[
板情報
|
R18ランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
1-
101-
201-
301-
401-
501-
601-
この機能を使うにはJavaScriptを有効にしてください
|
弐代目中心短編投下専用スレ- part 1 -
1
:
名無しさん
:2011/06/04(土) 16:08:54 ID:???
・短編を思いついた
・スレ持ちだけど他のCPの話を思いついた
・力試しをしたい
などなど
気軽にご利用ください
新メン中心でオリ・3代目との絡みもOKです
≪ 新×新、オリ×新(新×オリ)、3代目×新(新×3代目)≫
携帯用
>>2
575
:
名無しさん
:2013/01/22(火) 12:22:50 ID:???
二人の掛け合いをBGMにしながら相方に目をやる。
その小さく丸めた大きな体で、いつもなにを考えているのだろう。
僕よりもずっと気ぃ使い屋でそのくせ頑固ですごく不器用で、
でもただひたすら前を向いて生きてる彼の隣でこんな僕が出来る事ってなんだろう。
考えながら窓の外を眺めてたら、急に起き上った体に視界が遮られる。
少し沈んだ思考を引きずったままでいたせいか、声をかける気になれずそっとしておいた。
目力ゼロの瞳の焦点が僕の顔を通過して持ってたペットボトルに合わさると、当然の様に手が伸びてくる。
「ちょっ。将はこっち。」
ゆるい動きをかわしつつさっき買ったポカリを渡す。
「ん・・・、ありがと。」
ぱきっ。
素直に受け取り一気に半分飲み干す。
・・・、アイドルオタクというキャラを身に纏っているはずなのに、
悲しいことに一瞬だけどごくごくと波打つ喉や、その精悍な横顔につい見入ってしまう。
「ふぁーーー・・・、あー、よく寝た。」
体を大きく伸ばし、欠伸と一緒に大きな独り言を吐き出す。
ほんのり暖かいような気持ちを隠すように、取り出した携帯に目を落として新幹線が到着するまでの暇を潰す。
「〜♪」
隣から聞こえる鼻歌のリスナーになりながら、柔らかな昼の日差しを浴びる。
将吉のまったりした空気を感じてたら、なんだかこっちが眠くなってきた。
ーいつか手を離さなきゃいけない時が来るかもしれないけど、それまでは隣で歌わせてほしいなぁー
眠い頭で祈りに近い思いを描きながら、目を閉じシートに体を預ける。
「ねっさん。」
眠りに落ちる寸前で声がした。
「んー?」
「なんか、ありがと。」
飲みかけのポカリをじっと見つめながら呟く。・・・よっぽど美味しかったんだろうな。
「どーいたしまして。」
目をとじたまま答える。
「よいしょっと。」
最年少のくせしてに年寄りみたいな声で座り直した将吉。
そのお陰で寄り添った体温が心地よくて、肩に頭を置かせて貰ったまま仮眠を取った。
576
:
名無しさん
:2013/01/22(火) 12:24:14 ID:???
SIDE:SK
「・・・大事に育てますよ。」
夢の中に響いてきたねっさんの声で目が覚めた。
きっと自分以外誰も気にも止めてないだろうけど勘が正しければ今日の彼は微妙に落ちているはずなので、こんな日は多分、
・・・ぺた。
ほら、やっぱり。
本人が気づいてるかどうかは分からないけど、無意味なちょっかいが増える。
ぺたぺた。
・・・もー、まだ名古屋じゃん。zzz。
「八木さーん、全然まだだけどあと少しでつきますよー。」
まぶたをこじあけるのが辛いんですけど。zzz・・・。
「八木さん、全然まだだ・・・
「ねっさんうるさい。」ごめん、無理。
眠たい頭にケンチさんとてっちゃんの掛け合いが響いてくる。
・・・仲いいな、オイ。
どれだけ個人活動が増えてもいつも変わらない二人の、聞きなれたはずの言葉遊びが少し羨ましい。
少ない台詞に四苦八苦している間に進んでたねっさん達のプロジェクト。
嫉妬する訳じゃないけど自分以外の人と声を合わせるねっさんを見るのは、誇らしさと同時に寂しさも感じるんだよね。
自分だけが惚れてるみたいだから、こんなこと本人には絶対言わないんだけど。
5人が7人になって14人からまた5人になって。
もしかしたらまた形が変わっちゃっていつか別々になるかもしれないけど、それまでは隣に居たいなぁ。
隣の言葉遊びを聞いてたら完全に目が覚めちゃったから、仕方なく体を起こした。
ぼやけた視界がミネラルウォーターを捉えると同時に喉の乾燥に気がつく。
さっきポカリ全部飲んじゃったっけ。あ、のどあめもマスクも全部棚のカバンだ。めんどくせー、ねっさんごめん。
「ちょっ。将はこっち。」
手を伸ばしたら新しいポカリが渡された。
「ん・・・、ありがと。」
ぱきっ。
冷たさが体に染みていくのを感じながら、ねっさんのさりげなさに心が暖かくなる。
577
:
名無しさん
:2013/01/22(火) 12:25:11 ID:???
