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HSK Part1

1:2011/03/22(火) 13:56:04 ID:???
 サタンからお引越ししてきました。
 続きなので、本当は『2』が適当なのですが、敢えて『1』にしました。
 向こうでは第二章まで終わってて、第三章からの開始なのですが、『嵐〜』の小話からです。

 よろしくお願いします。

675:2014/12/11(木) 12:44:02 ID:Pnl8zAkE

〈第十章 完〉です。


キリがいいので、ここで。

676名無しさん:2014/12/12(金) 23:17:33 ID:???
ぅおー大量更新お疲れ様です!
たくさん読めて嬉しいです〜
それぞれのバックグラウンドや関係性が見えてきて引き込まれます
KCはお仕事に入ると1ヶ月以上もKJに逢わなくなっちゃうんですね
前に寝食忘れると書かれてたので、仕事中のKCが心配ですw
今後の展開も楽しみにしてます!

677:2014/12/14(日) 20:24:28 ID:???
>>676s コメント、ありがとうございます。

KJKCが同棲始めて、最初のKCの大仕事です。
二人がどうモヤモヤするか、まだ、分かりません。

678:2014/12/15(月) 12:10:57 ID:E8kcbnJc

本日の更新です。


少ない上に、中途半端です。

679:2014/12/15(月) 12:12:08 ID:???


〈第十一章〉



.

680:2014/12/15(月) 12:32:27 ID:???











SIDE:KJ

将吉に開店までの店番を頼み、俺は、〈工房 JSB〉に向かっていた。

けんちがアトリエに籠って、今日で1ヶ月強。
行かないとは言ったけど、本当は10日〜2週間に一度は訪れていた。


〜〜けんちから話をされた次の日、出勤した将吉に前夜の話をするとすぐ、何か、メモを書いて渡された。

「これは、…何?」

いくつかの食材が記されているが…

「え?だって、けんちさんとこ行くでしょ?
その順番で使って、作ってってください?
そしたら、食べられるから。」

「連絡しないし、受けないって言われたから、俺も行かないから、って言ってあるよ?」

そしたら将吉は、くすくす笑いながら、

「けんちさんはそうですね。
寝食忘れるって言ったでしょ?本当には、食が疎かになるんですけど。
放っといたって、死にはしませんけど、けいじさんは気になっちゃうでしょ?」

と、俺の仕事着の中に仕舞った指環のある胸元を、指で突いた。

このメモは、俺の性格を知っていて、自然と動きやすくしてくれる方法。

本当に将吉は、“かすがい”だ。

「物足りないくらいの量でいいんですよ〜」

と、付け足された。〜〜

.

681:2014/12/15(月) 12:49:52 ID:???

訪問の度に、簡単に食べられる物で、胃に負担の掛からない物を、冷蔵庫にも入れる。

行っても、けんちは寝てたが、前回のを食べてあったから、それは安心してる。

今日も勝手に鍵を開けて入ると、アトリエで毛布にくるまって寝ていた。

その寝顔を覗き込むと、伸びっ放しの無精髭と、疲れの見える目の下の隈。
それでも色気を覚えるのは、惚れた弱味か。

今日もいつも通りに、冷蔵庫に入れて、散らかってるゴミを片付けた。


こんな俺を、寝てるふりして、けんちはいつも見ていたらしい。


今回は4日分の、少ない食料を冷蔵庫に入れ、起こさないように、しばしけんちの寝顔を眺めてから、工房を出た。


☆ ☆ ☆

.

682:2014/12/15(月) 13:27:28 ID:???

SIDE:TK

逢いたくて、焦がれて、逢えることが嬉しくて、目覚めも良けりゃ、出勤の足取りも軽くなる。

タイムカードを押す後ろ姿だけでも、判別できる。

「おはようございます、哲也くん。」

と、後ろから肩に手を置きながら、本当の笑顔で挨拶すると、ハッとしたように、振り向き様に手を払われた。

「…あ…」

哲也くんは俺だと認めると、かなり戸惑いの表情になって、謝った。

「あ、ご、ごめんなさい。
あの、え…っと、おはようございます、敬浩君。」

振り向いたとき、ほんの僅かだが眼に怯えの色が見えた。

「や、こちらこそ、ごめ……」

俺も、謝ろうとしたら、

「おはようございます、てっちゃん。」

それを遮るように、哲也くんに後ろから抱きつくように挨拶してきたのは、直人くん。
けど、哲也くんは、俺の時みたいに拒絶はなかった。
怯えもなかったし、むしろ、平然としていた。

なんで俺には…!!、とじわりと、朝の爽やかさとは真逆の重い感情が腹に溜まる。

そりゃ、出逢ってまだ1ヶ月くらいだけど……っ!!!

