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0さん以外の人が萌えを投下するスレ

43027-299 ひょろい×筋肉質 3/3:2013/08/21(水) 17:57:39 ID:6an/yYa2
一緒にトレーニングをするようになってから3週間ほどたつと、
俺と会わない日ももちろん真面目にトレーニングを続けていた峰の身体には
うっすらと筋肉がついてきた。
そんなある日。
いつものようにトレーニングを終えてベンチに並んで腰を下ろし
スポーツ飲料で喉を潤していたとき。
峰が、不意に言った。
「僕が筋トレはじめた理由ね」
「うん?」
「実は、僕、小坂さんに憧れてたんだよね」
そう聞いて、俺は、ああ、と納得した。
小坂さんは隣のクラスの女子で、明るくてはきはきした性格で男子にも人気がある。
そして彼女の好みはスポーツマンタイプの男性だった。
でも、小坂さんは今…。
俺の表情を読んで、峰は頷いた。
「うん、彼女、今テニス部の牧村とつき合いはじめたよね」
そう、小坂さんは現在牧村といい雰囲気になっている。
つまり、峰は失恋したってことか…。
「あー、その、なんていうか……元気だせよな?」
失恋した友達にかける言葉をさがしあぐねた末にごくありきたりのことしか
言えない俺だったが、峰はにこりと微笑んだ。
「大丈夫。実をいうとね、最近僕他のひとのことが気になってたから…」
「あ、そうなんだ。よかったじゃないか。その子もやっぱり筋肉がついた男が
好きなのか?筋トレ、まだ続ける?」
「うーん、男の好みはわからないけど、筋トレはこれからも続けるつもり」
峰が筋トレを今後も続けると聞いて何故かほっとした。
が、続く言葉に仰天した。
「だってさ、押し倒すのにはやっぱり筋肉が必要じゃない?」
「いや、ちょっと待て。なんでいきなり押し倒すって話になるんだ・」
「だって、その人のこと見てるとムラムラしてくるんだもの」
「だからって押し倒すのはまずいだろ?そんなことしたら一発で嫌われるぞ。
 つか、まず、つき合ってください、だろ?」
「だって、OKもらえなかったらそれっきりじゃないか」
「まずは誠心誠意心をこめて、つき合ってくださいってお願いしろよ。
それでダメなら男らしく諦めろ。とにかく無理やり押し倒すのはなしだ」
「えー、でも…」
「峰が真剣に誠意をもって告白すれば、相手の人だって真剣に誠意をもって
応えてくれると思うぞ」
「そうか…。そうだね、じゃあ…」
峰はしばらく考えこんでいたが、急に俺の目をまっすぐに見つめてきた。
とても、真剣な表情で。
「佐々原、あのね、僕…」


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