「ふぁーーー・・・、あー、よく寝た。」
ほんとはもっと寝たかったけどポカリに免じてそういうことにしておいてあげる。
我関せずで携帯をいじり出したねっさんにせめてもの報復にと鼻歌で妨害を試みる。
「〜♪」
メロディーを口ずさみすっかり気分が良くなった頃には、すでに携帯は膝の上に置かれていた。
人のこと起こしておいてそりゃないでしょ(笑)
手渡されたポカリを鼻歌交じりに見つめながら、初めて声を合わせた時の気持ちをふと思い出した。
悔しさをバネにして必死に前だけを見てただひたすら夢にしがみついていたら目の前に光がさして、
昔TVで見てた彼の声がモニターから流れてきたあの日から全てが動きだした。
素人同然でまだ子供だった俺の少し前をいつも歩いてくれて、いつもさりげなく手を差し出してくれてたから、今の自分がいる。
・・・・・。
「ねっさん。」
「んー?」
「なんか、ありがと。」
「どーいたしまして。」
でもね、ねっさん。
そろそろ俺大丈夫だから、ねっさんの背負ってる物半分持たせてくれないかな。
隣を見れば頭の位置が定まらずにシートと格闘してる相方。
「よいしょっと。」
座り直すついでに真ん中の肘置きに体を傾け肩で頭をさりげなくキャッチする。
ほどなくきこえてきた呼吸や伝わる体温を感じながら、なぜか少しだけ怖くなった。
578
:
名無しさん
:2013/01/22(火) 12:25:45 ID:???
以上です。
ありがとうございました。
579
:
名無しさん
:2013/01/23(水) 18:07:27 ID:???
はじめまして、書き手様 そして、ありがとうございます
二人の絆の強さをありありと見せ付けられた感じがして 嬉しいです
誰も気付かない不調を分かっちゃうとか…… お互い自分の方が相手を想っている事が バツが悪いとか……///
もう、どんだけなんですか!!!
熟年夫婦過ぎます!!
でも、心の奥底に仕舞ってある 一つの不安事
何を意味するのか…… どんな形を意味するのか……
分からないですけど、 “離れる”というキーワードが出てきて
全体的には ほっこり普段の二人 なのに、切なさもフレーバーとして残された感じがしました
580
:
名無しさん
:2013/01/24(木) 16:53:03 ID:???
>>579
様
素人のつたない駄文にお付き合い下さり、ありがとうございます。
コメントが付くと思ってなかったので、とても嬉しいです!
もばの社長blogの「二年計画」を読んだ後、なぜか弐代目メンの二年にいいイメージが湧かなくて(まさかの解体とか、ソロとか?)、
一人勝手に感じてしまった不安を二人を通して吐き出させて貰っちゃいました。
(すべて杞憂で済めばいいのですが、社長のこれまでの手腕を考えると、ね。)
あとはベタにNEさんの存在の大きさに改めて気が付くと同時に、
バディとしてNEさんの心の寄りどころになりたいって決心したSKに芽生えた責任感みたいなのを書きたかったんです。
(つまりはNESKコンビが大好きなだけなんですけどね)
丁寧なコメントありがとうございました。
581
:
<削除>
:<削除>
<削除>
582
:
名無しさん
:2013/06/13(木) 19:59:07 ID:???
>>561-569
の続きでTEお兄ちゃんのお話、MKTEを書きにきました。
KCNTにコメントくださった方、本当にありがとうございます
わたくしNT受けが大好物なので、NTさんの小悪魔可愛いにご賛同いただき感謝感激です(*´∀`*)
ご覧の通り更新が不規則すぎてスレ立てする勇気がないので、またこちらにお邪魔します
583
:
名無しさん
:2013/06/13(木) 20:05:11 ID:???
MKTE〜花屋のTEちゃん、お得意様のお屋敷にて〜
「次やりやがったらブッコロスからな!」
てつやは自分の言いたい事を言い終えると、尚も謝り続けるケンチを無視して電話を切った
そして、いつもの癖で尻のポケットに携帯をしまう仕草をしてパンツ一丁だったことを思い出し
急ぎながらも、寝起きに怒鳴り散らしたせいで上がった息を整えながら、広い屋敷の廊下を足音に気をつけながら進む
先ほど自分が出てきた襖を、出た時と同じように静かに開けると
20畳程の和室に置かれた豪奢なベッドに寝ていたはずの恋人が
これまた和室にはそぐわない洋風なソファに優雅に座っててつやを見ていた
「あっ、マキさん、起こしちゃって…」
すみません、とてつやが言い終える前に、マキさんと呼ばれたこの屋敷の「和」とはかけ離れた雰囲気の男がニヤリと笑った
「素敵な目覚めだったよ?」
くつくつと笑いを押し殺し口元を拳で隠す仕草、組んだ足をするりと解いて立ち上がる優美さに
てつやは毎度のことながら見とれて動けなくなってしまう
584
:
名無しさん
:2013/06/13(木) 20:08:14 ID:???
「まるで小鳥のさえずりで目覚めたみたいだよ?ちょっと物騒だったけどね」
「…ごめんなさい」
マキの優雅な仕草に見とれるうちに、いつの間にか抱きしめられて
てつやは頭の中で先ほどの自分の怒鳴り声をリフレインさせて、心底反省する
「で?今日はもうお別れ?」
マキの残念そうな声に顔を見上げれば、その目は声と裏腹に妙に嬉しげで
「あ、あの…、なお…、弟が寝坊して仕入れが…、あ…っ!」
てつやがその視線から逃れようと身体をよじると、間髪を入れずに腰を掴まれ顎を上げさせられた
「マキ、さ…?」
「 や く そ く は? 」
「ご、ごめんなさ…い」
マキの言う約束とは、朝風呂に入りゆっくりと朝食を共にすること
毎日、早朝の仕入れから夜半の帳簿つけまで仕事があるてつやには、滅多に実現できない約束だった
「次は、必ず」
「ふーん、確かこの前もそう言ったね?」
マキの言うことに心当たりが有りすぎるてつやには、もはや言い返す言葉がなく
自分の腰を抱く手に力が込められたのに従い、マキの手触りのいいガウンを掴むしかなかった
しかし、一刻も早く支度をしてここを出なければ市場に間に合わなくなってしまうと焦る気持ちが、
てつやに更なる失態を演じさせた
585
:
名無しさん
:2013/06/13(木) 20:10:34 ID:???