「「敬浩君、おはようございます。」」

直人くんとなおき君の声が重なって聞こえた。

「…おはようございます。」

俺は、二人まとめてに、挨拶して、タイムカードを押して、ここから離れた。

羨ましいのと、妬ましいのとで、無意識に、手を握りしめていた。

.

683:2014/12/15(月) 13:35:05 ID:???

SIDE:TE

直人が来てくれて助かった。

敬浩君にされた事で、微かに体が震えた。
別に彼は怖くない…筈なのに。
何かされたわけじゃないのに。

知り合ってからだって、まだ日は浅いし。

だけど、反射的に体が動いてしまった。

直人は、ポンポン、と俺の手を優しく撫でて、離れた。

「貴方を疵つける人じゃないよ。」

そう言って、タイムカードを押して行った。

胸の内で深呼吸をして、俺も、指定された執務室へ向かった。


☆ ☆ ☆


.

684:2014/12/18(木) 09:57:16 ID:cq/IwjSY

SIDE:KC

けいじが帰ると、起き上がって、髪を掻いた。


けいじが来てくれてることを、最初に気付いたのは、アトリエに籠って三日目。

仮眠中に物音が聞こえた気がしたが、夢うつつだったから、そのときは気にしなかった。

仮眠から起きると、何か置いてあった。
保温ポットと、他の軽食の在処のメモ。

もちろん、誰かなんて、すぐ判る。
ここの鍵を持ってるのは、俺以外、一人だけ。


こんな気遣いが、作業に入ってから、2週間に一度、けいじが来てくれていた。
俺の邪魔をしないようにか、寝てる間に。

差し入れの順番が、俺の法則だったから、確実に、これは将吉の入れ知恵だな。

人を寄せ付けないイメージを受けるのに、懐に入れた相手には、本当にとことん甘い男だ。



「さーて、もう少しだ。」

予定通りに将吉の仕事を渡せる。


☆ ☆ ☆

SIDE:KJ

「おかえりなさい、けいじさん。」

店に帰ると、無邪気な笑顔で将吉に迎えられた。
もう日課だか、何故だか、今日は気恥ずかしい。

「ただいま。ありがとうね、いつも。」

「いーえ。
もうすぐ、俺があっちに行きますもん。
俺は、2日間、工房に籠りますから、“邪魔しない”で下さいね?」

無邪気な笑顔なのに、含むような声音で言われた意味が分からない訳ではない。

全く、この子は…


俺は、照れ隠しのように、将吉の髪をくしゃくしゃと撫でた。


☆ ☆ ☆

.

685:2014/12/18(木) 10:58:00 ID:???
SIDE:TK

マネージャーに今日のスケジュールの確認と、連絡事項を受け、打ち合わせの為、執務室に行った。
何のためかは聞いてなくて、その室内にいたのは、哲也くんだけだった。
だが、哲也くんは手元の雑誌に集中していて、俺が入ったことに気付いてなかった。

何を見てるのか、そっと近づいて、背後から覗き込むと、陶芸品のページ。

随分、渋い趣味だな、と思いつつ、見てると、哲也くんの指が写真下をなぞった。
他の、似たような部分を見てみると、数字だった。

…この数字、って値段か…?

「30か…」

と、呟き、椅子の背にもたれながら、仰いだ為、覗き込んでた俺と妙な態勢で見つめあって、直後、お互い、気付かぬまま、唇が掠めた。

「「え!?」」

唇同士が触れ合った感触はある。

しかも、この妙な態勢のまま、しばし見つめあって、動けなかった。


こんな俺たちを現実に戻したのは、シャッター音だった。

そちらを見ると、ネスさんがカメラを構えていた。

「何やってんだ?お前。」

少しドスの効いた声で、哲也くんがネスさんに言ったが、当人は気にした様子はなかった。
俺は、(仕方なく)哲也くんから離れた。

「いやぁ、美人が二人、画になってるなぁ、と思って。
個人的関心ですから、大丈…っ?!」

俺は、ネスさんの腕を掴んで、ここから連れ出した。

そして、隠れられるような非常階段まで、連れてくると真正面から、ネスさんを見据えた。

「それ…」

「いや、だから、個人的……」

「現像したら、くださいっ!!」

「え…?」

俺は頭を下げて、続けた。

「なんなら、買いますから!!
言い値は無理かも知れませんが!!」

「え?いやいやいや。
ネット(ブログ)に上げたりしないし、そんな心配…!?」

俺は、再びネスさんの腕を掴んだ。

「個人的に欲しいんです!!お願いします!!」

夢中で頭を下げて、お願いした。
唖然してるネスさんが分かったが、どうしても欲しい。

「わ…分かりました…」

ネスさんの返事に、有頂天になり、

「よろしくお願いしま―す。」

と、嬉々として、執務室に戻った。


☆ ☆ ☆


.

