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0さん以外の人が萌えを投下するスレ

16919-629 中学生の告白 1/2:2011/07/27(水) 14:38:54 ID:A3kXSK/w
随分昔のお題&曲解ですが妄想が止まらなかったので。
大人と子どもの性行為を匂わせる表現があるので苦手な方はご注意を。



母さんを殺した。そう告白した彼を私が引き取ることは随分前から考えていたことだった。

彼はひょろりと背が高く、一見すると中学生に見えないほど大人びていた。
ろくでなしに捨てられた男好きの腹から生まれ、物心つく前から親に頼ることを許されなかった環境は、彼の稚気を奪ったらしかった。
一歩引いたところから他者を見つめるその目は静かに荒んでいた。
そのくせ、箸の握り方や言葉の使い方は小学生並というアンバランスさ。成績も惨憺たるものだった。
およそ世間の常識に疎い彼の、悪癖のひとつひとつを時間をかけて正していった。
彼は優秀な生徒だった。
渇いた土に瞬く間に水が吸われるように、より多くの知識を求め、私が教えた以上の働きを見せた。
笑顔が増えた。不満もこぼせるようになった。胸を張ってテストを見せた。友人ができたと嬉しそうに報告した。
ただ、成り行きとはいえ、男を抱くことも教える形になったのは不本意だった。
言い訳がましく聞こえるかもしれない。
けれど、男と睦み合う場に彼が偶然居合わせなければ、あれほど強く彼に懇願されなければ、決して彼にそんなことを教えるつもりはなかった。

夜、薄っぺらい胸に顔を寄せて眠ると、時折そこが引き攣れた。
ごめんなさい、ごめんなさい、おかあさんゆるして。
すすり泣きながらのたどたどしい謝罪を彼は知らない。
だから私は眠る彼の目尻をそっと舐める。頭を抱き寄せる。
彼が目覚めて恥ずかしがっても離してやらない。
何も気にしないで眠れ。私の言葉にはにかみながら、素直に目を閉じる彼の姿を見るのが好きだった。


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