てつやはマキに抱きしめられたまま視線を泳がせ、思わず壁の時計を見てしまったのだ
「あれは止まってるよ?二人でいる時は時間を気にしない約束だろ?」
「あ、でも、もう…っ」
再び見上げたマキの目は先ほどのように笑ってはいなかった
「どうする?てつや…」
マキは、このままじゃ帰してあげられないよ?とてつやの耳を舐った
てつやはざわりと背中が総毛立つのを感じて思わず身を竦め、覚悟を決める
「…次はマキさんの、」
「ん?なあに?」
「マキさんの好きにしていい、から」
市場への遅刻を気にするあまり、てつやはとうとう何が起こるか解らない呪文を唱えてしまった
また庭の東屋で裸にされるかもしれない、広い玄関ホールで花器にされるかもしれない
それとも・・・・
少なくとも過去にこの呪文を唱えて無事に済んだ試しはなかった
「約束だよ?」
「…はい」
額に落ちてきた優しいキスも今は嬉しくない
まあマキさんの機嫌が直って解放されたことが取り敢えずの収穫か
と、てつやは溜め息をつく暇もなく身支度を整え寝室を出た
586
:
名無しさん
:2013/06/13(木) 20:13:29 ID:???
「じゃあ、また」
「うん。あ、そうだ」
玄関まで見送りに来たマキが、自身の華道師範代の看板をなぞりながら思い出したように言った
「次の教室用の花は時間ギリギリに持ってきて」
「え…?」
マキにとって、約束は絶対。何事も時間厳守、余裕がないのを嫌う
なのになぜ?とてつやが首を傾げる
「最近てつやを見たくてすごく早く来るマダムが多すぎる」
「了解しました」
てつやは、心底うんざりした顔を見せたマキに営業スマイルで応えた
そしてスニーカーにしっかりと足を収め立ち上がると
「次は必ず、ね?」
それを待ち構えていたマキに先ほどのことを思い出させるキスをされ
困った顔で曖昧に笑いながら玄関を飛び出した
「くっそ!ケンチ!ぜってー許さねー!!!!」
てつや花屋のバンに飛び乗りハンドルを殴って、綺麗に敷かれた玉砂利を蹴散らしながら門をくぐった
〜ケンチ宅〜
KC「へーっくしょん!」
NT「ケンチさん?寒いの?」
KC「いや、なんか一瞬寒気が…」
NT「俺があっためたげるー」
KC「なーおーとー!!!」
NT「あんっ。」
続く…かも?
587
:
名無しさん
:2013/06/13(木) 20:15:53 ID:???
MKTE
>>582-586
以上です。ありがとうございました(*´∀`*)
588
:
名無しさん
:2013/06/13(木) 20:31:44 ID:CH/gRDzA
すみません、あげさせてもらいます。
589
:
名無しさん
:2013/06/16(日) 18:05:38 ID:???
きゃ〜ありがとうございます!!KCNTにコメントした者です!
続きが読めるなんて、本当に嬉しいです!
NTの優しいお兄ちゃんは小悪魔NTのせいで大変なことに///
てかKCのせいということになってますが(笑)
そして最後の小悪魔にまたヤられてしまった私もNT好きです^^
ぜひまた続きをお願いします♪
そして、スレ立てられたらお邪魔させてください!
590
:
名無しさん
:2013/06/18(火) 21:56:39 ID:???
書き手様 更新ありがとうございます!
前の可愛いKCNTの時から読ませてもらってますっ
兄哲也が、頑張りやさんで
弟思いで、優しくて
てっちゃんのお話も読んでみたいなあ〜と思っていたので
とってもとっても嬉しいです!!
MKTE大好きです
ばっきり大人なMK兄にとてもアレコレされちゃってるTEちゃん
ああーー、ソコも見たい(読みたい)です
MKTEは、なんか特別…
MTさん、Uさん、Hさん、AK、同級生A、T&でのTK
全てのオリメンとかなり仲良しなTE
(にだいめも、さんだいめ弟たちとも、げきだんとも
皆と仲良しなのですが・・・)
MKさんにも、可愛がられてるのはわかってるんですが
MKさんには憧れが強すぎて
「仲良し」って感じになれないTEを妄想しています
今回の書き手様のお話はパロだけど
リアの関係性に近いものを感じて
一人でハアハアしています(←気持ち悪ぃ)
こ れ は 、 「好きにしていい」次回があるのでしょうか
何が起こるのかわからない
ぱる○○て以上の強力呪文
もしあれば、催促するようで申し訳ありませんが(←明らか、催促してる。すみ
ません)
またお話を読めたなら、超嬉しいです。
これから暑くなりますし
お身体ご自愛ください
失礼します。
みなつき
591
:
名無しさん
:2013/07/27(土) 20:33:09 ID:???
スレ主様、お邪魔致します。
突然すみません。
素晴らしい皆様の作品の後に投下するのは恥ずかしいのですが・・・。
書きためた物があり、ちょっと力試しさせて頂きたいと思います。
CPははっきりと定めていないですが、NT受です。
相手はお好みで・・・。
592
:
名無しさん
:2013/07/27(土) 20:35:57 ID:???