686:2014/12/21(日) 17:02:10 ID:???
SIDE:KJ

ランチタイム終了後、首を傾げた。

「けいじさん?」

「ん?…なあ、将吉。最近、なんかあった?」

「え?なんか…って?」

俺たちの昼食を摂りながら、将吉に訊いてみた。

「なんだか、売上が上がってるんだよね?
ランチの一見さんが、夜にも来てくれるようになったし。」

まあ、将吉の溢れるフェロモンも関係あるんだろうな。


SIDE:SK

本気で言ってるんだよな〜?
ってか、当人が分かるわけないよね〜

全部、あれからの、けいじさんの駄々漏れ、フェロモンのせいだと思うけど?
その上で、味は変わらず美味いし。

昼間は清廉性が強くて、夜は何とも言えない色香とか、婀娜さとかが、ねぇ。
表には、あんまり出てこないのに。

確実にけんちさんと、身体も繋がったからだろうし。
けんちさんはあんまりだけど、けいじさんの微笑い方も変わったし。

「将吉。」

返事をしかねていると、卓上カレンダーを見て、けいじさんに呼ばれた。

「え?はい?」

「明日、金曜日だけど、通常営業で、1時間早く閉店にするよ。
張り紙しといて。」

と、断言された。

「あ、はい。ありがとうございます。」

俺が明後日から、工房にお籠りするからだ。

「俺も、邪魔しないからね。」

と、笑顔で言われた。


☆ ☆ ☆


.

687:2014/12/22(月) 13:56:47 ID:???
SIDE:TK

執務室に戻ると、哲也くんだけでなく、なおき君もいた。
なおき君は、哲也くんに顔を寄せるように、あの雑誌を一緒に見ていた。(ただ同じページを見てるだけなのに、俺には、なおき君がくっついてるように見える。)
あの夜と同じ様で、ざわりと胸の奥がざわめく。

無意識に溢れる嫉妬の殺気にか、なおき君が勢いよく振り向いた。
こちらを向いて、瞠目したが、すぐに、ホッとした感じだった。

「今日…は、なおき君も一緒の仕事?」

なんだか、口の中が乾いていた。
必死に感情を取り繕ってるからだろうか。

「いえ。俺は見学です。アキラさんも来ますよ。」

なんだか、不思議そうになおき君は、こっちを見てたけど、俺は哲也くんに近寄った。
だが、なおき君を横切る時、

「あの時と…」

と言う、呟きが聞こえた。

「哲也くん、さっきは…」

謝ろうとしたら、一瞬、睨まれた気がした。
つい、次の言葉を飲み込んでしまい、続けられなかった。


.

688みなつき:2016/01/08(金) 09:49:16 ID:???
薊様 あちらへのコメントありがとうございます!!
薊様にご挨拶しようと思っていたのに
遅くなっているうちに、お先に頂いてしまいました
本当にありがとうございます!!!

薊様ご復帰
そして、相変わらずのふんわり優しい空気感

気になるT&T
天然たらしのKJ(私もまったくそう思ってます、KJ)

続きが気になる素敵なお話ですー

ご復帰時、ちょっとこちらには来にくい生活をしていて
不義理してしまいすみません

前板からの同志・・・
これからもどうぞよろしくおねがいします!!

689:2016/01/09(土) 21:56:00 ID:GI0XGUV.
みなつき様、コメントありがとうございます。


復帰らしい復帰でもないので、申し訳ないんですが…


KKで始めたのに、TTの方にいきそうで、更新は難しそうです。

690みなつき:2016/01/10(日) 11:58:00 ID:???

薊様 ご返信ありがとうございます!

私はむしろTT希望ですっ

ご無理なしで
気長にお待ちしております

691:2016/01/12(火) 08:31:45 ID:???

どうにか、動揺を現さずに、ポケットからハンカチを取り出した。

「…っ、ハンカチ、ありがとうございました。
遅くなって、すみません。」

ほぼ、初対面の時に貸してもらったハンカチをようやく返した。

「…ああ、忘れてた。」
改めて傍に寄ると、あの香りはしなかった。

692:2016/01/12(火) 08:48:17 ID:???

「てっちゃ…哲也さん。」

ねすさんも戻ってきて、哲也君を呼びながら、何か紙袋を差し出した。

「新作だそうです。」

「新作って…」

哲也君は苦笑しながら、袋の中身を見た。

693みなつき:2016/01/14(木) 09:33:08 ID:???

薊様 更新ありがとうございます

新作、気になります

TKにはまだよそよそしい
ツンなてっちゃん
その内デレてくれる日も来るのかな?

