囲気を醸し出していた
オレはアツシさんのその表情を瞼に焼き付けながら、ふと口を開いた
「いつか…」
『…いつか、一緒にハワイに住もうね』
「…えっ?」
『いつか二人で…ね』
「えっ?」
『あははっ!ポカンとした顔してる』
251
:
K
:2012/07/20(金) 14:12:46 ID:???
オレはよっぽど間抜けな顔をしていたのか、アツシさんに思いっきり笑われてしまう
「だって…!聞き間違えかと思って」
『タカヒロも同じこと考えてたでしょ?』
「…うん」
『レコーディングだって、こっちで出来るんだし…テレビ出演の時だけ
日本に帰るとかすればいいんじゃない?』
「すげー、贅沢…」
『確かにね…でもそれが…今の、オレの夢かなぁ…』
目の前に広がる海を見つめながらそう呟いたアツシさんは
次にゆっくりとオレを見つめて微笑んだ
「…アツシさん」
『いつか…オレの夢を叶えてくれる?』
「アツシさん…」
『タカヒロにしか叶えられないよ』
まっすぐにオレを見つめて告げられたセリフに
オレの瞳からポロッと零れ落ちる涙
252
:
K
:2012/07/20(金) 14:24:26 ID:???
「あ、」
『泣かせちゃったね(笑)』
頬に伝う涙の雫を親指の腹でそっと拭われる
「…だって、アツシさん」
『うん?』
「ロマンチック過ぎるから」
テツヤくんに負けてないです…そう告げるとアツシさんが声を出して笑う
『ははっ、でもたまにはいいでしょ…?なんたって、ハワイだし(笑)』
サングラスを外したアツシさんが微笑む
その笑顔はとても穏やかで、優しくて
オレは泣いてしまったことが急に恥ずかしくなって
ごまかすようにズズっと紅茶を啜った
口に含んだ紅茶は泣いたせいか、ちょっぴりしょっぱくて
思わず顔を顰めたオレに、アツシさんが笑いながらテーブルの下から手を伸ばして
こっそりオレの手を握ってくれた
そのアツシさんの幸せそうな笑顔に
オレもハワイの太陽に負けないぐらいの笑顔を返して、そっと囁く
「アツシさん」
『ん?』
「いつか…アツシさんの夢を叶えに来ようね、二人で」
〜Fin〜
ハワイでのイチャイチャエピに萌え爆発で小話投下です(笑)
次はAT本編の続きを更新する予定です
遅くなっててすみませんっ!!
ふたりでデートはMKT編も予定してますので、そのうちに…
いつもありがとうございます!!
253
:
名無しさん
:2012/07/20(金) 16:14:14 ID:???
K様、更新ありがとうございます。
私も他スレでのハワイの萌えレポを読んでテンションTになってます。
やっぱりふたりはラブラブなのね。良かった〜。
ホントにふたりでハワイに住んじゃってください!
ATの続きも「ふたりでデート」MKT編も楽しみにしています。
梅雨も明け暑い日が続きそうですので、
あまりご無理はなさらないでくださいね。
次回の更新、お待ちしています♪
254
:
さらら
:2012/07/24(火) 03:37:08 ID:???
うわ、ハワイですー!嬉しい!
K様、更新ありがとうございます!
ほかのスレで、CAはAT2人だけ先にハワイ行きましたって話をしたことを見まして、さらに妄想を膨らんでいます(笑)
『タカヒロにしか叶えられないよ』>>このセリフを出た瞬間、本当にキュンとしちゃいました!・・・思わずTと一緒に泣きたい気分になちゃいましたw
ハワイのお2人、本当にラブラブ過ぎですねww雑誌の感想も、Tさらに少女化になってる気がします(爆)ATのこのテンション、どうか続けて欲しいです。
余談ですが、つい最近、Tのそっくりさんのブログを発見しました。Aのそっくりさんともすごく仲良ししてるようで、2人の写真結構ありました(笑)
で、その中たまたま見つけた一枚の写真が、2人は同じ一杯の飲み物を二本のストローで飲んでいる姿です。
K様は見たことがありますでしょうか。それをみて、どうしてもK様に見ていただきたいです!!(*´д`*)
ttp://0rz.tw/vluoG(下のやつは私勝手に作った加工品ですすみません←)
本人ではないと分かっていても、その雰囲気、まるでATの日常でありそうな光景ですので、勝手に想像して萌えてます・・・(艸)
横顔、さすが似すぎです(笑)いつかATもこんな写真撮影をして欲しいなぁ〜(゚´ω`゚)゚←妄想です
何度見てもニヤニヤ止まらなくて、癒される気さえもありましたけど・・・もしかして私だけでしょうか(笑)
長文で失礼しました。
もし写真逆に御迷惑を掛けてしまったら申し訳ありません。
次回の更新、楽しみにしています♪
255
:
さらら
:2012/07/24(火) 13:15:12 ID:???
すみません!・・・なぜか一部分の書き込みが消えてしまったから、ここで貼り直します。^^;
確かにMK兄なら、あり得ますね!(o゚∀`o)
MK兄が微笑みながらTKを写メで撮りまくるって、なんか想像できそうです(笑)
撮られて、ちょっと恥ずかしがってるTKもめっちゃ可愛くて萌え萌えですww(*´∀`)
以上です(笑;)
256
:
名無しさん
:2012/08/11(土) 19:22:36 ID:???
253様
お久し振りでございます
暑い日が続いておりますが、体調など崩されていないでしょうか?
コメントありがとうございました!
すっかり亀更新でハワイでの日々が随分昔のことのように感じてしまい
ほんとに申し訳ないです…
頑張って更新していきますので、これからも宜しくお願いします!
さらら様
すっかりご無沙汰しておりまして申し訳ありません
コメントありがとうございました!
ATふたりで先にハワイへ出発したとのこと、書き手もかなりテンション上がりました!
それを想像して…妄想して(笑)ハワイ編を書いたんですが
楽しんでいただけたなら幸いです
亀更新になってますがこれからも宜しくお願いします!
257
:
名無しさん
:2012/08/12(日) 16:11:20 ID:???
K様〜、ずっと音沙汰がなかったので
体調でも崩されているのかと心配しておりました。
お元気なようでよかったです。
何しろ私、K様がいらっしゃらなかったら生きていけませんので。
K様のペースでご無理のないように更新してくださいね♪
258
:
K
:2012/08/14(火) 19:41:07 ID:???
257様
更新がないにも関わらずコメントをありがとうございます!
今年は例年以上に仕事の方が忙しく、なかなか時間が取れない状態でして…
生きていけません…だなんて、感激のあまり泣きそうになってしまいました
ほんとうに読み手様あっての書き手ですのでこれからも宜しくお願いします!
259
:
K
:2012/08/14(火) 19:56:33 ID:???
『勝負曲かぁ…』
そう呟いて黙り込んだアツシさん
ベッドに寄り添い横臥するオレの顔をしばし見つめた後
ゆっくりとメロディーを口ずさむ
『キ/ミの指先に〜触れて〜…動き/出した〜…』
そんな唄い出しと共に、柔らかく包み込むように握られるオレの指先
「あ、…その唄」
アツシさんが唄い出したのは
アツシさん自身のソロアルバムに収録されている中の一曲
一時期、CMでも流れていてオレ自身、大好きな曲でもある
明るい未来を感じさせるその曲を、アツシさんはゆったりと語りかけるように
オレだけの為に唄ってくれた
「…オレ、その曲すごい好きです」
『うん、知ってる。タカヒロが好きだって言ってくれたから…
だから今日からオレの勝負曲にする!」』
オレに向かってそう熱く宣言するアツシさんに笑みが零れる
260
:
K
:2012/08/14(火) 20:10:50 ID:???
「ふふっ、今日から…?」
『そう、この勝負曲でタカヒロを口説くよ』
お互いの唇が触れ合うほどに近い距離でアツシさんがオレに囁いた
「もうとっくにアツシさんにメロメロなのに…?」
『もっともっと、メロメロにさせるから』
そう宣言してオレの唇にそっとキスを落とす
「アツシさんの勝負曲はオレだけのもの…?」
『そうだよ。タカヒロにしか唄わない…これからもずっと』
タカヒロにはハッキリと伝えた事はないけれど
過去に創った曲でタカヒロに向けて詞を書いたものがいくつかある
これもそんな中の一曲
タカヒロと出逢ったときの喜びを…
そして今のオレがあるのはタカヒロという大切な存在がいるから…
そんな想いを込めて創った曲
261
:
K
:2012/08/14(火) 20:37:47 ID:???
『愛してるよ』
誓うようにオレの額にチュッとキスをしたアツシさんは
そのまま擽る様にオレの首筋に唇を這わせてくる
「あっ…」
『タカヒロと出逢ってオレの世界は変わったんだ』
「んっ」
鎖骨にカリッと歯を立てられた後、宥めるようにピチャッと舐められた
「あん…っ」
『世界中の人に教えたくて仕方ない…タカヒロはオレのものだって』
ごめんね、痕が残っちゃうかも…
そういってうっすら赤くなっているだろう箇所を指の腹でそっと撫でられる
「アツシさん」
『ん?』
名前を呼ぶとオレに向けられる穏やかで優しい眼差し
「オレも、愛してるから…」
アツシさんの温かい眼差しに胸の奥が思わずキュンとなって
泣きそうになってしまいながら精一杯、想いを伝えた瞬間
アツシさんに噛み付くようにキスをされた
262
:
M
:2012/08/14(火) 23:53:00 ID:???
K様
更新して頂いてとても嬉しく思います。
ずっと覗いては、更新がないかと待ってました。
お仕事が忙しいとの事、体調崩されてませんか?
あまり無理されないでくださいね。
こうちらの更新はゆっくり構いません。
ずっとずっと、ゆっくり待ってます。
少しづつでも書いて頂けたら、それだけとても嬉しいです。
K様のお話しが大好きなので、また書いてくださいね。
263
:
K
:2012/09/01(土) 12:12:03 ID:???
M様
すっかり亀更新にも関わらずコメントをありがとうございます!
かなりお久し振りですが、M様もお変わりありませんでしょうか?
8月は忙しくなかなかこちらに伺えませんでしたが
書きたいお話はたくさんあるのでこれからも頑張っていきたいと思います
264
:
M
:2012/09/01(土) 16:55:32 ID:???
K様
お久し振りです。
お忙しくされてたんですね。
体調崩されてませんか?
まだまだお話し書いてくださるようで、本当に嬉しく思います。
K様も、K様のお話しも大好きです。
K様の無理のない範囲で、ゆっくりすすめてくださいね。
亀更新なんて、全然気にしないでください。
ずっとずっとK様のファンです。
ゆっくりお待ちしています。
まだまだ暑い日が続きますので、お体大切にしてください。
265
:
K
:2012/09/01(土) 18:32:00 ID:???
「あ、ん…っ」
アツシさんの掌がゆっくりと胸を撫でまわし、綺麗な指先が小さな突起を捉える
「んっ」
思わずぴくんっと肩を震わせると、アツシさんがふっと笑みを零す
そのまま指先でクニクニと押し潰したり、カリカリと爪を立てて引っ掻かれると
小さな胸の粒があっという間にぷっくりと勃ちあがってくる
「やぁ…っ、んんっ」
『久し振りだから感じやすいね』
指先での刺激だけでジンジンと痺れたようになっていたそこが
ぴちゃ、ぴちゃ…っと舐めまわされその淫靡な水音に
オレは恥ずかしくなって目の前のアツシさんの肩に縋りついた
266
:
K
:2012/09/02(日) 15:30:17 ID:???
「もぅ…っ、アツシ、さ…ん」
『んぅ〜?』
硬くツンと尖った胸の突起をしつこくしゃぶるアツシさんの肩を叩いて訴える
「あっ、そんな…っ、しゃぶ、ら…な…っで」
『どうして?』
オレの胸に伏せていた顔を上げてオレに意地悪く訊いてきた
「っ…だ、って…」
『赤く尖ってて可愛いよ…いっぱい可愛がったらもっと大きくなるかも』
掌で平らな胸を揉まれるように愛撫された後
胸の粒に歯を立てられキュッと甘噛みされると
背筋に走る甘い痺れに嬌声が零れる
「もぅ…っ、やぁん…っ」
『ほら、乳首が大きくなってきた』
「んん…っ、ちが…っ、あ…っ」
唾液で濡れ光る胸の粒を弄りながら告げるアツシさんに
首を振って必死に否定する
『タカヒロはエッチだね…ほら、コッチももう勃ってるよ』
「あんっ…だ、め…っ」
まだ触られてもいないオレのモノはすでに勃ちあがり
さっきからアツシさんの太腿にあたっていて、ソレをつぅーっと撫で上げられた
「ひぁっ、あっ…ん」
『ピクピク震えてるね』
そっと握りこまれ、耳朶に吹き込まれるように囁かれると
咄嗟にアツシさんの髪を掴み、無意識に腰を揺らしてしまう
267
:
K
:2012/09/02(日) 16:30:25 ID:???
『コレ、どうして欲しい…?』
先端の窪みからはすでに蜜が滴り
それを塗り広げるように愛撫するアツシさんは楽しそうな表情でオレに訊ねた
「もぅ…いじわ、る…っ」
『だって、タカヒロ可愛いんだもん』
オレが涙目で告げるセリフもアツシさんは笑って余裕の表情を浮かべるだけ
一般的には外見に似合わず、とても優しくて穏やかだと称されるアツシさん
それは当たっているけど、エッチの時はまるで別人
淡泊そうに見えて、結構しつこいし…かなりエロい
(そのギャップにやられちゃうんだよなぁ…)
頭の片隅でそんなことを思いながら
アツシさんの愛撫に身を委ね、甘い快感に全身を震わせていると
オレの太腿に擦りつけられる硬い感触に気付いた
「あつ…っ、アツシさ…っ」
いつのまにか脚をM字に開脚され、根元の双球を指先で揉まれながら
硬く張りつめた茎を舐めあげられオレは必死にアツシさんの名前を呼ぶ
「ん…っ、アツシさ…っ、オレ…も」
『…ん?』
「オレ、も…したい…アツシさん…の」
オレがそう告げるとアツシさんはオレの唇にちゅっとキスを落としてから
身体を起こしベッドの上に胡坐をかいて座る
『…口でシてくれるの?』
「うん」
頬に手が添えられ顔を覗き込まれて訊かれるのに、コクリと頷く
そして、胡坐をかいたアツシさんの中心に猛々しく勃ちあがるソレに
頬が熱くなるのを感じながら
オレは四つん這いの体勢で身体を屈めると
先端の窪みにチュッとキスをしてから口に含んでいった
268
:
さらら
:2012/09/02(日) 19:13:43 ID:???
K様、更新ありがとうございます!
リアルタイムで拝見できてとても嬉しいです^^
K様の甘〜いATのエチ話、最近AT不足中の私にとって何よりのお楽しみですv
まるで別人になっただろうかエロオヤジのAちゃん、エロ可愛すぎてたまらないTに、完全に癒されました♪(照)
Aちゃん、もっとTを苛めてもいいですよ!(おいおい)
最近ようやく涼しい感じがしますが、体調にお気をつけてくださいませ☆
次回の更新、気長く楽しみにしています
269
:
K
:2012/09/06(木) 17:10:07 ID:???
さらら様
すっかり亀更新で申し訳ない中、こうしてコメントいただけることを
大変ありがたく思います
リアルタイムで読んでいただいていたとのこと、嬉しいです〜!
最近AT不足…そのお気持ちよく分かります!
ちょこちょこ萌えはあるんですけど…これからAのソロ活動も始まるので
ATファンにとっては寂しくなりますよね…
ここで頑張って萌えを投下していきたいです
今回、久し振りにエロ親父Aちゃんを出してみました(笑)
冠番組での初体験BGMは〜発言に萌え爆発の書き手です
さらっと言っちゃうAちゃんに笑ってしまいました〜
TKもちょっと動揺してましたよね…その後、コメントしてましたが…
アレは嫉妬したに違いないと思ってしまいました(笑)
270
:
K
:2012/09/06(木) 18:00:49 ID:???
『っ、タカヒロ…っ』
「んっ…っ、ん」
舌先で根元から亀頭までをゆっくりと舐めあげてから
括れに舌を這わし、先端の窪みをチロチロと舌で嬲るようにすると
アツシさんが頭上で熱い息を漏らす
『タカヒロ、上手だよ』
感じていることが伝わってくるその反応に
オレの腰の奥が甘くジンと疼き、もっと気持ちよくなって欲しいという気持ちでいっぱいになる
「んっ…く、っ…んんっ」
『っ、あ』
唾液で濡れ光るソレは今やお腹にくっつきそうなほど勃ちあがり
オレは出来るだけ大きく口を開いて喉の奥に含むと
双球を揉みながら吸い込むようにしゃぶりあげた
「んっ、ふ…っ、ん」
『っ…もぅ…タカヒロっ』
限界まで硬く大きくなった欲望を舐りつづけると
アツシさんの手がオレの髪に手を伸ばしてきて、そっと掴み
無意識に腰を動かしてくるのに必死に応える
『っ、タカヒロ…っ、ごめん…っ、かけて、いい…?」
「んぅ…っ?」
頭上から降ってくるアツシさんの声に
口に含んだまま上目遣いで伺うと、アツシさんのモノがぐんっとひときわ大きく膨らみ
次の瞬間、一気に口から引き抜かれるとピチャ…ッと溢れた白濁が
オレの顔に飛び散った
271
:
K
:2012/09/06(木) 18:53:42 ID:???
「あっ」
『っ、はぁ…っ…ごめん、我慢できなくて…っ』
一瞬、何が起きたか判らずキョトンとするオレに対し
アツシさんが申し訳なさそうに謝ってくる
『汚れちゃったね』
オレの顔についた白濁をシーツで拭おうとするアツシさんより先に
舌を伸ばして唇の端っこについたソレをペロッと舐めとり味見してみた
「…まずい」
『うわっ…それエロいなぁ』
苦い味に顔を顰めるオレを見るアツシさんの瞳は
明らかに熱を帯び、雄の欲望を孕んでいて
ベッドにペタンと座り込んでいたオレはそのままシーツの波に押し倒される
「あっ…」
『ごめん、もう限界だから…っ』
そのまま脚を大きく開かれ、身体をふたつに深く折り曲げられた
「やぁ…っ」
恥ずかしい秘所をアツシさんの眼前に晒され、思わず身を捩ると
慎ましやかに閉じられた蕾に濡れた感触を覚える
「ひぁっ…ん、」
ぴちゃ…っと舌先が蕾の周囲を擽るように舐めた後
ぬぷっと蕾を押し開かれるような圧力を感じて喉が鳴る
「ひっ…アツシさん…っ、やだぁ…っ」
ぬぷっ、ぬちゅ…っと内壁の中を舌が出入りする生々しい感覚に耐えていると
舌がちゅぷっと抜けた後、アツシさんの中指がずちゅ…っと押し込まれた
「ひぃ…んっ、ふぁ…っ、あん」
『すごい、グチョグチョだね』
「いや…ぁっ、いわな、で…っ、あぁ…んっ!」
淫らな水音を立てながら指の腹で感じるポイントを突かれると
一気に絶頂が訪れる
「ひっ…もぅ…っ、いれ、て…っ、アツシ、さ…んっ」
『欲しいの…?』
「んっ、もぅ…ほし、い…っ」
『じゃあ、アツシさんの大きいのをグチョグチョのココに入れて…って言ってごらん?』
「んっ…ばかぁ…っ」
すっかりドSと化したアツシさんの要求にオレが涙目でジトッと睨むも
全くの効果なしで、アツシさんはニヤニヤと嬉しそうに笑う
『ほらっ、タカヒロ…早く言って』
「あんっ、だめ…っ、ソコ…っ」
アツシさんの指先がグリグリと前立腺を擦りあげ
ビクビクとオレの腰が震える
「んっ、もぅ…っ、オレのグチュグチュって、してる…ココに、おっきいの…入れて?」
潤んだ瞳で上目遣い
アツシさんの大好きな仕草でそうお願いすると
それはそれは嬉しそうに微笑んだアツシさんが
オレの瞳から無意識に零れ落ちた涙の雫を舌先で吸い取った後
尻の肉を左右に割り猛った欲望を捻じ込んできた
「あぁ……っ!」
硬い欲望をずぶずぶ呑み込まされ、オレの喉から甘い嬌声が迸る
「あっ…ぅん…っ」
『っ…くっ、すごい締め付け』
お腹のなか、いっぱいにアツシさんがドクドクと脈打ち
その確かな存在にオレの胸がきゅうっと甘く締め付けられる
快楽からくる涙で滲む視界に映るアツシさんの汗で光る浅黒い肌
その肌に刻まれたタトゥーは何ともエロティックで
オレはその証にそっと口づけを落とした
「…アツシさん、好き…凄く、好き」
『オレも…好き、愛してるから』
272
:
K
:2012/09/06(木) 20:00:21 ID:2uAf3ORQ
はじめはゆっくりと、次第に激しくなる腰遣いにあっという間に翻弄される
「あっ、あ…っ、はぁ…っ、んっ」
根元までぐっと押し込まれた後、ギリギリまでズルッと引き抜かれ
一気に高まる射精感に腰がジンジンと痺れていく
「あっ、あぁ…っ!」
『っ…タカヒロ、気持ち、いい…?』
「ん、ぅんっ…いい…っ」
アツシさんの腹筋に擦られたオレのモノからは
透明な雫がとぷっと溢れ出して、ぬちゃぬちゃと厭らしい音を立てている
「あっ、あぁ…っ、もぅ…っ、いく…っ、いちゃ……っ、あぁーーーっ!」
『タカヒロ…っ、くぅ……っ!』
ぶるぶるっと全身が震えた途端、アツシさんの腹に擦られ続けたオレのモノが白濁を放ち
それと同時に内壁がぎゅうっとアツシさんの欲望を締め付け
最奥に灼熱の放埓を叩きつかれるのを遠のく意識の中で感じた
「んっ…」
『タカヒロ、大丈夫…?』
目を覚ますと目の前には心配そうなアツシさんの顔
「オレ…」
『イった後、意識飛ばしちゃってた』
「あ…」
アツシさんのセリフに恥ずかしくなって思わずシーツで顔を隠す
『タカヒロ、エロすぎ』
「うっ…アツシさんだからだもん!」
思わずそう反論すると、柔らかな笑みを浮かべたアツシさんが
オレの髪をそっと梳いてきて、うっとりとしてしまう
『顔にかけられて、イヤじゃなかった…?』
「や、じゃ…なかった」
先程の行為を思い出して、顔を赤くしながら答えるオレに
アツシさんがほっとしたように息をつく
「…アツシ、さんは?」
『…興奮した、かな(笑)』
さっきまでの強気でちょっぴりドSなアツシさんはすっかり影を潜め
今はいつもの穏やかで優しいアツシさん
「また、顔にかけてもいいですよ…?」
アツシさんをじっと見上げて告げたセリフに
アツシさんの喉がゴクリ…っと鳴った
『ほ、ほんとに…?』
「その代わり、また勝負曲を唄ってくださいね」
ふふっと笑って告げたお願いに、アツシさんはオレだけに見せる優しい微笑みを浮かべ
約束の口づけをそっと唇に落としてくれた
〜Fin〜
長いです、そしてしつこい(笑)
やっと終わりました〜!
亀更新で、辛抱強く待ってくださった方には感謝の気持ちでいっぱいです
いつも読んでくださりありがとうございます!
273
:
K
:2012/09/06(木) 20:43:28 ID:???
収録後にて 〜ATと愉快なメンバー達〜
『ちょっとアツシ、マジヤバい(笑)』
『あっちゃ〜ん、マキ兄ヒヤヒヤしちゃったじゃん』
『オレもビビった…』
冠番組収録後、楽屋へと戻ったきたマツさん、マキさん、ヒロさんの
一斉口撃にアツシさんは苦笑い
その遣り取りを目の端で捉えながらも、淡々と着替えを済ますオレの背後に
いつのまにかマキさんが近づいてきて、肩にグイッと腕が回された
『タカヒロだって、ビビったよなぁ?』
「…何がですか?」
ニヤニヤしながら顔を覗き込まれるも、平静を装って訊き返す
『何がって…アツシのBGM初体験!』
(それを言うなら、初体験BGMでしょ…)
そう心の中でツッコミながらも、さっきからモヤモヤが収まらないオレは
マキさんに対して素っ気なく返してしまう
「別に…」
『別に…って何だよ〜!あっ、もしかして…タカヒロ嫉妬してるの?』
「別に…違います!」
ヒソヒソと声を潜めてオレに囁くマキさんに、ちょっぴりイラっとしながら
嫉妬してると認めるのが悔しくて、マキさんをじとっと睨んでしまった
そんなオレの反応に、ふふっと何やら意味深に笑ったマキさんは
アツシさんへと向かって大きな声で投げ掛ける
『なぁ、アツシ!ちなみに今は何のBGM?』
『えっ?』
マキさんの質問の意味が判らなかったアツシさんがキョトンとした表情を浮かべた
『だーかーらー、タカヒロとの夜の営みのBGMだよ!』
「ちょ…っ!?マキさん…っ!」
焦るオレに対し、アツシさんは『あぁ、そういうことね』と
何でもないことのように頷いた後…
『えーと…、特にないかな。だってBGMなんかあったら、タカヒロの可愛い声が
聞こえなくなるからね…だから必要ないんだよ』
『『『…………あ、そう』』』
周りが一瞬にして凍りつくほどに、あっさりと告げたアツシさんが
甘い声でオレを呼ぶ
『タカヒロ、帰ろう』
「…アツシさん、帰ったらお説教です」
『へっ?何で…?』
時々、ケイジくんにも負けないほどの天然っぷりを発揮するアツシさんに
手を引かれながらオレも楽屋を後にする
『おい…っ!アキラ、鼻血…っ!!』
アツシさんのセリフに何を想像したのか
突然、鼻血を出したアキラさんのことなど知る由もないオレ達でした
〜おしまい(笑)〜
魂ネタです
Aのセリフに衝撃を受けたので(笑)
Aちゃん、時々爆弾投下するのでビックリです〜(笑)
274
:
K
:2012/09/06(木) 20:52:15 ID:???
M様
前回、コメントのお返事をし忘れてしまって申し訳ありませんでした!
お話を終えてからゆっくりお返事しようと思ってたのに…
ホントにごめんなさいっ!
いつも温かいコメントありがとうございます!
仕事が忙しくなかなか更新に来れないなか、コメントをいただけて
すごく励みになりました!感謝の気持ちでいっぱいです。
9月からはもうちょっと頻繁に更新していきたいと思ってます
AT話、M様に楽しんでいただけたでしょうか…?
Tソロプロジェクトに喜びつつも、これからAのソロが忙しくなり
二人そろっての姿がなかなか見れなくなることに書き手自身
寂しい気持ちでいっぱいだったりします
…が!その分、ここでは愛溢れるATを書いていきたいと思ってますので
これからも楽しんでいただけると幸いです
275
:
名無しさん
:2012/09/06(木) 21:59:15 ID:???
K様、更新ありがとうございます。
上がってたのでよかったです〜。
いつぞやの上げ荒らしのせいでK様のスレが随分と下がってしまって、
スレッド一覧まで見ないといけなくなるんでは?とハラハラしておりました。
久しぶりのK様のえち、やっぱり素敵でした〜!
Aちゃんが顔射をするとは驚きでした。さぞかしTはエロかったでしょうね。
そしてMK兄が得意そうな言葉攻め、萌えました〜。
Aちゃんってさらっと爆弾発言しますよね。
先週の魂といい、ライブでの隣で寝てるかも発言といい・・・。
TのA○Sはもちろん嬉しいですけど、
Aちゃん今年はちょっとしたソロライブツアーですもんね。
ふたりが一緒に歌う姿見たいです。
良い子にしてお待ちしてますので、あまりご無理はなさらないでくださいね。
K様のお話が読めるのなら、いくらでも待っていられますから♪
276
:
M
:2012/09/07(金) 18:23:50 ID:???
K様
丁寧なお返事をありがとうございます。
こちらそ、いつも丁寧にお返事頂き感謝しています。
Aのソロ、Tのコラボ・・・不安に思ったり寂しく感じています。
私はやはりATでの歌声が大好きです。
2人揃っての姿を見れるのが何よりも一番嬉しいです。
いろいろ不安にも思いますが
K様のお話しのATや、MKTKに癒されてます。
こちらの可愛いTKが大好きです。
いつもステキなお話しをありがとうございます。
K様のお話しが読めるならいつまででも待ってられます。
無理のない範囲で書いてくださいね。
ゆっくりお待ちしていますね。
277
:
M
:2012/09/07(金) 18:27:34 ID:???
連続でごめんなさい。
この前のた○しいのAちゃんの爆弾発言には驚きました(笑)
MK兄は焦ってたし、TKは顔が強張ってましたね(笑)
天然ちゃんでうっかりAちゃん可愛いです。
そんな天然Aちゃんのお話しを早速ありがとうございました。
微笑ましかったです。
278
:
K
:2012/09/08(土) 21:03:42 ID:???
275様
コメントありがとうございます!
携帯からだと、見つけにくい状態でしたよね…
すみませんでした!
すっかり時間が掛かってしまいましたが、楽しんでいただけたなら幸いです。
いつになく強気のAちゃんでしたが(笑)大丈夫でしたか?
あのBGM発言にかなり萌えまして(笑)普段は隠してるエロい部分を出してみました〜!
次は初挑戦のドラム×TKです。
まだ試行錯誤してるので、ちょっと心配ですが楽しんでいただけると幸いです
279
:
K
:2012/09/08(土) 21:12:14 ID:???
M様
コメントありがとうございます!
書き終えるのにかなり時間が掛かってしまいましたが、最後まで読んでくださりありがとうございます!
た〇しいでのAの発言、TKの顔が強張りましたね(笑)
その後、すぐに立て直してコメントしたTKはさすがでした!
今年のAのソロ活動はいよいよツアーになりますね…
やっぱり寂しい気持ちがありますが、ここで書くお話が少しでも癒しになれば幸いです
次は初挑戦になりますドラムさん登場のお話です
これからもAやMK兄にたくさん愛されるTKを書いていきますのでよろしくお願いします!
280
:
名無しさん
:2012/09/09(日) 11:10:44 ID:???
ずっと下がってたので更新に気づいてませんでした。久しぶりにまとめて読めて嬉しいです!
ここんちのTはほんとにかわいいですね!
これからも楽しみにしてます。
281
:
名無しさん
:2012/09/09(日) 15:33:35 ID:???
K様、ドラム×Tですか?
きゃー、嬉しいです!ずっと気になってたCPなので。
今、巷でちょっとしたブームになってますよ。
楽しみにお待ちしています♪
282
:
名無しさん
:2012/09/10(月) 00:03:56 ID:???
>>278
K様、drさん×T!マジですか!?
バンドのTって放//浪のTと違ってなんか、周りがみんな40代のせいか、かなり幼く感じて萌えるんですよね♪
中でもdrさん×Tは体格差もあり歳の差も16歳!
かなりハマっちゃってるCPなので、K様の書かれると聞いてめっちゃ嬉しいです!
283
:
優羽
:2012/09/10(月) 00:43:58 ID:???
K様…久しく見てないのでMKTが恋しいです(;_;)
少し前になりますがZ○Pでパヒ○ームが新曲発売のコメントの際、MKさんのファンだと言ってて、理由は以前番組で会った時にCDをプレゼントしたそうなんです
一緒にいたTももらって、Tが中を見ようとして開けたらディスクを落としてしまったらしくすいませんって謝ってるとMKさんもわざとCDを落としてすいませんって謝って場を和ませてくれた優しさに感動したからって言ってました
とっさにTをかばった男気に惚れました(*^^*)
284
:
K
:2012/09/10(月) 13:17:53 ID:???
280様
コメントありがとうございます!
あまりに下がってて携帯からだと見つけづらい為、上げてみました
まとめて読んでいただいたとのこと、嬉しく思います
Tが可愛いとのお言葉、すごく嬉しいです!
あんなに綺麗で可愛くて…たくさんの男性を魅了する(笑)Tが大好きな書き手です
これからも楽しんでいただけると幸いです
281様
コメントありがとうございます!
T受け書き手ならば、一度は書いてみたいdrさんとの絡み
でも予想以上に難しいです(汗)
なにしろ、MTKさんの人物像が掴みきれなくて…
かなり無口な方のようで、ツイとかだとかなりお茶目だったり…
とりあえず試行錯誤しながら頑張ります!
282様
コメントありがとうございます!
dr×Tマジです(笑)
書き手ならば一度はぜひ書いてみたいと思っておりましたが
とにかくdrさんがあまりにも喋らない為(笑)難しくて…
かなり苦戦しております(笑)
書き手も歳の差CPに萌えるタイプですので(笑)HさんだったりMK兄だったり…
drさんはドストライクだったりします
頑張りますので楽しんでいただけると嬉しいです!
優羽様
お久し振りです!
コメントありがとうございました!!
MKTのZ〇Pエピソードはかなり萌えますね〜!
CD落として焦ってるだろうTを優しくフォローするマキ兄が最高です
昔からTには特別甘かったMK兄なので、こういうエピソードは萌えますね
MKT話、ちょこちょこ下書きはしてるんです
drさんのお話が終わったら書こうと思ってるので待っていてくださると嬉しいです!
285
:
K
:2012/09/10(月) 13:28:43 ID:???
天使の涙 〜MTK×T〜
『おっ、いた』
テレビ画面に映る国民的人気グループ
その異様なオーラを纏う集団の中で
ひとり異彩を放つ彼を見つけ、思わず目を細める
お揃いの衣裳を身に纏い、精悍な顔つきの男たちの中で
ひとり柔和な顔立ちの彼は、さながら屈強な護衛に守られるどこかの国の姫のようだ
画面に映るその愛らしさに
思わずツイで呟くと、我等がバンドのギターに爆笑された
『いってくるよ、後でな』
無事に唄い終わるのを見届け
ひな壇に座った彼の頬に、画面越しにそっと触れてから
友人の店へと向かう為、家を出た
286
:
K
:2012/09/10(月) 13:40:10 ID:???
(いま、着きました)
カウンターの上の携帯が、メールの受信を告げ
それを確認すると同時に店の扉が開く
柔らかそうな茶色の前髪の隙間から覗く綺麗な瞳が
狭い店内を一瞬彷徨ってからオレを見つけた彼は
ニコッと微笑んでみせ、それに片手を挙げて応える
『お疲れ』
「遅くなってごめんなさい」
『いや…あれっ、雨降ってた?』
オレの元へとやってきた彼の髪が、しっとりと濡れていることに気づき
掌で確かめるように触れながら訊ねる
「うん、局を出たら急に降ってきた」
そういってふるふると頭を振る仕草が、まるで仔犬のようで愛らしい
ほらっ、タオル!カウンターの奥へと一度引っ込んだ友人から
投げられたタオルをキャッチして、彼の濡れた頭を覆い拭う
『こら、動くな』
「だって、くすぐったい」
クスクスと笑いながら身を捩る彼の華奢な身体を腕の中に閉じ込めた
287
:
K
:2012/09/10(月) 19:10:27 ID:???
『ちゃんと拭かないと風邪引くだろ?』
「ひかないもん」
減らず口を叩く彼の綺麗な形をした額をトンッと指先で突くと
ふわっと花が綻ぶような笑顔をみせる
その笑顔を見るたびに、心の奥底から安堵するとともに
あの日流した彼の涙を思い出す
もう二度と、あんな風に泣く彼の姿を見たくはない
護ってやりたい
日に日に湧き上がる衝動は、もうすでに溢れ出す寸前で
無邪気に振る舞う彼の前で、良き仲間、良き保護者のフリをするオレを
彼を大切に育ててきただろうあの人はどう見ているのか…
(まあ、それなりに信頼はされてるらしいが…)
「ソレ、何?」
『ん?』
隣に座る彼にTシャツの裾をくいくいっと引っ張られ、我に返る
「何、呑んでるの?」
『んー…芋焼酎』
「あ、オレも同じのください」
オレのグラスの中身を覗き込んだ彼が嬉々として
同じものを頼むのに、カウンターにいる友人に無言で首を振ってみせる
288
:
K
:2012/09/10(月) 20:09:38 ID:???
『明日、リハだろ』
「うん、だから一杯だけ…ダメ?」
『ダメ』
上目遣いでオレを見つめるその表情は
懸命に尻尾を振って飼い主にお願いする仔犬そっくりで、なんとも愛らしいが
保護者的立場で明日のリハのことも考え再度首を振ると
あからさまにガックリと首を折って項垂れる
「…モトカツのケチ」
『おっ、呼び捨てにしたな…先輩を敬わない奴はこうしてやる』
隣に座る彼の腰に素早く腕を回し、がっちりとホールドすると
そのまま脇腹に指を這わせ擽ってやる
「ちょ…っ、やだ、くすぐった…い、って、もぅ…ごめ、ごめんな…さ…っ、ふは…っ!」
『ギブ…?』
「…っ、ギブ、ギブ…っ!」
くすぐったさに激しく身を捩った彼が
限界とばかりにカウンターをパンパン叩いてギブアップ宣言するのに手を放してやると
子供のようなオレ達のじゃれあいを眺めていた友人が一言
『モトカツ、性格変わったんじゃない?』
そう呟くのに思わず苦笑してしまった
隣を見遣れば、それってオレのおかげ?とばかりに
オレをじっと見つめてくるその幼い表情に笑いかけると
髪をくしゃっとひと撫でしてから、帰るべく彼の腕を引いて立ち上がった
289
:
K
:2012/09/10(月) 20:24:36 ID:???
とりあえず今日はここまでとさせて下さい
正直、書いていてすごく難しいです…MTKさんの人物像がほんとに掴めなくて(苦笑)
インタ読んだり、動画見たりしたんですが、しゃべってないですよね…あんまり(笑)
でもツイ見るとかなりお茶目で、結構エロいのかな…と(笑)
大人のエロさが果たして出せるのか…ハードル高いです(汗)
簡単に設定をバラすとHさんとMK兄に大事に大事にされてきたTK
Hさんはパパ的存在ですが、MK兄とは過去に身体の関係もあって
ちなみにこのMTK×TKの二人はまだ深い間柄ではありません(笑)
何度も何度も書き直してここまで辿り着いたので
これからどうなるのか書き手にも判りません(苦笑)
とりあえず続きます…
こんなんですが、読んでくださった方ありがとうございます!
290
:
名無しさん
:2012/09/10(月) 21:05:26 ID:???
ひーーーっ(笑)
>>Hさんはパパ的存在ですが、MK兄とは過去に身体の関係もあって
ってこれだけでも萌えです(笑)
Hさんだってきっとヨコシマな目でTKを見ているに違いない。けーど
MKさんの事もあるし、パパ的立場になっちゃったからすすめなくて・・・って
やってたらあーらびっくりどらまーさんに・・・。みたいに勝手にこの設定で妄想
ふくらましてます。HさんMKさんより若いAとかAKとか、年下のSK達なんかに
至ってはもう、指をくわえてよだれ垂らしてみてるしかないって状況なんですね。わかります
(勝手に妄想爆発) 続きも楽しみにしてます。
291
:
名無しさん
:2012/09/10(月) 21:24:19 ID:???
K様。
早速更新して下さりありがとうございます!!
全然大丈夫です、もーニマニマしながら読んじゃいました(笑)
ドラマーさん呼び捨てなT可愛い(>_<)
その後の擽りあい堪りません(笑)←。
確かにドラマーさんの性格、今一つ謎ですよね。
でも、ラジオとか聴くと低い声でボソッ、ボソッと結構面白く話してらっしゃいますし、自分で自分の事を無口じゃないと言われていたので(笑)
お喋りじゃないにしても、普通に話してるんじゃないでしょうかね?
あのツイの顔文字とか可愛くて笑っちゃいますよね(笑)
Tもメンバーのツイはチェックしてると言っていたので、先週のM駅のドラマーさんの呟き絶対見てますよね。
優しいなあドラマーさん♪
これからのお話楽しみです。
292
:
名無しさん
:2012/09/10(月) 21:31:53 ID:???
K様、更新ありがとうございます。
T可愛いです〜。
もう二度と、あんな風に泣く彼の姿を見たくはないって気になります。
一体何があったんでしょうか?
そうですよね。MTKさんあんまり喋りませんね。
何だったかの動画で初対面のTの印象を聞かれて、
「イケメン過ぎて驚きました」って言ってたのに萌えましたが・・・。
ツイでは結構お茶目ですよね。
MTKさんの性格は現実と少し違っていてもいいんじゃないでしょうか?
K様なりの描き方でいいと思うんですけど。
すいません。無責任な事を言って・・・。
いつまでもお待ちしますので、
K様が納得できるようにじっくりとお書きになってください。
続きを楽しみにしています♪
293
:
K
:2012/09/12(水) 18:41:24 ID:???
290様
コメントありがとうございます!
書き手の拙い説明を120%理解してくださり、感謝です!
シンプルにMTKさんとTが出逢って〜惹かれて〜付き合っての
設定でもいいかと思ってたんですが、MTKさんが大人の男性なので
ちょっと色々複雑に?してみようかなと(笑)
ただ書き手の力量では複雑にならないかも…ですが(苦笑)
Hさん→T…とにかく常に心配、大切で大事に思ってるパパ(笑)
抱こうと思えばチャンスはあったけどそこは立場的に我慢(笑)みたいな
MKさん→T…とにかく可愛い、顔も性格も美人で、ドストライク
甘えてくるのが可愛くて仕方なくて、泣き顔にヤラれて抱いてしまった
それからは恋人が出来ても常にT優先で長続きせず(笑)みたいな
でもいつかTを大事にしてくれる相手が現れて、掻っ攫っていくんだろうと
何となく感じてる
頑張りますので続きも楽しんでいただけると嬉しいです
291様
コメントありがとうございます!
二マ二マしていただいて、書き手も嬉しいです!
呼び捨てっていいですよね〜
あれだけ歳の差があると、ある意味思いっきり甘えられるのかなと思います
Tは絶対に甘え上手だと思うので(笑)
擽り合いも萌えていただいて、よかったです!
MTKさんは大人の色気ある男性ですが、結構お茶目そうなので
こういうのもアリかなと思いまして…
MTKさんの呟き、ヤバかったです〜!ちゃんと見ててくれてるんだなと
かなり嬉しくなりました
続きも楽しんでいただけると幸いです
292様
コメントありがとうございます!
Tの可愛さがちゃんと出ていたでしょうか…?
かなり歳の差があるので甘えんぼTを前面に出してしまってますが
やっぱり書き手も好きです、歳の差CP(笑)
MK兄とかHさんとか年上に甘えるTが好きなので、今回も書いてて楽しいですが
その一方、MTKさんは手ごわくて(笑)苦戦してます
あんな風に泣く彼の姿〜ほんとはこっちの出来事のお話を
先に書いていたんですが、途中で行き詰りまして…急遽、今のお話に変えました
もちろん、涙の訳も後々、明かされていきます
自分なりに試行錯誤しながら頑張っていきますので
続きも宜しくお願いします!
294
:
K
:2012/09/12(水) 21:01:44 ID:???
『タカヒロ』
「んぅ〜?」
オレの部屋に帰り着くなり、勝手知ったる…とばかりに
リビングのソファにダイブしたタカヒロに声を掛ける
『お湯が沸いたから風呂入ってきな』
「……一緒に入る?」
ソファに埋めていた顔を上げ、チラリとオレを見たタカヒロが
悪戯っ子のように笑う
『いや、後でいい』
「なんで?」
『おまえと入ると長いからな(苦笑)』
一年中シャワー派というオレと違い、タカヒロは長風呂派だ
一時間でも二時間でも平気で入ってる
以前、一緒に入ったときに湯に浸かったオレの腕の中で
タカヒロが眠り込んでしまい、そこから一時間動けず逆上せて大変な目にあった
「えぇ〜…!一緒にはいろ〜よ〜」
ソファに伸びた手足を子供のようにバタバタとさせて
まるで駄々っ子のようなタカヒロを横目にキッチンへと向かうと
冷蔵庫からビールを取り出す
『それよりも、ヒロさんにちゃんと言ってきたか?』
「ん?」
『今日はこっちに泊まるって』
缶ビール片手にソファの端に腰掛け、寝転んだタカヒロの髪をそっと梳きながら訊ねると
タカヒロがコクンと頷く
タカヒロがココに泊まるときの約束
それは今現在、タカヒロと一緒に住んでるヒロさんにキチンと言ってくること
誰よりもタカヒロを心配し、気にかけているヒロさんに余計な心配を掛けないよう
最初にタカヒロと約束を交わした
『…ヒロさん、何か言ってた?』
「うん」
『…なんて?』
「えっちする時は、ゴムをつけてもらえって」
『っ!?ぶほ……っ!!』
ニッコリと綺麗に微笑んで告げられたセリフに、口に含んだビールを思わず噴き出した
295
:
さらら
:2012/09/12(水) 21:11:10 ID:???
K様、更新ありがとうございます!!!
まさかこんなに速く新しいお話が読めるなんて、幸せで今ニヤニヤがとまりません(笑)
しかもMTKxTKも書いてくださったんで・・・!!(涙)
Aっちゃんの言葉責め、なかり萌えます(笑)
後の小話も素敵です!MK兄の「夜の営みのBGM」と焦ったTKに思わず爆笑しました。
メンバー(特にMK兄)にからかわれているTK、可愛いーー♪
さて、ドラマーさんxTKのお話ですが、さすがK様、イメージ結構合ってるんじゃありませんか?(笑)
違和感なしですごく萌えるんです本当に!!全然いいです(個人的に!笑)
普段言葉が少ないようですが、ツイでは「肉食系〜」やお茶目な絵文字も出てるから、
もしかして意外に行動派かな?(笑)ベッドの時別人になっちゃうかも・・・?など、勝手に妄想してみました←
保護者(飼い主?)MTKと子犬TKの感じ、大好きです!リアルでも、いつも優しく微笑んで見守っているようなMTK、格好良すぎです♪(笑)
>>隣を見遣れば、それってオレのおかげ?とばかりに
オレをじっと見つめてくるその幼い表情
このシーンに癒されちゃいました・・!なぜMTKさんの前にそんなに可愛いのTK・・・もぅ、反則です(笑)
K様のペースでお書きになってくださいね♪
いつでも楽しみにしています。
296
:
K
:2012/09/12(水) 21:20:17 ID:???
『…タカヒロ、おまえ…』
ビールでぐっしょりと濡れたTシャツに眉を顰めながら、わざと低い声で凄むと
剣呑な空気を察したのか、タカヒロが素早い動きでソファから身体を起こす
「嘘だよ〜ん!ヒロさん、そんなこと言ってませーん!」
『っ…ちょ、待て!おい、こら…っ!!』
掴まえようと咄嗟に伸ばしたオレの腕を躱し
きゃー!!と楽しそうに奇声をあげ、部屋の中を逃げ回るタカヒロを追いかけること数分
『ふっ、まだまだ甘いな』
「うわっ!?…ちょ、ヤダ…っ、待って…って」
部屋の隅まで追い詰め長いリーチで素早くタカヒロを捕獲すると
やや乱暴に肩に担ぎ上げそのまま風呂場へと向かった
297
:
K
:2012/09/12(水) 22:30:24 ID:???
脱衣所で濡れたTシャツを脱ぎ棄てると、次にタカヒロのシャツにも手を掛け
バンザイをさせると頭からすっぽりと抜き去る
「…スルの?」
『ん?』
「…お風呂でえっち、する?」
上目遣いでオレをじっと見上げてくる瞳は、まるで無垢な子供のようで
苦笑いを禁じ得ない
『しない』
「シてもいいのに…」
『しません』
拗ねたように唇をむぅと尖らせるタカヒロにきっぱりと告げると
その腕を引いて風呂場へと入っていく
身体をざっとシャワーで流した後、タカヒロの身体を背後から抱くようにしてお湯に浸かった
『ふぅ……』
「気持ちいい」
久し振りに湯に浸かる感覚に思わず溜息が零れると
タカヒロも全身をくったりとオレに預けて気持ちよさそうな表情を浮かべる
その無防備な顔を眺めながら、思い浮かぶのはあの人の顔
父親のような包容力でタカヒロを包むあの人も
こんな風にタカヒロと風呂に入っていたのだろうか…
物思いに耽っていると、ふいに視線を感じて下へと目線を向ける
するとオレの脚の間に座るタカヒロがオレをじっと見つめているのに気付いた
オレを捉えて離さないその瞳の強さに
今まで気になりながらも訊けずにいた問いが口をついて出る
『…タカヒロ』
「……なに?」
『ヒロさんとも、こうして風呂に入ってた?』
「………入ったこともあるけど、えっちはしてないよ」
非常に正直な答えに、苦笑しながらも脳裏に浮かぶもう一人別の人間の顔
初めて札幌で対面した時、タカヒロの隣に立つオレを鋭い視線で射抜いた彼
彼もタカヒロにとって特別な人間であることはその時、直感で判った
『じゃあ……』
「…………マキさんには、抱かれてた」
聡明で人の心の機微を読み取ることにとても長けているタカヒロが
オレの言わんとすることを先読みして答える
「…マキさん、優しいから…優しいからオレのこと抱いてくれたんだ」
ふわりと微笑みながらも告げるタカヒロの横顔は決して幸せには見えなくて
オレの胸が軋むように痛む
『そんなのは優しさじゃないだろ』
タカヒロの腹にぐっと腕を回して、すっぽりと抱きしめると濡れた頭に顎をコツンと乗せる
そして言い聞かせるように耳元で告げると、腕の中のタカヒロがふるふると首を振った
「いいの、それでも…ひとりぼっちじゃなきゃ、いいの…っ!」
まるで雨に濡れてふるふると震える仔犬のように
小さく身体を震わせるタカヒロが今にも消えていなくなってしまいそうで
強く強く抱きしめた
298
:
K
:2012/09/12(水) 22:48:09 ID:???
短い更新ですみませんっ!
今日の分はこれで終わりです…
読み返してみると全然展開が進んでないですが(汗)
ゆっくり書いていこうと思ってます
さらら様
コメントありがとうございます!
前回のATのAはちょっぴりドSで攻めてみました(笑)
Aはとにかく優しいと言われていますが、書き手の中ではムッツリで
結構エロいんじゃないかと思っております(笑)
MKTは恋人でも仲間でもいつもあんな感じになりますね〜
やっぱり大好きなCPです!
今回のMTK、違和感ないと仰っていただき嬉しいです
かなり謎な方…ミステリアスで魅力的な方なので難しいですが
頑張って書いていきます!
数少ない音楽番組でもいつもTを温かく見守るMTKさんは素敵ですよね!
そして時々ぽろっと零す言葉がお茶目だったり(笑)
続きも楽しんでいただけると幸いです
299
:
名無しさん
:2012/09/12(水) 23:03:56 ID:???
K様、更新ありがとうございます。
MTKさんと一緒にお風呂に入りたがったり、
「お風呂でえっちする?」なんて言うT、めっちゃ可愛いです〜。
MK兄と一体何があったのかヒジョーに気になります。
次回の更新、お待ちしています♪
300
:
名無しさん
:2012/09/12(水) 23:21:37 ID:???
K様
更新ありがとうございます。
MTKさん、何だかんだ言いながら結局一緒に風呂入ってて笑いました(笑)
可愛いTに翻弄されてる大人なMTKさんに萌えました。
続き楽しみです^^
301
:
名無しさん
:2012/09/13(木) 22:31:33 ID:???
早速続きが読めて、うれしいです。MTKさん、風呂には入ってもエッチはまだなんですか?
こんなに露骨に誘われてるのに、まだ手を出さないなんてー。
MK兄の事は、本気で好きなわけではないのに抱かれてたのかな。
これは、もしや、Aあたりに片思いして振られたとか?(笑)
またも、K様の設定で妄想爆走してます(笑)
Hさんと一緒に暮らしてるなんて、完全にパパじゃないですか。
Hさん、なぜ耐えた?意思が強い・・・というより枯れてるんじゃ?と心配してしまいます(ごめんなさいごめんなさい)
K様のキャラはみんな素敵です。放浪ファンはみんな、MTKさんの事、そんな知らないわけですから、
ルックスだけあの方で、中身はもう、K様の好きなようにしちゃって下さい!
続きも楽しみにしています。
302
:
K
:2012/09/16(日) 16:46:11 ID:???
299様
コメントありがとうございます!
今回のTは純真無垢な小悪魔がテーマです(笑)
Hさんと住んでたり、MK兄とは関係があったり、えっちなセリフを平気で口にしたり…
MTKさんがかなり大人の方なので、ちょっと複雑な大人の恋の話を
書きたいんですが、結局、書き手の力量が追い付かないという…(汗)
これから少しずつここに行き着くまでのお話も入ってくるので
楽しんでいただけると幸いです
300様
コメントありがとうございます!
結局、一緒にお風呂入ってましたね〜
大人で包容力のあるMTKさんですが自由奔放なTに振りまわれるのも
悪くないと思ってるはず(笑)
今まで自分の周りにいないタイプで可愛くてしょうがないと思ってそうです
続きも楽しんでいただけると幸いです
301様
コメントありがとうございます!
お風呂入ってますがえっちはまだです(笑)
MTKさんとTがえちまで進むには、もうひとつキッカケが必要かなと…
MTKさんは大人で余裕ありますからねぇ…もうちょっと我慢してもらいます
というかMTKさん大人の色気ダダ漏れなので、果たしてえち書けるかなと
ちょっぴり心配でもあります(笑)
Hさんは枯れてないですが(笑)そこは社長なので立場的に我慢して
MK兄に託しました
これからちょっとずつお話も進んでいくので楽しんでいただけると幸いです
303
:
K
:2012/09/16(日) 18:20:42 ID:???
結局…
湯に浸かったまま寝落ち寸前のタカヒロを抱き上げ風呂を出ると
そのまま寝室へ直行
オレの体格に合わせて購入したキングサイズのベッドの右側は
いつのまにかタカヒロに占領されるようになり
くったりと眠り込んだ身体をシーツの上へそっと降ろす
タカヒロの隣へ身体を滑らすと、ベッドのスプリングが微かに音を立て
その音に気付いたのかタカヒロが小さく身じろいだ
「う、ん…」
『悪い、起こしたか?』
無意識に擦り寄ってくるタカヒロの背中をトントンと規則正しく撫でてやると
とろんとした瞼をぼんやりと開けたタカヒロが無垢な瞳を向けてくる
「モトカツ、さん…」
『どうした?』
「…あのね、」
そう告げたきり、口を閉ざしてしまったタカヒロを
決して急かさず、洗いざらしの髪を優しく梳いてやりながら先を促す
『どうした?言ってみろ』
「……オレ、ここにいてもいいんだよね?」
次の瞬間、くしゃっと顔を歪めて泣きそうな表情になったタカヒロが
オレの手をきゅっと握ってから、もう一度震える唇を開く
「……ずっといてもいいよね?ずっと、一緒にいられるよね?」
必死に縋るその表情が、あの時のタカヒロと重なり
鮮明な記憶となってオレの脳裏に蘇る
あの日、あの時
オレの目の前で静かに涙したタカヒロ
無邪気な笑顔のその裏で、脆く崩れ落ちそうな心を抱えるタカヒロに
オレは恋をした
304
:
K
:2012/09/20(木) 12:51:21 ID:???
あの日、あの時
それは、札幌でのお披露目ライブが無事に終わり、一週間が経った頃
新曲のレコーディングの為、メンバー全員、朝からスタジオに籠っての作業
それが漸く終了し、その夜、友人と呑む約束をしていたオレは
スタジオを出てタクシーを拾おうと大通りへ向かう途中
携帯がないことに気付いて思わず舌打ちする
(仕方ないな…)
来た道を引き返し、スタジオへと逆戻り
まだ残ってる数人のスタッフに挨拶しながら、先程までいた部屋へと向かい
ガラスの扉越しにそっと中を伺うと、我らがバンドの切り札、ボーカルの姿が見えた
『まだ、残ってたのか…』
部屋には彼の姿しかなく
ヒサシやトキエさんはすでに帰ったんだろう
ひとりソファに腰掛け、手元の携帯に視線を向けるその横顔は
先程まで見せていた表情とは違い、憂いを帯びて、心なしか蒼褪めてさえいるように見える
『まだ、残ってたんだ』
「っ!?……あ…っ」
扉を開けるのと同時に、そう声を掛けると
オレの存在に驚いた様子のタカヒロくんがあからさまに動揺してみせ
手にしていた携帯をカシャンっと床に落としてしまう
『どうした?なんだか顔色良くないね』
「…そんなこと、ないです。大丈夫です」
床に落ちた携帯を拾ってやり手渡すと、オレに向けられるぎこちない笑顔
「ありがとうございます」と律儀に礼を告げるタカヒロくんのその唇は
微かに震えているようにも見えて、ますます心配になってしまう
305
:
K
:2012/09/23(日) 08:06:03 ID:???
『なにか心配事?タカヒロくんはうちのエースだから…エースが元気ないと
心配だよ』
目の前の柔らかそうな髪に引き寄せられるように手を伸ばし、そっと撫でると
反射的に俯いた彼の顔からキラッと光るモノが床に零れ落ちた
『どうした?』
ソファに座るタカヒロくんに視線を合わせるようにしゃがみ込んで
顔を覗き込む
けれどタカヒロくんは頑なに下を向いて、ふるふると首を振るだけ
『何かあった…?オレでよければ聞くよ』
リハの時には、特におかしな様子はなかったように思う
いつも通り、謙虚で何事にも真摯な姿勢で取り組むタカヒロくんに
オレ達の方が刺激を受けることも多々あるぐらいだ
オレの再びの問い掛けにも、唇をきゅっと噛み締めるだけで口を開かない
(困ったな…)
『…ヒサシ呼ぼうか?』
出会って半年ちょい
短い期間ながらも、それなりに濃い時間を過ごしてきたとはいえ
オレには相談しづらいのかもしれない
306
:
K
:2012/09/23(日) 08:58:29 ID:???
次の現場へと向かっただろうリーダーと連絡をとるべく
とりあえずオレの携帯は……と、探すために立ち上がると
咄嗟に腕を掴まれ、引き留められた
『ん?どうし…』
「ご、め…ごめんなさ、い」
タカヒロくんの口から零れる消え入りそうなほどの呟き
『何が?』
謝られるような覚えもなく首を傾げるオレを見たタカヒロくんの瞳は
眦がうっすら赤く染まり痛々しい
「オレのせいでトキエさんやモトカツさんが悪く言われるの…
ごめんなさい…っ」
深々と頭を下げるタカヒロくんのセリフに思い当たるフシは…ある
オレ達の活動について某所で呟かれたくだらない書き込み
こういう仕事をしてる以上、他人から良くも悪くも評価されるのは当たり前で
その評価がいつも良いものだけとは限らないのも判ってるつもりだ
「っ…ごめん、なさい、オレもっと、もっと…っ」
オレの腕を掴んだまま声を震わせるタカヒロくんは
普段の明るく爽やかな好青年とは違い、脆く崩れ落ちそうな心を抱え
必死に助けを求めてる
『タカヒロくん、今日この後の予定は…?』
「…えっ?」
突然そう訊ねたオレに、ビックリしたように顔を上げたタカヒロくんの表情は
幼い子供のようでに思わず笑みが浮かぶ
『この後、何か予定入ってる?』
「いえ、今日はこれで終わりです」
素直に応える彼にひとつ頷くと、オレの腕を掴んだままの彼の手を取り
そっと包み込むように握ってやりながら告げる
『じゃあおいで』
「えっ?」
『いいから、おいで』
戸惑いながらもソファから立ち上がるタカヒロくんの腕を引くと
オレ達は一緒にスタジオを出た
307
:
K
:2012/09/23(日) 09:36:03 ID:???
『少しは落ち着いた?』
キッチンのカウンター越し、ソファに座るタカヒロくんに訊ねると
小さくコクリと頷く
「さっきは泣いたりしてごめんなさい…もう、大丈夫です」
スタジオを出てタクシーを拾ったオレが向かったのは自宅
あのまま一人で帰してしまうのは心配で、もう少しちゃんと話を聞いてやりたくて
タカヒロくんをここへと連れ帰ってきた
もう、大丈夫…しっかりとした口調で、綺麗な笑顔を浮かべるタカヒロくんに
いつかのヒサシのセリフが脳裏に浮かんだ
『タカヒロくんてほんとにイケメン好青年だな』
『まぁね。可哀想なぐらいいい子な好青年ね』
『なんだよ、それ(笑)』
『ん〜…いい子でないと捨てられるって思い込んでる子供みたいな(笑)』
『捨てられるって、なんだ』
『我儘言わないで、我慢して、頑張らなきゃ、頑張らなきゃ…って常に自分に
言い聞かせてる』
『なんで、そんな…』
『そうしないと自分が必要とされる価値がないって思い込んでる…
誰からも愛されるほどの人間なのに、孤独と不安に怯えてプルプル震えてる仔犬だって』
タクロー談だよ〜、と二人で呑んだときにヒサシが言っていた
国民的人気グル―プのボーカリスト
その眩いほどの光に包まれた場所に立っていながら
彼の心は見えない不安と孤独に包まれているのかもしれない
(まあ、今の彼は好奇心旺盛の仔犬なのかもしれないけどな(笑))
初めて連れてこられたオレの家で初めは緊張していたタカヒロくんも
今は好奇心旺盛のキラキラとした瞳でキョロキョロと視線を泳がせている
308
:
K
:2012/09/23(日) 11:23:14 ID:???
『今日、泊まってく?』
「えっ!?」
残り物で簡単に夕食を済ませた後、お礼にと食器を洗ってくれるタカヒロくんにそう提案すると
驚いた声を上げた拍子にカシャンっと食器を滑り落としてしまう
「あっ、ごめんなさい…っ!」
『いや、大丈夫だから』
慌てるタカヒロくんの頬に飛び散った洗剤の泡をそっと拭ってやり
クスクスと笑みを零すオレに、ちょっと悔しそうにむぅと唇を尖らす仕草も可愛らしい
その後、交代で風呂に入るとオレのパジャマを着たタカヒロくんを
寝室へと案内する
『はい、おやすみ』
薄手のタオルケットを掛けてやり、くしゃっと髪を撫でて告げると
タカヒロくんが慌てて起き上がろうとする
「あの…っ」
『うん?』
「えっと…モトカツさんは、どこで寝るんですか?」
『え?どこって…もちろん、タカヒロくんの隣だけど?』
「……えぇっ?」
真顔でさらっと告げるオレにタカヒロくんの顔が真っ赤に染まり
その素直な反応に爆笑してしまった
『あははっ、冗談だから(笑)オレはリビングのソファで寝るよ』
「まっ…待って!」
安心させるように告げて部屋を出て行こうとするオレの腕を
タカヒロくんがグッと掴んできて思わずバランスを崩す
『うわっ!?』
腕を引っ張られたオレはそのまま後方のベッドに倒れ込む
『いて…っ』
「ごめんなさいっ!」
『随分、積極的だな(笑)』
「っ…そんなんじゃ、」
オレの身体の下のタカヒロくんの腕を引き
オレの上半身に乗っけるとそのまま腕の中に抱き込んだ
『あー、眠くなってきた』
身長の割に華奢なタカヒロくんの心地よい重みと
重なり合う心音に一気に睡魔が襲ってくる
『オレ、おじさんだから早寝なんだよね』
そう呟くと腕の中のタカヒロくんがクスクスと笑いだす
『あのさ、オレもトキエさんも伊達に歳とってないからさ…それなりの
修羅場潜ってきてるし…あれぐらいたいしたことないよ』
「………」
タカヒロくんの肩がぴくんと震え、澄んだ瞳でオレをじっと見上げる
『ヒサシが言ったこと…覚えてる?』
「…ヒサシさん?」
『オレ達は新人バンドなんだから、最初から完璧じゃなくていいって。
これからいくらでも成長していくんだから…って言ってたろ?』
309
:
K
:2012/09/23(日) 12:04:12 ID:???
オレが告げたセリフにくしゃっと顔を歪めて俯いてしまった
嗚咽を必死に堪える声に優しく告げる
『イケメンに泣かれると弱いな』
「…モトカツさんもイケメンじゃないですか」
『いやいや、タカヒロくんには負けるよ』
そんな軽口にタカヒロくんがぷっと吹きだし
次の瞬間パッと花が咲いたような笑顔を見せる
『可愛いなぁ』
「…っ、恥ずかしい」
オレのセリフに照れくさそうに俯いてしまう仕草に愛おしさを感じる
『もっと甘えて頼っていいから…タカヒロくんといつも一緒にいるメンバーと比べたら
頼りないかもしれないけど』
「そんなことないです」
『そんなに一人で背負わなくていいから…頑張りすぎなくていいよ』
励ますように背中をトントンと撫でると
彼の瞳からまるで宝石のような煌めきを放つ涙が零れ落ち
ソレに吸い寄せられるように唇を近づけると、そっと吸い取った
『おじさんを誘惑しちゃ、ダメだよ(笑)』
「ふふっ」
まだうっすらと涙の痕が残る頬に指を滑らすと
擽ったそうに身を捩る
「モトカツしゃ、さ…ん」
『ん?』
舌足らずな感じもエロくて、不覚にもドキッとする
「ありがとう」
オレの腕の中で伸びあがったタカヒロくんが
オレの額にちゅっとキスを落とした
(あぁ、ヤバいな…)
庇護欲を擽られるこの腕の中の存在に完璧に堕ちた気がする
天使の涙に堕ちて、天使の笑顔に誘惑されたオレの脳裏に浮かぶ
彼を愛するさまざまの人達の顔
(まぁ、後で考えればいいか…)
腕の中、ふわりと鼻を掠める甘い匂いに満たされながら
深い眠りに落ちていった
310
:
K
:2012/09/23(日) 15:30:19 ID:???
とりあえず今日はここまでで。
あと1〜2回の更新で終わりかなと思ってます、予定では(笑)
一応、最後まで=えちまで入れたいと思ってはいるんですが
書けるかなぁと不安な部分も多々あり(笑)
でもここで書きますと言っておかないと、くじけそうなので(笑)宣言しときます
ここから、ちょっと小話を
9・22は書き手にとっても、とても大切な日です
ここ最近はいろんな想いが渦巻いて複雑な気持ちになることもあるんですが
Tがあの頃と変わらず、今も幸せな気持ちで記念日を迎えられたのなら書き手も幸せに思います
9・22 〜MKT〜
マキさんと喧嘩した
原因は至極些細なこと
オレがEXのメンバーになった日
今年の9・22はオレもマキさんもオフの予定で
お祝いに食事でも行こうとマキさんと約束していたのに…
急遽、マキさんに仕事が入ってしまった
オレはつい先日まで、ソロプロジェクトの方が忙しく初ライブも無事に終えたばかり
やっと少し落ち着いたところで、久し振りのオフをマキさんと過ごせると
すごく楽しみにしていた
マキさんも舞台の稽古で多忙を極めていて、ずっとスレチガイだったから…
一緒にゆっくり美味しいご飯を食べて、その後はいちゃいちゃ…なんて期待してた
「それなのに…マキさんのバカ」
目の前にあるマキさんの枕に思いっきりパンチ
枕はポスッと軽い音を立ててベッドから転がり落ちていく
(あーあ、何もする気が起きない)
ベッドでゴロゴロしながら一向に起き上がることが出来ないのは
シーツにうっすら漂うマキさんの残り香のせい
マキさんの匂いを感じると余計に会いたくなって、切なくなるけれど
311
:
K
:2012/09/23(日) 16:16:06 ID:???
明け方近く、ベッドに入り込んでくるマキさんの気配
長い腕に包まれて安心しきって深い眠りについてから数時間
目が覚めて隣にいるはずのマキさんがいないことに気づき
不思議に思ってリビングへと向かう
「…マキさん?」
『あぁ、起きちゃったか…』
「なんで、着替えて…」
すでに着替えを済ませ、髪もセットし終えてるマキさんに近づいていくと
抱き寄せられて、おでこにチュッとキスを落とされる
『ごめんな、仕事が入ったんだ』
「………え?」
『終わったらすぐ帰ってくるから』
「え…なんで、どうして…」
慌ただしく玄関へと向うマキさんの後を、呆然としたまま追いかける
『ほんとにごめんな』
「…っ、なんで?約束したのに…っ!!」
久し振りの二人だけの時間
いっぱい話したいことがあったのに…
聞いてもらいたいことがいっぱいあったのに…
悲しみよりも憤りを感じて、思わず声が震えてしまう
『とにかく終わり次第、急いで帰ってくるから』
「レストランは…?予約したのに…どうするの?」
『確か、アキラが今日オフだったんじゃないかな…?もしよかったら
アキラと行ってきたらいいよ』
宥めるようにオレの髪をくしゃっと撫でてマキさんが微笑むも
オレの心は悲しみに覆われていて、素直に頷けない
オレはマキさんの手を乱暴に振り払ってしまう
「…っ、行かない!マキさんと行けないなら、行かない…っ」
『タカヒロ』
困ったようにオレを抱きしめるマキさんの背中にぎゅっとしがみ付く
「いかな…っで、マキ、さん…いかな、い…でっ」
312
:
名無しさん
:2012/09/23(日) 16:23:39 ID:???
K様、更新ありがとうございます。
うわ〜ん、なんて切ない・・・。
続きが楽しみです。えちもあるんですね!
そしてT記念日の小話まで。
さすがK様、ちゃんと記念日のお話も書いてくださってうれしいです♪
313
:
K
:2012/09/23(日) 16:54:19 ID:???
『ごめんな、そろそろ行かないと』
オレを腕に抱いたまま、腕時計でちらっと時間を確認したマキさん
そっと身体を離された瞬間に、すぅーっと冷たい空気が入り込んで
心までヒンヤリと冷えきってしまう
「もういい…オレ、アキラさんにお祝いしてもらうから」
マキさんの背中に向かってそう呟いたものの、どうにも悔しくて
余計なひと言を口走ってしまう
「アキラさん、マキさんより優しいし…っ!アキラさんと浮気しゃうんだからっ!」
そう叫んだ途端、マキさんの肩がぴくりと反応し、こちらを振り返る
『勝手にしろ』
そうひとこと放って、マキさんは仕事へと出掛けて行った
314
:
K
:2012/09/23(日) 17:42:39 ID:???
数時間前のマキさんとのやり取りを思い出して、ぽろりと零れ落ちる涙
「はぁ…、最悪」
あんなこと言うつもりじゃなかったのに…
あまりに悲しくて、マキさんを傷付けるようなことを口走ってしまった
あの後、どっぷり落ち込んで、ひとしきり泣いたオレは
レストランに連絡して予約をキャンセルしてもらった
マキさんにはあんな風に言ったものの、マキさん以外と楽しく食事なんて
気分になれない
窓の外はとっくに日が暮れて部屋の中も薄暗くなっている
「お腹空いたな…何か作ろうかなぁ」
人間悲しくても腹は減る生き物で…ようやくベッドから起き上がったオレは
空腹を満たす為にキッチンへと向かう
冷蔵庫を覗いて中を物色していると、ピンポーン!と軽快な音が鳴り響く
お届け物でーす!の言葉に玄関のドアを開けると
目の前が突然真っ赤に染まった
「うわっ!?わわっ…!」
目の前に差し出されたのは真っ赤なバラの花束
それはそれは大きな花束で、両手でやっと抱えきれるほど
その綺麗にラッピングされた花束に小さなカードが差し込まれているのに気付く
そっと開くとそこにはマキさんからのメッセージ
9・22はオレにとって、凄く大事な日
いつも大切に想ってるよ
出逢ってくれてありがとう
ダイスケ
素敵なメッセージに涙腺がうるうると潤むのがわかる
ロマンティックな贈り物に感激しているとオレの携帯が突然鳴り響き
びくっと身体が震えてしまった
携帯を開くと、そこには着信メールが一件
タイミングの良さにドキドキしながら確認すると、やっぱりマキさんからだった
今日はごめんな。
忙しくてなかなか会えなくて寂しいのはオレも同じ。
でもタカヒロが頑張ってるからオレだって頑張れるんだよ
オレはいつだって、タカヒロのことを想ってるから
愛してるから…その気持ちはこれからもずっと変わらない
マキさんの愛が溢れるメール
マキさんの優しさが文面を通じて、伝わってくる
「っ…もう、また泣いちゃうじゃん…っ」
今日は一日、泣きっぱなし
怒って泣いて…嬉しくて泣いて…
やっぱりマキさんが大好き、って再確認する
315
:
K
:2012/09/23(日) 18:21:26 ID:???
綺麗なバラの花束を花瓶に活けているとマキさんが慌ただしく帰ってきて
オレはそのまま連れ出されタクシーに乗せられる
向かった先はオレがキャンセルしたはずのレストラン
オレがキャンセルした後、マキさんがまた連絡を入れて時間も変更してくれたらしい
お店の方のご厚意で、閉店してお客さんがいなくなった後の2時間
デザートまでふたりっきりでゆっくりと堪能することが出来た
帰ってきてから一緒にお風呂に入ってたっぷり愛されて
「はぁ…、最高の日だった」
『それはよかった』
幸せのため息を吐きながらそう呟くと、マキさんも嬉しそうに笑ってくれる
「…マキさん、怒ってないの?」
『うん?』
「オレ、酷いこと言ったから…ごめんなさい」
今日の出来事を反省してマキさんに謝ると
オレの左手を取ったマキさんが薬指にちゅっと口づけた
そこにはレストランでマキさんからプレゼントされたリングが光り輝いている
『正直言って、結構焦った』
「…え?」
『アキラと浮気するって言われて…仕事向かう車の中でアキラのマネージャーに
連絡して、アキラのスケジュール確認して…そしたら今日はテツヤと
出掛けてるらしい…って。それ聞いてほっとしたけど(笑)』
そういって笑うマキさんに胸がきゅんっと甘く疼く
オレの我儘だって大きな器で受け止めてくれるマキさん
「マキさん、大好き…っ!今日はマキさんのして欲しいコト、何でもしてあげる!」
そう力強く宣言したオレに、何を想像したのかマキさんの瞳がデレッと
垂れ下がったのは…間違いない(笑)
『ねぇ、タカヒロ…タカヒロの○○〇で〇〇シてから×××してくれる?』
「え…えーと、頑張ります」
おしまい(笑)
記念日に喧嘩って暗いですね
う〜ん、AT記念日も書きたいですけど、こっちは暗くならないように頑張ります(笑)
た〇しい、今日で終わりですねぇ…やっぱり淋しい(涙)
いつも読んでくださる皆様、ありがとうございます!
312様
さっそくのコメントありがとうございます!
切ないお話になっております(笑)
難しいですねぇ…やっぱり
MTKさんとのえち、想像できないですが(笑)頑張って書いてみたいと思います!
出来は保障しかねますが(笑)
記念日も相変わらずの出来で(汗)
記念日なのに喧嘩という…Tごめんね、って感じです
AT編も頑張ります!いつもありがとうございます!!
316
:
名無しさん
:2012/09/23(日) 18:56:37 ID:???
K様
更新ありがとうございます〜!
いやあMTKさん優しいッ!!落ち着いてて大人な感じが伝わってきました。
ツイ見てると、普通に下ネタも冗談も言うし、実際こんな感じじゃないのかなあ?なんて想像しながら読みました。
T君から呼びすてになるのはどのタイミングでしょうか?気になります(笑)
バンドで色々言う人いますもんねー。
Tが心ない言葉を言われてるのを目にして嫌な気分になったりしました。
でも、ライブで披露したり、TVで披露したりするたびに、色々言ってた人が減ってきましたよね??
やっぱりやればやるほど、Tの実力を認めてくれる人が増えていってるように感じます。
MKTもありがとうございます!
相変わらずラブラブですね♪記念日にケンカですけど全然暗い話ではないし、最後はハッピーエンドだし、全く無問題ですよ^^
素敵なお話、ありがとうございます!!
317
:
名無しさん
:2012/09/23(日) 20:44:44 ID:???
