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仮投下スレpart1
137
:
いのじキャット◇xzYb/YHTdI氏代理
:2011/07/09(土) 22:03:09
「うん、じゃあまぁ行ってくるよ。すぐ帰ってくると思うけど」
「―――――――――すいません」
「じゃあ私と真宵ちゃんはここで待っとくね。ここにいなかったら、『ナニカ』あったってことでよろしくね」
「はいはい、じゃあ適当な頃あいになってもぼくが帰ってこなかったらその時はよろしく」
と、ぼくが踵を学習塾跡に向けたところで、すっかり座り込んでいた真宵ちゃんが、
思い出したように急に顔をあげ、ぼくにこう言った。
「―――――――――ぁあ。ちょっと待ってください、一つ言っておくことがあります戯言さん」
「――――何?」
「先ほどは口を滑らしたせいで、話す羽目となってしまいましたが……」
「怪異にはご注意くださいね」
怪異を知ったのなら、と。
真宵ちゃんは言った。
その目はあまりに真摯で少しおかしかったのは黙っておいた方がいいだろうな、と思った。
2
というのが、少し前の話で、今はここ。
学習塾でぼくは佇んでいる。
いや別に理由は無いけど。
なんとなく。そう、なんとなく。
けれど、時間が沢山あるわけではないので、さっさと残り言っていないところを探そうか。
札があった。
…………。
いや説明を求めているのなら本当に申し訳ないのだけど、それ以外何とも言えないのだからしょうがない。
何の変哲もなく、何の捻りもなく、何の面白みもないほどに。
あっさり、くっきり、ちゃっかり、はっきり、さっぱり、うっかり、
………こんなこと言ってると春日井さんのパクリだと思われるからこれ以上の表現はしないでおこう。
というか自重しろ、春日井さん。
閑話休題。
札自体の描写をするならば、赤い墨で何かが書かれた札。――――としか残念ながら言えない。
置いてあった場所はとある部屋の机の上。
……。
情報が足りなさすぎる。
強いて言うのであれば、怪異関係の何か。というぐらいしか思いつかない。
ここにいたという、忍野メメ。
先ほどの真宵ちゃんの警告。
たったこれだけだから、何とも云えないけど。
そう言う可能性が今のところ一番高いかな。
うん、まぁそういうことで。
ざっ、ざっ、ざっ
という走る音がしたから一回このことは忘れよう。
少なくとも、真宵ちゃんたちではないだろう。
そもそも、彼女たちがここに来る理由がない。
誰かに襲われない限りは。
なら誰だ。
好き好んでこんな廃墟に来るやつなんかいるのだろうか。
ぼくが考える中で考えられる可能性は二つ。
一つに、暦君の関係者のだれか。まぁハーレムを結成するぐらいだから、信頼はあるのだろう。ここに来てもおかしくは無い。
二つに、ただ単に偶然。走る理由は、分からない。誰かを探しているのだろうか?
そんな中、出会いは唐突に始まった。
バタンッ
おそらくぼくが閉めたドアが勢い良く開かれた。
「―――――――――へ?」
「にゃああああああああああああああああああああああああ―――――あぁ?おめぇだれにゃ」
黒い下着姿の猫が現れた。
………訂正。
黒い下着姿の白髪の猫娘が、ぼくの目の前に現れた。
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