ごゆっくりで結構です
更新をお待ちしています

694:2016/01/15(金) 14:11:26 ID:PHb0V74.
>>693 みなつき様、コメントありがとうございます。


TEは猫ですからね〜(´∇`)


KKの動向も試行錯誤中です。

あまりに間が空きすぎて、自分のなのに読み返してる次第ですm(._.)m

695:2016/01/21(木) 09:04:52 ID:vwh9DJgI

“空いてる”ので、俺は哲也君の隣に腰を降ろすと、ふわっ…といい香りがした。

「あ、いい匂い…」

と、思わず言葉に出てしまって慌てた。
なのに、哲也君もねすさんも嬉しそうな笑顔になったのが驚きだった。

「あげるよ。」

哲也君が紙袋ごと、俺に寄越してきた。

「え?え?なん…いいんですか?」

狼狽える俺を横目に、

「うん。が構わないだろ?」

と、ねすさんに伺い立てた。

「哲也さんに渡してって言われただけですからね〜」

まるで、他人事みたいな返答。

「だって。どうぞ?」

俺は戸惑いながらも、嬉しかった。

「ありがとうございます。
えっ…と、これ、はなんですか?
ねすさんはなんで?」

「匂い袋だよ。一番優しい子が作ってくれたんだ。」

哲也君に、こんな優しい表情で話される相手に、思わず灼けつく胸の傷みに、微かに紙袋を握りしめた。
が、こんな俺の黒い感情を払拭したのは、なおき君だった。

「竜太君の恋人ですよ。」

「なっ…なおき!!」

ねすさんは褐色の肌を朱に染めたことで、どれだけ惚れ込んでるか、解った。
その相手を哲也君も好きなんじゃ…?と隣を盗み見ると、優しく楽し気に微笑っていた。


☆ ☆ ☆

696:2016/01/25(月) 21:20:47 ID:???
SIDE:KC

ハサミを道具箱に入れ、これを片付けた。
タペストリーを全面に広げて、“俺の”最終確認の客観的見解の為に、タブレットで写真を撮った。
タブレットを置いて、完全に道具箱を片付けて、タペストリーを眺めた。

息を吐けたのは数秒経ってからだった。

2/3は完了だ。

作業場から出ると、外から鍵を掛けて、風呂を沸かした。
沸くまでの時間に、けいじからの差し入れを食べた。


ゆっくり風呂に浸かって、ちゃんと布団で眠る予定だったのに……眠りは浅かった。


昼夜の感覚があやふやで、時計を見ると開店時刻を過ぎて、割りと忙しい時間。

でも、けいじのところに帰ろうと、体を起こした。

697:2016/01/26(火) 08:39:09 ID:Pf5GuP.Y





SIDE:KJ

明日は1時間早く閉店するのは良い。

けど、今日は普通の予定だったけど…!!

「…将吉、暖簾しまって、看板消してきて?」

閉店1時間半前にこんなこと言わなければならないのは、まあ、ありがたいことではある。

だけど、どうして毎日毎日、昼も夜も仕込みが足りなくなるんだ!?
減らしてはいないが、単純に増やすわけにもいかないので、今まで通りではあるが。

戸口が開く音は聞こえた。

「すみません。今日、もう…、あ、おかえりなさい。」

将吉の言葉でけんちが帰って来たのか、と思った。
えっ!? なんで帰って来んの!?

「ありがとうございました。また、お越しください。」

と、将吉が最後のお客さんを見送った声が聞こえた。

俺は完全に片付けが終わるまで、店舗を出ないから、けんちは先に居住区に帰った。

698名無しさん:2016/01/31(日) 23:35:34 ID:???
上がっていたのでお邪魔したらこんな素敵なKKが!
すごい凝った設定とストーリーで凄いですね!
ハマって夢中で一気に読み込んでしまいました〜
なによりKKが・・・!KKが!見えないところで支えあう二人がほんと素敵でときめいちゃいましたw
今後の展開が読めなくてわくわくします
薊さまのペースでこれからも続きのお話読ませてください、楽しみにしてます!

699:2016/02/01(月) 13:58:49 ID:???
>>698s コメント、ありがとうございます。

長い期間放置で、また再開なので、中々進まないのが、現実です。

始めた当時は14人だったので、それ以上の人物も分からないので、そのままです。

700:2016/02/06(土) 09:42:23 ID:z826Mleg

「こんばんは。」

本当の閉店時間間際に、遠慮がちに竜太が来た。

「りゅう…」

「お疲れ様。」

将吉を迎えに来たのは明らかだ。
俺は将吉に“出来立ての残り物”を渡し、二人を見送った。
店舗と玄関の鍵を掛けると、2階に上がった。

寝室を覗くと暗くて、布団が盛り上がってて、傍に寄ってみた。
だけど、何も変わらないので、熟睡なのだと分かる。
ただそれだけなのに、ここで寝てるだけなのに、すっげぇ嬉しい。

沸かしてくれてあった風呂に入って、寝る支度は整えた。
だけど寝室にはすぐ入らず、居間で昼夜の帳簿とメニュー表を見直した。
値段もメニューも替わりないし、売り上げも間違ってない。