K様、お話の途中に割り込んでコメしてしまって申し訳ありませんでした。
そして更新ありがとうございました。
魂最終回、淋しいです・・・。
とらいぶで新番組が始まるという噂もありますが、
何だか最近は何でもとらいぶにしてしまいようになってしまって、
私は放浪のファンであって、他の一族の方々は勿論CDとかは聴きますけど
放浪ほど萌える訳ではありません。
A○Sのライブが終わってしまってから、K様のおっしゃるとおり
私も何だか複雑な気持ちになることがあります。
MKT記念日、全然暗くないですよ。
ラブラブで良かったです。
AT編も楽しみにお待ちしています♪
318
:
M
:2012/09/24(月) 08:49:03 ID:???
K様
記念日MKTKをありがとうございます。
全然暗くなんかないです。
甘々エッチも見たかったですが・・・(笑)
Tのコラボバンド、やはり批判的な意見が出てたのでしょうか?
私はそのへん疎いのでわかりませんでした。
バンドのTもステキでしたが
私はやっぱりAちゃんと歌ってるTが大好きです。
2人で歌い続けて欲しいとは思いました。
社長の報道以来、いろんな事が頭を過ぎり
良くない想像ばかりで不安で仕方ない私です。
Aちゃんのソロも、Tのコラボもいいのですが
この先の放浪を思うと不安でいっぱいです。
K様が言うように
>Tがあの頃と変わらず、今も幸せな気持ちで記念日を迎えられたのなら書き手も幸せに思います
まさしく同じ気持ちです。
Tが幸せで、あのキラキラした笑顔が曇らない事を願うばかりです。
コラボについてもTの真意は判りませんが
私が思う不安が杞憂であって欲しいと願ってやみません。
こちらのTがリアルTに重なって切なくなりました。
K様の可愛いTのお話もまた読ませてくださいね。
長々失礼しました。
319
:
名無しさん
:2012/09/25(火) 18:31:30 ID:???
K様!
お話更新嬉しいです
MTKさん堕ちちゃいましたね〜!
そりゃTの綺麗な涙を間近で見て堕ちない男はいませんよね←
ツイでは最近MTKさんのT推しが多くて、ニヤニヤしながら読んでます。
えち……、是非とも!(笑)
首を長くして待ってます^^
320
:
さらら
:2012/09/26(水) 23:02:04 ID:???
K様、更新ありがとうございます。
MKTさん、さすが大人、超かっこうよくて惚れますわ!(笑)
えっちを誘うTも、やっぱり墜天使で、墜ちない男がないはずでしょう!←
めっちゃ反則です・・・(血)
リアルのライブで、MC時Tの「(MKTさんに対し)兄貴」と「HS兄さん」発言が可愛すぎで未だにも忘れられません(笑)
なぜか「兄貴」の呼び方、ちょっと萌えますねー(笑)
MKTの記念日小話も素敵でした♪
Tの涙、萌えます←
久々のMKT、テンション上がっちゃいました(笑)ATの小話もあれば、どんな話でもぜひ見てみたいですー(〃ノωノ)
次回の更新、ゆっくりでお待ちしています♪
321
:
名無しさん
:2012/09/30(日) 11:54:27 ID:???
記念日話とMTKさん×TKありがとうございます。小悪魔TKにおぢさんおちちゃいましたかー。
ライブはビューイング組でしたが、アニキとか兄さん、とか、もう、ほんとTKってば
かわいがられてますね。
今回のプロジェクトではロックファンから中傷もありましたが、バンメンが真剣に
かばってくれたり。大半の灰色さんファンとかドラムさんファン、ベテランミュージシャン
の方たちは
認めてくれたみたいですね。灰色さんファンの、自分とこのボーカルよりテレビで
安定してるっていう書き込みも見て、本当に、TK、この六年で成長したなって思います。
322
:
K
:2012/10/05(金) 13:06:02 ID:???
316様
コメントありがとうございます!
MTKさんの優しくて大人な感じがちゃんと伝わってるとのコメント
ほっとしてます(笑)
EXのメンバーにはいない雰囲気を醸し出している方なので
難しいのですがMTKさんの魅力的な部分が出せるように頑張っていきます
呼び捨ては萌えますよね〜
雑誌のインタなどでは「Tくん」と呼ぶMTKさんですが、メンバーだけの時や
二人の時は「T」と呼び捨てだったら…と勝手に想像してはニヤニヤしてる書き手です(笑)
今回のバンドに関しては色々言う人もいたでしょうが、そんな時さらっと
MTKさんがツイでフォローしたくれたのに優しさを感じました
ほんとうに素敵な方です
MKTの感想もありがとうございます!
めっきりMKT不足で寂しい毎日ですが甘々なお話を頑張って書いていきます!
317様
コメントありがとうございます!
リアルタイムでのコメントは凄く嬉しいのでお気になさらないでくださいね
た〇しい終わってしまいましたね…
めっきり寂しい日曜日になってしまいました
書き手自身も317様のように今のEXの変化に戸惑うことも多く
複雑な気持ちになることもあります
変わらないモノなどないんでしょうが、うーん…難しいですね
とりあえず今のお話を頑張って書いていきます!
M様
コメントありがとうございます!
MKT小話大丈夫だったでしょうか?
えちなしだったので、次回はぜひ!えち入れたいと思います(笑)
バンドに関しては当初色々と意見を言う方もいましたが
ツイでMTKさんがさらっとフォローしたのを見て、ほっとしたのと感謝の気持ちで
いっぱいだったのを覚えてます
正直、た〇しいも終わってしまいT不足な書き手です
甘いお話が書きたくても上手く書けなかったり…
ATのお話がちょっと書けなかったり…苦戦してます
とりあえずMTKのお話を頑張って書いていきますね!
319様
コメントありがとうございます!
MTKさん堕ちちゃいました(笑)
Tは絶対年上キラー(笑)だと思ってますので堕ちない訳がない!と思ってます
テ〇さんタ〇ローさん、ヒ〇シさん、MTKさん、Hさん、MKさん…
名前を挙げたらキリがないという…(笑)
ツイでMTKからTの名前が出るだけで二マ二マしちゃう書き手です
えち、頑張りますね!
さらら様
コメントありがとうございます!
MTKさん、カッコいいとのコメント嬉しいです!!
とても魅力的な方なので、自分の文才でそれがちゃんと伝わってるのか
不安だったのでほっとしてます
兄貴、兄さん…萌えますねぇ
Tが年上メンバーに甘えたり、バンドメンバーに甘えたりするのは
ほんとに可愛いと思います
そしてメンバ―も可愛いタカヒロにメロメロという(笑)
続きも楽しんでいただけると幸いです
321様
コメントありがとうございます!
TはEXメンバーにもバンドメンバーにもほんとに可愛がられてますよね
兄貴とか兄さんとか呼ばれたら、堕ちるの判ります(笑)
MTKさんのツイ見ても、TKのこと可愛がってくれてるの判りますよね
加入当時、ちょっとヤンチャな末っ子だったTがどんどん綺麗に美しくなって…
たくさんの人に愛される青年に成長しましたね〜
外見だけでなく心も強く美しく成長したTが書き手も大好きです
323
:
K
:2012/10/13(土) 20:19:03 ID:???
『うるせぇ…』
耳元で鳴り響く携帯の呼び出し音に、半ば強制的に意識を揺り起こされる
鳴り止まないソレに思わず眉を顰めながら、右腕を頭上に伸ばすと音源の元を掴みとった
『…はい』
『あ、モトカツさん?』
電話の相手はバンドのリーダー
だが、こんな早朝に電話してくるようなヤツじゃない
何か突発的なアクシデントでも起きたのだろうか…
『ヒサシか…どうした?』
『…あのさ、ちょっと聞きたいんだけど』
「う、ん…」
珍しく言いよどむヒサシに耳を傾けていると
腕の中の存在がモゾモゾと動く気配に視線を下へと落とす
『もしかして…タカヒロ、そこにいる?』
『……え?』
ヒサシの問い掛けに思わず高い声を上げてしまうと
腕の中のタカヒロがパチリと瞼を開けてオレをじっと見つめ
次の瞬間ふわっと笑った
「モトカツしゃん…」
『あ―…』
『…もしかして』
『いる』
『…やっぱり(苦笑)』
電話の向こうでヒサシが苦笑する気配が伝わってくる
324
:
K
:2012/10/13(土) 21:08:28 ID:???
『あのさ、捜索願出てるから』
『…は?』
まだ眠いのか、小さな子供がむずがるように
オレの首筋に額をグリグリ擦りつけてくるタカヒロの背中を撫でていたオレは
一瞬、なんて言われたのか理解出来ずに訊き返す
『だから、捜索願い…ヒロさんから』
『あ―…マジか』
『タカヒロ行方不明であっちのメンバー大騒ぎ』
『あー…、まずいな』
オレの口から零れる呟きにタカヒロがどうしたの?と心配そうな視線を向けてくる
それに安心させるように微笑んで髪を撫でてやると
ヒサシのどこか面白がっているような声が聞こえてきた
『ふふっ…とりあえず、そこにいるのは確かなんだよね?』
『あぁ』
『じゃあ、ヒロさんに伝えるよ?心配してるから』
『……いや、オレから連絡する』
『りょーかい、頑張ってね〜』
明らかにこの状況を楽しんでるヒサシからの励ましの言葉を最後に通話が切れると
オレはタカヒロへと説明すべく口を開いた
『迷子の子猫の捜索願いが出てる』
「…ん?」
オレのセリフにきょとんと首を傾げたタカヒロの愛らしさに
思わず笑ってしまいながら子猫の額をとんっと指で突く
『捜索願い…ヒロさんから』
「あ……あ―――っ!!忘れてた…っ!」
やっと事態を把握したタカヒロはベッドから飛び起きると
部屋中に響き渡るような声でそう叫んだ
325
:
名無しさん
:2012/10/14(日) 15:01:12 ID:???
更新ありがとうございます。こんないきさつがあったから、
TKが泊まるときには、まずHさんに連絡するようにMTKさん気をつかうんですね(笑)
続きも楽しみにしています。
なんか、リアルにひさ○さんの声で想像しちゃいました。電話。
326
:
K
:2012/10/19(金) 09:20:11 ID:???
325様
コメントありがとうございます!
T捜索願いが出てからMTKさんは気を遣うようになりました(笑)
ただここまでHさん達がTを心配するにはちょっと理由もあるんですが…
それは後に明らかにしていきます
仕事が忙しく、且つATに関しては正直凹むこともあったりするんですが
頑張って更新していきますので最後までお付き合いくださると幸いです
本来ならMTK×Tの続きなんですが、ちょっと小話を挟ませていただきます
内容についてはここで深く触れないですが暗いです(苦笑)
327
:
K
:2012/10/19(金) 10:08:36 ID:???
〜MKT〜
『タカヒロ?』
「……マキさん、どうしたの?」
10コール目
やっと繋がった携帯にほっとしながら、電話の向こうの相手に声を掛ける
『いま、どこ?外?』
「………家、だけど」
『嘘つくな、家にいないだろ』
「………なんで」
断定的なオレの口調に動揺したようにタカヒロの声が少し震える
『帰っておいで…外は寒いだろ?』
「……マキさん、大阪でしょ?」
舞台の為に大阪に滞在してるオレが東京に戻るのは2日後の予定
タカヒロもそれを知っているから、小さく息を吐いてそう呟いた
『いや、家だよ…さっき帰ってきた』
「……………どう…して」
『オレのいないとこで泣くな…抱きしめてやるから帰っておいで』
冷えた空気が身に染みる
季節は確実に冬に向かっているのを身体で実感する
ふと見上げると澄み切った夜空に綺麗に浮かぶ三日月
タカヒロもどこかでこの月を見ているのだろうか…
「なん、で…」
『おまえが帰ってくる場所はここだろ…オレがそばにいるから…
誰もいなくなってもオレはタカヒロのそばにいるから、絶対にひとりにしない』
「マキさん……っ、オレ…」
『いまどこにいるか教えて?迎えにいくから』
タカヒロの声が今にも泣きだしそうに震え
オレは携帯を握りしめたまま夜空の下、タカヒロがぽつりと零した居場所に向かって
走り出した
328
:
K
:2012/10/19(金) 10:35:24 ID:NTY45sHc
公園のブランコに座って小さく揺れる愛しい恋人の背中
ライブでは頼もしさを感じるほどに大きく見えるそれが、いつもより細く寂しげに見え
オレの胸がズキンと痛くなる
早く抱きしめてやりたくて、背後からゆっくりと近づいていくと
持ってきた上着でタカヒロの身体をそっと包んだ
「………マキさん」
タカヒロの肩口に顎をそっと乗せると触れ合った頬があまりにも冷たい
『ただいま』
「……おかえりなさい」
タカヒロの身体に腕を回して背後から抱き寄せると、オレの手をぎゅっと握ってくる
『ちょっと辛かったな』
敢えて何が、とは触れずにそう告げると腕の中のタカヒロはフルフルと首を振った
「……オレは、だいじょ、ぶ」
『大丈夫じゃないだろ…?こんなに身体が冷え切って、目だってこんなに腫らして』
いつから泣いていたのか、暗闇の中でもタカヒロの目が腫れてることが
ハッキリと判る
後ろから顔を覗き込むと、タカヒロはくしゃっと顔を歪ませて唇を噛み締める
『つらかったな』
無言のままコクリと頷くタカヒロ
『寂しいな』
「っ、うん」
『悔しかったよな』
「っ、ひっ、ん」
噛み締められた唇から嗚咽が零れ、瞳からぽろぽろっと涙が零れ落ちた
「ま、き…さん…っ」
『ん?』
「オレ…っ、オレ、じゃあ…っ、ダメだ、った…のかな…ぁ?」
今にも消え入りそうな声にタカヒロを抱く腕に力を篭める
そんなことないよ…なんてありきたりの慰めの言葉を言うつもりはなく
タカヒロもそんな言葉を望んではいないだろう
だからオレは一番大事な言葉だけを伝える
『オレはおまえを愛してるから…』
そう告げると冷えきった頬に残る涙の痕にそっとキスを落とした
329
:
K
:2012/10/19(金) 11:16:30 ID:???
『帰ろうか』
「…うん」
そっと手を差し出すと、きゅっと握りしめてくる確かな温もり
何物にも代えがたい、オレにとって一番大切な存在
手を繋いだままふたり、家までの道程をゆっくりと歩く
「マキさん」
『んー?』
「ありがとう…いつもいちばん傍にいて欲しい時にいてくれて」
そっと息を吐き出すように零れたタカヒロの呟きに
手をぎゅっと握り直すことで応える
『オレはタカヒロのスーパーマンだからね』
カッコつけて気障ったらしくウィンクして告げると
タカヒロがふふっ、といつもの可愛い笑みを浮かべ
その笑顔を見たオレの胸がほっこりと温かくなる
『あっ、そうだ!ケイジからコーヒーを預かってきたよ
テツヤからタカヒロにって』
「テツヤくんが…?」
『そう、なんか美味しい豆を見つけたらしい…帰ったらオレが美味しいコーヒーを淹れてやるから』
テツヤから定期的に豆を分けてもらって、美味しいコーヒーを淹れるのは我が家の中で
タカヒロの役割なんだけど、冷え切った身体を早く温めてやりたくて今日はオレが淹れてやろうと思う
繋がった手からは言葉以上にお互いの想いが流れ込んでくる
オレ達はそれほどの時間を一緒に過ごしてきた
楽しいことも、苦しいことも、喜びも、悲しみも
でも一番大事なことは、ちゃんと言葉にしたい
『タカヒロ、愛してるよ』
「……オレも、愛してる」
お互いの瞳の中に映る愛しい相手に向ける笑顔
それより大事なモノなんてない、と思う
「ねぇ、マキさん…お風呂も一緒に入ろうね」
タカヒロの可愛いセリフに、繋いだ手にグッと力を篭めると足早に家へと急いだ
〜Fin〜
急遽小話挟んですみませんでしたっ!
書き手の胸の中のモヤモヤを吐き出してしまい
書いた後、ちょっぴり後悔してますが…
次はいつも通りMTK×Tのお話の予定です
こちらは亀更新になってしまって申し訳ないですが、頑張って更新していくつもりです
いつも読んでくださる皆様、ありがとうございます!
330
:
名無しさん
:2012/10/19(金) 11:29:29 ID:???
K様 更新ありがとうございます
なんかもう…涙があふれて止まりません
ここ数日のAソロの報道に本当に胸が痛んで、悲しくてしかたなくて
勝手にTの気持ちを思って沈んでました
リアルにも、こうしてMKさんはTを包んでくれてるのではないかと想像して
ちょっと気持ちが浮上しました
だって来週のMKさんのZ○P、代打のTを紹介するとき
「うちのスーパーボーカリスト」て言ってくれてましたから
331
:
名無しさん
:2012/10/19(金) 14:56:24 ID:???
K様、更新ありがとうございます。
私もAソロの事で凹み中です・・・。
ホントにMK兄にこんなふうに慰められてて欲しいです。
私達ファンが悩んでもどうしようもない事はわかってるんですけど。
昨年も今頃じゃなかったですか?
アルバムの事でTファンが涙を流したの。
毎年秋に嫌な事が起こるのは懲り懲りです。
とりあえず来週のZ○P、楽しみにしてます。
MTK×Tも楽しみにお待ちしています♪
332
:
M
:2012/10/20(土) 00:18:13 ID:???
K様お話しありがとうございました。
私もAソロのゲストの話しを聞いて
悲しくて切なくて、Tの事を思うと胸が張り裂けそうでした。
Tはどんな気持ちで過ごしているのでしょうね。
とても心配です。
どうして・・・その事ばかり頭を過ぎります。
Aちゃんが判らなくなりました。
TがAちゃんに向けた「ずっと隣りで・・」のあの言葉を思うと
悔しい気持ちでいっぱいです。
どうしてTにはいつもこんなことばかり起きるのでしょうね。
Tに対する対応の悪さに憤りを感じます。
もっとTを大切にして欲しいです。
これからどうなっていくのでしょうね。
放浪ファンでいるのが辛くなります。
Tの素敵な笑顔がこの先も見られる事を願ってます。
333
:
優羽
:2012/10/20(土) 10:34:15 ID:???
誰もいなくなっても…まるでTの心を読んだようなMKさんの台詞。
MKさんて昔から口に出さなくても人の感情を読みとって、メンバーにもさりげない優しさを向けていた人です。
Tのこともきっと気遣っていると思います。
ソロライブなら一人でやればいいのに。
昨日のライブT見に来てたようですがどんな気持ちだったのかな。
居場所がなくなりそうで怖いです。
でもTにはスーパーMKマンがいるから頑張ってほしい(*^^*)
334
:
名無しさん
:2012/10/20(土) 11:59:22 ID:???
色々ありますが、MTK×Tの更新楽しみに待ってます(^O^)/
MTKさんTがゲスト出演したテレビ番組見てツイで呟いてたり(笑)EXPG前通過って呟いたり(笑)
本当に優しい人ですね^^
335
:
名無しさん
:2012/10/23(火) 08:37:37 ID:???
MTKさん、今日もz○p見てくれてましたね〜かわいいって!こちらのお話ガチな気がします。
336
:
名無しさん
:2012/10/23(火) 10:25:48 ID:???
>>335
思いましたー
最初からずっと見ててくれてたみたいですよね
337
:
名無しさん
:2012/10/23(火) 12:49:59 ID:???
スゴイなモトカツさん(笑)
爽やかやったってw
どんだけーー!!!
338
:
名無しさん
:2012/10/23(火) 12:51:24 ID:???
>>337
あ、すみません、普通に感想書いてました←
K様のMTK×T楽しみに待ってます^^
339
:
名無しさん
:2012/10/23(火) 13:17:05 ID:???
火曜日の朝 〜MTK×T〜
『タカヒロ、タカヒロ…』
携帯のアラーム音に起こされたオレは
腕の中でいまだ深い眠りにつく恋人の頬に手を添え、名を呼びかける
『タカヒロ、そろそろ起きないとダメだろ?』
「……んぅ……」
カーテンの隙間から覗く窓の外はまだ暗く
朝早くから仕事がある恋人の為にコーヒーでも淹れてやろうと
ベッドから出ようとするとタカヒロの腕がオレの腹にぎゅうっと巻きついてきた
「んっ…いっちゃ、やだ」
『オレがベッドにいるとおまえ起きないだろ?』
寝起き特有のサラサラの感触の髪をくしゃっと撫でてやり
苦笑いしながら告げると、今度はタカヒロの脚がオレの脚に絡みついてくる
『美味いコーヒー淹れてやるから…ほらっ、手と足を離せ』
「んぅ〜…やだぁ…まだ、眠い…もん」
小さな子供のように全身でオレにしがみついてくるタカヒロは可愛くて
まだ寝かせてやりたい気持ちは山々だが、仕事に遅刻させるわけにはいかない
『ほぅ…まだ、眠いのか?』
「う…ん」
『じゃあ、しっかり目を覚ましてやろうか…?』
「……んぅ?」
タカヒロの背にぐっと腕を回し、華奢な身体を抱き寄せると
オレのパジャマの上だけを身に着けた何とも無防備なタカヒロの背中に
そろそろと指を這わす
「あっ…んん…っ、な…に…?」
スベスベした滑らかな背中を擽るように撫でまわした後
指先をゆっくりと下へと滑らせていき
今度はタカヒロの定番の赤い下着のウェストのゴム部分から
中へと指を潜り込ませていく
「やぁ…っ、あんっ、モトカツ…さん…っ」
『タカヒロはまだ眠いんだよな』
慌てて身を捩るタカヒロにクスクス笑いながら
今朝の仕事の為に、昨夜は触れる事すらしなかったタカヒロの最奥にそっと指を這わす
「やだぁ…あん、っ、だめ…っ」
『ココにオレのを挿れたら目を覚ますかな…?』
慎ましやかに閉じられている蕾の周囲を擽るように撫でると
更なる愛撫を期待するようにヒクヒクと蠢く入口に思わず口元を弛ませる
タカヒロが潤んだ瞳でオレをじっと見つめてくるのに、オレのモノがどくんっと反応した
『どうした…?欲しくなった?』
「ん…っ、モトカツしゃ、ん」
焦らすような愛撫がもどかしいのかタカヒロの腰がゆらゆらと揺れ始め
その可愛らしい姿にすっかり煽られたオレは
すでに勃ちあがりつつあるオレ自身をタカヒロの下着越しに擦りつけるようにする
「ん、んんっ、ぁ…ん、ちゃんと、ほし…っ」
『ダーメ、続きは帰ってからな』
数回擦りつけた後、これ以上オレ自身暴走しないように唐突に身体を放し、タカヒロの身体を抱き起すと
中途半端な愛撫に不満を表すように、むぅと尖った唇に宥めるようにキスを落とした
「…ちゃんと、シたかった…」
『ははっ、残念だけど時間切れだな…』
「…モトカツの意地悪」
ベッドに起き上がり文句を言うタカヒロに笑いながら
うちに置いてあるタカヒロの服の中から適当に見繕って
全く動く気配のないタカヒロのパジャマを脱がせ着替えを手伝う
『ほら、腕あげろ』
「むぅ…いじわる」
文句を言いながらも素直に腕をあげるタカヒロに笑みを零しながら
着替えを終えるとキッチンでコーヒーを淹れてやり
迎えが来るまで僅かな時間を過ごす
『ぷっ…まだ怒ってんのか?』
「……だって、」
隣に座ってコーヒーを飲むタカヒロの横顔はまだどこか不満げで
恋人として付き合うようになって知ったその素直な感情や、どこか幼く見える表情に
オレはまた魅了される
『おいで』
手にしたコーヒーをテーブルの上に置いてそう囁くと
タカヒロが素直にオレの膝の上にすとんっと乗ってきた
『朝からおまえの可愛い笑顔を楽しみにしてる人がたくさんいるだろ…?」
額をこつんと合わせて囁くように告げる
『ちゃんと仕事して帰ってきたら、いっぱい愛してやるから…頑張ってこい』
「ん」
額にちゅ、と口づけを落とすと素直に頷くタカヒロの髪をくしゃっと撫でてやる
「モトカツさん」
『ん?』
「こっちにも、チュウして…?」
唇をつんっと尖らせての可愛いおねだりに、笑ってしまいながら
もう一度、優しい口づけを落とした
〜Fin〜
今朝のZ〇Pから急に浮かんだ小話です(笑)
勢いで書いたのでとりあえずUPだけ
コメのお返事は後ほどゆっくりとさせていただきます
本編MTK×Tもちゃんと頑張ります!
340
:
K
:2012/10/23(火) 15:20:46 ID:???
330様
コメントありがとうございます!
今更暴露しますが、Hさんの報道直前に実はH×Tをアップする予定だったんです
一度、H×Tで甘いお話が書いてみたくて…そう思っていた矢先にあの報道で(苦笑)
これから先のことに不安を抱き凹んでいたなか、Aのソロライブのことも聞いて…
なかなか気持ちが浮上できずにおりました
そんな辛い時、助けを求める相手がMK兄なのはTだけでなく書き手も一緒です(笑)
そこには絶対的な信頼があるというか…
MK兄、Tを助けて!って(笑)
このお話で少しでも癒されていただけたなら、書き手も幸せに思います
先週のMKさんの紹介も素敵でしたね!そして今日のTも素敵でした!
次のお話も楽しんでいただけると嬉しいです
331様
コメントありがとうございます!
331様のお気持ち痛いほど判ります
書き手自身、アルバムの時も凹みましたが…今回のAのソロライブもかなりショックでした
A〇Sライブ、色々事情はあるでしょうがAにはそこにいて欲しかったとか…
みんながTのバンドのアルバムを宣伝してくれるなか、Aにもして貰いたかったとか…
我儘を言えばキリがないですし、Aの気持ちもTの気持ちもほんとうのところは
わかりませんし、私たちはあくまで憶測でしか語れません
難しいですよね…
ただHさんの報道以降、これから色々と変わっていってしまうのかなと
漠然とした不安を抱いたのは事実で、今はなかなか甘いお話が書けずにいます
そんななか、今日のTの変わらない笑顔やMKさんのTに対してのコメントには
救われる思いです
そしてMTKさんにも(笑)
これからも色々あると思いますが、応援していただけると幸いです
M様
コメントありがとうございます!
Aソロライブの件、書き手もかなりショックでした
TのバンドライブもAには…Aだけはそこにいて欲しかったと今でも思っています
もちろん色んな事情があるでしょうし、そこにいないからと言って
応援していないということではないと思ってます
でも割り切れない思いがあるなかでのソロライブゲストを聞いて複雑でした
二人のほんとうの気持ちは判りませんが、A特集番組でのお誕生会の
Tのコメント…ああして懸命に隣で唄いたいと言葉にするのを聞いて胸が痛くなりました
Tも不安を抱えているから懸命に言葉にして訴えてるのかなって
でもいつまでも暗くなっていては、ここを訪れてお話を読んでくださる
M様を始め読み手の皆様に申し訳ないので、これからも甘くて幸せになるような
お話を書いていく予定なので少しでも書き手のお話に癒されていただけると幸いです
優羽様
コメントありがとうございます!
MKT大好きな優羽様のことですから今朝のTもリアルタイムで
観ていらしたんではないでしょうか(笑)
相変わらずの可愛い笑顔に書き手もかなり癒されました
そしてVTRでのMKさんからのTへの呼びかけも嬉しかったです
「誰もいなくなっても…」このセリフはすごくMK兄らしさが出てるかなぁと
書き手も感じています
これから先、どんな状況になってもMKさんだけは変わらずTの傍にいるような気がして…
色んなことがありますが、これから先も頑張ってお話を書いていくので
楽しんでいただけると幸いです
気付けばMK兄のバースデーももうすぐ(笑)
当日は無理かもですが、バースデー話は書く予定です!
341
:
K
:2012/10/23(火) 15:38:32 ID:???
334様
コメントありがとうございます!
ほんとうに色々とありますね(笑)
凹むこともありますが、それでもここでは変わらず甘くて幸せなお話を
書いて行く予定なので楽しんでいただると書き手も嬉しく思います
MTKさんの呟き…ほんとうに最高です!
落ち着いた紳士のイメージのMTKさんですが、お茶目で下ネタ好きなとこも
Tとは相性ばっちり(笑)なんではないかと思ってます!
小話楽しんでいただけると幸いです
335様
コメントありがとうございます!
MTKさんの呟きはほんとうにテンションTKになります!
A〇Sの活動は一旦終わっても、こうしてちょこちょこ呟いてくれるMTKさんは
ほんとうに優しい方ですし、Tへの愛情が伝わってきて嬉しいですよね
今日の呟きを見て、妄想爆発した書き手です(笑)
小話を楽しんでいただけると嬉しいです
336様
コメントありがとうございます!
MTKさん、早起きして観ててくれたんだなぁ…いやいや、隣で眠るTを起こすために
早起きしてくれたんじゃ…?なんて妄想爆発してしまった書き手です(笑)
MTKさんの呟きはほんとにお茶目で面白くて…
Tのことを可愛がってくれてるんだなぁと嬉しくなりますね!
小話挟みましたが本編のMTK×Tも楽しんでいただけると幸いです
337&338様
コメントありがとうございます!
どんな感想でもTが絡んでるならいつでもウェルカムです!
MTKさんの今朝のツイは嬉しかったですね〜
あまりに妄想爆発で勢いのまま小話をアップしてしまいました(笑)
Tを起こして送り出してから番組見届けて、わんこの散歩(笑)
帰ってきたTと………(笑)なんて妄想で鼻血出そうな書き手です
本編の続きも宜しくお願いします!
342
:
名無しさん
:2012/10/23(火) 16:09:12 ID:???
K様
素敵なお話をありがとうございます!
335でございます。
Aちゃんの仕打ちに(←敢えて言いますっ)もう放○ファンを続けることすら辛くなってましたが、MTKさんの優しさや今朝のMKさんの「Tよろしく〜」の声かけに、涙出そうなくらい嬉しかったです。Tってあんなにキラッキラ笑顔だけど、きっとすごい孤独や焦燥感を抱えてるんじゃないかと思う時があります。
Aちゃんは浮気中だけど、その間はMTKさんやMKさんたち大人な彼に大切にされててほしいです。
長々とすいません。
343
:
名無しさん
:2012/10/23(火) 16:16:42 ID:???
K様、更新ありがとうございます。
凹んでる時は妄想の世界で元気になるしかないですね。
K様の素敵な小話に元気を頂きました。
A○Sのライブの場にAちゃんが居なかったのは残念でしたが
スケジュールの都合などもありますし仕方ないなと思いましたが、
他メンがTのバンドのCD&DVDの宣伝をしてくれるなか
Aちゃんからは何もなかったのは私もすごくショックでした。
今朝のZ○PのT、本当に可愛かったですね。
髪型も私好みで昨年よりも更に可愛かったです。
Tの笑顔を見ることが出来てとても嬉しかったです。
アルバムの件で去年凹んだ時にTが歌い続ける限り、
Tを応援し続けるって心に誓ったのにまたまた凹んだダメダメな私・・・。
私達ファンが落ち込んでばかりではTも悲しみますよね。
MTK×Tの本編楽しみにお待ちしています♪
344
:
さらら
:2012/10/23(火) 19:02:53 ID:???
K様、癒しの小話ありがとうございます!
いまもMTKさんの「カワヒロ」の一言で撃沈中です・・・(笑)なんとカッコイイではなく、カワイイって
・・・確かに今回のT、前回より綺麗で、笑顔も可愛すぎる(〃ノωノ)
バンド終わっても、時々ツイーでTKのことを言っているMTKさん、本当に最高でやばかったです☆
TKのこと、完全に可愛がってくれてますね。EXがっこうの前を通っても呟きました(笑)
そして、K様のMTKさん本当にリアルで、カッコよくて大好きです。
ツイを見てもうウキウキになったけど、まさかK様の更新も見られて、さらに癒されました!やっぱりK様のお話大好きです(涙)
途中で止めて、『ちゃんと仕事して帰ってきたら、いっぱい愛してやるから…頑張ってこい』って言ったMTKさん男前すぎです〜(〃ω〃)
思わずTが帰宅した後のことも妄想しちゃいました、すみませんw←
ますますMTKxTの本編が見たくなっちゃいます・・・(笑)
ソロの件本当に悲しいけど、相方の大切さ、Aちゃんは誰より分かるはずだと思いますね・・・
もしかして人目がない所、お2人またイチャイチャしているんじゃないかなー・・・そう信じていたいですね。
だからAちゃんが忙しい時、MK兄とMTKさんはTのことをいっぱい愛してくださいねー!
次回の更新、楽しみにしています♪
345
:
M
:2012/10/23(火) 23:37:42 ID:???
K様
今だ切ない気持ちは消えませんが
K様の描く可愛いTKで癒されます。
リアルTKがとても心配で悲しくなったり胸が苦しくなったりしますが
私達1ファンにはリアルな2人の真意は判りませんね。
でもTKの「ずっと隣り・・・」は彼の心そのものだと思うので
本当に切ないです。
今日久しぶりのリアルTKの姿に
嬉しくなりました。
あの笑顔を見てるだけで幸せな気分になれます。
私もTKが歌い続ける限りTKを応援し続けます。
この先いろいろな不安がこみ上げますが
K様のお話しで心が落ち着きます。
どうかK様のお話しの中のTKは幸せで
キラキラの笑顔を見せてくださいね。
これからもK様のお話し楽しみにしています。
346
:
M
:2012/10/23(火) 23:45:27 ID:???
連投コメですみません。
今回のAちゃんのライブの件で
本当に辛く苦しかったです。
でも、K様や
ここを訪れる方々のコメで本当に救われました。
こんな話しを出来る場があったお蔭で随分救われました。
本当にありがとうございました。
どうしても伝えたくて連投コメしてしまいました。
すみません。
347
:
名無しさん
:2012/10/24(水) 10:13:55 ID:???
あんまりAちゃんがほったらかしにしてると、浮気しちゃうぞT(笑)
なんて軽口たたいてないと乗り切れませんよ^^;
もっと、Tみたいに直接メディアに触れる所での相方愛のコメントが欲しいですね☆
MTK×T楽しみに待ってます!
348
:
名無しさん
:2012/10/29(月) 17:10:38 ID:???
MTK×T読みました!
火曜日にそんな甘い裏話があったとは…!!
本編同様かなり癒されました。
甘いお話、ありがとうございました!
MTKさん、ツイでよくTネタ呟いてくれますね♪
さっきも、「これ食べて寝よ」って、TがCMしてるアイスの写真載せてました(笑)
349
:
優羽
:2012/10/31(水) 16:52:30 ID:???
K様もちろんリアルタイムで見ました
うちは火曜日だけはz○pなので来週はスーパーボーカリストと紹介していたときから楽しみにしていました(*^^*)
MKさんたらTからのプレゼントを今でも大事にしてるなんて!
Tも照れくさそうででもとてもうれしそうでしたね
Tよろしく~とか完全に公開ラブラブでした(^-^)
350
:
名無しさん
:2012/11/16(金) 13:22:33 ID:???
342(335)様
コメントありがとうございます!
すっかりご無沙汰しておりましてすみませんっ!!
Z〇PのTK良かったですね〜!
MKさんからの呼びかけも萌えました
MKさんが共演女優さんから誕プレをいただいてるのを見て
密かに嫉妬してるに違いない(笑)と萌え爆発で見ておりました
書きたいお話は山積みです!
なんとか時間を見つけてちょこちょこ更新していきたいと思っております
335様の「Aちゃんは浮気中…」のフレーズに思わず笑ってしまいました!
いいですね〜浮気中(笑)
ほんとに優し過ぎる男はダメですね(笑)
とにかく本編更新目指して頑張りますのでお付き合いくださると幸いです
343様
コメントありがとうございます!
書き手のお話で少しでも元気になっていただけたなら幸いです
ここの皆様にはほんとに支えてもらってばかりなので、少しでもお返し出来てるなら
書き手も嬉しく思います
TKバンドライブ…なんだかもうずいぶん前のことのように感じてしまいますが
Aちゃん見事にスルーしてましたね(笑)
まぁ、最終日TK始め一族ゾロゾロいらっしゃったみたいですが(笑)
なんだか嬉しいよりも切なくなってしまいました…
TKも色々と感じているんでしょうね
Z〇Pでは久々にMKTな感じでテンションTKになりました〜!
辛いことがあるとMK兄に助けを求める書き手です(笑)
TKもそうだったらいいと願ってやみません←ごめんね、Aちゃん(苦笑)
すっかり亀更新ですが何とか書いていきますので
お付き合いいただけると幸いです
さらら様
コメントありがとうございます!
MTKさんからの「カワヒロ」は書き手も萌えました〜!
新番組もチェックしてくださってるようで、バンド活動が一旦終わっても
こうしてTKを見守ってくれるMTKさんの優しさに何だか救われる思いです
お話の中でのMTKさんのセリフ、気に入っていただけたようで嬉しいです
男前のMTKさんの魅力を損なわないように(笑)頑張っています!
MTK×TKを書き始めた当初、えちを書けるか不安でしたが…
そちらもなんとか書けそうです(笑)
リアル萌えを呟いてくれるMTKさんに感謝ですね
Aちゃんは浮気中でしたが(笑)MKさんバースデーもまだ書いてないですし
書きたいお話は山積みなので頑張って更新していきます!
本編MTK×TKも楽しんでいただけると幸いです
M様
コメントありがとうございます!
色々とあって凹むなか、書き手のお話で少しでも癒されていただけたなら
書き手もほんとうに嬉しく思います
ここの皆様には書き手自身いつも支えていただいているので
お話を書くことで少しでも恩返しが出来ればと思っております
Aのライブの件は…書き手もかなり凹みました
最終日、T始め他のグループも顔を出したみたいですが…
正直言って嬉しいとは感じませんでした
Tから零れ落ちる言葉は胸に痛く切ないものばかりですが
とりあえず頑張ってお話を書いていく予定ですのでこれからも
お付き合いくださると幸いです
347様
コメントありがとうございます!
Aちゃん浮気中(笑)
ほんとにTの代わりにお仕置きしてやりたい書き手です(笑)
いままで以上に、胸のうちを吐露しているTのことを想うと切ないですが
まぁその分MTKさん、MK兄にいっぱい可愛がってもらおうと思ってます!
すっかり亀更新ですが本編も頑張って書き手いくので
お付き合いくださると幸いです
348様
コメントありがとうございます!
まさかそんな早朝から起きてないだろうと思ってたMTKさんが
呟いてくれたおかげで妄想爆発した書き手です(笑)
ほんとにお優しい方ですよね〜
MTKさんのツイには萌えをたくさん提供していただいてます!
色々書きたいお話がいっぱいあるので(三〇目ライブでのMTK×TKとか…)
頑張って更新していきたいと思ってます!
優羽様
コメントありがとうございます!
Z〇Pでの公開ラブラブは萌えました〜!!
やっぱりMKTはほっとします(笑)
共演女優さんに誕プレをもらって照れてるMKさん
きっとTKは笑顔で見ながらも、嫉妬してるに違いない(笑)と勝手に妄想してました
そんなお話も書きたいと思ってます
MKさんバースデーも近いうちに…
頑張って更新していくのでお付き合いくださると幸いです
351
:
M
:2012/11/17(土) 00:30:00 ID:???
K様
お元気でいらっしゃいましたか?
ずっとお姿拝見出来なかったので
もうあの件以来、お話しを書く気持ちが
無くなってしまったのではないかと心配しておりました。
私はK様のお話しでいつも癒されてます。
だからどんなに亀更新でも構いません。
K様のお話しが読めるならいつまででも待っていますね。
どうか無理なさらずK様のペースで書いてくださいね。
随分寒くなってきましたね。
お体大切にしてくさいね。
352
:
K
:2012/11/21(水) 12:15:32 ID:???
M様
お久し振りです!!
すっかりご無沙汰してしまいご心配お掛けしました
ATに関しては色々と凹むこともありましたが、それでも新たに始まった
冠番組なとでTKの笑顔に日々元気をもらっています!
年末にかけて歌番組などもちょこちょこあるので、久し振りにAT揃ってるのが
見れるのも楽しみだったりします
先月今月と仕事がかなり立て込んでまして、時間がなかなか取れずにいたのですが
書く意欲は失ってないので頑張って更新していく予定です
いつも温かいコメントありがとうございます!
こんな書き手ですがこれからも末永くお付き合いくださると幸いです
j
353
:
K
:2012/11/21(水) 16:24:24 ID:???
『ごめんな。ヒロさん達に迷惑かけちゃったな』
社長室を後にして、廊下でオレを待っていたタカヒロくんにそう声を掛けると
俯いていた顔がハッとしたように上がる
「ううん…モトカツさんのせいじゃないから…オレが悪いんだ……
ちゃんと連絡しなかったオレが……」
そういって再び俯いてしまったタカヒロくんの髪にそっと手を伸ばすと
やや乱暴にくしゃっと一度掻き雑ぜた
タカヒロくんの顔が今にも泣きだしてしまいそうに見え…
人目も憚らず抱きしめてやりたい気持ちを必死に抑えた
都内の一等地に建つ、綺麗なオフィスビル
ヒサシからの連絡を受け、身支度を慌ただしく済ませたオレとタカヒロくんが到着すると
タカヒロくんのマネージャーに迎えられすぐに社長室に案内された
オレがヒロさんと対面するのは2回目
札幌でのお披露目ライブで初めて挨拶して以来だ
タカヒロくんと共に部屋へと入ると
デスクに座り書類に視線を落としていたヒロさんが顔を上げる
「ヒロさん、ごめんなさい」
開口一番そういって頭を下げたタカヒロくんに
ヒロさんから放たれた言葉は『あんまり心配させるな。マキも慌ててたぞ』
ただそれだけ
でもその一言に、ヒロさんがどれだけタカヒロくんを大事に想ってるかが
伝わってきた
その後、すぐに部屋へと飛び込んできた彼…マキダイくんに連行されていき
部屋にはオレとヒロさんだけ
今回の件をオレの口からも謝罪した後、しばし談笑して部屋を後にした
354
:
K
:2012/11/21(水) 19:30:44 ID:???
「ヒロさん…」
『…ん?』
「ヒロさん、何か言ってた…?オレのこと」
普段メンバーが集まっては会議などをするという部屋で
メンバーのテツヤくんが振る舞ってくれたコーヒーを堪能していると
タカヒロくんがぽつりと訊いてくる
『いや、近況について話しただけだよ』
「……そう」
『どうした?』
「ううん、何でもない」
ふるふると首を振って俯いてしまったタカヒロくんの綺麗な横顔を眺めながら
先程までのヒロさんとの会話を思い出す
ほんとうにたいしたことは話していない
活動の近況を訊かれただけで
ただその会話の端々にタカヒロくんのことをとても気にかけているのは
痛いほどに伝わってきた
『タカヒロくんはみんなに大事にされてるんだな』
そう告げたオレに、なぜかタカヒロくんは苦しそうな表情を浮かべる
「そうだね…オレ、いつまでたってもヒロさんに迷惑かけてばかりで、
マキさん達にも心配掛けてばかりだから…アツシさんみたいにヒロさんを
支えていかなきゃいけないのに……全然ダメで……」
『そんなことないだろ』
自分自身を責める言葉の数々が
いつも笑顔溢れるタカヒロくんの胸のうちから零れ落ちる
355
:
K
:2012/11/22(木) 11:26:01 ID:???
『そんな風に自分を責める必要はないんじゃないかな…
アツシくんはアツシくん。タカヒロくんはタカヒロくんだろ。
ムリに背伸びしようとしなくていいと思うよ…タカヒロくんが頑張ってる姿を
ヒロさんも他のメンバーだってちゃんと見てくれてる。
もっと甘えていいんじゃないかな…おじさんてのはさ、若くて可愛いコに
甘えられるの大好きなんだよ……あっ、おじさんなんて言ったら
ヒロさんに失礼だよな(苦笑)』
「ははっ、おじさんて…」
先程まで俯いていたタカヒロくんが不意に顔を上げて破顔した
『ヒロさんはおじさんじゃないよな。あんなカッコいい同年代なかなかいない』
「モトカツさんだってカッコいいじゃないですか」
『いやいや(笑)克子はもうおっさんだよ』
オレのセリフにタカヒロくんは笑いを堪えきれずに爆笑
「うわっ!コーヒーが零れる…っ」
『火傷しないように気をつけて』
笑い過ぎて手元が揺れコーヒーを零しそうな勢いのタカヒロくんから
カップを取り上げるとテーブルへと乗せる
『やっと笑ったな』
「……モトカツさん」
眩しいほどの輝きを放つこのコの笑顔を失いたくないのは
オレもヒロさんもきっと同じだろう
『それにしてもこのコーヒーは美味しいね…どこの豆だろ?』
先程この部屋を訊ねてきてオレ達にコーヒーを振る舞ってくれたテツヤくんは
かなりのコーヒー通らしい
「あっ、後でテツヤくんに聞いておきますね」
オレの呟きにタカヒロくんがそう答えてくれた
『今度うちに持ってきてくれる?』
「…えっ?」
『ヒロさんから伝言。外泊するときは連絡を忘れるな…って。
美味しいコーヒーがうちに届くの楽しみにしてるよ』
そう告げた瞬間のタカヒロくんのはにかんだ笑顔は
オレの脳裏に鮮明に焼き付いた
356
:
K
:2012/11/22(木) 12:26:04 ID:???
それからは自然と一緒に過ごす時間が増えていく
新曲のレコーディングやプレミアライブのリハなどで
濃密な時間を過ごす中、仕事終わりにタカヒロくんがウチに来るのが
お約束のようになった
最初は歯ブラシだけだったのが、そのうちタカヒロくんの私服、香水、
そして気付けばお気に入りだというシャンプーまで
ベッドで一緒に眠り、翌朝一緒に仕事場へ
時には一緒にお風呂も入る
この家が二人にとって居心地のいい空間へと変わっていく
身体の繋がりはなくとも、お互いの存在がとても大切なものへと変わっていくのを
お互いが実感していた
そんなある日のスタジオでのリハの休憩時間
ヒサシが急に真剣な表情で口を開いた
『モトカツさん…オレに何か言う事ない?』
『……あ?』
『リーダーのオレに何か大切な報告があるんじゃない?』
『は?……いや、別にないぞ…?』
特に思い当たることもなく、そう応えるとヒサシがビシッと人差し指を
オレに突きつけてきてオレに告げる
『ズバリ!今タカヒロと付き合ってるでしょう!!』
『……………は………?』
オレの間抜け面の後ろでは休憩中のトキエさんがキャー!!と
可愛い悲鳴を上げている
『…………いや、付き合ってないぞ……?』
『『嘘だーーーっ!!』』
ヒサシとトキエさんのハモリがスタジオ内に響き渡る
スタッフがここにいなくてよかった…とホッとしていると噂の本人の登場
『『タカヒロ(くん)…っ!』
「……?おはようございます」
『『モトカツさんと付き合ってるよね!?』』
「………え?」
『『だーかーらー、モトカツさんと付き合ってるでしょ!?』』
『最近の二人のオーラ、なんかラブラブだもん』
ヒサシの隣でトキエさんがうんうん頷いている
迫力ある二人に詰め寄られたタカヒロが困ったようにオレを見るのに
助け船を出してやる
『付き合っては、ないよな?……まだ』
「付き合っては…ないですね、まだ」
『『まだ!?…じゃあ、これから付き合うの?』』
「それは……」
『『………それは?』』
「それは秘密です(笑)」
『えぇーーーっ!!』
残念そうに叫ぶ二人に対して
タカヒロがふふっと可愛らしい笑みを浮かべてオレを見る
それに苦笑いを返してやりながら、スタッフがここにいないことに
心から感謝した
357
:
K
:2012/11/24(土) 21:13:02 ID:???
朝、マネージャーからの電話を受け
慌ただしく玄関へと向かうタカヒロくんの背中へと声を掛ける
『タカヒロくん』
「んー?」
『携帯忘れてるぞ』
「あっ!ヤバっ」
焦って振り返るタカヒロくんに
ソファの上に置きっ放しだった携帯を手渡してやる
『ほら』
「ありがとう」
綺麗に微笑むその額に優しくキスを落とす
『いってこい』
「うん、いってきます」
そういってドアノブに手を掛けた瞬間、小さく上がる声
「あっ!」
『どうした?』
「今日、トキエさんのライブ!」
『あぁ、でも仕事入ってるだろ?』
358
:
K
:2012/11/24(土) 21:23:05 ID:???
今夜、トキエさんがサポートメンバーとして参加するバンドのLIVEが
ライブハウスで行なわれる
オレとヒサシは行く予定だったが、タカヒロくんは仕事が入っていて
都合がつかず、一緒にいけないのを拗ねていて
宥めるのがかなり大変だったほど
「仕事がひとつ明日に変更になったから、もしかしたら間に合うかも」
『大丈夫なのか?』
「うん、もしライブに間に合わなくても
その後みんなで呑みたいし」
『そっちが本命だろ(笑)』
「ふふっ」
額をコツンと小突くとペロッと悪戯っ子のように舌を出す
『あんまり無理するなよ、来れそうなら連絡しろ』
「うん!」
嬉しそうな表情の背中をポンっとひとつ叩いてから
仕事へと送り出した
359
:
K
:2012/11/24(土) 21:32:14 ID:???
『遅いな…』
「仕事が終わったから今から向かう」との連絡を受けてから1時間近く
狭いライブハウス
盛り上がりも最高潮に達し熱気に包まれる中
タカヒロの姿を探すも見当たらない
人混みの合間を縫って、薄暗い通路の奥、ふと歩みを止めると
見慣れた黒のニット帽のタカヒロくんを見つけた
隣には派手な髪色の見知らぬ男
妙に馴れ馴れしい態度でタカヒロくんに話し掛けているが
タカヒロくんは俯いたまま
(変なのに捕まったな)
懸命に話し掛けている男に対して、何か答えているのか
なんとか男から離れようとした途端
男の手がタカヒロくんの肩へと延びるのを視界に捉え
咄嗟に駆け寄った
360
:
K
:2012/11/24(土) 21:59:49 ID:???
『タカヒロ!』
思わず名前を口に出してしまい、チッと舌打ち
だが幸いなことに、男は自分がナンパしている相手が
まさかEXのボーカルだとは気づいてないらしく
面倒くさそうにオレを睨みつけただけ
それを無視して、タカヒロの腕をグッと掴み
胸元へと引き寄せると、オレを見上げたタカヒロが
あからさまにホッとした表情を見せる
『オレの連れに何か?』
冷淡な口調でそう問い質すと
相手の男は気圧されたように去っていった
『大丈夫か?』
「ありがとう…モトカツさん」
オレの腕の中でホッと息をついて小さく呟く
『あんまり遅いから心配した』
「ごめんなさい…心配かけて」
『謝らなくていい、何もされてないか?』
怖い思いをしたんじゃないかと心配で訊ねる
「すれ違いざま、いきなり腕を掴まれて
しつこく話し掛けられて…ビックリした」
大丈夫だと言いながらも顔が蒼ざめていて
心配になる
『顔色が悪いな…外へ出よう』
タカヒロの背中を支え、出口へと促すと
無意識にオレのTシャツの裾をきゅっと握る手
その手を外させ、安心させるようにぎゅっと手を繋ぐと
出口へと向かって歩き出した
361
:
名無しさん
:2012/11/25(日) 00:25:27 ID:???
K様
このストーリー大好きです!これからの展開を心ときめかせながら楽しみにしています
362
:
K
:2012/11/25(日) 07:34:26 ID:???
361様
コメントありがとうございます!
なかなか更新出来なかったのもあって
なんだかグダグダ感が否めないですが(笑)
大好きだと言ってくださり、ホッとしている書き手です。
次の更新で終わる予定なので
最後までお付き合いくださると幸いです
363
:
K
:2012/11/25(日) 07:41:58 ID:???
帰って休んだ方がいいと提案するオレに対して
どうしても皆で呑みたいというタカヒロを渋々連れて
ヒサシとトキエさんが呑んでいる居酒屋へ合流
呑み始めてまもなく、トイレへと立ったタカヒロが気になり後を追う
トイレの扉を開けると、タカヒロが洗面台で顔を洗っている後姿が目に入った
『タカヒロ、大丈夫か?』
「……モトカツさん」
濡れた前髪を掻き分けてやり、じっと見つめると
まだ微かに唇が震えている
『無理しないで帰ったほうがいいんじゃないか?』
「大丈夫」
『はぁ…大丈夫じゃないだろ?まだ顔色が悪い』
そうっと頬に触れるとタカヒロの掌がオレの掌に重なった
「モトカツさん…」
『どうした?』
一度、唇をきゅっと噛み締めたタカヒロが
意を決したように顔を上げて、真っ直ぐにオレを見つめる
「オレの話を聞いてくれる…?」
364
:
K
:2012/11/25(日) 07:51:46 ID:???
『なんだ?』
一度大きく息を吐き出したタカヒロが
ゆっくりと口を開いた
「オレ、昔ね……」
『うん?』
「撮影スタッフに襲われそうになったことがあるんだ」
『え…』
タカヒロの口から明かされる話の内容に
衝撃を受け目を見開く
タカヒロは蘇る怖い記憶に耐えるように
拳をぎゅっと握りしめ、話しを続ける
「メンバー加入してすぐ…業界のことも全然わからない新人で
初めてのひとりでの仕事だった
急遽、マネージャーが何かのトラブルで事務所に帰っちゃって。
スタッフの人に送ってくって言われて…
着いたらいきなり部屋に押し入ってきて…
抵抗したら言われたんだ…どうせ顔で選ばれたんだろ、って。
運良く、オレを迎えに来たマキさんが異変に気づいて
助けてくれたから無事だったんだけど。
それがあってヒロさんと一緒に住むことになって
マキさんも心配していつも一緒にいるようになって…
マキさんの優しさに漬け込んだんだオレ…
寂しいって言えば、傍にいてって言えば
マキさんはオレを優先してくれたから」
365
:
K
:2012/11/25(日) 07:58:47 ID:???
「オレほんとダメだよね…
皆に迷惑かけて、今度はモトカツさんにも迷惑かけて」
そう吐き出すと泣きそうに顔を歪め掌で顔を覆う
その掌は震えていて痛々しいほどで
オレは両手を伸ばすとタカヒロの手をぎゅっと握った
「時々、すごく息苦しくなる
いま、とても幸せなはずなのに…
それなのに凄く不安で
皆とずっと一緒にいられるのかなって…
すごく怖くて…でも言えなくて…
オレの居場所ないんじゃないかって
なくなっちゃうんじゃないかって…
こわ…いよ、すごく怖い」
タカヒロの瞳からポロポロと溢れ出る涙
366
:
K
:2012/11/25(日) 08:06:33 ID:???
『大丈夫だから…大丈夫。
誰もタカヒロから離れて行ったりしない』
頬を伝う涙の雫を指先でそっと拭ってやる
『それに居場所なら、もうひとつ出来ただろ?』
「え?」
『ここ』
そう告げてタカヒロをぐっと腕の中に抱きしめる
『苦しくなったら、淋しくなったらいつでも来ればいい
タカヒロの居場所はちゃんとここにもあるから』
「いいの…?迷惑じゃない?」
367
:
K
:2012/11/25(日) 08:29:56 ID:???
『いいや、嬉しいよ。メンバー歴では負けるけど
タカヒロくんへの愛は負けないよ』
「あ、」
『どうした?』
「タカヒロくんって…さっきまでタカヒロだったのに」
そういって拗ねたように唇を尖らせる
『あ、悪い』
「悪くない。タカヒロがいい」
『そうか(笑)』
やっと少し顔色が良くなってきてホッとする
『モトカツさんがいてくれてよかった…ありがとう」
眩しいほどの笑顔を見せるタカヒロが愛しくて
そのまま引き寄せられるようにキスをする
「んっ…?!んんっ」
『その笑顔反則だな』
オレの腕の中、突然のキスに驚いたように
目を丸く見開くタカヒロは何とも言えず可愛らしい
368
:
K
:2012/11/25(日) 09:16:01 ID:9LCvbxHs
「もう一回する」
『あ?』
「もう一回して?」
そういって瞼を閉じたタカヒロの長く美しい睫毛に
触れるようなキスを落としてからふたたび口づける
「んっ、ふぁ、っ、ん…んん…っあ」
口づけを解くと腕の中のタカヒロが
ほぅっと息を吐いた
「なんか、すごい」
『何が?』
「エロいもん」
率直な感想に思わず噴き出してしまう
『おっさんはそれなりに経験してきてるからな』
「むぅ」
オレのセリフに拗ねたように唇を尖らせるタカヒロの
髪に頬に宥めるようなキスを落としていく
「負けないもん!」
可愛らしくも力強い宣言に笑いながら
抱き寄せた耳元に唇を寄せると
『大切にするから』
そう囁いて誓いのキスをした
翌日、ふたり揃ってスタジオへと顔を出すと
オレ達の顔を見た瞬間
『やっぱり付き合ってるでしょ!』とヒサシから断言され
タカヒロはふふっと意味深な笑みを浮かべる
その会話に混じったら最後とばかりに
黙々とリハの準備をするオレに
静かに近寄ってきたトキエさんがこそっと耳打ち
『若い恋人に逃げられないように頑張って!』
そのセリフに思わずポロリとステイック落とした克子でした
〜Fin〜
最後までお付き合いくださりありがとうございました!
今回入れなかったえちは次の短編に入れたいと思います
いつも読んでくださる皆様に感謝です。
ほんとうにありがとうございました!
K
369
:
名無しさん
:2012/11/25(日) 12:11:03 ID:???
日曜日から素敵なお話ありがとうございます!!!
プラトニックがだいぶ続いてたんですねー
Tにそんな過去があったなんて。MTKさん、毎回ついでTKのテレビ出演に
ついてつぶやいてくれて。かわいがられてる様子がわかってほんとうれしいです。
K様のお話大好きです。また、いろいろなお話読めるの楽しみにしています。
370
:
名無しさん
:2012/11/25(日) 15:36:54 ID:???
K様
361です 本当に最後まで素敵なお話で、読ませていただいてなんだかこちらまで幸せな気分になりました!
これからもずっとK様のお話楽しみにしています
371
:
名無しさん
:2012/11/25(日) 21:17:22 ID:???
K様、更新ありがとうございました。
とっても素敵なお話でした。こういう切ないお話、大好きです。
次の短編でえちがあるんですね。嬉しいです〜。
いつもえちがあると聞いて舞い上がってしまう変態ですみません。
だってK様のお書きになるえちは本当に素敵でいつもうっとりとしてしまうんですもの。
リアルTの事はAちゃんソロライブの最終日にTが漏らした切ない言葉に
Aちゃんが優しい言葉をかけてしっかりとハグしてたと聞いて一応安心はしましたが、
これから先も何が起こるかわからない放浪なので、すっきりとした気持ちにはなれませんね・・・。
先日の「ベ○トヒット」では久々に歌う前の握手が見られて嬉しかったです。
随分と寒くなってきましたので、お風邪など召されませんようお気をつけてくださいね。
これからもK様のお話、楽しみにしています♪
372
:
K
:2012/11/28(水) 16:35:13 ID:???
369様
コメントありがとうございます!
MTK×Tに関しては当初、プラトニックで終わってもいいかなーなんて思ってました
えちのハードル高そうなので(笑)書けるのか自信なかった書き手です
それとTがメンバー以外と絡むのはMTKさんが初めてなので…
なんというか、AちゃんMKさんごめんね…という妙な罪悪感もあったりなかったり(笑)
でも勢いのまま頑張って書いてみようと思います!
MTKさんの呟きにはほんとうに元気をもらってます!!
可愛がってる感じがほんとに伝わってきて嬉しいですよね〜
その雰囲気がお話にも出れば…と思ってるので
続きを楽しんでいただけたら幸いです
361(370)様
コメントありがとうございます!
書き手の拙い文章で幸せな気分になっていただいたなんて…
それほど嬉しいことはありません!
ほんとうにありがとうございます!
書き手も読み手の皆様のコメントには元気をもらったり励ましていただいたり
感謝の気持ちでいっぱいです
これからもTK愛に溢れたお話を書いていくので楽しんでいただけたら幸いです
371様
コメントありがとうございます!
TKに関してはついつい切ないお話になってしまうことが多いんですよね
きっとリアルTKに無意識に重ねて書いてしまうからかもしれません
時々、書き終わって反省するんですが
切ないお話が大好きだと仰っていただけるとホッとする書き手です(笑)
未来のTKのことを想うと色々と複雑な気持ちになってしまうこともありますが
久し振りに見たAT握手には萌えました!!
あれ、Aから握手しに行ってますよね!?
積極的に行くAちゃんがカッコよかったです〜
Tの不安な気持ちを聞いたAちゃんがもっとしっかりTKを支えていってくれたらと
願わずにはいられません
ここでもそんなお話が書いていけたら…と思ってますのでこれからも
宜しくお願いします!
めっきり寒くなってきたのでお風邪など引かれませんように
お気を付けくださいね
373
:
K
:2012/11/28(水) 16:48:56 ID:???
至福のとき 〜MTK×TK〜
『タカヒロ〜、そろそろ帰ろうよ。もう朝の6時なんだけど……
ヒサシ兄さん、限界です』
大きな欠伸と共に、ヒサシが眠い目を擦りながら訴えると
我がバンドの末っ子が激しく首を振って応える
「やだっ、やだ、やだ…っ、帰りたくない……っ!」
そう叫んでテーブルに突っ伏し駄々をこねるタカヒロに
オレとヒサシは顔を見合わせて苦笑いすると
追加のビールを注文するべく店員を呼んだ
374
:
K
:2012/11/28(水) 17:02:58 ID:???
時間を遡ること数時間前〜
まさにプレミアムの名に相応しい最高の盛り上がりを魅せたライブが終わり
その熱気、興奮冷めやらないまま打ち上げに突入
そして、ただいま4次会
スタッフもとっくに帰っていき
メンバーだけで馴染みの居酒屋で呑み始めて、時刻はすでに朝方
限界まで付き合ってくれたトキエさんも、30分ほど前に帰っていった
『タカヒロ、そろそろ帰るぞ』
タカヒロの腕を引き、椅子から立ち上がらせようとするも
テーブルにしがみ付いて激しく抵抗する
「やーだー!」
『もう、さすがに眠いだろ…?』
顔をテーブルに伏せている為、タカヒロの表情は見えない
柔らかい髪に触れ、顔を上げるように促すもふるふると首を振るだけ
375
:
K
:2012/11/28(水) 17:23:42 ID:???
『ほら、帰るぞ』
「やなの…っ!」
もう一度、腕を掴んで促すと途端に泣きそうに声を震わせる
『どうした?何がそんなにイヤなんだ…?』
酔っ払ってるせいもあってか
小さな子供のようにグズるタカヒロの髪を撫でながら
優しい声音で訊いてやる
「…っ、終わっちゃう、もん…っ、帰ったら終わっちゃう…
オレ、またひとりになっちゃう…っ」
タカヒロの必死な訴えが胸に痛いほど響く
隣に佇むヒサシと目線で会話をした後
タカヒロの身体を有無を言わさず肩に担ぎ上げ店の外へと向かう
「やだっ、やだ…っ、下ろして…っ!下ろせってば…っ!!」
『あんまり暴れると落とすぞ』
オレの背中をバンバン叩くタカヒロに一言そう告げるとピタッと動きが止まる
「うっ、うぅ…っ、落とすのやだ…っ、モトカツ、しゃん」
『だったら、しっかり掴まってろ』
嗚咽を漏らし、オレの首筋にぎゅうっとしがみ付くタカヒロの耳元でそう囁くと
しっかりと抱え直し、呼んでもらったタクシーに乗り込んだ
376
:
K
:2012/11/28(水) 17:40:34 ID:???
オレの自宅へと帰り着くと、タカヒロを抱えたまま真っ直ぐ寝室へ向かう
タクシーの中で眠ってしまったタカヒロをベッドへと放り込むと
振動で目を覚ましたのか、ぽやんとした表情でオレを見る
「まだ、呑むのー」
『酒はもうないぞ』
「やーだぁー」
バタバタとベッドの上で暴れるタカヒロに布団を掛けてやる
『ほら、もう寝ろ』
「おしゃけ臭い」
『あれだけ呑んだらな』
一旦、大人しく布団に潜り込んだタカヒロが途端に眉を顰めるのに
オレは苦笑いしながら告げる
「くしゃいからお風呂入るー」
もともと綺麗好きのタカヒロは自分自身から漂う酒臭さに耐えられないのか
ベッドから起き上がってそう呟いた
『酔っぱらいはやめとけ』
「うるしゃい」
『おい、タカヒロ待て』
オレの忠告も無視して、覚束ない足取りでバスルームへと向かうタカヒロの
背中を慌てて追いかける
377
:
K
:2012/11/28(水) 18:51:26 ID:???
「うぅーーーっ、脱げない…っ!」
何をどうしたら、そんなことになるのか…
脱ごうとしたシャツが首に引っかかって複雑に絡まり
脱衣所でジタバタしているタカヒロに助けの手を伸ばしてやる
『何やってんだ?危ないだろ』
「うー…うわっ!?」
シャツで顔が隠れ、前が見えない状態のタカヒロは
案の定、よろっとバランスを崩し、そのまま壁へゴチッと激突
「うっ、痛い…モトカツさぁーん…」
格闘の末、ぷはっとシャツから顔を除かせたタカヒロが
ふにゃりと泣きそうに顔を歪め、ペタンと床へ座り込む
「ほら、どこだ?見せてみろ」
前髪をそっと掻き分け確認すると額の一部がうっすらと赤くなっていて
そこへちゅっとキスを落とす
「ん、まだ痛い…もっと」
可愛いおねだりに笑いながら髪に顔にキスの雨を降らせていると
何やらにゅっと伸びてきたタカヒロの腕がオレのシャツへと掛かる
『ん?…おい、こら』
「モトカツしゃんも、ぬーぐーのー」
拙い手つきでモタモタとオレのシャツを脱がせようとするタカヒロに
焦れたオレは手早く衣服を脱ぎ去る
すると、それを見たタカヒロが「抱っこ―」と手を伸ばしてくるのに
口元を綻ばせると裸のタカヒロを抱き上げた
378
:
K
:2012/11/28(水) 20:04:48 ID:???
『ふぅ……』
タカヒロを後ろから抱きかかえて湯船に浸かるとホッと息が漏れる
心地よい湯加減の中、リラックスした身体にふと違和感を覚え
視線を下へと向けると下半身に伸びる怪しい手
『こら、触るな』
「……おっきくなってない」
オレの下半身をじっと見つめ、不満そうなタカヒロに苦笑い
「だって、えっちしたいんだもん」
顔をオレの方へと向けると唇をむぅと尖らせてハッキリ主張するタカヒロ
その露わになった形のいい額をトンッと突くと、ますます頬を膨らませる
「いつ、スルの?…このままずっとシないの?オレ、そんなに魅力ない…?」
『おい、』
矢継ぎ早なセリフにオレが何も返せないでいると
バシャンっと激しくお湯が波打ちタカヒロが湯船から立ち上がる
「モトカツさん、全然手を出してくれなーいっ!!」
タカヒロの甘い声がバスルームに響き渡り
思わずチッと舌打ちするとタカヒロの腕をぐいっと引っ張って抱き寄せた
『この酔っぱらい』
「………好き」
水分をたっぷりと含んだ煌めく瞳で真っ直ぐにオレを捉えるとそう告げる
『タカヒロ』
「好き、モトカツさんが大好き…っ」
オレの首にぎゅっと腕を回し抱きついてくるタカヒロの滑らかな背中にキスを落とす
『ほんとに、いいのか…?』
最終確認するオレにタカヒロはコクンと頷いた後、ゆっくりと口を開く
「……抱いて?」
その甘く艶めいた響きを持った言葉がオレの胸にダイレクトに届いた瞬間
それまで堰き止めていた理性が一挙に押し流されていく
『この酔っぱらい、オレを煽った責任は最後までとれよ…?』
耳朶に吹き込むように囁くと、腕の中のタカヒロがびくんっと震える
その赤く色づく官能的な唇に呼吸ごと奪うキスを仕掛けた
379
:
K
:2012/11/28(水) 20:06:49 ID:???
とりあえず今日はここまでです
結局、えちまで辿り着いてないという(汗)
なんだか申し訳ない内容ですが、頑張って続きを書いていきます!
いつもありがとうございます!
380
:
名無しさん
:2012/11/28(水) 21:16:20 ID:???
K様、更新ありがとうございます。
T可愛いです〜。私の好きな「抱っこー」も出ました(撃沈)。
続きが楽しみでたまりません!
握手、そうなんですよ、Aちゃんからでしたね。
いつもはTからの方が多いですよね。
Aちゃん、もしかしたら少しは反省したんでしょうか。
Tをもっと大事にしてあげて・・・。
次回の更新、楽しみにお待ちしています♪
381
:
さらら
:2012/11/28(水) 22:03:05 ID:???
K様、更新ありがとうございます!!
一本前のお話にまだ返事できなくて、なんと新しいMTKxTを書いてくださいました…!(涙)
心の中で何回も「キャー」って叫びました(笑)
最近ちょうど忙しい時がきて、それでもK様の素敵な話が見られて、今も幸せすぎてどうしようもなかったです(嬉)
忙しい時こそ、K様のお話が読みたくて読みたくて仕方がありません(笑)
MTKさんとT、やっと両思いになれましたねー!
バンドメンバーも可愛くて、このようなエンディングシーン大好きです。
申し訳ない内容って、とんでもないです!
舌足らずのT、本当に可愛すぎますwモトカツしゃんとか、撃沈するぐらい萌えました。
なぜかMTKさんのセリフ、いつも格好良く感じられます。やっぱり大人だなー!
>>『この酔っぱらい、オレを煽った責任は最後までとれよ…?』みたいな、MTKさんから言ったら、なぜか大人の色気倍増(笑)
これからもK様のお話ずっと楽しみにしています♪
お体もお大事にしてくださいね♪
382
:
名無しさん
:2012/11/29(木) 14:21:22 ID:???
Kさま、終わっちゃうから帰りたくないって、それは、私も気持ちでしたー。
ほんとに、ずっと続けてほしいバンドです。「つきあってるでしょ」って言われた
前の晩に初えちしてるとてっきり思ってました(笑)
今朝のZ●Pには、MKさんと二人でライブ直後にあさり好き穴のインタビューうけてましたよ。
三枚のカード選ぶとき、せーの、で選んだら一緒の選んで「気があいますね」とか
やっぱり安定の仲のよさでした!
383
:
<削除>
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384
:
K
:2012/11/30(金) 16:29:10 ID:???
380様
コメントありがとうございます!
「抱っこー」に撃沈していただきありがとうございます(笑)
書き手もTKのおねだり抱っこは大好きだったりします!
MKさん相手だと鉄板ですが(笑)やっぱりMTKさん相手でもハマりますね!
握手はよかったですね〜
もっとアップでがっつり見たかったですが…
年末に向けてのTVラッシュのこの時期、ATの絡みが見れるといいんですが
そのうち甘いお話がアップ出来るといいなと思っております
さらら様
コメントありがとうございます!
最近はお忙しくされてるんですね…
めっきり寒くなってきましたのでお身体に気を付けてくださいね!
お忙しい中でもこちらを訪れてくださっていること
書き手としてはとても嬉しく思います!
MTKさんのセリフ、かなり迷って考えた末のセリフなので
大人の色気を感じていただけて凄く嬉しいです!
MKさんとはまた違う大人の色気を出すのが難しいですほんとに(笑)
382様
コメントありがとうございます!
あまりにも濃密で、でも短い活動でしたよね〜
寂しい気持ちはTKもファンもきっと同じですよね
また来年活動があることを願ってやみません
初えちに関してはMTKさんが大人で余裕がありそうなので(笑)ちょっと焦らしてみました
ほんとはプラトニックで終わってもアリかなと思ってたんですが…
z〇pは見事にスルーしてまして、こちらのコメントを見て慌てて映像探しました!
あれは萌えましたね〜!!
「やっぱり気が合うなぁ」といったTK(笑)やっぱり…やっぱりって?!と
思わずTKにツッコんだ書き手です(笑)
そこにはいろんな意味が含まれてそうで(笑)思わずニヤニヤしちゃいました
385
:
K
:2012/11/30(金) 17:14:53 ID:???
バスローブに身を包んだタカヒロを抱きかかえ寝室まで運ぶ
ベッドへそっと下ろし洗いざらしの髪を撫でると
ふいにタカヒロの顔がくしゃりと歪んで、ぽろぽろっと大粒の涙を零し始めた
『どうした?』
「うっ、ひっ、ひく…っ、やだ…っ、うぅっ」
唇を噛み締める痛々しい姿に、指先を伸ばすと宥めるように
タカヒロの唇に触れる
『今度は泣き上戸か(笑)』
「……ぎゅってして」
泣きながら腕を伸ばしてくるタカヒロを抱き寄せると
苦しいぐらいに首筋に抱きついてくる
『あんまり泣くと目が融けるぞ』
背中をゆっくり擦ってやりながら、からかうように告げると
タカヒロはしゃくりあげながらポツリポツリと胸のうちを曝け出す
「もっと、やりたかった…もっと一緒にいたかった…っ、だって…
楽しかった…っ、すごく楽しかったんだもん…っ、ふぇ…っ、く」
ライブでは最後まで流すことのなかった涙が今になって零れ落ちる
386
:
K
:2012/11/30(金) 19:11:30 ID:???
『また出来るだろ…?』
「……ほんとに?」
眦をうっすら赤く染めた瞳が不安そうにゆらゆらと揺れる
『あぁ、これが最後じゃない…だからいい加減泣き止め。オレに抱かせない気か(笑)?』
くくっと笑うオレに、タカヒロはふるふると首を振ってますます強く抱き着いてくる
「モトカツさんはいなくなったりしないで…?」
『あぁ、約束する』
キッパリと告げたオレの返事にコクリと頷くタカヒロ
『いっぱい愛してやるから大人しく抱かれてろ』
約束するように、額にちゅ、とキスを落とすと
耳まで真っ赤に染めたタカヒロがゆっくりと目を閉じた
387
:
K
:2012/11/30(金) 21:43:10 ID:???
シーツの上、一糸纏わぬ姿で仰向けに横たわるオレに
均整のとれたモトカツさんの身体がのしかかってくると
あっという間に唇を塞がれる
「っあ、んん……っ」
顔中にキスの雨が降った後、しっとりと重なった唇から幸せの吐息が零れる
「ふぁ…っ、んんっ」
うっすらと開いた唇の隙間からスルッと滑り込んできた熱い舌に
口腔内をねっとりと蹂躙され、背筋がじんっと甘く痺れる
「んっ、はぁ…っ、」
絡め取られた舌をきゅっと強く吸われ、モトカツさんの肩にぎゅっとしがみ付いた
「んっ、んぅ…っ、モトカツさ…」
くちゅ…っと濡れた音を立てて名残惜しげに唇が離れていく
額がコツンと合わさり、至近距離で絡み合う視線
『タカヒロ』
「んっ」
熱い眼差しで見つめられ甘い声で名前を呼ばれると
それだけで愛しいという気持ちが溢れだしそうになる
388
:
名無しさん
:2012/12/01(土) 12:37:08 ID:???
ああっ。またも寸止め(笑)
Z●P、あとから見れてよかったです! 最後のポーズとるときも、お互い
見詰め合ってましたねー。普通はカメラの方見てるのに。
MTKさんとも萌えますが、リアルMK×Tにも萌えたのでした!
続きも楽しみにしています
389
:
名無しさん
:2012/12/01(土) 12:39:56 ID:???
ツイで、またもやMTKさんがT出演番組について呟いてましたね〜!
もはや愛しか感じないんですが(笑)
お話の続き楽しみに待ってます^^
390
:
K
:2012/12/01(土) 13:26:01 ID:???
388様
さっそくのコメントありがとうございます!
寸止めですみません(笑)
z〇pでのお互いの見つめ合いは愛が駄々漏れでしたね〜
昔からリアル萌えが多いMKTはほんとうに大好きなCPです!
もう12月に入ってしまいTK誕生日が迫ってますが
MKさんのバースデーも書いてないので(涙)近々更新出来たらと思ってます
389様
さっそくコメントをいただきありがとうございます!
MTK兄貴のツイはほんとうに愛が溢れてますね!