「もう俺のこと好きじゃない?」
そう聞いたとき、あいつはあっさりと「あぁ、そうかもしれない・・・」そういった。
あの時、「俺もだよ。よかった。じゃあ、別れよう」
そう強がって言ってしまったけど、本当は離さないで欲しかった。
あいつに嫉妬させて、愛を確かめたかったんだ・・・。
あれから数年。
あいつは直人と付き合っている。
気がついたら・・・そんな感じだった。
しかし、直人と直己が掛け持ちで別のグループにも所属することになってから
あいつと直人はうまくいってないようだった。
極めつけは、某TV番組での「直己とは恋人みたいに一緒にいる」発言だった。
放映翌日から、あいつの機嫌は目に見えて悪くなっていた。
俺にもチャンスがめぐってくるかも!そんなことを考えてしまうほどに。
「なんか怒ってます?」
そう直人が聞いても「別に」としか言わない。
言われた直人が泣きそうな顔でいても、お構いなし。
翌日になっても口をきいてくれない状態に、直人のほうが参ってしまった。
「・・・もう俺のこと好きじゃないですか・・・」
使われていない一室から聞こえてきた言葉
ゆっくりと中を覗くと、ボロボロと涙を流す直人と相変わらず何も言わないあいつがいた。
「もう、耐えられないです・・・。俺、・・・さんしか好きじゃない。あの番組のことが原因なら・・・」
急に直人の声がさえぎられたと思ったら、あいつがしっかりと直人を抱きしめていた。
「ごめん。直己に嫉妬してた。俺も直人しか好きじゃない。直人がいなきゃダメなんだ」
「ごめんなさい。もう冗談でもあぁいうこと言わない・・・」
「直人。ごめんな。お前のこと信じてるから。これからはあぁいうの大丈夫だから」
そう言って、あいつは泣きじゃくって謝る直人の頭を愛おしそうに撫でた。
「・・・さん。愛してます。」直人の言葉に答えようとするあいつの声を聞きたくなくて
俺はその場からそっと立ち去った。
俺があの時素直に謝っていたら、お前は俺を離さなかったのかな。
あいつに抱きしめられている直人がうらやましかった。
そして、あいつは直人以外見ていないことがわかった。
その日、やっと俺は自分の気持ちに区切りをつけた。
ありがとう。愛してたよ。
593
:
名無しさん
:2013/07/27(土) 22:39:58 ID:???
書き手さま、ありがとうございます!
NT受大好きなのでうれしかったです♪
相手も、その元恋人も自由に設定してのお話って斬新!
NTのひたむきでまっすぐな心が相手の心にしみわたるようですごく素敵です///
元恋人も、これで新しい幸せに向かって歩き出せますね^^
594
:
名無しさん
:2013/07/29(月) 06:52:55 ID:???
>>593
さま、ありがとうございます!
コメントを頂けるとは思っていなかったので嬉しいです。
595
:
名無しさん
:2013/10/02(水) 13:14:20 ID:???
スレ主様、初めまして。
書き手としてド素人の私ですが、大好きな書き手様の刺激を受け、一度お話を書いてみたくお邪魔させていただきました。
読みづらい文ではあると思いますが、数レスだけお借りいたします。
お話の中心はTEさんです。
cpは読んでいただければわかると思います(^^
微妙にエロ表現ありなので…
R18とさせていだたきます。
素晴らしい作品ばかりの中、お恥ずかしいのですが…よかったら覗いてやってくださいませ(ペコリ)
×TE
『愛してる…ずっとそばにいて』
俺も愛してるよ
だから絶対に離さないで
「哲也」
雪が降りそうな寒い冬の朝
目を開けるとそこには愛しい人の姿
「……おはようございます」
おはよう、と俺の髪を撫で
珈琲の香りがするキッチンへと消えた
596
:
名無しさん
:2013/10/02(水) 13:29:55 ID:???
「起こしてくれたら俺がしますよ…?」
「んー?たまにはいいじゃん?」
笑うと目尻が下がる彼
俺の…大好きな笑顔
「マキさんっ…」
珈琲をいれるマキさんの背中に頬を寄せると
ゆっくりと振り返り、ぎゅっと抱きしめてくれた
「…襲っちゃうよ(笑)」
「……………うん。」
「いいの?昨日も無理させちゃったのに…今度こそ、ホントに壊れるかも」
「マキさんになら…いい。」
そう言った瞬間、マキさんの唇が触れた
「……んっ……ふ…っ、」
「止めないからね」
息の整わないうちに壁に押し付けられたと思えば
ゆるく勃ち始めていたモノを握り耳元で囁くマキさん
「……可愛いね、哲也は」
早く抱いて
早く…めちゃくちゃにしてよ
「……愛してる………哲也…っ」
「は…っ………あっ、あ…っ……!!」
俺が愛してるのは
マキさん、あなたなんだから
「………マ……キ…さんっ………」
早く
俺の全てをあなたのものにして
597
:
名無しさん
:2013/10/02(水) 13:34:25 ID:???
「……ってぇ……」
誰もいなくなった控え室で
体中の痛みに耐えながら、出番に備えストレッチをしていると
誰かの視線を感じた
「……なんか用かよ。」
「…………」
腕を組み、不機嫌そうに俺を見てる啓司
「怒ってんの?…何があったか知らねーけど、俺は暇じゃないんで…」
誰か他の奴に話せよって言おうとした時にはもう
腕を捕まれていた
「は…なせよっ…!」
「いいから来い」
「啓司っ…!!」
「……や……めろっ……」
個室のシャワールームに連れ込まれ
無理矢理、耳や首に口づけられた
これから何が起こるのかわかっている
明らかにマキさんを裏切る行為
抵抗しなきゃ
なのに…
どうしてだろう
体が動かないんだ
俺の体が…心がコイツを拒否しない
「………なんでだよ………」
啓司…
「なんで……俺じゃねーんだっ…!」
頼むから
これ以上俺の中に入ってこないで
598
:
名無しさん
:2013/10/02(水) 13:39:40 ID:???