「どうすっかなぁ〜……?」

最近の売り上げからして、明日の夜、閉店早くするより、休業にしても支障はないんだよな。
将吉の本業は、予定は明後日からだから…

カチカチとボールペンの芯を出し入れして、考えた。

「よしっ!!」

明日の夜は休業だ!!と帳簿を閉じた。



☆ ☆ ☆

701:2016/02/07(日) 14:30:28 ID:???
SIDE:SK

「明後日から2日間、お籠りだから。」

風呂から出ると、竜ちゃんに言った。
早めに分かってても、直前まで言えないのは、水商売の難点だろう。
特にけんちさんとの共同の場合、予定通りでも、直前まで言わない癖が付いてる。

「あ、うん。じゃあ、明日は終わりが早いの?」

「うん、1時間早い閉店。」

答えながら、竜ちゃんの背後から首に腕を回した。

「俺のお籠り=定休日、ね。
だから、邪魔しないようにね?」

と、言い、竜ちゃんの頬に口づけた。

「将吉!!お前ね…!!」

振り向いたから、今度は唇にキスした。

「哲也さんに渡してくれた?」

キスしたまま、唇が触れたまま、訊いた。

「うん。けど…」

抱き寄せられて、言葉を濁された。

「気に入らなそうだった?商品じゃないからね。」

俺は微笑って、お互い強く抱き合った。


☆ ☆ ☆

702みなつき:2016/02/13(土) 12:45:39 ID:???
薊様 更新ありがとうございます

みんなが優しくて
ふんわりした空気に包まれていて
いつも和んでいます

しょーきっちゃんの作った匂い袋
どんな香りなんだろう・・・

男性が持ってても違和感ないけど
尖ってなくて
控えめかつ華やかな?

職人気質なみんな、かっこいいです!
また、続きをお待ちしています
ごゆっくりで結構です^^

703:2016/02/14(日) 09:14:38 ID:???
>>みなつきさま、コメントありがとうございます。


ふわふわした雰囲気で行けたらと、錯誤してます。

穏やかな恋人って、憧れます。

704:2016/02/14(日) 09:31:02 ID:???








次の日、出勤すると、何かを書いてるけいじさんを抱きしめてるけんちさんもいた。
俺が来たことで、少々、つまらなそうにけんちさんは離れて、俺に笑顔を向けた。

「おはようございます。」

「おはよう。将吉、今日夜営業休みね。」

と、けいじさんは書いていた紙を見せた。

「え、はい。あ、じゃあ、今日から入ってもいいですか?」

けいじさんの隣に座ったけんちさんに訊いた。

「うん、どうぞ。
俺のは大体、終わったから。
あ、そうなると、予定より早いかな?」

「そうですね。」

俺は竜ちゃんに予定変更のメールを送った。
俺もお籠りすると、帰らないから。

705:2016/02/15(月) 11:15:45 ID:???

SIDE:KC

将吉、来ちゃったし、もうしばらく寝ようかな。
夜営業しないなら、外食で、デートになるし。

けいじと将吉の開店準備を、ただ眺めてた。
手伝うと邪魔がられるので、座敷席から二人を眺めてた。

「俺、戻るわ。」

と、一言だけ言って、店舗から居住区への階段を上がった。



まだ敷きっぱなしの布団の、けいじの寝てた方に潜り込んだ。
けいじの残り香から、すぐに睡魔に纏われ、すんなり眠りに落ちた。


☆ ☆ ☆

706みなつき:2016/02/21(日) 22:50:56 ID:???
薊様 こんどはしょうーきっちゃんがお籠りでお仕事
何を作り上げるのか、楽しみです♪

そして、KKは今夜はゆっくり外食でデート
いいなあ〜
美味しいお店たくさん知ってそうで
ほろ酔いな二人とも、色気洩れてきそう
覗き見、もしくは帰り道の途中に遭遇してみたいです〜

あったかいオーラ出す二人が目に浮かんできてますよ//

707:2016/03/16(水) 11:22:27 ID:qtXJucdg
>>706 みなつき様
いつも、コメントありがとうございます。

KKは二人でいられたら、何処でもいいと思いますよ(⌒‐⌒)