いつか二人の2ショット写真なんかUPしてくれたら…なんて密かに願ってる書き手です(笑)
一旦活動が終わってもこうして呟いてくれてることリアルTK自身もきっと
嬉しいだろうなと思います!
続きも楽しんでいただけると幸いです
391
:
K
:2012/12/01(土) 15:12:30 ID:???
『綺麗だな』
熱を帯びた視線で全身を射抜かれ、顔がかぁっと熱くなる
「ん、んん…っ」
首筋に触れた唇が、小さなキスをいくつも落としながら
肩、鎖骨の窪みへと移行していくと胸の尖りを口に含んだ
「あっ」
ちゅくちゅくと音を立てて吸われ、カリッと先端に歯を立てられる
「あっ、あっ、やぁ…っ」
痺れるような刺激に思わずびくんっと身体を震わせると
もう一方の尖りを指先で擦りたてられ、カリカリと爪先で引っ掻くようにされた
「ふぁ…っ、やぁ…っん、」
『硬くなってきたな』
モトカツさんの呟きに、胸の尖りがじんじんと甘く痺れ
ぷっくりと勃ちあがっているのを自覚する
「もっ、恥ずかし…っ」
胸を散々愛撫した唇は、擽るようなキスをしながら腹を滑り降りていき
やがて臍の窪みへと到着した
「あんっ、あっ、あぁ…っ」
臍の窪みをチロチロと舌で嬲る様にされると甘い嬌声が零れ落ちる
そんなところがこんなにも感じるなんて信じられなくて
たまらず腰をゆらゆらとくねらせてしまう
「あっ、ん…っ、だめぇ…っ」
『ふっ、可愛いな』
胸への愛撫ですでに勃ちあがり始めたオレ自身を
モトカツさんの熱い手がきゅっと握りこんだ
392
:
K
:2012/12/01(土) 16:05:24 ID:???
「あぁっ」
大きな熱い掌で包まれ、ゆっくりと上下に扱かれる
「あんっ、あっ、あっ」
裏の筋を強めに擦られると、つぷっと蜜が溢れだす
「んんっ、モトカツさん…っ」
『気持ちいいか…?』
溢れ出した蜜がモトカツさんの掌に擦れて、ぬちゅっ、くちゅ…っと
卑猥な水音を立てるのに煽られ、恥ずかしくなって嫌々と首を振る
『ん?嫌なのか…?』
「っ、はぁ…っ」
くちゅっと耳朶に舌を挿し込まれ官能的な声で囁かれると
全身が甘く震え、ふるふると首を振る事しか出来ない
「っ、あん…っ」
たっぷりと蜜の詰まった双球をやわやわと揉まれると
溢れ出した蜜は叢をしっとりと濡らし、尻の狭間まで滴り伝う
「ひぁ…っ、あぁっ」
内腿にグッと両手が掛かったのを感じるのと同時に左右に大きく割り開かれた
「やぁ…っ、んんっ」
恥ずかしい秘所をモトカツさんの目の前に晒す格好に激しく身を捩る
「やだぁ…っ」
『こら、暴れるな』
内腿の柔らかい場所を宥めるようにちゅうっと強く吸われ
びくんっと背中が反り返った
393
:
K
:2012/12/01(土) 20:21:35 ID:???
「ひぁっ!?あっ…んんっ」
ぴちゃっと濡れた感触を後孔に覚えた後
舌先が慎ましやかに閉じられた蕾の周囲を擽るように舐る
「やっ、やだ…っ、モトカツさん…っ」
『痛いのやだろ…?大人しくしてろ』
ぴちゃっ、くちゅ…っという淫らな水音に恥ずかしさのあまり泣きたくなる
下腹を擽るモトカツさんのサラサラの髪の感触ですら
ピリピリとした刺激となってオレの身体を震わせる
「んんっ…ん、う…っく」
ぬぷっと固く閉じた蕾を押し開くような圧力を感じて、ひっと喉が鳴る
「あっ、あっ、もぅ…っ、やだ、ぁ…っ」
ぬちゅっ、くちゅ…っと濡れた舌が襞の中を出入りする生々しさに
目を閉じてシーツをぎゅっと握りしめていると
ほどなくして襞の中を蹂躙していた舌がぬるっと抜け出ていった
「っ、はぁ…っ、はぁ、っ」
『タカヒロ、目を開けてみろ』
快楽の涙に滲む眦にそっと触れるようなキス
睫毛をハタハタと瞬かせて目をゆっくりと開けると
苦笑交じりの笑みを浮かべるモトカツさんがオレを見つめていた
394
:
K
:2012/12/02(日) 17:09:38 ID:???
『大丈夫か?』
「んっ」
心配そうな表情でオレの顔を覗き込むモトカツさんに、小さく頷くと
額にちゅっ、と優しいキスが落とされる
それを合図にモトカツさんの長く骨太な指が
たっぷりの唾液で濡らされた襞の中へと侵入してきた
「っあ…んんっ」
くちゅっ…と卑猥な音を立てて、長い指がずぶずぶと侵入してくる感覚に
全身が粟立つ
そのまま、ぬちゅっ、ずちゅ…っと出し入れされ、中を掻き混ぜられて
オレの喉から高い嬌声が迸る
「あっ、あぁっ…ん、やぁ…っ」
『中が熱いな…トロトロだ』
「やぁっ、んん…っ」
熱い襞の中を解すような卑猥な動きに翻弄されていると
いつのまにか指がもう一本増やされていて、ますます淫らな水音を立てる
「あっ、も…っ、あんっ、でちゃ…っ、でちゃうよ…ぉ」
背筋がビリビリと甘く痺れる感覚に、浅い呼吸を繰り返しながら
必死にモトカツさんに訴えた
『ん?もうイきそうか?』
「んっ、ん、あ…っ、まえ、ま…え、さわ…ってぇっ」
限界まで勃ちあがり、トロトロと蜜を零すオレ自身に
手を伸ばそうとすると、その手を掴まれてしまう
『このままイってみろ』
「ふぁ…っ、やっ、やだ…っ、こわ、い…っ」
久し振りに経験する感覚に怖くなって、必死に首を振るも
内壁を指の腹で激しく擦りあげられ、折り曲げた指先で感じるポイントを突かれると
腰の奥がじんじんと痺れてきて堪えきれない喘ぎ声が零れる
「ひぁ…っ、もう、だめ…っ、あっ、あっ、いっちゃ…っ、あっ、いくぅーーーっ!!」
内壁がぎゅうっと痙攣した感覚の後、オレはどくんっと欲望を吐き出した
395
:
K
:2012/12/02(日) 17:38:31 ID:???
『よかったか?』
達した余韻に身体をひくっと震わせるオレの汗で滲んだ前髪を
そっと梳きながらモトカツさんが訊いてくる
「……ばか」
『ん?気持ちよくなかったか?』
不思議そうな顔で訊いてくるモトカツさんの頬をきゅっと抓って
オレはぽつりと呟く
「オレ、久し振りなんだからね…なんか、凄くて…ちょっと、怖かった」
唇をむぅと尖らせての抗議に、モトカツさんはぷっと噴き出す
「なんで、笑うの…っ!?」
『あぁ、悪い、悪い…くくっ、初心者には刺激が強かったな』
「なっ…!?初心者じゃ、ないもん…っ!!」
悔しくて、うぅーっと唸るオレの尻の狭間に、ふいに触れた灼熱の欲望
その熱さにびくっと身体を震わせると
情欲を湛えた熱い眼差しがオレを見おろしている
『絶対に離さないから安心して溺れろ』
力強いセリフと共に、きゅっと繋がれる左手
その温かさと頼もしさに安心して、ほっと息を漏らすと
モトカツさんの唇に自分から口づけた
396
:
K
:2012/12/02(日) 19:07:40 ID:???
「んっ、くっ…あぁっ」
『タカヒロ、ゆっくりと息を吐け』
身体をふたつに深く折り曲げられる格好で
ぬるぬると蕾の入り口を数回擦りあげたモトカツさんの怒張が
狭い場所を広げながら押し入ってくる
「んっ、んんぅ…っ、あっ、ぜんぶ、はい…た?」
『後、もう少し』
腰を小刻みに揺すりながら、じりじりとゆっくり押し入ってくる灼熱の塊
その圧倒的な存在感に、懸命に息を吐きながら繋いだ手にきゅっと力を篭める
最後にぐっと強く押し込まれ、甘い嬌声が零れた
「ひっ、あ…っ、あんっ」
『全部入ったな…痛くないか?』
汗で光る胸筋がなんともエロティックで、その大人の色気にクラクラしながら
オレはなんとか頷く
「ん、お腹…いっぱい、はいって、る」
『動いていいか…?』
「うん」
繋いだ手の甲にちゅっ、とキスを落とされ
最初はゆっくりだった動きが次第に深い抽挿に変わっていく
「あっ、はぁ…っ、んん、あぁ…っ」
根元まで深く押し込んでは、抜け出るぎりぎりまで引き抜く
その激しい腰遣いに翻弄されて、嬌声が止まらなくなる
「あっ、あ、あぁ…っ、やぁ、だ…やだ…ぁ」
『くっ、すごいな…』
モトカツさんの呟きに快感に滲む瞼を開き、ゆっくりと視線を下へ辿る
すると、モトカツさんの見事に割れた腹筋の下、黒々とした叢が映り
限界まだ拡がった襞が隆々とした怒張を咥え込んでいるのが目に入った
「や、だぁ」
『いっぱいに拡がってオレのを咥えてる…可愛いな』
ふっと笑ったモトカツさんに、咥え込んだ蕾の周囲をそっと撫でられ
びくびくっと震えてしまう
「あぁっ!だめぇ…っ」
モトカツさんを咥え込む粘膜がにちゃ…っ、ぬちゅっと音を立て
恥ずかしいのに無意識に腰が揺れてしまう
397
:
K
:2012/12/02(日) 19:46:26 ID:???
「あっ、あっ、あぁ…っ、モトカツさ…っ」
『しっかり掴まってろ』
深く抉られて、熱くて…熱くて…蕩けてしまう
「ふぁ…っ、ん、あ、あっ」
繋いでいた手が解かれ、モトカツさんの肩に掴まるように導かれる
「んぁ…っ、あん、あっ、ひぅ…っ!?」
背中に腕が廻されるのを感じた瞬間、そのまま身体がふわっと浮き上がる
「やぁ…っ!?やだ、ぁ…っ、あっ、あん…っ」
中の怒張はそのままに
ベッドに仰向けに寝そべったモトカツさんの腰を跨ぐ恰好にさせられた瞬間
硬い切っ先がいいトコロを擦りあげ、涙がぶわっと盛り上がる
「ふっ、ふぁ…っ、もう…っ、おっきい、の…いっぱ、い」
舌足らずに告げた途端、咥え込んだモノがどくんっと更に大きくなる
「あんっ」
『あんまり煽るなよ』
苦笑いのモトカツさんが、ふいに突き上げる動きを止めた
「ん、あっ…な、ぁに…?」
『自分で動いてみろ』
オレの太腿をゆったりと撫で上げながら、意地悪く告げるモトカツさんは
大人の色気が駄々漏れで、心臓が壊れてしまいそうなほどドクドクと音を立てる
「んっ、できな、…っ」
ふるふると首を振るオレを優しく見つめ、腰をぐっと突きあげてくる
『ほら、やってみろ』
「んっ、ん、あんっ、できな…っ」
『出来ないなら、このままだぞ(笑)』
「あっ、いじわる…っ」
泣きじゃくりながら腰を揺らすと、涙で滲む視界の向こうに
嬉しそうなモトカツさんの微笑む顔が見える
398
:
K
:2012/12/02(日) 21:15:37 ID:???
「やっ、やっ、そこ…ぉ」
『ここか?』
両手をしっかりと繋いだまま、モトカツさんの激しい動きに翻弄される
「あっ、んっ、やだ…ぁ、っ、あっ、あ、あ…っ」
『…っ、タカヒロ』
ずちゅっ、ぬちゅっ、ぐちゅ…っと響く水音が
耳を塞ぎたくなるほど恥ずかしく、更なる官能を煽る
「いやっ、もっ、だめぇ…っ、いっちゃ、う、から…っ」
揺さぶられるままにモトカツさんの首にぎゅっとしがみ付くと
噛み付くようなキスに懸命に舌を絡めて応える
「ふっ、あっ…あんっ、あっ、…はぁっ」
『タカヒロ、愛してる』
「あっ、ん、もっ、オレ、も…好き…っ、あいし、てる…っ」
耳朶に囁かれた「愛してる」という言葉
それが体中に拡がって、全身がビリビリと甘く痙攣する
「あっ、いっ、いっちゃ…あっ、あ、いっ、いくぅーーーっ!!」
目の前が白くスパークした後、大きく身体をしならせて白濁を吐き出し
それと同時にモトカツさんの熱が弾けてたっぷりと濡らされるのを感じた
「はぁ…っ、ふ」
達した余韻でくったりと弛緩する身体を、モトカツさんがしっかりと抱きしめてくれる
『頑張ったな』
「ん、」
ご褒美というように額にちゅっ、とキスを落とされ
モトカツさんにぎゅっとしがみ付く
『どこか痛いトコロはないか?』
「だいじょう、ぶ」
オレの髪に顔を埋めて口づける感触が、くすぐったくてクスクス笑うと
太腿の間に潜り込んできた指が、まだ綻んだままのソコにくぷっと侵入してきた
「あんっ」
『ぐちょぐちょだな』
「…モトカツさんのだもん」
顔がかあっと熱くなるのを自覚しながらそう告げると
耳朶をカリッと甘噛みされ、指を含んだソコがきゅんと疼く
『風呂でもう一回だな』
ニヤリと笑ったモトカツさんに、ちゅっと口づけられた後、素早く抱き上げられる
「ちょ…っ、モトカツさん…っ!?」
慌てるオレに、優しい笑みが向けられる
『もっと乱れたタカヒロがみたい』
耳朶に吹き込まれた甘く、官能的な囁きに撃沈したオレは
そのまま大人しくバスルームへと運ばれていきました
〜Fin〜
やっと完結です
久し振りのえち…なんだか微妙な出来ですが(苦笑)
読んでくださった方、ありがとうございます!
399
:
名無しさん
:2012/12/02(日) 22:52:13 ID:???
K様、更新ありがとうごさいました。
久しぶりのえち、とっても素敵でした〜。うっとり・・・。
MTKさんはMKさんとはまた違った大人の色気があっていいですね。
MKさんよりワイルド!でもTを気遣う優しさもあって。
Tも可愛くて、やっぱりK様のえち最高です。
素敵なMTK×T、どうもありがとうございました。
もうすぐ姫の誕生日ですね。また何か素敵なお話を書いて頂けたら嬉しいです。
次回の更新、お待ちしています♪
400
:
名無しさん
:2012/12/03(月) 17:22:28 ID:???
K様、ごちそうさまです(笑)
可愛いTと大人の色気プンプンなMTKさんのえち!
いやあ、焦らされた?分MTKさんスゴイっすねw
このあと、お風呂場でもすごかったんでしょうね(笑)
そういえばMTKさんツイで、リアルT呼び捨て来ましたね〜!!
かなり萌えました。もう、これはメールや電話で絶対連絡取り合ってますよ!
ところで昨日の某番組でのガオォ!と吠えるT可愛かったですね!
仔犬がキャンキャン吠えてるみたいで、怒っても可愛いTがK様のお話のTと被ってニヤニヤしちゃいました^^
401
:
さらら
:2012/12/04(火) 01:06:46 ID:???
K様、更新ありがとうございました!
MTKさんとのえち、超ーやばかったです!!!(笑)
こちらも恥ずかしいぐらいで、とても美味しくいただきました(照)
Tと一緒にMTK兄貴の最後のあの言葉に撃沈しちゃいました・・・
大好きで、何回も読み返しちゃいました←
意地悪でもカッコイイMTKさん最高ですw
MKTやATのえちの雰囲気とは、また違いますね。やはり年齢の関係か?(笑)
こんな長いお話、お疲れ様でした!
次回の更新も楽しみに待っています。
402
:
K
:2012/12/04(火) 10:34:51 ID:???
399様
コメントありがとうございます!
久し振りのえちだったので、多少不安がありましたが楽しんでいただけたなら嬉しいです
MKさんよりも更に年上のMTKさんとのえち、難しかったです〜
大人で包容力もある二人なので、どう違いを出すのか苦戦しましたが
399様のコメントを読んで、MTKさん=ワイルドの表現になるほど!と
納得いたしました(笑)
MKさんはワイルドよりジェントルなイメージですよね
姫、誕生日…気付けばもうすぐやってきますね!
毎度のことながら、AT、MKTで考えてます…内容は全くの白紙ですが(汗)
その前にちょこっとアップしたいお話があるので、当日は間に合わないとおもいますが…
その時は楽しんでいただけると幸いです
400様
コメントありがとうございます!
えち、楽しんでいただけたようで書き手もほっとしております!
MTKさんはハードル高くて(笑)苦戦しました〜
MKさんとは違う大人の色気が伝わったんでしたら、書き手も嬉しいです
兄貴ツイ、400様のコメントを読んで急いで確認してまいりました!
呼び捨てきましたね〜!相変わらずお茶目なMTKさんに笑っちゃいました
そういうところ、結構TKと合いそうだなぁ…ってニヤニヤした書き手です
そして…先日の某番組での仔犬TKは可愛かったです〜
あれを見て妄想がムクムクと浮かんだので、小話アップする予定です
楽しんでいただけると幸いです
さらら様
コメントありがとうございます!
えち、楽しんでいただけたようで、書き手もホッとしております
勢いで書き始めたものの、かなり苦戦しまして(汗)
MTKさんはかなりハードル高いです!
Aよりも大人でジェントルで、でもかなりエロいMK兄(笑)、そして更に
その上をいくMTKさんなので雰囲気出すのに苦労しましたが
それぞれの違いを感じ取ってくれて書き手も嬉しく思います!
書きやすいのはMKTなんですけどね〜やっぱり(笑)
次のお話も楽しんでいただけると幸いです
403
:
K
:2012/12/04(火) 10:51:59 ID:???
甘えたな仔犬 〜MKT〜
某音楽番組終了後
久しぶりにメンバー全員揃っての食事会
隣りに座るショーキチが興奮したように口を開く
『ねっさん、勇気ありますよねぇ』
『え?』
『タカヒロくんのチクリ情報ですよ〜』
『あー…』
『酔っ払ったタカヒロくんに乳首ぎゅー、されたなんて』
『いや…っ、あれは、だって…』
『あの日って、マキさんが舞台で大阪の時ですよね?』
『う、うん…確かそう』
マキさんが舞台公演でいない間
どことなく元気がなく、寂しそうなタカヒロくんに
ショーキチが声を掛け、オレ達二代目のメンバーと食事に行ったんだ
404
:
K
:2012/12/04(火) 11:17:19 ID:???
『マキさん笑って聞いてましたけど
背中はめっちゃ怒ってましたよ(苦笑)』
『う、うそ…っ?!』
ショーキチの言葉に動揺して
目の前のビールの入ったグラスを倒しそうになる
『いや、あれは確かにキレるかも…』
ケイジの口調もやけに真実味があって
ますます動揺してしまう
『ど、どうしよう…』
『…そういえば、タカヒロくんは?』
思わず頭を抱え込むオレの耳に届く呑気なテツヤの声
『あれっ?いないね』
『うわっ、マキさんもいないっすよ…?』
不思議そうなケイジの声に
焦ったようなショーキチの声が重なる
『え……』
『今頃、トイレでいじめられてたりして(笑)』
それ、笑えないから…っ、テツヤ!
『いや、めっちゃ怒られてタカヒロくん泣いてるかも』
ショーキチの心配そうな声音に冷や汗が流れる
『お、オレ、ちょっと探してくる …っ!!』
オレのせいで、マキさんとタカヒロくんが喧嘩でもしちゃったら…
そう想像しただけで、オレの心臓は痛いほど脈打ち始め
慌ててオレは立ち上がった
405
:
K
:2012/12/04(火) 11:27:58 ID:???
オレの目の前に座っていたネスが慌てて立ち上がる
その顔はかなり蒼ざめていて、可哀想なほど
『オレも行くっす! 』
そういって、興奮気味に立ち上がったのはタカヒロくん大好きなショーキチ
『オレもヒマだから行く〜 』
と意味不明な理由を述べるのはケイジ
『たぁくん、大丈夫かなぁ?』
心配そうな声音とは裏腹に、妙に楽しそうなのはテツヤ
『はぁ、結局こうなる訳ね…』
最後に、保護者のオレも立ち上がり皆の後を追いかけます
あ、ちなみにケンチです
406
:
K
:2012/12/04(火) 11:50:23 ID:???
大きい身体をした男達がゾロゾロとトイレへと向かう
すると、トイレの入り口に一番近い個室から、何やら怪しげな声が…
「あっ、んん…っ、マキ、さ…」
明らかに聞き覚えのある声が部屋から漏れ聞こえてきて
オレ達の足が一斉にピタッと止まる
「あっ、ちょ、ん…っ、マキさん…っ」
『んー?』
(((た、タカヒロくん…っ!!とマキさん…っ!)))
漏れ聞こえてくる声にその場でフリーズ状態のオレ達は
普段の息の良さを発揮するべく、目線で会話をすると
二人がいるであろう個室の隣の部屋ににそうっと入り込んだ
部屋へと入ると畳の上に正座をして横一列に座り、耳を澄ませる
「こんなところでダメ…っ、あん」
『タカヒロがいけないんだぞ』
「んっ、ちが…っ」
小声で必死にマキさんに抵抗するタカヒロくんの声と
意地悪そうな笑みを浮かべてるのがリアルに想像できるマキさんの声音
『オレ以外の男の乳首を触ったりするから』
「あんっ、やぁ、だって、だってぇ…っ」
『だって、なに?』
「…マキさんいなくて、寂しかったんだもん…っ」
タカヒロくんの何とも言えない、舌足らずで可愛い口調が
オレ達の聴覚を刺激する
407
:
K
:2012/12/04(火) 12:02:03 ID:???
『寂しかったから、浮気したのか?』
「浮気じゃないもん…っ、オレ、ちゃんといい子にしてたもん…っ!」
『どうかな?』
「んっ、やぁ…っ、うっ、く、ふっ、ふぇっ…マキさんのばかぁ…っ」
タカヒロくんの嗚咽交じりの声に、ショーキチは腰を浮かせ
いまにも部屋へと飛び込んでいきそうな勢いだ
「マキ、さんと離れてて…っ、寂しかったけど、うっ、ひっく、頑張って、たのにぃ…
ひっ、ふぇっ…ばかマキ、っ」
『あー…ごめん、ごめん。苛めすぎたな(笑)』
マキさんの宥めるような声と共に、ちゅ、ちゅっと甘いリップ音
『マキさん、ちょっと妬いただけだよ(笑)』
「…オレには、マキさんだけだよ?」
クスクスと笑うマキさんに、甘ったるいタカヒロくんの声
『あぁ、オレにもタカヒロだけだよ』
「マキさん大好き」
その後、聞こえてきた濡れた音はここではご説明できません(汗)
408
:
K
:2012/12/04(火) 12:36:51 ID:???
(((とにかく仲直りしてよかった…)))
ホッと一息ついているオレ達が正座を崩すと
衝撃的なセリフが耳に飛び込んできた
『なぁ、ココでしちゃう…?』
「あん…っ、だめっ」
『…ダメ?』
「ん、だめ」
『じゃあ、家に帰ってコレ、入れていい…?』
ゴソゴソと衣擦れの音が襖を通して聞こえてくる
「やぁ…っ、なんで…!?」
タカヒロくんの驚いたような声
(((なんだ、なんだ…???)))
『アキラに誕生日に貰いました!!』
テンション高いマキさんの声がした後、ヴヴヴ…ウィンウィン…と何やら妖しげな鈍い音
(((えっ………!?)))
『ココにコレ入れていい…?』
「あんっ、はぁ…っ、やだぁ…っ」
『…ダメ?タカヒロの可愛いお口がコレを咥えてるとこ見たいなぁ』
デレデレと嬉しそうなマキさんの声
『なぁ、ダメ…?』
「ダメだよ…だって、オレのココに入れていいのはマキさんのおっきいのだけだもん」
ちょっと照れたようなタカヒロくんのセリフに
隣のショーキチがうっ、と呻いて股間を抑えて蹲る
『あー…やられた(笑)タカヒロが可愛すぎてマキさん心配だよ』
よしっ、即帰ろう!今すぐ帰ろう!と気合の入ったマキさんの声と共に
二人が部屋を出ていく気配に、オレ達は一斉に脱力する
マキさん、タカヒロくん…
オレ達の昂ぶった身体はいったい、どうすればいいんですか…?
教えてくださ〜い(泣)!!!!
〜Fin〜
すみません、こんなオチで(笑)
先日の某番組、チクリ情報から浮かんだ小話です
MKさんの方を向いて、必死に?懸命に説明…言い訳?するTKが可愛かったです
ガオォォと吠えた後、TKの肩にぽんっと手を置いたのはたぶんMKさん(笑)
きっと、「後でお仕置きだよ」の合図なのかなって思ってニヤニヤしていた書き手です
409
:
名無しさん
:2012/12/04(火) 16:35:14 ID:???
K様、素敵なMTK×Tを書いて頂いたばかりなのに、
またまた「きゃー」と叫びたくなるような小話ありがとうございます。
MKさんならお仕置きしそうですね〜。
私のなかではMKさん=玩具や手錠をいつも持っている=変態
なイメージがあるので(ごめんなさい、MKさん)、笑っちゃいました。
それにしても、「オレのココに入れていいのはマキさんのおっきいのだけだもん」
なんて可愛いことを言うんでしょう、Tったら。
Tバースデーのお話、当日に間に合わなくても全然結構ですので、
楽しみにお待ちしています♪
410
:
名無しさん
:2012/12/04(火) 17:37:52 ID:???
K様、素敵な小話ありがとうございます!
キャーなんて罪な子なんでしょう、Tったら(笑)
そして可哀相な新メンバーたち(笑)
MKさんて、いつもTが何か発言するたび隣でハラハラしてるイメージなんですよね(笑)
Hさんもですけど。
だから仔犬Tが吠えた時もMK兄は一瞬焦ったんじゃないでしょうか?
Aは指加えてましたしね(笑)
ほんとTはイタズラ好きな可愛い子ちゃんです。
411
:
優羽
:2012/12/04(火) 17:52:14 ID:???
MKにぃとTは…
確実に付き合ってると思います(*^^*)
イチャイチャしすぎ安定感ありすぎ
MKにぃは余裕あり気に見えて実は年下小悪魔Tに翻弄されまくってるはず
でもかわいいから許しちゃうんだな~!
MKバースデーもTバースデーも楽しみにしてます
熱くてエロい夜待ってす(^^)
412
:
K
:2012/12/07(金) 14:58:27 ID:???
409様
コメントありがとうございます!
MKさん=手錠玩具(笑)
よくわかります!!MKさんは判りやすいヘンタイですよね(笑)
Aちゃんはむっつりなんでしょうけど…
TKバースデーやっぱり間に合わず(汗)
MKさんバースデーも今年はまだアップしてないので
先にそちらをなんとか済ませてからですかね…
気長に待っていただけると幸いです
410様
コメントありがとうございます!
新メンはいつも可哀想な立場ですよね…ショーキチを筆頭に(苦笑)
オリメンにとっては末っ子のTKは可愛くてしょうがないでしょうから
いくつになっても心配してそうですよね(笑)
Aちゃんの指咥え、ほんとに可愛かったです!!
優羽様
コメントありがとうございます!
あの二人はほんとにリアル萌えが昔から多くて
絵になるカップルですよね〜
ここ最近のTVラッシュでは必ずお隣さんの二人
音楽日本ではTKがMKさんを見つめる視線があまりに熱くて(笑)
観てるこっちが照れちゃうぐらい凄かったです!
413
:
K
:2012/12/07(金) 15:06:42 ID:???
一筋の光 〜AT〜
『ただいま』
「おかえりなさい、アツシさん」
ソロの出番が終わって、楽屋へと戻るオレを出迎えてくれる
可愛い笑顔にホッと息をつく
『ありがと観ててくれて』
「すごく素敵でした」
綺麗に微笑むその目元がうっすらと赤いのに気付き
指先でそっと触れる
『目が赤いよ…?』
「アツシさんの唄を聴いてたら、なんか切なくなっちゃって」
ちょっと泣いちゃいました…そういって睫毛を震わせ目を伏せるタカヒロに
胸の奥底に封印したはずの傷が疼く
『おいで』
抱き寄せて髪に顔を埋めると、甘い匂いが鼻を擽った
414
:
K
:2012/12/07(金) 15:16:10 ID:???
『懐かしい』そんな一言では、決して片付けられないオレ達の過去
この唄を聴いたキミが何を想うのか…
そしてあの人は…
永遠に癒えない傷跡にずっと目を逸らしてきた
でも…もうそれを終わりにしよう
「あー…アツシさんの匂い」
『汗くさくない?』
グループでの出番の後のソロ
多少なりとも汗をかいているに違いなく
気になってそう訊ねると、タカヒロはふるふると首を振る
「アツシさんの匂い好きです」
『タカヒロもいい匂いだよ』
髪にキスの雨を降らせると
なぜか腕の中のタカヒロが居心地悪そうに身を捩った
415
:
K
:2012/12/07(金) 15:26:06 ID:???
『どうしたの?』
「なんかちょっと…」
『なぁに?』
モゾモゾと落ち着かない様子の
タカヒロの顔を覗き込んで訊ねる
「いや、EXのあつしに抱きしめてもらってるから」
ちょっと緊張します…そういってはにかんだ笑顔を浮かべる
『ぷっ、何それ(笑)タカヒロだってEXのタカヒロじゃん』
「そうですけど…ソロのアツシさんはまた色気が半端ないです」
『そんなことないよ』
タカヒロからの賛辞に苦笑しながら首を振ると
キラキラとした瞳をオレに向けてくる
出会った頃と変わらないその笑顔に
毎日が眩しいほどに輝いていたあの頃を思い出す
416
:
K
:2012/12/07(金) 15:33:36 ID:???
暗く長いトンネルに一筋の光が差したあの瞬間
『本気の恋人が出来たね』
そう笑ってどこへ行くにも一緒だったあの夏
新しい幕開けに不安と苦悩を抱え
オレの隣りで同じように苦しむキミを
思い遣る余裕すらなかったあの時期
気づけはキミはあのひとの隣りで笑っていた
そしてオレは…
「アツシさん…」
腕の中、遠慮がちなタカヒロの声に
現実に引き戻された
『ん?』
「あの、握手してください…っ!!」
『あはは…っ!』
真剣な瞳をしたタカヒロの突然のセリフに
思わず噴き出してしまう
「あと、これにサインも…」
ゴソゴソと鞄を漁って出してきたのは
まだリリース前のオレの新曲
『これ、オレがあげたやつ?』
「 いえ、スタッフからいただいたやつなんですけど
ちゃんとお金払いました!」
ほんとに律儀だよねこの子は(笑)
417
:
K
:2012/12/07(金) 15:38:27 ID:???
『アツシ、そろそろ…』
楽屋の扉をノックする音と同時に
マネージャーが顔を覗かせる
「じゃあ、オレもそろそろ行きますね」
サインしたCDを大事そうに仕舞ったタカヒロがそう告げた
『うん、気をつけて』
「アツシさんもお仕事頑張ってください」
綺麗に微笑んでからオレに背を向けたタカヒロのその横顔は
あまりにも美しく、そして儚く消えてしまいそうで
オレは咄嗟に大きな声で呼び止めた
『タカヒロ…っ!』
「アツシさん?…どうし、」
『愛してるから』
「…え?」
『愛してるから』
タカヒロの腕を引いて強く抱き寄せると
腕の中に閉じ込める
418
:
K
:2012/12/07(金) 16:02:02 ID:???
どうしても欲しくて、どんなことをしてでも欲しくて…
大切な仲間を裏切り、傷つけてまで手に入れた恋
オレの前では泣かないキミは
きっとオレのいないところでたくさんの涙を流してきたんだろう
『ごめんね』
溢れる想いが口をついて出る
「アツシさん、違います…
そういう時はありがとう、ですよ?」
オレの弱さすら包み込んでしまう
ほら、この子はこんなにも強いんだ
『こんなオレを受け入れてくれて…
そして愛してくれてありがとう』
失くしたくないその温もりを、腕の中に強く抱き込む
419
:
K
:2012/12/07(金) 16:12:10 ID:???
『絶対に泣かせるなよ』
いつかのマキさんの言葉
悔しいぐらい大人なあのひとは
一言そういって、オレの頭をぽんっと撫でてくれた
『マキさんごめん』
オレにはタカヒロじゃなきゃダメなんだ
タカヒロがいないと呼吸が出来ない
指を絡め、きゅっと繋いだ手
『この手は何があっても離さない』
胸に刻んだ永遠の言葉と共に
タカヒロの唇にそっと誓いのキスを落とした
420
:
K
:2012/12/07(金) 16:37:37 ID:???
次の現場へと向かう車の中
コートのポケットに手を入れて
一枚の紙切れをそっと 掴み出す
ところどころ変色してしまった小さな紙切れに美しい文字
「アツシさんはひとりじゃない」
名前の記されていないこの紙に
あの頃どれだけ救われただろう
どれほどの想いでこれを書いてくれたのか…
こんなにも綺麗な字を書く人間は
身近にたったひとりだけ
この一枚の紙切れが
オレ達の運命を結びつけたんだ
切れに美しい文字
「アツシさんはひとりじゃない」
名前の記されていないこの紙に
あの頃どれだけ救われただろう
ゆったりとシートに凭れ、目を閉じる
閉じた瞼に浮かぶのは
もうあの頃の泣きそうな顔じゃない
それは、オレの隣りで幸せそうに微笑む顔だった
『愛してるよタカヒロ」
〜FIN〜
Aちゃん新曲の世界観で
MKT←AからのAT'…みたいな(笑)
完全な自己満足です(笑)
421
:
K
:2012/12/07(金) 16:52:07 ID:???
すみません(涙)
慣れないスマホから更新すると時々変になるんですよね…
最後の…
切れに美しい文字
「アツシさんはひとりじゃない」
名前の記されていないこの紙に
あの頃どれだけ救われただろう
この部分は無視して読んでください
すみません最後の最後にポカやりました(苦笑)
こんなんですが、読んでくださった方ありがとうございます!
422
:
名無しさん
:2012/12/08(土) 05:38:51 ID:???
K様
素敵なお話更新ありがとうございます!
なんだかせつないお話ですが、まんざら好きです(笑)
今日はTの誕生日ですね。
たくさんの人に祝福され愛される絵が浮かびますね〜
そして!我らがMTKさんも期待を裏切りません(笑)
Tおめでとう、またAO/Sやろうね(その前に何やら焦ってますが笑)と。
優しいなあと感動すると共に、もう呼び捨ては公式なんだなと目頭が熱くなりました←
423
:
名無しさん
:2012/12/10(月) 15:32:21 ID:???
K様、更新ありがとうございます。
Aちゃん、MKさんからT奪っちゃったんですか?
うわ〜ん、切ないです。どっちも好きなCPなので・・・。
でも私も切ないお話、好きです。
歌番組でふたりが並んで歌ってるとやっぱり嬉しいですね。
今年もらいさんばかりなのがちょっと残念ですが。
ANLとかB&Aとか歌って欲しいです。
次回の更新、お待ちしています♪
424
:
K
:2012/12/12(水) 17:13:14 ID:???
422様
コメントありがとうございます!
Tの誕生日にコメントをいただき凄く嬉しかったです!
Aちゃんの新曲を聴いて妄想した切ないお話…
書き手も切ないお話は読むの大好きです!
書くのは…なかなか難しいので今回はさらっとな感じで深くは書きませんでした
MTK兄貴の呼び捨てにはドキッとしましたね〜
いつのまに呼び捨て…なんかあったのか!?と勘ぐってしまう(笑)書き手です
呟いただけでなく、バンドメンバーでお祝いとかしなかったのかなぁ…
なんて妄想は爆発しまくりです
そして、まさかのT誕生日話はMTK×Tからです(笑)
MKさん、Aちゃんごめんね…
今日は途中までですが楽しんでいただけると幸いです
423様
コメントありがとうございます!
そうなんですよ〜MKさんからTを奪っちゃったAちゃんです(笑)
Aの新曲が切なくて、なんとなくこんなお話を書いてみました
書き手自身、AもMKさんも大好きなので…どちらかを選ぶなんて
かなり難しい…というか選べないですね(笑)
なので、深くは書かずにさらっと書いただけなんです(笑)
冬はやっぱりATバラード聴きたいですよね〜
某新曲も…えっ?Tはそっち側?なんて思ってしまいました(苦笑)
うーん…まぁ色々とありますね
とりあえずTバースデー話を楽しんでいただけると幸いです
425
:
K
:2012/12/12(水) 17:20:24 ID:oxYGjdbg
12月8日 〜MTK×TK〜
12月8日
毎年、派手に盛り上がる我らがプリンス
タカヒロくんの28回目の誕生日
スタッフを交えた一次会&二次会を終え
今はメンバーだけで三次会
気心知れたメンバーだけになると
場の雰囲気も一気にオフモードへと変化する
座敷の隅に大の字で眠るナオキくんに
キス魔になってメンバーに襲いかかるマツさん
いつもと変わらない様子に思わず笑みを零すと
隣りに座るタカヒロくんがオレのグラスへと
手を伸ばすのが目の端に映った
426
:
K
:2012/12/12(水) 17:23:07 ID:???
『タカヒロくん、大丈夫っすか?かなり呑んでますけど…』
誕生日の主役ともなれば、呑まされる量も半端ではなく
一見、顔色の変わらないタカヒロくんも、すでに相当なアルコールを摂取しているはずだ
心配になって訊ねると、ビールをひとくち口に含んだタカヒロくんが
アルコールのせいか潤んだ瞳をオレに向けてくる
「なぁ、ショーキチ…」
『はい』
「オレって、魅力ないかな…?」
『…ほぇ?』
一瞬、質問の意図が判らず間抜けな声が出てしまった
427
:
K
:2012/12/12(水) 17:27:18 ID:???
「だーかーらー、オレってさぁ…魅力ない…かな?」
『えーと…それって、どういう…』
潤んだ瞳を不安げに揺らし、ふっと目を伏せるタカヒロくんは
同性のオレから見ても、じゅうぶん魅力的な人だと思う
「なんかさぁ、余裕なんだよね…」
『はぁ、』
「オレより大人だからさ、焦るとかないし…
いっつも余裕で落ち着いててさ…なんか、オレばっか…」
(…もしかして、これは恋バナですか?)
『いま、お付き合いしている人ですか?』
「あ?うん、まぁ…うん、そうなんだけど…」
照れ臭そうに口ごもるタカヒロくんは
年下のオレから見ても可愛らしい
428
:
K
:2012/12/12(水) 17:32:26 ID:???
『年上なんですね?』
「うん、かなりねー」
『へぇ、そうなんですか…』
タカヒロくんからの思いがけない告白にドキドキしながら、耳を傾ける
「今日だってさ…もしよかったらって、ヒロさんが言ってくれて…
でも、せっかく仲間とお祝いしてるんだからオレは遠慮するよって…
オレの知らない世界で知らない人達と付き合いがある人だから…
なんか、オレばっかり嫉妬してさ…時々、不安になる…」
『そうですか…』
淋しそうなその横顔に、なんて言って励ましてあげたらいいか
懸命に言葉を探す
「あー、もうっ嫌だわー」
『た、タカヒロくん?』
グラスに残ったビールを一気に飲み干すと
弱々しい声でポツリと呟いた
「女々しい自分が嫌になる…はぁ」
『メールしてみたら、どうですか?』
「えー…いいよ。きっと今頃、友達と呑んでる」
そう言いながらも、その横顔はやっぱり淋しそうで
オレの胸までちょっと痛くなる
タカヒロくんにはいつだって笑顔でいて欲しいんだ
429
:
K
:2012/12/12(水) 17:50:27 ID:???
「よし、呑むぞ!」
そういって勢いよく立ち上がったタカヒロくんは
フラフラとした足取りで、ある獲物に向かっていく
「ナオキー、オレより先に寝るなー」
『ぐえっ、タカヒロくん⁈』
畳で大の字のナオキくんの腹の上に馬乗りになると
肩を掴んでユサユサ揺すりだした
「オレの誕生日だぞっ!もっと呑みなしゃい!」
『いやいや、酒はもう…それより一緒に寝ましょう!』
寝ぼけているナオキくんにグッと抱きしめられ
ジタバタもがくタカヒロくん
「うわっ⁈く、くるし…」
『おいっ、ナオキ!たぁくんを離せ!」
慌てて駆けつけてくるのはてっちゃん
「うぅ…オレが欲しいのは、こんなゴツゴツの筋肉じゃな、い…っ」
ナオキくんにぎゅうぎゅう抱きしめられるタカヒロくんの瞳から
突然ポロポロと涙が零れ落ちた
430
:
K
:2012/12/12(水) 17:57:54 ID:???
「うっ、ふぇ…っ、う、く…っ」
『た、タカヒロくん?!』
『タカヒロっ、大丈夫か?」
こんなとき、いつも真っ先にタカヒロくんの元へ
飛んでくるのはマキさん
ナオキくんからタカヒロくんを力技で引き剥がすと
その身体をぎゅっと抱きしめる
「っ、マキしゃーん…」
『今日はオレと一緒に帰るか?うん?』
マキさんの声は蕩けるように甘い
(うわ、口説かれてるし)
呑みすぎで眠いのか
マキさんの腕のなかでくたりとしているタカヒロくんに
ハラハラしていると
畳の上に放置されていたタカヒロくんの携帯が
ブルブル震えているのに気付く
ふと目にしたディスプレイに浮かぶのは……
(ん?…モトカツ…???)
『モトカツって…あの…ドラムの!?』
うっかり声に出してしまい慌てて自分の口を塞いだ
431
:
K
:2012/12/12(水) 18:01:44 ID:???
一度切れても、ひっきりなしに震える携帯 に
慌ててタカヒロくんを呼ぶ
『タカヒロくん!』
「…あ?」
『携帯鳴ってます!あの、たぶん…あの、タカヒロくんの…』
「……知らない」
『えっ?』
「そんなの…知らないもんっ!」
マキさんの腕の中でふるふると首を振る
そしてそんなタカヒロくんの耳朶に何かを囁いているマキさん
(このままじゃマキさんにお持ち帰りされちゃうんじゃ…)
本気で心配になったオレは
(タカヒロくん、ごめんなさいっ!)
胸の中でそう謝ると、こっそりタカヒロくんの携帯を手にして
急いでトイレへと駆け込んだ
432
:
K
:2012/12/12(水) 19:15:12 ID:???
ドキドキしながらトイレの個室でタカヒロくんの携帯を開く
『うわっ?!』
ずらっと並ぶ着信履歴の数にヒビりながら
メールを確認すると
『店を出るときにメールしろ。迎えにいくから』
想像したとおり、それはモトカツさんからのメールで
(もしかして、タカヒロくんの恋人って…)
先程のタカヒロくんとの会話を思い出していると
『ひっ?!』
手の中の携帯が突然震え出して
思わず落っことしそうになり慌てる
『ど、どうしよう…っ、モトカツさんだ…っ!』
モトカツさんからの電話に
オレの心臓は破裂しそうなほど高鳴っている
『うぅー……、タカヒロくんっ、ごめんなさい…っ!』
迷いに迷ったあげく、勇気を振り絞り通話ボタンを押した
『…タカヒロか?』
「あっ、あの、あの…っ、EXのショーキチです、こんばんは!
…じゃなくて、えーと…あの、あっ、タカヒロくんが…』
433
:
K
:2012/12/12(水) 19:20:53 ID:???
それから30分後……
突然、個室の扉が開くと同時に
予想外の人物の登場にシーン…と静まり返る部屋
でもそんな異様な空気にも臆することなく
その人物は…モトカツさんはヒロさんに軽く頭を下げてみせた
『ヒロさん、ご無沙汰してます』
『あっ、あぁ』
『すみません、かなり呑んだみたいで…迎えにきました』
『いや、わざわざ申し訳ない』
『いえ、オレの方こそ誘っていただいたのにすみませんでした』
二人の会話に全員が耳を傾ける
『かなり淋しがってたから…』
苦笑いのヒロさんにもう一度、頭を下げたモトカツさんは
タカヒロくんの元へと歩み寄る
434
:
K
:2012/12/12(水) 19:34:11 ID:???
『タカヒロ、帰るぞ』
「……なんで、いるの?」
マキさんの腕の中から顔を上げたタカヒロくんが
唇をむぅ、と尖らせて呟く
『迎えにきた』
「……オレ、怒ってるもん」
『知ってる。文句なら後でいくらでも聞いてやる…だからおいで』
「………」
『ほら』
タカヒロくんに向かってモトカツさんが両手を差し出すと
タカヒロくんの瞳がふにゃりと泣きそうに歪んだ
「…抱っこ?」
『あぁ、抱っこしてやるから来い』
甘えるようなタカヒロくんの声に応える
モトカツさんの声音もただひたすらに優しい
そして軽々とタカヒロくんを抱き上げたモトカツさんは
部屋の入口で一旦立ち止まると、メンバーの方へと振り返る
『タカヒロ、ほら挨拶』
「あい。今日はありがとごじゃいました…おやしゅみなしゃい」
モトカツさんの腕の中でペコリと頭を下げたタカヒロくんは
そのままモトカツさんと共に去って行った
『いまのって…いまのって…』
『ひ…ヒロ、ヒロさん…っ!いまの、』
『う、あー……まぁ、な』
言葉を濁すヒロさんに、苦虫を噛み潰したような表情のマキさん
『え、え、え…えぇーーっ?!』
驚愕の事実に、酔いも一気に醒めた夜でした
435
:
K
:2012/12/12(水) 20:15:17 ID:???
TKバースデー話がまさかのMTK×Tで、すみませんっ!!(汗)
MKT、ATの後に余裕があったら書きたいなぁ…と思ってたのに
まさかこちらが一番最初に更新になるとは書き手もビックリです(笑)
それぐらい今、一番書きやすいCPでもあるんですが…
とりあえず長ったらしい前半が終わったので、次回後編をアップします!
その後、MKTバースデーの予定です
読んでくださった方々、ありがとうございます!
436
:
名無しさん
:2012/12/12(水) 21:44:50 ID:???
K様、更新ありがとうございます。
「…抱っこ?」「あい。今日はありがとごじゃいました…おやしゅみなしゃい」
ダブル撃沈!T、可愛すぎです〜。
後編が楽しみです。でその次はMKTバースデーなんですね。嬉しいです。
こちらはとうとう雪が降りました。まだ積もったという程ではないですけど。
寒い日が続いていますので、お身体に気をつけてくださいね。
次回の更新、お待ちしています♪
437
:
名無しさん
:2012/12/12(水) 22:27:30 ID:???
K様今晩は。
MTK×Tの誕生日話、めっちゃ嬉しいですありがとうございます!
そうなんですよね〜、MTKさん大人だから、Tに関してはちょっと余裕ないMTKさん見てみたいなと思ってたんです。
後編楽しみに待ってます^^
そうそうMTKツイのTあるあるに撃沈です。
俺に愛されすぎているってMTKさーんw
もうやられっぱなしの放浪メン頑張って!(笑)って感じですね(^-^;
438
:
名無しさん
:2012/12/13(木) 14:35:01 ID:???
更新ありがとうございます!
SKグッジョブですね〜(笑)
苦虫を潰したような顔MK兄も何だか笑えますし←コラ
あと毎回思うんですがK様のTは、怒っても可愛いんですよねぇ、たまりません(萌)
MTKさん何度も電話しちゃって、気になるなら素直に参加したら良かったのに(笑)
後編のお話を楽しみに待ってます♪
439
:
名無しさん
:2012/12/13(木) 21:25:05 ID:???
K様〜更新本当にありがとうございます。こちらの話を読むのが何より幸せ〜な時間となっております。
MTKさん、素敵すぎてリアルに惚れてしまいました…。
440
:
K
:2012/12/24(月) 10:11:00 ID:???
436様
コメントありがとうございます!
Tのセリフ気に入っていただき嬉しいです〜!
あのセリフは書き手も好きだったりします(笑)
酔っ払って舌足らずなTは可愛いですよね、きっと。
そちらでは雪が降ってるんですね
記憶違いだったら申し訳ないですが、確か昨年は雪かきでお怪我されたんでは?
積雪の多い場所では毎年大変だと思いますが、怪我などなさいませんよう
気を付けてくださいね
437様
コメントありがとうございます!
MTK×T話、楽しんでいただけたようで書き手も嬉しいです!
MTKさん年下の可愛い恋人が心配で、実は結構ヤキモチ妬いてるはずです(笑)
でもそこは大人の余裕で見せないよう必死(笑)なのでTがひとり拗ねてるという…
ほんとうに書いていて楽しいCPです
兄貴の呟きは常にチェックしてますが…愛され過ぎてるの件…撃沈しました!
愛されてるなら判りますが…愛され過ぎてるって…兄貴ーーー!!最高です!!
かなりテンションTKになった書き手です(笑)
続きも楽しんでいただけると幸いです
438様
コメントありがとうございます!
すっかり亀更新で申し訳ないですが…
SKに関してはいつもあんなポジションに(苦笑)なんだかほんとにT大好きな
忠犬ハチ公なイメージがあります←SKごめんね!!
MKさんは…ほんとにTを愛してると思うんですよね
だからTが幸せならとMTKさんに任せたものの、諦めきれないという(笑)
MTKさんが迎えに来てからの二人の続きを楽しんでいただけると幸いです
439様
コメントありがとうございます!
幸せな時間だなんて、言っていただき書き手としては嬉しい限りです
読み手の皆様にはいつも温かいコメントをいただき感謝の気持ちでいっぱいです
リアルMTKさんはとても素敵な男性なのでそのイメージを崩さないよう
頑張って書いています(笑)
なので惚れていただき嬉しいです〜!!
続きも楽しんでいただけると幸いです
441
:
K
:2012/12/24(月) 11:09:31 ID:KPEdTHg.
今ではすっかり自分の家以上に落ち着くモトカツ家のソファの上
膝に抱っこされた状態で、モトカツさんの首にしがみ付くオレの髪に
甘いキスの雨が降る
『呑みすぎだ、酒臭いぞ』
「んぅ、こっちにも…ちゅう、」
唇へのキスを強請るように顔を上げると
モトカツさんの眼差しがこれ以上ないほど柔らかくなる
オレを見てふっと笑うこの優しい表情が大好きで、愛おしくて
自分から噛み付くように口付けた
442
:
K
:2012/12/24(月) 11:11:37 ID:???
「ん、んん…っ、ふぁ、っ?!」
『どうした?』
「な、んで…っ、脱がす、の…?」
『脱がしたいからだろ….?』
熱い舌に絡め取られ、口腔内を蹂躙されていると
シャツの裾から忍び込んできた手があっという間に首からシャツを抜き取ってしまう
「むっ…えっちしないもん!まだ、怒ってるし!」
逞しい胸板を掌で懸命に押し返して必死に抵抗を試みる
『キスはするのに、えっちはしないのか?』
「しないの!」
キッパリと告げ、むぅと唇を尖らせるオレに
モトカツさんはくくっ…と可笑しそうに笑うだけ
443
:
K
:2012/12/24(月) 11:16:49 ID:???
『いったい、なにをそんなに怒ってるんだ?』
耳朶にそっと囁かれ、思わず身体がぴくんっと震えたその瞬間
ジーパンのウェストの隙間から大きな手が差し込まれ
いやらしく尻を撫で回し始める
「ひっ、ぁ…モトカツさん…っ」
『ん?…なんだ?』
「っ…あ、お尻ダメ…っ」
『気持ちいいだろ?』
背筋を走る甘い痺れに弱々しく身を捩る
「耳、舐めちゃ、いやぁ…っ」
カリッと耳朶を甘噛みされた後、熱い舌でぴちゃっと舐め回され
聴覚にダイレクトに響く卑猥な音に腰がぞくんっと痺れた
444
:
K
:2012/12/24(月) 11:19:33 ID:???
『まだ怒ってるのか?』
「うっ、ふぇ、っ、だっ、てぇ…」
モトカツさんの愛撫にすっかり身体の力が抜けてしまい
グズグズのオレに額をコツンと合わせて訊いてくる
『何を怒ってるのか、ちゃんと言ってみろ…ん?』
「……と呑みにいった」
『あ?』
「ミヤビさんと呑みにいったでしょ!」
『あ、あぁ…それがどうし、』
「オレ聞いてないもん…っ!」
頬をぷうっと膨らませ拗ねた表情のタカヒロに怒っていた理由を察する
『あー……』
445
:
K
:2012/12/24(月) 11:21:41 ID:???
「この前の歌番組、ミヤビさんと初めてお会いして挨拶させていただいて…
そしたら言われたんだ。今日、モトカツと呑みにいくけどタカヒロくんも来るの?って…
オレ、聞いてなかったし」
そう言って寂しそうに目を伏せるタカヒロの額にちゅっ、とキスを落とす
『それで拗ねてるのか?』
「………」
『違うのか(笑)?』
「……違く、ない」
『くくっ…』
意地っ張りなタカヒロが可愛くて、思わず笑ってしまうと
タカヒロがジロッと大きな瞳で睨んできた
「もう、ずるい…」
『何が?』
「だって…オレばっかり、嫉妬してる」
『そんなことないだろ』
「っ、あるよ!モトカツさんいつも余裕だもん!」
446
:
K
:2012/12/24(月) 11:38:42 ID:???
泣きそうに顔をくしゃっと歪めるタカヒロを抱き寄せ、真実を告げる
『あのな…ミヤビはあの日、ほんとはタカヒロを誘いたかったんだよ』
「え?」
『だけど、あの日はメンバーと食事に行ったろ?』
「…うん」
12月は歌番組への出演も増える時期で
そうなると番組終わりにメンバー揃って食事に行くことも多くなる
残念がる顔を見たくなかったから黙ってた、ごめんな…と謝られて
優しくキスをされたら、それ以上怒ることなんて出来ない
『また、今度な?』
「ほんとに?」
『あぁ、ミヤビの他にもお前に会わせろって煩いのがいっぱいいるぞ』
「え?」
『おじさんばっかりだけどな(笑)』
「オレ、おじさん好きだもん」
『どのおじさんだ(笑)』
「目の前にいるカッコいいおじさんですよ」
やっと綺麗な笑顔を浮かべたタカヒロの愛らしさに微笑むと
甘く柔らかい唇に深く口付けた
447
:
K
:2012/12/24(月) 12:31:33 ID:???
「ふっ、ふぁ…っ、あ、あんっ」
『ほら、もっと腰動かしてみろ』
「うっ、ん…んんっ、こ、う?」
ソファに座ったモトカツさんに跨り懸命に腰を揺する
「あんっ、」
『ここか?』
モトカツさんの硬い切っ先が、オレのいいトコロを突いて
その快楽の深さにモトカツさんの肩にしがみ付いて背筋を震わせる
「ひっ、やぁ、ん…あっ、あ、」
『中はどうなってる?』
ふるふると首を振ることしか出来ないオレに
モトカツさんが意地悪く訊いてくる
「グチャグチャいって、る…すごい、の、いっぱい…あ、んっ?!」
繋がったままソファに横たえられ
左右に大きく脚を開かれた
448
:
K
:2012/12/24(月) 12:34:31 ID:???
『丸見えだな』
「やぁ…っ!ん、はぁ、っ、ん、んっ」
『こら、手を噛むな』
漏れる嬌声が恥ずかしくて、無意識に口に押し当てていた拳に歯を立ててしまう
「うっ、だって…へん、な声、でちゃ、う…っ」
『オレしか聞いてないだろ?』
「あ、あっ、ん、んんっ、やぁ…っ」
激しく揺さぶられ翻弄されていると
突然、モトカツさんの怒張がズルっと襞の中から抜け出て行く
「あっ、ふぁっ、やぁ…っ?!」
そのまま身体をコロンと返されると、腰をぐっと突き出すような格好にされる
「な、な、に…っ?ひっ、あ…っ!」
尻の肉をグッと開かれ、ズチュっと埋め込まれる熱い塊
449
:
K
:2012/12/24(月) 12:37:59 ID:???
「ふっ、やっ、やだ…っ、これ、やだっ、モトカツさ、たすけ、やぁ…っ」
『タカヒロ、痛いか?』
「ちが、こわっ、い、…怖い…っ、だっこが、いい…っ」
いつもより、深いトコロまで抉られる感覚が怖くて懸命に訴えると
一旦動きを止めたモトカツさんに正面から抱かれてホッと息をつく
「もっ、だめ、あふっ、ん、っ、いっちゃ、う…よぉ」
モトカツさんのいつになく激しい動きにしがみ付くのが精一杯のオレに
甘い囁きが落ちる
『オレ以外の男にあんまり甘えるなよ?』
「あ、あっ、あ、ふぁっ、いっちゃ、ん、んぅ、あぁーーっ!!」
約束するようにコクコクと頷くと
身体の最奥に熱い飛沫を感じたのと同時に目の前が真っ白にスパークした
『誕生日おめでとう、タカヒロ』
耳に落とされた甘い声と、頬に触れる優しい感触
大好きな人の腕に抱かれて眠るオレの顔は、これ以上ないほど幸せな表情だったに違いない
〜Fin〜
450
:
K
:2012/12/24(月) 13:33:14 ID:???
まさかのH×T小話です(笑)
苦手な方はスルーでお願いします
12月8日 〜H×T〜
『ふぅ、終わりそうにないな…』
デスクに山積みの書類を前に思わず溜息をつく
これでは二人での食事もキャンセルせざるを得ない状況に
苦々しく思いながら、書類の山に埋もれる携帯に手を延ばした
451
:
K
:2012/12/24(月) 13:35:26 ID:???
『マキか?悪い…あ?あぁ、間に合いそうにないんだ…
あぁ、タカヒロを誘って一緒に行ってくれるか?
あ?…まっちゃんも?いや、大丈夫だ。タカヒロも喜ぶだろ…
店には連絡しておく』
電話の向こうのマキにタカヒロをよろしく頼むと告げて通話を切ると
天井に向かってもう一度大きく息を吐き出した
「蕎麦と焼き鳥!」
誕生日に何が食いたい?
そう訊ねたオレにタカヒロから威勢よくかえってきた返事
『誕生日ぐらい、他にないのか(苦笑)?』
「だって、オレとヒロさんの大好物だもん!」
いつもと変わらないメニューに苦笑いするオレとは対照的に
とても嬉しそうな笑顔を浮かべた恋人を思い出す
452
:
K
:2012/12/24(月) 13:45:02 ID:???
久しぶりの二人きりでの食事すら叶えてやることが出来ないことを
申し訳なく思いながら、気持ちを切り替えるべく目の前の書類に視線を落とした
それから間もなくして、静かな部屋に響き渡る着信音
相手がマキからだと判ると、すぐに応対する
『どうした…え?断られた?なんで、また…いや、あぁ…わかった。
ん?あぁ、ふたりで行ってもらって構わない。悪かったな。』
マキが言うには、タカヒロに電話して食事に誘うも
忙しいからと断られたらしい
レストランもったいない…そう呟くマキに苦笑いしながら
まっちゃんと行ってこいと快く送り出した
453
:
K
:2012/12/24(月) 13:47:16 ID:???
『それにしても忙しいって…あいつ今日は夕方までだろ?』
夜は仕事が入ってないはずのタカヒロのスケジュール
なんだか腑に落ちないオレはすぐさまタカヒロに電話する
『もしもしタカヒロ?』
「あっ、ヒロさん…」
すぐに繋がるも外にいるのか背後がガヤガヤ騒がしい
「あっ、それと色違いで…はい、すみません」
『おい、タカヒロ?』
「あ、ごめんなさい」
『おまえ、いまどこだ?』
「えっ?あっ、他店にはあるんですか?」
誰かと喋っているのか、オレとの会話が全く噛み合わない
454
:
K
:2012/12/24(月) 13:48:39 ID:???
『………タカヒロ』
「えっ?あっ、ごめんなさい…なんだっけ?」
『……だからどこにいるんだ?』
噛み合わない会話に苦笑しつつ、居場所を確認する
「あー、えー…はい、大丈夫です!」
『っ…おい!』
「ヒロさんごめん!オレ忙しいから、また後で!」
『はっ?』
「仕事頑張って終わらせて帰ってきて。あっ、でも無理しちゃダメですよ?
待ってるから!」
居場所を確認出来ないまま、慌ただしく電話が切られる
『…なんなんだ、いったい、』
455
:
K
:2012/12/24(月) 13:50:48 ID:???
いったい、どこで何をしてるのか次第に心配になってくる。
もちろんマネージャーは一緒だと思うが…
タカヒロに関してはついつい必要以上に過保護になってしまう自分自身を自覚しながらも
傍から離したくないのは今も昔も変わらない
その後早急に仕事を片付けると、恋人の待つ家路へと急いだ
456
:
K
:2012/12/24(月) 13:52:17 ID:???
引っ越したばかりの真新しい新居
ずっと同居を渋っていたタカヒロを半ば強引に押し切るような形で
二人での生活をスタートさせた
オレにとってはタカヒロの匂い、そして温もりを感じることが出来るこの空間が
今ではどこよりも落ち着く場所になっている
必要最低限の家具しか配置されていない広いリビングに入ると
先日届いたばかりの天井につきそうなほどのクリスマスツリーがまず目に入る
457
:
K
:2012/12/24(月) 13:54:05 ID:???
12月に入ってすぐのある日
「ヒロさん、あのね…」どこか遠慮がちにそう切り出したタカヒロを促すと
今年の誕生日プレゼントに欲しいものがあるんだと口を開いた
滅多にオレに強請ることをしないタカヒロに
珍しいこともあるもんだと訊ねると
「おっきなクリスマスツリーが欲しい!」
そう叫んだ可愛い恋人を思い出す
それからネットで探しまくって購入したこのツリー
458
:
K
:2012/12/24(月) 14:02:40 ID:???
『………おっ?』
よく見ると今朝まではシンプルな飾り付けのみだったツリーが
色鮮やかなオーナメントによって美しく煌めいているのに気付いた
『凄いな…』
そしてツリーの下には子供のように身体を丸め眠るタカヒロがいて
その愛らしい姿に思わず目を細める
『もうサンタからプレゼントが届いたな(笑)』
スヤスヤと眠るタカヒロにゆっくりと近づいていくと、その寝顔を覗き込む
安心しきったような穏やかな寝顔は、オレにとってなによりも特別なプレゼントだ
守っていきたいものがこの腕の中に
確かに存在することに感謝しながら
『誕生日おめでとうタカヒロ』
そう囁いて、うっすらと開いた愛らしい唇にキスを落とした
459
:
K
:2012/12/24(月) 14:15:24 ID:???
「んぅ…あっ?ヒロさん…おかえりなさい」
うっすらと瞼を開けたタカヒロが、目を擦りながら起き上がる
『あぁ、ただいま…食事ごめんな、行けなくて』
「ううん、食事ならいつでも行けるから」
大丈夫、そういって笑顔を見せるタカヒロの目の前に
白い箱を翳して見せる
『ケーキ買ってきたぞ 』
せめてものお詫びにとタカヒロお気に入りのケーキ屋で買ってきたバースデーケーキ
「やった!」
『あと、これ…マキから』
ケーキに喜ぶタカヒロに
帰り際、食事を終えたマキとまっちゃんが事務所に顔を出し
マキから手渡された紙袋をタカヒロに渡す
「ん?…なんだろ…うわっ?!」
『どうした?』
タカヒロが袋から取り出したのはピンクのフリフリエプロン
『マキのやつ』
やたらと笑顔だったマキの顔を思い出して思わず舌打する
「ねぇ、ヒロさん」
『…あ?それは捨てていいからな』
苦々しく思いながらケーキを冷蔵庫へと運ぶためキッチンへと向かう
「ねぇ、ヒロしゃん」
『ん?』
舌足らずなタカヒロの声に振り返ると
服の上からエプロンを身体にあてたタカヒロが
綺麗な笑みを浮かべてひと言
「……裸エプロン、する…?」
小首をこてんと傾げてのタカヒロのセリフに
オレの思考は一瞬にしてフリーズ
手にしたケーキの箱を動揺のあまり床に落とさなかっただけでも
褒めてもらいたいものだ
〜fin〜
まさかのHT(笑)
苦情は受けつけません(笑)
次はMKTです!
お待たせしてしまいすみませんっ!
いつもありがとうございます!
460
:
K
:2012/12/24(月) 20:31:50 ID:???
キミと過ごすクリスマス 〜MK×T〜
『ふぅ…寒い日はコーヒーが身に染みるぜ』
クリスマスイブだというのに事務所で打ち合わせ中のオレ
ちょっと休憩の合間にコーヒーを飲んでいると
ガラス張りの会議室の向こう側、見慣れた横顔が映り慌てて部屋を飛び出した
『た、た、た…っ、タカヒロくん…っ!!!!』
「あっ、ショーキチ」
オレの焦ったような呼びかけに爽やかに振り返ったのは
我がグループのプリンセス…いや、プリンスか…タカヒロくんだった
『ど、ど、どっ…どうしたんすかっ!?』
「へっ?」
『そんなか、か、か…っ』
「かか?」
『可愛い、格好して…っ!!』
オレがさっきから何をそんなに動揺して噛みまくっているかというと
それはタカヒロくんの恰好があまりにも可愛いから!!
ここ最近愛用のライダースジャケットのワイルド系ではなく
綺麗なブルーのカーディガンに黒縁の眼鏡…髪型もなんか違って見える
「あー……」
オレの指摘に照れ臭そうに笑うタカヒロくんは、女の子みたいに可愛い
禁句だから口にはしないけど
「これ、変かな…?」
『ちょー、可愛いっす!!…あ、やべっ、いっちゃった』
「ふふっ、ありがと。実はこれ、マキさんからのプレゼントなんだ」
そういってハニカミながら教えてくれるタカヒロくんは
幸せオーラに溢れている
『あの…っ、すみませんっ!』
そのあまりにも可愛らしい笑顔を見せるタカヒロくんに
とうとう我慢できなくなったオレは一言謝ってから勢いよく抱き着いた
「っ…うわっ!?」
『タカヒロくん、めっちゃいい匂い!!食べちゃいたい、甘ーい!!』
タカヒロくんって背は高いのに、こうやって抱きしめると華奢なんだよなぁ…
あー、いい匂い…
ぎゅうぎゅう抱きしめて、くんくん匂いを嗅ぐオレに
さすがのタカヒロくんも苦笑い
「く、くるし…っ…ショーキチ…っ」
『タカヒロくん、大好きっす』
「あっ、」
『ほぇ?……っ、うぐっ!?いってぇ…』
いきなり首根っこを掴まれ、そのまま思いっきり引き剥がされた
『ショーキチ、お前はオレのモノになにしてくれちゃってんの?』
『まぎざん…』
そこには普段のジェントルなオーラも一切ないマキさんの姿
『大丈夫か?タカヒロ』
「うん」
お互いを見つめ合って微笑む二人の姿に、もしやと思って訊ねる
『もしかして…これからデートすっか?』
「うん、マキさんの仕事が早く終わったから」
嬉しそうなタカヒロくんにぽつりと零す
『いいなぁ』
『いいだろー』
勝ち誇ったようにふふんっと笑うマキさん
同じ男として羨ましいっす
『タカヒロくん男祭りはどうすんですか?』
先日の歌番組ではクリスマスの予定を訊かれたタカヒロくんは
皆で男祭りだと言っていた
てっきり今日はオレ達と一緒に過ごすと思ってたのに…
「あー…、それは明日ね」
しょぼんとするオレにタカヒロくんが優しく気遣ってくれる
『タカヒロ行こうか…ほいっ』
「うん、ダイスケさん」
普段メンバーにも見せないような優しい顔で
マキさんがタカヒロくんにそっと手を差し出すと、タカヒロくんも笑顔で
その手を握り返す
手を繋ぎ、お互いだけを見つめて歩いていく二人の背中は
ラブラブオーラに包まれていて…
『オレも恋がしたーい!!!!』
思わずそう叫んだ今年のクリスマスイヴでした
Fin(笑)
MKTなのにMKTの要素があまりないですが(笑)
TKのあまりの可愛さに撃沈しながらアップしました〜!!
あのカーデがマキさんぽいなぁ…と思った書き手です
461
:
名無しさん
:2012/12/24(月) 20:39:08 ID:???
K様、更新ありがとうございます。
クリスマスイヴにこんなに素敵なお話を読むことができて、とっても嬉しいです。
昨シーズンの冬のとても寒い日に外の階段で転んで
ちょっとした怪我を致しました。
覚えていてくださって光栄です。
今シーズンはあのような失態をしないように気をつけたいと思います。
お気遣いありがとうございます。
MTK×Tのえち、さすがK様ですね。エロくて素敵でした。
やきもち妬いて拗ねてるTやえちのときまで
「抱っこ」って言うT可愛すぎです〜。
それとTの裸エプロン見たいです。
次はMKTなんですね。楽しみです。
次回の更新、お待ちしています♪
462
:
さらら
:2012/12/24(月) 20:52:44 ID:???
K様、この時期に更新してくださって、ありがとうございます!!
個人にとって、最高のクリスマスプレゼントになりました(涙)
嬉しすぎてテンションTKになって、職場でにやけが止まらなさそうでした(笑)←危ない
なんてそんなに格好いいのーMTKさーん!格好よくて惚れますっ
MTKxTの抱っこ、本当に定番ですね。なんてそんなに似合うのよ!このお二人ったら(笑)
もちろん、騎●位も、萌え過ぎて死にそうぐらいです(笑)なるほど、Tはおじさんと似合いますねー(違)
そして、まさかのHTですね!
実はずいぶん前からK様のHTを見てみたかったんですが、今回書いてくださって、超嬉しいです♪やっぱり可愛いですねーHさん、褒めるべきです(笑)
またもう一人のおじさん(Hさん)を誘惑して、反則ですっ
今日も幸せな一日をいただきました\(//∇//)\ありがとうございます。
これからのMKTも、楽しみにしてます♪
K様も、素敵なクリスマスが過ごせますように♪
463
:
名無しさん
:2012/12/24(月) 20:53:18 ID:???
コメントを入力しているうちに、MKTが更新されててびっくりしました!
確かにTって背は高いけどちょっと華奢な感じですよね。
抱きついたことないのでよくわかりませんが・・・。
甘くていい匂いがするんでしょうね〜。私も食べちゃいたいです。
連続コメント、失礼致しました♪
464
:
さらら
:2012/12/24(月) 21:02:29 ID:???
コメントを送信したら、MKTが更新されててびっくりしました!そして>461様と被っちゃったようで、ごめんなさい!(汗)
あの写真、やばかったですね(笑)
可愛過ぎます、少女みたいー←
MKTのラブラブすぎる雰囲気に撃沈しましたさららでした(笑)
465
:
名無しさん
:2012/12/25(火) 20:28:24 ID:???
クリスマスにたくさん更新ありがとうございます!
素敵なプレゼントいただきました。
466
:
K
:2012/12/28(金) 22:34:41 ID:???
461&463様
コメントありがとうございます!
亀更新で申し訳なかったのでイヴに少しでも更新出来てほっとしてます
MTK×Tえち、楽しんでいただき嬉しいです!
やっぱりこのCPは書いてて楽しいです!!
あと裸エプロン…たぶん過去に書いたことないと思うんですが
Hさんはなんだかんだ言って嫌いじゃないと思います(笑)
正直、需要がないCPだと思うので恐る恐るアップしたんですが感想いただけて
嬉しく思ってます!
TK=いい匂い…これはマキさんも昔からよく言ってますよね〜
TKはいい匂いしますよ!って(笑)
きっといつもそばで嗅いでるのに違いない(笑)と思ってます
次のお話も楽しんでいただけると幸いです
さらら様
コメントありがとうございます!
ささやかですが、クリスマスプレゼントになったんだとしたら
書き手もとても嬉しく思います!
MTK×Tは今書いていてすごく楽しいCPです!もちろんMK×Tもですが(笑)
歳の差CPに抱っこは定番ですね!
H×Tへの感想も嬉しいです!
たぶんあまり需要のないCPだと思うので(苦笑)
なんだかんだで社長はTのこと大好きでしょうね〜
社長のタイプはツンデレですから(笑)
次のお話も楽しんでいただけると幸いです
465様
コメントありがとうございます!
すっかり亀更新だったので、イヴに少しでもアップ出来てホッとしております
こんなささやかなお話がプレゼントになったとしたら、書き手も幸せに思います!
いつも温かなコメントには励まされ力を頂いているので
これからも宜しくお願いします!
467
:
K
:2013/01/04(金) 00:21:12 ID:.Y7j9HFw
キミと過ごすクリスマス(続き) 〜MK×T〜
「綺麗だなぁ…」
『………』
「ほんと、綺麗だな〜」
車のウィンドウに鼻先を擦りつけるほどに顔を寄せ
眩いばかりの外の景色に目を奪われながら、わざとらしく大きな声で
隣に座るマキさんに向かって呟く
「…ねぇマキさん」
『ん?』
「見て!イルミネーション綺麗だよ」
『あー…綺麗だな』
マキさんのマネージャーが運転する車の後部座席
先程から興奮気味に話しかけるオレに対し
マキさんはチラッと視線を上げただけで、すぐにまた携帯に視線を落としてしまう
(むぅ、素っ気ない…)
それならばとマキさんが大好きな甘えたな口調でもう一度トライ
「ねぇ、マキしゃん…」
『ダメだぞ』
「むっ、まだ何も言ってないし!」
『外、歩きたいって言うんだろ?』
「………」
『寒いからダメ』
オレの考えなどお見通しとばかりにマキさんがキッパリ告げる
「カップルいっぱいだよ〜みんなラブラブだよー」
窓の外を指差し、懸命にアピール
今日はクリスマスイヴ
オレ達だってあそこにいていいはずでしょ?
『喉、酷くなったらどうすんだ?』
「……大丈夫だもん」
『昨日の収録中、水をやたらと飲んでたのはどこの誰だ?
いま、風邪でも引いたら大変だからダメ』
「でも、せっかく…」
せっかくのクリスマスイヴ…
仕事終わりに恋人とデートしたいと思うのはごく当たり前なことのはず
思わず眉間に皺が寄るオレを宥めるようにマキさんが諭す
『タカヒロ、もしまた扁桃炎なったら、辛いのはお前だけじゃない
オレもアツシもヒロさんだって…』
「……あい、わかりました」
皆の名前まで出されたら素直に頷くしかない
かなり残念だけどね!
『ん、いいコ』
素直なオレに微笑んだマキさんが頭をポンポン撫でてくれた
『いいコにはご褒美あるぞー』
「ほんとに?」
ちょっと気分が浮上して、思わず目を輝かせる
『うん…はい』
そういって目の前に差し出されるマキさんの左手
その掌にはのど飴がひとつ
それをじっと見つめながら訊ねる
「ご褒美って…これ?」
『さぁ、どうかな?』
なぜか意味深に笑うマキさん
その表情にちょっと引っかかりながらも素直に飴を受け取り
その飴を口に含んだ途端、グッと引き寄せられお互いの肩先が触れ合った
『愛してるよ』
耳元に囁かれた不意打ちでの『愛してる』に顔が火照るのを感じると同時に
外の景色なんて一瞬で霞んでしまうほどオレの世界はマキさん一色に彩られた
468
:
K
:2013/01/04(金) 01:26:49 ID:???