…以上になります!
駄文にお付き合いくださり、ありがとうございました(^^)
599
:
taro
:2013/10/04(金) 12:53:43 ID:???
ま、まさか!!
あなた様は、私のスレに来て下さってる…!!
あのお方ですね!!
ぎゃはー!!
お話ありがとうございます!
エロいMKTEかと思いきや、MKTE←KJ!
強引なKJを拒否できないTE……
イイ!最高です!!好き///
…というか、こんな終わり方されたら、
続ききになっちゃうじゃないですか!!
書き手様のジラシぷれiですか!(違
また、機会ありましたら…
続きを是非////
600
:
名無しさん
:2013/10/05(土) 15:44:45 ID:???
taroさま!!
そうです、taro様のスレに張り付いているアイツです(笑)
読んでくださった上に、コメントまで…!
ありがとうございます!!
めちゃめちゃ嬉しいです(涙
自分の頭の中では完結しているのですが、いざ文章にしようとすると…難しいものです。
需要はないと思いますが、もし完成出来そうであればまたここをお借りしようかな…と厚かましく考えています;
その際は、taro様がよろしければ読んでやってください!
ありがとうございました!
601
:
名無しさん
:2013/10/31(木) 01:04:38 ID:???
スレ主様、こんばんは。
以前お邪魔いたしました600です。
前レス話の続きを投下させていただきたく、やって参りました!
まだ作成途中という事もあり、勝手ながら前編後編に分けて投下いたします。
後編は、他の書き手様の邪魔にならないよう様子を見てからにします!
書き手がドS属性の鬼畜なため、全体的に暗い話です…
苦手な方はスルーでお願いします(^^;)
それでは、前編いかせていただきます!
602
:
名無しさん
:2013/10/31(木) 01:12:02 ID:???
自分勝手に欲を吐き出すくせに
「………ごめん。」
事が終わるといつもごめんと謝る啓司
「気が済んだ……?」
そう言って俺は乱れた服を整え
冷静を装う
「………っ、」
ついさっきまで俺を無理矢理抱いてたじゃん
なのに
どうしてそんな顔してんだよ
「俺、行くわ」
「……哲也…っ…」
咄嗟に俺の腕を引く啓司の手を振り払い
逃げるようにシャワー室から出た
「………っ…くそっ…」
掴まれた腕が熱い
「………ぅっ……っ………」
溢れ出る涙を誰にも見られないよう
ウェアのフードを深く被り
足早にその場から立ち去った
早く忘れろ
アイツのぬくもりなんか
きっと、ほんの気の迷いだから…
603
:
<削除>
:<削除>
<削除>
604
:
<削除>
:<削除>
<削除>
605
:
名無しさん
:2013/10/31(木) 01:39:39 ID:???
ーーーーーーーーー
KJ side
またやっちまった
あんな事したって
哲也が手に入るわけじゃないのに
「……ほんとクソ野郎だな俺は……」
誰もいないはずの廊下で頭を抱え込んでいたその時
「どうしたんです?」
「……………」
ふと顔を上げると
心配そうに俺を見つめる直人
「……別に。」
目をそらす俺に
小さく笑う直人
「……あはっ、冷たいなぁ……」
「どうせ見てたんだろ?」
コイツの何もかも見透かすような眼
まじでイラつく
「お前も悪趣味なやつだな」
「……………」
いつからこんな風になったんだろう
直人も哲也も
大事な仲間だったはずなのに…
俺の言葉、態度にも
表情一つ変えない直人
「後悔してるんですか?
けど…今さら遅いですよ。」
何も言い返せない
「啓司さん、あなたも共犯なんだから」
そう……俺も共犯だ
ごめんな哲也
傷付けるだけだとわかってても
お前を手に入れる事しか考えらんねーよ
606
:
名無しさん
:2013/10/31(木) 02:05:22 ID:???
