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【笑顔の結末を】 王座争奪戦 ─Renewal─ 【迎えるために】

1 ◆YldQx7/MSQ:2012/12/23(日) 12:13:47

天使たちの理想郷──……ディアルーン帝国

自然と清い水に溢れ、
笑顔の絶えない御伽話の国には王座に関する重要な掟が昔から定められていた


(ディアルーン帝国に代々定められている掟をまとめた書物の一部を抜粋)

王座の血筋を持つ者たちは心臓を握り潰さなければ死に至れない
しかし王座の血筋ではない者が心臓に触れることは固く禁じ、違反者は極刑に処する

皇帝を支配する者の言葉は生死さえ操るほどの絶対の権力である
その者が望めば一度死した者を生者として蘇らせる奇跡さえ容易に起こらせるだろう


「 次期皇帝の選定には必ず兄妹全員の心臓を差し出した者を帝国の支配者とすべし 」


 これは、殺し合うために生まれてきた七人の物語


 # # #

ご無沙汰しております
一年以上前に王座争奪戦の管理をしておりました、青蘭PLです

生活もようやく落ち着いて時間に余裕が出来たため、再びこうしてスレッドを立てさせていただきました
とはいえ、当スレッドが栄えたのも随分昔の話になりますので果たして昔のように賑わうかはわかりません

ですが活気を取り戻せるよう誠心誠意、的確且つ迅速な対応の出来る管理をして参りますので宜しくお願い致します
なお、キャラクター枠の方は勝手ながらリセットさせていただきました。ファンだった方々は大変申し訳ありません
もちろん前の参加者さま方が戻ってきていただけるのであれば、ご一報頂ければ優先して枠を確保しますので気軽に書き込みをお願いします

では次より説明に入って行きますので参加を考える方はお手数をおかけしますが御目通しの程をお願いします


>>2

3 ◆YldQx7/MSQ:2012/12/23(日) 12:40:41

>>4

(前スレッドより貼り付けております)

† イラニア

5世紀に創設され、15世紀頃まで栄えた王国。
現世で唯一天界と繋がる扉が有り、
天使達と人間の混在する都でもある。
また、科学発達が著しく早いため、封印技術なども進んでいる。

天界で生まれた第二王女ギンランは殺戮天使と呼ばれる種族で
ディアルーン帝国から追放され、イラニア国で封印される。
また殺戮天使を封印したのは、最高位の錬金術師でもある
国王で、そのときの王子は、ギンランの哀れな運命に同情し、
ギンランを庇おうとした。


† ヴェリウス

完全な軍国主義で、強大な軍事力と兵器を誇り、また面積も非常に広い国。
これは過去さまざまな国を侵略し、ヴェリウスの一部としたためである。
かつてはキラーエンジェル,魔界の姫までをも兵器としており、異例の戦力を持っていた。

しかし、唯一の強敵、トーガ大国に脅威を感じていたことも事実であった。
そして危惧は現実となり、トーガがエーデルシュタインを兵器とし始めてから
ヴェリウスは押され続け、ついに軍事最高管理長を殺されてしまう。
政治は腐敗し、レジスタンス,テロリストによる暴虐が放火が相次いで
すでに国として機能していない危険地域というのが現在の状況である。



† トーガ

大陸内で唯一、ヴェリウス国を脅かすことのできる戦力を持った大国。
トーガでしか採掘できない力の結晶『エーデルシュタイン』を武器などに使い、
個々の戦力を高めている。またそれらを幼児期から体内に宿しておくことで
子供を兵器とする、ヴェリウスに似た試みも始められている。

力の結晶である宝石を宿す人間もまたエーデルシュタイン(EDS) の呼称を持ち、
それぞれ宿された順に番号をつけられ、右腕にその数字を黒く刻まれる。
近頃では国力の弱まったヴェリウスを侵略し、すでに交戦地とした。
また、その他の国々も戦争に巻き込もうと策略を立てている。



† レヴィン

そこには1億3000人が住んでいる大金持ちが集まる国
みなが豪華なドレスを着ており、
王国に入るには特製カードの登録が
必要とされるほど有名な王国である。
そしてその王国の女王、ジュリアの娘、アイスが王国の跡継ぎ。

王国の底に何千億とする宝が埋められていて、
さまざまな人がその宝を見つけようとするが、
その宝を見た人は誰一人居ないという。

王国内全員が武器を持っていて
剣・銃など 危ないものばかり。
決闘を申し込みに来た者は王国の大きな洞穴に落とされていった。

4 ◆YldQx7/MSQ:2012/12/23(日) 12:43:31

>>5

† 現世

ゲンセ,ウツシヨ。または現世界、人間界とも呼ばれる。
戦力の大国トーガ,ヴェリウス、煌びやかな財力の国レヴィン等を内包し、
一般的な人間が数多くを占める、名前の通り普通の世界。

しかし現在、他の世界からさまざまな種族の者が渡り来ていたり
超能力者,その他の色々な力や地位を持つ者らが存在していたりと、
十人十色の異端者らによる非日常ストーリー舞台になってもいる。


薔薇園,神社,森,教会,墓地,軍事施設,川
町,村,喫茶店,劇場,時空の扉,煉獄の門



† 天界

テンカイ。ディアルーン帝国と呼ばれる、天使たちの理想郷。
魔界と対の世界である。
魔界の帝王の弟が創った国故、歴史は然程長くない。
次期女帝・皇帝候補は七人いたが、
いずれも第一王女・アオランに殺されている。
王族の掟として兄弟全員の心臓を王に差し出した者が、
次の帝国の支配者となる。
現在の生存者は、第一王子、ビャクラン(白蘭)第一王女アオラン(青蘭)
及び第二王女ギンラン(銀蘭)だけである。

† 霊界

レイカイ。この世界の固定名称は『霊界』であるが、
帝国の名は王族が変更されるたびに変わってゆく。

いわゆる完全な封建制度で、力量がものを言うと伝えられる世。
“三家”と総称される三つの貴族があり、もっとも力が強く
他を制圧した家門が、世を統治する王族となることを許される。

定期的に開かれ『フューネラル』と呼ばれる儀式では
王族の王位継承者が他の一族と戦い、勝利を収めれば王となり、
敗れると殺害され、勝利した一族が次期の王族となる。

▽セレスティーン
  チョウを紋章とする家門。清らかさを至上のものと考えている。
  創始者は神秘の巫女とされるルーナ・セレスティーン。
  現在の王位継承者は第二王女マリア。第一王女は行方不明。
  フューネラルを二回連続で制し、王族を二代つづけている。

▽ブラッドストーン
  カラスを紋章とする家門。もっとも暗黒に歪んだ一族とされる。
  創始者は闇に荷担した黒巫女、レイラ・ブラッドストーン。
  現在の王位候補者は少女ミシェル。気弱な兄がいるという。
  王族への異常な執着があり、フューネラルでの不正もしばしば。

▽ローゼンクロイツ
  バラを紋章とする家門。非常に荘厳で、戒律に厳しい。
  創始者は誇り高き巫女、パトリシア・ローゼンクロイツ。
  現在の王位候補者は少年クロス。孤高の少年。
  長らくのあいだ王族だったが、二代前に敗北を喫した。


† 冥界

メイカイ。またはジゴク,タカイ,イセカイ,レンゴク,メイフ。
的確な言語伝達の不可能により人間には宗教上の場所としてとらえられているため、
認識もさまざまである。そのため地獄・他界・異世界・煉獄・冥府など呼び名が多い。

第一地獄から第七地獄まであり、第七が冥界の最深部。
それぞれその場を統べる者につけられた名は数えきれず、
荒神,悪神,統治神,宗教の種によっては死霊とまで言われる。

いわゆる悪意,敵意,裏切り,復讐,憎悪,嫉妬などの
人間が持つマイナスの感情を扱っているという説が有力だが、
実際に冥界やその統治者がなんのために存在するのか
何をしているのかは不明瞭。死者の魂が浄化され現世に還元される場所とも言われる。

5 ◆YldQx7/MSQ:2012/12/23(日) 12:58:46

募集キャラクター

†ディアルーン帝国

第一王子:白蘭(ビャクラン) /生存。手に入れた心臓は翠蘭の物のみ。
第二王子:蒼蘭(ソウラン) /死亡。青蘭の双子の兄だが青蘭に刺殺されている。
第一王女:青蘭(アオラン) /生存。女帝最有力候補。手に入れた心臓は3つ(主)
第三王子:金蘭(キンラン) /死亡。銀蘭に毒殺されている。
第二王女:銀蘭(ギンラン) /行方不明。現在国を追放されている。
第四王子:翠蘭(スイラン) /死亡。白蘭の刺客によって殺されている。
第三王女:紫蘭(シラン) /死亡。わずか三歳にして青蘭に毒殺される。


†セレスティーン
マリア・セレスティーン 


†ブラッドストーン
レイラ・ブラッドストーン
ミシェル・ブラッドストーン


†ローゼンクロイツ
クロス・ローゼンクロイツ
パトリア・ローゼンクロイツ


その他:王族各一人に従者募集。他は町娘など自由に役柄を作ってください

(ここでの王族の死亡表記は「心臓を奪われた」という意味です / 取り返せば生存に切り替わります)

 
入国申請書

名前:指定があればその通りに、なければ洋名で(和名は王族のみ)
性別:
年齢:8歳(恋愛不可)〜90歳
性格:
容姿:
武器:
備考:
他に募集したい役柄:
スレッドの中で何か問題点・不安な面はありますか?:任意

前述したとおり、当スレッドはマナー面重視です
入国申請を提出のさいに一言でも挨拶を添えていなかったり、明らかに規約を読んでいないと見受けられる申請書は目を通せません
厳しいとは思いますが宜しくお願いします(当スレッドは基本的に役柄を再募集はしないので、放置などを防ぐためです)

ここまでの御目通しをありがとうございました
>>6より募集開始となります! 主のプロフィールは後程書き込みますので、予約の方は>>6から書き込んでください


青蘭PL 拝

6青蘭 ◆YldQx7/MSQ:2012/12/23(日) 16:33:41

(:主です。前のものと余り変わっていませんが一応投下しておきます / 引き続き募集中! )

