したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |
レス数が900を超えています。1000を超えると投稿できなくなるよ。

仮投下スレpart1

195冒し、侵され、犯しあう ◇xzYb/YHTdI:2011/07/16(土) 13:52:29
叶えられるか分からない戯言を吐いて。

「それよりもこれからのことだ。―――――ネットカフェ。そこにいこう」

その行動原理は極めて簡単。
情報がどこかしらに埋まっているかもしれない。ただそれだけだ。
しかし、既に玖渚友という、コンピューター系のプロ、化物でもどうしようもなかったので、望みは薄い。
だが、貝木にはそれすら知る方法は無い。
歩まなければ、何も知ることはできない。

「怒江のことは………後で考えるか」

彼は進む。生きるため。死なないため。利益のために。


【1日目/早朝/D‐5】
【貝木泥舟@化物語】
[状態]身体的疲労(小)
[装備]
[道具]支給品一式×2、ランダム支給品(1〜5)、「箱庭学園の鍵、風紀委員専用の手錠とその鍵、貴重品諸々」(「」で括られている物は現地調達の物です)
[思考]
基本:周囲を騙して生きのこる
1:ネットカフェに行く
2:怒江はとりあえず保留
[備考]
※貴重品が一体どういったものかは以後の書き手さんにお任せします。
※取得した鍵は、『箱庭学園本館』の鍵全てです。


(第九話―――了)


最終話 〜終息する物語(収束する者語り)〜


人が死ぬとき、そこには何らかの『悪』が必然、『悪』に類する存在が必然だと思う。

と、誰かは唱えるらしい。
確かにその通りだ。人が死ぬ時は大抵…いや、必然的に『悪』が付き纏ってくるだろう。
ただ、それは何も人が死ぬときだけではないだろう。
日常生活のあらゆる場面で、『悪』は必然し、死に直結する場面もなきにあらずである。
何かを食べる、そのときは例えば牛肉だったとするならば、牛を殺した者は『悪』になるだろう。
歩く、そのとき靴を踏みつける当人が『悪』だ。
究極的に言うのであれば、生きている、それは酸素を吸っているから、地球上のすべての生物が『悪』となる。
閑話休題。

この物語で、様々な人物が動いた。
少年こと零崎人識
少女こと鑢七実
瀕死の少年こと球磨川禊
ヒトゴロシの少女こと西条玉藻
細身の青年こと零崎双識
詐欺師の青年こと貝木泥舟
病んだ少女こと江迎怒江。
交差したものもいれば、交差しなかった者もいる。
ただし、物語の歴史が変わったと言えば変わっただろう。
零崎人識は出夢との約束を延長させられる羽目にあった。
鑢七実は次々と相方が入れ替わっていったことに多少思うこともできた。
球磨川禊はようやく−十三組の素質のあるものに出会えたことに歓喜した。
西条玉藻はとうとう見つけた愛ナイフを再び失くした。
零崎双識は《家族》に対して思うことができたしまった。
貝木泥舟は相方に多少畏怖しながら過ごすことになってしまい。
江迎怒江は病んだ。

どれだけ、文章を重ねようとも、その事実は変わらない。
誰が『悪』とする物語だったのか。
誰が『善』とする物語だったのか。
一概には言えないし、そんなことはどうでもいいだろう。
そんな事実があった。それだけの物語である。
ただし歴史は変わる。――――いや、その言い方には語弊がある。
歴史とは、あるものではなく、積み重ねていくもの。
本来は、どんなに頑張ろうとも未来などは存在しない。
あるのは過去と現在だけ。
だから、だからこそ物語にはピリオド、区切りができるだ。
終わりなき始まりなどない、始まりがあれば終わりはない。始まりの連続が繰り返されて終わりを迎えていくのだから。

そういって見たとき、これは物語としては、不十分だ。
発散するだけして、全然まとまってなどいない。
結論として、まだ始まってばかりなのだ。この物語。このお話は。


だから、この物語は終わらない。


始まった物語は、終わらない。



(最終章―――了)


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板