ーー数日後ーー
NT side
「はざーっす。」
「あ、直人おはよー」
「…あれ?てっちゃんは?」
「そーいや、まだ来てないね。
あいつが最後とか珍しいなぁ」
なにやら難しそうな本を片手に
ノート開いていたケンチさん
いつも勉強熱心だよなぁ…
そう感心しつつも、俺はてっちゃんがどうして遅いのか
そればかり気になっていた
「てっちゃん、今着いたみたい」
戻ってきた将吉はそう告げると
右手に持っていた見慣れないボトルをテーブルに置いた
「ねぇ、将吉。それって……」
「あ、うん。てっちゃんが♪いつもとは違うボトルだよね」
いただきまーす、とボトルから紙コップに注いだ珈琲を啜る
「………てっちゃん、今どこ?」
「…ん?なんか、収録が始まる前にマッサージ受けてくるってー」
「え、なに?哲也どっか悪いの?」
ペンを置き、紙コップを持ったケンチさんが
椅子のままゴロゴロとキャスターの音を立てながら、将吉に近寄る
「どうなんすかねー?ちょっと腰さすってた気も…」
「まじかよ!もしかして……ヤりすぎとか?(笑)」
「……??ヤりすぎって…てっちゃん、恋人いたんすか?」
「え……将吉知らなかったんだっけ?」
「その、相手って…」
「マキさ」
ケンチさんがそう口にしようとした瞬間
ガンっ!!と大きな音が部屋中に響き渡った
「…くだらねー話してんじゃねぇよ」
椅子を蹴り倒し
啓司さんはそのまま部屋を後にした
「……ごめん…啓司……」
「ケンチさん…てっちゃんって、マキさんと付き合ってたんだ…?」
「…うん。」
「啓司さん……辛いね」
「…………」
人様の色恋に鈍感な将吉ですら気付いてる
啓司さんの気持ち
「そっかぁ……だからてっちゃん、マキさんと一緒に来たんだ…」
純粋で仲間思いの将吉
真っ直ぐにてっちゃんを想い続ける啓司さん
俺とは正反対だね
『今…なんて言った?』
『てっちゃんを犯してよ、啓司さん』
『…意味わかんね。なんで俺が哲也を犯さなきゃいけないんだよ…。』
『てっちゃんが好きなんでしょう?だったら…マキさんから奪えば?』
『ふざけんな。お前に関係ねえだろ。第一…そんなやり方でアイツを手に入れたって嬉しくない』
『じゃあ、あの2人が別れるのを待つの?』
『…………』
『2人が一緒にいる姿を何年もそばで見続ける?それを啓司さんは我慢出来るの?』
『………るせぇ…っ…』
『手に入れればいいんですよ。欲しいものはどんな手を使ってでも…ね』
そう言ってあの日
啓司さんの背中を押した
一番欲しいものを手に入れるために
啓司さんが出て行った後
静まり返った部屋は居心地が悪い
倒れた椅子を起こす直己を横目に
俺は無言で部屋を出た
無意識に向かった先はマッサージ室
どうしてここに向かったのか
自分でもわからない
「………だめ………」
「……大丈夫だって……」
「…人が……来ちゃう……」
あのまま
部屋でおとなしくしていれば
「…待って………ぁっ…」
「好きだよ……哲也」
こんな光景見なくて済んだのに
「……マキ…さ……」
返して
てっちゃん…
マキさんを返してよ
つづく
607
:
名無しさん
:2013/10/31(木) 23:45:01 ID:f753Sz5s
書きて様ありがとうございます!
大人切ないお話だけでもきゅんきゅんなのに、せくすぃな部分まで…( ゚д゚)
嬉しすぎて呆然です!後編も全力でお待ち申し上げてます!!^ ^
608
:
taro
:2013/11/01(金) 13:09:00 ID:???
書き手様、(もしや、あの御方…?!)
お話ありがとうございます!
なんなんですか!この4角関係的な!
NT、黒いwと思ったら、NTは、MKさんを……。
そしてMKは、TEちゃんを…!!
で、そのTEちゃんをKJさんが!!
くはぁ…、すばらしい!
続きも楽しみにしておりますので、
頑張って下さいね!!
609
:
名無しさん
:2013/11/01(金) 14:03:57 ID:???
607様
コメントありがとうございます!!
長ったらしい上に、投下ミスまで起こしレスの無駄遣いをしてしまったのに…
こんな素敵なコメントをいただけるなんて…!
本当に嬉しいです(涙
607様のためにも、納得のいくようなラストをむかえるべく全力で完成させたいと思います!!
そして、せくすぃなシーンのクオリティを上げなくてはっ…orz
応援までしてくださって、ありがとうございます!
頑張ります!!
taro様
そうですー!!
またアイツが性懲りもなくやって参りました!
ご報告しようかと思ったのですが、taro様のスレをそのようなくだらない事に使用したら、taro様や他の読み手様にご迷惑かと思い自粛いたしました(涙
でも、taro様なら、きっといつか見つけてくださると信じておりましたっ(´;ω;`)
黒NT、参戦です。
この先4人はどうなるのか…
少しでもtaro様を萌えさせるべく頑張ります!!
コメントすごく嬉しかったです!ありがとうございました!!
610
:
名無しさん
:2014/01/21(火) 06:34:18 ID:???
お久しぶりです。
何度かお邪魔させていただいております、609です。
お話の後編を持って参りました!
本来なら、これでラストにするつもりだったのですが……
実は、予定よりだらだらと長くなってしまい、今回だけでは終わらせる事が難しいという事態に。
これ以上、居座り続けるのは申し訳ないので…
未熟ながら、スレ立てを決意いたしました。
こんなド素人な私に背中を押してくださったお優しい方々のお陰で、勇気が出ました!
スレ主様、素晴らしい場所を提供してくださってありがとうございます。
今後は自スレにて続きを書いていこうと思います。
応援してくださった読み手様。
もし、続きも読んでやるよ!と気が向かれた際にはそちらにお越しになってください^^
ご期待に添えるような内容ではないかもしれませんが…
自分なりに精一杯やっていくつもりです!
それでは、前回の続き投下させていただきます。
今まで本当にありがとうございました!!
.
611
:
名無しさん
:2014/01/21(火) 06:42:05 ID:???
マキさんと付き合い始めたのは
E×××Eに加入してしばらく経った時だった
メジャーデビューから、一気に夢の舞台へと駆け上がっていく
息つく暇も
弱音を吐く暇すらなかった俺達は
ただがむしゃらに、与えられた仕事をこなす毎日だった
周囲から押し寄せてくる嫉妬やプレッシャー
そしてメンバー同士の衝突
当時、一番衝突を繰り返していた啓司と俺はよく言い争いをしていた
今立っている夢の舞台は
自分たちが描いていた理想とは違っていて
それを受け入れなければならない世界なんだと主張する俺を否定する啓司
真っ直ぐなアイツには
耐え難い現実だったのだろうか…
どうしても上手く言い返す事が出来ない
心はボロボロで、自分を見失いかけていたところを救ってくれたのが
マキさんだった
『……どうした?』
『…っ、……マキさ……なんでも…ないです…』
『なんでもない事はないだろ』
『…………』
『哲也…俺には話してよ』
マキさんの優しさに甘え
これまで抱えてきた想いのすべてを吐き出した
『そっか。悔しかったね…』
『俺っ……も…どうしたらいいか……っ』
俺の肩を引き寄せ
優しく抱き締めるマキさん
『1人で抱えこまなくていいんだよ…』
彼に対する憧れが
恋に変わった瞬間だった
でも…
それがまさか仲間を裏切る事になるなんて
この時の俺は全く気付いていなかった
.