名前:青蘭(アオラン)
性別:女性
年齢:22歳
性格:女帝と血を分けた兄弟へ異常な執着心を持ち、目的を達成する為ならば非道と言われる手段を用いることも辞さない。表面上は凪ぐ水面が如く穏やかで何処にでもいる普通の一般女性で、医療面などの膨大な知識を所持している。記憶力と知識量だけは唯一胸を張れる点で、その有り余る長所を生かす為に気紛れに孤児員などに現れては子供たちに勉学を教えていく。揶揄で他人を困らせるのが最大の楽しみで、好きな子ほど虐めたいというタイプ。幼少期より第一王女として教育を受けて来た甲斐あって立ち居振る舞いは王族に相応しいもの、立場が上の者に気に入られる術は頭の中に叩き込んでいるので愛想笑いも美辞麗句を語ることも得意。大抵なことであれば許容出来る懐の深さを持ち合わせ、長女だからだろうか面倒見も良い。殺伐とした争奪戦に馳せ参じる反面で、普通の女性としての幸せに憧れを抱いている模様。熟考派であり勝てる見込みのない賭け事には決して手を出さず、素早く見極める術に長けている。言い換えてしまえば臆病者のマイナス思考で、先の先まで予測が及ぶ余りに最悪の結果を連想してしまいがち。優位に立つことには慣れているが劣勢に至る経験は皆無に等しく、予想外の出来事には反応が遅れがちである。一人が好きで、付き合いで人々が集まる場所へ向かうことはあれ疲労が目立つ。熱し難く冷め易いので、どんなに良いと思ったものだろうと行列が並んでいようものならば諦めてしまう。役目で殺し合いに興じてはいるが本質は兄弟が好きで仕方ないだけで、恨みが募って凶行に走ったわけではなく何か手立てがあるよう。礼儀を欠いた人間は苦手で、愛想良く付き合いはするが極力接触を避ける。
容姿:胸より下に伸びた藍鉄色の髪。癖のないストレート、前髪は分け目を作らず横に揃えて卸している。髪型は気分次第で変わり、愛用しているのは黒い薔薇に白いレースが控え目に使われたコサージュ。伏し目がちのアーモンド型をした瞳は深い緑色、二重瞼。肌の色は不健康でない程度に白く、肩甲骨の辺りは天使だからと謂うべきか羽根をもぎ取ったかのような痣が浮き上がっている。体型は全体的に線が細く、女性らしく凸凹のはっきりしたもの。身長は167cmと高めで背筋は常に伸びており、姿勢が良い。上質なシルクを使用したベージュの刺繍ロングドレスを着用し、腰には黒いリボン。足元はヒールの低いシンプルな靴で彩る。防寒は十分に行っており、服装も基本的には気分次第である。
武器:銃器
備考:ディアルーン帝国第一王女。職業は前述した孤児院に住む子供たちに勉学を教えること(無償であることが大半)、情報を売り渡す仕事。ヴェリウス国へ長年留まっていたが、レジスタンスやテロリストの増加により已むなく現世へと住居を移した。所持している心臓は自分のものを含めて3つで現在は兄弟たちの行方を探っている状態である。
他に募集したい役柄:幼馴染み(性別不問)、友人(年齢性別不問)

7 ◆VY4R3k8aYo:2012/12/23(日) 16:48:06
(/初めまして。前スレからファンだった者です。まずは再建おめでとうございます!そして、もし宜しければ蒼蘭を予約させて頂きたいです。ロルの方は得意ではありませんが、頑張るつもりですので!どうかご検討の方を宜しくお願いします。長々と失礼致しました。)

8 ◆gtkXvXHPxE:2012/12/23(日) 16:49:06
>>主様
王族等ではなく、自分で作った役柄【雇われ執事】をやらせていただいてもよろしいでしょうか?

9 ◆YldQx7/MSQ:2012/12/23(日) 17:16:37

>>7
(:書き込みありがとうございます^^私もロール回しは得意ではないので一緒に頑張って行きましょう!
今から三日以内に申請書の提出をお願い致します、素敵なお子さまを楽しみにお待ちしております。)

>>8
(:雇われ執事、大丈夫ですよ。役柄の詳細につきましては備考欄にて細かく表記していただければと思います
あと五月蝿く言って申し訳ありませんが、次からPLの文章の方は括弧で区切って下さい^^宜しくお願いします。)

10 ◆7lPs.Bp97w:2012/12/23(日) 17:17:05
(PL:再建おめでとうございます!宜しければ金蘭を予約させて頂きたいです)

11 ◆YldQx7/MSQ:2012/12/23(日) 17:19:59

>>10
(:一分違いですみません;温かい言葉をありがとうございます、至らない主ですが皆さまに尽くして参りたいと思います
今から三日以内に申請書の提出をお願い致します、素敵なお子さまを楽しみにお待ちしてますね。)

12 ◆A1uWFwWjV2:2012/12/23(日) 17:33:23

(PL:初めまして。再建本当に嬉しいです、おめでとう御座います^^/ロルの方はまだまだ勉強中なのですが、宜しければクロス・ローゼンクロイツを予約させて頂きたいです。)

13 ◆YldQx7/MSQ:2012/12/23(日) 17:35:53

>>12
(:初めまして、温かい言葉をありがとうございます。こちらも勉強中なので一緒に素敵なロールが回せるように頑張りましょう^^
今から三日以内に申請書の提出をお願い致します、素敵なお子さまを楽しみにお待ちしてますね。)

14 ◆YldQx7/MSQ:2012/12/23(日) 17:43:25

【キャラクター参照】

† ディアルーン帝国 †
第二王子 蒼蘭◆VY4R3k8aYo(12/23 予約)
第一王女 青蘭◆YldQx7/MSQ(主)
第三王子 金蘭◆7lPs.Bp97w(12/23 予約)


† ローゼンクロイツ †
クロス・ローゼンクロイツ◆A1uWFwWjV2(12/23 予約)


† その他 †
雇われ執事◆gtkXvXHPxE(12/23 予約?)

15金蘭 ◆7lPs.Bp97w:2012/12/23(日) 18:45:43
入国申請書

名前:金蘭(キンラン)
性別:男性
年齢:21歳
性格:他人の事は二の次で、自分の事を最優先させる勝手な性格。思い立ったらすぐ行動の積極性は強く現れる。仕事柄か天邪鬼で嘘をつくことは得意。それに加え良い人を演じる事も得意である。幼少期より叩き込まれた紳士の振る舞いは現在も忘れず、大抵の人々には物腰柔らかな人あたりの良い王子でいようとする。兄姉達の前では可愛い弟を演じ、妹弟の前では頼れる兄を演じる。王座争奪については興味ない素振りをしておどけてみせるのが通常。実際は王座争奪に貪欲であり、隙があればいつでも奪える立場にいようとしているだけである。兄弟の事は好んでいないが、中でも自分の心臓を奪った銀蘭に対しては酷く嫌っている。人付き合いは得意だがどれも上辺を取り繕っただけなので交友関係は解け易い。心臓を奪われた事で性格も歪み、信用出来るのは自分だけだと言い聞かせて育ってきた。そのため他人に弱い所を見せるのが好きではない。情が無いと思われがちだが実は涙脆く、人様の同情心掻き立てられる話には滅法弱い。普段から物腰柔らかなお調子者だが、ふと糸が解ければ他人を責める言葉をぽんぽんと口にする、云わば毒舌になる。
容姿:色彩が薄く髪質の柔らかい金色の髪。前髪は緩く左分けにし、後髪は首筋に沿っている。横髪も後ろ髪同様に長いので耳にかける。やや吊り上った双眸は蜂蜜色。左目の下に大きな黒子がある。背は高いが、撫で肩なので華奢な雰囲気がある。肉つきはやや悪く、浮きぼった鎖骨が目立つ。白色のワイシャツを首元が苦しくない程度に釦を開けて着る。灰色のストライプが入った黒色の布地のベストを着、黒色のズボンを履く。ベルトは茶色の革、靴は黒色の光沢があるストレートチップ。両耳に黒い丸ピアス、右手の親指に銀色のリングをつけている。全体的に大人びていて、落ち着いた雰囲気がある。
武器:短剣
備考:ディアルーン帝国第三王子。剣術を得意とし、幾つもの短剣を隠し持って行動している。柔軟性に優れた体。現在盗みをして収入を得ていて、金持ちが集う場所は知れていることからかなりの頻度で行っている。自分一人ではなくもう一人の相棒と行っていて、この人のことは唯一信頼している様子。盗んだ物は金に換え、好き放題に使っている。被害者にはあまり危害は加えないが、あまりに騒がしくするようならば殺害する。現世の比較的都会に住んでいるが、盗みをするために様々な場所を渡り歩く。所持している心臓はゼロ。
他に募集したい役柄:相棒(年齢性別不問)

(PL:>>10です。長らくなりきりから離れた生活をしていたのでロールに不安しかありませんが、頑張りたいと思うので宜しくお願い致します。PFに不備、不適切な面が御座いましたら教えて下さい。)

16青蘭 ◆YldQx7/MSQ:2012/12/23(日) 18:49:40

>>15(金色の子)
(:素敵なプロフィールをありがとうございます。不備はありませんので入国を許可いたします
こちらも不安だらけですので大丈夫ですよ^^ 再びスレッドが賑わうよう、これから宜しくお願いします。)

17Servent=Alchareos ◆gtkXvXHPxE:2012/12/23(日) 20:22:03
入国申請書

名前:Servent=Alchareos (サーヴェント=アルカリオス)
性別:男性
年齢:22歳
性格:自由奔放、気ままで気まぐれ、したい事のみをする。思ったことがすぐ口に出、デリカシーに欠けている。自分勝手だと思われがちだが、実はかなりのお人好し。しかし、本人は自分が優しくしたい奴にしか優しくしていないと言う。強がりで辛い事があっても口にせず溜め込む。人に弱いところを見せるのは、恥ずかしいと思っている。人に優しくされる事・褒められる事に慣れていない。たまに異様に鋭くなる時があり、その時は嘘や隠された表情を見破っていたりする。
容姿:夜の闇をそのまま落としたかのような漆黒の髪。肩に少しかかる程度の長さ。前髪は目にかかるか、かからないかぐらいで、真ん中で分けられている。右のもみあげ部分の髪のみ、首まで伸びている。鋭くつり上がった瞳は透き通った青色。身長183、体重65の細身。服を着ていると分かりづらいが、筋肉が結構ついている。黒の燕尾服を着て、その下に黒いベスト、更にその下に白のシャツを身につけている。ネクタイももちろんしている。両手には白…ではなく、黒い手袋をしている。
武器:拳銃一丁(ベレッタM92F)
備考:現世生まれ。生まれてすぐに戦場に売られ、戦地で生きるために戦い続けていた。13歳時に傭兵となり、自分のように子供でありながら戦地を駆ける子らを助けて回る。17になって護衛もこなす執事となる。雇いたい、と言われても、自分が認めた相手にしか仕えないし守らない。幼少時より使っていた為、銃の扱いには慣れている。基本は銃と体術で戦う。現在は誰にも雇われていない状態。
他に募集したい役柄:特になし。