「うわぁ、マキさん見て!」
『凄いなー』
「ほんとに凄い!めっちゃ綺麗!」
目の前に広がる、まるで宝石を散りばめたような
煌めく夜景に感嘆の溜息をつく
今年一年頑張ったタカヒロにご褒美だよ、そういってマキさんが連れてきてくれたのは
某外資系ホテルの上層階にあるイタリアンレストラン
ラグジュアリーな雰囲気にピッタリの落ち着いた空間
マキさんからのサプライズデートにドキドキしながら
二人でクリスマスディナーを楽しむ
『美味しい?』
「うん!最高!」
『それなら良かった』
夜景を目の前に、さり気なくパーテーションで区切られたカップルシートに
二人して仲良く座って食事をするのはちょっぴり恥ずかしいけどやっぱり嬉しい
ホテルの雰囲気からして若いカップルの姿はなく
落ち着いた年配の方や外国人が多く見られ
誰もオレ達のことなんか気にしてる人はいない
「もう、お腹いっぱい…」
『美味しかったな』
「うん!」
食事のコーヒーを飲みながら
満たされた気分で頷くオレにマキさんが幸せそうに微笑む
『さて…タカヒロにもうひとつクリスマスプレゼントをあげたいんだけど…どれがいい?』
目の前に広がるキラキラとした夜景を指差して
マキさんが突然オレに訊いてきた
「…えっ?」
『タカヒロがいま着ているカーディガンともうひとつ…
このキラキラしたイルミネーションの中からひとつだけ選んで
タカヒロにプレゼントするよ』
「えっ!?ほんとに?」
マキさんのビックリするような提案に思わず大きな声をあげてしまう
『どれがいい?』
サプライズ好きなマキさんらしい仕掛けに
なんだかワクワクしてきて、目の前の夜景を前に真剣に悩む
「……じゃあ、これ!」
少し迷った末に、東京タワーの上に光る煌めきを指し示した
『ふふっ、これね…せーの!』
右腕を素早くガラス窓に向かって突き出し
よいしょ!と掛け声をかけた瞬間、マキさんが虚空で何かを掴む動作を見せる
『はい、どうぞ』
「……え、嘘」
次の瞬間、握った拳を開いたマキさんの掌には
まるで一粒のイルミネーションのようにキラキラと輝くプラチナのリングがあった
『タカヒロにクリスマスプレゼント』
「………凄い」
マキさんの粋な演出に驚きすぎて、目を大きく見開いてリングをじっと凝視していると
マキさんが照れ臭そうな笑みを零す
『ベタすぎた?』
「…カッコよすぎた」
『ふふっ…普段は嵌められないけど、今日だけ特別な』
そういって左手の薬指に嵌めてくれる
『タカヒロはオレのものだから…
その髪も肌も匂いも、笑顔も…全部がオレのものだから』
そう告げたマキさんがオレの左手の薬指に恭しくキスを落とす
その優しい感触に、胸がきゅんと甘く疼いて
これ以上ないほどの幸せを感じる
「うぅ…ずるい、キスしたくなる」
思わず唇を尖らせるオレにマキさんがぷっと笑いながら
人差し指を真上へと向けて見せた
『ははっ、では姫を案内しようかな?』
「え?…上?」
『うん、オレにいっぱい愛されて蕩けるほど幸せなタカヒロを見せて?」
469
:
K
:2013/01/04(金) 13:21:29 ID:???
一緒にお風呂に入り、マキさんの手によって
くまなく全身を洗われた後
抱き上げられたままベッドへと運ばれる
「マキさん…」
『ん?』
「な、なんか…恥ずかしい」
『緊張してる?』
「ちょっと」
普段とは違うロマンティックな状況に
胸がドキドキと高鳴り、マキさんの唇がそっと耳朶に触れただけで
ピクンと肩を震わせてしまう
470
:
K
:2013/01/04(金) 13:25:01 ID:???
「んっ」
耳朶を甘く何度か噛まれた後
ゆっくりと首筋へと這わされていき
柔らかい唇の感触に背筋がぞくんっと痺れる
「あんっ、」
『今日は特に敏感だな』
オレの反応に嬉しそうなマキさんに
唇をちゅ、ちゅっと啄ばまれ
ふっと吐息を漏らしたその隙間に
舌がスルリと滑り込んできた
「……んっ」
ねっとりと熱い舌がオレの舌へと絡みつく
ザラリと表面が擦りあわされるのに
肌が粟立ち全身が熱くなってゆく
擽るように舌の裏を舐められ
震えた舌先を強く吸い上げられた
「はぁ…っ、あっ、んん」
471
:
K
:2013/01/04(金) 13:28:05 ID:???
マキさんの官能的なキスに
そして滴り落ちるような色気にすっかり酔ってしまい
すがりつくように肩にぎゅっとしがみ付いた
「マキさん…好き、すごく、好き」
『オレも大好きだよ』
バスローブの合わせ目から伸びてきたマキさんの手が
胸の尖りを探り当てるとキュッと摘みあげる
「ひゃんっ」
ビクリと身体が震え、弄られていた舌先がわななく
「ふぁ…っ」
胸の尖りを円を描くように撫で
押しつぶすように爪を立てて、コリコリと引っ掻かれると
あっという間に固く勃ちあがっていく
「んっ…あ」
『可愛いなココ』
472
:
K
:2013/01/04(金) 13:30:03 ID:???
マキさんの濡れた舌で胸の粒をぴちゃっと舐めまわされ
カリッと歯を立てられる
「ひゃ…っ、ん、マキさ、…あっ…」
痺れるような刺激に腰を浮かせば
ちゅうっと強く吸い上げられた
「んんっ」
「こっちも硬くなってるよ、タカヒロ」
マキさんがふっと笑う息が
ジンジンしている胸の尖りにかかり
それにさえ身体がビクビクと反応してしまう
「マキさん…」
473
:
K
:2013/01/04(金) 14:11:24 ID:???
オレを見つめるマキさんの眼差しはとても真摯で
こんなにも素敵な人に愛されてる実感に
胸が熱くなる
「オレもシたい」
マキさんの脚の間に四つん這いになると
腹につきそうなほど反り返る怒張を片手で支え
一息に咥えこんだ
「んんっ」
『っ、タカヒロ』
夢中で唾液を絡ますようにしゃぶり
咥えきれない根元の部分は指でこすりながら
付け根の下にある膨らみを柔らかく揉む
『タカヒロ……くっ』
夢中になって奉仕していると
マキさんの掌がオレの頬や髪を優しく撫でてくれる
チラリと上目遣いに見た瞬間
マキさんのモノがぐんっと一際大きく膨らみ
体積を増す
『っ、も、う…放せタカヒロ』
マキさんの感じてる声に首を振って拒否すると
ちゅうっと先端を甘く吸いあげた
『っ、くぅ…』
「んん…っ?!」
次の瞬間、グイッと顔を離され
ぴちゃっと温かい濡れたモノが顔に掛かるのを感じた
474
:
K
:2013/01/04(金) 19:15:01 ID:???
「口に出してもよかったのに」
濡れタオルで丁寧に顔を拭われながら
オレはマキさんを見上げて唇をつんと尖らせる
『ダメに決まってるだろ?明日、生放送あるのに』
優しく諭すようにマキさんがオレの鼻をきゅっと抓む
「マキさんオレのこと甘やかしすぎ…」
『あのなぁ…そんなの当たり前だろ?オレがどれだけおまえのことを
大事にしてると思ってるの?もし口にだして明日、喉の調子が悪かったら
オレは確実にアツシに殺されるぞ』
ほら、おいで…そういってオレの腕を引いたマキさんに
ベッドの上で尻だけを高く突きだすような格好にさせられる
「やぁっ」
『負担かかんないようにしなきゃダメだろ?』
尻の肉をぐっと左右に割り開かれ、閉じられた蕾をマキさんの目の前に晒す
「あ…っ、あん、んん…っ」
ぴちゃ、ぴちゃ…っと濡れた音を立て、マキさんの熱い舌に
襞の周囲が舐めまわされる
「んっ、ぁ…っ」
その刺激の強さに咄嗟にシーツを握って身体を震わせた
475
:
K
:2013/01/05(土) 17:07:08 ID:???
「あっ、だめ…っ、んぅ」
マキさんの舌が緩んだ蕾の中へと挿し込まれ襞の中を蹂躙する
「マキしゃ…っ、マキ…っ」
『タカヒロ、気持ちいい?』
舌が出入りするたびに、ずちゅっ、ぬちゅ…っと淫らな水音が響き
恥ずかしさのあまりイヤイヤをするように首を振る
「やぁ…っ、あっ、んん…」
『イヤなの?』
ぬちゃ…っと音を立てて不意に舌が抜け出ていくのと同時に
マキさんがオレの顔を覗き込むようにして訊ねる
「ふっ、う…んっ」
『オレの舌でぐちょぐちょに舐められるの好きじゃない?』
マキさんの卑猥な表現に耳まで熱くなるのを感じながら
オレのソコは更なる愛撫を求めるようにヒクヒクと疼いている
そんな淫らな自分が恥ずかしくて、無意識に唇をキュッと噛み締めると
オレの瞳からぽろっと涙が零れ落ちた
「うっ、ふぇっ…うぅ、マキしゃ…っ、いじ、わる…だ…っ」
『あぁ、ごめん…ごめん。タカヒロがあまりに可愛いからさ』
ちょっと意地悪しちゃった(笑)…ポロポロと涙を零すオレの身体をコロンと
仰向けに返したマキさんが苦笑を浮かべそういって
正面からぎゅっと抱きしめてくれた
476
:
K
:2013/01/05(土) 17:35:29 ID:???
触れ合ったお互いの肌の温かさにほっとしていると
たっぷりと濡らされた襞の中につぷっと指が突き入れられる
「あんっ」
『まだちょっとキツイかな…?』
心配そうなマキさんの声と共に、尻の狭間に感じる冷たい感触
「っ、つめた…っ」
『ごめんな、ローション足したから』
ロ―ションの滑りを借りて指が奥まで潜り込んでくる
「ひぁ…っ、んん、っ」
マキさんの長い指で襞の内側を擦られ、いちばんいいトコロを突かれると
触られてもいないオレのモノからはトロトロと蜜が滴り落ちていく
「んっ、もぅ…マキしゃ、」
『ん―…、どうした?』
「マキしゃ…っ、ほし、い…おっきいの、欲し…っ」
マキさんの首筋にぎゅっとしがみ付いて、その耳朶に吹き込むように
お強請りすれば、マキさんはそれはそれは嬉しそうな笑顔を浮かべた
477
:
K
:2013/01/05(土) 18:11:04 ID:???
向かい合わせになるようにマキさんの膝に跨ると
天を突くように勃ちあがったマキさんのモノがじわりじわりと
オレの中へと押し込まれていく
「んぅ…、あっ、はぁ…っん」
『大丈夫か?』
マキさんの心配そうな声にコクンと頷いてみせると
ふぅ…っと大きく息を吐き出す
たっぷりと濡らされ、解されていてもマキさんのソレの熱さと圧迫感に
無意識に身体に力が入ってしまう
「あっ、あぁ…んんっ!」
襞の全部が捲りあげられるような感覚に背筋がじんっと痺れたのを感じ
背中を反らすと一気に奥まで穿たれた
「マキさ…っ、んっ、はぁ…っ」
『苦しいか?』
「んんっ、だいじょ、ぶ」
オレの背中を宥めるように優しく擦ってくれるマキさんにフルフルと首を振る
いつだって優しくオレを気遣うマキさんとのえっちに泣きたくなるほどの
幸せを感じながら少し乾いたマキさんの唇にちゅっとキスを落とした
「いっぱい動いて、いっぱい気持ちよくして…?ダイスケさん」
『ふっ…おまえはホントに可愛いよ』
約束するように額にキスをくれたマキさんが最初はゆっくりと
次第に激しく下から突き上げてくる
「ひっ、あっ、あ、やぁ…っん」
『愛してるから、タカヒロをずっと愛してるから』
繋がった場所からは卑猥な水音がひっきりなしに漏れ
更なる快感を煽る
「あんっ、はぁ…っ、も、もぅ…っ、いっちゃ、」
最奥を抉る激しさにオレの口からも嬌声が零れ落ちる
「マキしゃ…っ、マキ…っ、すき、すき…っ、ん、んんぅ…っ」
激しく揺さぶられながら懸命に想いを伝えるオレの唇を
マキさんが塞ぐとそのまま口腔をねっとりと蹂躙されお互いの舌が絡まる
「んん…っ、あっ、はぁ…っ、んっ、んぅ…んんーーーっ!!」
舌にきゅっと歯を立てられた瞬間、マキさんの放埓が最奥に叩きつけられ
それとほぼ同時にマキさんの腹に擦られていたオレのモノがどくんっと弾けた
478
:
K
:2013/01/05(土) 18:45:34 ID:???
「マキさん」
『んー…、大丈夫か?』
達した後、マキさんに抱きあげられてバスルームまで連れて行かれたオレは
そのまま湯船の中でマキさんに後ろから抱かれたまま寝てしまったらしい
次に目を覚ました時には広いベッドの上、温かいマキさんの腕の中だった
『どこか痛い?』
「ううん…大丈夫」
心配そうなマキさんを安心させるように微笑むと
マキさんもほっとしたような笑顔を浮かべた
「マキさん」
『ん?』
「素敵なクリスマスプレゼントをありがとう」
『あぁ、どういたしまして』
こんなにも甘く素敵なクリスマスプレゼントをくれたマキさんに
感謝の気持ちを込めてそっと唇にキスをする
「マキさんへのプレゼントは今日の仕事が終わってから家で渡すね」
『おっ、楽しみだな〜』
オレからのクリスマスプレゼントは朝番組でも着る事の多いスーツ
雑誌でたまたま見て、マキさんに似合いそうだなって思って後日、ショップに行ったんだ
でも…それだけじゃあ、足りないかなぁ?
マキさんはこれだけ素敵なプレゼントをくれたし…うーん…
ここはマキさんが大好きなとっておきのモノを出すかなぁ
あ、ちなみにオレの趣味ではありません
「ねぇ、マキさん…」
『うん?』
「ナースと女子高生どっちがいい?」
『へっ?』
「だから…ピンクのナース服か、チェックのミニスカートの女子高生なんだけど」
『えっ!?ほんとにっ??』
オレのセリフに俄然目をキラキラさせ始めたマキさん
真剣に悩み始めたマキさんを放って、オレはマキさんの腕の中にごそごそと
潜り込むと一人先に目を閉じたのでした
〜Fin〜
最後はなんかコメディタッチになりましたが(笑)
新年早々だらだらと長いお話ですみません(汗)
改めまして、明けましておめでとうございます!
昨年はこちらの皆様の温かいコメントにたくさん励まされ元気をもらい
本当に感謝の気持ちでいっぱいです
相変わらずのマイペースな書き手ですが、どうぞ今年も宜しくお願い致します!
とりあえずの予定です
・MKさん誕生日
・TK誕生日 MKT
・MTK 小話
・AT 小話
更新は順不同になりそうですが、今年も頑張って更新していく予定ですので
少しでも楽しんでいただけると幸いです
K
479
:
名無しさん
:2013/01/05(土) 21:51:24 ID:???
K様、あけましておめでとうございます。
そして更新ありがとうございます。
なんて素敵なお年玉でしょう。
Tをとっても大事にしてるMKさんの優しさが伝わってきました。
ロマンチックな夜のえち、さすがK様、素晴らしかったです〜。
そして最後はコスプレですか?
Tのナースや女子高生のお姿、拝みたいです。
今更ですが日誌のT、ホントに可愛かったですね。
こんな女の子どこかにいそうって思いました。
そして先日放送されたAちゃんソロライブ、
Tが出たところ映らないかな〜と淡い期待をしていたら、
歌とトークと熱いハグ、しっかりとあって感激しました。
ずっとAT不足だったので本当に嬉しかったです。
とりあえずのご予定、どれも美味しそうなものばかりですね。
ご無理をなさらずにK様のペースでお書きになってくださいね。
寒い日が続きますので、お身体ご自愛ください。
次回の更新、お待ちしています♪
480
:
優羽
:2013/01/08(火) 13:17:55 ID:???
K様、ここのファミリーの皆様
あけましておめでとうございます
今年もよろしくお願いします
K様と出会い二度目の新年です
いつも素敵なお話ありがとうございます
今年も大好きなMKTをたくさん読めることを楽しみにしています(*^^*)
K様愛してます☆
481
:
K
:2013/01/10(木) 22:34:01 ID:???
479様
明けましておめでとうございます
昨年は温かいコメントの数々、ほんとうにありがとうございました!
今年も相変わらずのマイペース更新になりそうですが
T愛に溢れたお話を書いていく予定ですので、応援してくださると幸いです
MKTのコスプレえちは、ちょっと書いてみたいなぁと考案中です(笑)
昨年の三〇目のライブに参戦したMKさんとT
Tはその日に某所でハロウィンの仮装グッズを探していたらしいとの目撃談があったので
MKさんはTに内緒で色々と用意しそうだなぁ〜と妄想した書き手です(笑)
イメージ的には日誌Tのサラサラヘアーに黒縁眼鏡で制服を着てもらいたいですね(笑)
Aソロライブ、色々と複雑な想いがあってリアルタイムでは観なかったんですが
Tが出たところが映ったと知り、後でアップされたのを観ました
緊張して噛んじゃうTが可愛かったですね、もちろんハグも素敵でした
もう少ししたらATのお話も書きたいとは思ってるのでまた読んでいただけると幸いです
今年もどうぞ宜しくお願い致します!
優羽様
明けましておめでとうございます
こちらこそ、昨年はたくさんのコメントをいただき本当に感謝しております
月日が経つのは本当に早いですよね〜
こうしてここで優羽様と出逢ったのも何かの縁ですから
これからも末永く宜しくお願いします
今年もMKTのお話、たくさん書いていく予定ですからMKT大好きな優羽様に
楽しんでいただけると幸いです
482
:
さらら
:2013/01/11(金) 12:50:37 ID:???
K様、ちょっと遅れてしまったが、あけましておめでとうございます!
更新ありがとうございます!
MK兄に優しく愛されているT、やっぱり萌えますねー、読み返したくなっちゃいます。
自分でおねだりするT、エロ可愛すぎで、反則だなこの子(〃ω〃)
昨年もK様の素敵な小話をたくさん拝見して、とても幸せな1年でした♪
今年もとても楽しみにしています♪
ちなみに、最新のムービ、ATのイチャイチャ姿、ヤバイです!(笑)
まさかの飼い主宣言!Tも何も言わず笑って頷いているだけで、また萌えました。
プライベートにらぶらぶなお2人を見ることができて、なんかほっとした感じが・・・(笑)
今年もK様にとって素敵な1年になりますように!
483
:
K
:2013/01/14(月) 15:10:00 ID:???
さらら様
明けましておめでとうございます!
昨年は温かいコメントをたくさんいただき、ありがとうございました!
今年も宜しくお願い致します
最新ムービー見ました〜
久し振りにAT熱が上がりましたね!
Aの天然発言ぷりが…いいですねぇ〜まさにオレの仔犬!ですね
久し振りにAT話が書けるといいなぁと思ってます
今年も頑張って更新していく予定ですので楽しんでいただけると幸いです
484
:
K
:2013/01/14(月) 15:14:43 ID:???
いつも変わらぬ愛を 〜MKT〜
「あぁーっ!もうこんな時間じゃん、やばっ」
リビングの壁に掛かる時計はすでに午前3時を指していて
散らかったテーブルを見ると、思わず大きな溜息が出る
「でもまぁ、片付けは起きたらでいっか」
マキさんが帰ってくるのは確か昼過ぎだから
じゅうぶん時間はある
それまで少し寝よう
眠い目を擦りつつ、ソファに横になり
マキさんの匂いのするブランケットに包まれると
あっという間に深い眠りに堕ちていった
485
:
K
:2013/01/14(月) 15:17:19 ID:???
『ただいま』
現在、朝の7時
おそらくまだ寝ているだろうタカヒロを気遣って
そうっと部屋の中へと入って行く
つい先日まで大阪で舞台の公演があったオレ
無事に千秋楽を迎え、昨日は共演者&スタッフと打ち上げ
ほんとうなら今日の昼過ぎに帰ってくる予定だったが
一刻も早くタカヒロに会いたくて、朝イチの新幹線で帰ってきてしまった
『あれ?』
リビングの扉を開くと、寝室ではなくなぜかソファで小さく丸まって眠るタカヒロの姿
『ん?なんだ、これ』
綺麗好きのタカヒロにしては珍しく
派手に散らかったローテーブルの惨状に目を丸くする
486
:
K
:2013/01/14(月) 15:20:32 ID:???
『なんか凄いことになってんな…ん?これ、ビーズか…?』
テーブルに広がる小さな丸い粒はよく見るとビーズらしい
そしてテーブルの端には淡い紫の袋でラッピングされた包み
なんとなく袋の中身にピンときたオレは
ソファで眠るタカヒロの傍にしゃがみ込んで顔を覗き込む
『ただいま』
閉じられた長い睫毛にそっとキスを落とすと
瞼がピクリと反応を見せるも起きる気配はナシ
ブランケットからチラリと覗くタカヒロが羽織っているシャツはオレのモノで
その可愛らしい姿に自然と口元が綻ぶ
柔らかく艶のある髪を撫でると
小さく身じろいだタカヒロがうっすらと唇を開いた
「んっ、マキさ…ん」
タカヒロの口から無意識に呟かれる名前が
オレの心にこれ以上ないほど甘く響く
愛らしい恋人の身体を起こさないようにそうっと抱き上げると
綺麗な額にちゅっ、と口づけてから寝室へと向かった
487
:
K
:2013/01/14(月) 15:23:02 ID:???
広いベッドの端にタカヒロをそっと下ろすと
その隣りに滑り込む
首の下に手を差し入れ、腕の中に引き寄せると
オレの首筋に無意識にスリスリと鼻先を擦り付けてきた
「んっ、んぅ…?」
モゾモゾと身じろいだタカヒロは
まるで女の子のような長い睫毛をふるふると瞬かせ
ゆっくりと瞼を開けると寝起き特有のぽやんとした瞳でオレを見上げた
『おはよう』
少し乾いた唇にちゅっと、おはようのキス
「んっ、おはよ…ん?あれ…っ?』
『ふふっ、まだ寝ぼけてるだろ』
「あ?あれ…っ、マキさん…っ?!」
やっと意識が覚醒したらしいタカヒロが
オレの顔を見てビックリしたように目を見開く
488
:
K
:2013/01/14(月) 15:27:55 ID:???
『帰ってきちゃった』
「……あっ」
オレのセリフに何かを思い出したのか
突然ベッドから飛び起きたタカヒロは慌てて寝室を飛び出していく
『タカヒロ?』
「だめっ、見ちゃダメーっ!!」
タカヒロに続いてリビングに入ろうとすると
オレの身体を必死に押し戻そうとしてくる
『あぁ、ごめんな…見ちゃった(笑)』
「もう、内緒だったのにぃ…」
泣きそうな表情のタカヒロは床にしゃがむと膝を抱えて拗ねてしまった
その可愛い仕草に笑ってしまいながら
タカヒロをよいしょ、と抱っこするとそのまま一緒にソファに座り
宥めるように顔中にキス
「あのね、これ…マキさんに…誕生日プレゼント
もう、中身が何か想像ついちゃってるかもだけど…」
甘いキスの効果か、少し機嫌が良くなったタカヒロが
プレゼントを手渡してくれる
『ありがとう…開けていい?』
「はい、気にいるかわからないですけど」
腕の中、少し照れた表情のタカヒロが小さく呟くのに、袋を開けて中身を取り出した
『おっ、凄いな。手作りだ』
プレゼントはビーズで出来た赤のブレスレットと黒のネックレス
『これはかなり嬉しいな〜!それにしてもさすがタカヒロ、器用だな』
感心しながら、さっそく手首に嵌めようと袖を捲ると
タカヒロの視線を感じる
『してないよ(笑)』
視線の意味を理解したオレがクスクス笑いながら
何も嵌めていない手首を見せると
タカヒロがむぅと悔しそうに唇を尖らせてみせた
「だって、マキさん嬉しそうだったから、ちょっと…ううん、正直かなり悔しくて」
『妬いちゃった?』
「…うん」
489
:
K
:2013/01/14(月) 15:32:57 ID:???
コクンと頷いたタカヒロが甘えるように
オレの胸元にスリスリと頬を摺り寄せる
「番組の企画とはいえ、手作りのブレスレットあげるなんて…
絶対負けられない!って思って…めっちゃ気合い入れて作りました!
しかも自分の分も!色違いです!」
そういって袖を捲ったタカヒロの手首には黒のブレスレット
『ふふっ、可愛いなぁ』
「だって、ずっと離れてたし」
出逢った頃はまだ幼い印象だったタカヒロも
今ではすっかり大人な男性に成長している
けれど恋人としてのタカヒロは年の差もあるせいか
いまでもこうしてオレに素直に甘えてくるので
オレとしては可愛くてしょうがない
『寂しかった?』
「うん、寂しかった」
『えっち、する?』
半分本気、半分冗談で訊いてみる
「…しゅる…っあ」
肝心なとこで噛んだタカヒロに
二人してクスクス笑いながら甘い甘い口付けを交わした
「マキさん」
『ん?』
「誕生日おめでとう…もうひとつのプレゼントはベッドで、ね?」
〜Fin〜
490
:
名無しさん
:2013/01/14(月) 16:42:07 ID:???
K様、更新ありがとうございます。
ブレスレット、Z○PでMKさんの舞台の共演女優さんが作って
プレゼントしてましたもんね。
Tなら器用に作れそう。さぞかし妬きモチやきながら作ったんでしょうね。
拗ねてるT、可愛かったです〜。
ムービー見ましたよー。ライサンのPV撮影の頃だったらそんなに昔じゃないのに、
Aちゃんたらいまだに仔犬だと思ってるんですね、ちょっと嬉しかったです。
次回の更新、お待ちしています♪
491
:
K
:2013/01/18(金) 19:10:41 ID:???
490様
コメントありがとうございます!
あのブレスレットプレゼントの時、TはMKさんのピンチヒッターで
スタジオでVTRを観てたんですよね〜
ニコニコとその様子を見ながらも実際は嫉妬してたんじゃないかなぁと
思いながらみてた書き手です(笑)
Aちゃんの仔犬、飼い主発言は面白かったですよね!
あんな風にさらっと言っちゃうのが天然Aぽかったです(笑)
次はとりあえずMTKさんのお話なので楽しんでいただけると幸いです
492
:
K
:2013/01/18(金) 19:19:05 ID:BZb3D/Iw
いつか一緒に 〜MTK×TK〜
「えっ、散歩行ってきたの?」
『………』
「もう、無理しないで…まだ熱あるんでしょ?」
『…………』
「うん、うん…えっ?でも…」
『……』
「うん、わかった…ちゃんと休んでね」
電話の向こう、掠れた声を出す恋人にそう声を掛けてから電話を切ると
隣に座って髪をセットしていたショーキチが心配気な顔を見せる
『タカヒロくん、どうかしたんすか?』
「あー…実はモトカツさんが風邪ひいちゃって」
『大丈夫なんすか?』
「…うん、心配なんだけどね」
493
:
K
:2013/01/18(金) 19:21:06 ID:BZb3D/Iw
年末にかけて忙しい日々を送るオレの体調を
誰よりも気遣ってくれていたモトカツさんが
2日前から風邪でダウン
熱もあって心配するオレをよそに
当の本人は愛犬の散歩に行ってきたらしく
オレはますます心配になってしまう
それでも、『年内最後の大仕事、家で観てるからしっかり頑張ってこい』
大切な恋人にそう言われたら自然と気合いも入るもの
もうまもなく本番
気持ちを切り替えるべく、目を閉じると鏡の前で
一度、大きく深呼吸した
494
:
K
:2013/01/18(金) 19:30:19 ID:???
本番を無事に終え
メンバー皆で、楽屋で年越しカウントダウン
そして、そのまま場所を移動して新年会がスタート
モトカツさんには『楽しんでこい』と言われたものの
やっぱりその様子が気掛かりなオレは
1時間ほど参加した後、ヒロさんに事情を話して
モトカツさんの元へと急いだ
玄関の扉を開けた瞬間、ふわっと漂う美味しそうな匂いに
まさか…と思い、慌てて靴を脱ぎ捨てる
「モトカツさん!?」
『おかえりタカヒロ』
「…寝てなくて大丈夫なの?」
『あぁ』
「…熱は?」
495
:
K
:2013/01/18(金) 19:35:21 ID:???
スウェット姿でキッチンに立つモトカツさんに近づいて
額にそっと掌を押し当てる
『だいぶ下がった』
「うーん…まだ熱いよ?」
『そうか?』
ノンビリとした口調のモトカツさんに少しホッとしながらも
テーブルいっぱいに用意されたおせち料理の数々を
目にしてビックリ
「もう、こんなことしなくていいのに」
『タカヒロと二人で迎える新年だからな…かなり気合い入った』
そういって笑うモトカツさんの腰に腕を回すと
ぎゅっと抱きつく
496
:
K
:2013/01/18(金) 19:38:02 ID:???
「薬は?」
『飲んだ」
「じゃあ、後で生姜湯作るね、アツシさんのレシピなんだけど
すっごく効くから」
日頃から喉のケアを怠らないアツシさんから
風邪によく効くレシピを教わってきたんだ
モトカツさんにぎゅうっと抱きついたまま
動かないのオレの頭上からクスクスと笑い声が降ってくる
『タカヒロ、何か忘れてないか?』
「…え?」
『明けましておめでとう』
「…あっ、おめでとうございます!」
モトカツさんの腕から慌てて離れて
改めてちゃんとご挨拶
『今年もいい一年にしような』
「はい」
優しく目を細め微笑んだモトカツさんの顔がゆっくりと近づいてくると
約束するようにちゅっとキスをしてくれた
497
:
K
:2013/01/18(金) 19:46:05 ID:???
『明日は何時の飛行機だ?』
モトカツさんお手製の中華風おせちを堪能していると
不意に訊ねられる
「え?」
『実家帰るんだろ?』
「…ううん、帰らないよ」
『帰らないのか?』
「うん、モトカツさん心配だし…」
『オレのことなら心配しなくていいぞ…
ご両親楽しみにしてるだろ?』
「……じゃあ、一緒に帰る?」
『え?』
オレのセリフに目を見開くと、突然げほっ…ごほっと咳き込む
「ちょ、大丈夫?」
椅子から立ち上がり背中をさすってあげると
顔を上げたモトカツさんが真摯な眼差しで
真っ直ぐにオレを見る
『…プロポーズした方がいいか?』
「へ?」
『タカヒロを嫁にくださいって』
「あははっ!」
オレとしてはそんな風に考えてなかったので
モトカツさんのセリフに思わず噴き出してしまった
ほんとに面白いんだよね、モトカツさんて
498
:
K
:2013/01/18(金) 20:07:06 ID:???
『ごめんな』
夜明け前、毛布とモトカツさんの温もりに包まれていると
頭上に柔らかい声音が降り注ぐ
「なんで謝るの?」
『オレの体調のせいだろ?』
「そう思うならしっかり治してね…
だいたい、モトカツさんは睡眠時間メッチャ短いし…」
『わかった』
痛いトコを突かれたとばかりに
苦笑いのモトカツさんの頬にちゅっ、とキス
「…実家はいつでも帰れるから」
こういう仕事をしていると帰りたい時に
帰れないのも事実
でも帰ろうと思えば、いつだって帰れる距離なんだ
『……今度帰るときは早めに知らせろよ?』
「なんで?」
『プロポーズの練習しとくから』
冗談のようで、でもどこか真剣に聞こえるそのセリフに
嬉しくて思わず頬が緩んでしまう
「ふふっ、楽しみかも」
『……オレは緊張で死ぬかも(苦笑)』
親父とモトカツさんが対峙してる姿を想像すると
やっぱり笑ってしまうけど…
いつか一緒に帰れたらいいね
新しい年の始まりを
こうしてふたり一緒にいれる幸せを噛み締めながら
お互いの温もりに包まれて眠りについた
〜Fin〜
499
:
名無しさん
:2013/01/18(金) 21:50:02 ID:???
K様、更新ありがとうございます。
最近はMTKさんのツイをあまり見てないんですが
よくワンちゃんの話題出てましたよね。
A○S、今年も絶対にやって欲しいです!
Tのお父さんとMTKさんが対峙してる姿、笑えます。
こちらは雪が降っていて寒いので、
ほのぼのとしたお話に心が暖かくなりました。
ところで昨日のとん○るずさんの番組MKさんとTとTEの三人で出演でしたが、
MKさんとTが見つめ合ったりしてラブラブに見えたのは
私の目が腐ってるからでしょうか?
次回の更新、お待ちしています♪
500
:
名無しさん
:2013/01/19(土) 20:46:37 ID:???
K様、MTK×Tありがとうございます!
そういえばMTKさん風邪ひいてましたね!
実家に帰らずMTKさんの看病T、ニヤニヤしました(笑)
実家に行って「娘さん(T)を、僕に下さい!」とか言っちゃうんですかねMTKさん←
素敵なお話ありがとうございました!
501
:
名無しさん
:2013/01/19(土) 20:57:46 ID:???
K様
今年も素敵なストーリーを読ませていただくのを本当〜に楽しみにしております
499様
私もと○ねる○の番組のMKとTをみてムフフとなってました。
何度もMKが後ろからTを抱きしめるんじゃなかろうかとハラハラしました
502
:
名無しさん
:2013/01/19(土) 20:58:50 ID:???
K様
ツイでMTKさんが、Tと結婚らしいですよ(>_<)
とんね○ずさんの番組も見てたみたいですね
相変わらずラブラブで何よりです(笑)
503
:
名無しさん
:2013/01/19(土) 23:20:32 ID:???
MTKさんツイで
結婚して、Tモデルの赤パンもはくらしいです
リアルも熱いですね
504
:
さらら
:2013/01/22(火) 21:37:13 ID:???
K様、更新ありがとうございます!
素直にMK兄に甘えてくるTK、めっちゃ可愛いです!!!
あまりの可愛さ、読み手でも撃沈してしまいそうで(笑)
MTKさんとの小話も癒されました♪
ちょうどツイも出てくるので、勝手にお話と想像してニヤニヤしました←
しかも最近ツイでの集合写真、とても仲良く見えますね。MTKさんも超格好いいです!
T、ヤキモチでもこっそり焼いているかな(笑)特に隣の男にキスされてしまいそうなあの一枚(笑)
そういえば、最近のT、髪型変わってまた綺麗になりましたね!このスタイルが個人的大好きでますます萌えました(笑)
次の更新も楽しみにしています♪
505
:
K
:2013/01/24(木) 10:22:27 ID:???
499様
コメントありがとうございます!
MTKさんは以前ついでTにワンちゃんの話しを聞いてもらってるとか
言ってましたよね〜
TパパvsMTKさんの画は想像して書き手も笑っちゃいました
でもその前にきっと社長をはじめ、メンバーの許可もとらないとダメですよね、きっと(笑)
そっちの方が大変かも…
某バラエティ、堪能しました!
TEちゃんには申し訳ないですが、完全に二人の世界でしたね〜
書き手的にはMKさんがTに話しかけたとき、Tが頭をMKさんの方に
傾けて聞いていたのに萌えました!ぴったりくっついていて何度もそこをリピしてます(笑)
500様
コメントありがとうございます!
そうなんです、ついでMTKさん風邪ひいたと言ってましいたよね〜
あれを見て思いついた小話です
Tが体調崩すことなく年末を迎えられて書き手は個人的にほっとしてたんですが
まさかのMTKさんが風邪という(笑)
きっとTはほっとけなくて駆け付けたと思います!
501様
昨年は読み手の皆様に支えられた一年でした
今年もぜひ宜しくお願いします!
MKさんTEちゃんとの番組はよかったですね〜
MKT萌えたくさんあってテンションあがりました!
お互いを見つめる感じとか、ぴったりくっついてる感じとか…
手とかさりげなく触れ合ってるんじゃないかと妄想していた書き手です(笑)
今年も頑張って更新していくので楽しんでいただけると幸いです
502様
コメントありがとうございます!
つい見ましたよ〜!
相変わらずT愛に溢れてるついですよね!
必ずTが出てる番組は見てくれてるし、愛されてますよね
結婚とか…ほんとにMTKさんのついはテンション上げてくれます
今年もバンド活動が待ち遠しいです!
503様
コメントありがとうございます!
MTKさんのついには、いつもネタをいただいています(笑)
ほんとにテンション上がるついが多いので…
Tはほんとに愛されてますよね〜
今年のバンド活動も今から待ち遠しくて仕方ないです!
赤パンネタはちょっと書きたいかも…です(笑)
さらら様
コメントありがとうございます!
MKTの安定感は今年も健在です(笑)
やっぱり書きやすいですし、書いていて楽しいです〜
MKさんはTの全てを包み込んんでくれそうなので…
某バラエティ番組でもなんだかそこだけ二人の世界でしたよね(笑)
MTKさんのつい見ましたよ〜
あのキスされそうな一枚は…ちょっと小話書こうと予定してます(笑)
あれは絶対Tが拗ねそうなので(笑)
506
:
K
:2013/01/26(土) 20:06:22 ID:01f/wdzU
sweet morning 〜MKT〜
「んぅ、んん…っ」
朝の微睡みのなか
無意識に隣にあるはずの温もりに手を伸ばすも
触れるのは冷えたシーツの感触だけ
「んぅ?いない…」
ふわふわの毛布から、ひょっこり顔だけ出して確認するけど
寝室にマキさんの姿はない
「マキしゃーん…」
寝起きで少し掠れ気味の声で呼んでみるも反応はナシ
「うぅ…さむっ」
部屋の空気は随分と冷えていて
枕元の携帯を掴むと、ふたたび毛布の中に潜り込む
そして…
今頃、暖かいリビングでコーヒーでも飲んでるに違いない恋人を呼び出した
「……もしもし」
『起きたのか?』
「…うん、寒い」
『まぁ、冬だからな(笑) 起きたならリビングおいで』
「……寒いからムリ」
『こっちは暖かいぞ』
「……じゃあ、お迎えきてくれる?」
507
:
K
:2013/01/26(土) 20:25:58 ID:???
『おはよ、よく眠ってたな』
寝室に入ってきて、ベッドの端に腰掛けたマキさんが
毛布に包まり顔だけ出したオレの頭のてっぺんにキスをし
頬を優しく撫でてくれる
だからオレもお返しにマキさんの頬にちゅっとキス
「マキさんいなくて寒くて起きた」
ちょっぴり拗ねた口調のオレにクスクスと笑いながら
寝乱れたオレの髪をくしゃりとかき混ぜる
『よく眠ってたから、起こさなかったんだよ…寂しかった?』
「うん…抱っこ」
甘えるように両手を伸ばすと
優しく微笑んだマキさんがオレの身体を抱き上げ
お姫さま抱っこでリビングまで運んでくれる
「ふふっ、マキさんあったかい」
マキさんの首にギュッとしがみ付き呟くと
そんなオレに対し、マキさんがポツリとひとこと
『オレは重い(笑)』
「むっ、失礼な!」
マキさんのセリフに唇をむぅと尖らせると
宥めるようなキスが頬と瞼に落とされ
最後に唇を甘く塞がれる
それだけでオレの機嫌は急浮上
「ねぇ、マキさん」
『ん?』
「抱っこしてゴハン食べさせて…?」
オレのおねだりにマキさんがこれ以上ないほど
優しい笑みを浮かべながら、オレの鼻先をキュッと抓んだ
『ふっ、甘えん坊』
「…だってマキさんが大好きなんだもん」
そんな風に告げればマキさんの瞳が
幸せそうに柔らかく細められるのをオレは知ってるんだ
ほら、ね…?
〜どんなに寒い朝も、二人でいれば心まで暖かい〜
〜Fin〜
508
:
K
:2013/01/26(土) 20:40:47 ID:???
sweet morning 〜AT〜
「んん…ぅ」
広いベッドの上
寝返りを打つと頬に触れる温もりにゆっくりと瞼を開ける
「…アツシさん」
目の前には程良く鍛えあげられた褐色の滑らかな肌
普段、サングラスの奥に隠されている優しい眼差しは
いまだ閉じられたまま
ふと、悪戯心が湧いてきて指先をそっと伸ばすと
アツシさんの胸に刻まれたタトゥーをつうっと撫であげた
ピクッと小さく反応する胸板に
アツシさんの様子を伺うも起きるは気配はナシ
なんだか面白くなってきたオレは
次に顔を近づけタトゥーにちゅっとキス
『んっ』
ふたたびピクッと震えるアツシさんの身体
でも深い眠りに堕ちているアツシさんは
小さく声を漏らしただけで目を覚ましそうにない
「つまんない」
起きる気配のないアツシさんに焦れたオレは
舌先を伸ばすとタトゥーをペロッと舐めあげた
509
:
K
:2013/01/26(土) 21:04:21 ID:???
『こら、なにしてるの…?』
身じろぐ気配とともに、悪戯をする子供を咎めるような
でもどこか甘さを含んだ声が頭上から降ってくる
「ふふっ、やっと起きた」
『そんなことされたらさすがに起きるでしょ(笑)』
アツシさんの腕のなか
上目遣いで見上げるオレのおでこにちゅっとキスが落ちてくる
「おはよ、タカヒロ』
「おはよう、アツシさん」
寝起きで乾いたお互いの唇を潤すように
軽いキスを繰り返して朝の挨拶
『そろそろ起きる?』
「んー、もうちょっと…」
温もりを求めて、アツシさんの胸に擦り寄るオレを
綺麗に筋肉のついた腕がギュッと抱きしめてくれる
「アツシさん、あったかい」
『タカヒロもあったかいね』
お互いの温もりに心の底から満たされた気分でうっとりとしてしまう
「はぁ、……幸せ」
アツシさんの腕のなかで
思わず幸せの溜息を零すと、アツシさんがぷっと噴き出した
『なんかタカヒロ、おじいちゃんみたい』
「ひどっ!」
アツシさんのセリフにショックを受けていると
『ごめんね』と宥めるようなキスが顔中に降り注ぐ
「もっとちゃんと抱きしめて!」
『はいはい(笑)』
命令口調のオレにアツシさんがクスクス笑う
ぐぅ〜…………
「あっ、」
『お腹鳴ったね(笑)起きてご飯食べる?』
「…アツシさんのお味噌汁がいい」
オレの我儘なリクエストも笑顔で受けてくれるアツシさん
「でも……あともう5分このままがいい」
『ふふっ、りょーかい』
オレのどんな我儘も、抱きしめてくれる温かくて力強い腕に
くたりと力の抜けた身体を預けると
うなじに触れる優しいキスの感触にうっとりと目を閉じた
〜寒い冬の朝、お互いの温もりは心まで幸せにする〜
〜Fin〜
510
:
名無しさん
:2013/01/26(土) 21:30:04 ID:???
K様、更新ありがとうごさいます。
sweet morningだけあって、MKTもATも甘〜いお話でしたね。
MKTでは私の好きなTの「抱っこ」があって嬉しかったです。
お姫様抱っこで運ばれるTを想像してにやにやしちゃいました。
MKさんには最初から甘えたモード全開で、
Aちゃんには悪戯しちゃうんですね。
どちらのお話も甘くてほっこりしました。
何しろこちらは昨日から雪が降ってとても寒いので、
K様のお話で暖かくなりました。
インフルが流行しているようですのでお気をつけてくださいね。
次回の更新、お待ちしています♪
511
:
名無しさん
:2013/01/26(土) 21:33:40 ID:???
K様、更新ありがとうございます!
しかも一回に2つも読めるだなんて嬉しすぎます!!
どちらも題名通り甘々カップルで歯が痛くなりそう、古っ(笑)
もともと私はATKが大好物だったのですが、K様のおかげでMKTも大好きになりました。
これからも更新楽しみにしていますね。
512
:
名無しさん
:2013/01/27(日) 00:22:08 ID:???
SWEETなモーニングを二組も、ありがとうございます。
携帯でベッドまで呼び出すとかどんだけ甘えた!
けど、MKさん携帯そのへんにおいてそー(笑)
ATも甘くておいしくいただきました(笑)
513
:
K
:2013/01/29(火) 21:59:55 ID:???
510様
コメントありがとうございます!
MKTの「抱っこ」は鉄板ですよね!
書き手もTの「抱っこ」は大好きです。
年上に甘えるTが大好きなので(笑)
昔からMKさんには素直に甘えてる印象があります。
寒い日が続くので何か温かくなるお話でもと思い
書いたお話なんですが、実はMTK編もあります!
楽しんでいただけると幸いです。
今年も雪が凄いようですが、どうかお身体にお気をつけください。
511様
コメントありがとうございます!
このsweet morning…実は3部作なんです
MTK編があるんですが、間に合わず…
一緒にアップ出来なかったんです(笑)
MKT大好きになってくださったとのこと
お仲間が増えて書き手も嬉しく思います!
一番書きやすいのは、やっぱりMKTなんですよね〜
これからも楽しんでいただけるようなお話しを
頑張って書いていくのでよろしくお願いします。
512様
コメントありがとうございます!
携帯でベッドから呼び出しは、MKTならありえると思います(笑)
MKさんは昔から無条件でTKを甘やかしてそうな
イメージなので…TKもMKさんには素直に感情を
表現してそうな感じがあります。
久しぶりのATは書いていて少し不安だったんですが
コメントをいただいてホッとしました〜
次のお話も楽しんでいただけると幸いです。
514
:
K
:2013/01/29(火) 22:04:23 ID:???
sweet morning 〜MTK×T〜
『タカヒロ』
「んぅ、」
囁くようにオレの名を呼ぶ柔らかい声音
『タカヒロ起きろ』
「んっ、や…』
毛布からはみ出るオレの髪を梳く大きな掌と
優しい指先の感触
寒い冬の朝、大好きな人の声の響きと指先の温もりが
オレをふたたび深い眠りへと誘う
『今日出発だろ…?』
「…まだ、時間ある…もん」
毛布の中へゴソゴソと潜り込み
モトカツさんの滑らかな胸元にぴたっと身を寄せると
逞しい腕がオレをぎゅっと抱きこんだ
『早めに準備した方がいいんじゃないか?』
「やだ」
ふるふると首を振ってむずがるオレの背中を
トントンとあやすように撫でてくれるその心地よさに
オレはますます甘えたモードを発揮する
「モトカツさん」
『どうした?』
「寒いから、えっちする…?」
上目遣いで誘うように見つめると
モトカツさんの指先がオレのおでこをピンっと弾いた
「いたっ!」
『却下』
「えぇー、なんでぇ…?」
『飛行機に乗り遅れたらどうするんだ?
ミルクたっぷりのカフェオレを淹れてやるから起きろ』
オレの髪をくしゃりとひと撫でして
ベッドから出ようとするモトカツさんに脚を絡め必死にしがみ付く
515
:
K
:2013/01/29(火) 22:16:40 ID:???
「いーやぁー!」
『…タカヒロ』
「離れたら寒いもん、いやっ!」
いつになく子供のような我儘を言うオレの顔を
優しく覗き込むと小さな子供に言い聞かすように諭す
『……たった一週間だけだろ?
だからそんな泣きそうな顔をするな』
「…っ」
オレがなんでこんなにも子供みたいな駄々を捏ねているのか
その理由をとっくにお見通しのモトカツさん
その優しい声音にとうとうオレの瞳からぽろっと涙が零れ落ち
慌てて掌で拭い去る
こんなことで泣きたくない
でもオレの意思に反してポロポロと零れ落ちる涙
「っ、ふぇっ、うぅっ…」
唇を噛み締めて嗚咽を堪えていると
ふわっと身体が宙に浮き、モトカツさんに担ぎあげられリビングへ
ソファの上に降ろされるのを首にしがみ付いて抵抗すると
そのまま向かい合わせにモトカツさんの膝の上に乗せられた
『ほら、顔見せろ』
俯く顔に手が添えられ上を見ると涙で濡れる頬にキスされる
『くくっ』
「なんで笑うの?」
『いや、寝癖が…可愛いな』
そう笑いながらオレのぴょこんと跳ねた髪を一房抓んで口づける
それから顔中にキスの雨が降ってくるのに擽ったくて身を捩った
「ふふっ、擽ったい」
『やっと笑ったな』
オレの笑顔を見て、モトカツさんが柔らかく目を細める
516
:
K
:2013/01/29(火) 22:21:06 ID:???
「こっちにも」
唇をつんと突き出してのおねだりに
寝起きにするにはちょっと濃厚なキスが仕掛けられた
「んん…っ、はぁ、っ…んっ」
モトカツさんの腕の中でキスの余韻に浸っていると
耳元で告げられる
『そろそろ準備しないとな』
517
:
K
:2013/01/29(火) 22:27:34 ID:???
時間を確認してから告げると
タカヒロの身体がびくっと震える
「もうちょっとだけ、このまま」
ポツリと小さく呟くと、オレにぎゅうっとしがみ付いてくる
オレの胸元のシャツをキュッと握りしめる掌の強さが
タカヒロの気持ちを何より雄弁に表していて
その掌にオレの手を重ねるとそっと包み込んだ
年が明けてから、タカヒロをはじめグループのメンバーは
それぞれ個人活動に忙しいらしくなかなか顔を合わせることも
叶わないことをタカヒロ自身すごく寂しがっているのをオレは知っている
だからこそ、オレと一緒にいる時間は
出来るだけ甘やかしてやりたいと思っているが
オレはオレで仕事が立て込んでいて
なかなかゆっくりする時間が取れないでいた
518
:
K
:2013/01/29(火) 23:10:20 ID:???
『はぁ…こんなんでパリ大丈夫か?心配になってきたな』
「…じゃあ、一緒に行く?!」
さっきまでの、しゅんとした表情が嘘のように
途端にキラキラと瞳を輝かせるタカヒロに苦笑い
『ムリだろ(笑)』
「ムリじゃないもん…」
小さく呟いて叱られた仔犬のようにしゅんと俯いてしまう
『しょうがないな…ほんとは帰ってきてから見せようと思ったのに』
落ち込むタカヒロに苦笑しながら
パソコンデスクの引出しに隠しておいたパンフレットを取り出すと
タカヒロに手渡した
519
:
K
:2013/01/29(火) 23:15:02 ID:???
「ほら』
「え?…なにこれ?」
『なんだと思う?』
「…え、パンフレット?温泉…?」
驚きに目を見開きパンフレットをじっと見つめるタカヒロに
サプライズで温泉旅行を計画していたことを教えてやる
『あぁ、パリから帰ったら2泊3日の温泉旅行』
「えっ?モトカツさんと?!」
『オレとじゃなかったら、いったい誰と行くんだ(笑)?』
「……ほんとに?」
『あぁ、2泊だけだけどな』
2泊しかスケジュールが調整出来なかったことに申し訳なく思っていると
タカヒロはオレの両手をぎゅっと掴んで激しく揺さぶってくる
「ほんとに、ほんとに、ほんと…?」
信じられないというように何度も確認するタカヒロに頷いてやる
『あぁ、ヒロさんのOKももらったぞ』
「嘘…モトカツさん凄い…凄い凄い!」
やっと実感が湧いてきたのか
興奮したタカヒロがほんとうに嬉しそうな笑顔をみせる
『一週間離れるけど頑張れるな?』
「ううっ…頑張れる…たぶん」
『たぶん?』
思わず訊き返すオレに
コクコクと懸命に首を振って答えてみせた
「ちゃんと頑張る!」
『よし、いいコだな』
頭を撫でてやると、タカヒロの視線はすでにパンフレットに夢中
早く行きたいなぁ…ニコニコとそう呟くタカヒロがあまりにも可愛くて
滑らかな頬にそっと手を添えた
『タカヒロ』
「ん?」
『愛してる』
「っ、?!」
名前を呼ばれ、キョトンとオレを見上げるタカヒロに
真摯に告げた途端、タカヒロの頬がみるみる紅潮しだした
『どうした?』
「なんかモトカツさんの愛してるって凄い…
破壊力がすごい」
潤んだ瞳のタカヒロにもう一度キスすると
ふわっと春の陽だまりのような、オレの心まで温かくなる笑顔をみせた
〜愛してる人と迎える朝はいつだって甘い〜
〜Fin〜
520
:
名無しさん
:2013/01/30(水) 00:36:27 ID:???
K様はじめまして
ずっと拝見させて頂いておりました
ひっそり萌えておりましたがMTKさんの愛してるの破壊力にやられましたw
いつも愛らしいTKにとても心が潤います
これからも宜しくお願い致しますw
521
:
名無しさん
:2013/01/30(水) 00:47:32 ID:???
K 様
更新ありがとうございます
うわぁ!T可愛いすぎー
こんなに可愛いくちゃ、そりゃあMTKさんもサプライズの一つや二つ…
次はラブラブ温泉旅行w
楽しみに待ってまぁす
寝る前にステキなお話しが読めて
今夜は良い夢見れそうです
522
:
名無しさん
:2013/01/30(水) 21:29:24 ID:???
K様、更新ありがとうございます。
お気遣いありがとうございます。
雪かきで疲れた体にはK様の甘〜いお話が何よりのご馳走です。
MTK×Tまであるなんて感激です。
MTKさんにも抱っこして運んでもらったんですね。
Tったら何て姫なんでしょう。
MTKさんの首にしがみ付いて抵抗してるT、可愛いです〜。
温泉えち、書いて頂けたら嬉しいです。
次回の更新、お待ちしています♪
523
:
K
:2013/01/31(木) 22:36:14 ID:???
520様
初コメントありがとうございます!
コメントをいただけることは、書き手にとって活力になるのでとても嬉しいです!
MTKさんの愛してるは破壊力ありそうですよね…
色んなことを経験してきた大人の魅力というか、深みというか…
そんなのが出せたらいいなぁと思いながら書いています
読み手の皆様に愛されるTをこれからも書いていきますので末永く宜しくお願いします!
521様
コメントありがとうございます!
T可愛すぎー、とのコメントとても嬉しいです!!
とにかくTが大好きな書き手なので、メンバーはもちろんMTKさんや
読み手の皆様に愛されるTを書いていくのが書き手の目標だったりします
MTKさんはTへの愛をちょいちょい呟いてくれるので嬉しいですよね〜
温泉旅行…頑張って書くので更新したら楽しんでいただけると嬉しいです
521様
コメントありがとうございます!
今回のsweet morning三部作…なぜかMTK編が一番時間掛かりました(笑)
ダラダラと長くなってしまって…ほんとうはもっと簡潔に書きたかったんですが(汗)
楽しんでいただけたなら幸いです
MTKさんはTのこと軽々抱っこできそうな感じがします!
温泉えち…他のお話をアップしてからになると思いますが
更新したら楽しんでいただけると嬉しいです
524
:
K
:2013/02/01(金) 16:24:45 ID:???
sweet pain 〜AT〜
オレのソロツアーも無事に最終日を迎え
大盛況のなか幕を閉じ……
そして今は、スタッフ&ゲストで出てくれた後輩達と
打ち上げの真っ最中
『あれっ、タカヒロは?』
関係者にひと通り挨拶を済ませ、仲間の元へと戻ると
乾杯の時には確かにいたタカヒロの姿がなぜか見当たらない
『あー…なんかタカヒロくん明日、朝イチで仕事入ったみたいで…
ちょっと前に帰りました』
『えっ?』
ショーキチの予期せぬセリフに驚いていると
そんなオレを気の毒に思ったのか慌てたようにフォローしてくれる
『急に仕事が入ったみたいです…
アツシさんに挨拶出来ずにごめんなさいって』
『そう、なんだ…』
きっと関係者に挨拶して回るオレを気遣い
声も掛けずにそのまま帰ったんだろう
頭では納得しつつも、この打ち上げの場にタカヒロがいないことが
無性に淋しく感じられる
誰よりもオレのソロ活動を応援してくれているタカヒロ
今日のゲスト出演も緊張しながらも立派に大役を務めてくれた
感謝の気持ちを改めて伝えたかったのに…
525
:
K
:2013/02/01(金) 16:28:08 ID:???
『…さん、アツシさん、聞いてます?』
『あ?ごめん、何だっけ?』
『いや、だから…』
酒を傾けながら熱く語る後輩達の言葉も全く耳に入ってこないほど
オレのテンションは下がったまま
てっきりタカヒロと一緒に帰れると思ってたばかりに落胆の色は隠せない
『ごめん、ちょっとトイレ』
ひとこと断りを入れて席を立ち、宴会場の外に出ると
廊下の向こうから軽快な足音と共に、帰ったと思っていた恋人の姿が突然現れた
「あっ、アツシさん!」
『タカヒロ?…どうし、て』
いきなり現れたタカヒロに一瞬
都合のいい夢じゃないかと疑ってしまう
『先に帰ったんじゃなかったの?』
「そうだったんですけど…これ、渡すの忘れてて」
そういって差し出されたのはシンプルな白い封筒
526
:
名無しさん
:2013/02/01(金) 17:33:25 ID:???
K様
MTK×Tのモーニング編。
ありがとうございました!
あまあまでTが可愛すぎてヤバイです!
基本TよりMTKさんのが早く起きてそうですよね
で、いつも可愛いTの寝顔をしばらく眺めてる(笑)
そういえば今日はMTKさんの誕生日ですね。
Tはメールか電話でおめでとうしたのかなあ?
527
:
K
:2013/02/01(金) 18:50:32 ID:???
『…これは?』
「ラブレターです」
『えっ?』
「ふふっ…半分冗談、半分本気です(笑)」
悪戯っ子のような表情を浮かべながら
タカヒロはオレに微笑んでみせる
「アツシさんのソロツアー参戦して
オレの気持ちを綴ってみました…
帰ってきてから家で渡しても良かったんですけど
せっかくだからすぐに渡したくて…」
そういって照れたようにはにかんだタカヒロから
手紙を受け取った
『ありがとね』
どれだけの時が経っても
こんな風に律儀で思い遣りに溢れているタカヒロ
このコはほんとうに心が綺麗なんだ
『明日、朝イチで仕事なんだって?』
「はい、急遽仕事が入っちゃって…ごめんなさい」
『ううん、それはいいんだけど…』
タカヒロが傍にいなくて淋しくて…
でも突然目の前に現れて…
喜びも束の間、またすぐに去っていってしまう
二人の間に空いた10㎝の距離が
無性に切なくてもどかしい
528
:
K
:2013/02/01(金) 18:52:52 ID:???
「アツシさん…?」
不意にタカヒロの手を取り
ぎゅっと握りしめたオレの顔を不思議そうに見てくる
『タカヒロ確保』
「…え?」
『そして逃走』
「えっ?ええっ?…ちょっ、?!」
戸惑うタカヒロの手をしっかりと握りしめると
オレ達は長い廊下を全力で駆け抜けた
529
:
K
:2013/02/01(金) 18:57:23 ID:???
家へと帰り着くなり、バスルームへ直行すると
タカヒロと一緒にお風呂に入る
ツアーで溜まった疲れを温かな湯舟の中で解していると
思わずほぉっと息が漏れて、あぁ…やっと終わったんだと実感する
「アツシさん」
『んー…』
「大丈夫ですか?勝手に帰ってきちゃって」
オレの膝の間に座るタカヒロが
首を曲げてオレを見遣りそう気遣う
『大丈夫だよ、マキさんにメールしたから』
帰りのタクシーの中でマキさんには
先に帰ることを伝えておいた
そしてその後、携帯の電源も切っておいたし…
これでもう誰にも邪魔されることはないはず
『タカヒロ』
「はい?」
『そんな我慢しなくていいから』
そう告げて、目の前の濡れて艶っぽいうなじに
ちゅっ、とキスを落とすと
振り返ったタカヒロが不思議そうに首を傾げてみせた
530
:
K
:2013/02/01(金) 19:01:35 ID:???
タカヒロの望みはオレの隣で唄うこと
今も昔も変わらないタカヒロの唯一の望みを
オレはなんとしても叶え続けてやりたい
今回のオレのソロツアーに関しても
ほんとうは色々な想いがあるだろう
タカヒロは決して何も言わないけれど…
『いつからそんな我慢强くなっちゃったかな』
恋人の成長を頼もしく感じると同時に寂しくも想う
そんな自分勝手なオレの口から零れ落ちたセリフに
タカヒロはふふっと笑ってみせる
「DNAです」
『えっ?』
「ちゃんとアツシさんのDNAを継承してますから…
オレが我慢強いのはアツシさんに似たからですよ、きっと」
そういってふわりと笑うタカヒロはあまりにも綺麗で儚くて…
オレの腕の中に永遠に閉じ込めてしまいたくて
タカヒロの腹に回した腕にぎゅっと力を込めた
531
:
K
:2013/02/01(金) 19:54:49 ID:???
「…アツシさん?」
『ごめん、ずっと飢えてたから』
「えっ?…っ、ひぁっ?!んっ」
背後から抱きしめられた状態で
耳朶をくちゅり、と口に含まれカリッと甘噛みされる
「んっ、んん…ぅ、」
耳の下の皮膚の薄い部分をちゅうっとキツく吸われ
ぴくんっと肩を揺らすとアツシさんの手が擽るように胸を撫で
薄く色づくふたつの胸の粒をきゅっと摘まんだ
「あっ、ふ…っ」
押し潰すように捏ねくり回されてから
カリカリと爪を立てられ引っかかれると
あっという間にぷっくりと勃ちあがってくる
『ふふっ、硬くなってきたね』
「やっ、あん…っ』
耳朶に吹き込まれるアツシさんの吐息にさえ感じてしまい
背筋がぞくんっと甘く痺れる
『こっちは…?』
「ひゃっ、あん…っ?!」
左手の指先は胸を愛撫したまま
右手がゆっくりとお湯の中に忍び込んできて
脚の間でユラユラと勃ちあがるオレ自身をそっと握り込んだ
『もう勃ってるね』
「いやぁ、んっ…いわな、で…っ」
嬉しそうなアツシさんの声音にふるふると首を振る
『恥ずかしいの?』
「んぁ、やっ、んん…っ」
『ほら、もっと脚を開いて…?』
「んっ、あん…っ、だめ…っ」
532
:
K
:2013/02/01(金) 21:26:34 ID:???
イヤイヤをするタカヒロの太腿を
膝を使って少々強引に押し広げる
「あん…っ、んんっ」
『タカヒロ』
「んぅ、はぁ…っ、アツシさ、ん」
俺の胸にくたりともたれ掛かるタカヒロの
尻の丸みを掌で包み込み、揉みしだく
「ん、ぁっ…ぅん」
グッと押し開いた尻の狭間
最奥の秘められた蕾へと指先を潜り込ませると
タカヒロの身体がびくんっと震えて
お湯がパシャっ…と大きく波打った
「あっ、ん…もっ、だめぇ…っ」
『どうして、ダメなの?』
「あっ、んん、お湯、入って…きちゃ、」
『うん、柔らかいね』
お湯の中で程よく解された襞の中へ
指を2本挿れるとグッと左右に開いた
「やあっ、んぅっ…なか、あつっ…あっつい、よぉ…」
『ふっ、タカヒロのなか…すごく熱い』
「ふぁ…っ、もぅ、やだぁ…っ」
『気持ちいいトコロ、この辺かな?』
奥まで一気に穿った指先で
タカヒロの感じるポイントを探り当てる
「ひゃっ!?あんっ、んん…っ」
チャプチャプとお湯が激しく波打ち
タカヒロの甘い嬌声がバスルームに反響した
533
:
K
:2013/02/01(金) 21:29:11 ID:???
『ごめん、もう我慢出来ない…いれていい?』
「んっ、んぅ…っ」
タカヒロの耳朶に囁くように訊ねると
涙目でコクコク頷くピンク色の頬にちゅっとキスを落とし
限界まで勃ちあがったオレ自身をじりじりと穿つ
「あっ、あぁーっ!く…ぅ」
『ゆっくり息吐いて、タカヒロ』
「ふぁっ、はぁ…っ、んんっ」
『はぁ…っ、あったかい…』
オレを呑み込み限界まで拡がった襞が
きゅうっと締め付けてくるのが気持ちよくて吐息が漏れる
「あっ、すご…っ」
突然、びくんっと身体を震わせたタカヒロが
頬を紅潮させ俯いてしまう
『どうしたの?』
「アツシさんの、かたくて…っ、おっきい…あんっ?!」
タカヒロの舌足らずな口調に煽られ
オレの欲望がぐっと質量を増す
『はぁっ、煽られた』
「はぁ、はぁ….っ、もぅ、やだぁ」
『そんなこと言われてもムリ(笑)』
タカヒロの綺麗に括れた腰をぐっと掴むと
激しく抜き差しを始める
「あぁっ…ふぁ、っ…あん、」
『タカヒロのなか、すごく締め付けてくる』
「あっ、あっ、あぁ、やぁ…っ」
『気持ちいい…?』
「んっ、い、いっ…」
『タカヒロ…愛してるから』
「んっ…オレも…っ、あっ、あっ、もう…いっちゃ、あ、あぁーーっ!」
ありったけの想いを込めてそう告げると
ひときわ強く突き上げタカヒロ最奥に灼熱の飛沫を注ぎ込んだ
534
:
K
:2013/02/01(金) 21:32:20 ID:???
「なんか…すごかった、アツシさん」
バスルームで愛しあった後
ぐったりとしたタカヒロの身体を抱えベッドに横になると
腕の中のタカヒロが甘い吐息を漏らし呟く
『あんなの初めて?』
オレの揶揄するようなセリフに
タカヒロがぷっと噴き出した
「まぁ、初めてですね(笑)」
『それってもう一度体験したいってこと?』
「え…?いやっ、ちが、あんっ…?!」
男は恋人からの「あんなの初めて(ハート)」に弱いんだ
期待に応えるべく、その後朝まで盛り上がったのは言うまでもない
「もう、アツシさん!ヤりすぎ!」
〜Fin〜
535
:
K
:2013/02/01(金) 21:49:13 ID:???
526様
コメントありがとうございます!
T可愛いとのコメントは書き手にとって一番嬉しいんです
MTKさんは早起きなイメージがありますよね〜
というか…睡眠時間がかなり短そうな(笑)
Tの寝顔を独占できるMTKさんが羨ましい(笑)
MTKさんの誕生日知らなかったです!!
今日だったんですね〜
貴重な情報ありがとうございます!
コメントをいただいて、MTK誕生日は前回の続きの温泉旅行編にしようかなと
ニヤニヤしながら妄想しちゃいました
次のお話も楽しんでいただけると幸いです
536
:
名無しさん
:2013/02/01(金) 22:04:12 ID:???
K様、更新ありがとうございます。
久々のATのえち、しかもお風呂えち萌えました〜。
K様のお書きになるエロは本当に最高です。
DNAの件、いつかのムービーネタでしょうか?
次回の更新、お待ちしています♪
537
:
名無しさん
:2013/02/02(土) 00:06:03 ID:???
K様、たくさん更新して下さってありがとうございます。
やっぱりATは最高です!特に飢えてるAさんステキすぎです(笑)
もう思う存分やっちゃって下さいって感じですね。
でも、Tのお仕事ちゃんと行けたのか、ちょっと心配(爆)
MTKさんの温泉旅行編も楽しみにしています。
538
:
名無しさん
:2013/02/02(土) 00:33:31 ID:???
K様、更新ありがとうございます。
素敵なATのお話とても萌えました!
Tにすごかったって言われてしまったらそりゃ張り切っちゃいますよね(笑)
MTKさんとの温泉旅行も楽しみです。
539
:
名無しさん
:2013/02/02(土) 17:36:24 ID:???
>>535
K様
MTKさんがツイで、Tありがとう、って呟いてますね。
きっと誕生日関係ですね^^
540
:
名無しさん
:2013/02/03(日) 11:42:33 ID:???
MTKさん、ツイでかわいいお誕生日リーダー抱いてますよ!
541
:
名無しさん
:2013/02/03(日) 18:57:36 ID:???
リーダー翌日が誕生日なんですね。
昨日の誕生日会、Tも仕事終わりに駆け付けたかなあ?w
542
:
名無しさん
:2013/02/03(日) 22:18:46 ID:???
540様、541様、MTKさんツイで盛り上がるお気持ちは分かりますが、
こちらはK様の大切なスレなのでもう少し自重なさった方がよろしいかと・・・。
543
:
K
:2013/02/04(月) 13:22:17 ID:???
536様
コメントありがとうございます!
ATえち、萌えていただいたとのコメント嬉しく思うと同時にホッとしております
ここまでがっつり書くのは久し振りなんですよね…
ATに関しては思い入れも強いので、その時のモチベーションが
お話の内容を左右することが多くて、今回も出来るだけ甘く仕上げようと
頑張ってみました(笑)
DNAの件は、いつかのムービーネタです(笑)
あの二人は可愛かったですよね〜
まさに仔犬と飼い主(笑)
周りの環境が変わっていっても、きっと二人はあんな風に変わらないんだろうと
思いました!
537様
コメントありがとうございます!
ATは最高とのコメント、凄く嬉しいです!
書き手もATに関しては、思い入れもすごく強いので…
その分、お話が甘くなったり、暗くなったりと激しいですが(苦笑)
Aちゃんは淡泊そうに見えて、結構むっつりなイメージがあるので(笑)
時にはガツガツ行きそうな…そしてそのギャップにTはメロメロになるんだろうなと
勝手に思ってます
次のお話も楽しんでいただけると幸いです
538様
コメントありがとうございます!
ここまでがっつりATを書くのは久し振りだったので
書き手自身、少し不安な部分もあったのですが、こうして温かいコメントをいただき
ホッとしております!
MTKさんとの温泉旅行もそのうち書く予定ですので
その時は楽しんでいただけると幸いです
539様
MTKさん、呟いてましたね〜
メールでおめでとうを言われたのか…それとも会ってプレゼントでも
貰ったのか…
色々と妄想してしまいました!
今年のバンド活動が今から待ち遠しいですね!
540様
リーダー抱いてましたね〜!
リーダーには申し訳ないですが、リーダーをTに変換して妄想してしまいました!
いつかTもあんな風に抱っこされてるのを見てみたいです!
萌え死にしそうですが(笑)
541様
MTKさんもリーダーも誕生日近かったんですね〜
知らなかったのでビックリしました!
バンドメンバー3人での3ショットはありましたね〜
Tもきっと駆けつけてお祝いしたんではないかと思ってます!
542様
ご迷惑をお掛けしてしまい申し訳ないです
542様のお気遣いには大変感謝しております
私の拙いお話で少しでも皆さんが楽しんでくださったり、癒されたり…
そんな想いでお話を書いているので、ここの読み手の皆様にはほんとうに感謝しております
これからもどうぞ宜しくお願いします
お気遣いほんとうにありがとうございました!
544
:
K
:2013/02/04(月) 13:50:06 ID:???
甘い嫉妬 〜MTK×T〜
「はぁっ!?なにこれ…」
事務所での打ち合わせを終え
ほっとひと息ついて携帯を弄っていると
信じがたい画が目に飛び込んできた
「なにこの写真…なんで…なにこれ…っ?!」
思わず椅子から立ち上がり
大きな声をあげるオレの目に映るのは
大好きな恋人が若い男の人にキスされそうになっている画像
『た、タカヒロ…?』
剣呑な空気を察知したマネージャーが
恐る恐る声を掛けてくるのに、ハッと我に返る
「っ、なんでもない」
慌てて携帯の電源をOFFにするも
動揺を隠せないオレの様子を
マネージャーが心配そうに見つめる
『大丈夫か?』
「…大丈夫じゃない、全然…大丈夫じゃない」
オレの口から零れ落ちた呟きにマネージャーも困惑気
545
:
K
:2013/02/04(月) 13:52:23 ID:???
でもそれどころじゃない
大きく深呼吸してから、もう一度画像を確認する
誰だろ…若い人…歳はオレと同じぐらい?
その人に頬にキスされそうになって照れ臭そうな恋人の姿
胸がツキンと痛い
なんでキスされそうになってんの?
なんなの?なにこれ…
思わず携帯をぎゅっと握りしめると
まるでオレの気持ちが通じたかのように
携帯が震えメールの着信を知らせる
『今日は何時頃、終わりそうなんだ?』
いつもと変わらない恋人からのメール
オレが事務所での仕事の時は、こうしてメールをくれて
都合のつく限り迎えにきてくれる
いつもだったら、嬉しくてすぐに返信するのに
携帯を握るオレの指は強張ったまま
モトカツさんに会いたい…
でも会いたくない…
546
:
K
:2013/02/04(月) 13:54:07 ID:???
躊躇するオレに焦れたように
ふたたびメールが届いた
『まだ、掛かりそうなのか?』
「わからない」
『終わったら迎えに行くから』
「でも、友達と呑んでるんでしょ?」
『友達』という文字を打つとき、指先が微かに震える
『いつものとこだから、すぐに迎えに行けるぞ』
「オレのことは気にしなくていいよ」
優しいモトカツさんに対して
素っ気ない返事しか出来ない
だって、どうしようもなく痛いんだ…
オレが顔も名前も知らない友人達と
楽しく酒を呑むモトカツさんの顔が浮かぶ
胸が…張り裂けそうに痛い
547
:
K
:2013/02/04(月) 13:55:51 ID:???
『タカヒロ、どうした?』
文面からオレの様子がいつもと違うことに気付いたのか
モトカツさんから気遣うようなメールが届く
…どうした?どうしたのは、そっちじゃん…
オレの知らないモトカツさんの世界
華やかな交友関係
嫉妬してもキリがないのはわかってる
でも……
携帯がふたたび震える
今度はメールじゃない、電話だ
一度切れてもふたたび鳴るのに、小さく息を吐くと
覚悟を決め通話ボタンを押した
『タカヒロ…?』
「………」
『仕事、まだ終わりそうにないのか?』
「……か、」
『え?』
「ばか!ばか、ばか、ばか…っ、モトカツのバカ…っ!」
『おいっ?タカヒロ?』
「今日はそっち帰らないから!」
『タカヒロ、どうし…』
「もう、しらない…っ!」
548
:
K
:2013/02/04(月) 13:58:05 ID:???
一方的に捲し立て、電話を切る
悔しい…っ
鼻の奥がツンとなって
涙が溢れそうになるのを必死で堪える
オレの子供っぽい態度に
モトカツさんは今頃、怒っているかも…
でも、オレの方がもっと怒ってるもん
ひとりの家に帰りたくないオレは
その後ジムで小一時間ほど汗を流すと
とりあえず呑みにでもいこうと事務所の廊下をひとり歩く
なんだかガヤガヤと騒がしいロビーを横目に
通り過ぎようとすると輪の中のひとりが声を掛けてきた
『あっ、タカヒロさん』
「とさかっち」
ロビーにいたのは後輩メンバー達
相変わらず仲が良いな、なんて思っていると
思いも寄らない言葉を告げられる
『モトカツさん来てますよ』
「……え」
549
:
K
:2013/02/04(月) 14:00:20 ID:???
その瞬間、足が固まったように動かなくなる
そこには後輩達に囲まれて
ソファに座るモトカツさんがいた
『終わったか?』
いつもと変わらない笑みを浮かべながら
モトカツさんがソファから立ち上がる
「なに、やってるの…?」
『タカヒロを待ってた』
「…頼んでないし」
いつになく頑ななオレの態度にモトカツさんが眉を顰める
『タカヒロ、おまえ…』
「友達と呑んでたんでしょ?わざわざ抜けてきたの?」
『いや、』
「ムリしなくていいのに…」
『迷惑だったか?』
「………」
550
:
K
:2013/02/04(月) 14:02:31 ID:???
ズルいその聞き方…
オレがどんなに辛辣な言い方をしても
モトカツさんの声音はただひたすらに穏やかだ
『あの〜…オレ達今から呑みに行くんですけど
良かったらお二人も…』
気まずい空気を察したのか
ナオキくんが気遣うようにそう声を掛けてくれる
『いや、悪いな…今夜はタカヒロを甘やかしてやりたいから帰るよ
…また誘って』
『あ、はい…もちろん』
モトカツさんのスマートな断り方に
ナオキくんの頬がうっすら赤く染まるのが見える
『タカヒロおいで』
何も言わないオレの手が強めに握られると
そのまま駐車場まで連れていかれた
551
:
K
:2013/02/04(月) 14:04:42 ID:???
「手、離して」
『どうして?』
「オレ、いますごくヤなヤツなの…
自分で自分がすごく嫌い…っ…だから…
放っておいて…っ!今日は自分の家に帰るから」
モトカツさんの車に乗り込んだ途端
吐き出すように感情を露わにしたオレを
モトカツさんがじっと見つめる
その眼差しに耐えられなくなって
掌で顔を覆って俯くと
重苦しい車内に吐き出されるモトカツさんの溜息
『ふぅ…わかった。とりあえず送っていく』
モトカツさんがどんな表情をしているのか確認するのが怖くて
顔を上げられないまま
膝の上に置いた拳にぎゅっと力を込めると
静かに車が走り出した
552
:
K
:2013/02/04(月) 14:08:10 ID:???
