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0さん以外の人が萌えを投下するスレ
414
:
27-159 どこか狂ってる人とその彼をうまく扱える人 1/2
:2013/08/04(日) 09:28:13 ID:xEIlP/PE
書いたは良いけど投下を迷っている間に寝てしまった。
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リュウヤが白衣のまま玄関に倒れこんできた。
疲労困憊、顔面蒼白。まさにそんな感じで。俺は慌てて駆け寄った。
「た、だいま」
「おい!リュウヤ!」
蹲ったまま息を荒げているリュウヤの顔を覗き込むと、リュウヤは思いの外強い眼光でこちらを見た。
そしてもう一度、言い聞かせるように言う。
「ただいま」
やれやれ。言いたいことはわかった。
「……おかえり。大丈夫なのか」
そう言うと、リュウヤは満足そうにニヤッと笑った。
こいつは俺が「おかえり」と言うのを聞くのが好きらしい。
たまに言い忘れると、「おかえり」と言うまでこっちの話を聞いてくれない。
「大丈夫。根を詰めすぎただけ」
そう言って立ち上がろうとするのを押しとどめる。
「待て。肩貸すから、よっかかれ」
よほど辛いのか、素直に肩に手を回してきた。そのままリビングのソファーに連れて行く。
俺より背が高いくせに、俺より細い腕。棒っきれみたいな奴だ、と思う。
ソファーに座らせ、白衣は脱がせて洗濯機に放り込む。
レモンティーを淹れるためにお湯を沸かしながら、ぽつぽつと会話をする。
「研究の成果は?」
「上々だよ」
「身体は大事にしろよ」
「わかってる」
答えるリュウヤの声が心なしか弾んでいて、珍しいな、と思った。
俺が「大事にしろ」と言うといつも、リュウヤは困ったような顔をした。「大事にする」という感覚がよくわからないらしい。
すぐ捨てる、すぐ壊す。愛着と言うものがないのだろうか。
自分のことすら蔑ろにする。少し前まで、倒れるまで研究室に籠ることはザラだった。
家で待っている身としては非常に心臓に悪い。
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