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仮投下スレ
136
:
どじふんじゃった!
◆AJINORI1nM
:2011/09/01(木) 04:46:57 ID:???
電気が付いていないため、頼りになる明りは高窓から入る月明かりと、手持ちのランタンだけだ。
「ゼオン様……どこに……」
「ここだ。ランタンは消せ。照明は点けるでないぞ」
「は、はい」
芳野はランタンの灯りを消すと、高窓から差し込む月明かりだけを頼りにゼオンへと近づいて行った。
ここはモチノキ港から降ろされる積み荷の倉庫だろうか。
倉庫内にはコンテナやフォークリフト、積み上げられた段ボールがあった。
「俺はしばらく休む。他の参加者が襲って来た等、何か異常があれば俺を起こせ。それまでは物音一つ立てることないようにしろ」
「わかりました」
芳野に命令を伝え終えると、ゼオンは壁に凭れ掛り(もたれかかり)、座った姿勢のまま眠りに落ちた。
起きる頃には傷も体力も回復していることだろう。
芳野はゼオンの寝顔をしばらく眺めてから、足音を立てないよう注意しながら移動し、『毛布』と書かれた段ボールを静かに開けた。
中から毛布を一枚取り出すと、再び注意深く移動しながら元の場所へと戻り、ゼオンに毛布をそっと掛ける。
その後、ゼオンの命令を実行すべく、空間転移で倉庫の屋根へと移動した。
ここからならば周囲を広く見渡す事ができる。
参加者が近づいて来たら直ぐにわかるだろう。
三度の空間転移から三十分も経っていないいないため酷く疲れたが、物音一つ立てるなとの命令なので仕方が無い。
一旦外に出てからARMSの脚力で屋根の上に飛び上がれば、屋根に飛び乗った際に大きな音が出る。
ゼオンの物音一つ立てるなという命令は他の参加者に見つかるような行動をするなという意味が込められていたのだが、
芳野はそれを寝るのを邪魔するなという命令だと解釈してしまっていた。
倉庫の屋根の上では、芳野が裾の短くなったスカートをはためかせながら、ゼオンの命令通り異常がないか周囲を警戒している。
【染井芳野@スプリガン 生存確認】
【残り70名】
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