た
『着いたぞ』
あれから車内は沈黙に包まれたまま
ほどなくして車はオレのマンションに到着
「…ありがと」
消え入りそうな声でなんとか告げ
車から降りるオレに続いて
なぜかモトカツさんまで降りてくる
「な、に…?」
『今夜はオレがこっちに泊まるから』
「え…?」
『着替えは持ってきた』
そういって着替えの入った鞄を掲げて笑ってみせる
「………」
その笑顔がいまのオレには苦しくて
逃げるようにエレベーターへと向かった
553
:
K
:2013/02/04(月) 14:10:30 ID:???
家に入ると何も言わずに寝室に直行したオレは
ベッドに潜り込む
久しぶりの自分の家のベッド
そのシーツの冷たさに
さっきまで堪えていた涙がポロポロとこぼれ落ちた
「っ、ぅぇ、っ、ひっ、く…っ」
いろんな感情が渦巻いて、どうしていいかわからない
嫉妬、羨望、淋しさ、悔しさ…
オレの知らないモトカツさんを知っているだろう
あの男性にどうしようもなく嫉妬した
「ひっ、ぅ、ふぇっ…も、やだ」
泣きじゃくるオレの耳に
コンコンとノックの音がして身体をびくっと震わせると
静かに扉が開く気配がする
554
:
K
:2013/02/04(月) 14:12:06 ID:???
『タカヒロ』
「………」
『お腹空いたろ…?』
そんな言葉と共にカタンと音がして
恐る恐る毛布から顔を出すと
おにぎりとお味噌汁が乗ったトレーが
サイドテーブルに置かれていた
『少し食べてから話そう、な?』
穏やかな声音でそう告げたモトカツさんは
泣いたせいで紅く染まったオレの眦をそっと撫でる
お味噌汁のお椀を手渡され
温かな湯気の立つそれを見つめていると
涙がぽとっと味噌汁の中に滴り落ちた
『しょっぱくなるぞ』
「うっ、うぅ……っ」
唇をきゅっと噛み締めて嗚咽を堪えるオレに
ふっと笑ったモトカツさんが腕を広げてこう言った
『おいで』
555
:
K
:2013/02/04(月) 14:14:09 ID:???
その胸に勢いよく飛び込む
『…写メ見たんだろ?ごめんな、寂しい思いをさせて』
「っ、ふぇっ…」
『嫌な気持ちにさせたな』
「…いや、だった、すごく嫌だった…
オレのモトカツさんなのに…っ、
触らない、で…て、思っ、た」
やっと気持ちを吐き出せたオレの背中を
大きな掌がゆっくりと撫でさすってくれる
『顔をあげろ』
涙で濡れた頬に手が添えられ
顔を上げると優しいキスの雨が降り注ぐ
額に、頬に、鼻に、唇にも…
モトカツさんの顔をじっと見つめると
さっきの画像がふたたび脳裏に浮かぶ
「うぅ…やっぱり悔しい…っ」
手を伸ばすとモトカツさんの頬を掌でゴシゴシ擦る
556
:
K
:2013/02/04(月) 14:19:30 ID:???
『おい、タカヒロ…?』
「携帯かして」
モトカツさんの携帯を片手で持ってアングルを調整
そしてゆっくりと顔を近づけてモトカツさんの頬に
ちゅっとキスすると、その瞬間をパシャリと撮影
「ふふっ、やってやりました!」
画像を確認し、その出来栄えに満足しながら
モトカツさんに笑顔で告げる
「載せてもいいよ?」
『いや、勿体無いからしない…
これはオレだけのタカヒロだからな』
そういって抱き寄せられ
そのまま二人してシーツの波に攫われる
「モトカツさん」
『ん?』
「やきもち妬いてごめんなさい」
『…いや、可愛かった』
どこまでもオレに甘い恋人にキスをねだると
自分を包み込むその腕の中に溺れていった
〜Fin〜
≫552の「た」は気にしないでください
消し忘れです(笑)
いつも読んでくださる皆様、ありがとうございます!
557
:
名無しさん
:2013/02/04(月) 17:01:12 ID:???
K様
早いペースでの更新ありがとうございます
K様のT君は本当に可愛いくって大好きです
Aさん、MKさん、MTKさんに愛されまくって
ますます可愛くなるT君
これからも楽しみにしてます
558
:
名無しさん
:2013/02/04(月) 21:55:25 ID:???
K様、連日の更新ありがとうございます。
以前おっしゃっていたMTKさんツイからのお話ですね。
拗ねてるT、可愛いです〜。
MTKさんの大人の男って感じの対応もかっこよくて、
「オレだけのタカヒロだからな」ってところいいですね〜。
温泉旅行編、楽しみにお待ちしています♪
559
:
名無しさん
:2013/02/04(月) 21:59:43 ID:???
K様
ヤキモチ妬きの可愛いTをありがとうございました!
MTKさんてホントに友達多そうですね。
ツイで誕生日に未読メールが500件以上あるとか呟いてませんでした?
知らない人に嫉妬して涙目のTとか、想像するだけで可愛すぎで萌えましたw
それとMTKさんは、大人だけどTに関しては独占欲強そうだと、言葉や行動から伝わってきます。
Tが突き放しても、絶対怒ったりせず傍にいますよね。
きっと可愛い恋人が心配なんですよねw
もしデートで待ち合わせして、その場所にTが先に一人で待っていたら、MTKさんが来るまでに、ナンパされまくりそうだし。
遅れて場所に行ったMTKさんがそれを見て内心焦りまくるなんて図を勝手に妄想しちゃいました←。
だから絶対家か事務所まで迎えに行くMTKさん(笑)
長くなりましたが、素敵なお話ありがとうございました!
560
:
名無しさん
:2013/02/04(月) 22:06:42 ID:???
K様
更新ありがとうございます
本当にK様のお話を読ませていただくのが私のただいま一番の幸せでございます
嫉妬するTも大人の魅力全開のMTKさんも最高でした
逆バージョンでオリメンに可愛がられるTに嫉妬するMTKさんも見てみたいです
いつも本当にありがとうございます
561
:
名無しさん
:2013/02/04(月) 22:11:45 ID:???
560です
連投すいません!
私の頭の中が妄想だらけなもので、ついついおねだりのような文章になっていました
申し訳ありません
562
:
K
:2013/02/05(火) 14:41:42 ID:???
557様
コメントありがとうございます!
Tが可愛いとのコメント嬉しいです!
メンバーに愛されて、MTKさんに愛されてメロメロに甘やかされるTが
書き手も大好きです!
あんなにも愛くるしいコはなかなかいないと思います!!
これからもそんなTをたくさん書いていくつもりですので
楽しんでいただけると幸いです
558様
コメントありがとうございます!
元ネタはMTKさんツイです(笑)
あれを見たとき、これはTが嫉妬するだろうなぁ〜と妄想してしまいました
とにかくTが我儘言おうが、怒ろうが、余裕で受け止める大人なMTKさんを
書きたかったのでそれが伝わったのなら嬉しいです
そして、あのセリフは何度か書いては書き直したので…
そこを気に入ってくださって嬉しかったです!!
559様
コメントありがとうございます!
MTKさんの交友関係の広さはツイなど見ててもビックリするぐらいですよね〜
Tは若いときにEXに入ったので、いつも年上メンバーに囲まれ
甘やかされ大事にされてきたので、MTKさんみたいなタイプは新鮮だと思うんです
今まで自分が知る人とは違う世界観を持つ人みたいな(笑)
だから色々不安にもなるけどMTKさんは余裕で受け止めそうです
かなり年上なので、Tの嫉妬も可愛く思うだけで腹が立たなさそうな…
外でデート…楽しそうですね〜
確かにTはナンパされまくりそうな(笑)メンバーにしろ、MTKさんにしろ
やっぱりTに関しては皆、心配性の過保護になっちゃいますね
560&561様
コメントありがとうございます!
幸せだなんて、仰っていただき嬉しい限りです!
こちらこそ、読み手様の温かいコメントには毎回、活力をいただいております!
大人の魅力溢れるMTKさんを感じていただけたなら
書き手もすごく嬉しいです〜!!
ほんとうに魅力的…且つ、ミステリアスな方なので
その魅力を損なわない様に頑張ってます(笑)
逆バージョン…たぶんMKさんがここぞとばかりにMTKさんの前で
Tを可愛がりそうです(笑)
ここの読み手様のコメントからネタにお話を書くこともありますので
お気になさらないでくださいね〜
そのうち、どこかのお話に使わせていただくこともあるかもしれませんので
その時は楽しんでいただけると幸いです
563
:
K
:2013/02/05(火) 14:59:37 ID:???
LOVE、LOVE…LOVE? 〜MKT〜
『タカヒロー』
「んー…」
『風呂空いたよ〜、入っておいで』
一日の仕事を終えて、一緒に帰宅したオレ達
疲れをとるべく、風呂へと誘ったオレに「先に入ってて!」と
リビングへ駆け込んでいったツレナイ態度の恋人は
いまだテレビ画面に夢中らしい
「んぅ〜…もうちょっと後でー」
『おまえね、さっきから何回目…』
「ふふっ、20回目!」
オレに向かってドヤ顏で
にっこりピースサインをしてみせるタカヒロに苦笑い
564
:
K
:2013/02/05(火) 15:02:34 ID:???
『よく、飽きないね』
「飽きないよ!マキさん、めっちゃカッコいい!!
007みたいだもん!ボンドだよ!」
家に帰り着くなり、テレビの前に正座したタカヒロが
先程から繰り返し観ているのは
オレとタカヒロ、そしてまっちゃんの3人で出た
新CMのイベントでの模様を録画したもの
「マキさんって、ほんとスーツが似合うよね…
はぁ…素敵すぎる」
恋人にそこまで褒められれば悪い気はしない……しないが、
『いや、あのさ…本人ここにいますけど?』
画面の中のオレを見て
うっとりしているタカヒロに一言物申す
565
:
K
:2013/02/05(火) 15:06:04 ID:???
「うーん…、なんか、違う…?」
腕を組みオレをじっと見上げたタカヒロは
コテンと首を傾げ、ポツリと呟く
その視線の先は、洗いざらしのフワフワの頭
『しょうがないだろ?天パなんだから!髪を洗ったらこうなるの!』
オレの必死の言い訳も、まるで聞こえなかったかのように
タカヒロはまたスーツ姿のオレに夢中
「うーん…このマキさん刑事みたい…いや、ボディガードとか?
…はっ!?…だったら、オレはボディガードに護られるお金持ちの息子みたいな…?
誘拐されそうになるのを助けてもらうとか…ちょ、ちょっと!…
それ、映画みたいじゃん!ヤバい…っ!!」
タカヒロの脳内では
めくるめく妄想の世界が広がっているらしい
あの〜…チョイチョイ、タカヒロくん…?
ひとりで盛り上がってオレは放置プレイですか?
566
:
K
:2013/02/05(火) 15:12:59 ID:???
画面の中のオレは確かにオレ自身なのに
なんだか負けたような複雑な気持ちになりながら
オレに背を向ける格好で座るタカヒロを
後ろからそっと抱きしめる
すると自然と身体の力を抜いたタカヒロが
ゆったりと凭れかかってきた
可愛い恋人の重みを心地良く感じていると
そっと触れ合うオレとタカヒロの手
どちらからともなく自然に絡まるお互いの指先をキュッと握る
タカヒロを腕に抱いたまま、オレも一緒に画面に目を向ける
『ぷっ』
「…なに?」
突然、噴き出したオレに
怪訝な表情でタカヒロが振り返る
『いや、まっちゃんが言ってたんだけどさ…』
「まつさん…?」
『オレも隣にいるのに、なんか二人の世界なんだよな…
オレ、お邪魔虫みたい…だって(笑)』
イベント終わり、私服に着替えるオレの隣で
溜息交じりにまっちゃんがそう呟いたのを思い出す
567
:
K
:2013/02/05(火) 15:15:30 ID:???
でも確かに、画面の中にいるオレとタカヒロは
自分で言うのもなんだけど、ラブラブオーラを纏い
完全に二人の世界を創り上げている気がする
先日、バラエティで一緒だったテツヤにも言われたなぁ…
『マキさんとタカヒロくんて…
二人一緒の時はあんなにラブいオーラ出してるんですか?!
オレ、オンエアでヒロさんに怒られるかも…』
実際、オンエア後に呼び出されて怒られたのはオレだったけど
『二人で出すのは危ないからテツヤも入れたのに
いい加減にしろよ、マキ。仕事でイチャイチャすんな!』
その後、オレがヒロさんに怒られてると聞きつけやって来たタカヒロが
しゅんとした表情で「ヒロさんごめんなさい」と謝ったら
ヒロさんの怒りもあっという間に鎮静化
あの後、タカヒロだけ連れてメシに行ったもんな〜
568
:
K
:2013/02/05(火) 15:17:38 ID:???
『ふふっ』
「なぁに、マキさん?」
オレが笑うと背中越しに振動が伝わるのか
タカヒロが首を曲げて不思議そうにオレを見上げる
『いや、何でもないよ』
タカヒロをゆったりと抱え直し
小さな頭にコツンと顎を乗せると
改めて画面の中のオレに視線を向けた
笑顔のタカヒロを見つめるオレの横顔は
とても優しく穏やかで
愛する人間を心の底から慈しむような表情を浮かべていた
昔のオレを知ってる人間が見たら、このオレを見て驚くかもな…
なんとも気恥ずかしい感じもするが
そんな風に物思いに耽っていると
繋がった指先がぎゅっと強めに握られる
569
:
K
:2013/02/05(火) 15:22:01 ID:???
『…タカヒロ?』
「オレ、この表情好き」
『え?』
「マキさんがオレを見るこの顔…
タカヒロ愛してるって、ちゃんと伝わってくるから…
いつも伝わってくるから…だから好き」
振り返ったタカヒロが幸せそうに微笑む
その笑顔があまりに綺麗で
吸い寄せられるようにおでこにちゅっとキスを落とした
「マキさん、」
『ん?』
「マキさんはいつだってオレにとって王子様だよ…
世界でいちばん素敵でカッコいい恋人だよ…」
恋人からの賛辞に
オレの目尻はこれ以上ないくらい垂れ下がっているかも
「大好きだよ…その天パだって、ね?」
そういって、クスクスと笑うタカヒロを
ぎゅっと腕の中に閉じ込めると
蕩けるほどに甘い口づけを落とした
〜Fin〜
明日から忙しくなりそうなので、とりあえずこれだけ更新
読んでくださった皆様、ありがとうございます!
570
:
名無しさん
:2013/02/05(火) 16:08:38 ID:???
K様
更新ありがとうございます
実は私もあのCM発表会やと○ね○ずの番組見て同じこと思ってました!
いつもコメントする時TとMKさんって見つめ合うけと多いですよね
なんだかその雰囲気がピンクと言いますか、エロいと言いますか、良いんですよね
これからお忙しくなられるとか、お身体に気をつけて頑張って下さい
571
:
名無しさん
:2013/02/05(火) 17:03:13 ID:???
K様
連日の更新ありがとうございます
毎日K様のお話しが読めるなんて嬉すぎます
仕事の合間に(さぼって)覗いて
更新されてると一人小躍りしております
そうそう、そうなんですよね
コメントする時のT上目遣いでMKさん見るんですよね
それがもうメチャクチャ可愛くて
そんなTを見るMKさんもほんっとうに優しい顔でw
もう愛が駄々漏れしてますよね
お忙しくなる前に更新とか、本当にありがとうございます
ここ数日の更新をまた読み返してはニマニマして
次の更新をお待ちしております
572
:
名無しさん
:2013/02/05(火) 17:34:20 ID:???
K様、更新ありがとうございます。
私もです。コ○コー○のイベントの時もとん○るずさんの番組の時も
後一人メンバーがいるのにMKさんとTだけふたりの世界でラブラブオーラが出てて、
TEさんやMTさんだけ蚊帳の外状態だな〜って思いながら見てました。
魂の時も歌ってるTを見つめるMKさんの表情が本当に優しかったですよね。
王子様と言われてるTの王子様はMKさんなんですね。
明日からお忙しくなるとのこと、お身体ご自愛ください。
次回の更新まで良い子にしてお待ちしています♪
573
:
名無しさん
:2013/02/05(火) 23:30:07 ID:???
K様更新ありがとうございます。
相変わらず愛らしいTKに放置されるMKさんが可愛いです。
ちょうどTKの妄想のあたりでふた○の唇を聞いていた為、読み手も更に妄想がふくらみました(笑)
574
:
<削除>
:<削除>
<削除>
575
:
<削除>
:<削除>
<削除>
576
:
M
:2013/02/09(土) 17:38:29 ID:???
K様
沢山のお話しありがとうございます。
随分ご無沙汰してしまいました。
まだ覚えて頂いてますか?
昨年のゴタゴタでTKの笑顔を見るのが辛くて
放浪の新しい番組も見れずこちらもお邪魔できずにいました。
K様のお話しにはずっと癒されてきて
お話し読むのが本当に楽しくてK様には感謝の気持ちでいっぱいだったので
なんとかここにお邪魔したいと思いつつも来れないでいました。
K様の描く可愛いTKが大好きです。
ATKやMKTKには本当に癒されます。
ありがとうございます。
しばらく忙しくなられるとか・・・。
季節柄
お体に気を付けてくださいね。
K様のお話しを楽しみにしています。
574と575の削除は、私が間違えてあげてしまったので
削除して頂きました。
どうかご心配なさらないでくださいね。
577
:
名無しさん
:2013/02/14(木) 17:29:29 ID:???
K様
お忙しい中、素敵なお話を更新して頂きありがとうございます!
Tを見るMKの眼差しがとっても優しくて、共演している番組を見るのが大好きです。
H社長もTには甘甘ですね(笑)^^
578
:
さらら
:2013/02/21(木) 02:55:29 ID:???
K様
更新ありがとうございます!
モーニングの短編、どれでも超可愛かったです。ベッドで電話する可愛いT、本当に笑えましたー
久々に癒されました!
MTKさんとの温泉も、思わず期待しちゃいますね(笑)きっとラブラブに間違いないでしょう。
MTKxTの写真の話も、大好きです!!
何も言わず、逆にTの家に泊まるMTKの優しさ、本当にうっとりしました。兄貴格好良すぎですよぉー
一人で布団の中泣きじゃくるTも愛しくて、読み手も泣きたくなりました(笑)
年の差で超大人のMTKxT、やっぱり萌えすぎでどうしようもないぐらい、大好きです!
MKTのCM話もニヤニヤ止まりませんでした(笑)
お忙しい中、お体も大事にしてくださいね♪
次回も楽しみにしています。
579
:
K
:2013/02/23(土) 22:26:51 ID:???
570様
コメントありがとうございます!
CM発表会に某バラエティ…いま、思い出してもMKTのラブラブっぷりに
思わずにやけてしまう書き手です
忙しいなか、MKT動画を見ては疲れを癒してもらってます(笑)
コメントの時は、ほんとにお互いを見つめ合ってますよね〜
なんだかこちらが赤面するほど愛が駄々漏れで…
エロい!との表現がまさに当て嵌まります!
亀更新ですが、頑張って更新していく予定ですのでこれからも宜しくお願いします!
571様
コメントありがとうございます!
仕事の合間にこちらを覗いていただいてるなんて、嬉しいです〜!
書き手の拙いお話が、忙しいお仕事の束の間の癒しにでもなっているんでしたら幸いです
MKTはリアルに愛が駄々漏れですよね〜
某バラエティでもあまりに仲が良さそうな二人を観ながら
思わず「TEちゃんごめんね…」と呟いてしまった書き手です(笑)
MKさんがコメントしてるときのTの上目遣いは鉄板ですね!
ほんとに可愛くて大好きです〜!
二人が醸し出す空気はいつも甘くて…そしてそんなMKTが書き手は大好きです!
最近は亀更新ですが、次のお話も楽しんでいただけると幸いです
572様
コメントありがとうございます!
TEちゃん蚊帳の外…ほんとにそうでしたよね〜
MKTの距離が近くて、下で膝同士がくっついてイチャイチャしてるんじゃ…
なんて妄想するほどに二人の世界でした(笑)
あの甘い空気を自然と出せるMKTが書き手は大好きです
魂の時はMKTのアイコンが多かったですよね〜!
なんだか懐かしいです(涙)
Tが体調を崩してた時の年末のレ○大でのMKTアイコンは
今でもすごく印象に残ってます
体調の悪いTを励ますように、そして支えるようにしっかりTを見つめていたMKさんと
それに笑顔で応えるTの間には愛が溢れてました!
仕事が立て込んでいて、亀更新になってますが近いうちに更新したいと思います!
また宜しくお願いします!
573様
コメントありがとうございます!
MKTに関しては大人なMKさんと甘えんぼTも大好きですが
ちょっと小悪魔ちっくなTとそれに振り回されるMKさんも好きだったりします(笑)
新CMイベントでのMKさんは、確かにふた〇の唇の世界観ですね!
ほんとにスーツがよく似合ってて素敵でした〜
Tもヘリから降りてきたMKMTを見て
映画観てるみたいでした!とコメントしてましたね
次のお話も楽しんでいただけると幸いです
また宜しくお願いします!
M様
M様、お久し振りです!!
お変わりなくお過ごしでしたでしょうか?
久し振りのM様からのコメント、すごく嬉しかったです!
どうしてらっしゃるのか気になってましたので…
Tが大好きでATKを大切に想ってらっしゃるM様なので
色々と複雑な想いがあったことと思います
相変わらず成長してない拙いお話ばかりですが(笑)
書き手のお話で少しでも癒されていただければ…
そんな想いでこれからもお話を書いていくので、M様にも楽しんでいただければ幸いです
あと…コメントでageていただくのは一向に構いません
書き手自身、最近は更新の度にageてますので(笑)
M様さえ問題なければ、気にしないでくださいね〜
お気遣いありがとうございました!
577様
コメントありがとうございます!
Tを見るMKさんの眼差しはほんとに優しくて温かくて…愛が溢れてますよね
書き手もMKT共演の番組は大好きです!
T加入当時はMKTのCMとか共演も多くて萌えがたくさんあったのですが
少し前から新メンバーだったり社長が一緒のことが多くなって(笑)
きっと社長はMKT二人だけだと色々と心配なんでしょうね(笑)
さらら様
コメントありがとうございます!
sweet morningを楽しんでいただいたみたいで、書き手も嬉しいです!
ベッドで電話してMKさんを呼ぶTは、書き手も好きです!
MKさんに対しては、甘えたで駄々っ子なイメージがあるので(笑)
MTK温泉旅行編はもう少し時間掛かりそうなので、もうしばらくお待ちくださいね
今年はいつバンド活動が始動するんですかね〜
可愛いTと男前兄貴が待ち遠しいです!!
MTKさんはかなり年上ですし、包容力ありそうなので
Tがどれだけ我儘言っても、怒って泣いても余裕ありそうですよね
そんなとこも可愛い…みたいに思ってそうです(笑)
次のお話も楽しんでいただけると幸いです
580
:
K
:2013/02/25(月) 19:32:53 ID:???
MTK×Tの温泉旅行編が、もうしばらく時間がかかりそうなので
以前書いて、更新するタイミングがなかったMKT小話を
先に更新させていただきます。
MTK×Tは、もうしばらくお待ちくださいませ
甘い唇 〜MK×T〜
1月1日
『マキ〜』
『ん?』
新年会で盛り上がるなか、用を足しにトイレから戻ると
まっちゃんがグラス片手に寄ってきて、苦笑交じりに口を開く
『アレどうにかして(苦笑)』
『…あぁ(笑)』
まっちゃんの目線の先には
座敷のあちこちで酒を片手に熱く語り合うメンバーをよそに
部屋の隅っこで膝を抱えて座るタカヒロの姿があり
そしてその傍でショーキチ、テツヤ、ケンチの3人がタカヒロを取り囲んでいる
ショーキチが心配そうな表情を浮かべタカヒロの隣に座り
テツヤが膝に顔を埋めたままのタカヒロの頭を撫で
ケンチが穏やかな表情でタカヒロになにか語りかけている
ここ数年、すっかり恒例となってしまっている光景だ
581
:
K
:2013/02/25(月) 19:36:09 ID:OKFl5o5s
『もう、あんま時間ないんでしょ?』
『うん、』
まっちゃんの言葉に腕時計を確認すれば
テレビ局に向かう為、あと15分ほどでここを出なければならない
年が明けたと思ったらゆっくりする間もなく
新年一発目の仕事が待っている
『行く前になんとかしてってよねー、ヒロくんも心配してるし』
まっちゃんのセリフに、奥のテーブルにいるヒロさんに視線を向けると
心配そうな表情で、タカヒロの方をチラチラ見ている
『とりあえず行ってくるわ(笑)』
『よろしくー』
まっちゃんに肩をぽんっとひとつ叩かれて送り出されたオレは
姫の機嫌を取るべくタカヒロの元へと向かった
582
:
K
:2013/02/25(月) 19:39:34 ID:???
さて、どうするかなぁ…
今年も例外なく、仕事に向かうオレと離れるのを嫌がって
すっかり落ち込んでるタカヒロ
その姫の機嫌をどうやって取ろうか頭を働かせながら
タカヒロの前へと歩み寄ると目の前にしゃがみこむ
『タカヒロ』
オレの声にピクリと肩を揺らすものの
顔を上げずにくぐもった声でポツリと零す
「……もう行くの?」
『あと10分かな』
ふたたび、腕時計で確認するオレに
伏せていた顔を上げたタカヒロはしゅんとした顔を見せる
『そんな寂しそうな顔するなよ』
「だって…寂しいもん」
583
:
K
:2013/02/25(月) 19:43:19 ID:???
『おいで』
くしゃりと顔を歪ませ潤んだ瞳でオレを見上げるタカヒロの腕を
ぐっと引き寄せると膝に抱っこする
「オレは仕事だけど、タカヒロは皆と楽しんで』
「………」
額をコツンと合わせ、顔を覗き込んで告げれば
ふいっと視線をそらし、俯いてしまう
『こら、そんな泣きそうな顔しないの!
ちょっとの時間だけだろ?』
「わかってるよ?わかってる…でもマキさんいないと楽しくないもん」
オレの首に腕を回しぎゅうっと抱きついてくる可愛い仕草に
背中をポンポンと撫でてやる
『マキさーん、そろそろ…』
申し訳なさそうなマネージャーの声に
『わかった』と返事をしてから
タカヒロにいい聞かすように告げた
『…じゃあ、タカヒロいいコにしてろよ』
584
:
K
:2013/02/25(月) 19:49:21 ID:???
頭のてっぺんに、ちゅっとキスを落としてから
身体を離そうとしたものの、オレの背中にへばりついたまま離れない
『こら、手を離しなさい(笑)』
「ムリ、くっついちゃったもん」
『ターカーヒーロー』
「いやっ!オレとマキさんは離れちゃいけないの!
いつもくっついてないとダメなんだもん!」
『たぁくん可愛い〜!!』
『だもん…って、可愛いすぎるでしょ』
『ヤバいっす!』
テツヤ、ケンチ、ショーキチが口々に叫ぶのにオレは苦笑い
『あんまり可愛いこと言ってるとココで襲うぞ?』
しがみ付いたままのタカヒロの耳朶に
吹き込むように囁き、素早くキス
するとオレの首に回った腕に
思いのほか強く引き寄せられた
『っ、んんっ?!』
585
:
K
:2013/02/25(月) 21:04:11 ID:???
突然、唇が塞がれたと思ったら
触れ合ったその隙間からタカヒロの熱い舌が
スルリと滑り込んでくる
「んっ、んぅ…はぁ、っ」
舌を絡め取られ、キュッと歯を立てられた後
濡れた音を立てて唇が離れてゆく
『こら、タカヒロ(苦笑)』
オレの膝に乗り上げる格好のタカヒロの背中を支えてやりながら
悪戯を咎めるように額をコツンと小突くと
ペロッと舌を出して微笑んでみせる
「マキさん補充できたからもう大丈夫…
ちゃんといいコで待ってるから…お仕事頑張って」
ふわりと笑ってからオレの頬にキス
すっかり気分が浮上した様子のタカヒロに安心しつつも
ヒロさんからの鋭い視線を背中に感じて苦笑い
確実に見られてたな…
586
:
K
:2013/02/25(月) 21:15:30 ID:???
『ほんと、たぁくんは可愛い』
『これで堕ちない男はいないと思うよ』
『マキさんマジ羨ましいっす…』
テツヤ、ケンチ、ショーキチのセリフに
タカヒロがクスクスと笑いながら告げる
「ショーキチも結構好きだよ、オレ」
『タカヒロくーん!』
「っ…ふぎゃ!?」
まるで大型犬のようにショーキチに飛び掛かられ
畳の上に二人して倒れ込む
いつものようにショーキチとじゃれあうタカヒロの様子に
一安心したオレはゆっくりと立ち上がった
『じゃあ行ってくるな』
「うん、いってらっしゃい」
仕事に行くオレをいつも見送るように
部屋の入り口に立ったタカヒロは
オレの手をぎゅっと掴むと、引き寄せるように少し強めに引っ張る
「ねぇ、マキさん」
『ん?どした?』
タカヒロへと顔を寄せたオレの耳朶へ
内緒話をするようにタカヒロが囁く
「帰ってきたら、姫始めだからね」
甘い唇からもたらされたそのセリフに
俄然、仕事に気合いが入ったのは言うまでもない
〜Fin〜
587
:
名無しさん
:2013/02/25(月) 22:45:22 ID:???
K様、更新ありがとうございます。
きゃー、Tったら何て姫なんでしょう。
メンバー皆の姫ですね。
MKTに抱っこは鉄板ですね〜。
「帰ってきたら、姫始めだからね」なんて言われたら
そりゃあ堕ちない男はいませんよね。
MTK×T温泉旅行編、楽しみにお待ちしています♪
588
:
名無しさん
:2013/02/28(木) 13:49:14 ID:???
K様更新ありがとうございます!
可愛いTKにほっこりしました。
みんなにも可愛がられている感じが楽しいです。
589
:
K
:2013/03/14(木) 17:16:32 ID:???
587様
コメントありがとうございます!
すっかりご無沙汰しまいほんとうに申し訳ないです(汗)
忙しさに追われる日々を過ごしていると月日が経つのは
ほんとうにあっという間で…
結局、MTK×Tの温泉編もまだ完結していないんです
けれどとりあえず前後編という形で前半だけでも
更新させていただこうと思ってます
いつも温かいコメントには感謝の気持ちでいっぱいです!
これからも宜しくお願いします!
588様
コメントありがとうございます!
すっかりご無沙汰してしまい…すみませんっ!!
可愛いTにほっこりしていただき、書き手も嬉しく思います
書き手の中でTは姫なので(笑)メンバー皆に可愛がれてるTが大好きなんです!
亀更新になってしまってますが、次のお話も楽しんでいただけると幸いです
590
:
K
:2013/03/17(日) 22:20:58 ID:FLFX7TuE
甘い休日 〜MTK×T〜
『それではごゆっくり』
部屋へと案内してくれた仲居さんの声に、窓際に立って庭を眺めていたオレは慌てて小さく頭を下げる
窓ガラスの向こうに広がるのは、一面の銀世界
その美しさに感嘆の溜息をつきながら、頬をぴたっと窓ガラスに寄せると、火照った頬にガラスの冷たさが心地良い
591
:
K
:2013/03/17(日) 22:25:45 ID:???
「はぁ…ほんとに来ちゃったよ」
モトカツさんがオレの為に計画してくれたサプライズの温泉旅行
モトカツさんの運転で今朝、
自宅を出発したオレ達は
都心から数時間のところにある
温泉旅館に来ている
ひとつひとつの部屋が
メインロビーから独立している
造りの宿は、それだけで高級な
雰囲気を醸し出していて
所謂、お忍び旅館みたいな感じ
すごく楽しみにしていた今回の旅行
でも、いざ来てみると、まさか
こんなにも自分が…自分が…
592
:
K
:2013/03/17(日) 22:30:44 ID:???
『タカヒロ』
「な、なに?」
不意に名前を呼ばれ振り返ると
思いがけず至近距離に立つ
モトカツさんにびっくりして
返事をする声が思わず上擦ってしまう
『どうした?』
「っ、なにが?」
『さっきからなんか変だろ』
「へっ?!そんなことないよ…!」
明らかに様子のおかしいオレに
訝しげな表情を浮かべたモトカツさんが更に一歩近づいてくる
593
:
K
:2013/03/17(日) 22:34:52 ID:???
『タカヒロ』
「ひゃあ…っ、!?」
背後にあったソファの存在に
気付かずにそのまま後退りし
ぶつかったオレがバランスを崩すと咄嗟に長い腕が伸びてきて
オレを抱き寄せた
『大丈夫か?』
「ご、ごめんなさい…」
『…どうした?具合悪いのか?』
「ちがっ、」
心配そうな声音とともに
大きな掌が、熱の有無を確認するように額に触れるのに、慌てて首を振る
『熱はないな』
「ほんとにごめん、なんか…」
『なんか?』
「き、緊張しちゃって…」
恥ずかしさのあまり
顔が上げられずに俯いたまま呟くと一瞬の間の後、モトカツさんが小さく噴き出した
594
:
K
:2013/03/17(日) 22:45:47 ID:???
『ほんとに可愛いな、タカヒロは』
「ちょ、笑わないで!』
可笑しそうにくつくつと
肩を揺らしながら笑うモトカツさんの腕をパチンっと叩くと
宥めるような甘いキスが
ふわりと唇に落とされる
えー…正直に白状しますと
恋人と二人きりでの温泉旅行という、この状況にオレは今、すごく緊張しているんです
だって、よくよく考えてみると
モトカツさんと、ちゃんとしたデートとかしたことない気が…
たいてい仕事終わりに食事したり、呑みに行ったり、家でまったりすることがほとんど
それが、いきなり温泉旅行なんて…
意識しちゃったら、もうダメ
オレの心臓ドキドキしっぱなし
595
:
K
:2013/03/17(日) 23:01:44 ID:???
「だってさ、外でデートらしいことしたことなかったもん…
それがいきなり泊まりで温泉とか
緊張しちゃうじゃん」
唇をむぅと尖らせて、ブツブツ呟くオレを小さく笑ったモトカツさんに優しく腕を引かれる
『タカヒロ、こっちへこい』
そのままそばにあったひとり掛けのソファに横抱きに膝に乗せられると耳朶にちゅっと口づけられ、甘く囁かれる
『緊張を解す為に、一緒に風呂に入るか?』
揶揄するようなセリフと共に
ちゅ、ちゅっと啄むように頬にキス
擽ったさに思わず首を竦めると
今度は首筋に唇が這わされる
596
:
K
:2013/03/17(日) 23:06:56 ID:???
「あっ、んん…もぅ、お風呂?」
『夕食まで2時間あるぞ』
モトカツさんの腕のなか
身を捩るオレの身体をしっかり抱き込んで、甘く誘う
「あっ、ん…ぅ」
『どうする…?タカヒロ』
シャツの裾から大きな掌が潜り込んできて、脇腹をゆっくりと撫で上げる
「んっ…入るだけ?」
『どっちがいい?』
耳朶にふっと吐息が吹き込まれ
肩がぴくんっと震える
「ん……した、い」
モトカツさんの首にぎゅうっと
しがみ付いて小さく告げると
逞しい腕によってオレの身体が
ふわっと宙に浮いた
597
:
名無しさん
:2013/03/18(月) 16:33:47 ID:???
おお、とうとう温泉旅行ですね! けど今まででーてらしいデートしたことなかった
ってちょっとかわいそうな。いっぱい甘えられるといいですね。
温泉、入るヒマがあるのか?!(笑) 続きも楽しみにしています。
598
:
名無しさん
:2013/03/18(月) 17:00:49 ID:???
読んでいてこっちまで緊張してしまいました←(笑)
MTKさんは相変わらず余裕ですね
続き楽しみに待ってます!
599
:
名無しさん
:2013/03/19(火) 23:18:52 ID:???
K様、お忙しいなか更新ありがとうございます。
次は待ちに待った温泉えちですね。
う〜、続きが楽しみで堪りません。
次回の更新まで良い子にしてお待ちしています♪
600
:
K
:2013/04/02(火) 16:09:16 ID:gobxgiWA
ミントなKissをキミと 〜MKT〜
「怒ってる?」
『んー?』
『ねぇ、マキさん…怒ってる?」
『いや、怒ってないよ…?』
家に帰ってきてから繰り返される
何度目かの遣り取りに、ソファに座って雑誌を読むフリをするオレは
さっきから笑いを堪えるのに必死だ
なぜなら、ソファの上にキチンと
正座して瞳を不安そうにユラユラ揺らしながらオレの顔を覗き込む
タカヒロの姿が叱られた仔犬そのものだから(笑)
601
:
K
:2013/04/02(火) 16:11:08 ID:???
)
「…やっぱり、怒ってる」
『怒ってないって(笑)』
『…絶対、怒ってるもん」
『どうして、そう思う?』
「だって、暴走しちゃったし…」
『してたな(笑)』
オレとまっちゃん、ケンチでMCを務める冠番組にゲストとしてアツシとタカヒロがやってきた
番組のタイトルにはオレ達のグループ名がついてるとはいえ、今ではメンバー、ましてやアツシとタカヒロがゲストとして出演するなんて滅多にないに等しくて…
久しぶりにオレ達、兄貴に囲まれたタカヒロはテンションも上がって少々暴走気味だった
602
:
K
:2013/04/02(火) 16:12:44 ID:???
『…ごめんなさい」
シュンとした表情で俯いたタカヒロがポツリと呟く
収録中はやんちゃ発言連発だったタカヒロも収録が終わると冷静さを取り戻したのか「オレ、大丈夫だった?」とアツシやまっちゃんに何度も確認したらしい(笑)
オレがスタッフと打ち合わせでその場にいなかったことも、タカヒロは「マキさん怒ってるかも…」と余計に不安に駆られたみたいだ
実際、オレは全然怒ってないけどね(笑)
603
:
K
:2013/04/02(火) 16:14:32 ID:???
さっきから読むフリを続けていた雑誌を閉じると、ポンポンと自分の太腿を叩いてから『おいで』とタカヒロに声を掛ける
すると、伏せていた頭を恐る恐る上げたタカヒロがオレの首筋にぎゅうっとしがみ付いてきた
『楽しかったんだろ?』
「うん」
『久しぶりだったもんな』
お互いのソロ活動が忙しい今の状況、そして環境に感謝しつつも、どこか寂しい気持ちが拭えないのはタカヒロだけじゃない
ただ、オレ達オリメンがこれ以上ないほど可愛がって甘やかしてきたタカヒロは、きっと誰よりも孤独を感じ、淋しさを抱えているのかもしれない
少し前、久しぶりにアツシと二人で濃密なレコーディングの日々を送っていた時も、数日間はテンションタカヒロだった(笑)
604
:
K
:2013/04/02(火) 16:16:39 ID:???
『マキさん達と一緒で…アツシさんもいて…すごく楽しかった』
オレの膝に乗ったタカヒロがほんとうに嬉しそうに笑う
その笑顔が出逢った頃のタカヒロの笑顔と重なる
『アツシも楽しそうだったな』
「ふふっ、アツシさんがまた一緒に出たいね、って言ってた」
『二人ならいつでも歓迎だよ』
タカヒロの髪をくしゃりと掻き混ぜると擽ったそうに首を竦め、嬉しそうに頷く
『でも次に出たら、ちゃんと真実を伝えないとな…』
「え?」
何のことか解らないとキョトンとした表情を浮かべるタカヒロの唇を指先でそっと撫でる
『本番前、歯磨きするのはマキさんとキスする為だって(笑)』
「っ?!あっ…ちが…っ!」
605
:
K
:2013/04/02(火) 16:18:25 ID:???
真っ赤になって、ふるふると首を振るタカヒロの唇に素早くちゅっとキスを落とす
『ほんとだろ?』
「うぅー…半分ほんとで、半分はたまたまだもん」
頬を染め、ちょっぴり悔しそうに唇をむぅと尖らせるタカヒロが可愛くて、クスクス笑いながら顔中にキスの雨を降らせていると当時のことを思い出す
あれは、タカヒロと付き合いだして最初の年のライブ
本番前、アップを終えたオレはむしょうにタカヒロの顔が見たくなり楽屋を訪れた
すると誰もいない楽屋の隅で、鏡を前に歯磨きをするタカヒロを見つけ、磨き終わったタカヒロの仄かにミントの香りが残る唇にキスをしたのが始まり
タカヒロいわく、緊張を解す為になんとなく歯磨きをしていたらしいが…
その時以来、アップを終えるとタカヒロを訪ねて、歯磨き終わりにキスをするのがオレ達の間で習慣になった
606
:
K
:2013/04/02(火) 16:19:50 ID:???
『なんか懐かしいな』
懐かしい思いに駆られるオレの腕のなかで、タカヒロがポツリと呟く
「あの時…いきなりマキさんにキスされてビックリして…緊張が吹っ飛んだ」
『あははっ!』
あの頃のタカヒロはライブやテレビ出演の度に、緊張してプルプル震えてたっけ
今ではすっかりグループの顔として、頼もしく成長したけれど…
でも、やっぱりいつまで経ってもタカヒロはオレ達にとって可愛い末っ子のまま
607
:
K
:2013/04/02(火) 16:35:43 ID:???
『さて、そろそろ寝るか』
気付けばオレの胸に凭れてウトウトしだしているタカヒロの背中をポンポン叩いて、ベッドへ行こうと促す
「ん….、ゅう」
『ん?どした?』
「もぅ、…ちゅう、しないの…?」
恥ずかしいのか、オレの鎖骨辺りにおでこをグリグリ擦り付け、タカヒロが小さく呟いた
『…歯磨きした後、するか?』
オレの揶揄するようなセリフに、羞恥に眦をうっすら染め、たっぷり水分を含んだ瞳でオレをじっと見つめる
「ん…いま、する…ちゅう、する」
キスを強請るその艶めいた表情が、どれだけオレの欲望を煽るのか、たっぷり教えてやらないとな
タカヒロの男にしては長く、綺麗にカールした睫毛にそうっとキスをしてから、甘い唇にしっとりと口づける
あの頃と変わらない柔らかい唇からは、あの頃と同じ仄かなミントの香りがして、腕のなかの愛しい存在が今も変わらずここにあることを、心から感謝した
〜fin〜
前回、更新した分についてコメントを頂きながら、まだお返事出来てなくてすみません!!
後ほど、お返事させていただきます…そしてMTK×TKの続きじゃなくてすみません!
608
:
名無しさん
:2013/04/02(火) 16:56:57 ID:???
K様、更新ありがとうございます。
MTK×Tの続きじゃなくても、久しぶりにK様のお話が読めただけで嬉しいです。
これは週○ネタですね〜。
確かにT、ちょっと暴走気味でしたね(笑)。
でもAちゃんと一緒に出演、嬉しかったです。
握手忘れると2〜3曲引きずるなんて、Aちゃんの事どんだけ好きなんでしょう?
そしてMKさんやMTさんオリメンのお兄さんズに
可愛がられるTを見てると微笑ましかったです。
次回の更新、お待ちしています♪
609
:
K
:2013/04/02(火) 21:45:41 ID:???
597様
コメントありがとうございます!
更新がかなりご無沙汰になってしまい
読み手の皆様には申し訳ない気持ちでいっぱいです
MTKさん相手だと昼間の健康的なデートってあまり想像がつかないですよね(笑)
どちらかというと夜デートのイメージなので…
お風呂入るひま…どうでしょうか(笑)
ただ浴衣で乱れるTは書きたいので!頑張ります
598様
コメントありがとうございます!
Tの緊張が598様にも移ってしまいましたか(笑)
MTKさんは大人ですからねぇ…余裕ですよね
すっかり亀更新になってしまってますが、頑張って書いていきますので
宜しくお願いします
599様
コメントありがとうございます!
すっかり亀更新で読み手の皆様には申し訳ない気持ちでいっぱいです
温泉えち頑張って書いていきます!
続きも楽しんでいただけると幸いです
608様
コメントありがとうございます!
温泉えちでなくてすみません!
週EXはリアルタイムで観てなかったんですけど
後でみて久し振りに萌えました!
勢いのまま書いた小話です(笑)
次は温泉えち、アップしたいのでもう少しお待ちいただけると幸いです
正直、最近はEXに対して色んな複雑な想いがあり書くことが辛くなっていました
Tへの溢れるばかりの愛は変わらないですが、リアル設定で書いている以上
色んなことが気持ちにも影響してしまい…
Aの隣でこれからも唄いたい!Aの隣で、ふたりで唄えることの喜びを感じる!
Tのささやかな願いすら、居場所ですら失われていってしまいそうで…
こんなとこで愚痴ってすみません!!
でも気持ち切り替えて頑張ります!
いつも読んでくださる皆様、ありがとうございます!
610
:
名無しさん
:2013/04/02(火) 23:04:20 ID:???
K様、私も同じですよ。
今年は節目の年だとか、4月になったら発表があるとかって目にする度に
胸が絞めつけられる想いがします。
Tがツインボーカルの喜びを改めて感じたって言ってるのに
この先放浪はどうなっちゃうんだろうって考えると不安でいっぱいになります。
Tは「Aさんの隣でこれからも唄いたい」という言葉を最近よく口にしてますよね。
おそらくTが一番望んでいる事なんだと思います。
お願いだからTの望みを奪うような事はしないでって、いつも思っています。
でもどれだけ考えたって、放浪がこの先どうなるのかなんて
私たちに知る術はない・・・。
本当に辛いですよね。同じ想いをしている者同士愚痴りあって、
思ってる事を吐き出すだけでも少しは楽になれるんですから、
愚痴ったっていいと思います。
私たちにはTが唄い続ける限り応援することしかできません。
お話を読んでいるだけの私でも辛いのですから、
書き手様はもっと大変ですよね。
どうしても書くことがお辛い時は少し休まれても結構ですよ。
私はいつまでもお待ちしていますので・・・。
K様のお話が何よりの癒しになります。
お辛いでしょうが頑張ってください。
611
:
名無しさん
:2013/04/02(火) 23:06:16 ID:???
K様
更新ありがとうございます。
今朝は爽やか〜なMKさんの笑顔にやられてしまいました
K様同様私も本当に最近のリアルはつらいです
ファンをやめてしまえたら楽なのにとすら思うこともあるくらい
でもAとTの歌声がやっぱり好きなんです
こちらでK様の素敵な素敵な素敵な(何度言ってもたりないくらいです)お話を読ませていただいて心潤しています
612
:
M
:2013/04/03(水) 23:33:36 ID:???
k様のお気持ち痛いほど判ります。
私も同じように感じてここに来るのが辛い状況でした。
Aちゃんとのお話しを読んでも心がザワザワとして
落ち着かなくなる自分がいます。
そんな中お話し書いてくださるK様はもっとお辛いですね。
お話し書いてくださって本当にありがとうございます。
今、Tはどんな気持ちでいるのか思えば思うほど
辛くてTが心配で仕方ないです。
でも、610様が書いてある通り
私たちがどんなに心配してもTの心を知る事も出来なければ
TがAちゃんの隣りで歌いたいって思いを守ってあげることも
出来ないんですよね。
悔しい気持ちとTを思う気持ちで本当に切ないです。
Tがどんな気持ちなのか思うとTの笑顔ですら見ていると
泣きたくなります。
同じくファンをやめられたらどんなに楽なのか思うけど
私もやっぱりAとTの歌声が大好きです。
K様もお辛い時は無理なさらないでくださいね。
でも、ずっとずっとK様とK様のお話しを応援しています。
この先もファンにとって辛い発表や状況があるかもしれませんが
同じ思いの皆さんと愚痴ったり励ましあっていきたいですね。
そしてこれ以上Tが悲しむ事がおきないよう祈ってます。
613
:
M
:2013/04/04(木) 07:37:48 ID:???
MKさんに甘やかされるTは
本当に心が和みます。
私も番組見てましたが久しぶりに
オ*メンのお兄さん達に囲まれて
Tは本当に嬉しそうでした。
きっとTも心から楽しんでたんでしょうね。
614
:
さらら
:2013/04/04(木) 08:16:33 ID:???
K様
更新、ありがとうございます!そしてお久しぶりです!
合間を縫ってK様のお話を読むのが、癒しになっています(笑)
ああ見えても、ちゃんとしたデートに入ると恥ずかしがるT、本当に可愛過ぎますーー。
確かに、食事や家以外のデートのイメージはあまりないですねなぜか(笑)
温泉でMTKさんにいっぱい可愛がられて、乱れているT、想像だけで萌えすぎで死にそうです!
そして、素敵な甘々MKT小話を見た後、早速読み手も週○に拝見してきました!
久々にAT、MKT萌えありましたね!♪
Tやっぱり皆のお姫様!(笑)
握手の話、どれだけAちゃんが愛しているのかって、思わずつっこみたくなりましたw
ハイタッチのわざと離さないとかも、Aちゃんの「そう、Tそうよ」返事も、とてもTのことを見ている感じが伝わってきて、さらに萌えました。
今回の週○を見て、少しだけでも、ホッとしました。
発表が出ましたけど、お2人はこれからもずっと一緒に歌っていく、こう信じたいですね!
Aちゃんもソロで言ったから、これから2人歌う機会絶対いっぱいありますって(笑)
K様の素敵なお話、いつでも応援しています。
次回も楽しみにしています♪
615
:
名無しさん
:2013/04/12(金) 11:29:50 ID:???
K様、忙しい中のお話更新ありがとうございます!
ついにTのソロデビュー決まりましたね!
MTKさんがツイで早速、T坊のソロツアーでドラム叩きたいと呟いていて、非常に萌え&感動しております。
お話、楽しみに待ってます^^
616
:
名無しさん
:2013/04/12(金) 20:30:16 ID:???
TのソロSingleのMVみましたー*
なんか、綺麗すぎでした。
ベッドのシーンではいつもあんな顔でMKさんの隣で寝てんのか*て思う程綺麗でした//
617
:
名無しさん
:2013/04/12(金) 20:59:33 ID:???
水中のシーンやばいですねエロすぎ
AかMK兄さんかMTKさんにお仕置きされたらいいんだわっ
MTKさんすぐにツイしてくれてましたね
相変わらずの愛情
618
:
K
:2013/04/18(木) 22:09:59 ID:???
610様
コメントありがとうございます!
思わず愚痴を吐露してしまいましたが、ここの皆さんはほんとうに温かい方ばかりで
感謝の気持ちでいっぱいです!
皆様からのコメントを読んで泣きそうになってしまいました
ツアーも始まり、新たな予定も色々と発表になりましたね…
それらに関しては色々な想いがありますが、なんていうか…Tが加入した頃は
まさかこんな風になっていくだなんて予想もしてなかったです
ATに関しては…Tの切なる願いは…残念ながら、私達が望むようには
いかないみたいですね
色々な想いが渦巻いてますが、これからもお話は書いていくつもりです
ここで書くことで私自身は色々なものを吐き出してしまえるのかもしれません
書き手の愚痴に付き合っていただき、ほんとうにありがとうございます!
次のお話も楽しんでいただけると幸いです
611様
コメントありがとうございます!
毎週火曜日はほんとうに爽やかな笑顔で迎えられますよね!
書き手にとってもMKさんの笑顔は最高の癒しとなっております!
そしてきっとTKにとってもそうに違いないと自負しております(笑)
EXに関してはほんとうに色々とありますよね
Tを大切に想うこちらの皆様にとっては、辛いことも多くあります
でも私も611様と同じでATが大好き!そしてATの唄が大好きです!!
これからも愛されるTのお話を書きたい気持ちに変わりはありません
私のお話で少しでも癒されていただけたら、それが何よりの幸せです
こちらの読み手の皆様にはほんとうに感謝の気持ちでいっぱいです
いつもありがとうございます!
M様
コメントありがとうございます!
書き手の愚痴にお付き合いくださり、そして温かいコメントまでいただき
M様をはじめ、読み手の皆様にはいつも感謝の気持ちでいっぱいです
何があっても、ここには同じ想いをもつ読み手の皆様がいらっしゃるから
私はここまで書いてこれたのだと思います
書くことを辛いと思ったこともありますが、それでもここでこうして
お話を書くことで私は心のモヤモヤを吐き出してしまえるので
やっぱり書くことを辞められないんだなぁとつくづく感じました
Tがいる限り、書き手も精一杯、皆様に喜んでいただけるお話を書いていきたいので
これからも末永く宜しくお願いします!
MKTはほんとうに和みますよね〜
昔から変わらない仲のいい二人の姿に書き手もいつも癒されてます!
書き手の中で、この二人は揺らがないんですよね、安定感抜群です(笑)
さらら様
お久し振りです!
コメントありがとうございました!
お変わりありませんでしたか?
MTKさんは夜のイメージですよね(笑)
お昼のイメージがないです(笑)
温泉旅行編、更新が滞ってますが頑張って書いていきますので
楽しんでいただけると嬉しいです
MKTが抜群の安定感です!
週EXを見ると、どちらかというとAT萌えの方がたくさんあったのに
なぜかMKT小話を書きたくなる書き手です(笑)
Aちゃんごめんねと謝りつつ、そのうちAT書けたらいいなと思ってます!
オリメンに囲まれたTはほんとうに姫ですね!可愛すぎる!
これからも愛らしいTを書いていく予定ですので、楽しんでいただけると幸いです
615様
コメントありがとうございます!
最近は忙しさ故に、すっかり亀更新になってしまって本当に申し訳ないです!
それなのに、皆様からはたくさんのコメントをいただき感謝の気持ちでいっぱいです
TのソロPVは…美しく、そして可愛かったです〜!!
MTKさんの呟きも嬉しかったですね!いつの日か実現してもらいたいです!
次のお話も楽しんでいただけると嬉しいです
616様
コメントありがとうございます!
ソロMVは美し過ぎるTでしたね〜!!
ほんとに可愛くて、あれは…萌え滾りました(笑)
ベッドのシーン…あれは書き手もMKさんを想像しちゃいました(笑)
あのMVは色々と妄想を掻き立てられますよね!
そのうちお話が書ければと思ってます
617様
コメントありがとうございます!
バラ…ヒロですね!
エロいし、ほんとうに綺麗でした〜!!
あれはMKさんもMTKさんも、Aも何度もリピして観てそうですよね〜
MTKさんの呟きはほんとうに嬉しいです!
そのうちお話が書けたらと思っているので、その時は楽しんでいただけると幸いです
619
:
名無しさん
:2013/04/21(日) 01:22:10 ID:???
MTKさんのツイ見たら
俺は全力でTKを応援する*とか
たかちゃそほんと大好きや〜とか書いてありもー萌えとなんかMTKさんのあったかさに感動しました*
620
:
K
:2013/04/21(日) 13:08:44 ID:???
619様
コメントありがとうございます!
MTKさんツイ見ましたよ〜
相変わらずのTラブなMTKさんですね!
ほんとに嬉しいです!!
621
:
K
:2013/04/21(日) 13:16:06 ID:???
涙の雨 〜MKT〜
『『『お疲れー!!!!』』』
6人分のグラスが軽快な音を立てて合わさる
後輩ヴォーカル、ショーキチとネス、そしてタカヒロくんとオレという、ちょっと異色なメンバーで半年前にスタートした冠番組が今日を以って終了した
収録後、カラオケ店にて6人でお疲れ様会という名の打ち上げ
『ねっさん、唄いましょー!!』
レモンサワー片手に番組の思い出話にひとしきり花を咲かせた後、ショーキチがネスに声を掛けるのを合図にカラオケがスタート
ネスとショーキチのパワフルな歌声で一気に盛り上がった後は、後輩ふたりにバトンタッチ
622
:
K
:2013/04/21(日) 13:19:07 ID:???
「あっ」
イントロが流れた瞬間、オレの隣に座るタカヒロくんが小さく声を漏らす
後輩達が唄うのは、当時の彼らのオーディションの課題曲
EXとして世に送りだされることのなかったこの曲はオレも個人的に凄く好きで、タカヒロくんとアツシくんがレコーディングしたものを聴いたことがある
切ないバラードに皆が聴き入ってるなか、ふと隣のタカヒロくんに視線を遣ると、真っ直ぐにオミとりゅーじを見つめるタカヒロくんの頬が濡れていることに気づいた
623
:
K
:2013/04/21(日) 13:23:12 ID:???
声を漏らすことなく、静かに頬を伝うその涙に目が離せないでいると、さすがにオレの視線に気づいたのか、タカヒロくんがこちらを見て慌てて頬を拭い立ち上がる
「っ、ごめん…トイレ」
今にも消え入りそうな声でそう告げると、そっと部屋を出て行ってしまった
その後ろ姿を、オレは黙って見送ったものの、タカヒロくんが心配で追いかけるように部屋を出る
部屋を出て、キョロキョロと視線を彷徨わせタカヒロくんの姿を探すと、通路の奥の少し広いスペースの壁に凭れ、窓ガラスの向こうに広がる夜景をじっと見つめるタカヒロくんを見つけた
624
:
K
:2013/04/21(日) 13:35:56 ID:???
『タカヒロくん 』
驚かせないようにそっと声を掛ける
「あ、ごめん…いま行く」
こちらを振り返り、ニコリと微笑むその頬にもう涙の跡は見えない
でもオレには判ってしまった…
タカヒロくんの深い悲しみが
喜びも悲しみも、苦しさも、その後にやってくる幸せも、すべてを共有してきた大切な人が、今この瞬間、隣にいない
その現実に泣いている
『タカヒロくん、ごめんね』
「…どうして、ケンチくんが謝るの?」
オレの口から零れたセリフにきょとんと首を傾げ、不思議そうな表情を浮かべる
その表情が、あまりに無垢で可愛らしくて…庇護欲を掻き立てられたオレは、自分でも無意識に感情的になっていたんだろう
『アツシくんがいればよかった…
いまここに、アツシくんがいればよかったのに』
625
:
K
:2013/04/21(日) 13:40:39 ID:???
突然、オレの口から出たアツシくんの名前にタカヒロくんはピクッと肩を揺らして反応した後、どこか遠くを見つめるような表情を浮かべてポツリとつぶやいた
「アツシさんはここにいるよ…いつもここにいる」
ぎゅっと握った拳を左胸の上、心臓の辺りに押し当てて、トントンと叩いてみせる
常に心の中にいる、そう自分に強く言い聞かせるように
でも次の瞬間、唇をきゅっと噛み締めた彼の顔がくしゃりと歪んだ
「でも、でもね…隣を見るといないんだ…いないんだよ、アツシさん…っ」
震える声で胸の内を吐き出し、顔を伏せてしまう
626
:
K
:2013/04/21(日) 14:12:13 ID:???
『タカヒロくん…っ!』
オレは咄嗟に腕を伸ばし、今にも崩れ落ちてしまいそうな身体をすかさず抱きしめた
メンバーの中でも背の高い方のタカヒロくん
でも抱きしめると、普段から鍛えているオレ達パフォーマーと違い、その身体は見た目よりも華奢なことが判る
タカヒロくんの拳はギュッと握られたままでオレの背中にしがみ付くことはない
それが無性に悲しくて、悔しくて…
オレでは、この震える身体を温めてやることも出来ないんだ
『ケンチさん!タカヒロくん、どうし…』
なかなか戻らないオレ達を探しに来たショーキチがひょっこり顔を覗かせる
『ショーキチ、マキさんに電話してくれる?』
『え?タカヒロくん、どうしたんすか?』
オレの腕の中にいるタカヒロくんを心配そうに見つめるショーキチを安心させるように告げる
『ちょっと呑み過ぎて気分悪くなったみたい…もしマキさんが迎えに来れるなら…』
『あっ、すぐ電話します!』
最後まで説明しなくても状況を理解したショーキチは、再び部屋へと戻っていく
くたりと力の抜けたタカヒロくんの身体が、ズルっと崩れ落ちそうになり慌てて抱え直す
その身体は、熱を帯びているようにも感じられ、目を閉じたままのタカヒロくんの呼吸も心なしか乱れているように思う
『タカヒロくんごめんね』
オレの腕の中で動かないタカヒロくんにそっと囁く
マキさんやアツシくんみたいに守ってあげられなくてごめん
627
:
K
:2013/04/21(日) 15:05:06 ID:???
ぐったりとソファに横たわるタカヒロくんを心配する後輩達を先に帰した後、ショーキチとネスの三人でマキさんの到着を待つ
『あっ、マキさん!』
「タカヒロは!?」
カラオケ店へと現れたマキさんは、普段メンバーに見せないような焦りを浮かべた表情でタカヒロくんの名を口にする
『タカヒロくん寝ちゃいました』
眠るタカヒロくんの顔を覗き込むマキさんに、ショーキチがそう声を掛けると、いつもの穏やかな表情でオレ達に向き直る
『そっか。ごめんな迷惑かけて…ありがと』
『いえ、タカヒロくんちょっと熱もあるみたいです』
『あぁ…ここ最近、寝不足が続いてたからな』
そういってタカヒロくんの髪を愛おしそうに撫でながら、その名を甘く囁く
『タカヒロ、タカヒロ…』
「んぅ、マキさん…?」
『ごめんな、遅くなって…迎えにきたよ』
628
:
K
:2013/04/21(日) 15:36:54 ID:???
目を覚ましマキさんを見た瞬間のタカヒロくんの表情を、オレはきっと忘れないだろう
くしゃりと顔を歪め、ポロポロと大粒の涙を流しながらマキさんの首筋にぎゅっと抱きつく
「マキさん…っ」
『ん?』
「オレ…っ」
言葉をつまらせ泣きじゃくるタカヒロくんを包み込むマキさんの背中は、いつも以上に大きく頼もしく見える
『大丈夫、大丈夫だから…」
「んっ、…うぅ、ひっ、く」
しがみ付くタカヒロくんの背中をトントンとリズム良く叩きながら、マキさんが告げる
『帰ろうか』
「ん…抱っこ」
甘えるように呟いたタカヒロくんに、それはそれは嬉しそうな笑顔を見せたマキさんは、そのままタカヒロくんの身体を抱き上げた
629
:
K
:2013/04/21(日) 16:10:39 ID:???
『お疲れ様です』
『気を付けて』
『タカヒロくん、しっかり休んでくださいよ』
マキさんにしっかりと肩を抱かれタクシーに乗り込んだ二人を見送る
『タカヒロくん、大丈夫かなぁ』
『大丈夫だよ、きっと…マキさんがついてるから』
タカヒロくん大好きなショーキチが心配するのを
ネスが安心させるように告げる
そんな二人をよそに、オレの脳裏には先程のタカヒロくんとマキさんの姿が
いまだ色濃く残ったまま
マキさんに抱きつき、全身を委ねるタカヒロくんと
言葉にせずともタカヒロくんの全てを理解し、受けとめ包み込むマキさん
羨ましいと思った
きっとオレなんかじゃ知りもしないタカヒロくんの様々な顔を
マキさんは知っているんだろう
彼の隣に立てなくても…いつか、いつか…彼の肩を支えられる存在になれるだろうか
『これも所謂、失恋だな…』
複雑な心境を思わず吐露すると、すかさずショーキチが食いついてくる
『えっ!?ケンチさん、失恋したんすかっ!?誰に…?誰、誰!?』
大騒ぎするショーキチに苦笑いすると
隣にいたネスが何もかもを悟ったように『もう一軒付き合うよ』と誘ってくれる
その後、『ケンチさんが失恋した!』とメンバーにメールを送ったショーキチのおかげで
7人全員勢ぞろいしたオレ達は、結局朝まで飲み明かしました
〜Fin〜
暗いお話ですみません
そしてなぜかMKT←KCみたいな流れに(笑)
そんなつもりはなかったんですけど…
モヤモヤは吐き出してしまわないと進めなくなりそうだったので(苦笑)
長らくお待たせしてしまってるMTK×Tも頑張って書いていきます!
630
:
名無しさん
:2013/04/21(日) 16:54:38 ID:???
K様、更新ありがとうございます。
久しぶりにK様のお話が読めてとっても嬉しいです。
うわ〜ん、切なくて素敵なお話ですね。
やっぱりMKさんには安心してTを任せられますね。
鉄板の「抱っこ」もあって、嬉しかったです。
2014年の発表には納得いかないものがありますが、
そんな事ばかり気にしていては私の体がもちません。
今を楽しもうと思います。
一○○秒のMV、ホントに素敵ですね。
毎日リピッてます。ライブで聴ける方が羨ましいです。
MTKさん、何かある度にツイってくれて優しい方ですね。
モヤモヤはどんどん吐き出して進んでくださいませ。
次回の更新、お待ちしています♪
631
:
さらら
:2013/04/22(月) 01:40:24 ID:???
K様、更新ありがとうございます!
切ない話ですね、失恋しちゃったKCさんもある意味で切ないです(笑)
ATが離れ離れになりそうでもあり、最近自分の中にMTKxTはますます膨らんでいます。
きっとMTKさんのツイのお陰(せい?)です。
Tに関するツイ、毎回毎回「Tが大好き」な気持ちいつも溢れていますね。なんて優しくてかっこいい方でしょう!
だから、最近きっとMTKさんとラブラブしているのでしょう♪、勝手に妄想しています(笑)
K様のどんな話でも大好きですから、どうぞご遠慮なく。
次回のお話、大人しくお待ちしていますね♪
632
:
名無しさん
:2013/04/22(月) 05:03:58 ID:???
K様 なんて切ないの!
読みながら涙零れちゃいましたよマジで(泣)
MK兄優しいなあ。
先日MTラジオでTソロ曲初ONAIRの時、お兄さんズがいい曲だ〜いい曲だと褒めてくれてました。
MVも見たらしく、色気があったとか言ってて、その翌週がゲストMKさんだったので、MKさんだったら何てコメントしたのかなと考えてしまいました(笑)
そのうちMTKさんからは、ツイで感想あがりそうで楽しみです(笑)
633
:
優羽
:2013/04/23(火) 17:03:29 ID:???
K様更新ありがとうございます。
続けてMKTが読めるなんて幸せです(*^^*)
しゅうかんは滅多に見ないんですがお二人が
634
:
優羽
:2013/04/23(火) 17:21:13 ID:???
途中ですみません(>_<)
ゲストと聞いて見たら、MKさん終始目尻下がりっぱなしで(笑)
Tを見る目がいつも優しくて穏やかで好きです。
歯磨きの裏にはそんな裏話があったんだ~(^^)
Tが辛い時苦しい時MKさんはすぐ気づいて何も言わず抱きしめてくれるんだろなって実話のようでホロリとしました(;_;)
来年もまたみんな別々の活動が多そうですがTが寂しくないことを祈ります。
そしてMKさんとラブラブでありますように(*^^*)
しかしMVヤバイですねぇ☆
635
:
K
:2013/04/24(水) 12:56:30 ID:???
630様
コメントありがとうございます!
最近はめっきり亀更新になってしまってますが
お話をアップするたびにこうして読み手の皆様からコメントをいただき
ほんとうに感謝の気持ちでいっぱいです
そして久し振りの更新にもかかわらず、MTK温泉旅行編ではなくMKTという
しかも切ないお話になってしまい(苦笑)
でもどんなお話でもMKさんは安定感抜群で優しくTを包み込んでくれます!
そして「抱っこも」鉄板です(笑)
新しい発表も色々ありますねぇ…
でも今年はリアルMTK×T萌えも期待しながら頑張って書いていきたいと思ってます!
MVに関しては萌え炸裂ですが(笑)MKTでちょっとお話書きたいと思ってます
その時には楽しんでいただけると嬉しいです
さらら様
コメントありがとうございます!
切ないお話になってしまいました
設定としては古いお話になってしまいましたが、あの冠番組を観ていて
一度書いてみたかったお話です
KC→Tは友情以上恋愛未満って感じですかねぇ…
MTKさんは変わらずにTへの愛を呟いてくれてますね〜
嬉しい限りです!
グループとしての活動がますますバラバラになっていきそうな中
今年はMTKさんとのリアル萌えもあると期待してます!
次のお話も楽しんでいただけると嬉しいです
632様
コメントありがとうございます!
今回は切ないお話ですが、そんな時でもやっぱりMKさんが支えてくれてます
書き手の中でも何かあったらMKさん!ってぐらい頼りにしてるので(笑)
オリメン兄さんズはいつもTに優しいですよね〜
MVに関してもMKTでお話書けたらいいなと思ってるので
そのうち更新したら楽しんでいただけると幸いです
優羽様
コメントありがとうございます!
MKT大好きな優羽様に楽しんでいただき、書き手も嬉しく思ってます!
週かんは久し振りに萌えの宝庫でしたね〜
兄さんズに囲まれて末っ子っぽい感じのTがほんとに可愛かったです!
MKさんには書き手もいつも助けられていて(笑)色々とあってもMKさん相手だと
甘いお話がたくさん浮かびます
MVはほんとにヤバいですねぇ…あれに関してもちょっとお話書きたいと
思ってるのでそのうち更新したら読んでくださいね
636
:
K
:2013/04/24(水) 13:46:06 ID:3W8zfLiU
>>590-596
甘い休日(前編) MTK×T
「はぁっ、ん、んぅ…っ」
檜の香りが爽やかな、広いお風呂に浸かりモトカツさんの太腿を跨ぐようにして向かい合わせに座ると、濃密なキスが仕掛けられる
「んっ、んぅ、あ…んっ」
モトカツさんの力強い腕に抱き込まれると、それだけで目に見えぬ怖いモノから護られてるという安心感に包まれ、心が穏やかになっていくのが判るんだ
クチュクチュと舌を絡め合い、唾液を啜りあっているうちに、徐々に全身の強張りが溶けていく
『少しは緊張が解れたか?』
「うん、少し」
濡れた前髪を掻き上げられ、露わになった額に、ちゅっと唇を押し当てられて、オレもお返しにモトカツさんの鎖骨にちょっと強めに吸い付くようにキス
「ふふっ」
『なんだ?』
「ううん、なんでもない」
うっすらと紅く残る印
モトカツさんがオレのものだっていう証
それが嬉しくて、その所有のしるしを飽きもせず指先で撫でていると
背中に添えられた掌がゆっくりと背骨に沿って滑り落ちていき、長い指先が尻の狭間に辿り着いた
637
:
K
:2013/04/24(水) 14:17:40 ID:???
「あんっ」
『もっと気持ちいいコトしていいか?』
モトカツさんの男らしく骨太な指先に蕾の周囲をやわやわと揉むようにされると、それだけでソコがヒクヒク蠢くのが判る
「やぁ…っ」
『ほら、もうヒクヒクしてるだろ?』
「してな…っ」
『ココがオレのを締め付けて離さないんだ』
『っ、エロいことばっかり…言わないで…っ」
モトカツさんの卑猥なセリフに、無意識に腰が揺れてしまうのが恥ずかしくて、ふるふると首を振って応える
『ほら、腰が揺れてるぞ?淫乱だな』
耳朶をぴちゃりと舐められて、意地悪く囁かれた『淫乱』という言葉に、無意識にぶわっと溢れ出る涙
「オレ、そんなに…淫乱じゃ、ない…もっ…ん、ばかぁ…っ!」
638
:
K
:2013/04/24(水) 14:46:08 ID:???
突然、ポロポロと涙を零し始めたオレにビックリしたモトカツさんは、珍しく動揺して慌てたようにオレの背中をトントン叩いて宥めはじめる
『あぁ、悪かった。オレが言い過ぎたな…傷つけるつもりじゃなかった』
「んっ、ひん…っ、ふっ、うっ」
『タカヒロ泣くな…おまえに泣かれるとオレは弱い』
「モトカツの、ばか…っ、もぅ…」
別に本気で傷ついた訳じゃない
恋人同士の戯れには、時にこういう言葉遊びが刺激的なスパイスになるのは理解出来る
でもちょっと悔しかったんだよね
オレよりも遥かに大人で、そういう付き合いもたくさん経験してきただろうモトカツさんに…モトカツさんの過去に嫉妬してしまう
639
:
K
:2013/04/24(水) 15:34:53 ID:???
『ちょ、おい…っ、こらっ?!』
頬を伝う涙をぐいっと拭ってから
湯の中に手を伸ばし、勃ちあがるモトカツさん自身をぐっと握るオレに
モトカツさんが焦ったような声を出す
『タカヒロ、何する気だ?』
「うるさい…っ、自分で挿れるの!」
片手でモトカツさんのモノを握ったまま、もう片方の手はモトカツさんの肩に掴まって腰をゆっくりとおろしていく
「んっ、んん…っ、」
『苦しいだろ?無理するな』
湯の中で多少、柔らかくなっているとはいえ、モトカツさんの大きなモノでぐっと肉襞を押されると
内臓が押し上げられるような気がする
「おっきすぎる…っ、ばか」
『おまえね…』
苦笑を浮かべるモトカツさんが
オレの苦痛を少しでも和らげるように、ピンク色に染まる胸の尖りを口に含んだ
「あ…っ、ん…!」
自己主張するように尖った胸の粒を、ぴちゃっ、くちゅっと吸われ甘い痺れが背筋を駆け抜ける
『ここ、気持ちいいか…?』
「んっ、や…っ、あ」
640
:
K
:2013/04/24(水) 15:38:38 ID:???
片方の胸の粒を唇に挟み
カリッと歯を立てられ
その強い刺激に大きく仰け反ると、もう片方の粒は指でキュッと抓られる
「ひあっ?!…っ、あ、んんっ…」
『いい子だからもう少し力を抜け」
熱っぽい囁きが鼓膜を揺さぶるのに、コクリと頷いてから大きく息を吐き出す
「んっ、あ…っ!あ、あぁ…っ」
『上手だな、あともう少しだ』
火傷しそうなほど熱く猛々しい怒張が、ググッと奥へ奥へと押し入ってくる
『全部入ったぞ』
「んっ、ふぁ…っ、あんっ?!」
モトカツさんの言葉にホッとしたのも束の間、腰をぐっと掴まれると息をつく間もなく、激しく腰をグラインドされ翻弄される
641
:
名無しさん
:2013/04/25(木) 15:40:03 ID:???
K様、更新ありがとうございます。
きゃー、MTK×T温泉旅行編の続きですね。嬉しいです!
MTKさんに淫乱って言われて泣いちゃうT可愛いです。
自分で挿れようとするなんて、何て積極的・・・。
続きが楽しみです〜。
前回のお話ですが、私も週かんでATが「B○st ○riend's G○rl」を
歌ってるのを聴いて素敵だと思ったので、
三○目のデビュー曲に決まった時はちょっと複雑な気持ちでした。
ATでCDとして出して欲しかったです。
KCさんもTの事可愛いと思ってますよ。
以前何かで「目に入れても痛くない」とか言ってましたよね。
次回の更新、お待ちしています♪
642
:
名無しさん
:2013/04/25(木) 20:43:23 ID:???
k様 お忙しい中更新ありがとうございます
こちらが私の今一番好きな場所でございます
実は今回の更新を読ませていただく直前にMKTさんのツイで Tの身体はワガママボディ〜というのを読んで
ワガママボディーってどんなボディー?
あんなことやこんなことをMTKTで妄想してニマニマしておりました
まさにこちらの温泉のTのことだったのでしょうか
643
:
名無しさん
:2013/04/26(金) 07:38:42 ID:???
K様、MTK×T更新ありがとうございます!
MTKさんはTの涙に弱いのですね
よし、なんかあったら泣いたフリしてねだっちゃえT(笑)
しかし泣いてる所を見たらAやMKあたりがソッコー駆け付けそうですが(笑)
相変わらず可愛いT、カッコイイMTKさん
ホントに、今年はリアルでも二人を見たいですね^^
644
:
M
:2013/04/27(土) 09:00:14 ID:???
MKTのお話しリアルTと重なって切ないですね。
こうして泣いてるんじゃないか…。
辛い思いしてるんじゃないか…。
思えば思うほど切なくてTが心配です。
何の不安もなく放浪が大好きで寝ても覚めても放浪の毎日だった頃が懐かしくあんな日々はもうこないのかな…って寂しくも思います。
でもここでK様のお話しやこちらに訪れる皆さんのコメを見たり、コメさせて頂けてる事でかなり救われてます。
ありがとうございます。
いつもキラキラの笑顔のTでいて欲しいですね。
645
:
K
:2013/04/28(日) 22:43:23 ID:???
