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一時投下・修正用スレッド
68
:
爆炎と砲火の中で
◆W.z0w51WN2
:2010/12/25(土) 06:02:01 ID:o5nAIfZ2
(だったらやれる!)
別の柱の影に身を移し、敵の銃撃をかわしながらみねねはそう判断した。
ヘルメットが暗視ゴーグルも兼ねているのか、正確にこちらを狙ってくる射撃を木片やマネキンの残骸を用いてかわしつつ、相手の動きを注視する。
敵がベルトからカードを抜きだすと、手榴弾を投げる。
それが爆発したのを見て―――みねねは柱の影から駈け出した。
(チャンスは今っ!)
埃が宙に舞い煙も収まらない中をみねねは走る。
敵が新しい武器を出す際見せた動作は『ベルトからカードを抜き』『それを銃に装填する』というもの。
なら、カードの入った“ベルト”かカードを入れる“銃”のいずれかを奪えば、新しい武器は出せなくなるだろう。
(爆発に乗じて近づき銃を奪えば、やつは攻撃手段を失う)
これが彼女の思いついた勝つ方策。
ベルトより銃の方が奪いやすく、またその後のリターンも大きい。
ただ彼女はあの鎧について知らないため何が起こるかわからないし、失敗する公算も高い。
その際は『逃亡日記』の使用に踏み切らざるを得ない。
だが、そんな心配はするまでもなかった。
手榴弾を投げるときに把握した敵の位置に着いても、周囲には誰もいない。
さらに視野を広げてようやく、標的が遥か後方、すなわち店の外にまで身を引いているのが見えた。
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