誰も“邪魔しちゃいけない”んですからね〜

708:2016/03/16(水) 11:44:33 ID:???
SIDE:TK

今日は哲也君に逢っていない。
逢わなきゃいけない用も、仕事もないし。
だから、俺は執務室で、哲也君がくれた匂袋を弄んでいた。

本当に、いい香りだな。

「いい匂いだね。」

と声がして、顔を上げると篤志さんが来ていた。

「てっちゃんが持ってたのと似てるけど、香りが違うよね?」

「でも、哲也君がくれたものです。昨日。」

「え?なんで?」

俺が哲也君に一目惚れしたのは、先輩方には大体バレてる。

「……俺がいい匂いって言ったから?かな?」

答えてから、そういや何でだ?と思った。
最初のは見せてくれただけだったのに。

「ただ褒めただけでくれたの?見せて?」

と、篤志さんが手を出したので、匂袋を乗せた。

「これもやっぱり、言ってた一番優しいから貰ったの?」

「あ…あ、そうみたいですよ。ねすさんの恋人なんですって。」

へぇ、と呟いて、

「ねすの。どんな子なんだろうね?
…今日、夕飯食べに行こうか?」

と、匂袋を返してくれながら言われた。
それですぐ思い付いた店はあの〈second〉という小料理屋だった。

709:2016/04/04(月) 09:15:06 ID:RZqA4c4M






定時上がりで、篤志さんと〈second〉に行ったが、“本日休業”と張り紙がされていた。

「前は貸し切りで、今日は休業で。
どういう店なんだろ…?」

思わず呟いた。

「個人店なら、きっちり決まってないんじゃない。」

俺の言葉に、篤志さんは少し笑って、違うところに足を向けた。
食事と酒が摂れて、落ち着けるのは、あのバーかなぁ?とぼんやり思ってた。

710:2016/04/04(月) 09:29:36 ID:???



で、あのバーにいる。

「篤志さんは哲也君と前から知り合いなんですよね?」

改めて、会話の糸口として訊いた。

「うん。」

「その頃から、あーゆー匂袋とか、香水とかみたいなのを付けてたんですか?」

注文品が運ばれてきた。

「いや、あの頃は全然。」

と、言いながら考えてくれた。

「前って、どういう…?
知り合ったのって、学校ですか?」

「学校…と言えば、半分、そんな感じだけど…
俺は、学校通いながら、布関係の作家さんの工房に通ってて。
そこにてっちゃんもいたんだよ。
同年代もいたけど、同い年はてっちゃんだけだったから。」

「じゃあ、“先生”って、その時の?」

最初に言っていた、たった一言だけど、“先生”が気になっていた。

「うん。
俺に教えてくれてくれた人ね。」

711みなつき:2016/04/05(火) 13:40:59 ID:???
薊様 更新ありがとうございます

それぞれのCPは幸せそうに過ごしてますねー
てっちゃんは、どうなのかな?
過去になにかあったのか
そして、TKの事をどう思っているのか・・・
(まだなんにも思ってないのかな)

続きが気になります
少しづつ、ゆっくりで結構です
お待ちしていますのでお勧め下さいませ

712:2016/04/12(火) 21:39:06 ID:adurIxgM
>>711 みなつき様、いつもコメント、ありがとうございます。


たまにはほんわかCPじゃないと、淋しいですからね〜


TEとATは、普通に友達ですよ〜


全然、更新できなくて、すみません。

713:2016/04/12(火) 21:52:06 ID:???

哲也君は何してたんだろ?と思いながら、グラスに口を付けた時、最初の哲也君と同じ香りを感じた。
反射的に振り向いたが、哲也君はいない。
タイプが真逆のイケメンが二人いたけど。
俺の反応に、篤志さんも釣られてそちらを見た。

「あ…っ!!」


短い声を上げて、篤志さんは立ち上がった。

「?」

何故か、篤志さんは、真逆のイケメン二人に近付いたので、俺も付いていった。

「先生。」

と、濃い顔立ちの方に声を掛けた。
近くで見ると、やっぱり、イケメンだった。

「あ…、篤志君?!久しぶりだね?」

心地好い声音で、口調は柔和。

「お久しぶりです、先生。
ここにはよく来るんですか?」

この香りは…

714:2016/04/18(月) 08:37:29 ID:???