641様
コメントありがとうございます!
温泉旅行編、すっかりお待たせしてしまい申し訳なかったです!
MTKさんはかなり大人なのでこういう言葉責めもありかなぁと(笑)
結局、どんな形でもTKを泣かせるのが大好きな書き手です(笑)ドSですみません!
あの曲は書き手も大好きです!切ないですよねぇ…ATの二人でまたあんなバラード唄ってもらいたいですねぇ…
そして次はちょっと小話挟みますが、そのお話も楽しんでいただけたら幸いです
642様
コメントありがとうございます!
好きな場所だなんて言っていただき、とても光栄に思います!こちらにいる読み手の皆様には、いつも温かいコメントで支えていただき、感謝の気持ちでいっぱいです!
「ワガママボディー」書き手もその呟きに色々と妄想しまして(笑)ちょこっと小話書いてみました。会話文のみですが、楽しんでいただけたら幸いです
643様
コメントありがとうございます!
MTKさんはいつも大人で余裕なイメージですが、TKの涙には弱いはず!過去の恋人はいずれも大人でドライな付き合いをしてきた方ばかり(笑)なのでこんなにも歳下で可愛い恋人にべた惚れという…なんとも勝手な書き手の妄想ですが(笑)そんなイメージなので、時には泣いちゃうTKに翻弄されてワタワタしてもらおうと思ってます!
M様
コメントありがとうございます!
Tを取り巻く環境については色々な想いがあるので、時としてあんな風に悲しく重いお話になってしまうことがあります。
ただどんな時もMKさんのポジションは揺らがないですね〜不思議ですが(笑)
何があってもMKさんはTを護ってくれるような気がします。時には暗いお話になってしまうこともありますが、こうして読み手の皆様が読んでくだってコメントをくださることが何より私の支えになっています!これからもTへの愛が溢れるお話を書いていきますのでよろしくお願いします!
646
:
K
:2013/04/28(日) 22:47:13 ID:???
ちょこっと小話
〜ライブ終了後、三代目楽屋にて〜
『『『お疲れ!!』』』
『マジ、ヤバかったぁ〜!!タカヒロさんのソロ』
『あれは、マジで堕ちる!』
『惚れるわー』
『色気ハンパない!』
『さすがワガママボディー』
『え?なにそれ』
『モトカツさんが呟いてたよ』
『うっわ!深いっすね…』
『ちょ、モトカツさんが言うと…なんか…』
『エロく聞こえる(笑)』
『確かに(笑)』
『どんな意味なんだろ…?』
647
:
K
:2013/04/28(日) 22:48:26 ID:???
『極上の身体ってことだな』
『『『『うわっ!!モトカツさん!?』』』』
『トシャカ』
『は、はいっ!』
『コレ、差し入れ』
『あっ、ありがとうございます!』
『…で、そのワガママボディーをもつオレの恋人がどこにいるか知ってる?』
648
:
K
:2013/04/28(日) 22:50:16 ID:???
〜ライブ終了後、クールダウン中(T&T、NTさん、SK)にて〜
『はぁ〜…最高』
『めっちゃ、気持ちいいっすね…』
『ねぇ、たぁくんも入ろうよ〜』
「ムリ!」
『なんで?めっちゃ気持ちいいのに』
「オレ、氷風呂とか絶対ムリ!」
『タカヒロくん、一度も入ったことないですよねぇ』
『一度入ってみたら?』
「ぜってぇ、イヤ!」
『ねぇ、たぁくん…オレと一緒に気持ちよくなろうよ!』
『『「あははっ!」』』
『てっちゃんが言うとエロい!』
『ヤバイっす』
649
:
K
:2013/04/28(日) 22:54:49 ID:???
『だって最近、アキラ冷たいもん…』
「えっ!?そうなの?」
『アキラさん忙しそうでしたもんね』
『忙し過ぎて体重落ちたって言ってたよ』
「てつやくんから誘うとか…しないの?」
『例えば、どうやって?』
「…え?」
『たぁくんは、どうやってモトカツさんを誘うの?』
「いや…それは」
『たぁくん教えて(笑)』
『見たいっす!』
『オレも!』
「…う〜ん、どうやって…えーと、例えば…例えばだけど…」
『『『例えば?』』』
650
:
K
:2013/04/28(日) 22:56:36 ID:???
「こうやって膝の上に乗って…」
『わわっ…?!タカヒロくん!』
『ショーキチ動くなよ!』
「ねぇ、エッチ…しよ?」
『うわっ!みみ、っ…み、みに…息が…っ!』
『『ショーキチ(笑)』』
「アキラさんこういうの好きだと思うよ?」
『タカヒロくんなら可愛いけど、オレそんな可愛く言えないよ!』
「じゃあ…腰を揺らしながら…なんかムラムラする、は?」
『若、おいたが過ぎますぞ(笑)』
『それならいけるかなぁ…』
「うわっ?!ショーキチ、あたってるし!」
『だって溜まってるし!タカヒロくんどいてください!」
『『「あははっ!!ヤバイやばい(笑)」』』
651
:
K
:2013/04/28(日) 23:05:36 ID:???
『何がヤバイって…?』
『『『「…………え?」』』』
『浮気中か?タカヒロ』
「っ…モトカツさん!!」
『モトカツさんだ』
『本物だ』
『すげぇ』
『タカヒロ、ちょっと来い』
「えっ?うん…」
(コソコソ耳打ち)
『てつやくん、見ててごらん』
『えっ?オレ…???』
『ほら、タカヒロ』
「うぅー…ほんとにやるの?」
『浮気してた罰だな(笑)』
「うっ…浮気してないもん」
『ほらっ、てつやくんに教えてあげるんだろ?』
「もぅ…」
モトカツさんにぎゅっと抱きついて首コテン&上目遣い
「モトカツさんのおっきいので奥まで突いて…?」
『うわっ』
『エロッ!』
『やばっ!』
『てつやくん、男はこういうのに弱いから…ぜひ実践してみて』
『いやいや(苦笑)ムリっす!!』
『うわっ?!ショーキチ鼻血!!』
『ティッシュくだざい…』
652
:
K
:2013/04/28(日) 23:08:50 ID:???
「めっちゃ恥ずかしい…」
『いつも言ってるだろ?』
「っ?!言ってないよ!!」
『いや、確かに言ってるぞ?オレのでメチャクチャ感じてる時…』
「っ…ま、まぁ…時々は…言ってるかも?…しれないけど、オレ…そんなにいつも…」
『じゃあ、帰って確かめてみるか?』
「へっ?」
『よし!早く帰って確かめるぞ』
「えっ?ちょ、ちょっと…モトカツさん!?」
『楽しみだな』
〜fin〜
くだらない話ですみません(汗)
次は温泉旅行編の予定です
653
:
名無しさん
:2013/04/28(日) 23:45:05 ID:???
K様、なんと素敵な小話をありがとうございます〜!!
Tヤバすぎる(>_<)
さすが我が儘Body(笑)
MTKさんやる気満々すね(笑)
ツアー始まりましたね。
MCでATがイチャイチャしているらしく、久々にAT萌え再燃(笑)してます。
今夜のライブで歌の途中Aが突然歌を放棄してTの顔をじっと見つめ、『Tはほんとにかっこいいなあ』と言ったそうです!
言われたTはびっくりして照れちゃってその後歌を唄えなかったらしいですよ、見たかったなあ^^
しかしAは相変わらずマイペースというか自由というか、何万人の前で何ノロケてんだか(笑)
654
:
名無しさん
:2013/04/28(日) 23:49:21 ID:???
>>653
すみません、ちなみにかっこいいなあの下りは、AT肩を組んだ状態で言ってたそうです。
655
:
名無しさん
:2013/04/29(月) 21:51:08 ID:???
K様、更新ありがとうございます。
ワガママボディー、MTKさんがツイってましたよね〜。
今回のお話、ヤバいです。
MTKさんとTのあんなことやこんなことを
想像して鼻血が出そうです〜。
何だかんだ言ってもやっぱりツアーが始まると
AちゃんとTはイチャコラしてくれますよね。良かった〜。
次回の更新、お待ちしています♪
656
:
名無しさん
:2013/04/30(火) 21:07:01 ID:???
k様
更新ありがとうございます
今日はリアルにMTKさんがTが浮気してないか見に行ってるようですね
今日はAのバースデーライブですし、いつものようにハグハグしてたら大変ですよね〜ニヤリ
657
:
さらら
:2013/05/02(木) 19:17:49 ID:???
K様
更新ありがとうございます!
今回の小話やばいです!!!さすがMTKさん!(笑)
極上の身体って....さりげなくお惚気されてしまいました。やばいですね。
色々な妄想してしまいました♪
今回のライブ、改めてAT最高!!って思いましたー
先ほども他のスレでAの本の中に、Tに対する思いを書いてあるのを見て、
それだけで泣きそうになります。確かにTを愛しているようです。本当に安心できるような気がします(笑)
普段滅多に言ってくれないが、言い出したら威力半端ないですね。さすがAちゃん(?)
どうか末永くお幸せに♪(笑)
そういえば、この文章を見た張本人はどう思われるでしょうね、きっと感動するでしょう。そこもちょっと妄想しました。
MTKxTの温泉旅行後半、とても気になります!(ワクワク)
でもまずは体調にお気をつけてくださいね。
次回の更新、また楽しみにしています!
658
:
K
:2013/05/04(土) 12:59:26 ID:???
653様
コメントありがとうございます!
MTKさんのわがままボディーに妄想爆発でこんなお話を書いてしまいました(笑)
こんなお話でも楽しんでいただけたなら嬉しく思います
ライブ真っ最中ですがAT萌えが、かなりあるみたいですねー!!
歌の最中でのAの「Tカッコいい」はT本人はもちろん、まわりのパフォメンも
一瞬「え???」という感じだったとか(笑)
さすがAちゃん…天然炸裂ですね!
ATの甘いお話も書きたいとは思ってますので、その時は宜しくお願いします!
655様
コメントありがとうございます!
MTKさんからの呟きで、いろんなことを想像…妄想してしまい(笑)
あんなお話が出来上がりました
MTKさんの呟きにはネタの宝庫なので(笑)ほんとに感謝してます!
ライブ始まってますが、ATイチャコラかなりありますね〜
なんだか久し振りの気がします
AのBD…さらっと過ぎ去ってしまってますが(笑)ライブではラブラブだったようで
こちらでもそのうちお話が書けたらと思ってます!
656様
コメントありがとうございます!
MTKさんライブに行ってましたね〜!!
手を振ったら、Tもちゃんと気付いてくれたようですし、MTKさんもライブを
楽しんでくれたみたいで何よりです
AのBDライブだったのでTのテンションもかなり高かったとか…
MTKさん、実は密かに嫉妬してたりして…なんてお話も書いてみたいです!
その時はぜひ読んでくださいね!
さらら様
コメントありがとうございます!
MTKさんの呟きに萌えが爆発して今回のお話を書いたんですが、
「わがままボディー」ってどんなボディー???と色々考えた結果
「極上の身体」に辿り着きました(笑)
MTKさんにはいつもネタを提供していただいてます(笑)
今回のライブ、AT萌え満載ですね〜
AのBDもTがかなりテンション高かったとか…ラブラブだったみたいですね!
Aの本、A本人から戴いて読んだみたいですね〜!!
きっと一人静かに読みながら泣いていたんじゃないかと勝手に想像してます(笑)
そのうちATのお話も書く予定ですのでその時はぜひ読んでくださいね!
659
:
K
:2013/05/09(木) 10:58:15 ID:???
未来への誓い 〜AT+MK〜
バースデー当日にライブという、
一年の中でもとても特別な日を最高の仲間、そしてファンの人達と過ごすことが出来た日の夜
ライブ終了後、会場そばのホテルの一室を貸し切ってメンバー、スタッフでお祝いパーティーを開いてくれている
『アツシ、隣いい?』
『マキさん』
グラス片手に爽やかな笑顔を浮かべながら、マキさんがオレの隣に腰掛ける
『改めて誕生日おめでとー』
『ありがと』
『せっかくの誕生日に、酒が飲めないのが残念だなー』
お互いのグラスを合わせた後、
グラスの中を覗き込みながら、マキさんがポツリと呟くのに思わず苦笑い
660
:
K
:2013/05/09(木) 11:01:12 ID:SZtg2m8U
『まぁ、明日もあるしね』
メンバーの誕生日には、それこそ朝まで呑んで大騒ぎするのがオレ達の定番だけど、明日もライブを控えている為、さすがに誰もアルコールを手にしていない
『今日、あっちゃん泣くかと思ったのに』
テーブルに片肘をついて、からかうような口調でマキさんがオレに微笑む
『ははっ、泣かないよ…オレが泣いたらタカヒロが泣けないから』
メンバーいちの泣き虫と称されるオレは、過去のライブで、そして生放送の番組でも感極まって泣いてしまったことがある
そんなオレをタカヒロはいつも隣で支えフォローしてくれた
瞳を潤ませながらも、決して自分は涙を流すことなく…力強く、そして優しく微笑みながらオレの隣にいてくれた
661
:
K
:2013/05/09(木) 11:02:42 ID:???
『タカヒロからの愛の告白、嬉しかった?』
『もちろん』
『ほんと愛されてるなー…オレも、マキさん大好き!って言われてぇよ』
『タカヒロはマキさんのことも大好きだよ(笑)』
『知ってる(笑)』
ふたりしてクスクス笑いながらタカヒロへと視線を遣ると、当の本人はナオト&ショーキチコンビと何やら楽しそうにじゃれ合っていて、その姿を微笑ましく見つめながら、オレは口を開く
『昨夜ふたりで反省会したんだ、ライブ映像観ながら…それで…タカヒロのソロ、カッコいいね、すごくいいって褒めたら…』
『…喜んでた?』
『ううん、泣いちゃった…ほんとは怖かったって言いながら…タカヒロ、泣いたんだ』
662
:
K
:2013/05/09(木) 11:03:31 ID:???
『怖いって…ソロが?』
マキさんの問い掛けに静かに首を振る
『ソロが失敗するとか成功するとか… そういうことじゃなくて…自分が本格的にソロを始めたらオレの隣で唄うことが…もうなくなってしまうんじゃないかって…オレの隣にいることが出来なくなるかもしれないって…それがいちばん怖いって』
663
:
K
:2013/05/09(木) 11:04:40 ID:???
あの日から…オレ達は何も変わらないと無邪気に思っていた日々が変化してしまった日から…タカヒロの胸の奥底に巣食う不安は、どこにも…誰にも吐き出せないまま、それでも前だけを見てタカヒロは懸命に進んできた
肩を震わせポロポロと涙を流しながら怖いと呟くタカヒロを、オレはただ強く抱きしめてやるしか出来なかった
タカヒロの悲痛な胸のうちを聞いたマキさんが、悔しさを滲ませる表情でひとこと『バカだな…』と呟く
『タカヒロはさ、ワガママ言わないでしょ?仕事に関しては愚痴も言わない…どんなことも受け入れて一生懸命全力で取り組む。そんなタカヒロがひとつだけ…オレの隣で唄いたいって…ずっと唄っていきたいって…言い続けてる』
664
:
K
:2013/05/09(木) 11:05:22 ID:???
『それがタカヒロの唯一のワガママ…願いなんだよ』
マキさんの言葉にオレは静かに頷く
『うん、だからオレは何が何でもその願いを叶えてやりたい…叶え続けてやりたいんだ』
『そうだな』
665
:
K
:2013/05/09(木) 11:06:09 ID:???
「あーつーしーさぁーん」
『うわっ?!』
いきなり背中にドンっと衝撃を感じるのと同時に少し甘えた声がオレの名を呼ぶ
「ふたりで仲良く何を話してたんでしすか?」
オレとマキさんの間に顔を突き出すようにしてタカヒロが訊いてくる
『ふふっ、気になる?』
「べっつに〜」
オレの問いにちょっぴり拗ねたように唇を尖らせるのが何とも可愛いらしい
『ぷっ、ヤキモチだろ?オレとアツシがラブラブだから妬いたんだろ?』
揶揄するマキさんに、ぷうっと頬を膨らませ「違うもん!」と顔を背ける
666
:
K
:2013/05/09(木) 11:07:38 ID:???
『心配しなくて大丈夫だよ。オレはタカヒロだけを愛してるから』
拗ねてしまったタカヒロの頬に宥めるようにちゅっとキスを落とすとタカヒロの顔が照れたように紅く染まる
オレからのストレートな愛の言葉に照れて俯いてしまう恋人を微笑ましく思っていると、マキさんが突然、タカヒロの肩をぐっと引き寄せた
『オレもタカヒロを愛してるよ』
「っ?!」
『ちょ、マキさん?!』
オレがキスしたのと反対側の頬に派手なリップ音を立ててマキさんがキスを落としたんだ
『マキ兄に惚れただろ?』
ドヤ顔のマキさんと、ビックリして目を丸くするタカヒロ
でもその頬がうっすら紅いのは、オレの気のせいじゃないと思う
667
:
K
:2013/05/09(木) 11:11:17 ID:???
「オレはアツシさんが大好きなんです!」
声を張り上げて宣言するタカヒロに対して、マキさんはニヤニヤ笑いながら告げる
『たまには3人で楽しもうぜ』
『あははっ!』
「もう、アツシさんっ!笑うとこじゃないっ!」
ますます拗ねてしまった可愛い恋人を宥める方法は…きっとひとつしかない
『ねぇ、タカヒロ…明日のライブが終わったら蕩けるほどに愛してあげるから…楽しみにしてて?』
〜Fin〜
久しぶりのATです。
ほんのり甘いかな(笑)
このお話の続きも書く予定です…が、その前にMTK×Tを書き終えます!すみません、もう少しお待ちください(汗)
668
:
名無しさん
:2013/05/09(木) 15:59:57 ID:???
K様、更新ありがとうございます。
T、Aちゃんバースデーライブでは「Aさん、大好きです」って
堂々と宣言したそうですね。
そしてもう何度目かの「これからもAさんの隣で唄わせてください」
健気すぎて泣けます。
Aちゃんの本の「日本中のどこを探してもTしかいなかったと思う」
「放浪を決して離れる気はない」という言葉に少し安心しました。
この先何があるかはわかりませんが、
Tの願いが少しでも長く叶うことを祈らずにはいられません。
久々のAT、嬉しかったです。
どんなことも受け入れて一生懸命全力で取り組む、本当にそうですよね。
Tには頭が下がります。幸せでいて欲しいです。
K様が折角甘いお話を書いてくださったのに、
湿っぽくなってしまってごめんなさい。
次回の更新、お待ちしています♪
669
:
M
:2013/05/10(金) 00:32:33 ID:???
k様
久しぶりの甘いATをありがとうございます。
BDライブ行ってました。
「Aさんの隣りで唄うのにふさわしい男になれるよう努力していきたい」
とも言ってました。
健気で真摯なTにいつも涙してしまいます。
Aの隣りでずっと歌うのがTの願いだと思いますが
苦しくなければいいな・・と思います。
今回の放浪のラ/イ/ブは放浪一色でただ単純に放浪が
好きだった頃の気持ちが蘇ってきます。
Aもソロ、Tもソロ、この先の不安が募りますが
2人の心がずっと繋がってると信じていきたいです。
K様の甘々なATをまた楽しみにしています。
ありがとうございました。
670
:
K
:2013/05/11(土) 15:42:11 ID:???
668様
コメントありがとうございます!
AのBDライブはかなりラブラブだったみたいですね〜!!
久しぶりに甘い二人の様子に、書き手も嬉しくなりました!
Tの「Aさんの隣で〜」は聞くたびに泣きそうになります!
Tの健気な想いが伝わってきて切なくなりますが、Aもそれはちゃんと解ってるんでしょうね。
二人の絆はこれからも揺らがないと書き手も信じてます。
ライブでの萌えエピから、久しぶりに少し甘いお話も書けました(笑)
この続きも予定してるので楽しんでいただけると幸いです。
M様
コメントありがとうございます!
BDライブ参戦してらしたんですね〜!!
当日はAT共にかなりテンション高めだったとか…
きっと久しぶりの単独で嬉しいんでしょうね〜!!
TのAへの宣言はほんとうに健気ですね。
タカヒロの変わらぬ強い想いはきっとAにもしっかり届いてるんだと信じてます。
このお話の続きも書く予定です。
また楽しんでいただけると幸いです。
671
:
K
:2013/05/11(土) 15:47:57 ID:???
MTK×T (温泉旅行後編)
「ひ…っ、あ…あぁ…っ!!」
激しい動きで襞を擦られ
感じるポイントを突かれると、
無意識にもっと深くへと受け入れるように内壁が蠢くのがわかる
『ヤバイな…オレのほうが先にイきそうになる』
「も、おかしくなる…もとかつ、さ…っ、やぁっ」
奥の奥まで深々と繋がっている結合部が熱くて、その狂おしいほどの刺激に背筋が震えモトカツさんの肩に懸命にしがみつく
「ひぁ…っ!?やぁ、っ、な…に?」
『しっかり掴まってろ』
激しい動きに翻弄されていたオレの身体が突然、ふわっと宙に浮くのと同時にモトカツさんも湯から立ち上がる
そしてクタリと力の抜けたオレを浴槽の縁に掴まらせると、そのまま背後から深く貫かれた
672
:
K
:2013/05/11(土) 15:49:38 ID:???
「やあっ…ん!!」
繋がった秘部から、ぐちゅ、ずちゅっと淫らな水音がバスルームに響き、鼓膜を震わせる
「も…っ、で、ちゃ、う…っ」
『気持ちいいか…?タカヒロ』
耳朶をぴちゃりと舐めまわされ、奥まで深く挿れられた状態で掻き回されれば、身体がグズグズに溶けてしまいそうになる
「んっ、あ、だめ…っ、立ってられな…い、っ、」
『ちゃんと支えててやるから、安心しろ』
抽送のスピードがあがり、激しい抜き差しと共に、触られていないオレ自身からはトロトロと蜜が溢れ出している
「もっ…、でる……んっ、ひっ、あっ、あ、いっ…いっちゃ、あっ、あぁーーっ!!」
激しく揺さぶられ、すでに限界を超えていた身体がびくんっと一度大きく震え白濁を吐き出すのと同時に、身体の奥に熱を叩きつけられるのを感じた
673
:
K
:2013/05/11(土) 15:50:59 ID:???
『タカヒロ、大丈夫か?』
「ん…」
冷たい水を口移しで飲まされて、意識が徐々にハッキリしてくる
風呂場で一度、身体を繋げた後、モトカツさんに抱きかかえられて風呂を出たのまでは覚えてるけど、その後の記憶がハッキリしない
気付けば、浴衣を着せられ布団の上に横たわっていた
『夕食の準備が出来てるが、食べれそうか?』
「ん、だいじょ、ぶ…」
額にちゅっとキスを落とされ、手を引かれて豪華な夕食の席につく
674
:
K
:2013/05/11(土) 15:52:10 ID:???
豪華に盛り付けられた海の幸を堪能しながらも、オレの視線は目の前に座る浴衣を着たモトカツさんに釘付け
ゆったりと着崩した襟から覗く胸元が何ともセクシーに映り、普段目にすることがない浴衣姿に妙にドキドキしてしまう
『どうした、タカヒロ?』
「えっ?」
『さっきから箸が進まないな…あまり食欲ないか?』
心配そうなモトカツさんに、ふるふると首を振って応える
『タカヒロ』
優しく名前を呼ばれ、そっと顔を上げると、テーブルに身を乗り出したモトカツさんがオレの頬に手を添え、顔を覗き込んできた
『さっきのじゃ足りなかったか?』
「っ…?!」
675
:
K
:2013/05/11(土) 15:53:39 ID:???
ニヤリと笑ったモトカツさんの指摘に、オレの頬がかあっと朱に染まる
『タカヒロはもっとワガママになっていい…思いっきり甘えていいぞ』
どこまでも穏やかで、優しく響くモトカツさんの言葉に大切にされ、愛されてることを実感する
「もっと、いっぱい…して?」
耳朶まで熱く染まるのを感じながら、震える声で告げると、モトカツさんが嬉しそうに目を細めた
676
:
K
:2013/05/11(土) 15:54:41 ID:???
「んっ…っ、…んぅ」
布団の上、肌けた浴衣から覗く胸の粒を擦るように揉まれ、押し潰されるとあっという間に粒が硬く尖っていく
『タカヒロ…脚を抱えて開いてみせてみろ』
「…え?……や、だ…できな…っ……あっ?!」
モトカツさんの要求にふるふると首を振ると、膝をぐっと折り曲げられオムツを替える赤ちゃんのような格好にされてしまう
「やあっ、だめ…っ、や、だ、これ…っ」
モトカツさんの熱を帯びた視線に、全身がかあっと熱くなる
677
:
K
:2013/05/11(土) 15:55:47 ID:???
『ほら、タカヒロのエロいところを開いて見せてみろ』
「やだぁ…っ、できな…っ、も、ん」
意地悪なセリフに懸命に身を捩り、首を振るもモトカツさんは容赦ない
『ぐちょぐちょに濡れるまで舐めてやるぞ?』
「んっ、むり……やだ、もん…っ、」
掠れた声での卑猥な囁きに、更に体温が上がり、ソコが期待にヒクヒクと蠢くのがわかる
『タカヒロはいいコだから出来るだろ…?』
「ひっ、やだ、やだっ…もぅ、ばかぁ…っ」
涙で滲む視界に、大人で、優しくて、エロくて、ちょっぴり意地悪な恋人の楽しそうな顔が映る
678
:
K
:2013/05/11(土) 15:56:56 ID:???
「んっ、も…っ、や、なの…に…っ」
恥ずかしさにポロポロ涙を零しながら、太腿の裏をぐっと掴んで開くと、ふるふると勃ちあがる欲望の更に奥へと指を這わせ二本の指で蕾を拡げた
「んっ、こ、う…?」
『ちゃんと出来たな』
ご褒美というように、臍の窪みにちゅっとキスを落とされる
「恥ずかしいから…見ない、で…っ」
『すごく綺麗な色だな…ヒクヒクしながらオレを誘ってる』
「ひっ、ん…っ、あっ、だめ…っ」
679
:
K
:2013/05/11(土) 15:58:09 ID:???
手をぐっと掴まれると、ぴちゃり…っと濡れた感触を感じ、思わずびくんっと腰が跳ねた
「あっ、あぁ…っ、ひ、あん…っ」
腰を固定され、執拗に濡れた舌先が襞を舐めまわし、たっぷりと唾液が襞の中へと送り込まれていく
「ふぁ、っ…あっ、あ、やぁ、ん」
ぬぷっ、ぬちゅ…っと舌の動きに合わせて襞が絡みつき蠢くのがわかる
「もっ、だめ…っ、あん、あっ、あぁ…」
『相変わらず感度がいいな』
深く挿しこまれた舌と一緒に、指がずちゅっと潜り込んできて、馴染ませるように抜き差しされる
「はぁ、っ…あ、あぁ…っ、ん」
『ふっ、オレの指を咥え込んで離さないぞ』
モトカツさんの髪がサワサワとお腹を擽る感触も、甘い痺れとなって身体がビクビクっと震えてしまう
680
:
K
:2013/05/11(土) 15:58:57 ID:???
『気持ち良さそうだな…トロトロだ』
「ふっ、あ、あっ、ん…っ、もぅ、だめ、ぇ…っ」
『もっとか?』
「ん、んっ…ちが、っ…も、ほし、い…」
『…なにが欲しい?』
モトカツさんの腕にカリカリと爪を立て引っ掻いて訴えると、コツンと額が合わさって甘く囁かれた
「んっ、んん…こ、れ…っ、コレがほし…っ」
モトカツさんの太く硬く滾った欲望を握り込んで、ゆるゆると擦り上げると先走りが溢れだし卑猥な水音を立てる
『タカヒロ』
「あぁ…っ、あ、あっ、あん…っ!!」
どこまでも優しい声音で名前を呼ばれ、ググッと熱い欲望が突き入れられた
681
:
K
:2013/05/11(土) 16:00:23 ID:???
「ひっ、あ、んん…っ」
『タカヒロ…愛してる』
指先が優しくうなじを撫で上げ、
甘い声が耳元に落ちる
「あ、あっ…はぁ…っ」
『愛してる』
「あっ、あ、オレも…っ、愛し、てる 」
吐息が触れ、唇が触れ合い、しっとりと重なり合う
「ふっ、んぅ、あ、あっ、もぅ…いっちゃ、う…よぉ…っ」
激しく揺さぶられ、何度も突き上げられ、モトカツさんの吐息に背筋を震わせるながら、懸命にモトカツさんにしがみつく
『タカヒロ愛してる』
「あっ、あぁ…っ、ふぁ、ん…っ、あっ、あぁーーっ!!」
モトカツさんの愛が全身をヒタヒタと満たしていく快感に溺れながら、オレは意識を手放した
682
:
K
:2013/05/11(土) 16:01:49 ID:???
『おはようタカヒロ』
「…おはよう」
モトカツさんの腕のなかで目覚める朝
幸せな時間
『声が枯れちゃったな…喉は痛くないか?』
「ん、だいじょ…ぶ」
眉根を寄せ、心配そうなモトカツさんに微笑みながら、おはようのキスを強請る
『今日はもうシないほうがいいな』
「…えっ?」
『ははっ、残念そうな顔だ』
額をピンっと弾かれ、思わず唇をむぅと尖らせてしまった
「っ、だって…」
『せっかく来たんだから観光は?どこか行きたい場所ないのか?メンバーに土産とか…』
「ううん…部屋でずっと二人がいい」
『甘えただな』
「だって甘えていいって言ったもん」
683
:
K
:2013/05/11(土) 16:16:29 ID:???
モトカツさんの綺麗に筋肉のついた胸にぴったりと頬を寄せ甘えていると、テーブルの上のオレの携帯が鳴り、モトカツさんが腕を伸ばして渡してくれる
「はい……あっ、ショーキチ?…どうしたの?」
電話の相手はメンバーのショーキチ
でも、なぜか声が緊張しているようで…
684
:
K
:2013/05/11(土) 16:18:10 ID:???
『お休みなのにごめんなさいっ!!あ、あの…っ、オリメンの皆さんからメッセージが…』
「え?メッセージ…?」
『は、はい…えーと…や、や、やや…っ、』
「や?…やや?」
『や、ヤり過ぎ注意!!だそうです!』
「え?……ひゃっ、ん?あん…っ!」
『た、たた…っ、たかひろくん?!』
「やぁ…っ、あんっ、モトカツさ…っ、指、だめ…っ」
『す、すみません…っ!!では、楽しんでください!お邪魔しました!!』
慌てたショーキチの声が聞こえるのと同時に通話がプツッと切れた
「もぅ…っ、モトカツさん!!」
『前言撤回だな』
「え?」
『メンバーへの土産は、トロトロのグズグズに蕩けたタカヒロでいいな』
「えっ?!あ…っ、あんっ、やあ…っ…ばかぁ…っ」
〜Fin〜
更新に時間が掛かったうえに、長々とすみませんっ!!
長くなった割に、出来上がりは微妙になってしまいました(汗)
こんなですが、楽しんでいただけたなら幸いです
685
:
名無しさん
:2013/05/11(土) 19:38:13 ID:???
k様更新ありがとうございます
k様のお話を何より楽しみにしています
今日偶然にA○Sでえむ○てに出演したのを見ました
Tが話してる時にMTKさんが本当にやさし〜く微笑んでTを見ていました
見守ってる感じが伝わってきてこちらのストーリーを思い出しました
686
:
さらら
:2013/05/11(土) 20:00:32 ID:???
K様、素敵な更新、ありがとうございます!!
AT小話甘くて可愛いです♪Aちゃん今回珍しく格好良かったですね(笑)(失礼)
自分の可愛い恋人がマキ兄にキスされたり、からかわれてたりしても余裕そうですね。
舞台の告白でかなり上機嫌になっているのでしょうか(笑)
そして、温泉編のMTKさん…本当に最強でエロ格好いいです。惚れそうになります(血)
やはりK様のMTKさんとT大好きです!!
読み手も恥ずかしいぐらい、美味しく頂きました!(〃ノωノ)
意地悪されて涙目になっているT、エロくて萌えすぎます。思わず読み返しちゃいます♪
最後の電話のところも個人的にツボでした♪ショーキチ、可哀想ですけど(笑)。
素敵なエッチがいっぱいあって、ありがとうございました(w´ω`w)ポォォ
甘いATとか、ライブのTに対して密かに嫉妬してたMTKさんとか、どちらもとても気になります!(笑)
次回の更新、楽しみにしています♪
687
:
名無しさん
:2013/05/11(土) 20:44:06 ID:???
K様、更新ありがとうございます。
久々のK様がお書きになったえち、素敵すぎです〜。
興奮してしまって、夢中で読みました。
私、K様の素敵えちを読んでると本当に幸せで、元気になります。
私の元気の素です!変態な私をお許しください・・・。
MTKさん、すごく体力がありそうなので
オリメンの心配をよそにTをトロトロのグズグズに蕩けさせそうですね。
SKの電話には笑っちゃいました。
次回の更新、お待ちしています♪
688
:
K
:2013/05/16(木) 21:15:26 ID:???
685様
コメントありがとうございます!
685様のコメントを読んで、書き手も久し振りにM〇テ観てきました〜!!
MTKさんの表情はとても穏やかでTを包み込むような優しさに溢れていました
年上の大人の男性ってやっぱり魅力的で素敵ですね〜
特にMTKさんはSっぽそうなので(笑)書き手のドストライクなんです!
今年のA〇Sの活動がほんとに待ち遠しいです!
さらら様
コメントありがとうございます!
久し振りに余裕でカッコいいAちゃんでしたが、気に入っていただけたなら
書き手も嬉しいです!
やっぱりリアル萌えに勝るものはないですね(笑)
ライブでのラブラブな二人に書き手もたくさんの幸せをいただきました!
温泉旅行編も楽しんでいただけて嬉しいです
SKはいつも可哀想な立場になってしまいますが(笑)お兄ちゃん大好き!な感じの
TとSKの感じが書き手は大好きです
687様
コメントありがとうございます!
書き始めると、どこで切っていいのやら…かなり長々となってしまったんですが
楽しんでいただけたなら書き手も嬉しく思います!
書き手も687様同様、かなりのヘンタイですので(笑)お仲間ですよ〜
MTKさんは確かにかなりの体力ありそうですね
あれだけ恵まれた体躯ですので…色々と妄想してしまいます(笑)
次はATです!楽しんでいただけると幸いです
689
:
K
:2013/05/16(木) 23:30:04 ID:???
こんな世界に咲く花 〜AT〜
「アツシさーん、お風呂どうぞ〜」
『うん、ありがと…って、ちょっとタカヒロこっち来て』
風呂上り、赤パン一枚で出てきたオレをソファに座るアツシさんが
手招きして呼ぶ
「ん?なんですか?」
『バスローブは?用意してあったでしょ?ちゃんと着ないとダメだよ』
アツシさんの隣に腰をおろすと、
オレの濡れた髪を丁寧に拭ってくれながら、子供に言い聞かすように諭され思わずペロッと舌を出した
「だって暑いんだもん」
『もう…しょうがないな。じゃあこれ着て』
そういってソファの背に掛けてあったアツシさんの白いシャツを手渡してくれる
690
:
K
:2013/05/16(木) 23:33:46 ID:???
「オレの赤パンなんて、見慣れてるはずなのに…」
ブツブツ言うオレの額にちゅっとキスを落とし、キッチンへ向かったアツシさんが手にしたモノをオレに掲げてみせる
『じゃあ、タカヒロはコレいらないんだね〜』
「あっ、シャンパン!」
『さすがに赤パン姿でシャンパンはね(笑)』
「どうしたんですか?ソレ…」
『スタッフに頼んでおいたんだ…乾杯しよ』
「やった!」
シャンパンと聞いて途端に笑顔になるタカヒロはほんとに無邪気で可愛らしい
691
:
K
:2013/05/16(木) 23:35:22 ID:???
『お疲れ』
「お疲れさまです」
グラスを合わせて乾杯してから、いよいよ始まったツアーの総括をする
『どう?今回のツアーは… 』
「楽しいです!久しぶりの単独だし…アツシさんとたくさん唄えるし!昨日のアツシさんの誕生日ライブも最高でした!!」
キラキラと瞳を輝かせながらタカヒロが興奮したように話しだす
その笑顔にこちらまで幸せな気持ちになりながら、ワイングラスをテーブルに置くとタカヒロの手をきゅっと握った
692
:
K
:2013/05/16(木) 23:36:24 ID:???
「アツシさん?」
きょとんと首を傾げるタカヒロの愛らしさに目を細めながら、素直な想いを真っ直ぐに告げる
『ありがとう』
「…え?」
『いつも一緒にいてくれて、そして隣で唄ってくれて…タカヒロがいるから…他の誰でもない、タカヒロだから…オレはここまで頑張れたよ』
言葉じゃ言い尽くせないほどに、オレ達は濃密な時間を過ごしてきた
693
:
K
:2013/05/16(木) 23:37:33 ID:???
「アツシさん…」
『ほんとうに感謝してる』
タカヒロの瞳をじっと見つめて告げると、水分をたっぷり含んだ綺麗な瞳がゆらゆらと揺れだす
「っ…こちらこそありがとうございます…アツシさんの隣で唄わせていただいて、幸せです…もっともっとアツシさんに隣に立つのに相応しい男になるように頑張ります!!」
『もうじゅうぶん頑張ってるよ、タカヒロは…大丈夫だから、タカヒロの想いはちゃんと届いてるから』
694
:
K
:2013/05/16(木) 23:39:07 ID:???
ココに…そういって心臓の上をトントン叩くと、タカヒロ顔がくしゃりと泣きそうに歪む
『おいで』
手を広げるとタカヒロがぎゅっとしがみついてきた
その背中は微かに震えていて、宥めるようにゆっくりと撫でてやる
『ごめんね、きっとずっと不安だったよね?これからのことも…でも、どんな時も笑顔でいてくれるタカヒロにオレは救われてきたよ』
オレ達を取り巻く環境は、日々めまぐるしく変化してゆく
前へ進めなくなりそうなほどの戸惑いも、全てを投げ出したくなるような苦しみもタカヒロとは全てを共有してきた
オレにとっては、大事な、とても大切なコなんだ
695
:
K
:2013/05/16(木) 23:40:15 ID:???
『ほら、もう泣かないで』
「っ、だってとまんない…」
オレの肩にグリグリ顔を押し付けて泣きじゃくるタカヒロ
『まぁ、可愛いけどね…でも泣くなら、気持ち良くて泣いて欲しいなぁ』
「…もぅ」
伏せていた顔を上げさせると、タカヒロの頬は羞恥に紅く染まっている
『気持ち良くなって、いっぱい泣いてみる…?』
恥ずかしがる恋人の唇にキスをひとつ落としてから、その身体をゆっくりと押し倒していった
696
:
K
:2013/05/16(木) 23:45:58 ID:???
ちょこっと誤字ありますね(苦笑)
すみません…
後編に続きます…出来るだけ近いうちに更新する予定です!
697
:
名無しさん
:2013/05/17(金) 21:28:38 ID:???
K様、更新ありがとうございます。
Aちゃんの言葉、本当にそう思ってて欲しいです。
なんだかリアルと重なって・・・。
AちゃんはTの想いを分かってると信じてます。
続きは久々のATえちですね〜。楽しみです!
次回の更新、お待ちしています♪
698
:
M
:2013/05/17(金) 21:43:51 ID:???
K様
ATをありがとうございます。
697様が言うようにリアルAにも同じように思ってて欲しいです。
ライブや対談や本でいろいろな話しを耳にしますがどこか信じられない部分や2人の仲を心配に思ったりします。
今回のライブは放浪一色で2人で歌うのも多いしとても楽しそうな笑顔のATが見れて本当に嬉しいです。
2人の絆が本物で幸せな笑顔のTをずっと見ていきたいですね。
続き楽しみにしています。
699
:
名無しさん
:2013/05/18(土) 01:09:55 ID:???
k様
今日参戦してきました
この目で見ました〜ハグ、見つめ合い、すれ違いのハイタッチも毎回濃厚、何より肩組んだ時のTの嬉しいそうな笑顔が最高でした
いろいろあるけどリアルもk様の今回のお話のようだと確信しました
興奮覚めやらずの書き込みにて失礼します
700
:
K
:2013/05/20(月) 12:50:16 ID:???
697様
コメントありがとうございます!
久し振りの単独を誰よりも楽しんでるのはきっとATの二人なんだと思います!
誰よりも傍でTを見守ってきたAだから、きっと言葉にしなくても
Tの想いはわかってますよね!!
書き手もこちらの皆様と同じくそう信じてます。
後半えちですが、さくっとした感じかもしれません(笑)
楽しんでいただけると幸いです
M様
コメントありがとうございます!
今回の単独はほんとうに二人とも楽しそうですよね〜!!
レポを読んでもラブラブっぷりにこちらが照れてしまいそうなぐらいです(笑)
Tのソロも本格的に始まり、これからの放浪の形がどうなっていくのか
まだ正直判らない部分もあって、書き手も不安な気持ちがあります
でもどんな形になっても、二人の絆は決して揺らいだりしないと
書き手もM様と同じように信じてます!!
続きも楽しんでいただけると幸いです
699様
コメントありがとうございます!
参戦してらっしゃったんですね〜!!
今回のライブは二人の萌えが満載ですよね!
きっと誰よりもATの二人が楽しんでる雰囲気が伝わってきて
こちらも嬉しくなります。
なんでも、歌の移動でメンバーと軽く接触したTをAがまるでナイトのように
抱きかかえたんだとか…
何事もなくほっとしたのと同時にAちゃんカッコいい〜!!と思ってしまった書き手です(笑)
続きも楽しんでいただけると幸いです
701
:
K
:2013/06/14(金) 12:57:47 ID:iPNSQcQQ
「あ…っ!?」
『ほら、片脚はこっち』
「やだぁ…っ、こんなの…」
リビングのソファに仰向けに寝そべった状態で、右脚はソファの背に掛け脚を大きく開く恥ずかしい格好に、一瞬で顔が熱くなり無意識に目をぎゅっと閉じてしまう
『久しぶりだから、キツイよね…
いいコだから、ゆっくり息吐いて』
「ふぁ、っ、やあ…っ、ん、んんっ」
尻の狭間にたっぷりとローションを垂らされ、アツシさんの指が擽るように蕾の周囲を撫でさすった後、くちゅ…っと濡れた音を立てて潜り込んできた
702
:
K
:2013/06/14(金) 13:01:53 ID:???
『タカヒロのいいトコロ、ここでしょ』
「ふあっ?!ひっ、あ、あぁ、ん…っ」
アツシさんの長く綺麗な指先がまるで生き物みたいに蠢き、オレのいいトコロを探し当てる
「あんっ、や…あっ、あ、」
『美味しそうにオレの指を食んでるよ』
いつのまにか指が増やされ、熱い襞のなかのある一点を激しく擦りあげられると、身体がトロトロに蕩けてしまいそうになる
「あっ、ああ、んっ、だめ、あっ、あ、あ、やぁっ…?!…んっ、あぁっ!!」
703
:
K
:2013/06/14(金) 13:03:36 ID:???
『ふっ、後ろだけでいっちゃったね』
達した余韻で身体を震わすオレを優しく抱きしめながら、アツシさんがオレの額にキスを落とす
「うぅっ…もぅ、やだ」
『可愛かったよ』
恥ずかしさに俯くオレの頬に手を添えたアツシさんの顔は、これ以上ないほど甘く蕩けている
他の誰も知らないオレだけが知るアツシさんの表情
「アツシさんの意地悪」
『オレはドSだからね』
ついつい拗ねたような口調になるオレをクスクス笑う余裕のアツシさん
「Mって言ってたのに…」
『ふふっ、オレがSになるのはタカヒロ限定だよ』
「じゃあ、浮気しちゃダメですよ…?」
オレの太腿にあたるアツシさん自身をそっと握り込んで、上目遣いで懇願すると、手の中のモノがますます硬くなるのを感じる
704
:
K
:2013/06/14(金) 13:04:53 ID:???
『しないよ!こんな可愛い恋人がいて浮気する訳ないでしょ』
アツシさんの力強い誓いに、ヒタヒタと押し寄せる幸せの波
「アツシさん」
『ん?』
「もう…欲しい」
自分から両腿を大きく開いて、アツシさんの腰を挟み込むと、ヒクヒクと蠢く蕾にくちゅ…っと昂ぶった熱が押し当てられた
「んっ、んん…ぅ」
『すご…っ』
先程の愛撫でじゅうぶんに解されたソコは、痛みを伴うことなくアツシさんの怒張をずぶずぶと呑み込んでゆく
705
:
K
:2013/06/14(金) 13:06:28 ID:???
「あっ、あ、ん…っ」
『上手に呑み込んでるよ』
「はっ、はぁ…んんっ、」
『タカヒロのなか、すごく熱い』
はぁ…っと息を吐いたアツシさんの額に滲む汗がキラリと光り色気を醸し出す
「アツシさん」
両手を伸ばすと、すぐさまキュッと握られる掌
絡められる指先から流れ込んでくるアツシさんの想い
「あ…あっ、はぁ…んっ」
『タカヒロ』
「あっ、あっ、やぁ…っ、そこ、だめ…っ」
弱い場所を抉られると背筋がぞくっと痺れ無意識に腰が揺れてしまう
706
:
K
:2013/06/14(金) 13:09:22 ID:???
『タカヒロ…ココ、好きでしょ?』
「も、やだ、はげし…っ、あぁ、んっ」
普段の穏やかで優しいアツシさんからは想像できない激しい律動に、オレの身体は翻弄されっぱなし
「あふっ、も、やっ、やぁ、だ…っ、いっちゃ、う…でちゃう…っ」
息もできないほどの愉悦にオレの眦から涙が零れ落ちると、それをアツシさんの舌先で舐めとられる
「あんっ、ん、んっ、い、一緒に…いって、ね?」
舌足らずの懇願にアツシさんが嬉しそうに微笑んだ
「やあっ、ん、んんっ、い、く…あ、あ、あっ、いっちゃ、あぁーーっ!!」
びくびくっと四肢を震わせながら絶頂を迎えた瞬間、最奥に熱い放埓を叩きつけられるのを感じた
707
:
K
:2013/06/14(金) 13:12:44 ID:???
『タカヒロ』
「…ん、あつ、し…さん?」
オレの腕のなかで眠る可愛い恋人の名前をそっと呼び掛けると、長い睫毛を震わせながらゆっくりと瞼を開く
『おはようタカヒロ』
「おはよう、アツシさ…ん」
オレを見てふわっと笑うタカヒロの額にちゅっとキスを落とすと、シーツの中の左手をきゅっと握り込む
『どんな未来が待っていても、この手は離さないから』
そう告げて左手の薬指にキス
『オレの全てをかけてタカヒロを守るから』
前髪をそっと掻き上げてもう一度、額にキス
『だからこれからもそばにいてね』
「はい」
オレの大好きな笑顔で返事をする唇に誓いのキス
もうすぐ夏がやってくる
キミの笑顔がいちばん輝く季節がやってくる
キミと過ごす今年の夏はきっと最高に熱いはずだ
〜Fin〜
708
:
名無しさん
:2013/06/14(金) 16:09:14 ID:???
K様、更新ありがとうございます。
やっぱりK様のえち、最高です。
『どんな未来が待っていても、この手は離さないから』
『オレの全てをかけてタカヒロを守るから』
このふたつのセリフ、刺さりました。本当にそうであって欲しい・・・。
このところTソロでのTV出演、雑誌などでTを見る機会が多くて嬉しいです。
ちょっと妬いちゃうようなMusic Filmもありますが。
今日から名○屋3DAYSですね。参戦される方が羨ましいです。
新しいAT萌えがあるといいですね。
Tも風邪をひいていたようですが、K様は大丈夫ですか?
暫く音沙汰がなかったので心配しておりました。
次回の更新、お待ちしています♪
709
:
K
:2013/06/14(金) 21:48:27 ID:???
708様
コメントありがとうございます!
すっかりご無沙汰してしまい申し訳なかったです!!
体調を崩していた訳ではなく、仕事の方があまりにも忙しくなかなかこちらに伺うことが出来ませんでした(汗)
久しぶりの更新だったので不安でしたが、こうしてコメントいただけること本当に感謝しております。
Aのセリフに刺さっていただけたようで嬉しいです!!
今日からのライブでもAT萌え期待したいですね〜
ソロで雑誌ラッシュ、TVラッシュの中、風邪を引いてたTK、ライブどうだったのかちょっぴり心配ですが…
今日は時間があったので、MKTも更新します。楽しんでいただけると幸いです。
710
:
K
:2013/06/14(金) 21:51:05 ID:???
TKソロ記念
甘い刻印 〜MKT〜
季節は春とはいえ、まだひんやりとした朝の空気のなか、甘い匂いを放つ柔らかい髪の毛が鼻先を擽る感触に目を覚ます
腕のなかに視線を落とすと、オレの裸の胸にぴたっと頬を寄せ、オレの左手をきゅっと握った状態で恋人が穏やかな寝息を立てて眠っていた
ほんとうならこのままの状態で、もうしばらく恋人の温もりに微睡んでいたいが、早くしないとせっかくの早起きが無駄になってしまう
711
:
K
:2013/06/14(金) 21:52:47 ID:???
腕のなかの恋人を起こさぬように注意深く身体を起こすと、離れた温もりを無意識に探すようにタカヒロがモゾモゾと身じろぐ
オレはベッドの下に転がっていたイルカの抱き枕に手を伸ばすと、タカヒロの横に寄り添うようにそっと添える
以前、タカヒロと水族館デートをした時に記念に買った大きなイルカの抱き枕
オレが仕事でいない夜、寂しさを紛らわすように時々、このイルカを抱いて眠っているらしい
イルカを抱いて眠るタカヒロの愛らしい姿を携帯で撮りたい欲求をなんとから堪え、急いでリビングに向かった
712
:
K
:2013/06/14(金) 21:54:48 ID:???
リビングのテレビを点けたのと同時に、週に一度、オレがメインパーソナリティーを務める朝の番組のオープニングが流れ始める
実は今日の番組のなかで、タカヒロのソロとして初のMVが公開される
昨夜からそれを心待ちにしていたオレはソファに腰掛けると目の前の映像に集中した
713
:
K
:2013/06/14(金) 21:57:15 ID:???
『エロいな』
MVを観終わったオレの口から思わず零れた呟き
日頃からプリンスだのと言われてるタカヒロのイメージを最大限にアピールするようなPVに、リアルタイムで観た後、録画したものをふたたびじっくりと観る
出逢った頃より随分と大人びた表情を見せるタカヒロ
切ない表情、憂いを帯びた表情などは、思わずドキッとしてしまうほど艶っぽい
でも、抱きしめてやると花が綻ぶようにふわっと笑う、その笑顔はあの頃と変わらないまま
『オレの恋人はほんとに美人だ』
大画面で可愛い恋人の姿をたっぷり堪能した後、コーヒーでも淹れようとソファから立ち上がると、リビングの入口に立つタカヒロに気付いた
714
:
K
:2013/06/14(金) 21:59:04 ID:???
『おっ?タカヒロ、おはよう』
「……」
そこにはイルカの抱き枕を抱いて、素肌にシーツを纏ったタカヒロの姿が
寝癖でぴょこんと跳ねた髪が可愛らしくて思わず微笑んだオレに対し、なぜかタカヒロは唇をむぅと尖らせている
『タカヒロ、どうし…』
顔を覗き込んだ瞬間、イルカでバコっと殴られる
『いてっ…!タカヒロ?こらっ…ちょっ?!』
715
:
K
:2013/06/14(金) 22:01:00 ID:???
無言のまま、イルカでバシバシと数回オレを叩いた後、次にイルカをぎゅうっと抱きしめて顔を埋めてしまった
『タカヒロ…顏見せてよ』
「……」
オレの呼び掛けにも、ふるふると首を振るだけで顔を上げようともしない
『ごめんな、1人にして』
「………」
『抱きしめるのイルカでいいの?マキさんじゃなくていい?』
「………」
『タカヒロ?』
くしゃりと髪を撫でると伏せていた顔をパッと上げたタカヒロが潤んだ瞳を向けてくる
「っ、なんで…マキさんがいるのに、起きたらイルカ抱いてるの?ばかっ!ばか…っ」
『ごめんごめん(笑)』
起きたとき、隣にオレがいないことが寂しかったと告げるタカヒロが愛おしくてしょうがない
716
:
K
:2013/06/14(金) 22:02:40 ID:???
「…ばか」
『ほんとにごめんな』
シーツを纏ったままのタカヒロをぎゅっと抱きしめる
『タカヒロ』
「なに?」
『愛してるよ』
「なに?」と小首を傾げたタカヒロに愛の言葉を囁くと、途端に頬を紅く染めてオレの胸にグリグリと顔を押し付けてきた
薔薇のプールに浮かぶタカヒロも美しいけれど…
オレの腕のなか、生まれたままの姿で拗ねたり怒ったり照れたり、ありのままの表情を見せるタカヒロは何よりも愛おしくて、美しい
717
:
K
:2013/06/14(金) 22:03:57 ID:???
『薔薇のプール凄かったな』
「…え?…あっ、見たの?」
『さっきね』
「あ、そっか…今日解禁かぁ」
そう呟いた後、はにかみ照れ臭そうにこたえる
「あれは、恥ずかしかった」
『綺麗だったよ』
「オレ、演技とかやっぱ出来ないもん…マキさんやアキラさんを尊敬します」
オレの脳裏に鮮やかに蘇る先程の映像の数々
きっと、あの映像を見た多くの人間がタカヒロの美しさに魅了されるんだろう
718
:
K
:2013/06/14(金) 22:06:32 ID:???
『あぁー、畜生!』
「マキさん?」
突然、オレの口から飛び出した乱暴な口調に、タカヒロがキョトンとした表情を浮かべる
その愛らしい唇にキスをひとつ落とすと、タカヒロの腰を抱く左手をシーツの隙間に潜り込ませた
「あっ…?!マキさん?…ひゃっ?!…ん…っ、んんっ」
『しばらく脱ぐ撮影ないだろ?』
「あんっ、ん…っ、ん、ぁっ」
『ぜってぇ、まけねぇ』
タカヒロの魅力に嵌る多くの人間に密かに嫉妬心を抱きながら、オレだけのタカヒロだっていう刻印を身体中に散りばめていった
まるで薔薇の花びらのように…
〜Fin〜
719
:
名無しさん
:2013/06/14(金) 22:53:10 ID:???
K様、本日二度目の更新ありがとうございます。
K様のお話を一日にふたつも読めるなんて幸せです〜。
イルカの抱き枕を抱いて眠ってるT、さぞかし可愛いことでしょう。
想像するだけでにやけてしまいます。
一○○秒のT、ほんとにエロいですよね〜。
萌え目線、萌え仕草と雑誌に書いてありましたが、
さすが蜷○さん、女心がわかってらっしゃる、
キュンキュンするシーンがいくつもありますよね。
ス○パーでゲットしたフルMVを毎日見て萌えています。
ホントに美人です。
MKさんにお仕置きされちゃったんですね。
お忙しかったんですね。お元気でよかったです。
良い子にしてお待ちしていますので、
ご無理のないペースでお書きになってくださいね♪
720
:
名無しさん
:2013/06/14(金) 23:42:03 ID:???
K様、2本も更新して下さってありがとうございます。
久しぶりに上がっていると思ったら、ATの続きとMKTを読めて、とっても嬉しいです!
どちらのTもエロ可愛くて、メロメロになりました。
そして、前の方もおっしゃってましたが、Aさんのあの二つのセリフに、ズッキュンされました。
ほんとに、リアルの二人もそうであったらいいと、願ってやみません。
721
:
名無しさん
:2013/06/15(土) 00:09:04 ID:???
K様
更新ありがとうございます
楽しみにお待ちしておりました
お仕事がお忙しかったとか最近蒸し暑いのでお身体気をつけて下さいね
ところでイルカ抱えて寝癖がピョコンとしているTが可愛すぎです
想像したらにやけてしまいます
エロいAも大好物です
はあ今晩は良い夢が見れそうです
722
:
名無しさん
:2013/06/15(土) 13:17:44 ID:???
K様、素敵すぎるお話ありがとうございます!
雑誌のTのインタビューで、MVの真似をしてTをおちょくるAとAKのエピソードを読みました。
きっとMKさんもやってそうw
723
:
M
:2013/06/15(土) 14:22:41 ID:ymfzCO1k
K様
2つもお話しのアップありがとうございます。
TのソロのMV色気ムンムンですね。
ますますTファンが増えそうで心配です。
(今でも凄いファンの数だと思いますが…笑)
でもやっぱりソロとか出されるといろんな事が不安で心配になってしまいます。
MKとのTKは文句なく可愛いくMKに無条件に甘やかされるTK好きです。
またお話し読ませてくださいね。
K様のお話し楽しみに待ってます。
724
:
M
:2013/06/15(土) 14:23:51 ID:???
すみません。
間違えて上げてしまいました。
725
:
K
:2013/06/18(火) 00:05:21 ID:???
719様
コメントありがとうございます!
イルカの抱き枕を抱いて眠るTKは書き手のなかでも萌えポイントです(笑)
TKは寂しがりやのイメージがあるのでMKさんがいない夜はギュッと抱いてたら可愛いなぁ…と。
MVはほんとに美しくて可愛いですね。AちゃんやAKが振り向いて手を差し出す真似をしてるようですが、TK完全に姫扱いでにやけてしまいました(笑)
720様
コメントありがとうございます!
すっかりご無沙汰してしまい申し訳なかったです!
久しぶりの更新でちょっぴりドキドキだったんですが、こうして温かいコメントをいただきとても嬉しく思います。
そしてAちゃんのセリフ、気に入ってくださり嬉しいです!!
ライブでは安定感抜群の二人ですからきっとこんな風に想い合っていると書き手も信じてます!
726
:
K
:2013/06/18(火) 00:28:45 ID:???
721様
コメントありがとうございます!
仕事が立て込んでいてすっかり亀更新になってしまい申し訳なかったです!!
イルカ抱いて寝癖ぴょこんのTKを気に入ってくださり嬉しいです!
書き手のなかでも萌えポイントなんです。そしてMKさんのちょっと大きめなパジャマの上だけ着てれば完璧です(笑)
次のお話も楽しんでいただけると幸いです。
722様
コメントありがとうございます!
久しぶりの更新でちょっぴりドキドキだったんですが、楽しんでいただき嬉しいです!
MVを真似してるAとAKのエピソードはほっこりしますね〜
まさかAちゃんまで真似してるとは(笑)
驚きつつも、きっとAKに負けたくないんだと思っちゃいました!
MKさんは家で毎日再現してそうです(笑)
M様
コメントありがとうございます!
久しぶりの更新になってしまいましたが、楽しんでいただき嬉しく思います!
MVは美しすぎるTK満載ですね〜
あれは確実にファンが増えますね!
男性ファンが(笑)
きっとAちゃんやMKさんはヤキモチ妬くと思います!
次のお話も楽しんでいただけると幸いです。
age/sageは気にしないでくださいね〜
727
:
K
:2013/06/18(火) 00:40:52 ID:???
HTのお話です。
今回はリアル設定でHさんに伴侶がいます。
ただお話の中で登場することはありません。
苦手な方はスルーでお願いします。
赤く彩られた世界 〜HT〜
『じゃあ、これで宜しく』
『わかりました』
修正箇所を最終チェックしてから、資料をスタッフに手渡す
春からスタートするツアーの仮セットの設営が始まるとリハまではあっという間だ
深夜にまで及んだ打ち合わせが終わり、滞在先のホテルへと帰るオレに、スタッフのひとりが気遣うように声を掛けてきた
『新婚なのにしばらく離れ離れで寂しいですね』
『………』
『ヒロさん?』
『いや、何でもない…お疲れ』
一瞬、黙り込んだオレを怪訝そうに見るスタッフに苦笑しながら挨拶を交わすと現場を後にした
728
:
K
:2013/06/18(火) 00:43:29 ID:???
ホテルの部屋へと入ると淡いオレンジ色の灯りのなか、テレビの音が小さく漏れ聞こえてくる
壁際に位置するセミダブルのベッドの端では、シーツに包まるようにして穏やかな寝息を立てている恋人の姿
『ふっ、ベッドから落ちそうだな』
好みなのか、癖なのか…自宅でも滞在先のホテルでも、常にベッドの左端で眠るタカヒロ
ベッドの端に腰掛け、シーツから覗く柔らかい髪をそっと撫でると、むずがるようにモゾモゾと動き出した
「ん、ヒロさ…ん?」
『悪い、起こしたな』
「んぅ、だいじょ、ぶ…」
長い睫毛を数回瞬かせ、ぽやんとオレを見るタカヒロの額にキスを落とす
『寝てていいぞ、シャワー浴びてくる』
そう告げてバスルームへ向かおうとすると、不意にオレのシャツの裾がぎゅっと引っ張られた
『ん、どうした?』
「おかえり…な、さい」
『あぁ、ただいま』
まだ眠そうに瞼を擦りつつも、挨拶を口にするタカヒロに笑いかけ、今度は唇に軽くキス
再びバスルームへ向かおうと身を翻すと、またシャツがくいっと引っ張られる
『ん?』
「いっしょ、いく…」
ベッドから起き上がったタカヒロが、シャツの裾を掴んだままオレの後ろをくっ付いていてくる、その愛らしい姿に思わず笑みが浮かんだ
729
:
K
:2013/06/18(火) 00:44:59 ID:???
脱衣所でシャツを脱ぐと、オレのTシャツの上だけを身につけた格好のタカヒロが、小さく欠伸を繰り返しているのが鏡越しに見える
『まだ眠いだろ?』
「んーん…」
ぽやんとした表情で首を振ったタカヒロは、オレの腹に腕を回し後ろからぎゅっと抱きついてきた
「順調?」
『あー、微妙だな…』
リハの進行具合を訊かれ、苦笑いを浮かべると額をグリグリ背中に押し付けてくる
「無理しないで」
『あぁ、大丈夫だ』
安心させるように腹にまわされたタカヒロの手をポンポンと軽く叩いてから身体の向きを変えると、タカヒロの身体をひょいと持ち上げて洗面台に乗せた
730
:
K
:2013/06/18(火) 00:46:27 ID:???
『メシはちゃんと食べたか?』
「うん、キャプテン達とご飯食べた」
『そうか…』
下から顔を覗き込んで訊ねるオレの首にぎゅっと腕をまわして甘えてくるタカヒロは、他の誰も知らないオレだけが知る姿
『タカヒロ』
「ん?」
オレの腕のなか、首を傾げる仕草がなんとも愛らしい
『寂しくないか?』
「んー、マキさん達には早く会いたいけど…」
『そうだな』
それこそ目に入れても痛くないほどにタカヒロを可愛がっているマキやまっちゃん、そしてタカヒロを溺愛しているアツシやアキラはまだ仕事が残っていてこちらに来れるのは早くて明後日だ
一足先にタカヒロだけをこちらへ連れてきていると知ったら、きっと文句を垂れるに違いない
「でも…ヒロさんのいちばん近くにいれるから」
『そうか』
「だって、ずっと忙しかったでしょ?さみしかった…よ?」
ポツリと呟きながら、タカヒロの綺麗な指先がオレの腹筋に沿ってつうっと這わされると、身体の奥に眠る熱がドクンと音を立てる
『シャワーは後だな』
「ん?……うわっ?!」
『おまえを可愛がるのが先だ』
きょとんと首を傾げるタカヒロをおもむろに担ぎ上げると、湯気が立ち込めるバスルームの扉を開いた
731
:
K
:2013/06/18(火) 00:48:27 ID:???
「ふっ、んん…っ」
『ほら、自分で動いてみろ』
「あっ、あん…もう、こわれちゃ、う」
『まだだ、あともう一回』
「ふぁっ、んぅ、エロ、親父…っ」
『ふっ、言ったな』
「あっ、あん…っ、やぁ…っ!」
バスルームでお互い2度ずつ欲望を吐き出した後、グッタリとしたタカヒロを抱え寝室のベッドに横たえる
ペットボトルの水を口に含み、口移しで飲ませるとタカヒロがゆっくりと瞼を開く
いまだ匂い立つような色香を漂わせているタカヒロの髪をそっと梳きながら、共に過ごしてきた日々に想いを馳せた
732
:
K
:2013/06/18(火) 00:49:58 ID:???
「どうしたの?」
『いや、月日が経つのは早いと思って』
無垢な瞳でこちらをじっと見上げるタカヒロの問いかけに苦笑交じりにそう返事をする
「どうせもう、アラサーですよ」
ぷうっと拗ねたように頬を膨らませる幼い仕草に声を出して笑うと、ますます臍を曲げてしまう
ぷいっと横を向いてしまったその滑らかな頬にキスを落としながら、耳朶に吹き込むように囁いた
『タカヒロは変わらないな、出逢った頃から綺麗なままだ』
普段は照れ臭くてなかなか口にすることのない、ストレートなセリフにタカヒロが一瞬目を丸くした後、小さく噴き出した
「ぷっ…照れてる、ヒロさん」
『うるさい』
くしゃくしゃっと髪を乱暴に掻き混ぜると、擽ったそうに身を捩りクスクス笑いだす
733
:
K
:2013/06/18(火) 00:52:00 ID:???
「ヒロさん、手…手繋いで…?」
『ほら』
可愛いお強請りにオレが右手を差し出すと、嬉しそうにオレの右手を握り薬指にちゅっとキスを落とした
あの日から…
タカヒロはオレの左手を握らなくなった
重い十字架を背負わせてしまったあの日から…
『ヒロさん、タカヒロはどうするの?これからどうなるの?』
胸に重く響くまっちゃんの声
『タカヒロがひとりになるなら、オレが護ります』
力強く誓ったマキの凛々しい横顔
『ヒロさん…お願いだからタカヒロを泣かせないで』
今にも泣きそうな表情で唇を噛み締めたアツシ
そしてタカヒロは…
「ヒロさんが決めてください。オレはヒロさんの決断に従うから」
今にも消え入りそうに儚く微笑んだタカヒロの手を、どうしても離してやれなかった
734
:
K
:2013/06/18(火) 00:59:50 ID:???
「ヒロさん」
『ん?』
「オレは幸せだよ」
言葉にせずとも全てを理解し、受け入れ、そして誰からも愛されるべき笑顔を浮かべるタカヒロの肩を引き寄せ、くちづけを交わす
甘い身体をもう一度堪能しようと、滑らかな肌に唇を這わせていると無粋な音に邪魔をされた
「んっ、ヒロさん…携帯」
『無視だ、無視』
「あっ、ん…でも、緊急…かも…っ」
『ちっ』
携帯を手に取ると、無意識に眉間に皺が寄る
嫌な予感がする…いや、悪寒だな
735
:
K
:2013/06/18(火) 01:43:50 ID:???
「ヒロさん?」
『マキからメールだ』
「マキさん?…なんて?」
不思議そうに訊ねるタカヒロに渋々、ディスプレイを翳した
タカヒロ独り占めずるい!
オレも明日、そっち行きまーす!
「ふふっ、マキさん来るんだ」
嬉しそうなタカヒロとは対照的に、俺の眉間にはくっきりと皺が刻まれたまま
すると今度は、狙い澄ましたように着信が鳴り響く
『今度はこっちか……なんだ?アツシ』
『………』
『あ?…あぁ、いる』
『……』
『タカヒロ…アツシが代われって』
携帯を差し出すとタカヒロが戸惑いながらもアツシの名を呼び掛けた
「…アツシさん? 」
『………』
「はい、ヒロさんと一緒に…」
『……』
「えっ?だってアツシさん仕事が…」
『………』
「ううん、マキさんは明日…」
『……』
「アツシさんも?明日?」
『………』
「ダメじゃないですけど…ふふっ、マキさんより早く着いたら?…ハグしてあげます」
『……』
「うん、待ってます」
736
:
K
:2013/06/18(火) 01:46:00 ID:???
『アツシなんだって?』
「明日、一緒に温泉行こうって」
『…オレを置いていくんだな』
相変わらず兄弟のように仲のいいアツシとタカヒロに今さら嫉妬もしないが…それでも面白くないのは事実だ
「ふふっ、ヒロさん寂しい?」
『寂しくないぞ』
強がるオレにタカヒロがクスクス笑いながら、オレの機嫌を宥めるように身体中にキスを仕掛けてくる
737
:
K
:2013/06/18(火) 07:26:25 ID:???
ます」
「ねぇ、ヒロさん…もう一回えっちしよ…?」
オレの腰に跨ってゆるゆると腰を揺らすタカヒロは無邪気そのもの
「ヒロさんのおっきいので、グチョグチョにして…?」
あどけない表情から放たれた何とも卑猥なセリフに、苦笑しながら少々乱暴にタカヒロの身体をシーツに縫いつける
『育て方間違ったな(苦笑)』
オレ達の末っ子は皆に甘やかされて随分と小悪魔に成長したらしい
出会った瞬間に胸を奪われた、その愛らしい笑顔を曇らせないように
繋いだオレの右手とタカヒロの左手が、決して離れないように
腕のなかの存在を強く、強く抱きしめた
〜Fin〜
738
:
名無しさん
:2013/06/18(火) 23:08:38 ID:???
K様、更新ありがとうございます。
HTですがまるで総受けのようで、
オリメン皆から可愛がられるTが大好きです。
あんなに可愛いアラサー、いませんよね。
小悪魔T、いいです〜。
最近ソロでのTV出演が多くて嬉しいです。
次回の更新、お待ちしています♪
739
:
名無しさん
:2013/06/19(水) 10:35:37 ID:ConFTVVs
K様、更新ありがとうございます。
何かT姫を守る騎士たちと言うか、HTと愉快な仲間たちと言うか
とにかく、楽しく読まさせて頂きました。
MKさんやAさんもTには甘そうですが、
Hさんが一番Tには甘い気がしますね♪
次回も気長ーにお待ちしています。
740
:
名無しさん
:2013/06/24(月) 21:15:47 ID:???
738様
コメントありがとうございます!!
たまーに書きたくなるHTですが(笑)738様の仰るようにHTだとT総受け風味になるのかもしれませんね。
やっぱりオリメンに可愛がられる末っ子が大好きです!!
Tがもうアラサーだなんて…
オーデの頃から見ていた書き手としては、時が経つのはほんとに早いなとつくづく思います。
それだけ書き手自身も歳をとってきてるんですけどね(笑)
あんなに可愛くて美しいアラサーいません!!
これからも魅力溢れるTを頑張って書いていきます!
739様
コメントありがとうございます!
HTを楽しんでいただけて嬉しいです!!
HTを更新するときはいつもドキドキなんです(笑)
リアルに需要がなさそうなので(笑)
でもこうしてコメントいただきホッとしてます!
HTだと確かにオリメン絡んでワチャワチャな感じになりますね〜
あの仲良しな感じが書き手は大好きなんです!!
末っ子にメロメロなお兄ちゃんズ&パパ(Hさん)みたいな(笑)
次のお話も楽しんでいただけると幸いです。
741
:
K
:2013/06/24(月) 21:25:17 ID:ve3CgMJA
永遠の一秒 〜MKT〜
「ちっ…まだ繋がらないな」
タクシーの運転手に行き先を告げてから、虚しくコール音が鳴るだけで一向に繋がらない携帯に舌打ちをする
3時間ほど前、某所で撮影をしていたオレの元にヒロさんから電話があった
ソロのプロモーションのため、某バラエティ番組のロケに出発したタカヒロがロケ中、酷いヤジを飛ばされたあげく、ファンにもみくちゃにされ、かなり危険な目にあったらしいとの報告だった
慌ててタカヒロのマネージャーに連絡をとり確認すると、幸いタカヒロに怪我はなくオレはほっと胸を撫で下ろしたものの
その後、ロケが無事に終了したとの連絡を受けてタカヒロに連絡するも、なぜか一向に繋がらない
742
:
K
:2013/06/24(月) 21:26:49 ID:???
怪我はなかったとはいえ、タカヒロの声を聴くまではなんだか落ち着かなくて、すっかり耳に慣れた何度目かのコール音に溜息をついた時、それがプッと途切れ思わず携帯を握り直した
『タカヒロ?』
「……」
『ロケ、大変だったんだって?…大丈夫か?』
優しく声を掛けるも電話の向こうのタカヒロは押し黙ったまま
『タカヒロ?…声を聞かせて?』
黙ったままのタカヒロに不安を募らせ、もう一度ゆっくりと訊ねる
「……っ、だって…声、出したら…甘えちゃう…もん…っ、マキさんに会いたい、って…我儘いっちゃう、から…っ」
声が聞けて安心するのと同時に、嗚咽交じりの途切れ途切れの言葉に胸が締め付けられる
『それは我儘じゃないだろ?』
「…っ、マキさん…っ」
感情が溢れ出すようなタカヒロの声で名前を呼ばれ、愛おしい気持ちでいっぱいになる
743
:
K
:2013/06/24(月) 21:28:37 ID:???
『タカヒロ、ドア開けて?』
「…………え?」
『ドアを開けて顔を見せて?…ちゃんと無事なのを確かめたいから』
「……うそ…」
半信半疑のような声音と共に少しの間の後、オレの目の前の扉がゆっくりと開いた
「っ?!」
『迎えにきたよ…明日、一緒に帰ろう』
突然現れたオレの姿に、目を大きく見開くタカヒロに微笑むと、次の瞬間タカヒロの顔がくしゃりと歪む
「っ、ふぇっ…っく…うっ…」
『ひとりで頑張ったな』
唇をきゅっと噛み締めて涙を堪えるタカヒロをぐっと抱き寄せると、ぽんぽんと頭を撫でてやる
「っ…マキさん、マキさん…っ」
『もう大丈夫だから…怖くないよ』
こういう仕事をしている以上、面識のない人間から心ない言葉を投げつけられることは悲しいけれど起こりうる
ずいぶん怖い思いをしたんだろう
抱きしめたタカヒロの背中は小刻みに震えていて痛々しいほどだ
それでも最後まで笑顔で撮影を乗り切ったとマネージャーからは聞いている
744
:
K
:2013/06/24(月) 21:30:00 ID:???
『ほんとによく頑張った』
背中を撫でてやりながら髪にキスの雨を降らし頑張ったタカヒロを褒めてやると、腕の中のタカヒロがゆっくりと顔を上げた
『ん?どうした?』
「…マキさん、一緒にいれるの?」
『あぁ、一緒だよ』
まだ不安そうなタカヒロの唇にちゅっと口づける
「…撮影は?」
『明日は夕方からだから大丈夫』
「……ごめんなさい」
『謝る必要ないだろ?オレがタカヒロの顔を見たかったんだから』
「ありがとう」
『どういたしまして』
にっこり微笑んでやると、漸くいつもの笑みを浮かべるタカヒロにオレも心の底からホッとした
745
:
K
:2013/06/24(月) 21:31:07 ID:???
「マキさん…どこ行くの?」
深夜、隣で眠るタカヒロを起こさないようにそっとベッドから抜け出そうとしたが失敗だったらしい
タカヒロが不安そうな声を漏らす
『タカヒロ、喉が痛いんじゃない?水を取って来るから』
ソロのプロモーションで多忙な日々を送るなか、先週タカヒロは風邪を引き熱を出した
幸い熱はすぐ下がったものの、いまだに喉の痛みが長引いてる様子で気がかりだ
『さっきから何度か咳き込んでる…水を飲んだ方がいいよ』
オレの提案にもふるふると首を振り、手をぎゅっと握りしめてくる
『すぐそこだよ?大丈夫だから』
「いや、いかないで…マキさん、いかないで…」
『わかった、どこにも行かない』
いまにも泣きそうな表情で懇願するタカヒロを安心させるように、優しく宥めるように言い聞かす
『おいで』
手を広げて囁くと、ホッとしたような表情を浮かべたタカヒロがオレの腕のなかにすっぽりと収まる
そしてポンポンと規則正しく背中を撫でていると、しばらくして穏やかな寝息が聞こえてきた
746
:
K
:2013/06/24(月) 21:34:46 ID:???