(PL:>>8の者です。先ほどの括弧のつけ忘れの件、申し訳ありませんでした。久々の参加なので、つい忘れてしまっていました。これからはそのような事がないよう心がけますので。皆さんと楽しくロールが出来るよう、頑張りますので、これからよろしくお願いいたしますね。誤字、脱字不備等ございましたら遠慮なく申してください。)

18青蘭 ◆YldQx7/MSQ:2012/12/23(日) 20:26:41

>>17(アルカリオス)
(:不備はありませんので入国を許可します。間違いは誰にでもあるので気にしないで下さい、口うるさくすみませんでした><
これから一緒に頑張っていきましょう、宜しく御願い致します。)

19青蘭 ◆YldQx7/MSQ:2012/12/23(日) 20:29:41

>>1
( ──昔から、褒められるのが嫌いだった。私が何かを遣り遂げるたびに目を輝かせて、期待を寄せられるたびに重圧に押し潰されそうで、心が苦しくて仕方なかった。勉強は嫌いではなかった。両親も嫌いではなかった。新しい物を私の中へ取り入れて行くのが楽しくて、膨らんでいく知識が嬉しくて、兄弟たちの知らないような遠い国の昔話をディアルーン帝国の美しい花畑で聞かせてあげるのが幸せだった。けれど一番下の妹が三歳の誕生日を迎えたとき、代々伝わる選定方法を聞いて、そんな幸せも幕を閉じてしまった。あの子を殺した毒薬の瓶を落としたときに破片で切った指先が痛くて、城から逃げる最中に初めて私は、大声を上げて泣いた。指先の傷はほんの小さなかすり傷だったのに。無我夢中で走ったディアルーン帝国の花道、孤児院で子供たちに勉強を教えた帰り。今は枯れてしまった思い出したくない記憶の詰まった長い長い通路で、ここに来るまでに買った未だ温かいパンを納めた紙袋を胸に抱いて立ち尽くす私は、一体どんな風に映っているんだろう。焼き立てだからと店主に余分に入れてもらったフランスパンは香ばしい匂いを漂わせ、きっと蜂蜜や柚子のジャムを付けて食べたら美味しい筈──そんな呑気なことを頭の隅で考えつつ、現世へ続く扉まで穏やかな歩調で歩いて行く。嗚呼、ここに来ても息が苦しくならないくらいは大人になったんだな。なんて、意外と平静を保っていられる自分自身に安堵の溜息を。色とりどりの薔薇で溢れる道は小さなころ、兄弟たちと鬼ごっこをして遊んだ場所だ。あの頃と比べて随分と背が大きくなった私は、姿でなく内面も変わってしまった。人を危めることを知り、共に寄り添いたいと思うほどに愛しい人を得て、その大切な彼を自分の手で終わらせてしまった。比べるまでもなく、変わりすぎてしまった私。女帝の座が欲しくて、欲しくて、欲しくて、色んな人を傷付けて、今ここに立っている私。そんな自分が美しいディアルーンにいるのが不釣り合いで、王女なんて肩書きが薄い紙のように感じて、くるしくて、つらくて。何もかも投げ出して普通の女になりたかった。普通に仕事をして、普通に恋をして、普通に結婚して、愛おしい人と添い遂げる。そんな幸せが欲しくてたまらない。眉間が痛くなるほどに目をつむって、浅い深呼吸を何度か繰り返す。そうすると、落ち着くような気がしたから。気休めでも、冷静になりたかった。どきどきどき、──そう激しく鼓動を刻んでいた心臓はようやく一定の規則正しいリズムを取り戻して、やっと私は目瞼を静かに開ける。ああ、早く帰ってパンを食べよう、そして明日使用する教材をあの子たち向けに作ってしまおう。それで、温かいベッドに包まって明日を待とう。さく、と。乾燥した土を踏み締めて一歩を踏み出した。なんだか知らないけれど胸が痛い、なあ。)……何を付けて食べようかしら、きっと何を付けても美味しいわね。楽しみ。

(/一応、ALL向けの絡み文を投下しておきますね。大分絡み難いと思いますので、絡むかどうかは皆さまに御任せします
 集まっていただいた方々、改めてこれから宜しくお願いします^^)

20 ◆A1uWFwWjV2:2012/12/23(日) 21:36:18

(PL:失礼します、>>12の者です。貴重なレス消費申し訳ありません;PF自体は明日中に提出出来る予定なのですが、実は作っていく内に当初の予定とかけ離れてしまいまして…大変申し訳ないのですが、予約キャラの方を白蘭に変更させて頂けないでしょうか?大丈夫であればこれで何が何でも安定させますので、ご検討お願いします<(_ _)>)

21青蘭 ◆YldQx7/MSQ:2012/12/23(日) 21:39:47

>>20
(:予約キャラの変更了解しました^^御自分のペースで納得行く設定作り、頑張って下さい。)

22蒼蘭 ◆VY4R3k8aYo:2012/12/23(日) 22:03:53

入国申請書

名前:蒼蘭(ソウラン)
性別:男
年齢:22歳
性格:人と接するのが少々苦手な臆病で引っ込み思案な性格をしているが、それを悟られたくないが為に飄々とした掴み所のない雲のような人物を演じている。そうして他人を欺いては自分を嫌って、一人塞ぎ込み自責の念に駆られる。なので、自分がこの世界の何よりも嫌い。性格も容姿も嫌って、自分の全てを否定する。逆に兄妹はこの世界の何よりも好きで、とりわけ自分の心臓を奪った青蘭が好き。けれども嫌い、というよく分からない感情に縛られている。感情の起伏が激しくなく、時折自分が何を思っていて考えているのかが理解できない。喜怒哀楽の表現も苦手気味であり、表情に上手く出せないため人に良い印象を与えたことが無い。そのせいで、周りにロボットだとか感情が無いだとか言われ友人と呼べる友人が出来たことは一度も無い。一人に慣れてきてしまったせいか、そのようなことに対しても何も思わなくなってきてしまった。王座争奪に対する姿勢としては、臆病ながらに虎視眈々と狙っているようす。しかし、兄妹に余り手を出したくないためそのジレンマと奮闘中。
容姿:質が良い紺青の髪で鎖骨に触れる程度の長さ。毛先も切り揃えられており、女性の髪かと思われるくらいに指通しがいい。前髪は長めで目に触れたりし、その度指で除けている。常に下を見ている瞳は濁ったような灰色。髪のせいもあってか、視力は低く、遠くから声を掛けられると認識出来なかったりする。普段から食物という食物を口にしないので、痩せぎす。寝不足や栄養不足といった原因で隈もあり、肌が白いせいで余計に目立つ。身長は170程度。胸部には包帯がぐるぐると巻かれており、それは青蘭に刺されたときの傷を隠すもののためなのだとか。紺色のシャツは第二ボタンまで開け、その上には黒いベストを着用。外出時はその上に黒のロングコートで身を包む。下はコートと同色のスラックス。基本暗い色を好むために、夜の闇に紛れることが多い。靴は先の尖った茶の上質そうな革靴。稀にブーツも履く。装飾類は嫌いなので付けていないが、右の手の甲に青い蝶の刺青がある。
武器:鞭
備考:ディアルーン王国第二王子。職という職にはついていないが、所謂何でも屋さんというやつで好き勝手している。裏方の仕事なためか数ある修羅場を潜り抜けてきたのでグロテスクなものや、血液などを見ても驚かなくなった。寧ろ好みで、そういったものを見ていた方が幾分気分が和らぐ。元々、一定の場所に留まらない毎日を送っており、今は現世の目立たない場所で生活中。
他に募集したい役柄:万屋のお得意さま


(/>>7の者です。とっても暗い子になってしまいました。プロフィールの方に不備などがありましたら、ご指摘お願いします。)

23金蘭 ◆7lPs.Bp97w:2012/12/23(日) 22:16:14
>>19青蘭
(PL:初めまして、絡ませて頂きました^^美しいお姉様にドキドキです…+拙い文ですが精進しますので、当方含め宜しくお願い致します!)
青蘭姉さん!ああ、やっぱり姉さんだ──会いたかった、とてもとても!丁度今姉さんの事を考えてたんだ。元気かなあ、心臓は守れてるかなあって。
(澄み渡る空は茜色に染まり、陽は傾いて陰が顔を出す頃合になった。薔薇園を一望出来る事が売りの喫茶店でお茶を頂いてから何時間が経過しただろう。思い出に耽る時間はあっという間で空になったコップは既に厨房へ下げられている。社会情勢等が詳しく載った情報誌を読んでいる姿でいるが、それらの内容は一切入っていない。頭の隅では懐かしの薔薇園での思い出を思い返していた。ここは幼少期兄弟達と鬼ごっこをして遊んだ場所だと強く印象づいている。その関係があれからどのように崩れていったかを、今も鮮明に覚えている自分は、銀蘭という女性に毒を盛られ─。額に滲む冷や汗を指先で拭い、金を机の上に置いて急ぎ足に店を背にした。自分には心臓がない。死亡しているのだ。その事実がまるで先の尖った槍で胸を抉ったかの様に突き刺さる。自分が王座に近付く為には、心臓を一番所有している青蘭に近付くべきだ。可愛い弟を演じ気を許した所で略奪すればいいだけの話。話は単純だ。色とりどりの薔薇園が微風に揺れ、それぞれの花弁がふわりと風に乗る。段々と落ち着いてきた心が、やっとその風景を見て美しいと思える程に回復したところ。藍鉄色の見覚えある髪色を微風に靡かせる後姿が視界にぽつりと浮き彫りになり、目を見開いて足が止まった。姉だ。久しく会っていなかったものだから喜びは強い。王座に一番近い女性、心臓を三つ所有している女性。今し方彼女の事を思っていた所だった。弧を描いている唇は、嬉しそうに彼女の名を呼ぶ。飼い主の元に走り寄る犬のように、彼女の傍に寄れば、緩みきった表情で思いの丈を全て吐き出した。嘘をつくのは得意だ。彼女が元気か元気でないかなど、どうでもいい。問題は心臓があるか、ないか。ただそれだけ。にこりと愛想のいい微笑を浮かべたまま、自分より小さな彼女を見下ろす。香ばしい小麦の匂いが鼻腔に触れる。彼女の荷物を持とうと自然な流れでその紙袋に手を伸ばした。)──荷物持つね。