612
:
名無しさん
:2014/01/21(火) 07:01:29 ID:???
『 ごめん……もう会えない 』
ーNTsideー
突然
マキさんが、もう会わないと言った
『ど…して……?』
『……付き合いたい人がいる』
『…………』
『だから、こんな関係は終わらせなきゃだめなんだ…』
『こんな……関係……』
『直人にはいないの…?』
『……え……?』
『好きな人とか…さ』
そう
俺とマキさんは…
ただ体を繋ぐだけの関係
それ以上でもそれ以下でもない
『…いないです』
『そっか……』
好きです
『今まで…ありがとな……?』
『…は……い……』
右手を差し出す彼の手を握り返し
俺は精一杯の笑顔で別れを告げた
『さよならマキさん』
『…さよなら、直人』
あなたが大好きです
それが言えてたら
何か違っていたのかな
俺はこの日を境に、一切の感情を捨てた
.
613
:
名無しさん
:2014/01/21(火) 07:21:10 ID:???
マキさんと直人
2人の関係を知ったのは
付き合ってから半年が過ぎたある日
思わぬ形で知る事となる
ピンポーン
『…いらっしゃい!』
『うわっ…部屋、めっちゃ綺麗!』
『お店のディスプレイ並じゃん』
『いやいや…それ、言いすぎっす!』
『ちゃんとしてんな〜』
環境にも慣れ始め
少しずつ元の俺達に戻り始めてきた頃
あるMV撮影を終え
久しぶりに家で飲もうかという流れになり
直人の部屋を訪れた
『一仕事終えた後のビールは美味い!』
『だよな〜、これでつまみが良ければもっと美味いのに』
『……す、すいません』
『誰だよ直己につまみのチョイス任せたのは(笑)』
『あ、じゃあ俺何か買ってきましょうか?』
『直人は部屋を提供してくれたんだから、いーの!』
『でも…』
『ねぇ啓司、何か作って♪』
『……は?』
『適当に作ってよ』
『おまえさ…簡単に言うなって』
『啓司の作るメシ美味いもん』
そう言った途端、俺に背を向ける啓司
『…………直人、冷蔵庫のもん勝手に使っていい?』
『あ…どうぞ!自由に使ってください!』
『やった〜♪じゃ、よろしく…』
『 哲也 』
『 ん? 』
『手伝って』
『……えっ…』
『お前が言い出したんだからな。せめて手伝いくらいしろよ』
急に振り向いたかと思ったら
そう言い残しキッチンへと消える啓司
俺は啓司の後をしぶしぶ追った
『……あれ?てっちゃんは?』
『啓司さんとキッチン行ったよ』
『ふーん…』
『…怪しー(笑)』
『…ですね(笑)』
『ねっさん、何コソコソ話してんすかぁ?』
『将吉には内緒!』
『えぇ〜!なんすかそれ〜』
こんなやり取りがあってたのも知らず
俺と啓司はキッチンに2人きりになった
.
614
:
名無しさん
:2014/01/21(火) 07:23:36 ID:???
元に戻りつつあるとは言え
啓司とはまだ少し距離を感じてて…
『……気まず』
なんて事を考えながら遠巻きに啓司の背中を眺めていると
急に名前を呼ばれた
『な、なに?』
『これ、刻んで』
『えっ……刻むって』
『タマネギくらい切った事あんだろ?』
『けど……包丁持つの久しぶりだし…』
恐る恐る包丁を握ったその時
緊張からか手を滑らせ、足元に落としてしまった
『うっわ!!』
『 ! 』
手から滑り落ちる時に刃が当たり
指先から一筋、赤い血が流れた
『……いっ…つ』
『哲也!』
慣れない痛みで思わずうずくまると
啓司が咄嗟に俺の手首を掴んだ
『ちょ…っ、なにすんだよ!』
『切ったトコ見せて』
『……あ……うん……』
手際良く止血し、応急処置と言いながら
近くにあったクロスで指先を縛ってくれた
『…ありがと』
『…………』
『……啓司?』
しばらく俺の手を握ったまま離そうとしない啓司に声をかけると
ハッと我に返るように慌てて手を離す
それから何事もなかったかのように
啓司と俺は黙々と作業を進めた
多少気まずかった雰囲気も
再び酒が入れば気にならなくなって
美味い酒と美味い料理で
皆いい感じに酔っていた
『なんか…こーゆうの久しぶりだよな』
『そうだね、デビューしてからは7人だけで集まる事なかったもんね』
ゲーム機で盛り上がっているメンバーをぼーっと眺めるこの部屋の主に話しかけると
いつもの笑顔が返ってきた
『俺、あいつらと仲間で良かった』
『……てっちゃん熱いね(笑)』
『なっ……///』
『そーゆうてっちゃん好きだけど!』
アハハと笑う直人を小突いて
赤くなっているであろう顔を冷ましにキッチンへと逃げる
『顔赤いよ(笑)』
『ちげーよ!酔ってんのっ』
じゃあ水でも飲む?とクスクス笑いながらミネラルウォーターを取り出す直人
『さ、さんきゅ……』
『コップ使う?』
『んー、このままでいいよ』
キャップを開け水を流し込んでいると
綺麗に並べられている食器が視界に入った
『男の一人暮らしにしちゃ、結構な数じゃん?』
『ん?あー…前はよく使ってたんだけど…』
『へぇー、直人…料理するんだ?』
『下手くそだけどね』
苦笑いを浮かべ
食洗機から出した食器を片付ける直人
『手伝うよ』
直人から食器を受け取り
指示された場所の扉を開いた時
一つのカップに視線を奪われた
『………直人…』
『…どうしたの?』
見覚えのあるデザイン
ずっと心のどこかで引っかかっていた
モノトーンで統一されたマキさんの部屋に似つかわしくない
チープなマグカップ
誰の目にも触れさせないよう
それはひっそりと部屋の片隅で眠っていた
どうしてそれを直人が持ってるの……?