眠りについたタカヒロを片手で抱きながら、反対側の手で携帯を操作する
ほんとは水を取りに行くついでに、ヒロさんに電話を掛けるつもりだった
きっと今頃、タカヒロの様子が気になって落ち着かないはずだ
どうしてもタカヒロを迎えに行きたいと我儘を言ったオレを許してくれたヒロさんには、感謝の気持ちしかない
メールで申し訳ないと思いつつヒロさんにタカヒロの様子を送信すると、アツシやアキラからもタカヒロを心配するメールが届いていることに気付く
最近しきりにアラサーを強調してるオレ達の末っ子は、いくつになっても心配症な兄貴達に甘やかされ愛されてるんだ
『ごめんな、怖い思いをさせて』
泣いて少し腫れぼったくなった瞼にそっとキスを落とすと、繋がれた手にきゅっと力が込められる
明日にはきっといつもの花が咲くような笑顔が見れると信じて、腕のなかのタカヒロを抱きしめながら眠りについた
〜Fin〜
ちょっぴり切ないお話になってしまいました
次は明るいお話でえち入れたいです!
読んでくださった方、ありがとうございます!!
747
:
名無しさん
:2013/06/24(月) 21:50:58 ID:???
K様
いつも素敵なお話をありがとうございます
MKさんの優しさにじーんとしました
素直に甘えるTもかわいいです
K様のMKTカップルに益々惚れてしまいました
本当にこんな美しいアラサー男性はいませんよね
次回の更新も心から楽しみにしています
748
:
名無しさん
:2013/06/24(月) 22:00:23 ID:???
K様、更新ありがとうございます。
これはとん○るずさんの番組のロケのことですね。
某板で大変だったというのを見ました。
Tが傷ついてないかちょっと心配でした。
MKさんがこんなふうに慰めてあげてたらいいですね。切ないです・・・。
次は明るいお話でえち入りなんですね。嬉しいです!←何という変わり身の早さ
いよいよあさって発売ですね〜。待ち遠しいです。
次回の更新、お待ちしています♪
749
:
優羽
:2013/06/25(火) 00:43:08 ID:???
話ついていけてなくてごめんなさい(>_<)
Tに何かあったんですか!?(;_;)
750
:
K
:2013/06/25(火) 00:56:32 ID:???
優羽様
すみません、今回のお話でかえって心配を掛けてしまいました。
リアル設定、リアルネタを扱うことがある以上、出来るだけ注意してお話を書くようにしてはいるんですが…優羽様のコメントを見て急遽、お返事だけさせてください。
書き手自身も某所で知ったので、これが100%事実かどうかはわかりません。
内容に関しては748様が書かれているように某番組の某ロケ中にTKが多くのファンに囲まれ、もみくちゃにされたんだそうです。
なかには心ない野次を飛ばしたり、執拗にTKの身体に触ったりとしたようです。
私自身が現場を見た訳ではないので実際どれほどのことが起きていたのか定かではありません。
あくまでも某掲示板、ついなどからの情報です。
TK自身は元気な顔を見せていたので今回のお話を書いたんですが、かえってご心配をお掛けしてしまいすみませんでした。
K
他の方へのコメントは後日改めてさせてください。
751
:
名無しさん
:2013/06/25(火) 22:50:31 ID:???
K様、748です。
私のコメントのせいで優羽様にご心配おかけしてしまい、
K様にもご迷惑をおかけしてしまって申し訳ありませんでした。
某掲示板に書き込まれている事は実際よりも大げさなこともありますし、
憶測をさも真実であるかのように書き込む人もいるので
見てしまうと無駄に心配になってしまうので
私は普段はあまり見ないようにしているのですが、
情報が早いので知りたい事があって覗いた時に
たまたま今回のことを知りました。
心配を煽るようなコメントをしてしまって本当に申し訳ありませんでした。
752
:
名無しさん
:2013/06/25(火) 23:12:32 ID:???
私も野次を飛ばされたことは初耳でした。
色々と触られたのはツイで読みましたが…
大変だったんですね
753
:
優羽
:2013/06/26(水) 00:43:17 ID:???
某掲示板遡って見てきました。
何も知らなかった(>_<)
どこまでほんとかはわかりませんが、ロケでたくさん人がいたのは事実だし、いきなりTが現れたらパニックになってきっともみくちゃだったでしょうね(;´д`)
もしほんとに野次があったら許せないです。
私たちの大事なTに~( ̄^ ̄)
K様大丈夫ですよ(^-^)
逆に素敵なお話ありがとうございます。
751様大丈夫ですので気にしないで下さいね。
やっぱりMKさんかっこいいです☆
Tのことずっと守ってあげてほしいです。
MKさんの『おいで』とTの『だっこ』大好き(^з^)-☆
754
:
名無しさん
:2013/06/29(土) 08:20:17 ID:???
K様
怒濤のTテレビ出演の中、何度もTがソロは寂しい〜E○の時はMKさんとのアイコンが多いです〜とのろけてましたね
それを聞くたびにK様が以前に書かれたアイコンMKTのお話を思い出し、またK様の作品を全部読み返したりしております
755
:
M
:2013/06/30(日) 22:42:20 ID:???
K様
私も書き込み見ました。
普段は返って心配になるので書き込み等はほとんど見ないようにしてますが、今回TKが放浪モバにもアップがあったので気になって見ました。
人に見られる職業をしてるのでTKに限らず他のアーティストの方にも同じような事がおきてるとは思いますがやはりショックでした。
TK辛かったでしょうね。
悔しかったでしょうね。
読んでて本当に悲しかったです。
TKが大怪我しなくて良かったです。
TKの心の傷が早く癒えるよう願ってやみません。
K様の描くお話しのように
無条件でTKが甘えられて
TKを大きく包んで甘えさせてくれるのはMKさんだろうな〜って
私も思ったりしてます。
こちらのMKさんに癒される可愛いTKで私の心も癒されます。
お話しありがとうございました。
756
:
名無しさん
:2013/07/06(土) 22:44:30 ID:???
モバの覗いちゃえに書かれていましたね
Tに傷つけちゃうファンなんてファンじゃない!
改めて危ないなあと思いました。
757
:
名無しさん
:2013/07/06(土) 23:30:21 ID:???
いい加減その話題やめませんか?
758
:
名無しさん
:2013/07/07(日) 23:28:04 ID:???
え?ここはK様のスレなので別にいいのでは?失礼だと思います。
あなたもK様のファンであればイイコで待ちましょう。
759
:
さらら
:2013/07/08(月) 13:16:14 ID:???
K様
更新ありがとうございます!
ご無沙汰しております。
一気に読み終え、今幸せな気持ちでいっぱいです!
久々ATのえっち、甘くて萌え萌えでした♪♪♪
最近のATラブやぱかったですね(笑)
HTKの設定がちっと切ないが、中身なんとちょっと可愛くて最後思わずニヤニヤしていました。
小悪魔間違いない、もぅ、あの誘い方反則でしょうー
そして、マキ兄本当に優しくて格好いいです!(笑)
どれも大好きで、ついつい読み返したくなります!
次回の更新も楽しみにしています。
760
:
さらら
:2013/07/10(水) 02:56:40 ID:???
すみません、誤字見つかりました…(笑)
→HTKの設定がちょっと(O)切ないが
失礼しました。
761
:
M
:2013/08/03(土) 22:51:13 ID:???
K様
お元気でいらっしゃいますか?
暑い日が続いてますので体調崩されてませんか?
大好きなK様のお話しがまた読めたら嬉しいです。
お時間出来たらまた書いてくださいね。
ゆっくり待ってます。
762
:
名無しさん
:2013/08/03(土) 23:05:29 ID:???
K様、お元気ですか?
私もM様と同じ気持ちでお待ちしています。
暑い日が続いていますので、お身体ご自愛くださいませ。
763
:
K
:2013/08/23(金) 00:50:32 ID:faGhuyI.
ご無沙汰しております
前回の更新が6月という…
すっかり放置ですみません(汗)
とりあえず、お話をひとつ
古いネタですが…
いただいていたコメントは後ほどゆっくり読んでお返事させていただきます
可愛いヤキモチ 〜MKT〜
『マキ、お疲れ!』
早朝からのドラマの撮影をようやく終えて事務所に帰ってくると、笑顔のまっちゃんに出迎えられ思わずハイタッチ
『さすがに疲れたわー、現場は楽しいけどね』
そう返すオレに、まっちゃんがニヤリとひとの悪い笑みを浮かべる
『お疲れのところ大変だろうけど、激おこプンプン丸が待ってるよ』
『え?げき…おこ…ぷん…???』
意味が判らず首を捻るオレの肩をぽんっと叩いたまっちゃんが、くいくいっと親指でメンバールームを指し示す
『プンプン丸を宜しくね〜』
ぶんぶんと手を降りながら次の現場へと向かって行くまっちゃんの後ろ姿を見送りつつも、オレの頭の中はギモンだらけ…
『…ぷんぷんまる、っていったい何…???』
764
:
K
:2013/08/23(金) 00:52:23 ID:???
『え〜と……タカヒロ?』
「………」
事務所のメンバー用会議室
綺麗に並べられた一番奥の椅子
その椅子の上で器用に膝を抱えて体躯座りしているこのコが…
『…もしや、ぷんぷん丸ですか?』
765
:
K
:2013/08/23(金) 00:53:47 ID:???
『タカヒロ』
「何ですか?」
『なんか怒ってる?』
「……怒ってないです」
『いや、怒ってるでしょ?』
オレに向けられた背中は明らかに「オレ怒ってます!」という雰囲気を漂わせている
「…怒ってはないです」
『じゃあ…』
「怒ってはないけど拗ねてます!」
クルッと顔をオレに向けたタカヒロがじとっとオレを見る
「マキさん」
『ん?』
「マキさん」
『うん?どうし…』
「…オレとマキさんは兄弟じゃないよね?」
『…………は?』
「ダイスケとタカヒロは兄弟じゃないよね!?」
766
:
K
:2013/08/23(金) 00:54:51 ID:???
なんだなんだ…???
オレとタカヒロが実は兄弟だったなんて衝撃的な事実が明かされたのか?
いやいや、そんな訳…
タカヒロの口から飛び出した衝撃的な告白に頭がパニクって真っ白だ
『えーと…タカヒロ…』
動揺して口の中がカラカラで上手く言葉が出てこない
「いつもお世話になってる、って言ってた…」
『え?』
「いつも、って…そんなにお世話してるの?」
『…世話?』
「マキさんが優しくて温和って…そんなのオレ、知ってるし…出逢った頃から知ってるし!!」
タカヒロの言ってることがさっぱり理解できなくて黙ったままのオレに対し、更に畳み掛けるようにタカヒロが続ける
767
:
K
:2013/08/23(金) 00:56:10 ID:???
「…好き?」
『えっ?』
「ダイスケさん」
『なに?』
「だから…ダイスケさんって好きなタイプ?」
『はぁ…???』
「素直でピュアで、笑顔も可愛くて…」
『誰が?』
「だから、ダイスケさん」
『…オレ?』
「ちーーがーーう!!」
『ごめん、タカヒロ…いったい何を言ってるのか…』
なにがなんだか、さっぱり理解不能
噛み合わない会話に混乱状態だ
768
:
K
:2013/08/23(金) 00:57:33 ID:???
「…浮気してないよね?」
『はあっ?…浮気?…するわけないだろ!』
思わず強い口調で言い放つと、途端にシュンとした表情で俯いてしまう
『タカヒロ、ほんとにどうした?』
戸惑いながらもタカヒロの頬にそっと手を添え、優しく訊ねる
「ごめんなさい」
『タカヒロ、顔みせて?』
「…やだ」
『なんで?』
「オレ、可愛くないもん…ダイスケさんのほうが可愛いし」
『…オレ?オレが可愛い?』
「違う、ダイスケさんだよ」
『だから、オレ?』
「違うダイスケさん」
『???』
「うぅ…もう、やだ」
苦しそうにポツリと呟いたタカヒロがオレにぎゅうっと抱きついてくる
その落ち込んだ様子に、どうしたもんかと小さく溜息をつくと、まるで神様からの助けのように尻ポケットの中の携帯が震えた
769
:
K
:2013/08/23(金) 00:59:12 ID:???
『はい』
『くくっ…修羅場った?』
相手からの第一声
そのどこか楽しんでるような声音の相手に、オレは縋るようにこう告げていた
『…まっちゃん、助けて』
『あははっ!!マキ、死にそうな声してる(笑)』
『いったい、なんなの?タカヒロが落ち込んだ様子なんだけど、何を言ってるのかさっばり判らない』
『あー…実はさぁ、』
770
:
K
:2013/08/23(金) 01:01:28 ID:???
まっちゃんが話してくれたのは以下の通り
タカヒロは今日の午前中、オレが週イチでMCを務める番組の企画コーナーで、あるアーティストと一緒に仕事をしたらしく…
そのアーティストというのが、偶然にもオレと同じ名前で以前、月刊で対談したコだったんだけど、そのコからオレの名前が何度も出たあげく、一緒に食事に行ったことも聞いて落ち込んで事務所に帰ってきたんだそうだ
『タカヒロごめんな』
オレにしがみついたままのタカヒロの髪を撫でながら、そっと囁くように告げる
『食事はケンチやテツヤ達も一緒だったんだ』
「…ケンチくんに聞きました」
『でも、ちゃんと言うべきだった…ごめんね』
ここ最近はお互いのスケジュールの都合ですれ違いが続いていたため、ゆっくり話す時間もとれていなかった
771
:
K
:2013/08/23(金) 01:04:23 ID:???
きっと寂しい思いをしていたんだろう
すこし反省しながらのオレのセリフに、腕のなかのタカヒロがふるふると首を振る
『おいで』
隣の椅子に腰掛けてタカヒロの手を引くと、向かい合わせでオレの膝の上に跨がるように乗せた
そして俯いた頭のてっぺんにちゅ、ちゅっとキスの雨を降らす
「オレ達、兄弟じゃないもん」
『そうだな』
「恋人さんだもん」
『ふっ、恋人さんだな…
だいたい兄弟だったら、こういうことできないだろ』
タカヒロの柔らかい唇にちゅっとキスを落とすとチラリと上目遣いでオレを見る
「お兄ちゃん大好き」
『っ?!』
「ふふっ、ちょっと萌えた?」
『いや、まぁ…ちょっとは』
ぶっちゃけ破壊力ヤバい
正直に告げるオレにタカヒロがふふっと笑う
『やっとプンプン丸じゃなくなったな』
その可愛らしい笑顔にホッとしながら、もう一度しっとりと唇を重ねると、タカヒロが首をコテンと傾げて訊いてきた
「ねぇ、マキさん…プンプン丸って、なぁに?」
〜fin〜
772
:
名無しさん
:2013/08/23(金) 08:32:24 ID:???
K様〜!
おはようございます
そして更新お待ちしてました
はあ、やっぱりK様のお話読むと幸せ〜な気持ちになります
ありがとうございます
773
:
名無しさん
:2013/08/23(金) 18:34:59 ID:???
K様!
更新ありがとうございます!
本当に本当にずっと待ってました!!
暑い日々が続いておりましたがお体にお変わりはございませんでしょうか?
またお話書いてくださって嬉しく思います。
本当にK様のTは可愛い。可愛すぎます
「お兄ちゃん大好き」なんて言われたらMKさんも堪りませんよねっ。萌え萌えです。
K様のペースでいいので、
また次回の更新もゆっくりお待ちしています
774
:
M
:2013/08/23(金) 21:09:36 ID:???
K様
お話し書いてくださってありがとうございます。
ずっとずっと待ってました。
あまりここにそう書いてしまうと
K様にプレッシャーを与えてしまう
と思って我慢してました。
また戻って来られて本当に本当に
本当に嬉しいです。
k様のお話しはやっぱりほんわかして
て癒されます。
私はK様のお話しが大好きです。
またK様のお話し書いてくださいね。
K様のペースで構いませんのでゆっくり待ってます。
775
:
名無しさん
:2013/08/23(金) 21:24:21 ID:???
MTKさんのつい
K様のこちらのお話の中の台詞かと思っちゃいました〜素敵です
776
:
名無しさん
:2013/08/23(金) 22:49:07 ID:???
K様、更新ありがとうございます。
ずっとずっとお待ちしていました。
もしかしてもう戻ってこられないのか
いや、K様に限ってそんな事があるはずはないと悶々としておりました。
私、K様がいらっしゃらないと生きていけませんので・・・。
本当にK様のお書きになるT、可愛くてたまりません。
ダイスケ違いで混乱してるMK兄も面白かったです。
やっぱりK様のお話は最高です。
ゆっくりお待ちしていますので、
またお話書いてくださいね♪
777
:
K
:2013/08/23(金) 23:43:30 ID:t1p.f.kg
こんばんは、書き手のKです
6月最後に更新したMKTのお話でコメントをくださいました方々へ
いつも私の拙いお話を読んでくださり、また温かいコメントをくださり本当に感謝しています。
あのお話でリアルネタを扱ったことで事情を知らない数人の方にはご心配をお掛けしてしまい申し訳なかったです。それによって不快な気持ちにさせてしまった方がいたのならすみませんでした。
いつも皆様からいただくコメントの数々に励まされ、元気をもらい感謝の気持ちでいっぱいです。
本来なら個別にお返事をするべきなんでしょうが、こちらで皆様へという形をとらせてください。
そして、仕事で忙しくすっかり放置ですみませんでした!!
これから少しずつ時間が取れるようにはなると思います。
新しいお話にもさっそくコメントをいただきありがとうございます!!
後日またお返事させていただきます。
いつもありがとうございます!!
778
:
K
:2013/08/24(土) 11:47:03 ID:???
772様
ご無沙汰しております
しばらく放置だったのにも関わらず、さっそくコメントをいただき、とても感謝しております!!
幸せな気持ちだなんて、本当に有難いです!こちらこそ、読み手の皆様の温かいコメントにはいつも幸せな気持ちをいただいています!
これからも頑張って更新していきますので宜しくお願いします!
773様
コメントありがとうございます!
しばらく忙しくしていたために、すっかり放置状態になってしまってすみません!
でもこうして、久しぶりにお話を更新した後、皆様にコメントをいただき本当に感謝の気持ちでいっぱいです!
z○pネタからのお話しですが、やたらとMKさんの名前を出すTKが可愛くて相手に対抗してる感じが可愛かったんです!
これからも可愛いTKを書いていくので宜しくお願いします!
M様
コメントありがとうございます!
すっかり放置状態ですみませんでした!
あまりに仕事が忙しく、こちらを覗くことすら余裕のない日々でして…
プレッシャーだなんて、そんなことないですよ!
M様をはじめ、読み手の皆様あっての書き手ですから!
これからも頑張って書いていきますので宜しくお願いします!
775様
コメントありがとうございます!
MTKさんの呟き、気になります〜
この前、久しぶりにあちらのツイを覗いてきたんですが、萌え爆発な呟きがひとつあって、それをネタにひとつお話を考えてます
その時はまた読んでくださいね!
776様
コメントありがとうございます!
しばらく仕事が忙しく、放置状態になってしまいすみませんでした!
これからは少しずつ時間が取れるようになると思います!
z○pでのTKは可愛かったです!
無意識に相手に対抗してる感じが(笑)
これからも頑張って書いていきますので宜しくお願いします!
779
:
K
:2013/08/24(土) 11:49:27 ID:???
某歌番組控室にて 〜AT〜
「やばい、かも…」
総勢70組が参加するという大規模の歌番組
その控室の椅子に座りモニターに釘付けのオレの口から零れる呟き
モニターの中ではアツシさんのコラボ曲が披露されている
「こういうアツシさん久しぶりかも」
曲の雰囲気そのまま、ワイルドというか…うーん、ちょっと不良っぽい感じ
ソロでの大人の色気を醸し出してるとのとは、また少し違う雰囲気
「ちょっと…いや、かなり…好き」
例えるなら…雨のなか、段ボールに入れられた震える仔猫を拾って帰る、実は心優しい不良みたいな…
「ふふっ、カッコいい…好きだなぁ」
780
:
K
:2013/08/24(土) 11:50:42 ID:???
『なにが好きなんすか?』
誰もいないはずの控室
ひとりニヤニヤとモニターを見つめるオレの背後から突然、声が掛かった
「おわっ?!ショーキチ…っ!!」
『タカヒロくん、危ないっす』
いきなり声を掛けられ、ビックリしたオレはバランスを崩し、椅子に座った状態で後ろにひっくり返りそうになってしまった
「ビックリしたー」
『驚かせてすみません』
「いや、ありがと…助かった」
ショーキチが咄嗟に椅子を支えてくれたため倒れずにすんだオレは、ホッとしながら礼を言う
『で、なにが好きなんすか?』
「え?」
『気になるんですけど…』
オレの隣の椅子に腰掛けながら訊いてくるのに、苦笑しながら首を振る
「いやいや、気にすんな」
『気になる!さっきからニヤニヤしてるし』
まさかアツシさんを観ながらニヤニヤしてました…なんて恥ずかしくて言えません
『教えて!タカヒロくん』
ずずっとショーキチの顔が近づいてくる
相変わらず眼力ハンパない…そう思いながら思わずその眼力に魅入ってると、なぜかショーキチの頬がじわじわと紅く染まっていく
『ちょ、タカヒロくん…そんなに見つめられると…』
「ん?」
妙に照れてるショーキチにきょとんと首を傾げると突如、不穏な空気を漂わせた声音が割って入った
781
:
K
:2013/08/24(土) 11:52:00 ID:???
『ちょっと、何してんの?!』
『「アツシさん…っ!!」』
同時に立ち上がって見事にハモるオレ達に、眉間に皺を寄せたアツシさんが近づいてくる
『ショーキチ、タカヒロに近すぎ』
『あっ、すみません』
オレとショーキチの間に割って入り、オレを守るように立ちはだかるアツシさん
カッコいい…
衣装のシャツの上からでもわかる、その綺麗に筋肉のついた背中はいつも以上に頼もしくみえて、心臓がきゅんとなる
例えるなら…放課後に他校の生徒に絡まれたのを助けてくれる同じ高校のちょっと不良と噂されてる先輩みたいな…
さっきからオレ、例えすぎ…?
でもドキドキしちゃうんだもん!
782
:
K
:2013/08/24(土) 11:53:06 ID:???
「アツシさん」
『ん?どうしたの?』
振り返ってオレを見つめるアツシさんからは先程のオーラは消え去り、いつもの穏やかな表情を浮かべている
あぁ、そんな優しい声を出さなくていいから!
不良の先輩は、ちょっと乱暴なぐらいの口調でいいんです!
「今日、衣装のまま帰りましょ!」
『え?』
「このまま帰りましょ!今すぐ帰りましょ!」
突然、勢いよく宣言するオレに戸惑いを見せるアツシさん
『どうしたの急に?』
「いいから!」
『えっ、でもさ…』
「ほら、そのまま着替えなくていいですから!」
アツシさんの背中をぐいぐい押して扉まで向かいながら、バタバタと自分の荷物を鞄にしまう
『あのさ、タカヒロ』
「はい?」
『…オレ達、もう一回出番あるけど』
『タカヒロくんは二回あります!!』
「………あ、」
めくるめく妄想の世界に浸っていたオレは自分の出番を完全に忘れてました
783
:
K
:2013/08/24(土) 11:54:47 ID:???
『タカヒロくん面白すぎっす』
爆笑しながら隣の控え室に戻るショーキチ
オレは恥ずかしさのあまり、頭を抱えてその場にしゃがみこんだ
『タカヒロ大丈夫?』
心配そうにオレの顔を覗きこむアツシさんの優しい表情にきゅんとなって、首に腕を回しぎゅっと抱きつく
「アツシさん」
『ん?』
「今日は強引に抱いてほしい、かも…」
『えっ?!』
耳朶にそっと囁くと、アツシさんの肩がピクリと揺れた
「お願い…アツシ先輩」
『え?』
「あっ」
その夜、恥ずかしながらオレの妄想をアツシさんに告白すると、アツシさんはゴソゴソとクローゼットを漁りだし、マキさんに貰ったという女子高生の制服を引っ張り出してきた
『タカヒロ、これ着て!』
「え…何ですかコレ!?」
白いシャツにチェックのスカート
そしてブレザーにネクタイまで
『先輩ごっこ、やるんでしょ?』
キラキラとした瞳でアツシさんに訊ねられたオレの返事はひとつしかありません
「……やる」
その後、ノリノリなアツシさんにちょっぴり強引に責められてアンアン泣かされたことは、誰にも内緒です
〜fin〜
784
:
名無しさん
:2013/08/24(土) 15:00:21 ID:???
K様
お帰りなさい。ずっと、お待ちしてました。
それにしても、K様、さすがです。
帰ってきたと思ったら、速効で、お話を2つも上げて下さるなんて!
私、すっかり出遅れてしまいました。
MKTのTったら、この世にこれ以上、可愛い生き物は、いないんじゃないの?って言う位の可愛いさで、MKさんじゃないけど、破壊力ハンパないっす(^^)
そして、ATは、妄想逞しいTも制服隠し持ってるAさんも、大好物なんです…
これからもK様の更新を楽しみにしています。
K様のペースでいいので、お願いしますね
785
:
名無しさん
:2013/08/24(土) 23:48:44 ID:???
K様、更新ありがとうございます。
連日の更新、本当に嬉しいです。
今回のAT、面白い〜。
Tの妄想も制服出してくるAちゃんもグッドです。
K様がお休みされる前の事で恐縮なんですが、
「次は明るいお話でえち入れたいです」とおっしゃっていたので
いつでもいいので書いていただけたら嬉しいです。
次回の更新、お待ちしています♪
786
:
M
:2013/08/25(日) 23:58:15 ID:???
k様
お忙しくされてたとの事。
体調崩されてませんか?
たとえゆっくりでもK様がお話し書いてくださるのなら
私はずっとお待ちしています。
k様のお話しが私には大事な大事な場所になってます。
ATのお話しありがとうございました。
Tの事になると余裕なくヤキモチを焼くAちゃん。
そんなAちゃんが私にはツボなくらい好きです。
萌え発言?なんでしょ?
楽しみに待ってます。
787
:
K
:2013/08/26(月) 12:52:06 ID:???
784様
長らくお待たせしてしまい本当にすみませんでした(汗)
こうしてまた読み手の皆様から温かいコメントをいただき、本当に有難く思ってます!!
MKさんに対してのTKの可愛さは書き手も一番好きなんです!MKさんには遠慮なく
素直に甘えたり拗ねたり出来そうな気がします
Aちゃんは淡泊そうに見えて意外に…エロそうなイメージがあります(笑)
制服とかもさらっと出してきそうな(笑)
これから少しずつ以前のペースで更新していく予定ですので宜しくお願いします!
785様
コメントありがとうございます!
今回のAT、面白いと言ってくださり嬉しいです!
リアルネタが今、乏しいのでなかなか古いネタばかりですが…
明るいお話でえち…書きたいです!!
次はMTKさんのお話を更新する予定ですので楽しんでいただけると幸いです
ちなみに、えちアリです(笑)
M様
コメントありがとうございます!!
そしてお気遣い感謝しております!
M様もお元気でしたでしょうか?
今年の夏は予想以上に忙しく過ぎ去ってしまい、すっかり放置状態だったんですが
こうして変わらずに温かく迎え入れてくださる皆様には感謝の言葉しかありません
ATのお話、楽しんでいただけたなら幸いです
Aちゃんは昔からTのことになると可愛いやきもちを妬くイメージがありますね(笑)
これからも頑張って更新していくので楽しんでいただけると幸いです
788
:
さらら
:2013/08/26(月) 12:58:27 ID:???
K様、ご無沙汰しています。お帰りなさいませ!
連続更新ありがとうございます!
また会えて本当に嬉しいです。K様が元気でいれば何よりです。
相変わらず、MK兄の前に萌え萌えのTK、可愛くてしょうがないですね。
ATKのTK、何かリアルです!ありそうで、思わずSKと一緒に大爆笑しちゃいました。
乙女心に妄想爆発なTK、大好物です。
ちょうど三日前、友達とATKの学園設定みたいな話があって、
なんとその後K様のATK先輩ごっこが拝見できて、もぅ幸せすぎてどうしよう私!(笑)
やっぱりATK最高です(笑)
これからもよろしくお願いします。
体調、お気をつけてください♪
ずっとゆっくりで楽しみにしています☆
789
:
K
:2013/08/26(月) 18:25:40 ID:???
さらら様
お久しぶりです!すっかりご無沙汰してしまい、すみませんでした!!
またこうして読み手の皆様とお会いできて、書き手も嬉しく思います!
ATKのお話を楽しんでいただけたようで良かったです!
TKは結構、妄想好きな乙女なイメージあるんですよね〜
Aちゃんも淡白そうに見えて、意外に何でも楽しむタイプな気がします(笑)
次のお話も楽しんでいただけると幸いです!
790
:
K
:2013/08/26(月) 18:33:25 ID:???
幾千の夜を越えて 〜MTK×TK〜
「うがぁー!!」
『うわっ!』
携帯を握りしめ、突然叫び声をあげたオレに驚いたショーキチがびくんと身体を揺らす
『びっくりしたー』
「ごめん」
『どうしたんすか?』
深いため息をつくオレの顔を心配そうに覗き込んでくるショーキチに、ふるふると首を振って何でもないよと告げると、もう一度携帯に視線を落とした
そこには「期間限定」という名の下に去年結成されたバンドのリーダーからのメール
『克子おじさんが恋人に会いてーぜ!!』って呟いてるナリ
オレだって会いたい…
モトカツさんがサポートメンバーとして某バンドのツアーに参加してから、もうすぐ3週間
途中何度かこっちに帰ってきてはいるものの、また違うバンドのライブに急遽、参加したりで結局すれ違い
最初の数日間は電話で声を聞いたりしたけど、声を聞くとますます淋しさが募り…それ以降はメールでの遣り取りのみ
それだって忙しいだろうモトカツさんに気を遣って頻繁には出来ない
791
:
K
:2013/08/26(月) 18:39:32 ID:???
『タカヒロくん、ほんとに大丈夫?』
「大丈夫、ちょっと切なくなってただけだから」
『いやいや、溜まってるだけ…の間違いでしょ!』
心配してくれるショーキチとは対照的にニヤニヤと下ネタでそうツッコミをいれるテツヤくん
「いやいや、違うし!」
『違うの?』
「………違くないし」
『ははっ(笑)』
思わずポロッと零れ落ちる本音
『モトカツさんまだしばらく忙しいんですか?』
ショーキチが気遣うように訊いてくる
「ほんとは今夜、こっちでライブがあるんだ」
『タカヒロくんは行かないの?』
「ライブハウスだから…心配するんだよねモトカツさん」
オレがひとりでライブハウスに行くことを、モトカツさんはあまり好まない
モトカツさんが一緒の時はいいんだけど…
『今夜どこでやるの?』
「え?確か××××だけど…」
軽い感じ訊いてくるテツヤくんにそう告げるとニヤッと面白そうな笑みを浮かべる
『…じゃあ、いっちゃう?』
「え?」
『今夜ライブあるんでしょ?』
「でも…」
『オレらは昔、その辺のクラブでよく踊ってたんだよ〜』
「あ、そうなんだ…」
『場所わかるし、ケンチ誘うから行こーよ!モトカツさん喜ぶよ、きっと』
『絶対行ったほうがいいです!タカヒロくん!』
オレを元気づけるように微笑んでくれるテツヤくんと、ショーキチにオレも思わず頷いていた
792
:
K
:2013/08/26(月) 18:43:28 ID:???
『すげぇ…』
『マジ、ハンパない…』
狭いライブハウスの中で興奮気味のケンチくんとテツヤくん
オレも正直、ライブハウスに来たのは数えるぐらいしかないから、毎回この熱気に圧倒される
『あっ、モトカツさんじゃん!』
『いたよ!』
久しぶりに見るモトカツさんは少し痩せたようにも感じ、ちょっぴり心配にもなる
でもその逞しい腕でスティックを持ち、ドラムを叩く姿は相変わらずダイナミックでパワフルで…
真剣な表情に胸がきゅんとなるのと同時に、そのバンドのヴォーカルが羨ましくなった
あそこに立つのはオレでありたい
モトカツさんと一緒にやりたい
羨望と嫉妬からじくじくと痛む胸をぎゅっと押さえて、愛しい恋人の姿を瞼の裏に強く、強く焼き付けた
793
:
K
:2013/08/26(月) 19:50:01 ID:???
『タカヒロ!』
夜の闇のなか、裏通りから車に乗り込もうとするタカヒロの後姿を捉え、咄嗟に腕を掴む
「っ?!モトカツさん…っ!」
驚いて眼を見開くタカヒロの身体を少々強引に車内へと押し込むと、同じようにビックリしているタカヒロのマネージャーに軽く頭を下げて挨拶した
『来てたんだな』
「ごめんなさい」
『いや…ビックリした』
まさかタカヒロが来てるとは思わなかった
ライブ終了後に、楽屋を訪れた友人の口からタカヒロの名前が出て、誰よりも驚いたのはオレ自身だ
『モトカツ、今日招待したんだなー』
『は?』
『タカヒロくんだよ』
『いや、招待してないよ』
『あれ?…でも、さっきすれ違って挨拶されたよ。相変わらず礼儀正しくていいコだなー』
その友人はタカヒロと面識がある
以前、タカヒロとバーで呑んでる時に偶然居合わせ紹介した
律儀なコだ
きっと一度しか会ったことがないオレの友人の顔もしっかり覚えていて挨拶したんだろう
そんな友人の言葉に気づけば楽屋を飛び出していた
794
:
K
:2013/08/26(月) 20:12:48 ID:???
「ごめんなさい、勝手に」
『謝らなくていい』
俯きがちに小さく呟くタカヒロの頭をそっと撫でると、久しぶりの感触に胸がツキンと甘く疼く
『大丈夫だったか?』
「えっ?」
『変なのに絡まれなかったか?』
「大丈夫…テツヤくんもケンチくんも一緒だったし」
ふわっと笑うタカヒロの滑らかな頬に掌を添えて指先で撫でる
『そうか…おまえ一人だと心配だからな…ライブどころじゃなくなる(苦笑)』
「ごめんなさい…でも、顔だけでも見たくて」
勝手に来たことを申し訳なく思ってるのか、オレを見る瞳は不安そうにユラユラと揺れていて、オレはタカヒロの肩に腕を回すとぐっと抱き寄せた
『我慢しなくていい…オレも会いたかった』
「っ、ふぇ…っ」
オレの肩に顔を押し付け、込み上げる嗚咽を必死に堪えようとするタカヒロの姿に愛おしい気持ちでいっぱいになる
795
:
K
:2013/08/26(月) 20:15:28 ID:???
久しぶりに触れるタカヒロの甘い髪、滑らかな肌の感触に心も身体も暴走しそうになる
『久しぶりだな、この感触』
「んっ、あ…っ、ちょ、ちょっと、ダメ…っ!」
甘い匂いを放つ首筋に、ちゅ、ちゅっと少し強めに口付けると、焦ったタカヒロが腕のなかで必死に身を捩る
『少しだけ味見させろ』
「ひぁっ、あん、ん…っ、だめ、っ…」
柔い耳朶をくちゅりと口に含み、たっぷりと舐ってから甘く囁く
『車の中ではまだヤったことないよな?』
「っ?!…な、なにいってんの!?ばかぁ…っ!!」
『いて…っ!』
拳で頭をゴンっと殴られ思わず呻くと、肌をピンクに上気させたタカヒロがしっとりと潤んだ瞳で懸命にオレを睨んでくる
「もうっ!車の中で暴走しすぎ…っ!」
『……はい』
「ごめんなさい、は?」
『…………ごめんなさい』
オレとタカヒロの遣り取りに運転席のタカヒロのマネージャーが苦笑しているのがミラー越しに見えた
『タカヒロの家に行ってもいいか?』
「うん…でも大丈夫なの?明日は?」
『明日は休みだ…だから、おまえの身体を抱いて眠りたい』
タカヒロをゆったりと抱きしめながら訊ねると、頬を赤く染めたタカヒロが腕のなかで小さく頷いた
796
:
K
:2013/08/26(月) 20:57:14 ID:???
後編のえちに続きます
出来るだけ早く更新する予定です
797
:
名無しさん
:2013/08/26(月) 21:23:59 ID:???
K様
連続の更新ありがとうございます
K様のお話読むのが本当に幸せな時間です
お待ちしている間もずっと過去のストーリーを読み返していました
何度読んでもうっとりしてしまいます
いつまでもずっ〜とK様の素敵なストーリーを読ませていただきたいです
798
:
名無しさん
:2013/08/26(月) 23:50:12 ID:???
K様、更新ありがとうございます。
久々のMTK×T、わくわくしながら読みました。
Tが可愛くて・・・。MTK×Tも安定感がありますよね。
後編はえちなんですね!きゃー、嬉しいです。
早速リクエストに応えて頂いて感激です。
続きを楽しみにお待ちしています♪
799
:
名無しさん
:2013/08/29(木) 22:44:35 ID:???
久しぶりの更新ありがとうございます!
マネージャーさんの運転が心配ですwww
リアルで、今年中に、この二人が一緒のステージに立てますように
灰色さんとのライブであれば、と期待してます
800
:
さらら
:2013/09/10(火) 18:59:11 ID:???
K様
更新ありがとうございます!
久しぶりのMTKxT、安定感もあってめっちゃ萌えました!!(笑)
車の中での遣り取りが可愛すぎます。
大人でカッコいいMTKさんに翻弄されて泣かされるTK、
楽しみにしています♪
801
:
M
:2013/09/20(金) 00:31:50 ID:???
K様
お元気ですか?
最近、朝や夜は涼しくなりましたね。
体調崩されてませんか?
今日、放浪さんと灰色さんのプレミアムな夜に行って来ました。
期待はしてたのですがえー◯ーえすがありました。
TKはかなりノリノリで照明落ちてる中でも分かるくらいでした。
今までのえー◯ーえすの中でも今日のTKが一番カッコ良かったです。
今日もAちゃんとラブラブっぷりを見せてくれました。
AちゃんがTKに甘える感じで…(笑)
緊張してたのかMCのAちゃんはカミカミでした。
アンコールではAちゃん1人裸体を見せてました(笑)
ステキなTKが見れたのでK様のお話しの少しでもネタになれば…と思いました。
季節の変わり目お体大事にしてくださいね。
802
:
M
:2013/10/20(日) 23:19:35 ID:???
K様
お元気でしょうか?
K様のお話しが大好きでずっと読ませて頂いて私の癒しになっていました。
またいつかK様のお話しが読めたら嬉しいです。
可愛いTKのお話しを読ませて頂いてありがとうございました。
803
:
名無しさん
:2013/11/02(土) 16:06:36 ID:a.KK64gc
K様、お元気ですか?もうすぐ冬将軍の季節がやってきます。
K様のお話を読める日をいつまでもお待ちしています。
804
:
K
:2013/11/13(水) 21:15:18 ID:???
797様
すっかりご無沙汰してしまい、ほんとうに申し訳ないです!!
忙しくしてるなか、体調を崩しまして…やっと落ちついたと思ったら、iPhoneに書き溜めていたお話が消滅してしまい…バタバタしておりました。消滅したデータは戻ってこず落ち込みましたが、またコツコツ書いていこうと思ってます。
こんなヘタレの書き手ですが、また読んでいただければ幸いです。
798様
すっかり放置、ほんとうにすみません!!
色々バタバタしてましたが、なんとかまた書いていこうと思っております。本来なら前回のお話の続きから…の予定ですが、急遽違う小話を更新したいと思います。まだ覗きにきてくださる方がいらっしゃるかわかりませんが、読んでいただければ幸いです。
799様
お久しぶりです!
長らくの放置、すみません!!
灰色さんとのコラボありましたね!
残念ながら体調崩してまして参戦出来ませんでしだか、799様は参戦しれましたでしょうか?
また、頑張って書いていく予定ですので、読んでいただければ嬉しいです。
さらら様
お久しぶりです!!
すっかり放置してしまい、申し訳ないです!!
お元気にしてらっしゃるでしょうか?
書き手はバタバタしておりましたが、ようやく落ち着いてかかました。これから少しずつ書いていくつもりですので、またよろしくお願いします!!
M様
お久しぶりです!
お元気にしてらっしゃるでしょうか?
私事ですがしばらく体調を崩してまして、約2ヶ月振りに恐る恐るこちらに顔を出しにきました。
何も言わずに放置してしまいすみませんでした。
また少しずつ書いていく予定ですので、また読んでいただければ嬉しいです。
803様
すっかりご無沙汰してしまい、ほんとうにすみませんでした!!
それにもかかわらず、コメントをいただき感謝の気持ちでいっぱいです!!
iPhoneに不具合が生じるというトラブルもあり、いちからまた書き直しですが、頑張って書いていく予定ですのでまたよろしくお願いします!!
805
:
K
:2013/11/13(水) 21:27:46 ID:0GRr3MIA
甘く蕩ける 〜MTK×TK〜
「あっ、めち◯ぎん○ん!」
風呂上がり、濡れた髪をタオルで拭きながらリビングへとやってきたタカヒロ
ソファに座るオレの隣に腰を下ろすと、風呂上がり特有のピンクに上気した頬でオレが手にしているビールへ手を伸ばしてくる
「ひとくち、ちょーだい?」
『その前にちゃんと髪を乾かせよ』
まだ濡れている髪にくしゃりと触れながら告げると、嬉々とした表情でタオルを差し出してきた
「モトカツ、やって…?」
806
:
K
:2013/11/13(水) 21:29:46 ID:???
上目遣いで甘えてくるタカヒロに苦笑しながら、広げた腿の間に座らせる
『すげぇな、これ』
髪を乾かしてやりながら向ける視線の先には、タカヒロとアキラくんが出演した某バラエティ番組がオンエア中だ
「ほんとに大変だった」
『壮絶だな』
そこには、むさ苦しい男どもの中に放り込まれ、揉みくちゃにされているタカヒロがいる
「もうね、収録後はアキラさんとグッタリしてた」
『口に手つっこまれたのか?』
「おぇっ、てなったもん」
807
:
K
:2013/11/13(水) 21:33:17 ID:???
その時のことを思い出したのか、眉間に皺を寄せながらタカヒロが呟く
『…どこ触られた?』
「えっ?」
両脇の下に手を差し入れ身体を反転させると、膝の上に向かい合わせに乗せ訊ねる
「んーと…顔と、身体とか…」
『胸は?』
「触られたけど…」
『乳首か?』
Tシャツの裾から手を潜り込ませ、小さな尖りをカリッと引っ掻く
「あんっ、」
『ここ、摘ままれたのか?』
「んっ、乳首はされてない…っ」
808
:
K
:2013/11/13(水) 21:35:18 ID:???
ふるふると首を振って否定するタカヒロの首筋に唇を這わせ、ぴちゃりと舐め上げる
「あぁ…っ、ん…っ」
『じゃあ、こっちは?』
風呂上がりのタカヒロは、たいていいつもTシャツにボクサーパンツ姿
愛用の赤い下着の上から弾力のある尻を揉みしだくと、ぶるっと震えながら懸命に口を開く
「さわ、られた…っ、」
『中に手を突っ込まれたのか?』
「そん、な…こと、っ、あん…っ、されて、な…っ」
ぎゅっと首にしがみ付いて鼻先を擦り付けてくる
「はぁ…っ、モトカツ、いい匂い…」
『ん?』
「だって…っ、あのなか、凄く臭かったんだもん…っ」
『くくっ、それは大変だったな』
「笑うな…っ!」
快楽に瞳を潤ませながらも、口を尖らせたタカヒロにポカッと頭を叩かれた
809
:
K
:2013/11/13(水) 21:42:41 ID:???
『悪い…笑い事じゃないよな』
「ほんとに大変だったんだから…っ」
『そうだな、しっかり消毒しないとな』
「…えっ?」
きょとんと首を傾げるタカヒロをそのままソファに押し倒すと、抗う隙を与えず、下着を取り去ってしまう
「やぁん…っ、なに…っ?!」
『ココも触られたんじゃないのか?』
グッと太腿を掴み左右に押し開くと、タカヒロの頬がかあっと紅く染まる
「やだぁ…っ」
『しっかり消毒してやるから、じっとしてろよ』
まだ慎ましやかに閉じられた蕾にぴちゃりと舌を這わせると、タカヒロの腿がぴくんっと震える
810
:
K
:2013/11/13(水) 21:47:24 ID:???
「あんっ…そこ、そこ…っ」
『気持ちいいか?』
「そこ…っ、触られて、なっ…ひぁ、ん…っ、んん…っ」
『誰が触らせるか…おまえはオレだけのものだ」
コツンと額を合わせ、潤んだ瞳にそう告げると紅く艶めく唇に貪りつく
「ふぁ…っ、あっ、んっ…モトカツ…っ、」
『ん?』
「いっぱい…消毒、して…ね?」
熱い吐息でそう呟くタカヒロに約束するようにちゅっと口づけると、その甘い身体に溺れていった
〜fin〜
811
:
名無しさん
:2013/11/13(水) 22:20:52 ID:???
K様−−−−−−!!!お久しぶりです!
お待ちしておりました!
たしかにたしかに、KさんまちのTKがめ●ゃ●●●●に出たら、
大変ですね。
きっときっと、放浪や一族メンの中でも、泣く者、殺意を抱く者(笑)、
大変だったのでは。
そして、MTKさんの事、呼び捨てにするようになったんですねー。
(あくまで私の脳内記憶です。前からだったらすみません)
更新お休みの間も、二人の関係が進んでたのかなって勝手に妄想しました。
最近では、KCとの大使就任での写真が、受け受けしいなーと思いました。
KC細いですけど、身長高いですからね。KCみんなからうらやましがられた
のでは、と妄想しました。
また、無理ないペースで更新していただけたら嬉しいです!
812
:
名無しさん
:2013/11/13(水) 22:35:11 ID:???
K様、更新ありがとうございます。
体調を崩していらっしゃったんですね。
お身体の方はもうよろしいのでしょうか?
iPhoneのデータも消滅してしまったとか、
あまりご無理はなさらないでくださいね。
K様が戻って来られただけで嬉しいです。
久しぶりのMTK×Tのえち、素敵です〜!
めち○ぎん○んの時は私もどうなる事かと思いましたが、
放り出されたTの可愛いお顔にまさかのHさん髭が・・・
しかも微妙にずれてて笑っちゃいましたが、
やっぱりTに髭は似合いませんね。
もうこちらには戻って来られないのではと思って
心配していましたので本当に嬉しいです。
やっぱり私、K様がいらっしゃらないと生きていけません。
無理をなさらずにゆっくりと更新なさってください。
良い子にしてお待ちしています♪
813
:
名無しさん
:2013/11/14(木) 07:19:19 ID:???
K様
お待ちしておりました〜! 朝から本当に本当に本当に(何度言っても足りないくらいですが)嬉しいです!
お待ちしている間MTKさんの愛溢れる呟きを見ては1人寂しくニタニタと妄想しておりました
これから寒くなりますのでお身体気をつけて下さいね
814
:
M
:2013/11/15(金) 00:01:48 ID:???
K様
お帰りなさいませ。
ずっとお待ちしてました。
もう二度とK様のお話しは読めないのではないかと不安でいっぱいでいつもここを覗いてました。
あまり書き込みするとK様を追い込んでしまう…と思いながらも帰って来て欲しくてずっと祈ってました。
またお話し書いてくださるとの事、本当に本当に本当に…嬉しいです。
体調崩されていらしたようですが
その後大丈夫ですか?
K様のお話しは読みたいですが、無理なさらずK様のペースで進めてくださいね。
ゆっくりゆっくり待ってます。
少しでも書いて頂けるならそれだけでも嬉しいです。
ますます寒くなりますのでお体大切にしてくださいね。
815
:
K
:2013/11/29(金) 11:02:41 ID:???
811様
コメントありがとうございます!!
久しぶりの更新だったのでドキドキでしたが楽しんでくださったようで書き手も嬉しいです!!
MTKさん呼びすては、MKTとはちょっと違う二人の関係を表してみました!!
MTKツイにて、色々妄想も広がるのでMTKさんには感謝しております(笑)
MTK後編がまだ未更新なんですが、次はMKTの予定です。
そちらも楽しんでいただけると幸いです。
816
:
K
:2013/11/29(金) 11:23:47 ID:???
812様
コメントありがとうございます!!
4本ほど下書きの段階で保存していたお話が消滅してしまいましたが(涙)またコツコツ書いていきたいと思います!!
めちゃ◯ん◯ん、可愛いかったですね〜!!MTK兄貴のツイにも萌えました!!
亀更新にはなりますが、頑張って書いていきますので、これからも宜しくお願いします!!
813様
コメントありがとうございます!!
本当に長らくお待たせしてしまい申し訳なかったです!!
書き手もまたこうして皆様にこちらでお会いでき嬉しく思います!
MTK兄貴のツイには日々、ニヤニヤとしております!
これからも頑張って書いていきますので宜しくお願いします!
M様
ほんとうに長らくお待たせしてしまい申し訳なかったです!!
それにも関わらず、こうして温かいコメントをいただき感謝してます!!
色々と変化していってるEXですが、こちらでは変わらず甘いお話を書いていきますので宜しくお願いします!!
817
:
K
:2013/11/29(金) 17:53:14 ID:AhKV9CU6
ふたりを繋ぐ指先 〜MKT〜
『なぁ、タカヒロ』
「…ん」
キングサイズのベッドの真ん中、ピッタリと寄り添いオレの腕の中でウトウトしているタカヒロに話し掛ける
『あのさ、』
「ん…っ」
『オレってさ…ちょ、聞いて?』
「やぁ…っ、やだ…っ」
オレの胸元に顔を埋めているタカヒロの顔をそっと離そうとすると、イヤイヤをするように愚図りだしてしまう
818
:
K
:2013/11/29(金) 17:54:45 ID:???
『あぁ、ごめんごめん…よしよし』
背中に廻した掌でポンポンと宥めるように優しく叩くと、スンッと鼻を鳴らしてくっ付いてくる姿はまるで仔猫のようでその愛らしさに笑みが浮かぶ
「んぅ…」
『タカヒロ、そのままでいいから聞いてくれる?』
「ん、なぁ、に…?」
眠たそうなトロトロとした声音のタカヒロの髪をゆったりと梳きながら訊ねる
『オレって…そんなに嘘くさいかな?』
「………うん?」
唐突な質問に、オレの胸元に埋めていた顔を上げ、キョトンと首を傾げてみせた
819
:
K
:2013/11/29(金) 17:56:53 ID:???
『そんなにギャップある?』
「さっきの、話?」
今日、出演させていただいた音楽番組でのインタビューのことを振り返るオレに、しばし考え込むように首を傾げた後タカヒロがゆっくりと口を開いた
「う…ん、ある、かな…?」
『そうか…なんかショックかも…TV観てる人達にもそう思われてんのかな…』
「う〜ん……それ、違う」
『ん?』
「マキさん、爽やか…カッコいいって思ってるよ…?」
『ほんとに?』
「でも、メンバーの中のマキさんは面白いキャラだから…」
『そっか』
髪を撫でていた掌を頬へと滑らせ、ゆっくり撫でさすると気持ち良さそうに目を閉じる
『来年はもう少し、面白いキャラを出していくかな〜』
820
:
K
:2013/11/29(金) 17:59:43 ID:???
来年の豊富をポツリと呟くと、タカヒロの瞳がハッと大きく見開いた
『どうし…』
「ダメ!ダメだよ…っ!」
『え?なんで…?』
意味が判らず首を傾げると、タカヒロの意志の強さを表す綺麗な瞳がオレに向けられる
「面白いマキさんも、爽やかでカッコいいマキさんも、両方知ってるのはオレだけがいいの!」
『っ?!い、いひゃい…』
突然、強い口調でそう言い放つと、頬をぎゅう〜と左右に引っ張られる
『痛いよ、タカヒロ』
「だって…オレのマキさんだもん。マキさんモテるからヤダ」
むぅ、と尖らせた可愛い唇を指先でキュッと抓んでやる
821
:
K
:2013/11/29(金) 18:02:19 ID:???
『いやいや(笑)タカヒロの方がモテるだろ』
「むっ……オレもう寝る、マキさんも寝るの!」
『はいはい(笑)』
急に拗ね出したタカヒロに笑いながら、ゆったりとその身体を抱き寄せると、なぜかじとっと睨まれた
「ちゃんとぎゅってして!」
『はいはい(笑)』
「チュウもして」
『はいはい(笑)』
「おでこじゃなくて、こっちも!」
『はいはい(苦笑)』
唇をこれでもか!と突き出してくる
822
:
K
:2013/11/29(金) 18:05:01 ID:???
「「はい」は一回でいいの!」
『はい(笑)』
「………」
『タカヒロ?』
急に黙り込んでしまったタカヒロの顔を覗きこむ
「…どんなマキさんもオレにとっては大切で、愛らしいんだ…大好きだよ」
真っ直ぐにオレを見つめ溢れんばかりの愛情を伝えてくるタカヒロの真摯な姿に、愛おしい気持ちで心が満たされる
こんなにも誰かを愛おしいと思ったことは過去にない、きっとこれからもないだろう…
タカヒロだけだ
安心しきった表情で眠るタカヒロの唇にそっとキスを落とす
きっと最初で最後の恋
だからこんなにもキミが愛おしいんだ
眠るタカヒロの温もりに身も心も癒されながら、ゆっくりと眠りに堕ちていった
〜fin〜
823
:
名無しさん
:2013/11/29(金) 20:25:41 ID:???
K様
一番乗りです〜
更新本当にありがとうございます
今日は本当に寒かったですがこちらの甘いMKTにほっこり温かくなりました
これから風邪も流行りそうですが体調に気をつけてまた素敵なお話しを読ませて下さい
824
:
名無しさん
:2013/11/29(金) 20:40:48 ID:???
Kさま、本日の〇すて録画しそこねて、もどってきたらもう放浪
出番終わってたらしくて相当やさぐれてたところにこの更新。
もう、救われた気分です。ありがとうございます。
みんなに朝の事からかわれるMKさん、なんかかわいそうで(笑)いとしいです。
825
:
名無しさん
:2013/12/01(日) 21:01:47 ID:???
K様、更新ありがとうございます。
MKさん、社長に「嘘くさい」って言われてましたもんね。
Tが○IP!に俳優に挑戦、でVTRに出た時も、
朝の顔とは違ったMKさんを知っているって。
愛らしいMKさんを皆さんに知って欲しいって言ったら、
MKさんたらTの方が愛らしいなんて言っちゃうんだから。
朝からTVでどんだけいちゃつくの?このふたりはって思いましたよ。
私もひょうきんMK兄大好きです。
随分と寒くなってきましたので、お身体ご自愛くださいませ。
次回の更新、お待ちしています♪
826
:
M
:2013/12/01(日) 23:26:08 ID:???
K様
更新ありがとうございます。
MKさん「嘘くさい」って言われて焦ってましたがTKがすぐ「ギャップが…」ってフォローしてたのが可愛くてこちらのTKみたいで嬉しくなりました。
MKさんからしたらTKって本当に可愛いんでしょうね。
私から見てもとっても可愛いですが…(笑)
次の更新も楽しみにゆっくり待ってます。
寒くなってきましたのでお体に気をつけてくださいね。
827
:
K
:2013/12/14(土) 14:45:26 ID:???
823様
コメント一番乗り、ありがとうございます!!
読み手様からの温かいコメントは書き手の励みであり、いつもパワーをいただいております
なかなか更新できてないんですが、後ほどTK誕生日記念のお話をアップしたいと思ってるので宜しくお願いします
824様
コメントありがとうございます!!
録画し忘れ、悔しいですよね〜
これから年末にかけてはTVラッシュなので、録画忘れないように気をつけなきゃですね!
嘘くさいと社長にイジられるMKさんをすかさずフォローしたTKがか可愛かったてわす!
825
M
828
:
K
:2013/12/14(土) 15:39:52 ID:???
気づいたら寝落ち…
誤字が酷くてお恥ずかしいです
824様、最後意味不明な文ですみません!!
825様
コメントありがとうございます!!
z○pの遣り取りは萌えましたね!
愛らしい…なんてなかなか言わないですよね〜
お互いを愛らしく思ってるMKTが大好きです!
社長の嘘くさい発言もTKがフォローしてましたし…
次のお話も楽しんでいただけると幸いです
M様
コメントありがとうございます!!
社長のひどい言葉に(笑)すかさずTKがフォローしてましたね!!
愛を感じました〜!!
昔からTKを可愛がってくれているMKさんには感謝の言葉しかありません!!
次のお話も楽しんでいただけると幸いです
829
:
K
:2013/12/14(土) 15:50:06 ID:9qmGKyPA
TK誕生日記念小話
①冬空に舞い降りた天使 〜AT×T〜
「…あれっ?ここ、どこ…?」
見慣れない天井に壁紙の色
そして自分の身体を優しく包み込むスプリングの柔らかさ
目覚めたときに感じる違和感にキョロキョロと視線を泳がすと、オレの頭上から柔らかい声音が降り注いだ
『タカヒロ、起きた?』
「アツシさん…」
目線を上げると、そこには穏やかな笑みを浮かべるアツシさん
『ここはホテルだよ』
「へっ?ホテル…???」
オレの誕生日会終了後、アツシさんと自宅へと帰るタクシーに乗り込んだところまでは覚えてる
830
:
K
:2013/12/14(土) 17:47:21 ID:???
アツシさんの予想外な言葉に改めてキョロキョロと周囲を見回すと、そこにはまるでテレビで観るようなラグジュアリーな空間が広がっていて、思わずベッドから飛び起きた
「え?!えっ…!???うわっ、うわわ…っ、わわ…っ?!」
『ちょ、タカヒロ…っ?!』
「………いってぇ」
なんでこんな場所にいるのかパニックを起こしたオレは、慌ててベッドから下りようとしてバランスを崩し、そのまま下へと落下
幸い、床にはこれまた高級そうなフカフカなカーペットが敷かれていて、たいしたダメージは受けなくて済んだけど…
831
:
K
:2013/12/14(土) 17:48:35 ID:???
『タカヒロ、大丈夫???』
「は、はい…」
心配そうなアツシさんの手を借りて起き上がったオレは、そのままカーペットの上に正座してアツシさんに確認する
「ここって、もしかしてスウィート?」
『うん、ちょっとリッチにね』
「はぁ……アツシさん、無駄遣いです!!」
ちょっとリッチ…を通り越して贅沢すぎるでしょ!
溜息をつくオレにアツシさんは不思議そうな表情を浮かべて見せた
『なんで???今日は特別な日でしょ?タカヒロの誕生日なんだから、無駄遣いじゃないよ!!』
「でも、こんないい部屋じゃなくても…」
ふたりで泊まるには無駄に広すぎる空間
気持ちはもちろん嬉しいけど、なんだか申し訳なくて俯いてしまうオレの頬にアツシさんの手が触れる
832
:
K
:2013/12/14(土) 17:50:02 ID:???
『でも、じゃなくて…こういう時は何て言うの?』
オレの顎に添えられた指に促され顔を上げると、思いがけず強い視線に射抜かれた
アツシさん、普段はソフトなのに時々、Sスイッチが入るんだよね
そこがギャップ萌えというか…
「ありがとう、アツシさん」
『どういたしまして』
素直に感謝の気持ちを伝えると、オレはアツシさんの肩に手を置いて、自分から唇にちゅっとキスを落とした
833
:
K
:2013/12/14(土) 17:52:24 ID:???
『ほらっ、こっちおいで』
「うわっ、夜景凄い!!綺麗!」
ガラス張りの向こうに広がる美しい景色に感嘆の溜め息をつく
『綺麗だね〜、まぁ、タカヒロの方が綺麗だけど』
「………」
『なんで黙るの?』
「照れくさいんです…っ!」
若干、天然なアツシさんは見た目は強面だけど、愛の言葉は躊躇せず、さらっと言うんだよね
『ふふっ、耳が真っ赤だよ』
「っ…恥ずかしい」
耳まで紅く染まってるのを指摘され、それを隠すようにアツシさんの胸元に顔を埋める
ぎゅっと抱きしめてくれる腕の強さが心地いい
834
:
K
:2013/12/14(土) 17:53:54 ID:???
『これから怒涛の忙しさが待ってるから…今日ぐらい、二人きりでゆっくり過ごそう』
「ん、」
顔を上げると、優しい眼差しでオレを見つめるアツシさんの瞳とぶつかる
『タカヒロ、誕生日おめでとう…きっとまだまだオレは未熟者で、タカヒロに寂しい思いをさせたりしていることもあるけど…でも、オレはこれからもずっとタカヒロの隣にいるからね…オレの帰る場所はいつだってタカヒロのところだから』
約束するように唇に落とされたキスは、蕩けそうなほどに甘い
場所なんて関係ない
隣にアツシさんがいるなら、オレにとってもそこが最高に幸せな場所なんだ
〜fin〜
835
:
K
:2013/12/14(土) 17:55:41 ID:???
愛しくて恋しくて溢れそうなLOVE
〜MK×T〜
「ん、んん…っ」
『タカヒロ、起きたのか?』
「まき、しゃん…?あれっ…?」
目が覚めると、そこには何よりも安心する温もり…そして愛しい恋人の笑顔がある
「え〜と……家、だよね?」
『くくっ、覚えてないか?』
まず確認するオレにマキさんは笑いながらオレの髪をくしゃり、と撫でた
「覚えてない…呑み過ぎた」
『アキラにすげぇ呑まされてもんな〜』
836
:
K
:2013/12/14(土) 17:57:06 ID:???
昨夜はオレの誕生日会
大好きなメンバーや親しいスタッフにお祝いしてもらい最高に楽しいひと時を過ごした
ただ、残念ながら後半からの記憶がないけど…
毎年のことながら呑み過ぎたことを少し反省していると、黙り込んだオレの顔をマキさんが心配そうに覗き込む
『気持ち悪い?大丈夫か?』
「だいじょぶ」
頬に触れるマキさんの掌の温もりにホッと息をつくと、目の前のマキさんの身体にぎゅうっと抱きついた
ちなみにマキさん裸です
837
:
K
:2013/12/14(土) 17:58:27 ID:???
あ、上半身だけね(笑)
「マキさん、マキさん…」
『どうした?』
マキさんの『どうした?』って、オレ好きなんだよね…
昔からそう…マキさんはオレが少しでも元気なかったり、落ち込んでたりすると『どうした?タカヒロ』って優しい声音で訊いてくれる
オレの微妙な心の変化も鋭く察知してくれる
「マキさーん」
『ふっ、どうした?甘えただな』
「んー、幸せ噛み締めてた」
『昨夜、酒がいっぱい呑めた幸せ?』
「違うし!こうしてマキさんがそばにいる幸せ!!」
むぅ、と唇を尖らせた後、オレの顔の少し上にあるマキさんの唇にカプっと噛み付くように口づける
838
:
K
:2013/12/14(土) 18:00:02 ID:???
『オレも幸せ〜』
「どんな幸せ?」
『こうしてタカヒロを抱いて眠れる幸せ』
ぎゅっと抱きしめられた後、マキさんの柔らかい笑顔とともにオレの顔にキスの雨が降り注ぐ
「ふふふっ」
『ふふっ』
『「幸せだねぇ〜…」』
思わずハモるオレ達
「ぷっ」
『くくっ』
『「噛み合った〜!!」』
お互い爆笑、そしてハイタッチ
オレ達って、凄くない?!
ほんとに気が合うんだよ!!
839
:
K
:2013/12/14(土) 18:01:12 ID:???
嬉しくて幸せな気持ちになりながらちゅ、ちゅっとキスを繰り返しているとマキさんがオレの左手をそっと握り真摯な瞳をオレに向ける
『誕生日おめでとう、タカヒロ…あの日あの場所でタカヒロと出逢えた奇跡に感謝する…これからもずっとずっと、一緒だから』
そのセリフに、あの日のことが鮮やかに蘇る
マキさんの優しい眼差しはあの頃から変わらないまま
穏やかであったかくて…マキさんそのもの
840
:
K
:2013/12/14(土) 18:02:44 ID:???
「オレもね、感謝してる…あの日、一万人の中からオレを見つけてくれてありがとう」
あの日あの場所からスタートしたオレ達の新たな人生
『もしタカヒロが迷子になっても、何度だって見つけるから…絶対に見つける自信あるよ…オレにとってタカヒロは運命のひとだからね』
繋がった指先から伝わる温もりと力強い言葉に、幸せすぎて心臓がぎゅっと痛くなった
「マキさん…」
ポロリと頬を伝う涙は、優しい口づけによって拭われる
「ねぇ、マキさん…運命のひと、唄って?」
『………え?』
オレのちょっぴり意地悪なリクエストを叶えてくれた優しいマキさん
マキさんが唄ってくれたこの曲はオレだけに向けられた大切な唄
ちょっとぐらい、音を外してたって…
『オレの運命のひと、どうだった?』
「全然いい(笑)」
841
:
K
:2013/12/14(土) 18:04:06 ID:???
昼食後、陽射しがたっぷりと降り注ぐリビングのラグの上でふたりで仲良くお昼寝
ふと、目を覚ました視線の先にあるのは、しっかりと繋がっているお互いの指先
オレ達は、きっと目には見えない糸で繋がってるんだ
迷わない、離れない、繋がってる
オレ達はそう信じてる
どんな暗闇のなかでも怖くない
だって、マキさんは必ずオレを見つけてくれるから…
『タカヒロ、こっちおいで?離れたら寒いだろ』
ほら、ね…?
ふいに目を覚ましたマキさんの優しい声音とオレを抱き寄せる力強い腕の感触に、オレは安心して身を委ねるともう一度目を閉じた
〜fin〜
842
:
K
:2013/12/14(土) 18:07:05 ID:???
溺れるほどに愛しくて 〜MTK×T〜
「う…ん…っ」
『起きたか?』
「んっ…?え?あれっ…?うわっ、わわ…っ、ひゃっ…?!」
『こらっ、暴れるな…っ、溺れるだろ』
自分の置かれている状況にパニックを起こして、バランスを崩したオレの身体を支えてくれる力強い腕にしがみつく
「び、びっくりした…っ」
『大丈夫か?酔っ払い(笑)』
「だいじょぶ……かな?」
首を傾げるオレに苦笑を浮かべる恋人
改めて周りを見渡したオレの口から出たセリフは…
「…っていうか、なんでお風呂なのー!???」
843
:
K
:2013/12/14(土) 18:09:27 ID:???
メンバーとスタッフに盛大に誕生日のお祝いをしてもらって、最高に呑み過ぎた昨夜
サプライズでオレのバンドメンバーが顔を出してくれて、オレのテンションは上がりっぱなしだった
だって、恋人はそんな素振りすら見せなかったからほんとうに嬉しかったんだ
『で、どこまで覚えてる?』
目を覚ましたら、なぜかバスタブのなかという状況で、恋人にくたりと身体を預け背後から抱き込まれた状態で訊かれる
「えーと…タクシー乗ったとこ…」
『その後は?』
「………」
『全く覚えてないのか(笑)』
「……もしかして、オレ…やらかした?」
後ろを振り返り恐る恐る訊ねると、ふっと笑ったモトカツに鼻先をきゅっと抓まれた
「んぐ…っ」
『帰ってくるなり酒臭いから風呂入る〜!!って言って、玄関から一枚ずつ服を脱ぎ出して…』
「あーー…」
『風呂入ったと思ったら、オレのこと呼ぶから…具合でも悪くなったのかと覗いたら、シャワー思いっきり掛けられて…』
「え…」
『オレもびしょ濡れ(苦笑)おまえは無邪気に笑いながら一緒に入ろ〜!!って誘うから、いまこの状況なんだが…』
「うぅ……」
正直、全然記憶にございません
844
:
K
:2013/12/14(土) 18:10:51 ID:???
湯舟のなか身体を反転させて、モトカツの膝の上に向かい合わせに乗ると、首筋に手を回してぎゅっと抱きつく
「ごめんなさい…」
酔っ払った自分の暴走っぷりに反省してポツリと呟くと、宥めるように髪を撫でてキスをくれる
『オレはいいが…明日、トシャカとナオトくんに謝まっておけよ?』
「…え?なんで…?」
突然、恋人の口から出てきた名前にキョトンと首を傾げると、モトカツは苦笑を浮かべている
『それも覚えてないのか?』
「他にも何か…やらかしちゃった?」
『やらかしてる(笑)』
「……マジで」
一瞬にして血の気が引くとはまさにこのこと
オレ、いったい何したのーー?!!
845
:
K
:2013/12/14(土) 18:13:12 ID:???
〜遡ること数時間〜
タカヒロの誕生日を祝うため貸し切られた居酒屋で、いくつかのテーブルに別れてオレ達は呑んでいた
オレは、タクロー、ヒサシ、トキエさんと…
その隣のテーブルにはヒロさん達…そしてタカヒロはトシャカやナオトくん達と各々、談笑していた
そんななか、不意に隣のタカヒロ達の会話が耳に流れ込んできた
『タカヒロくんの好きなタイプってどんな?』
『もちろんモトカツさんですよね?』
『そうだろうけど(笑)改めて聞きたいなぁ〜』
ナオトくんの質問に、タクローやヒサシまで興味津々といった様子で隣のテーブルを伺っている
846
:
K
:2013/12/14(土) 18:15:42 ID:???
「んぅ〜?…好きなたい、ぷ…ん?…たい、く…ん?…んん…?」
タカヒロはだいぶ酒がまわってるのか、ゆるゆると頭を数回振る仕草をみせる
「う〜ん…はいめん、ざい…」
『『はっ?!!!』』
タカヒロがポツリと呟いた瞬間、反対側のテーブルからガシャン…っ!!パリン…っ!!と不穏な音が響く
「あのね、モトカツに後ろから包まれてると安心するんだ…ふふっ」
『た、たたた、た…タカヒロさん…っ!?』
『タカヒロくん…っ!!た、た、体位じゃなくて…っ、タイプだよ…っ!!』
動揺するトシャカに、焦るナオトくん
二人に申し訳なく思っていると、この状況に爆笑しているドSなヤツが口を開く
『ふ〜ん…タカヒロって、そうなんだ…じゃあ、モトカツは(笑)?』
完全に面白がってるタクローをひと睨みすると、トロンとした瞳でタカヒロがこちらを見てきた
「あのね、モトカツは、きじょーいが、好き…」
再び、ガシャン…っ!!!とグラスが割れる音
ヒロさんやマキダイくんのいるテーブルは確実にブリザードが吹き荒れてるだろう
『タカヒロ』
「ん?」
ふにゃりとした笑顔を向けられれば、怒るに怒れない
『タカヒロ、帰るぞ』
「ん、抱っこー」
無邪気に腕を伸ばしてくるタカヒロを抱き上げながら、どうやってタクローに仕返ししてやろうか考えを巡らせた
847
:
K
:2013/12/14(土) 18:19:17 ID:???
「え…オレ、そんなこと言ったの!?」
『あぁ』
「うわっ、どうしよ…ヒロさん怒ってるよね…マキさんも」
タカヒロへ盲目的な愛情を注ぐあの二人に対しては、タカヒロもひときわ深い愛情を持っている
オレがたまに嫉妬を感じるほどに
『タカヒロ』
少し冷えてしまったタカヒロの肩へキスを繰り返しながら、掌を湯の中へと滑らせていく
「んっ、あ…ん」
弾力があり、形のいい尻を揉みしだきながら閉じられた蕾へと指を這わす
「やぁん…っ?!やだ、それ…っ」
尻を左右にぐっと押し開くと、イヤイヤをするようにタカヒロが身を捩る
「やだぁ…っ、お湯、お湯が…はいっちゃ…っ」
『指、入れていいか?』
848
:
K
:2013/12/14(土) 18:22:03 ID:???
タカヒロが身を捩るたびにパシャパシャッとお湯が波打つ
「あんっ、だめ…っ、だめぇ…」
『背面座位、好きだろ…?』
耳朶をぴちゃり…っと舐めながら吹き込むように囁き、擽るように蕾の周囲を撫でる
「はぁ…っ、も、だめ…っ」
『指がいい?それとも…コッチか?」
すでに硬く勃ちあがっているオレ自身をヒクヒクと蠢く蕾に擦り付けるようにすると、タカヒロの手がオレの手をきゅっと握る
「んっ、ふぁ…っ、ほし、ほしい…っ、あぁ…っ、ん」
湯の中で無意識に揺れるタカヒロの腰をグッと掴むと、そのまま奥深く挿入した
849
:
K
:2013/12/14(土) 18:33:05 ID:???
「ん、んん…っ、やあぁ…っ!」
『ほら、もっと力抜け』
程よい締め付けで柔らかくオレ自身を包み込む襞の動きに、オレの腰がぶるっと震える
「あっ、あん…っ、もと、かつ…」
『っ、どうした…?』
「おっ、きぃ…おっきく、なった…あん…っ」
『あんまり、煽るなよ…っ』
タカヒロの耳の後ろ、髪の生え際の辺りをキツく吸ってキスマークをつける
「んっ、もっと…もっ、と…ぐちょ、ぐちょ…っ、して…?」
『タカヒロ…おまえ、まだ酔ってるだろ(苦笑)』
普段は恥ずかしがって口にしないような卑猥な言葉が零れ落ちる
「ん、ん、好き、大好き…っ、だから…」
『あぁ…来年も、それから先もずっとこうやって一緒に誕生日を迎えような』
約束するように、しっとりと口づける
まさか自分が恋に溺れるなんて、想像もしてなかった
こんなにも愛おしいと思える誰かに出逢えるなんて…
眩いばかりの笑顔でまわりを魅了する反面、誰よりも繊細な心を隠し持っているこの恋人に、溺れそうなほどの深い愛情を注いでやりたいと思う
それでも悲しみの海に溺れそうになったら、必ずこの腕で救い出してやる
『タカヒロ、誕生日おめでとう』
タカヒロの最奥に欲望を放つ瞬間告げた言葉に、腕のなかの恋人はそれはそれは愛らしい笑顔をみせた
〜fin〜
TK誕生日記念ということで…
それぞれの恋人との記念日を更新しました
まぁ、誕生日にちゃんと更新出来ないことが申し訳ないんですが…
MKさんの誕生日も、実はまだ更新してないんですよね〜
書きかけのままです…
とりあえず、そちらと停滞中のMTK×Tの後編を頑張りたいと思います
TK誕生日おめでとう!
あなたの笑顔がこれからも輝き続けることを願って…
850
:
名無しさん
:2013/12/14(土) 22:26:13 ID:???
K様
更新ありがとうございます♪
とっても素敵なTKの誕生日のお話3つ、それぞれに大甘ですね。
特にMTKさん、力強くて素敵ですね…周りの人たちは大変そうですが(笑)
段々と、寒くなってきていますので、風邪などには気を付けて下さいね。
次の更新も、楽しみにしています。
851
:
名無しさん
:2013/12/15(日) 21:39:46 ID:???
K様
T誕生日三部作ありがとうございます
K様の更新があると本当に嬉しくて!ドキドキしながら読ませていただいてます
それぞれのお相手が個性的で素敵でした〜
いつもいつもうっとりしてしまいます
852
:
名無しさん
:2013/12/16(月) 22:53:10 ID:???