24青蘭 ◆YldQx7/MSQ:2012/12/23(日) 22:19:32

>>22(蒼のお兄様)
(:不備はありませんので入国を許可します。素敵な双子のお兄さまが来て下さって嬉しいです^^
至らない主ですがこれから宜しくお願い致します。)

25金蘭 ◆7lPs.Bp97w:2012/12/23(日) 22:40:19

(暖かく道を照らす太陽は空高く、優しく頬を撫でる微風は実に穏やか。耳朶に入る賑やかな町民の声に対し静かに微笑を差す。様々な商人が石畳の敷いた道に沿って店を構え呼び込みをしている日常的な風景の図に足を踏み入れる。片手に提げた簡易な布袋の中でぶつかり合う音が幾度となく響いた。育ちの良さが滲み出るその風貌に振り返る町民は数名。愛想の良い笑顔で簡単な挨拶をする姿振る舞いは王子という立場を忘れてなどいなかった。靴の音が止まったのは、それから数分後である。薄暗い路地裏に、ただ布切れを敷いただけの簡易な店を構えた宝石店に用があった。商人はこちらを一瞥する。布袋を差し出すと中身を念入りに見、それに見合った金額を渡される。このやり取りを何度繰り返しただろう。受け取った金は想像していた金額に近く安堵からか小さな息を零す。互いに何も語らず、尻ポケットから長財布を取り出して金をしまいつつ商人に手を一振りふるい、歩を明るい光が差し込む方へ向けた。裏路地に慣れた双眸は明々とした賑わう商店街におもわず細める。眩しいと一言呟いてみたが誰も気に留めやしないだろう。段々と慣れ始めた明るさに次第に瞳が開いていくのが分かると、じっくりと商店街を見物し始めた。特にこれといって欲しい物はないが見物するのは楽しい。あれこれと見物しているうちに陽は暮れ初め、自分が一番行動し易い時間帯に迫る。今宵も開催される、限られた者しか入国を許されないレヴィンにての舞踏会。そこで今夜のカモを見つけ、金目のある物を盗む。急げ、急げと早足にレヴィンへと続く扉へ歩を進めた。)さーて、今夜もカモ探しっと。

(PL:絡み文を作成致しました、絡みにくいなあという場合は当方から絡みに行きますので仰って下さい。皆様宜しく御願い致します+)

26 ◆Cydpxggyeo:2012/12/23(日) 22:46:32
(p:初めまして。そこまで上手にロルなど回せるか自信がないのですが参加したいと思ってます。
そして、もし宜しければ金蘭様の相棒兼従者をやりたいのですが宜しいでしょうか……?)

27青蘭 ◆YldQx7/MSQ:2012/12/23(日) 23:08:53
>>23(金色の子)
あら、こんなところで会うなんて珍しい。ええ、……あなたこそ元気にしていた?
( 髪も、随分伸びた。化粧の仕方も男の喜ばせ方も、人の上手な殺し方から何まで覚えて膨大な知識を頭の中に詰め込んだ、のに。──七人で笑い合えない結末しか選択出来ない頭なんか、必要あるの? 意識を背けた先と反して頭の隅では自責が募り、蜷局を巻いて私の首を絞めて行くのだ。なのに死ねない、死なない、死なせてくれない。一般的な死の概念と切り離された種族である私は、大抵のことじゃあ永遠の眠りに就くことが出来ない。薔薇園が滲んで、朧げになったところで鼓膜を揺らすのは金色のあの子の声。足を一歩引いて振り向くと懐かしい姿がそこにあって、思わず双眸を和ませた。金色の、可哀相な子。昔から何を考えているのか分からなくて、下の子の誰よりも大人びた不思議な子だった。そんな彼が銀色の薔薇に殺されたと耳にしたときは、信じられなかったけれど。昔の面影を残した笑顔で距離を縮める彼に自分も歩み寄り、穏やかな笑顔を乗せて返答。──なんとなく、わかる。この子はすごく頭のいい子だから、挨拶を交わす瞬間も心臓を奪う機会を伺っているんだろう。そう思うくらいに、いい子過ぎる出来た弟だったから。でも例え、もしも胸に秘めた予想が的中していたとしても構わない。今は再び姿を見られたことがただただ、嬉しくて仕方がなかった。最後に会ったときは私より小さかった背も、今は見上げないといけない。もう、力も付いて私なんか一瞬で仕留められてしまうんだろう。それが何だか可笑しくて、口元に狐を乗せては彼が手を伸ばすままに紙袋を相手に任せ、持つべきものがなくなって彷徨う手の片方は金色の髪へ。まるで愛おしむように、下に撫でる動作を数回繰り返しては眉根を下げて。)ありがとう。良い子ね、金蘭。──それに、すごく大きくなった。

(:すごく綺麗に纏まった文章に手がガクガクしています(笑)金蘭さまの裏のある性格にドキドキです><)

>>26
(:初めまして、書き込みありがとうございます
募集の役柄・従者の予約了解致しました! 三日以内に申請書の提出をお願いします、素敵なお子さんをお待ちしていますね。)

28蒼蘭 ◆VY4R3k8aYo:2012/12/23(日) 23:14:59


>>19青蘭
(ぐしゃり、長く伸びた前髪を握ればすっきりと晴れた視界。クリアになったその世界は相変わらず空を映さず、自分の靴の爪先とそれより広がる地面のみだ。上を向いて歩きたいとは思うけれども、空の青が怖い、広がる雲が怖い、空の広さが、大きさが怖い。今にも頭を抱えて発狂してしまいたくなるのを抑えて、幸薄そうな唇を噛み締める。ああ、何でだろう。小さい頃はもっともっと、活発で腕白で楽しければそれでいいというような性格だったのに、いつからこんな下ばかり気にして顔を上げられなくなって自分も嫌いになってしまったんだろう。そうだ、あのときだ。思い出した途端に、ちくりと針で刺されたような痛みが胸に走る。握った前髪を離して、空いた骨ばった手を胸へ。元はあった蒼の心臓、ぽっかり空いてしまった其処。大好きな大好きな青蘭に取られてしまった自分の心臓。それが無くなってしまって以来、こうなのだ。だから、青蘭は、きらい。なのにそれを打ち消すように好きという感情がぶつかって、何も分からなくなる。溜息を一つ零して、コートのポケットに何の気無しに手を突っ込んだ。自分の体と同じように空のポケット。いつか此処に飴玉やビスケットなんかでいっぱいになる日はくるのだろうか。徐に地面を踏みしめ、一定以上上がらないその狭い視界の中で誰かの足を捉える。見覚えのある足に、感じたことのある懐かしいような気配。周りを見回したりしていなかったために気付かなかったが、此処はあの薔薇園じゃないか。遠い遠い昔に、遊んだ場所。まだ上を向いていられた場所。懐かしい思いに胸いっぱいになったけれど、目前の人物のお陰で蝋燭の火が一吹きで消えてしまうようにふっと消えた。青蘭。自分の心臓を奪った、大好きで大嫌いな人物。そっと近寄って背後から声を掛けようとしたときに、鼻に届いた香ばしいその匂いに思わず袖で鼻を覆ってしまった。最近ものを食べていないせいか、逆に口に入れるのが面倒になり胃も食物を受け付けなくなった。なので、食べ物の匂いを嗅ぐとどうしても吐き気が催す。必死に押さえながら彼女の肩を人差し指で数回叩き、名前を口にして。)
――あお、らん。ねえ、青蘭。僕の心臓はまだ持っててくれてる?大事な、大事な心臓。失くしちゃだめだよ、青蘭。きみにとっても、僕にとってもその心臓は、大切なんだから。ね、そうでしょ、青蘭。


(/初めまして、許可有難う御座いました。そして稚拙な文ながら絡ませて頂きました!やはりお綺麗な青蘭様で緊張します。兄らしくない兄なのですが、どうか仲良くしてやってください。それでは、これから宜しくお願いします^^*)

29蒼蘭 ◆VY4R3k8aYo:2012/12/23(日) 23:56:34

>>25金蘭
(太陽は、苦手だ。室内に降り注ぐ陽光はぽかぽかと暖かくてつい居眠りしてしまいたくなる程に気持ちいいものだが、外に出てからの陽の光というものは普段外出しない身としては突き刺さるように痛い。白い光がお前は此処に居るべきではないと否定している気がする。確かに太陽の真下に居ていい存在ではないのだけれども。空より零れ落ちる光に包まれながら、依頼されたぶつを片手に完全に光の届かない路地裏へ移動した。こんなにも日差しの下に居たらどうにかなってしまいそうだ。それに、人、人、人でやっていられない。ちらちらと此方を見る目が羨望ではなく、奇異だとすぐに分かる。逃げ込むようにして入った路地裏は丁度待ち合わせの場所で、其処に居たスーツにサングラスといった少々恐い装いをした人物に手に持っていたスーツケースを渡す。そして、男からも同様のものを受け取れば其処ですぐに別れた。言葉少なに行われた取引。こんなもので金が入るのだから、案外世間というものは楽なのかもしれないと思ってしまう。実際そんなことは全くないのだが。その場に腰を下ろして、恐る恐る受け取ったスーツケースを開けば中には綺麗に敷き詰められた札束。ほう、と溜息のような安堵したような息を吐き出せばすぐに閉めて、かちりと音を鳴らす。ふらふらとしながらも立ち上がって臀部の埃を払えばしっかり手持ちを握って、光の世界へ歩みを進めた。何でこんなにも明るい。そして、何で此処を往来する人々はこの陽を苦としないのだろう。ああ、駄目だやっぱり。再び路地裏へと逃げ込めば、怯えるように頭を押さえて座り込む。人が怖い、目も怖い、陽も怖い。一人だから思っていられるその恐怖。馬鹿みたいに怖がって、馬鹿みたいに隠れて、それが無くなるのを待つ。本当に馬鹿だなと思う。でもそうせずには居られない。座り込んで、日が傾くのを待っていれば徐々に藍が空に落とされ始める。影が伸びて、人が減ったところで立ち上がり外へ出た。すると、其処に見えたのは金の髪。口を開き、その後を覚束ない足取りながら必死に追いかける。やっと声が届きそうな地点に来て、スーツケースを抱きかかえるようにしながら力を入れて声を上げ。)
――金蘭っ。


(/初めまして、絡ませて頂きました。金蘭様が格好良くて、眩しいです++とってもびびりな奴ですが、お喋りしてあげてください。これから宜しくお願い致しますね!)