.
615
:
名無しさん
:2014/01/21(火) 07:31:14 ID:???
…以上になります!
3人の回想シーンでした。
分かりにくいですね、すみません…。
ありがとうございました!!
それでは失礼いたしますm(_ _)m
616
:
たろ
:2014/01/21(火) 12:05:45 ID:???
おぉーう…、ここで止めるなんて…!!
書き手様のイジワr(殴
…ハッッ!失礼しました;
更新ありがとうございます&お疲れ様です
待ってましたよぉ〜!
MK兄、優しいですからね…
ボロボロなTEちゃんを、放っておけなかったの…
でも、それでNTに別れを…
体だけの関係といえど……
切ないよなぁ…(ズビっ)
MKとNT、オソロのマグを見つけてしまったTE…どうするの〜!!
あぅ〜!!続きが!!
気になり過ぎです!!!
書き手様、スレ立てをするとの事で、
続きは、そちらで。ですね?!
では、書き手様のお家で 続きが読めるのを
楽しみにしてますので!
スレ立てした際には、たろ に御一報をよろしくです!
いままで(こちらのスレでの)更新
ありがとうございました。
617
:
名無しさん
:2014/01/22(水) 17:10:29 ID:???
たろ様、読んでくださってありがとうございます!
またまた妙な終わり方をしてしまいましたが…
でも、ちゃんと、完結させますので気長にお待ちください〜〜
TEちゃんは憧れていたMK兄に抱き締められ、一気に恋に落ちてしまいました。
NTは大人の関係と割り切っていた…というか、割り切らなきゃと自分に言い聞かせていたんですね。
これから4人がどうするのか。
見守っていただけると嬉しいです^^
それでは、スレ立ての際はすぐに連絡させていただきます!
コメントありがとうございました!!
618
:
いずみ
:2015/12/05(土) 23:08:42 ID:???
スレお借りします。
初めてなので拙い点もあると思いますがよろしくお願いします。
619
:
いずみ
:2015/12/05(土) 23:10:25 ID:???
KJTE
携帯のアラームがけたたましく鳴り響く。
ヘッドボードに置いてあった、端末の画面に触れて鳴り続けるアラームを止める。
寝返りをうち、反対側に向くと、隣で寝ていたはずの恋人がいない事に気づく。
寝ぼけ眼を擦りながら部屋を見渡すが、そのすがたはないらしい。
「コーヒーでも入れに行ったかな」
まだ覚醒しきっていない、寝癖のついた頭を掻きながら、哲也が居るであろうキッチンに向かう。
.
620
:
いずみ
:2015/12/05(土) 23:13:28 ID:???
キッチンでは予想通り、幸せそうにコーヒーを入れる哲也の姿。
コーヒーメーカーの横には、お揃いのマグカップが二つ。
赤と青のシンプルなマグカップは、同棲を始めた時に哲也から貰ったもの。
『毎日俺にコーヒー入れさせてくんね』なんて言って。
ダイニングテーブルに座りコーヒーを入れる哲也をじっと眺める。
「うっわ!啓司…起きてたんなら声くらいかけろよ」
数十分たってやっと俺の存在に気づいたらしい哲也が、目を丸くして驚く。
「いや〜、あんまりにも幸せそうにコーヒー入れてるもんだからさ」
「なんだよそれ…」
「かわいいな〜って思って」
「ばっ…バカ」
顔が少しだけ赤くなった。
コーヒーを入れ終えたらしいマグカップをダイニングテーブルにおく。
向かいに座る俺とは目を合わせてくれない。
付き合い初めて同棲して結構経つはずなのこういう所は全然変わらない。
そういうところを可愛いと思う。
.
621
:
いずみ
:2015/12/05(土) 23:15:42 ID:???
「ふふっ…」
哲也が入れてくれたコーヒーを啜りながら思わず顔が緩む。
「どうしたんだよ」
「いや、こーいうのを幸せっていうんだなって」
毎日大好きな恋人が美味しいコーヒーを入れてくれる…そんな生活。
マグカップをゆっくり置いて、哲也がふわりと笑う。
「…そうだな」
さっきは合わなかった目があって、
思わずキスをした。
朝一番のキスはコーヒーの苦味。
なんでもない休日だけど、今日はいい日になりそうだ。
END
622
:
いずみ
:2015/12/05(土) 23:18:26 ID:???
投稿失礼いたしました。お時間ある時にでも読んでいただけると嬉しいです。
623
:
名無しさん
:2015/12/06(日) 06:09:24 ID:???
いずみさま、ここ数日ののぞきみ等でのKJとTEのお写真に興奮してたTEヲタです
綺麗なおはなしありがとうございます
ぜひ、またお願いしたいです!
624
:
いずみ
:2015/12/06(日) 23:32:22 ID:???
623様
コメントありがとうございます!
KJTEの良さが少しでも伝わっていると嬉しいです。
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板