「んー、まあね。
そちらは篤志君のお連れさん?美人さんだね。」

俺にも笑顔を向けてくれた。
でも、“美人さん”って…

「橘先生、彼は今の同業者です。」

「「こんばんは。」」

と、俺たちの声が重なった挨拶をした。
けど、隣のちょっと強面の人はこちらを見ない。

SIDE:KC

この美人さん…へぇ〜……

「先生、今、何し…」

篤志君の質問を、わざと途中で、手で遮った。

「俺、プライベートじゃないから。また…ね?」

と、けいじが酒を飲み干したのを横目で確認すると、立ち上がった。

「じゃあね。篤志君、美人さん。」

二人に挨拶すると、けいじの腕を掴んで、会計に向かった。

「先生!!俺、てっちゃんと仕事してます。」

背中越しに言われて、軽く手を挙げるだけの返事はした。

元々、深酒するつもりはなく、ただ、けいじと呑めれば良かったんだけど、醒めてしまった。
だから、店を出るとすぐ、タクシーを拾って、家に帰った。

715:2016/04/18(月) 11:16:03 ID:GPyT.7lw











☆ ☆ ☆
SIDE:SK

けんちさんの写真(記録)と実物を見ながら、自分の場所をチェックした。
このタイプは季節物だから、あまり長く飾らない――はず。

それでも、予定していた量では足りないかも知れない。

時計を見て、時間を確認して、道具を用意した。

道具の手入れは自分でもしてるが、これが終わったら、一度、メンテナンス頼みたいなぁ。
けんちさんもけいじさんも頼むよな?
いつものことだし。



☆ ☆ ☆

716:2016/05/19(木) 21:08:32 ID:RCkMlcUw
SIDE:KJ

眠りに落ちたけんちを眺めながら、考えた。
ずいぶんなついてる感じだったな。
哲也とは違うけど、何処か同じ感じを受けた。
ただ、あの美人さんからは敵意を感じた。

けんちを抱き締めて、俺も眼を閉じた。





昼近くになって、漸く、起きて、支度した。

朝だか昼だか曖昧な軽食を摂ってから、(お互いの師匠の)墓参りに出掛けた。


☆ ☆ ☆

SIDE:TK

俺と篤志さんの執務室は一緒で仕事中は一日の大半はここにいる。
そして、今日の俺は全然、集中できないでいる。

「失礼します。篤志さん、ちょっといいですか?」

と、ねすさんが入ってきて、篤志さんと話してるのをぼんやり見ていた。

話し終わって、出ていこうとするのを、

「…ねすさん。」

無意識に呼び止めていた。

「はい?」

「ねすさんの恋人って、何をしてる人なんですか?」

俺の突然の質問に、篤志さんもねすさんを見た。

717:2016/05/21(土) 22:11:09 ID:???

「何…って?」

「仕事。何してるんですか?」

訊き返されて、付け加えて訊いた。

「…調香師ですが…?」

「ちょうこうし…?」

聞き慣れない職業に、何か思い当たらない。

「調香師。香水(とか)を作る人です。」

「あ、てっちゃんの匂い袋って、それで?」

篤志さんも合点が行ったみたいに言った。

「何処で知り合ったんですか?」

そしたら、哲也君との繋がりが見えるかもしれない。

「最初はどこだったかなぁ…?」

と、ねすさんが記憶を巡らせ始めたけど、その前に俺の時間になってしまった。
でも、ねすさんも用が済んでるので、一緒にここを出た。

「…ねすさんの恋人は何歳ですか?」

途中までの廊下を歩きながら、また訊いた。
確かねすさんは哲也君より年下で、俺よりは上だと思った。

「2才下です。
あ、別に哲也さんの元恋人とかじゃないですよ。
俺、こっちなんで。」

と、ねすさんは下りを向いてるエレベーターを指差した。



☆ ☆ ☆

718:2016/05/25(水) 10:30:53 ID:6g2YORgQ
SIDE:KJ

墓参りを済ませて、近くの喫茶店に入った。

「お前は人を本当には懐に入れにくいのに、それを感じさせないから厄介だな。」

けんちに惹かれる度に感じていた心象を、何故か今、言ってしまった。

「そうかぁ?
だから、お前と合うんじゃない?
けいじはさ、簡単に人に心を開かないのに、一度、懐に入れた相手には、とことん甘いね。
(哲也みたいな)あんな猫を手懐けられるのは、流石だと思うよ。」

一見、嫌味にも聞こえるが、他意がないのも分かる。
こいつも天然…タラシだ。

「この間の“先生”って呼んでた相手、かなりなついてる感じだったね。
そう見えたよ?」

そしたら、けんちはおかしそうに笑った。

「なついてるだろうね。
俺が“橘”名乗り始めてから来たコで、基本的なことは、俺が教えた。
だけど、学校卒業して、就職して、うちを辞めたから。
ああ、一緒いた美人さんから、面白い香り持ってたね。」

と、言われて、俺が笑うとけんちも笑った。

「試作品だねぇ。
ただねぇ、合わなかったねぇ。」

厳しい事実をけんちは、簡単に口にする。
香りは将吉が知ったら、どう思うだろうか。

719みなつき:2016/06/05(日) 16:16:42 ID:???
薊様
更新ありがとうございます

過去や関係性がちょっとづつわかってきて
それにつれ現在も少し動きそうで
この優しい人たちが今から多分知り合いになっていって
既に生まれている恋も進展していくのかな
と、TKTEに大いに期待しているのです

KKもいいですし
2VOコンビも穏やかで素敵

今年はついにセカの本格始動
(いまだに、本当は2だいめをみたいとは、思ってるんですが)
TVにも出始め
夏の高低ライブにも出ますし

そして、秋には単独ライブ
やっぱり、とっても楽しみです

また更新をお待ちしていますね

720:2016/06/10(金) 20:31:58 ID:8phWEXrM
>>719 みなつき様
いつも、コメントありがとうございます。

中々、更新できなくて、そしてどうやって、出逢っていくのか、自分でも分かりません(汗)


出来る限り、続けて行こうと思ってます。

721:2016/06/10(金) 20:49:16 ID:???