3026 ◆Cydpxggyeo:2012/12/24(月) 00:47:03
>>主様
(p:一応三日以内には出す予定ですが、とりあえず金蘭様のお返事を待ってからにしようと思います。
従者について何か注意事項とかはありますでしょうか?
あと、従者は戦闘など参加しない、あくまで補佐という形の方が良いのでしょうか?
質問ばかりですみません。)


>>金蘭様
(p:もしもOKいただけるようであって、要望などがございましたらお願いします。)

31蒼蘭 ◆VY4R3k8aYo:2012/12/24(月) 12:38:23


(また、悪い夢か。寝汗の所為で濡れてしまったシャツを脱いで新しいものに取り換えれば額に手を当てながら、静かに息を吐き出す。ここのところ、悪夢を頻繁に見るようになった。何かに追い駆けられている夢。自分を追うその正体は分からないままに、無我夢中で走って、逃げて、転んで、また逃げる。そして、正体不明の手が伸びてきたところではっと目を覚ます。その繰り返しだ。コップ一杯の水分を体に取り込み、大して座り心地の良くないソファに腰を沈める。外では小鳥が喧しく鳴き、風邪が木の葉を擽る音が聞こえる。今日は一応仕事もあるので、外出せざるを得ない。怠そうな鈍い動きで身支度を整えれば、右手の青い蝶に視線を落とした。ああ、羨ましいな。そっと口付けを落とせば、鍵を閉めて外への一歩を踏み出す。瞬間にぞくりと背筋が震えた。今にも、夢の中の魔物が追って来そうで。歩き出した途端に、張り付くようにしてついてきそうで。金縛りにあったかのように動けなくなってしまった体に無理矢理鞭打って歩かせる。ロボットのようで自分の体ではないみたい。やっと恐怖心が払拭され始めた頃、教会を見つけた。人の気配が無いその教会にふらりと入る。案の定誰も居らず、痛いくらいの静寂に支配されていた。最前列の長椅子に腰を落ち着けては、ぼんやりと辺りを見回す。綺麗に掃除されている辺りから、人は居るには居るのだろうが今日は偶々居なかったらしい。丁度よかった、なんて思いつつ前髪を除け前に存在する像を見遣る。この前で許しを請えば、悪夢に魘されなくなったりするのだろうか。跪いて、お許し下さいとでも言えば、許されるか。長椅子に足を乗せて膝を抱えれば、首を左右に振りながら顔を伏せて、小さく口を動かした。)
―…許しを請おうにも、僕は何か悪い事をしたの?ああ、そっか、僕が此処に居る事自体が悪い事なんだね。…消えちゃいたい、居なくなりたい。でも、怖い。みんなに逢えないのは、嫌だ。…どうすればいいんだろう、か。


(/一応絡み文です。陰鬱ですみません;;絡みづらいというのであれば、此方から絡みに行きますので仰ってください^^*)

32青蘭 ◆YldQx7/MSQ:2012/12/24(月) 13:51:15
>>28(蒼のお兄さま)
蒼のお兄さま、お久しぶり。──もちろん、大切な貴方の心臓を失くす筈ないじゃない。ちゃんと大切にしているから、安心して。ね、蒼蘭。
( 薔薇の花弁を毟り取る、忌ま忌ましい手応えが今でも私を苛む。懐かしくて、いとおしくて、少し胸が苦しくなるような声に振り向くと、あの日に花弁を散らした蒼色の彼。小さなころは本当に女の子のように愛らしい容姿をして、背丈も私と変わらなかったはずの彼は歳月を経て立派な男性になっていた。それでも変わらないのは、私が世界で一番に大好きな目。その宝石のような美しい瞳に見てもらえるのが嬉しくて、彼の半分として相応しい立派な女性であろうと昔は思ったものだ。──今は、ちがう。私が銀色のナイフで裏切ったときから、私たちには深く埋まらない溝が出来てしまったから。だから、顔の構造が酷く似通っていても関係性は昔とは変わってしまった。少なくとも、彼は私のことが大好きだといって抱きしめてはくれないんだろう。かと言って、不満はない。彼が繋いでいた手を放したのは私で、それを選んだのも私なのだから。体を向かい合わせて、痩せ細った聊か頼りない彼の体を手の平で撫でて行く──行き先は心臓があった゛はず゛の箇所へ。わたしが、奪ってしまった。今もここには私が裏切った証拠が残っているんだろうか。消えない傷と、消せない疵。罪悪感を感じる反面で独占欲が満たされたような、醜くてドロドロとした不思議な感情が波紋を立てて広がる。強く刻んだから、この傷が存在する限り私と貴方の繋がりは消えることはない。うれしい。うれしい。ごめんなさい。嬉々とした面と、彼への謝罪。後者が渦巻いている間は私も昔のように、彼の胸へ飛び込むことは出来ないのだと感じると、寂しい。顔を上げて線を絡ませた先に、大好きな瞳が視界に入る。それだけで全てが満たされた感覚になって、しあわせで、晴れやかな笑顔を落とすと首を縦に一つ。いつか、空っぽの彼のポケットに私の愛を沢山詰め込んで、満杯にしてあげたい。そうして彼を幸せで押し潰したら、今度は私が彼の心臓を握り潰してしまおう。それなら、彼は世界で一番幸せなままで今生を終えたことになるのだから。そう思うくらい、彼を自分の手で終わらせたいと思ってしまうくらいに、私は彼に依存しているのだと思う。依存しているからこそ、彼を終わらせたあとは私も自分の心臓を握り潰して、彼の傍で幕を閉じよう。半身がいない状態の私など、ただの唄えないトルバドゥールも同然なのだから。そんな決意を秘めて、彼の衣服の裾を縋るように握りしめる。何処にも行けないように、って。)

(/来て頂いてありがとうございます^^ こちらも、至らない妹ですが仲良くしてやって下さい。)

>>30
(/了解致しました、それでは金蘭さまのお返事をいただいてから三日以内ということで如何でしょう?
従者は戦闘に参加することは可としますが補佐という形でお願いします。他は確定ロールと最強・美化設定さえ控えて下されば注意事項はありません。)

33 ◆A1uWFwWjV2:2012/12/24(月) 18:03:22

入国申請書

名前:白蘭(ビャクラン)
性別:男
年齢:26歳
性格:長男だからか幼少の時点でどこか落ち着き払ったような子供で、警戒心も人一倍持ち合わせていた。それに王族としての教育が上乗せされた今は、落ち着いた中に独特の柔らかな物腰も加わり「王子」の肩書きに恥じない青年へと成長を遂げている。人を選ぶ事が無く、常に穏やかな態度を崩さないその姿は目にする者に癒しに似たものを与えるが、勿論、と言うべきかこの「好青年像」が全てではない。その実は鋭利なピアノ線に等しく、見ようによっては儚くさえ映る微笑の奥では、今か今かと機を狙うハンターのような心が息を潜めている。しかしそんな思考が働くようになってしまったのはつい最近で、正直に言ってしまえば玉座争奪戦に対しそこまで積極的な気持ちはない。愛する弟妹達と殺し合わなければならないのは哀しいと、従者に零した事すらある。が、だからといって何もしないまま立ち止まっている訳にはいかず、翠蘭を刺客の牙にかけた日の夜全ての決意を固めた。敗北すれば己の心臓を失う事に何の躊躇いも無いが、わざと手を抜くような真似は絶対にしないし、勝者となればやはり躊躇いなくその対価を奪っていく。
容姿:首筋まで伸びた白髪は毛先が軽く跳ねており、少々絡まっているようにも見えるが、基本はストレートの為指通りは良い。元は腰まで伸ばし幅広のリボンで緩く束ねていたが、翠蘭へ刺客を放った日を境に現在の長さまで切り落とした。軽く右へ流した前髪の間からは淡い赤紫色の双眸が覗き、男性としては長い睫毛に縁取られているが、目許は割とすっきりしている。若干垂れ目でもあり、温和な態度や表情も加わり鋭さは皆無。人より白めの肌は生まれつきであり、当時と比べれば大分健康的にはなったが、それでもどこか脆そうな印象は変わっていない。身長177cm、細身だが他より少し華奢な程度。主な服装は黒いカッターシャツに白のテールコート、スラックスで、紺のリボンタイは中央を紫の宝石を用いたブローチで留めている。両手に黒手袋を嵌め、少々踵の高い革靴を使用。左耳には小さな白薔薇のイヤリングが揺れる。気温や天気によってはロングコートの着用も有。
武器:銀のサーベル。(腰に下げた鞘に収められている)
備考:ディアルーン帝国第一王子。基本神出鬼没だが、つい数年前からはヴァイオリニストとしてレヴィンのパーティー会場へ出没し、大体の収入はそこから得ている模様。それでも訪れる頻度が高いというだけで定まった拠点は持たず、様々な場所を転々と移動しながらの生活を続けている。付き合い自体は10年以上のヴァイオリンは、命と同等かそれ以上に大切。会場内では演奏中を主として仮面を着用している/一人称は「私、僕」、二人称は場面によって様々。口調も相手によって少しの変化がある。所持している心臓は、自分のものを含めて二つ。
他に募集したい役柄:腹を割って話せる友人のような存在(兼従者)、婚約者。

(PL:>>12-20の者です、あれよこれよと奮闘した結果こんな感じに落ち着きました。不備や問題点等あれば御指摘下さいノ)

34青蘭 ◆YldQx7/MSQ:2012/12/24(月) 18:34:50
>>33(白色のお兄さま)
(:素敵なプロフィールありがとうございます^^不備はありませんので入国を許可します
今ある接触文へのお返事は任せます、好きなときに活動を開始してください。これから宜しくお願いいたします。)

35 ◆I6gPHQWNU6:2012/12/24(月) 19:03:05
>>スレ主様&白蘭本体様

レヴィンの上級貴族の息子で、ピアニストの男で予約を入れさせて頂きたいのですが、
合わせて出来ましたら、白蘭様の相棒という設定で募集キャラに応募したいのですが、
ご検討のほどよろしくお願いします。

36青蘭 ◆YldQx7/MSQ:2012/12/24(月) 19:18:22
>>35
(:白蘭さまの許可さえいただければ大丈夫です^^
募集には腹を割って話せる友人のような存在(兼従者)と表記されているのですが、そちらの応募で宜しかったですか……?)