K様、更新ありがとうございます。
A×Tの「オレの帰る場所はいつだってTのところだから」と
MK×Tの「オレにとってTは運命のひとだからね」ってセリフ刺さりました。
そしてMTK×T、体位とタイプを間違えるTが面白いです。
鉄板の「抱っこー」もでましたし、
久々に読むK様のえちはやっぱり最高です〜。
誕生日じゃなくても全然オッケーですよ。
K様のお話を読めるだけで幸せです。
次回の更新まで良い子にしてお待ちしています♪
853
:
名無しさん
:2013/12/31(火) 18:23:08 ID:???
k様
お忙しい年の瀬をお過ごしでしょうか
この一年こちらで素敵なお話を読ませていただき本当にありがとうございました
私の一番幸せな時間でございました
新年も楽しみにしております
854
:
K
:2014/02/08(土) 12:01:43 ID:9/wlhMfY
「大好き」〜MKT〜
「やだ」
『すぐ帰ってくるから……な?』
「行ったらダメ」
『ちょっと顔出して、すぐ帰ってくるよ』
「ダメったらダメ!」
『そんな口を尖らせても可愛いだけだぞ?』
「むぅ」
笑いながら、むにゅっと唇を抓まれる
「女の子いっぱいいるんでしょ?」
『あー、まぁ…そりゃ、ね』
苦笑いのマキさんをジト目で睨む
「だからダメ」
『でもタカヒロだって知ってる子だろ?オレの代役で番組出たことあるから…』
「そんなの知らないもん!」
『知らないって(笑)』
「……ちなみに、…は来るの?」
『えっ?』
「だーかーらー、あのダイスケさんは来るの?」
『あー、どうかな…?声は掛けたって聞いたけど』
「じゃあ、ダメーーーっ!!絶対ダメだ!!」
『タカヒロ…オレは別にダイスケくんとは何も…』
「だぁーっ!!ダイスケくんとか言うな…っ!はい、聞かない!何も聞こえません!」
両手で耳を塞いでソファにゴロン
マキさんに背を向けて目を閉じる
『はぁ…』
背後から聞こえるマキさんの溜息
でもそんなの知らない
知らないもん!
855
:
K
:2014/02/08(土) 12:04:02 ID:???
年末〜年明けて今日まで、ふたり一緒に過ごした時間は限りなく少ない
ようやく、久しぶりに重なった二人一緒のオフ
朝からテンションタカヒロで過ごすオレに対し、先程マキさんは申し訳なさそうに口を開いてこう告げたんだ
『夜、ちょっと出掛けてくるから』
「……え?」
『z○pの恒例ツキイチ飲み会』
「…………」
856
:
K
:2014/02/08(土) 12:07:44 ID:???
それからずっと繰り返されている冒頭の遣り取り
なんで、今日なの?!
今日じゃなきゃいけないの!?
朝、起きてもまだ隣にある温もりに幸せな気分で目を覚まし、しばらくベッドの中でイチャイチャして…
お風呂も久しぶりに一緒に入ってさ…
昼過ぎから二人でソファにくっ付いて座ってDVD鑑賞
甘くて幸せないっぱいな気持だったのに、マキさんのひと言にぷしゅ〜と風船が萎むみたいにオレの気分も萎んでしまった
ソファに寝そべり、クッションをぎゅっと抱きしめて顔を埋めると、マキさんの指先がオレの髪をくしゃりと撫でる
何も言わず、ゆっくりと優しい手つきで俺の髪を梳く感触に、だんだん目蓋が重くなってくる
「マキさん」
無意識に手を伸ばすと、キュッと握られる指先にホッと息をつく
自分で思ってた以上にマキさん不足だったみたいだ
「マキさん」
『寝ていいよ』
「ん…」
額に触れたキスの感触を最後にオレは意識を手放した
857
:
K
:2014/02/08(土) 12:14:53 ID:???
「んぅ……あれ?……マキさん?」
目を覚ますと部屋はすでに薄暗く、オレンジの明かりが灯され、マキさんの姿は見えない
「マキさーん、マキさーん!……マキさん……?やだ〜!行かないで!おいてかないで〜っ!!」
大声で叫ぶとリビングの扉が開いて苦笑いのマキさんが顔を出した
『こらっ!騒ぎすぎ…ブランケット取りに行っただけだろ』
「だって…っ」
マキさんの腕のなかに飛び込むと、背中をポンポンして宥めてくれる
『う〜ん…そんなに寂しがらせた?珍しくワガママたか坊発揮してるな(笑)』
頬を撫でられそっと顔を上げると、唇にちゅっとキスを落とされた
「淋しいよ!…オレはドラマだったし、ずっとすれ違いだったじゃん!」
マキさんにぎゅうぎゅう抱きつくと、ブランケットに包まれそのままふたりしてソファに寝そべる
「あったかい」
『ほんと、あったかいな〜』
「マキしゃん」
『ん?』
「まだねむい…」
『ふっ、もう少し寝ていいよ』
背中をトントンされて落ちつくのは小さな子供だけじゃないんだな
そんなことを思いながら、マキさんの首筋にスリスリ顔を擦り付けて訊ねる
「どこも行かない?」
『あぁ、今日はもう行かないよ』
「ほんとに?…ずっとそばにいる?」
『いるから』
「ん」
『安心して寝ていいよ』
「ん…マキしゃん、すき…」
858
:
K
:2014/02/08(土) 12:19:30 ID:???
マキさんの匂いと温もりに包まれて再び眠りについたオレは、ヒロさんからの謎のメールで起こされた
「マキさん!起きて!」
『んぁ〜?』
「ほらっ、ヒロさんからメール!」
『『鳥』ってひと言…』
「いつもの焼き鳥でしょ!マキさん行こ!早く起きて!」
『今日はどこも行かないんじゃなかったのか(笑)』
あっという間にテンションタカヒロになったオレを笑うマキさん
「マキさん、早く!」
『こらっ、それじゃ薄着だろ…こっち着て。』
慌ただしく準備して外へと出る
「マキさ〜ん、寒いから手、繋いで?」
上目遣いのおねだりに、外にも関わらず素早くキスを落とされ、びっくりしてしまう
『可愛すぎんだろ』
「え?」
『帰ってきたら覚悟しとけよ』
〜fin〜
ご無沙汰してます、Kです
冠番組がないと、ほんとうに淋しいですね…
ほのぼの甘いお話が書きたくなり、久しぶりに顔を出しました
仕事が忙しい為、なかなかこちらにも来れないですが、読んでくだされば幸いです
859
:
名無しさん
:2014/02/08(土) 13:24:19 ID:???
K様、K様、お久し振りです
お元気そうでよかったです
そして、お仕事がお忙しい中、更新して下さってありがとうございます!
安定のMKTの甘々なお話し、ほっこりして読まさせて頂きました
また、K様の都合のよろしい時に、お話しお待ちしてますね
860
:
名無しさん
:2014/02/08(土) 17:07:38 ID:???
うっわー、ワガママT姫、降臨してますね。
仕事の飲み会には行かせずに、メンとの飲み会は行こうって
どんだけ〜〜。けど、そんなTKがMKさんはかわいくってしょうがないんですね!
ひさびさ更新ありがとうございます。
ドラマなどで、女優さんやタレントさんと共演しても、
TKの方がかわいく見えてしまいます。
861
:
M
:2014/02/10(月) 23:49:34 ID:???
K様
ずっとお姿が見えず心配しておりました。
お忙しくされてるとの事お身体の方は大丈夫ですか?
いろいろ下がる事ばかりあり過ぎて辛い毎日でしたがK様のほのぼのMKTに癒されます。
大人なMKとのTは本当に可愛いですね。
お話しありがとうございました。
季節柄お身体大切にしてくださいね。
862
:
K
:2014/02/17(月) 00:24:11 ID:???
859様
コメントありがとうございます!!
すっかりご無沙汰してしまい申し訳ない気持ちでいっぱいですが、こうしてコメントをいただけることに感謝しております!
最近はほっこりしたお話ばかり浮かびます(笑)
亀更新ではありますが、また読んでくださると幸いです
860様
コメントありがとうございます!
MKさん相手だと、どうでしてもワガママ姫になりますね〜
年上MKさんに甘えるTKならいくらでも書けます!!
大好きなんです(笑)
またぜひ読んでくださると嬉しいです
M様
コメントありがとうございます!!
すっかりご無沙汰してしまい申し訳ありません!
忙しくしてるだけで元気にはしております。
M様もお変わりありませんでしょうか?
最近はMKTばかり、お話が浮かびます(笑)
次のお話も楽しんでいただけると幸いです
863
:
K
:2014/02/17(月) 00:25:11 ID:h3iAw1pk
「未来へ」 MKT+A
*特に甘さのないお話です
そしてAとSちゃんのタイムリーな話題が出てくる為、苦手な方はスルーでお願いします
864
:
K
:2014/02/17(月) 00:31:12 ID:AC4GXr.M
〜事務所にて〜
『アツシ』
「あ、マキさん」
『今日、例のレコーディングだったんだろ?お疲れ』
「うん」
『で、どうだった?』
「最初は照れ臭くて…でも、凄く…よかった」
『そっか』
はにかんだ笑顔でシュンちゃんとのレコーディングの様子を話すアツシに、『よかったな』と声を掛ける
「今日、タカヒロは…?」
『少し前に撮影終わっていま、こっちに向かってる』
「そうなんだ……あのさ…」
言い淀むアツシを遮るようにオレは明るい口調で告げる
『タカヒロは喜んでたろ…?』
「えっ?」
『シュンちゃんとのコラボ』
「…うん…すごく楽しみにしてるって…早く聴きたいって…言ってくれた………マキさん、オレさ…」
『なぁ、アツシ』
「ん?」
『タカヒロはさ、アツシのことすげぇ好きだよ』
「……」
『そしてシュンちゃんのことも、アイツは兄貴みたいに慕ってる…仲良すぎてオレが妬くぐらいに(笑)』
「ははっ」
苦虫を噛み潰したような表情のオレにアツシが声を出して笑う
865
:
K
:2014/02/17(月) 00:32:22 ID:???
『タカヒロはさ、オレ達の第一章がすげぇ好きで…おまえとシュンちゃんの唄がすっげえ大好きで尊敬してて…それでメンバーになっただろ?』
「うん」
『その気持ちは今も変わらない。タカヒロは今も昔も変わらずにオレ達のことが大好きなんだよ』
オレのセリフに遠い昔を懐かしむようにアツシが目を細める
「オレは…オレ達はタカヒロじゃなきゃ、ダメだったと思う…タカヒロがいてくれたから…オレ達とシュンちゃんを繋いでいてくれたから…オレはこうしてシュンちゃんとまた唄うことが出来たんだと思う」
そう話すアツシの表情は清々しく晴れやかだ
『タカヒロに感謝だな』
「ほんとにね」
『オレの恋人は凄いだろ?』
「うん、タカヒロはね」
『なんだよそれ(笑)オレは…?』
「マキさんは…たまにヘタレだから(笑)」
『アツシに言われたくねぇよ!」
866
:
K
:2014/02/17(月) 00:34:28 ID:???
「マキさん!」
ミーティングルームの扉が開いて、可愛い恋人が顔を覗かせる
『おっ、マイハニー』
「あれっ?アツシさんもいる!」
『撮影お疲れ、タカヒロ』
「ありがとうございます!あっ、そういえばレコーディングどうでした?!」
アツシに笑顔を向けながら嬉しそうに訊いてくる
『えっ?うん…久しぶりだったから…』
「緊張しました!?」
興奮したような様子のタカヒロとは対照的に照れ臭そうなアツシ
『うん、少しね…』
「ふふっ、アツシさん可愛い」
『ちょ、なんで笑うの?!』
「だって昨夜、シュンさんからメールがきて…」
(おいおい…マキ兄、聞いてないぞ?!)
『シュンちゃんから?』
「はい!アツシさんとのレコーディング、めっちゃ緊張するって(笑)二人とも可愛いですね〜」
『タカヒロに可愛いって言われても…』
『タカヒロ、マキさんは?マキさんは可愛くない!?』
二人の会話に割って入るオレの顔をじっと見ながら、考え込むように首を傾げる
「う〜ん…マキさんはたまにヘタレだからなぁ(笑)」
『おいっ!』
『あははっ、やっぱりね(笑)』
『アツシ笑うな!』
オレ達はいつだってこんな感じ
あの頃と変わらない笑顔がここにある
867
:
K
:2014/02/17(月) 00:36:36 ID:???
ある
『ターカーヒーロー』
次の仕事へと向かうアツシを見送ってから部屋の扉を閉めると、何処か寂しげに見える背中を背後からぎゅっと抱きしめる
「マキさん」
『タカヒロはえらい、えらい』
片手で頭をポンポンと撫でると、腕のなかのタカヒロがポツリと零した
「アツシさん嬉しそうだったね」
『そうだな』
「オレも、嬉しいよ…大好きなアツシさんとシュンさんの唄がまた聴けるから」
『うん』
「だってオレ…今も昔も変わらずex/馬鹿ですもん!」
そういって振りかえったタカヒロの笑顔はキラキラと煌めいて、出逢った頃のタカヒロを思い出す
オレが大好きな屈託のないその笑顔に胸が締め付けられる
868
:
K
:2014/02/17(月) 00:38:40 ID:???
『タカヒロがいてくれたから、あの二人はまたこうして繋がることが出来たんだよ、ほんとにありがとな』
オレのセリフに一瞬、泣きそうな表情を浮かべてふるふる首を振ってみせる
『愛してるよ』
「うん」
誰よりも愛しい存在にありったけの想いを込めてそっと口付ける
『オレはタカヒロが誰よりも大切だから…愛してる』
「ん、オレも…マキさんがいてくれてよかった」
『タカヒロがメンバーでよかった…ほんとうによかった』
いつかも告げたセリフ
改めてそう思うよ
「マキさん」
背中に回されたタカヒロの指先がオレのシャツをきゅっと握る
その感触に愛おしさが込み上げる
『ん〜?』
「早く家に帰ってイチャイチャしたいな」
頭のてっぺんにちゅ、ちゅっとキスを落としていると、タカヒロからの甘いおねだりに自然と笑みが浮かぶ
『よし!お風呂も一緒に入ろうな』
「うん」
オレからの提案にふわりと笑うその笑顔は見る人すべてを魅了するのだろう
『ほんと、おまえは凄いよ 』
「っ…」
視線を合わせそう告げた瞬間、俯いた頬を伝う一筋の涙をそっと吸い取った
その涙は悲しみの涙じゃない
オレにはわかる
シュンちゃんとの訣別の道を選んだあの時から、苦しみと絶望のなかで出逢った一筋の光がタカヒロだった
苦しかったのはオレ達だけじゃない
タカヒロだって笑顔のその裏で泣いて明かした夜もあった
もがいて、もがいて…困難や苦しみを乗り越えてきた
泣きたい時は、思いっきり泣いたらいい
『オレがいるから』
そう誓ったオレに見せたタカヒロの顔にもう涙はない
それはそれは愛らしい笑顔だった
〜fin〜
869
:
名無しさん
:2014/02/17(月) 12:09:46 ID:???
Kさま、タイムリーな素敵なお話、本当にありがとうございます。
ほんとに、リアルTKにも、こんなMKさんがいてくれたらいいのに。
それは、元ガチヲタ(笑)のTKとしては、すごくうれしい面もあるでしょうけれども、
やはり、現在の相方としては、複雑な事もあるんではないか、と。
また、いろいろ、ネット上で比較されて言われるのは、目に見えてますしね。
ネットにつながなければいいのかな。
ここんちの、TKは、MKさんにしっかり甘えて、他のメンバーもきっと、
おたおたと、やさしくしてくれることでしょう。
870
:
さらら
:2014/02/17(月) 15:14:11 ID:Ylk6f6Yg
K様ーー
更新ありがとうございます!ご無沙汰しております!
なかなかここへ訪れず、更新が拝見できでとても嬉しいです。
K様もお変わりがないでしょうか。
マキ兄、本当に優しいですね。またまた癒される小話、ありがとうございます!
MTKさんも、いつもAちゃんいない時そぼに居てくれて(笑)
今回のコラボ、最初複雑な気持ちしかありませんでした。
でもAの長いメールを見て、なんかいい嫁さんもらったみたいにTのこと褒めて、思わずそうツッコミしたくなりました(笑)
「何より・・・TK」の辺りで、本当に嬉しくて感動してしまいました。
TKもAちゃんのメールをもらって、少し安心したんじゃないか、と勝手に妄想しました。
安心できる日まで、マキ兄とMTK兄貴にTKのことをいっぱい可愛がって、甘やかしてもらいたいです(笑)
最近大雪の連続で、K様のところ、大丈夫でしょうか。
いつでもK様のお話を楽しみにしています♪
無理のないペースで、頑張ってくださいね!
871
:
M
:2014/02/17(月) 23:15:20 ID:???
K様
お話しありがとうございます。
ここのお話しのようにMKさんがTKの側で優しく大きい愛でTKを包んでくれてるといいな…って心から思います。
TKは今までも私達の想像を超えるような辛い思いや努力をしてきたんだろうなって思います。
TKの本心を聞く事が出来ないので最近の出来事は不安ばかり募りますがいつも…いつまでもTKには心から笑っていて欲しいです。
1人で泣いてないといいなって思います。
TKの笑顔が曇る事なく幸せでいて欲しいです。
ステキなお話しありがとうございました。
暖かい気持ちになりました。
872
:
名無しさん
:2014/02/19(水) 21:18:55 ID:???
K様
更新ありがとうございます
例のニュースを知って、とってもとっても複雑な気持ちになりました
何で今このタイミングなんだろう、とも思いました
TKのこと思うと、悲しくつらい気持ちになりました
今も、それは変わりません
そんな時のK様のお話で、少し気持ちが晴れました
実際のTKの周りのメンバーも、こういう感じだといいですね
そして、TKの新しいMVを見たら、やっぱり、TKには笑顔が似合うと思いました
いつも、笑顔でいて欲しいとも思いました
そのためにも、TKを応援して行きたいですね
まだまだ寒い日が続くようですが、お体に気を付けて下さい
873
:
M
:2014/06/30(月) 00:04:30 ID:???
K様
もうこちらに訪れる事はないのかもしれませんがお礼のコメントをさせてください。
放浪が大所帯になってから本当にいろいろな事があり放浪ファンでいるのがとっても辛かったり切なかったり憤りを感じたり…
それでもやっぱり嫌いにはなれなくて受け入れてきました。
TKはいつもいいように扱われてて時には客寄せパンダみたいだったり唄う場が減らされたり芸人まがいの事をさせられたり…。
そんなTKの事が心配で仕方がない時もあります。
思う事もいろいろあります。
願う事はTKの笑顔が曇る事なくずっとずっと続きます様に。
幸せでいてくれます様に…。
今のK様のお気持ちが分かる気がします。
だから多分もうお話しを書く事もないのかな…とも…。
(私の勝手な想像かもしれませんが…)
土星の頃からK様のお話しを読ませて頂いてました。
K様の描くTKは本当に可愛いくて私の癒しになってました。
K様のお話しを読んでる時はとても幸せな時間でした。
本当にありがとうございました。
お身体に気をつけてくださいね。
874
:
K
:2014/07/24(木) 09:35:07 ID:???
久しぶりの更新がこんなに暗い話で申し訳ないです
*Aが一族つあー不参加について触れているお話となっております
苦手な方はスルーでお願いします
tears in heaven 〜MKT〜
「イヤです」
『タカヒロ』
「オレには無理です」
『おまえなら、きっと大丈夫だ』
「やだ、唄えない…」
『大丈夫だから』
「ムリ、」
『あんまりわがまま言うな』
「…アツシさんが唄わないならオレも唄わない」
『それは了承出来ない』
延々と続きそうな遣り取りに終止符を打つべくキッパリと告げると、タカヒロの大きな瞳がユラユラと不安定に揺れる
875
:
K
:2014/07/24(木) 09:38:46 ID:???
「なんで…?どうして?…なんでアツシさん、いないの?」
『タカヒロ…それについては説明したはずだ』
「知らない…っ!オレ、やらないから!」
『…いい加減にしろ!』
「っ…きら、い、ひろ、さっ、嫌い
…きらい…っ!」
『なんと言おうと決定だ』
「っ…」
唇をキツく噛み締め、零れ落ちた涙を乱暴に拭い、部屋を飛び出していったタカヒロを止める術は今のオレにはない
876
:
K
:2014/07/24(木) 09:40:18 ID:.51Kx1t2
『はぁ…』
異様な緊張感から解放されて、深く息を吐き出しぐったりと椅子に凭れると、ノック音とともにマキが顔を覗かせた
『ヒロさん』
『あぁ、マキか…悪い、タカヒロ泣かせた』
オレのセリフに、いつも温和なマキが眉を顰める
『今回のことは、タカヒロには酷だよ』
『わかってる、でももう決定したことだ…』
何度も自分に言い聞かせた
アツシにも何度も確認した
『アツシからも再度、説明させるから…悪いが、タカヒロのフォロー頼むな』
先程のタカヒロの泣き顔を思い出すと胸が痛くなる
『ヒロさん、オレはタカヒロの味方だよ…アイツを泣かせるようなことは出来ない』
『オレだって同じ気持ちだよ、マキ』
いつだって笑顔でいてほしい
それがオレ達メンバーの願いだったのに…
877
:
K
:2014/07/24(木) 09:42:02 ID:???
「ふっ、うっ、っく、…っ…マキさ…っ」
『ごめんな』
「っ、う、うぅ…っ、く…げほ…っ」
事務所を飛び出したタカヒロを捕まえて自宅に帰ってきてからも、いまだタカヒロの涙は止まらない
『大丈夫だよ 、大丈夫』
「うっ、いや…っ、やだ、うたわな…っ…うたわ、な…っ、から」
『わかった、大丈夫だから』
「うぅ…ふっ、うっ、く、うあぁぁーっ…」
『タカヒロ、そんなに泣くな』
「もっ、やだ、やだ…っ、やだぁ…っ」
878
:
K
:2014/07/24(木) 09:42:50 ID:???
オレにキツくしがみ付き泣きじゃくるタカヒロの背中をゆっくりと擦ってやる
普段、辛いことや苦しいことがあってもひとりで我慢してしまうタカヒロ
これほどまでに泣きじゃくる姿を目にしたのは初めてで、いまにも消えてなくなりそうなその躰を抱きしめてやることしか出来ない
未来は時として、残酷なほどに移り変わっていく
あの日、運命の出逢いをしたオレ達は果たして今のこの状況を想像していただろうか
879
:
K
:2014/07/24(木) 09:46:49 ID:???
『タカヒロ、ごめんな』
「っ、マキさ…っ、マキさん…っ、ふぇ…っ」
苦しそうに嗚咽を漏らすタカヒロは小さな子供のようにオレに必死にしがみついてきて、オレも強く抱きしめ返す
『ex、嫌いになったか…?』
「っ…?!」
『もう、ex嫌いか…?』
「マキさん…?」
オレの静かな問い掛けに、びくんと肩を震わせたタカヒロは、恐る恐る顔を上げてオレを見るとふるふると首を振る
「きらいに…なんて、なれない…っ、大好き…っ」
『そうか』
「…マキさん」
『ん?』
「…アツシさん、オレと唄うの…嫌いになっちゃった、のか、なぁ…っ」
くしゃりと顔を歪め、ポロポロと大粒の涙を流すタカヒロの顔に両手を添えて、その泣き濡れた眸に力強く告げる
『そんなことある訳ないだろ。アツシも…ヒロさんだって、タカヒロのこと大事に思ってるよ、愛してるよ』
880
:
K
:2014/07/24(木) 09:48:56 ID:???
オレの首筋にぎゅっと抱きついたタカヒロが消え入りそうな声で呟く
「ライブ…オレ、泣いちゃうかも…ライブで…」
『あぁ』
「泣いて、ちゃんと唄えないかも…っ」
『いいよ』
「どうしよう…っ、マキさ…っ、どう、しよ…っ」
迷子になった幼子のような声音が痛々しく胸に響く
『いいよ、泣いても…泣いて唄えなくても、オレはそばにいるから。何が起きてもおまえのこと支えるから』
オレが伝えられるのはこれぐらいしかない
「っ、マキさん…ありがとう」
顔を上げ、いまにも儚く消えてしまいそうな笑みを浮かべたタカヒロの頬を滑り落ちた雫をキスで拭い去った
『ずっとずっと傍にいるから』
881
:
K
:2014/07/24(木) 09:49:58 ID:???
『はい』
『もしもし…マキさん?』
『あぁ、』
『ヒロさんから聞いた…タカヒロは?』
『大泣きして、泣きながらいま寝たよ』
『…ごめん』
『アツシは何に対して謝ってるの?』
『…タカヒロを泣かせたこと、ごめん』
『アツシ自身が決めたことだ…今更、撤回する気はないんだろ?』
『…うん』
『だったら謝るべきじゃないだろ?
少なくとも謝る相手はオレじゃない』
『マキさん…オレさ』
『タカヒロを泣かせてまで決めたことだろ?だったら、何を言われても貫き通せよ…タカヒロだって、謝って欲しいとは思ってないよ』
どんな状況になっても、オレ達は前に進むしかない
882
:
K
:2014/07/24(木) 09:52:06 ID:???
『明日さ…タカヒロに会いたいんだ
渡したいものがあって。朝、事務所で…いいかな?』
『あぁ、連れてくよ』
『マキさん』
『ん?』
『ありがとう』
電話口、時折声を震わせながらもアツシは泣かなかった
アツシが泣くとタカヒロは泣かない
タカヒロが泣くとアツシは泣かない
こいつらはずっとそうなんだ
『ほんとに手の掛かる弟達だよ…な
ぁ、タカヒロ』
泣き疲れて眠ったタカヒロの髪をゆっくりと梳き、紅く腫れた眦にそっとキスを落とすと、繋がった指先にキュッと力が込められる
せめて夢のなかでは涙を流さなくて済むように
ただひとつだけの願いは、キミが笑顔でいてくれること
〜fin〜
883
:
名無しさん
:2014/07/24(木) 15:40:42 ID:???
K様、お久し振りです
更新ありがとうございます!
TKのそばにMKさんがいてくれて、本当に良かった
…涙なくしては、読めませんでした
それでも、今回のことに正面から向き合って下さったK様には感謝します
一族ツアーのAさん不参加は、とっても衝撃を受けました
そして、TKの事を想うと、非常に辛いものがありました
でも、0427のAさんからTKへの手紙のことを聞いて、少しは救われました
そのシーンをカット無しで見れるなんて、夢のようです
白い衣装の二人は、まるで公開プロポーズか、ま、まさかの披露宴!?なんて思ってしましました^m^
まだ、まだ暑い日が続きますが、体の方ご自愛下さい
そして、更新も気長にお待ちしてますね
884
:
名無しさん
:2014/07/27(日) 17:13:16 ID:???
K様〜、お久しぶりでございます。
もう戻って来られないものと思っていたので感激です。
Aちゃん、ツアー不参加は残念ですが、
883様のおっしゃるとおり、Tへの手紙で救われました。
TVではカットされていたんですね。あんなに長い手紙だったなんて。
何度もハグするふたりに胸がキュンとしました。
AちゃんとTは強い絆で結ばれているから大丈夫!
暑い日が続きますので、熱中症などお気をつけください。
またの更新、首を長くしてお待ちしています♪
885
:
K
:2015/01/21(水) 20:16:41 ID:WrjJQ3Xo
「永遠の一瞬」 MTK×TK
「結婚するのか?」
そんなメールが届いたのは、仕事終わりショーキチと食事していた最中
「は?…なに、それ…ふざけんな!」
『た、タカヒロくん?』
スマホを握りしめて怒りの形相のオレにビビるショーキチ
「あー、もう、腹立つ!」
お互い忙しくて、最近すれ違いの恋人からのメールがこれ
腹が立つのもしょうがない
速攻、電話してやる!相手が仕事中だろうが関係ないし!
『はい』
「バカかつ!」
『くくっ、どうした?』
「どうしたじゃない!結婚て、なに!?」
『ニュースになってたぞ(笑)』
「する訳ないじゃん!」
『そうか…じゃあ結婚しないか』
「しないよ!する訳ないじゃん!」
『そうか、残念だな。』
「…え?」
『そうか、しないか…』
「え?なに…どういうこと?」
急にトーンダウンした恋人の声音に違和感を覚える
「……モトカツ?」
『愛してるタカヒロ』
「……なに、急に」
『結婚しよう、オレがずっとおまえを愛してやる、大事にしてやる、幸せにしてやる』
「………」
『どうだ?』
「………っ、ばかカツ…そういう大事なことは、ちゃんと顔みて言ってよ」
『ふっ、そうだな…だったら早く帰ってこい』
「うん…モトカツ」
『ん?』
「家に帰ったら…もう一回プロポーズ、してね?」
〜fin〜
半年ぶりの更新です
読んでくださる方がいたら幸いです
886
:
名無しさん
:2015/01/21(水) 20:46:56 ID:???
K様、お久しぶりです。
更新ありがとうございます。
もうこちらには来られないかな?と思いつつもずっとお待ちしておりました。
胸がいっぱいです。
MTK×TKのお話、ほっこりしました。
あの騒動の裏にはきっと本当にこういうことがあったかもしれないですね。
久しぶりにK様のお話を読めて本当に嬉しかったです。
また、気が向きましたら、無理のない程度で是非書きにいらしてくださいね。いつでも読みにこさせて頂きます。ありがとうございました。
887
:
名無しさん
:2015/01/22(木) 06:06:54 ID:???
K様〜!
うれしい〜です!
何度こちらに書き込みをしようかと思ったかわかりません
でもお戻りを催促しているようでご負担になってはと踏みとどまっておりました
MTKさんのところの赤ちゃんを抱っこしてるTを見てパパはMTKさんよねと想像してます
888
:
名無しさん
:2015/01/22(木) 08:16:38 ID:???
K様
更新ありがとうございます
K様のTKが可愛くて大好きです
ご無理の無いようにまたおいで頂けたら嬉しいです
889
:
名無しさん
:2015/01/22(木) 10:09:11 ID:???
K様
更新ありがとうございます!!
ずっとお待ちしてました
またこうしてK様のお話を読むことが出来て嬉しいです
890
:
K
:2015/01/22(木) 16:39:29 ID:???
886様
すっかりご無沙汰してしまい申し訳ありません!
半年振りの更新、ドキドキしながらこちらに顔を出しました
またこうして読んでいただけること、コメントをいただけること、大変感謝しております
不定期更新になるかと思いますが、また読んでいただけると幸いです
887様
コメントありがとうございます!!
こうしてまた読み手様に読んでいただけること、ほんとうに嬉しい気持ちでいっぱいです!!
赤ちゃんを抱くTKは完全に可愛い嫁でしたね!
ほんとうはmtk兄貴もそう呟きたかったに違いない!と確信しております(笑)
不定期更新になるかと思いますが、また宜しくお願いします!
888様
お久しぶりでございます!
半年振りの更新、かなりドキドキしながらこちらに顔を出しました
またこうして皆様にコメントいただき、嬉しい気持ちでいっぱいです
こちらのtkが可愛いとのお言葉をいただき、嬉しいです!!
書き手のなかでは、完全に可愛い姫もしくは嫁のtkです(笑)
また読んでいただけると幸いです
889様
お久しぶりです!そしてコメントありがとうございます!!
私もこうしてまた読み手の皆様に読んでいただけること、大変感謝してます!!
相変わらず拙いお話ですが、ちょこちょこと書いていきたいとは思っているので宜しくお願いします!
891
:
K
:2015/01/22(木) 16:49:52 ID:???
「12月8日」 MKT×TK
今日はオレにとって誰よりも大切で愛しい恋人がこの世に誕生した日
運命の出逢いから?恋人になって…幾度となく迎えてきたこの日だけど、何年経っても特別なことに変わりはない
「もしもし、マキさん?」
『タカヒロ、いまどこ?」
「いつものとこで、とさかっち&がんちゃんとご飯食べてるよ」
『わかった、これから迎えに行くから…たぶん30分ぐらいで着くよ』
「ん、待ってる…気をつけてね」
電話越し、タカヒロの声は若干掠れ気味で…それが、今朝までの濃密な時間を思い出させるようにオレの耳朶に甘く響いた
892
:
K
:2015/01/22(木) 16:51:23 ID:???
メンバー勢揃いでの壮大な誕生会は昨夜、某イタリアンレストランでやった
明け方まで騒いで、自宅に帰ってきて…ほろ酔い気分でのエッチはかなり盛り上がり…オレのドS心はタカヒロの甘い嬌声に火をつけられ、最終的には泣かすまでヤッてしまうという結果に(苦笑)
『あー、思い出すとヤバイな(笑)』
マネージャーの運転する車の後部座席でひとりニヤニヤしていると、耳に飛び込んできた激しい衝撃音、それと同時に急ブレーキの摩擦音に身体がフワッと浮いた
893
:
K
:2015/01/22(木) 16:53:03 ID:???
『マキさん遅いっすね』
『ほんとに』
「どうしたんだろ…」
あと30分ぐらいで着くとの電話からすでに1時間半が過ぎている
「もう一回電話してみる……あっ」
マキさんから着信
「マキさん?いま、どこ…」
『あ、あの…っ、あの、あの…っ』
この声はマキさんじゃない
おそらくマキさんのマネージャー
「え?マキさんは…?」
『あ、だ、マキさん…事故、事故で…えと、警察、救急車…あの…っ』
「…え?マキさんは?!ねぇ、マキさんは!?怪我て、なに?どういうこと?!ねぇ!」
電話越し、焦ってパニクるマネージャーの口調に全身の血の気が引いていく
「どうしよ…どうしよう、マキさんが…」
『とりあえず事務所行きましょう』
とさかっちに強く腕を引かれて店の外に出てから後の記憶はあまりない
894
:
<削除>
:<削除>
<削除>
895
:
K
:2015/01/22(木) 16:58:47 ID:???
『『ヒロさん!』』
事務所の廊下を歩くヒロさんを見つけて慌てて声を掛ける
『おう、どうした?3人揃って』
「マキさん…マキさんは?」
動揺からどうしても声が震えてしまう
『あぁ、それなら…」
「病院は…?病院…どこ?」
『うん?病院?』
なぜか不可解な表情を浮かべるヒロさんを見ながら、震える唇を噛みしめると、背後からオレを呼ぶ愛しい人の声
『……あれ、タカヒロ?』
「………マキさん…?」
『どうした?なんで泣いてんだ?』
マキさんの声を聞いた瞬間、ホロリと涙を零すオレを見て、マキさんが慌てて寄ってくる
オレはマキさんの無事を確かめるようにその腕をぎゅっと掴んだ
「な、なんで…無事なの?どこも怪我してないの…?」
『怪我…?怪我って…』
「…本物のマキさん?」
『偽物な訳ないだろ(笑)ほんとにどうした?』
「だって、だって…事故って」
『あぁ、ビックリしたよ…オレ達の前を走ってた車がいきなりガードレールに突っ込んでさ…居眠り運転だって』
苦笑しながら話すマキさんを見つめて思わずポカンとしてしまう
「へ……?マキさんじゃない、…の?」
『違うよ。ちゃんとマネージャーから連絡きたろ?…駆けつけた警察に目撃した事故の状況を説明してて時間かかっちゃって』
896
:
K
:2015/01/22(木) 17:00:18 ID:???
そっち行けなくてごめんな、そう言いながら頭を撫でてくれる
「連絡…きたよ、きたけど…だって、マキさんが…事故…怪我って…」
『オレじゃないから(笑)大丈夫だから』
オレを安心させるようなその笑顔に全身の力が抜けていく
「もう…バカ、マキさんのバカ……マキさんかと思って、死んじゃ、死んじゃったらどうしよう、って。オレ、オレ…ひとりになっちゃ、う…っ、うぅ…ひっ、ぅく」
『あー、ごめん、ごめんな。心配かけちゃったな』
「もぅ、ばかぁ?!マキさんじゃない!マネージャーのばかぁ!!」
ホッとして泣きじゃくるオレを抱きしめて頭を撫でてくれるマキさんの温もりに、心から安堵を覚えた
『アイツはクビだな』
背後にいるヒロさんが、そんな呟きを漏らしているとは露知らず…
897
:
K
:2015/01/22(木) 17:03:10 ID:???
「大丈夫?ほんとに怪我してない…」
『大丈夫だから…ほら、そんなに泣くな』
ふたり一緒に家に帰ってきてソファに腰掛けながら、いまだ止まらない涙をマキさんの指先が優しく拭ってくれる
「だって、ほんとに心配した…オレ…」
『大丈夫、タカヒロをひとりにしたりしないよ絶対に』
「約束して…ちゃんと約束」
『ほら、おいで』
優しい微笑みと共にマキさんの膝の上に抱きかかえられる
『はい、指切りげんまん』
小指と小指を絡めて小さい子供のような約束をすると、ようやくホッとしたように小さく笑顔を見せるタカヒロ
その唇にちゅっとキスを落とす
子供のような約束
でもそれでタカヒロが安心するなら、オレは何度でも指切りしてやる
「ほんとによかった…マキさん無事で」
『もう泣くなよ?今日は特別な日だろ』
そう言って腕の中のタカヒロの赤く腫れた瞼にキス
「もう一回」
今度は鼻先にキス
「もっと」
甘えたような声を出すタカヒロの唇を軽く啄んでから、しっとりと重ねる
「ん、んん…っ」
『オレが無事なのちゃんと確かめて…?」
「っ、はぁ….う、ん」
耳朶に甘く囁くとタカヒロの身体がぴくんっと震えた
「ん、ん…っ、好き、好き…っ、マキさん…」
『あぁ、愛してるよ』
オレの無事を確かめるように肌の上を伝うタカヒロの指先をキュッと握って小指にキスを落とす
『誕生日おめでとう、タカヒロ』
「ん」
『来年の誕生日もこうして一緒にいような』
「うん、約束」
嬉しそう笑顔と共に小指を差し出してくる
しっかりと繋いだお互いの指先は、決して離れたりしない
未来永劫、繋がっているんだ
?fin?
898
:
K
:2015/01/22(木) 17:12:24 ID:???
Kです
なぜか!が?に変換されるという珍事が…読みにくかったらすみません!
あと、
>>894
は同じ文章を2度続けてあげてしまった為、飛ばして読んでください。
管理人様には削除依頼お願いしております!
899
:
名無しさん
:2015/01/22(木) 17:36:02 ID:???
K様
連続の更新ありがとうございます!
MKさんとTKは相変わらず甘々で(笑)
寒い冬にほっこりと暖かくなりました
これからもお話を楽しみにしています
K様のペースでいいですので更新お待ちしています
900
:
名無しさん
:2015/01/22(木) 18:22:56 ID:???
K様?
887でございます
連続更新ありがとうございます
またこうしてK様のお話が読めるなんて本当に幸せをヒシヒシ感じております
901
:
K
:2015/01/23(金) 18:09:51 ID:???
899様
コメントありがとうございます!
mktは安定の甘さです(笑)
この二人は何があっても結局、甘々になるんですよね〜
ほんとに大好きなCPです!
また次も読んでいただけると幸いです
900様
コメントありがとうございます!
こちらこそ、こうしたまた読み手の皆様からコメントをいただけること、ほんとうに感謝しております!
不定期更新になると思いますが、これからも宜しくお願いします!
902
:
K
:2015/01/23(金) 18:13:32 ID:o6Jrr6og
「麗しき姫」 AT×TK
「ふふっ、うふふ…っ」
『た、タカヒロくん…?』
「ふっ、ぐふふっ…」
『ちょ、たぁくん…さっきから、なに?』
「だって…!うふっ、ふふっ」
『ほんとに気持ち悪い』
「ちょ…っ!ケイジくん、酷い!!」
『いや、だって…』
「じゃあ、みんなは嬉しくないの!?今日は久しぶりにアツシさんと一緒なんだよ?!」
『『まぁ、それは嬉しいけど…』』
「みんな喜びが足りない!!もぅ、知らないから…っ!!」
そう言ってプリプリ怒りながら我がグループの姫は二代目の楽屋を出て行きました
「マキさん!聞いて!…テツヤくん達酷いんだよ…っ!!」
『何が酷いの?タカヒロ』
「……えっ?…うわっ、わわっ…あ、あ、アツシしゃん…?!!」
『ぷっ、くく…っ…タカヒロ噛んでる(笑)』
「あ、あ、あー…ご、ご無沙汰しております!!」
直立不動の姿勢でアツシさんにご挨拶
『へっ?なに、その変な挨拶(笑)昨日も一緒だったのに』
「だ、だって…!こうして唄うのはほんとに久しぶり過ぎて…お、オレ…っ、あの…っ」
『そんなにテンパらなくても(笑)
ほら、おいで』
そういってオレの腕を引き、抱き寄せると優しく背中を撫でてくれる
『落ち着いた?』
「はい、落ちちゅきました…あっ!」
『ははっ、ほんとにいつまで経っても可愛いね…オレの新妻は』
「に、新妻?!」
ちょっと皆さん、聞きました?!
『うん、新妻…嫁でもいいけど(笑)』
「新妻…新妻…」
あぁ、なんて素敵な響き…
「あの、アツシさん」
『ん?』
「新妻の裸エプロン……見たい?」
『えっ!?』
「今夜、裸エプロン…する?」
オレお得意の上目遣い&キラースマイルでアツシさんを見つめる
『お、お願いします…』
耳朶まで真っ赤に染めたアツシさん
『お、オレも見たいっす!』
『ショーキチは却下!!』
そこにはアツシさんにダメ出しされるショーキチがいましたとさ(笑)
fin
903
:
名無しさん
:2015/01/23(金) 18:40:04 ID:???
K様
ATの新妻発言聞いたときはムフフでした
きっとTKも嬉しかったでしょうね
904
:
名無しさん
:2015/01/23(金) 21:12:01 ID:???
K様
怒涛の更新ありがとうございます!
干からびていた心がすっかり潤った気がします
K様のお書きになる他のカプもモチロン好きですがやはりATKが一番好きなんです
すっかりテンションTKになりました
ありがとうございます
905
:
名無しさん
:2015/01/24(土) 05:18:43 ID:???
K様
初めまして!私K様の大ファンなんです。
新たに更新されていてとても嬉しいです!
去年のMステでは、TKが曲が終わった後に泣いてメンバーに背中ポンポンされていたと、観覧した方から情報を頂きました。TKのプレッシャー等色々な事を思いながら、Aさんと歌えて幸せそうな笑顔で歌うTKをTVで見ていて泣いてしまいました。
とてもイチャイチャして、たまにAさんをチラチラ見ているTKが一族で歌う時とキラキラ具合が全然違っていて、やっぱり二人なんだと思いました。
長くなりましたが、また更新を楽しみにお待ちしております!
906
:
名無しさん
:2015/01/24(土) 13:31:47 ID:???
K様〜〜!! 今発見しました! お久しぶりです!!!!!
またお話書いて下さって、本当にうれしいです。
TKがらみは、ほんっと枯れてて(笑) 特にATがらみ。
昨年末、久しぶりの二人は本当にうれしかったです。
K様復活もAT復活と同じくらい、嬉しいです!
またお話、楽しみにしています。
907
:
名無しさん
:2015/01/25(日) 22:08:48 ID:???
K様〜、お久しぶりでございます。
たくさんのお話、読ませていただきました。嬉しかったです。
昨年から心がモヤモヤとしたままで、最近のあの騒ぎ、
否定報道が出る前はもう生きた心地がしませんでした。
もうTを想う気持ちが折れてしまいそうで・・・。
K様のお話を読んで本当に心が暖かくなりました。
ありがとうございます。
C○TVではAちゃんとT、握手してましたもんね。
MステでTが泣いた事は知りませんでした。
やっぱりATふたりで歌ってるのが一番しっくりします。
やっと放浪の歌を聴けたなーと、ひしひしと感じました。
またの更新、お待ちしています♪
908
:
K
:2015/09/10(木) 22:04:57 ID:c.puV9sQ
愛しいひと
〜MTK×TK〜
1日の仕事を終えて家に帰り着くと、リビングのソファーには身体を丸めてすやすやと眠る愛しい恋人の姿
『ただいま』
「んぅ、おかえり、なさい…」
ソファーの端に腰掛け、柔らかな髪をくしゃりと撫でながらそっと声を掛けると、長い睫毛がフルフルと震え瞼がゆっくりと開く
『寝てていいぞ、ベッドに運んでやるから』
まだ眠たそうに瞼を擦るタカヒロの仕草が愛らしく、思わず笑みが溢れるとタカヒロが「んっ」と腕を伸ばしてきた
「んぅ…抱っこ」
『ほら、おいで』
甘えてくるその身体を抱き上げてやると、すかさず首にきゅっと腕が回される
眠っていたタカヒロの身体は、小さな子供のように温かく、それが疲れた身体に心地良くて思わずホッと息を吐いた
909
:
K
:2015/09/10(木) 22:06:47 ID:???
『寂しかったか?』
「ん、」
『何してた?』
「………」
『タカヒロ?』
「………ひとりえっち」
『……………』
タカヒロの口から飛び出した予期せぬ答えに一瞬黙り込む
「引いた……?」
『いや、想像した(笑)』
「ばか、する訳ないでしょ…嘘だよ」
『いや、シテてもいいぞ』
「しないよ!」
『オカズはオレか?』
「もぅ、ほんとに…ばかカツ」
自分から言いだしたくせに、いざツッコまれると急に恥ずかしがるタカヒロは可愛いが…
「ひゃあ…っ?!」
オレの首筋に顔を擦り付けるタカヒロの耳朶をカプリと喰む
「やぁ…ん、っ」
『可愛いな、タカヒロ』
「んっ、ん…ぅ、あ、クチュクチュしな…っ」
耳朶を軽く甘噛みしてから舌先を中に忍ばせると身体をピクンと震わせる
その背中を優しく撫でながら、ぴちゃ…っ、くちゅり…と水音を立てながら甘い耳朶を舐め回した
「ひぁっ、ん…ぁ、」
「タカヒロはどこもかしこも甘いな』
「んんっ、だめぇ…っ」
ふるふると首を振るたびに柔らかな髪がオレの首筋を擽り、タカヒロの身体から醸し出す匂い立つような甘い香りが部屋の空気を濃密なものにしていく
クタリと力の抜けたタカヒロを寝室へと運ぶとベッドの上へとそっと下ろした
「ん、モトカツ」
『どした?』
「ぎゅっ、てして…?」
910
:
K
:2015/09/10(木) 22:08:07 ID:???
タカヒロが大好きだと慕うパフォーマーの三人の卒業が決まってから、ここ最近のタカヒロは寂しがりと甘えたに拍車がかかっている
残りの時間をみんなと笑顔で過ごしたいと思う気持ちと、どうしようもなく寂しい気持ち
『また寂しくなったか?』
「…うん」
『あんまりマキダイくんの前で泣くなよ』
「泣いてない…っ」
拗ねたように尖らせた唇にちゅっとキスしてコツンと額を合わせる
覗き込んだその瞳は水分をたっぷりと含み、今にも泣きそうにユラユラと揺れていた
『オレがいるだろ』
「うん」
コクリと頷くタカヒロの頬を撫でると今度は深く唇を合わせる
「あ…っ、んぅ…ふぁ…っ」
『タカヒロ、愛してる』
「ん、オレも…ぁ…はぁ…っ」
吐き出される熱い吐息ごと甘い唇を貪る
『愛』なんて、おまえに出逢わなければ知ることもなかった
オレの腕のなか、オレに愛されて幸せそうにタカヒロが微笑む
その愛しい存在を手に入れた幸福感に酔いしれながら、その甘い身体に溺れていった
〜fin〜
久しぶり過ぎて…
内容グダグダに…
ちゃんと最後までさせてあげたかったんですけど(笑)
読んでくださった方、ありがとうございます!!
K
911
:
名無しさん
:2015/09/10(木) 23:47:54 ID:???
Kさまーーー!絶叫しております
明日からツアーが始まるこの日にK様の作品を読めるなんて嬉しすぎます!
ありがとうございました
これからもずーっと楽しみにしております
912
:
K
:2015/09/11(金) 01:13:15 ID:???
>>911
様
前回の更新が1月にも関わらず、こうして1位あ
913
:
K
:2015/09/11(金) 01:20:51 ID:???
>>911
様
前回の更新が1月にも関わらず、こうしてまたお話を読んでいただき本当に感謝しています!
なかなかお話を更新する時間がなくて申し訳ありません!
またぜひ読んでいただけたらと思います!
ひとつ前のレスはスルーでお願いします(笑)
完全に寝落ちです(汗)
914
:
K
:2015/09/11(金) 02:10:58 ID:???
優しい雨 〜A×TK〜
『タカヒロ』
「っ、ひっく、うっ…っ、アツシさ…ん」
『まだ涙とまらない?』
「ごめんなさい…っ」
ほんとうに…ほんとうに久しぶりにアツシさんと唄うことが出来た生放送終了後
帰りの車の中で、アツシさんに頭をポンポンとされた瞬間から泣き出したオレの涙はいまだ止まらず
『謝らなくていいけど…明日、確実に目が腫れるよ』
「だっ、て…」
『ごめんね、寂しい思いをさせて』
アツシさんの優しい声音に、ますます涙が溢れ出してしまう
915
:
K
:2015/09/11(金) 02:12:46 ID:???
「っ、ふぇ…っ、もっ、やだ…」
『そしてありがとう…オレがいない間、exを守ってくれて』
ソファに腰掛け、ギュッと抱きしめらたらオレの涙腺は崩壊
「うっ、ひっ…く、っ、」
『ほら、もう泣かないよー』
背中を優しくトントンされるも、アツシさんの温もりと匂いに胸がきゅんとなっちゃって…ますます涙が溢れ出す
「だって…っ、涙、とまらないんだもん…っ!」
『じゃあ、エッチできないなぁ』
「えっ!やだ…っ」
『ははっ、涙とまった(笑)』
「っ、アツシさんが、意地悪言うから…っ」
なんだか悔しくて無意識に尖る唇
そこにチュッと軽い音を立ててキスが落ちる
『エッチする?』
「…うん」
『ふふっ、可愛いなぁ…おいで』
そういって先に立ちあがったアツシさんがオレに向かって差し出したその手を、もう二度と離れていかないように願いながらきゅっと握りしめた
〜fin〜
短くてすみません!
次はもう少しちゃんと書ければなと思ってます!
K
916
:
名無しさん
:2015/09/11(金) 09:04:10 ID:???
K様〜!
お久し振りです‼
またK様のお話を読めるなんて、とってもとっても嬉しいです!
K様のお書きになるATが大好きなんです
もちろん他のカプも
これからもよろしくお願いします
917
:
名無しさん
:2015/09/12(土) 23:22:23 ID:???
k様の作品が読めてとても嬉しいです!
ありがとうございます!
k様はライブ行かれますか?
私はまだ先ですが、AT二人凄いイチャイチャしているらしいので楽しみです。
918
:
CHIー輔★
:2015/09/16(水) 20:31:14 ID:F.2EOynM
K様
初コメ失礼します。実はK様の作品はずっと前から見させていただいていました!
MKTKが大好きです!K様のMKTK大好きで、何度も何度も読んでます。最近はあまり見かけなかったので、いまCPは本命じゃなくともK様がいることに幸せで初コメしてしまいました!
K様のかくMKTKが好みすぎて、また是非読みたいと願ってます!!これからもお身体に気をつけて、お過ごしくださいね。お話楽しみにまっています!
919
:
K
:2016/01/15(金) 18:05:26 ID:3MgQl/4Y
916様
お久しぶりでございます!
すっかり遅くなってしまいましたが、コメントありがとうございます!!
AT大好きだと仰っていただき、何より嬉しいです!!
917様
コメントありがとうございます!!
ATのイチャイチャは素晴らしいですよね!
今年もラブラブな二人が見れることを願ってます!!
918様
コメントありがとうございます!!
mkt大好きと仰っていただき、嬉しいです!!
mkさん卒業、寂しすぎますが、mktのお話は書いていきたいのでまた宜しくお願いします!!
920
:
K
:2016/01/15(金) 18:11:14 ID:3MgQl/4Y
〜雨宮家〜
……コンコン……コンコン……
一定のリズムで何かを叩く音に、ゆっくりと意識が覚醒してゆく
『カツ兄…?』
カチャリと音がして、少し開いたドアの隙間から顔を覗かせたのはヒロトだ
『起きてる?』
『あぁ、いま起きた……どした?』
『マサキ、そっちにいる? 』
『あ……?あー……いるな』
ヒロトの言葉にタオルケットを捲ると、艶やかな黒髪に透き通るような白い肌が現れる
昨夜はひとりだったはずなんだが…
いつのまに潜り込んでいたのか、隣には身体を小さく丸めてスヤスヤと眠るマサキがいた
『やっぱり』
苦笑を浮かべるヒロトの眼差しは、それでも大切な兄マサキへの愛情に溢れている
『マサキ、起きろ』
「ん…」
ぬくもりを求めて無意識に擦り寄るマサキの髪を撫でてやりながら、掌をゆっくりと頬へと滑らしていく
『マサキ、ヒロトが起こしに来たぞ』
「んぅ……ま、だ…」
むずがるようにシーツの狭間へと逃げ込むマサキの身体を捕まえると、そのまま抱き上げベッドから出る
「うぅ、さむい…」
急に触れた冷気に眉間にシワを寄せながら、オレの身体にぎゅっとしがみくマサキを抱えながら、ヒロトと共に階下へとおりていった
921
:
K
:2016/01/15(金) 18:12:54 ID:???
オレの毎朝の日課
それは朝に弱いマサキを起こしにいくこと
カツ兄がいる時はいいんだけど、仕事で長期不在の時はオレの役目
オレとマサキは異母兄弟だ
マサキの実の母親は、ある日幼いマサキを置いて家を出て行ったらしい
その後、すぐに別の女と再婚して生まれたのがオレ
オレ達の父親はそれは酷い奴で
マサキはいつもあの男の暴力から、オレとおふくろを守ってくれた
でもある日、それに耐えきれなくなったおふくろはオレ達を残して出て行ってしまった
想像するに、マサキの母親もきっと同じ理由で出て行ったのだろう
あの男がいる家には戻りたくない
冷たい雨が降りしきるなか、フラフラと彷徨ってたどりついた場所はバイクの修理工場みたいな場所
少なくとも雨は凌げる
そっと忍び込んで、冷え切った身体を寄せ合い一晩を過ごそうとしていた
『おい坊主、ここでなにしてる?』
そこへ現れたのが、カツ兄の親父だった
その日からオレとマサキはこの家で暮らしている
親父さんの息子として
カツ兄の弟として
マサキは他人には心を開かないけど、親父さんとカツ兄のことは信頼してるんだ
922
:
K
:2016/01/15(金) 18:13:48 ID:???
『マサキ…ほら、いい加減に目を覚ませ』
いまだカツ兄にしがみついているマサキを抱いたまま、ダイニングチェアに腰を下ろすカツ兄
『ヒロトが作ってくれたのか』
テーブルの上の朝食を見てひとこと
『うん…カツ兄、昨夜遅かったし』
コーヒーを淹れてカツ兄に手渡すと、膝に乗せたマサキを片腕で抱いたまま器用に飲む
もう見慣れた、カツ兄がいる時の毎朝の光景
その姿に…その昔、夜中に悪夢に魘されるマサキを抱っこして一晩中過ごしていたカツ兄を思い出す
923
:
K
:2016/01/15(金) 18:14:41 ID:???
「んぅ、」
『やっとお目覚めか』
コーヒーを飲みながら、テーブルに広げた新聞に目を通していると、腕の中のマサキがモゾモゾと身じろぐ気配
そして長い睫毛が音を立てそうなほど数回瞬き、その深い黒曜石の瞳がオレの顔を映しだす
「もと、かつ…」
『マサキおはよう』
ヒロトがまだぽやんとしているマサキの髪にそっと口づける
変わらないな…
寝起きのマサキは昔の幼い頃のマサキそのままで
『おはよう、マサキ』
そう囁きマサキの額にそっと唇を落とすと、花が綻ぶようなそれは愛らしい笑顔を浮かべた
かけがえのない大切な
彼を傷つける全てのものから護ってやりたいと願う
愛おしい存在
『マサキ、愛してる』
〜fin〜
924
:
名無しさん
:2016/01/15(金) 21:32:57 ID:???
Kさまー!
更新ありがとうございます
毎日覗きに来ていたので御挨拶一番乗りです
単独ライブ行かれましたか?
久しぶりにラブラブATを堪能できました
ライブが幸せすぎたせいか最近は心にポッカリ穴が空いた状態でした
でも今日Kさまのお話が読めてまた幸せな気持ちになれました
925
:
名無しさん
:2016/01/15(金) 23:04:28 ID:???
Kさま〜!
お久し振りです!
ご挨拶2番乗り嬉しいです
またKさまのお話を読めてとっても幸せです
雨宮家の長兄のカツ兄いいですね
926
:
名無しさん
:2016/09/26(月) 18:14:11 ID:???
>>924
様
すっかりご無沙汰してしまい申し訳ないです
あれから随分と時が経ち、色々とあったグループですが、また細々とお話は書いていきたいので宜しくお願いします!!
>>925
様
お久しぶりでございます!
半年以上ぶりの更新ですが、お話を書いたので読んでくださると幸いです
長兄もタクミさんだと判明したので(笑)また機会があればお話を書いていきたいと思ってます!
927
:
K
:2016/09/26(月) 18:16:19 ID:/MovhayE
棘 〜H×TK〜
「タカヒロ、ちょっとこっちおいで」
『いや…っ、遠慮します!オレ、疲れてるから…っ!』
帰宅するなり慌てて寝室へ逃げ込もうとするタカヒロ
『いいから、こっちへ来い』
「ちょ…っ、ヒロさ、ん…っ!?」
逃げる隙を与えず、タカヒロの腕を掴むとソファへと連行するヒロ
「全裸カット撮る予定だったんだな」
(あぁ…っ!もぅ!監督がバラすから…っ)
ヒロの膝の上に向かい合わせに乗せられ、心の奥底まで覗き込むような漆黒の瞳に見つめられると、ついつい両手を降参の形に挙げてしまいたくなる
ヒロさんには秘密にする予定だった計画を、まさかの監督に舞台挨拶の場でバラされ、その場はなんとか笑いで乗り切ったつもりだったのに…
928
:
K
:2016/09/26(月) 18:18:17 ID:???
「あのね、ヒロさん…」
『後から監督に聞いたら、ほんとに全裸で撮るつもりだったって?周りがさすがに止めて、肌色の下着を用意してくれたって聞いたけど』
「あは、あはは…っ、どうだったかなぁ〜?あんまり覚えてないかなぁ〜???』
内心冷や汗を掻きながらも、誤魔化すように苦笑いすると、額にデコピン一発くらってしまう
『あいた…っ!』
「お仕置きだ」
『だって、あのね…』
「斉藤さんに唆されたんだって?お尻見たいって」
『えっ!?いや…っ、違う!違う、よ…っ!!』
ブンブン首を振って、必死に否定する
(なんでそんなことまでバレてるの!?)
タカヒロくんのお尻、プリケツなんだろうなぁ…可愛いんだろうなぁ…兄ちゃん見たいなぁ
長兄役のタクミさんに言われて、ついついノリで盛り上がってしまい着々と準備を進める中、ふとヒロトを見るとピリピリしたオーラを纏いながら自分の撮影に集中していて…
その横顔にハッと目が覚めたオレはスタッフさんに謝りながら全裸カットを断念したという…
タクミさんには「見たかったなぁ〜」と散々名残惜しそうに言われたけど
『オレ、暑さでちょっと変になってたみたい!!』
そう、全てはフィリピンの暑さの中、過酷なロケをしたせい
(そういうことにしておこう!)
「斉藤さんに散々お尻を触られてたらしいな」
『へっ?!あれっ?そんなことあった?ははっ…忘れたな〜』
(もう全てバレてる…っ!!)
現場にいなかったヒロさんに全て筒抜け
恐ろしい…
929
:
K
:2016/09/26(月) 18:20:27 ID:???
「タカヒロ」
『うっ…ごめんなさい』
あのミスター眼力のショーキチを上回る元祖ミスター眼力、ヒロさんに少し厳しい眼で見つめられれば、オレなんかあっという間に涙目になる
「少し眼を離すとこれだから、まったく…」
呆れたような溜息を吐くヒロさんに、つい言い訳めいたセリフが口をつく
『だって…』
「だって、なんだ?」
厳しい眼差しとは裏腹に、オレの髪を撫でる仕草は優しくて
『アツシさんはハワイだし、アキラさんはsecondでしょ…マキさんだって忙しくしてるし…ヒロさんだって…』
みんなバラバラで昔のように一緒にいる時間なんてなかなかない
ヒロさんも社長業、映画のプロデュース業で多忙を極めている
『寂しいんだよ…それなのに……ヒロさんのバーカ、バーカ…』
ヒロさんのシャツを握りしめ、逞しい胸元に額をグリグリしていると、ほんとに淋しさが込み上げてきて思わず涙がポロリと零れ落ちた
「タカヒロ」
『ひっ、く、っ、う…っ、ひっ、ふぅ…っ』
嗚咽を漏らすオレの背中をトントンと宥めてくれるヒロさんの優しさに、ますます溢れ出る涙
なんか解らないけど悔しい
この状況に慣れなきゃいけないのに
『ふぅ、っ…ひっ、く…っ、』
「こら、擦るな」
『ヒロさ…っ、ん』
オレの居場所はどこ…?
みんな居なくなっちゃった
『やっぱり…』
「うん?」
『やっぱり、寂しい…寂しいよ、ヒロさん』
溢れ出る涙を拭いながらヒロさんを見遣ると、ヒロさんが困ったように笑う
『おまえに泣かれると弱い…だから泣くなよ、タカヒロ』
労わるように慰めるように降ってくるキスの雨を、胸の痛みと共にそっと閉じた瞼に受け入れた
〜fin〜
930
:
K
:2016/09/26(月) 18:24:50 ID:???
暗いお話ですみません
こんな終わりにするつもりじゃなかったんですが…
うーん…書いていたらこんな結末に
明るいお話も書いていく予定です
931
:
名無しさん
:2016/09/26(月) 21:33:58 ID:???
K様〜〜
お久し振りです
お元気だったでしょうか?
また、こうしてK様のお話が読めるなんて夢のようです
放浪さん達は随分と変わってしまってバラバラで
ホントにTじゃなくても寂しい限りです
でもK様の更新はとても嬉しいです
またK様のペースでいいですので更新よろしくお願いします
932
:
名無しさん
:2016/10/04(火) 15:03:08 ID:???
K様、
更新ありがとうございます。
最近は色々なことが重なり辛いこともありましたがこちらを覗きに来てはK様のお話に癒されていたので、また更新してくださりとっても嬉しいです。
明るいお話も書いていかれるとのことで楽しみにしています。
ゆっくりまったりお待ちしておりますね♪
933
:
名無しさん
:2018/08/28(火) 17:57:31 ID:MZLW9EZU
>>309
934
:
K
:2020/12/06(日) 09:30:20 ID:CK9Mtpw.
12・2
「え…マキさん…」
『お疲れ様』
「え、どうし、て…」
『歌い終わった後の、おまえの顔を想像したらさ…なんか、我慢できなくなって…車、飛ばしてきちゃったよ』
「マキさん…」
『ふっ…やっぱり泣きそうな顔してる』
「っ、オレ…っ、」
『おいで』
「マキさん…っ」
『よく頑張ったな』
「オレ、アツシさんと…っ」
『あぁ、タカヒロはよく頑張ってたよ』
「っ、うっ、ふ、ぅ…っ、」
『ほら、泣かないのー!さっさと支度して帰るぞ』
「うん」
『アツシも待ってるから』
「えっ?」
『シュンちゃんも』
「…え、嘘」
『ついでに、まっちゃんもうっさんも』
「…ほんとに?」
『あぁ、ヒロさんも待ってるから…タカヒロの帰りを』
「ふふっ、嬉しい」
『今日は寝かせてもらえないぞ(笑)』
「マキさんもね(笑)」
『はぁ…せっかく、タカヒロとふたりでまったりイチャイチャしようと思ってたのに』
「ふふっ…早く帰りましょ」
(ちょっと待ったぁーー!!)
『え?アキラ…?』
「アキラさん…どうし、」
(オレは!?オレも2章メンバーだから…っ!!オレも行きますから!!)
『え、そうなの?』
(ちょ…っ!?マキさん酷いっす!!)
「はいはい、じゃあアキラさんもね」
(…タカヒロ、ドライ過ぎ!!)
935
:
K
:2020/12/06(日) 09:32:31 ID:CK9Mtpw.
(アツシの場合)
(もしもし、マキさん?)
『おぉ、アツシ…久しぶり』
(マキさん…いま、家?)
『あぁ、もうすぐタカヒロの出番だし…テレビの前で待機中』
(ねぇ、今からそっちに行っていい?)
『はぁ?なんで…』
(タカヒロが心配でさ、なんかソワソワして落ち着かないの!)
『いや、来なくていいから(笑)』
(でも、もう着くから!)
『いやいやいや、マジ勘弁して』
(マキさん!オレもいる!!)
『はっ…?シュンちゃん…!?』
(オレもタカヒロに会いたいし!)
『いやいや…あなた達来なくていいから』
936
:
K
:2020/12/06(日) 09:33:41 ID:CK9Mtpw.
(まっちゃんの場合)
(もしもし、マキ?実は今さぁ…)
『まさか、まっちゃん…』
(え?なに?)
『もしかして…うっさんと一緒?』
(おぉ…っ!なんで、わかった!?)
『それでいま、車の中?』
(すげぇ…タクシーの中だよ)
『それで、ウチに向かってるとか言わないよね!?』
(ピンポーン!大正解!マキ、すげぇわ…)
『いやいや(笑)そのままUターンしてもらっていいですか?』
(何言ってんの?頑張ったタカヒロをハグして迎えてあげたいのよ…っ!)
『大丈夫です…それはオレの役目なので』
937
:
K
:2020/12/06(日) 09:34:34 ID:CK9Mtpw.
(ヒロさんの場合)
(もしもし、マキか?)
『…ヒロさん、あなたもですか…はぁ…』
(なんだよ、まだ何も言ってないだろ)
『いま、車ですよね?』
(あぁ)
『それでウチに向かってますよね?』
(え、なんで…)
『これからアツシもシュンちゃんも来ますよ、まっちゃんとウッさんも…』
(ふっ…みんな勢揃いか)
『笑い事じゃないですよ』
(みんなタカヒロが心配なんだろ)
『心配というか、甘やかしたいだけじゃないですか?』
(そうだな…オレ達にとってはいつまで経っても可愛い末っ子だからな)
『タカヒロを甘やかすのはオレだけの特権でいいんですけど』
(タカヒロにさっきメールして頑張ったご褒美は何がいい?って聞いたら、美味しいワインだって言うから持っていく)
『はぁ…いつのまに…アツシ達がこっちに着いたら、オレはタカヒロを迎えに行ってくるので』
(マキダイの甘やかしも相変わらずだな)
『オレはいいんですよ!』
938
:
K
:2020/12/06(日) 09:36:20 ID:CK9Mtpw.
『という訳で…タカヒロ』
「はい」
『帰ったらみんないるし、せめて車の中で少しイチャイチャ…と思ってたらアキラいるし…はぁ』
(マキさん!オレのことは気にせず遠慮なくチューでもベロチューでもしてください!)
『しねーよ!』
「マキさん」
『ん?』
「お迎えありがとう…嬉しかった」
『あぁ』
「手を…ギュってしてくれる?今はそれで我慢する」
『おまえは、ほんとに可愛い、』
(可愛いなぁー!!)
『ちょ…っ!?アキラ!おまえが手を繋がなくていいんだよ!』
〜おしまい〜
939
:
名無しさん
:2020/12/11(金) 08:05:13 ID:???
K様、本当にK様ですかー(;_;)
最近のどうしようもない状況に辛くなって久しぶりにK様のお話のお力を借りようかと思ったら、まさかの投稿があり、びっくりしました。
いつでも辛い時はこことK様とお話に救われていました。
本当に、ありがとうございます。
こうしてまだK様がおられることにとても安心しましたし嬉しいです。ありがとうございます。
これからもTをよろしくお願いいたします(?)
940
:
K
:2020/12/14(月) 00:11:47 ID:iFKh/ryg
939様
すっかりご無沙汰しておりました。
まさか、こうしてまだこちらを訪れてくださっている方がいらっしゃるとは思ってなかったので、私もビックリしました。そして嬉しかったです!
こちらでの最後のお話はもう4年も前になるんですよね。
私自身、ここ数年の彼らを追いかけることはなくなっていましたが、Aの脱退を知り&新生exとしてスタートしたTAをテレビで見て、なんだかいろんな想いを吐き出したくて、本当に久しぶりにこちらを訪れてお話を更新しました。
以前のようには更新できないと思いますが、たまーに覗いていただけたら嬉しいです!
ありがとうございます!!
941
:
K
:2020/12/14(月) 07:52:36 ID:iFKh/ryg
それゆけメンディー!
〜某音楽番組の控室にて〜
『タカヒロさん』
「ん?」
『一度聞いてみたかったんですけど…』
「なに?」
『マキさんと付き合ってもう長いじゃないですか…』
「急にどうしたの?まぁ、そうだけど…」
『もし、マキさんがいなかったら…』
「は?」
『いやいや、そんな顔しなくても…怖いっす!』
「だって、あり得ないこと言うから!マキさんがいなきゃ、オレは呼吸できないから!死んじゃうよ!」
『お願いですから死なないでください!例えばですよ!た、と、え、ば!』
「あっ、そう…」
『だから、急に冷めないでくださいよ…っ!マキさんとはタカヒロさんがexに加入して7人の時に付き合い始めたんですよね?』
「そうだね」
『もし、今の新生exにタカヒロさんが加入したとして、そしたら今のメンバーの中で誰と付き合ってた可能性がありますか?』
「えぇー…」
『マキさんとかアツシさんとかは、いない前提で…最初から今の14人だったら…』
「あー、そういうことね」
『はい!』
「ちなみに、なんでそんな事聞く訳?」
『いや、気になりますもん!オレにもチャンスがあったかも!とか思うじゃないですか!』
「……え、メンディーに?チャンスが…?」
『ちょっと…っ!タカヒロさん!オレだって…』
「うーん…どうかなぁ…メンディーってさぁ…」
『何ですか?オレ、好きな人にはメチャクチャ優しいですよ!』
「でも、えっちはガツガツしてそう…獣みたいに(笑)」
((あははは…っ!!))
『ちょ…っ、テツヤさん、ケイジさん、笑いすぎっす!』
942
:
K
:2020/12/14(月) 07:54:05 ID:iFKh/ryg
「なんか、ゴリゴリに押し倒されてガツガツこられて…ちっとも気持ち良くなさそう(笑)」
(まさに獣!)
(たーくん壊されちゃうよ(笑))
『笑いすぎですから…っ!!じゃあ、テツヤさんとケイジさんは?』
「テツヤくんは優しそうだけどねー…でも優しいだけじゃさぁ…オレ、満足できないの」
(たーくんは、激しいのがお好みなのね(笑))
「ケイジくんは……うーん、ヘタレっぽそう」
(あははっ)
(タカヒロくん、オレだって意外に…だよ?)
「あはは…っ!そうなの?へぇ…見てみたいかも(笑)」
『ちょ…っ!?タカヒロさん!マキさんに怒られますよ!』
(たーくん、ショーキチは?野生児だけどタカヒロくんと仲良しでしょ)
「いやぁー、オレは年下は考えられないかもね…もう長年マキさんに甘やかされてきちゃってるからさぁ」
『じゃあ、ケンチさんは?』
「あー、そうね…ケンチくんはアリかも…年上だし、一見ジェントルでスマートだけどちょっと変態要素ありそう…ふふっ」
(マキさんみたいに?)
「ケンチくんって、マキさんに雰囲気がちょっと似てるんだよね」
(それ当時、よく言われてたよね)
(あぁ、よく言われた)
「ケンチくん!」
(タカヒロくん達、こんなとこですごい内容の会話してるね(苦笑))
「ケンチくんは言葉責めとかするタイプ?」
(えっ!?しない…よ?)
((うーわ、怪しい…))
「まぁ、やっぱりオレはマキさん以外は考えられないなぁ…」
『そんなに相性バッチリなんですか?』
「マキさんの身体も好きだし、声とか匂いとか…触れ方とか…しっくりくるんだよね…落ち着くし…まぁ、優しさの中にも激しさがあり、テクニック、持久力もあり…それに、大きいしね…アレも(笑)」
『え!?大きいって…やっぱり、アレ…』
「ふっ、ばぁーか!器だよ!懐がでかいんだよ!マキさんのアレが長いとか太いとか言ってないから…っ!」
(((いや、思いっきり言ってるじゃん(笑))))
943
:
K
:2020/12/14(月) 07:57:09 ID:iFKh/ryg
『という動画がオレのところに回ってきたけど…』
「えっ!?嘘…っ!誰が撮ってたの!?」
『控室で、いったい何をやってるのかな、タカヒロは…』
「いやいやいや!マキさん!これはオレは悪くないよ…っ!全てはメンディーの…あの…っ」
『もうオレ達もいないし、アツシもいないし…目を離すとすぐこれだ』
「マキさん…ごめんなさい」
『そんな目をウルウルさせてもダメだよ』
「だって…」
『お仕置きだな』
「えっ?」
『というか、しばらくえっちはナシにしよう』
「やだ!」
『やだじゃない(笑)タカヒロにはこれがいちばん効果的だろ?』
「やだやだやだ!」
『ちっちゃい子じゃないんだから(笑)』
「ねぇ、マキさん…コレ、欲しいの」
『だーめ!触らないの!それと上目遣いやめなさい』
「マキさんのおっきいコレをいっぱい舐めて…グチョグチョに濡らして硬くして…オレのナカに挿れたいの」
『ふっ、そんなエロいこと言ってもダーメ!』
「やだぁ…ナカに欲しい」
『あげません!』
「いっぱい突いてほしいの」
『しません!』
「気持ちいいのしたいの!」
『こら!脱がすなよ!』
「だって、マキさんの美味しそう…食べる……はむ…っ」
944
:
K
:2020/12/14(月) 07:58:53 ID:iFKh/ryg
『はぁ、もう…なんで我慢できないかな、この子は』
「んぅ、マキさん…っ」
『どうしたの?可愛いお尻を揺らして(笑)』
「マキさんの…おっきくなってきたから…っ」
『タカヒロがいっぱい舐めるからだろ』
『…んぅ、もう…挿れて、欲しいの…っ」
『どこに?』
「あっ、んっ、ココに…おっきいの、欲しい…っ」
『拡げて見せてごらん?』
「あっ、はずかし…っ」
『もう、濡れてるよ…』
「あんっ、指…ダメぇ…っ」
『もう、グチョグチョだ』
「マキさん…っ、もぉ、早く…っ」
『タカヒロ、約束して?』
「あっ、あぁ…っ、ん、なぁ、に…っ?」
『メンバーといえど、あんまりエロ可愛いとこばっか曝け出すなよ?』
「んん…っ、して、な…っ、しな、い…っ」
『マキさん、ずっと心配しなくちゃいけなくなっちゃうぞ』
「あ、あーっ、あん、ん、んっ、マキさん…っ」
『どうした?』
「あっ、やぁ、だぁ…っ、ヌルヌル、擦ってるの…だめぇ…っ、挿れて、あっ、あぁん…っ」
『はぁ…っ、タカヒロのなか、ヤバいね』
「おっきぃの…あっ、んぅ…きもち、いいの…っ」
『ココだろ?タカヒロの好きなトコロ』
「ひゃあ…っ!んん…っ、やだ、ぁ…ダメ…っ、すぐ、いっちゃ、…っう、んん…っ」
『オレのテクニックと持久力をちゃんと証明しないとな』
「あぁーーっ!!ふぁ、っ、ダメ…だめぇ…っ!ソコ、ゴリゴリしたら…っ」
『すっごく気持ちいいだろ?』
「あっ、あ、あ、あぁ…っ、なん、か、でちゃ、でちゃ…っ、う、あんっ、あ、やぁーーっ!!」
『っ…すっげぇ締まる』
「はぁ、っ、ん、んぅ…っ」
『ふっ、潮吹いちゃったな…シーツがビチョビチョだ』
「もぉ、やだぁ…いっぱい、でちゃっ、た…」
『可愛かったよ』
「シーツ、つめたぃ…」
『おいで、シャワー浴びよう』
「ん、抱っこ!」
945
:
K
:2020/12/14(月) 08:00:05 ID:iFKh/ryg
「ねぇ、マキさん…」
『ん?』
「誰が動画を送ってきたの?」
『さぁ…誰だろうな(笑)』
「えぇーっ、ずるい!教えて!」
〜おしまい〜
946
:
名無しさん
:2021/03/11(木) 20:56:20 ID:v5zV0YWA
K様
久しぶりに覗きに来たら、沢山更新してあって、とっても嬉しかったです
ありがとございます
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