目的が墓参りだけだったから、この後の予定はない。
取り敢えず、喫茶店を出た。

「いつも、お前の仕事が終わると湯治がてら、温泉行くだろ?
その間に、研いでもらってたけど、もうしないのかな?」

専門の研師が〈JSB〉時代にはいた。
専門と言っても〈橘や〉からの引き継ぎではなく、けんちに付いていた。

今はあっちに行ったけど、あの技術(ウデ)を完全には手放したくないのは判ってる。

「あいつの道具は工房(ウチ)にあるし、ちゃんと手入れしてあるから、いつでも使えるよ。」

俺たちが思いを馳せてる頃、当人が工房を訪ねてきたと、後日、聞いた。


☆ ☆ ☆

722:2016/06/30(木) 21:43:06 ID:85nCesMg
SIDE:SK

風呂から出ると、玄関の呼び鈴が聴こえた。
別に裸でもないので、首に掛けたタオルを外して、玄関に向かった。

「どなたですか?」

竜ちゃん、けんちさん、けいじさんは、俺が起きてる時には来ない。
〈工房〉のお客さんなら、断れる。

「――俺、なおきだけど。」

と、返ってきて、この来客に驚きつつ、玄関戸を開けた。

「お久しぶりです。俺、お籠り中なんですよ。
どうぞ?」

なおき君を招き入れた。
「ああ、そうなんだ。
じゃあ、どうしようかな…?」

「貴方からの連絡なら、いくらでも受けてくれますよ?」

お籠り中の俺は、お茶すら出せない。
昔馴染みのなおき君は承知してくれてる。

「あ〜、ん〜、…けいじさんと一緒だろ?」

「まあ、そういう時期ですから。」

お互い、苦笑してしまった。
けど、なんで急に?
工房内を見回してる、なおき君に訊いた。

「今日、直人さんは?」

「今の職場の人たちとごはん行ってるよ。
哲也さんも一緒。」

「……貴方の道具なら、今までの所ですよ。」

と、俺は指差した。
なおき君はそちらに向かったので、俺も自分の仕事に向いた。





.

723:2016/07/11(月) 21:26:48 ID:5/ZZr8gQ









それぞれの作業に没頭して、二時間くらい経過したかの頃、突然、肩を叩かれた。

「帰るね?」

と、なおき君が短く言った。

「あ、はい。あ…え…っと…」

言わなきゃいけないことがあるけど、咄嗟に出てこない。

「作業、終わったら、連絡してよ?ちゃんと来るから。」

俺の言いたかったことを汲み取ってくれて、なおき君から言ってくれて、帰った。

俺のお籠り予定時間は、後30時間。



☆ ☆ ☆


.

724:2016/07/11(月) 22:00:36 ID:???
SIDE:TE

直人も付き合わせて、敬浩君とマキさんと、食事に来ていた。
最初は篤志君一人に、俺一人が誘われたのだか、急にキャンセルになり、敬浩君が代わりに来て、通り掛かった直人を無理やり誘い、どこからともなく、マキさんが来て、結果四人で来た。

しかし、甘いマスクに反して、敬浩君は酒が強かった。
仲間内では、けいじや竜太が強いが、それに近い。
それに、その二人と似た発音してるような気がする。

「ねぇ、哲也くん。よく言う、一番優しい子って、どんな人なんですか?
ねすさんの恋人なんでしょ?
仲良いんですか?」

アルコールのせいなのか、据わった目付きで訊かれた。

「どんな…ねぇ…?」

思い付くのは、やっぱり優しいのが一番。

「だから、優しい子だよ。
仲はいいかなぁ…?」

隣の直人を同意を求めるように見た。

「みんな、仲良いですよ。
それに、あいつは年少だから、どうも甘くなる。」

直人の無意識の『あいつ』という言い方に、敬浩君は反応したのが、分かった。

「いつから、ねすさんと付き合ってるんですか?」

「多分、一ヶ月か二ヶ月くらい前だと思う。
ってか、敬浩君、なんでそんなに気にするの?」

俺の当然とも言える質問に、妙にハッキリ動揺した。

「や…えっと…その…」

この動揺を隠すためか、誤魔化す為か、テーブルのグラスに手を伸ばして、全然、持ち損ねて、倒した。

「わっ…、冷た!!」

思いきり、俺の腿から膝に掛かり、つい声を上げてしまった。
中身は溶けた氷が主の水だったから、尚更冷たい。

「ご、ごめんなさい…!!」

敬浩君は謝りながら、泣いていた。

「た、敬浩君!?大丈夫だから。」

美人はどんな表情でも美人だな、と内心思いながら、俺の方が狼狽えた。

.


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