37 ◆I6gPHQWNU6:2012/12/24(月) 19:25:00
>>スレ主様
(/記述が不十分で申し訳ありません。友人兼従者と、認識していただいて結構です。)

38 ◆A1uWFwWjV2:2012/12/24(月) 19:35:27

>>35
(PL:どうも、白蘭本体です。募集キャラへの早速のご応募有難う御座います!勿論大歓迎ですので、是非お願いします^^)

39青蘭 ◆YldQx7/MSQ:2012/12/24(月) 19:36:05
>>37
(:返答をありがとうございます
それでは白蘭さまの御返事を待って許可をいただいてから、三日以内にプロフィールの提出をお願い致しますね。)

40青蘭 ◆YldQx7/MSQ:2012/12/24(月) 19:37:13

(:すれ違いすみません;
>>39は無視でお願いします、大変失礼致しました。)

41 ◆I6gPHQWNU6:2012/12/24(月) 19:43:16
>>スレ主様&白蘭様
PF入れさせていただきます。確認をお願いします。変更希望などがありましたら、どうぞ遠慮なく仰って下さいませ。

入国申請書

名前:ユリウス  (本名:ユリウス・マレク・ハラヴァーチェク(Julius Marek Hiavacek))
性別:男
年齢:26歳
性格:穏やかな性格で、殆ど激高することは無いが、道理の通らないことや理解不能な中途半端な思考の相手はさっさと切り捨てるドライさを持ち合わせており、通常の生活に置いては超・現実主義者。シビアに現実を見定めており、手の届かないものはさっさと諦めるタイプ。一人暮らしが長いせいで、とりあえずの食事の支度や、身の回りのことは大概なんでも鼻歌交じりにてきぱきとこなす。ただ、動物アレルギーでくしゃみが止まらなくなることがあり、猫や犬を見ると嫌な顔をして、さっさとその場を立ち去ろうとする。
容姿:身長180cm、体重65kg。すらりとした欧州系の白人で、ストレートで腰までの長さのプラチナブロンドの髪を首の後ろで軽く束ねている。多少釣り目がちな一重の眼の虹彩は深い碧色。鼻は高すぎず低すぎず、薄めの唇の右下に小さな黒子が一つある。北国の育ちなのか普段から比較的薄着が多く、シルクの白いドレスシャツに、黒のボトムズを合わせていることが多いが、上着は時々によって、ジャケットやセーターなどの種類をいくつか変えている。ピアノを弾く時は外しているが、普段は左手の中指と右手の薬指に大きな古い指輪を嵌めている。首から下げているロケットには誰かの写真が入っているらしいが、それが誰かは不明。
武器:拳銃と短剣 (フェンシングは嗜みとして習わされたので、一通りは出来るが、本人いわく好きではない。)
備考:諸事情があり生家を出て暮らしているが、元はレヴィンの上級貴族の息子(長男ではない)であったらしい。今でも家から再三再四、帰って来いと希われているが、ごくまれに顔を出すことはあっても、殆ど交流はせず、レヴィンの下町を起点にあちこちの町で自由に暮らしている。幼いころからピアノが得意で、頼まれてパーティーなどで弾くことが多く、ピアニストとしてもっぱら生計を立てているようだ。白蘭とはとあるパーティーで出会い、家に泊めたことから知り合い、一緒に組んで仕事をするようになったことから、彼の事情に合わせて一緒に行動するようになった。
他に募集したい役柄:特にありません。

42青蘭 ◆YldQx7/MSQ:2012/12/24(月) 19:56:26

>>41(ユウリスさま)
(:不備はありませんので入国を許可します。次回からPL文章は括弧に入れるようお願いします。
今ある接触文に絡むかはお任せします、これから宜しくお願いしますね^^)

>>0(白蘭さま)
(:何かユウリスさまのことで希望がありましたら、御二人で相談して変更をお願いします。)

43蒼蘭 ◆VY4R3k8aYo:2012/12/24(月) 23:09:25

>>32青蘭
ありがとう、…ありがとう。…青、だめだよ、服を離して。綺麗なきみが僕なんかに触ったら汚れてしまう。きみには綺麗で居て欲しいよ。
(やっと匂いに慣れてきたか。口元まですっぽり覆い隠していた袖を下ろし、控えめに相手の顔を見る。やっぱり綺麗で、どうしようもなく一人占めしたくなって、ずっとずっと鳥籠の中に収めてしまいたいと思う。昔から変わらない愛らしい顔立ち、深い緑の宝石のような美しい瞳、さらりとした藍鉄の髪。輪郭を指でなぞって、瞳を飽く迄覗き込んで、髪にキスをしたい。なのに、なのに何でこう相手は遠いんだろう。手を伸ばせば届く距離に居ながらも、それは錯覚でこの短い腕では触れることすら叶わない。幼少のときのように、簡単には行えない行為を思い描いては溜息一つ。王座のことなんて何も知らずに、仲良く遊んでいたもう戻れないあの頃。帰りたい、戻りたい。顔を覆って泣き出してしまいたいけれど、相手の手前、そうはいかない。そっと、相手の柔い手のひらが、自分の心臓のあった場所へ行き着いた。何を思っているんだろう。此処にあった宝物は、きみが奪ったんだよ。そう思った瞬間に激しい憎悪が内に渦巻くのが分かって、体を強張らせた。どうしよう、今、すごく相手が憎い。好きなはずなのに、憎くて憎くて堪らない。ちらりと、瞳に黒い炎を宿しそうになったとき、裾を握られてはっと消火された。そんな綺麗な手で、指で、握ったらだめだ。離させたいけれど、触ったら相手を汚すことになる。視線を落としながらぽつりと零せば、迷うように手を引っ込めたり上げたりを繰り返し、結局は触れずに拳を作った。)


(/いえいえ。是非仲良くさせて頂きます!叶うかどうか分かりませんが←)

44  ◆166dRIFz0c:2012/12/25(火) 03:24:12
(/初めまして、長らく掲示板から離れておりました故、ロルを上手く回せる自信はないのですが参加させていただいてもよろしいでしょうか?
役柄は、可能であれば白蘭様の婚約者を務めさせていただきたいと思っております。)

45青蘭 ◆YldQx7/MSQ:2012/12/25(火) 12:31:35
>>43(蒼色のお兄さま)
あなたに触れるのが汚いっていうなら、私は汚れても構わない。私が触れたいだけなの。
( 鼓動を失った胸は、それでも温かいまま。鼻孔をくすぐる匂いは紛れもない大好きな彼のもので、歳月を重ねても変わらない、手繰り寄せても取り戻すことの出来ない思い出が私の胸を深く貫く。成長して、子供の頃は手の届かない物を手に入れられるようになった。けれど、同時に子供の頃は当たり前のように出来ていたことが遠退いて、今は不器用に接する他ない。あなたの痛みは、わたしにも理解が出来る。あなたの痛みを、わたしは共有してあげられない。何でも共有して、何でも分かち合って、何でも共に成長した。──それすら叶わないのが、子供(過去)と大人(今)の違いと言うべきだろうか。同じ時刻に生を受けた分身なのに、年を重ねるたびに二人で一つだった筈が一人で一つに変わって行く。私たちの進むべき道は確実に別れて、繋いでいた手も解かれてしまうのだ。私だけの、いとおしい彼の手は、いつか″他の誰か″だけのものになる。そして私は、それが最善で当たり前の変化なのだと知っている。理解して、飲み込んで、納得している。だから、未だにあなたの裾を手放せない愚かな私を許してください。赤子のように嫌だ嫌だと首を横に振ることでしか、あなたを傷付ける方法でしか結び付けていられない私を。顔を上げて、笑顔を作ると心が落ち着いた気がした。それが如何に下手くそな笑顔でも、今にも泣き出してしまいそうな笑顔だって構わない。泣きそうな醜い顔は隠してしまえばいい、そんな短絡的な考えで彼の胸元へ額を重ねる。──だいすきな、蒼蘭。あなただけは、いつまでも優しいままでいて。皇帝なんかにならないで。ずっと、ずっと私の大切な兄でいてくれたら、それでいいから。そうしてくれるなら、私のことは一生世界で一番嫌いな奴でいいから。ひゅう、と音を立てて冷たい風が吹き付ける。長い髪を吹き上げて、咲き誇る薔薇の花弁が共に巻き上がった。連想するものはといえば彼を手折った日のことで、頭に焼き付いて離れない。奥歯を力いっぱいに噛み締めて、絞り出す声色で小さく漏らすのは、私の甘さ。この言葉の意味を、あなたは知らなくていい。一生、私を許さなくていい。ただ、       。)ねえ、蒼蘭。……ごめんね。

(:殺し合いが目的なスレですから、難しいかもしれませんね…(´・ω・)まあでも、PL同士は仲良く!)

