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渡来船2

66カサブタ:2012/03/15(木) 02:43:08
「ごめん、ちょっとトイレ行ってくる。」

途中、カズは藍を残して一人用を足しにいった。 その後、藍の元へ戻ろうと斎場の廊下を歩いていると、途中、制服を着た女の子とすれ違った。

「ん・・・?」

女の子のポケットからハンカチのようなものが落ちるのを見たカズはそれを拾い、彼女を呼び止める。

「ちょっと君。 何か落としたよ」

「あっ!! すいません。 ありがとうございます!」

彼女はカズに駆け寄り、ハンカチを受け取った。

カズは改めて彼女を見て、おっ、と思った。
てっきり髪を染めているのかと思ったが、顔つきも白人系だ。 留学生、もしくはハーフか何かだろうか? なんにせよなかなかの美少女だ。 ニコニコと笑う可愛い少女の姿に、カズのスケベ心も思わず反応してしまう

「よかった〜。これお気に入りなんです。なくしたら大変でした。」

「そ・・・そう、よかったね。 気をつけなきゃダメだよ?」

「ありがとうございます。 お兄さん♪」

そういうと、彼女はカズの頬に チュッ、と軽くキスをしたのだった。

「っ!!」

カズが一瞬石化しているうちに彼女は足早に歩いていってしまった。

「・・・・・・え、と。」

頬に降れてみると、一点だけわずかに濡れており、柔らかい感触の余韻がまだ残っていた。
和也はいろんな物がぐるぐる回っている頭をなんとか整理しようとして、結論をだした。

「うん・・・・・・、ただの挨拶だよね・・・。 おふらんすではみんな普通にやってるっていうし・・・
フレンチキスってやつ?」

今の子がフランス人かどうかもわからないが、そういうことにして藍のところへと急いだ。

「ごめんごめん、 ちょっと遅れちゃったね。」

「・・・? どしたの? 顔赤いよ?」

二人のやりとりを遠目にみていたマリアは、微笑みながら唇をぺろりと舐めた。

「ふふ・・・、私のあま〜いキスの味をじっくり味わうことね・・・。 とっても刺激的よ。」


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