>>44
(:はじめまして、書き込みありがとうございます
こちらは歓迎ですので白蘭さまの許可をいただき次第、三日以内に申請書の提出をお願いします^^)

46白蘭 ◆A1uWFwWjV2:2012/12/25(火) 13:35:16

(――嗚呼、シャンデリアが眩しいな。そう唇から零れた呟きはすぐに、行き交う人の群れともう数十分前から場を満たしているのだろう雑踏に掻き消される。それも当然だ。今夜も私は、こうしてレヴィン国のパーティー会場へと足を踏み入れているのだから。どうやら今回は立食パーティーか。外に広がる宝石箱のような夜空に名残惜しくも別れを告げたら、まずは主催者の翁に挨拶を。今宵はお招き頂き光栄ですと、黒銀の仮面越しに覗かせた淡い赤紫の瞳を細め口角を柔らかく持ち上げる。大丈夫、いつも通りだ。いつも通り、完璧な微笑を湛えられている筈。少し離れた前方から、真横から――様々な角度、方向から此方を眺める貴婦人達にも心までは解るまい。挨拶を済ませ踏み出そうとするとふと気が付いた、何人もの婦人から一歩離れた場所に立つ歳若い娘の姿。一瞬、否。正確な時間にして数秒、目を留めてしまったと思う。そしてこの出来事は、そのまま進んでいく筈だった両足を不自然な位置で止めた。どうかしたのかという主催者の声が現実への鎖となり、引き戻される。得意の笑顔で適当な言い訳を並べ立て今度こそ場を辞した後も、記憶に残る娘の顔が脳裏に浮かんで消え、また浮かんでは消えた。娘と面識は無い。彼女を目にしたあの瞬間、重なったのは妹の姿で。愛しい。愛しい、妹。そして弟達。あの当時は然程気にしていなかったけれど、今ならはっきりと断言出来る。残酷な玉座争奪の運命を知るまでは、それまでの日々は、確かに幸せだったのだと――。それが粉々に崩れ去って、いつしか私は行き場の無い空虚の一部をヴァイオリンの音色に委ねるようになった。持っていたケースからそれを取り出し舞台に着くと、あれ程煌びやかだった会場内から光が消え、スポットライトだけが一本道のように此方へ伸びる。――さあ、ここからは演奏に集中しなければ。だが、あまり感情を込めてはいけない。相手方が幾ら鈍かろうと今この状態で心を露出してしまえば、主人に忠実なヴァイオリンはその正直な音色で全てを伝えてしまうから。普段ならもっと気丈でいられた。しかし本人ではなかったとはいえ、あの娘――彼女の進む道を空けていく人々の様子からして、主催者の孫娘か何かだろう――の存在に、確実に揺さ振られていて。弦に弓を滑らせる度響く穏やかな音色は、ちゃんと癒しのメロディーとなっているだろうか。演奏が終わると口許に弧を描き、形式的な礼を一つ。拍手喝采の嵐に紛れ舞台を下りた)――ありがとう。引き続き、今宵のパーティーをお楽しみ下さい。

(PL/ええと、改めまして参加許可有難う御座います!という事で…迷った結果ALL宛の文を投下させて頂きました。けど、文章力…orz絡み辛いよっ!という方は此方から参りますので、遠慮なくお声掛け下さい。それでは皆様、どうぞ宜しくお願い致しますノ)

47白蘭 ◆A1uWFwWjV2:2012/12/25(火) 13:36:36

>>41 ユリウス本体様
(p/素晴らしいキャラを有難う御座います^^私からも特に変更が必要な点はありません。これから宜しくお願い致します+)


>>44
(PL/こんなに早く募集キャラが集まるとは思っていませんでした(驚)応募有難う御座います!拒む理由はありません、PFお待ちしてますね^^)

48ユリウス ◆I6gPHQWNU6:2012/12/25(火) 13:51:44
>>42 スレ主様
(/申し訳ありません。失念いたしておりました。以後気を付けます。<m(__)m>)


>>47 白蘭様
(/PF許可ありがとうございます。これからロルの中であちこち出没させて頂きますが、どうかよろしくお願いしますね。)


>>ALL
(/スレ主様、白蘭様からのOKが出たということで、皆様の流麗な文章にははるかに及びませんが、一旦ALL向けの絡み文を投下させて頂きます。また、現在絡み文の入っていらっしゃる方につきましては、こちらから絡ませて頂きますので、よろしくお願いします。<m(__)m>)

(今日は曇り空か…。目覚めて一番に目に入ったのは、窓の向こうの灰色の空だった。レヴィンの下町の朝はまだ薄暗い。季節柄もあるのだろうが、雪でも降りはじめれば、表に新聞やミルクを取りに出るのも面倒になりそうだなと思いつつ、仕方なさげに時計を見れば、とっくに世の中は活動時間と言えるような8:00過ぎだ。大きくため息ともつかぬ息を吐きだせば、夜の間に冷え切った部屋に、流石に起きるのも億劫だと思ってしまう。かといって、今日は次回のステージの打ち合わせが10:00からあるのだ。隣室でコトリとも音がないのは、きっとその部屋の主がまだ熟睡しているからだろう。一緒に暮らしているのは、相棒と言っていいのかどうか解らない、某帝国の第一王子、つまり普通に考えれば、嫡出子=後継者なのだ。どうやら彼には面倒な事情があって、王宮での暮らしがままならぬらしい。まともな従者も連れず、ヴァイオリン一本で暮らしているとか…。出会った時には驚いたものだが、今では、ビジネス上で組んでいる相手でもあるし、流石に生まれが高貴な相手だから、日々の細々した暮らしのことなどには本当に無頓着なのも仕方がない。俺が面倒見てやると言ってしまった以上、半ば従者のようなポジションに落ち着いてしまっている今の自分は、仕方がないとも言えるのだが、それはそれで、ある意味いい退屈しのぎにはなる。ああ、いい加減起きなければ、朝食もままならぬだろう……。そんなつまらぬことを自分の中で逡巡しつつ、それでものろのろとベッドから起き出して、とりあえずガウンを羽織り、アパートの階段を一人で降りて行く。裏通りに面した出入り口の向こうには、冬枯れの街路樹の寒々しい枯れ姿の下を、朝早くから仕事に向かう人が、急ぎ足で行き来している何時もの喧騒が見えてくる。ギギイッと姦しい音を立てて開く古いドアを開けば、充分冷たいと思っていた空気よりも格段に冷え切った外気が頬に触れ、ついその頬に手を当てて温めた。まだいくつかアパートの住人の取り込んでない新聞の中から、自分のものを拾い上げ、傍らのBOXからミルクを二本取り込む。我侭な王子様は、新鮮なミルクじゃないと飲まないなんて、言いやがるもんだから、結局毎日こうやって宅配させる羽目に陥ったのだ。それにしても、今日は今年一番の寒さじゃないかと、改めて道ゆく人たちに目を向ければ…。)
ああ、こんな日は一日中暖炉のある部屋で、ピアノを弾いていられれば、俺は満足なんだがなあ…。

49蒼蘭 ◆VY4R3k8aYo:2012/12/25(火) 14:05:17

>>45青蘭
…何で。何で謝るの、青蘭。きみは何か悪いことしたの?…というか、謝らなきゃいけないのは僕の方だよ。きみに、青蘭に王座について欲しいと思いながら、同様に僕もつきたいと思っているんだから。ごめんね。
(離して欲しいと口にしながらも心の隅っこの方では、離さないで、もっと触って、永遠に傍に居て、そんな事を思っていた。だから、離さずに居てくれて嬉しいと思った。顔には上手く出せないけど、きみのように笑えないけど、体の中ではちゃんと嬉しい。そして、ふと思い出す。心臓を奪われてしまったあの日。だいすきなきみに刺されたときは、今のように嬉しかった。でも、そのときも嬉しい気持ちと相反する別の黒くてどろどろした醜悪な思いが隅っこの方に渦巻いていたんだ。ああ、まるで成長していない。体だけ大きくなって、中身はあの時から何も変わっていないじゃないか。なのに、きみは女帝に相応しいように成長していって僕を置いていく。待って、と、置いていかないで、と叫ぼうにも心の隅のどろどろが先を進む相手の背にナイフを突き立てようとするから、怖くて声が出ない。心臓を奪ったときに、いっそのこと殺してくれたらよかった。そうすれば、こんな苦しい思いもせずに安らかに居られた。けれども、果たしてそうなのだろうか。分からない。何かの幕を閉じるかのように双眸を伏せると、ふわり、相手の匂いがより近くに感じられ、少々不思議に思う。傍に寄りたすぎて、おかしくなったのだろうか。薄ら目を開けて、原因を確認してみれば当初より近くにある相手の頭。質の良さそうな髪が、目下にある。思わず、声を上げて飛び退きそうになるけれども、それを制すかのように冷風が頬を掠め、同時に綺麗なその髪を宙に舞わせる。そして、零れた言の葉に、無意識の内に相手の頭を撫でてしまった。ごめんなさい、こんな汚れた手で触ってしまうのを許してください。ゆっくり手を上下させながら、頬を微かに持ち上げて笑みを作ってみせれば心の内をそのまま述べた。青蘭には、女帝になって欲しいと思う。なのに、その思いは雑じり気のない純粋な思いではなくて。素直に思えなくて、ごめんなさい。今でも、きみのその細い首を力いっぱい握ってしまいたくて、でも、怖いから出来ないと葛藤しています。終いにどうしてきみは青蘭なの、なんていう悲劇の言葉に似たものを吐きたくなる。きみが青蘭で、僕が蒼蘭でなかったら。違うところで生まれて、違うところで出会えていたら。ああ、ごめんね。そんなこと思っていたら、自然と涙が出てきたみたいだ。それを見せたくなくて、隠れているかどうかは分からないけれど、俯いた。)


(/ですね!本体様にはうざいくらい絡みます^^*礼儀を欠かない程度に!)

50青蘭 ◆YldQx7/MSQ:2012/12/25(火) 17:02:11
>>46(白色のお兄さま)
( 最初から″あなたたちは殺し合う運命なのよ″と言ってくれたら、ここまで絶望せずに済んだ。そうしたら、花弁を毟り取る行為に罪悪を抱くこともなく、ただただ女帝の座に君臨することを目的に生きられたのに。──知っていたら、あんなに幸せな思い出なんか、作らなかった。こんなに胸が痛いのは背負った重大な役目よりも、何倍も楽しく輝かしい日々が存在したから。それを捨てられたなら私は争奪戦に没頭出来るだろうか? なんて、そんな想像をしない日はないのだ。今宵も開催される仮面舞踏会は主催者の挨拶も始まらない内から賑わい、貴婦人には絢爛豪華な装飾や上質な葡萄酒など眼中になく、ダンスの相手を捜すことに心を寄せている。自分はと謂えば、黒一色の飾り気のないストラップレスのAラインパーティードレスに身を包んで壁に背部を付けるのみ。無関心を貫いた眼差しで軸を投げるのは主催者が現れるだろう舞台の上、毎夜行われているパーティーに凝った台詞など用意せずに同じ言葉を吐き出すのみだろう。そう、思っていた。しかし壇上に上がる男性は顔を仮面で隠してはいるが見覚えがあり、銀色の仮面奥の瞳を見開く。長い間、消息も掴めなかった白色を宿す兄の姿に、懐かしいヴァイオリンを奏でる指先に、目を離すことが出来なかった。耳障りとさえ思っていた雑踏は彼が音色を水面に落とすと忽ち静まり、自分と同様に舞台へ釘付けにされているよう。細くて長い指から紡がれる繊細で優しい、まるで彼の性格を表した演奏は会場中を包み込み、音色が止んだあとも余韻に浸るかのように一言も余計な音を漏らさない自分を含めた、全員。時を置いて、ようやく始めて演奏が終わったことに気が付くならばレヴィン全体に届けんとばかりに響く拍手喝采。一瞬にして人々の目を簡単に奪う音色に名残惜しさを感じつつも、手の平を叩く輪の中へ混じることなく舞台を下りる彼に目が離せないまま、ついにダンスパーティーは開始する。有名な奏者の演奏に重ねて男女一組となり踊る参加者を尻目に、静かに彼の方へと距離を縮めては声をかけ。──ここは、仮面舞踏会。財と身分を持つものが一夜限りの関係を探す場所。だから、私が彼に近付いたとしても、責める人間なんかいないんだ。ドレスで着飾った身では護身用に銃も所持しておらず、奪おうと思えば、男である彼になら私の心臓を手にすることが出来るだろう。例え、そうなったとしても後悔はしない。でも、出来ることなら青蘭だと気が付かないで。兄弟を誰よりも危めた私だと気が付いたら、いくら優しい彼でも微笑みかけてはくれないだろうから。)──ご機嫌よう。先程は素晴らしい演奏をありがとうございました。あの、……宜しければ、一曲踊っていただけませんか?

(:行動が分かりやすく、綺麗に纏まった文章で尊敬します><
駄文ながら絡ませていただきました。これから宜しくお願いしますね´`)

51青蘭 ◆YldQx7/MSQ:2012/12/25(火) 17:52:15

>>49(蒼色のお兄さま)
蒼は悪くない。……みんな、目指す所は一緒なんだもの。そう思うことはおかしくない、……蒼は、正しいのよ。
( 同じ色なのに、遠い。行かないで、手の届くところに──わたしだけの、大切な、薔薇でいて。ガラスケースに閉じ込めて、永遠に散ることのない存在でいて欲しかった。私が毟らなければ、他の薔薇たちが花弁に手を伸ばすことはわかっていたから。それだけは、許せなかった。共に生まれたのなら片割れである私が、彼を散らすべきだと思ったから。思ってしまった、だから。痛いと泣く彼の胸に銀色のナイフを突き立てて、掘り起こして、まだ鼓動を続ける宝石に口付けて今すぐに握り潰したい衝動を必死で抑えた。ただの身勝手な我が儘、それは分かっていたのに手を伸ばさずにはいられなかったのだ。今思うと、私は科せられた残酷な運命に絶望する反面で、それをずっとずっと待ち望んでいたのかもしれない。彼に怨まれて、憎まれて、いつか五指を私の首に絡ませて感情をぶつけてくれる日も。髪に触れる大きくて骨張った手は冷たくて、新しく発見した昔と変わらない箇所に安堵して、嬉しくなった。撫で方も、泣き虫なところも、まるで同じ。水の流れが如く、次々と目まぐるしい変化を遂げる現実の中で、こうして変わらないでいてくれるのが嬉しい。私だけが手の平を血で汚して、嫌だと思っていたはずの変化を自ら進んで行う自分が嫌になる。まだ、彼の隣に立って、いたいのに。吐き出される科白には何の疑問も抱かず、当然だと胸中で頷く自分がいたことに気が付く。私だけが女帝を狙っていて、彼は皇帝なんて興味がないなんて有り得ないんだ。私たちは掛け替えのない分身であると同時に敵同士で、──いつまでも仲良しの蒼と青では、いられない。彼の裾から手を離して、目に浮かぶ水滴を人差し指でそっと拭ってやる。私は素直に泣けないから彼が泣いて、彼は上手く笑えないから私が笑う、そう補っているのだと思った。こんなに体を包む風は冷たいのに、触れた箇所は温かい。彼の傍はいつも温かくて、やさしくて、いとおしくて、私の唯一の居場所だと思う。今は寄りかかることは出来ない、居場所″だった″彼の隣。彼の前でなら私は、第一王女ではなく、ただの青蘭でいられる。額を付けたまま、深く肺の奥から息を吐き出しては私が奪った心臓のあった場所を撫でる。返すことは出来ないから、返せないから、だから、せめて抉った痛みが和らぎますように。私がこんなことをするのは間違いなのは知ってる、この行為が彼がこちらに向ける憎しみを増長してしまう可能性を孕んでいる、そんなことも。だけど、謝るしか出来ないの。あなたを苦しませて、返してあげられなくて、意地悪で、自分勝手で、──いつまでも兄離れが出来ない妹で、ごめんなさい。ごめんね、蒼。)もう、泣かないの。まったく……泣き虫なんだから。

(:Welcome!!´`(笑)
わたしもウザいくらいに全力で絡み付きますね……!)

52Servent=Alchareos ◆gtkXvXHPxE:2012/12/25(火) 20:35:59
>>ALL
(/参加許可をいただけましたので、とりあえず絡み文を投下してしまおうと思います。絡みづらい、というような事があれば遠慮なく申してください、私から絡みに行きますので。皆様のような素晴らしい文に追いつく事はかないませんが、精一杯努力させていただきます!皆様、どうかよろしくお願いいたしますね)


(空が、自分は好きだった。町中であるにも関わらず、自分が好きな空を見上げ。…昔は、空が嫌いだった。昔は、いつだって空が灰色に見えていたから。目に映るもの全てが無意味で、どうでもいいと思っていた。ただ、生きたかった。物心ついたころには既に自分は戦場に居た。そして、物心ついたころ、自分は殺しの技を教え込まれた。どう敵の首を切り裂くか、どう頭を撃ち抜くかを学んだ。忘れもしない、5歳のあの日。自分に気付いていない敵兵の頭を撃ち抜けと、言われた。自分は言われたままに、撃った。狂いなく銃弾は敵兵の頭を撃ち抜き、その命を奪った。鮮血が飛び散り、地面を赤く染めた。その光景が、自分にはたまらなく気持ち悪かった。仲間の兵士には褒められた。自分は褒められたくて今まで殺人の知識を高め、技術を磨いていたが、ようやく褒められたその日は何故か胃の中身を吐き出してしまうほどに気持ちが悪かったのだ。どうして、と自問をしても、自問をする声だけが己の中に響いて、答えが返ってくる事はなかった。しかし、気持ち悪かろうがなんだろうが、殺しをやめる事は出来なかった。まだ死にたくはなかった。生きていたかった。生きて、誰かに褒められたかった。殺しを上手く出来る事に関して褒められたいんじゃない。人殺しの道具としてではなく、人として、Servent=Alchareosとして褒められたかった。自分が人殺しの道具として扱われている事に気付くのに、時間がかかった。それは、12歳後半の頃。遅かったし、遅過ぎたのかもしれない。自分は殺人の為の道具でしかないと、ようやく気付いたのだ。感情を隠すのも、感情を押し込めるのも、感情を殺すのも、泣かない事も、得意だったはずなのに。それを知った時、今まで泣けなかった分、泣いた。叫んだ。喚いた。吐くほどの気持ち悪さをこらえながら人殺しを続けるのは、幼い自分には重過ぎたし、辛過ぎた。それでも人殺しを続けた自分の心が。つぎはぎだらけで、ボロボロな心は、泣き叫ぶ自分と同じく、悲鳴をあげながら崩れていった。その時のことは、あまり覚えてはいない。ただ、気が付いた時には…自軍の兵士が、みな緋色の液体を体から溢れ出させながら倒れていた。かたくかたく握られた手には、自分が愛用してきた銃。全身、血で真っ赤に染まった状態で、立ち尽くした。再び、叫んだ。涙が枯れるまで泣き、喉が壊れるほどに叫んだ。…自分は、己のように人殺しの道具のように扱われる子供を救おうと思った。自分のように、心が壊れてしまわないように。手遅れになる前に。その為に、また人殺しをした。何人も何百人も、もしかしたら、何千人も殺したかもしれない。それでも、まだ、自分は…心の何処かで、誰かに褒められたい、誰かに認めてもらいたいなんて、馬鹿げた願いを秘めていた。そんな資格など、ありはしないと言うのに。今は人を守り仕える仕事をしているが、自分の過去ほど血にまみれたものはない。肩にのしかかる罪と数多の人の命。それは重くて重くて、そして、痛かった。…けれど、今は。澄んだ色の空が、好きになった。それが、自分にはたまらなく嬉しい事で、町の人々は、空を見上げてぼうっとしている自分はちらちらと見ている。しかし、そんな事など今は気にならなくて、綺麗な空を、見上げ続けていた)……綺麗、だな……

53名無しさん:2012/12/25(火) 20:48:55
今ある絡み文に絡めよ

54Ludovica=Magda=Evangelista ◆166dRIFz0c:2012/12/25(火) 20:51:04
入国申請書

名前:Ludovica Magda Evangelista(ルドヴィカ・マグダ・エヴァンジェリスタ)
性別:女
年齢:20歳
性格:気が弱く、常におどおどしている。平和主義者。レヴィンの上級貴族の次女として生まれ何不自由なく育てられた。幼い頃から上級貴族としての正しく美しい振る舞いを身に付けるために厳しい躾を受けてきた故、それ相応の振る舞いはできるが若干ぎこちない。何でも器用にそつなくこなす姉と比べて要領が悪く不器用なために常に強い劣等感に苛まれ、姉に対する羨望や憧れを持つと同時に、自分よりも両親や周囲に愛される姉に対する嫉妬心や上級貴族になど生まれず一般人として暮らしたかった、という思いを胸に秘めながら生きてきた。そのため貴族や王族に対すると極度に緊張してしまい、従者に対しては、主としての振る舞いをせねばと必要以上に気を張っている。心を許した従者の前では緊張することもなく、大分砕けた幼い少女のような振る舞いをすることもしばしば。婚約者である白蘭様に対しては、自分のような娘では到底釣り合う存在ではないと思っており、畏敬の念を抱くと同時に、自分なんかが婚約者となってしまったことを申し訳なく思っている。彼の傍では、婚約者、としてよりも、付き従う、という一歩下がった立場を保っている。争い事に疎く、戦闘能力はほぼ皆無で所持している銃も満足に扱えない。感情がストレートに表情に出てしまうため心理戦にも向いていないが、他者の感情を汲み取ることや微細な変化を感知することには長けている。皆が平和で笑って暮らせる、暖かく砂糖菓子で彩られたお伽話のような世界を夢見ている。
容姿:全体的にゆるくウェーブがかった淡黄色の腰まで伸びる髪を編み込みを組み合わせたハーフアップにして纏めている。前髪は左に流し、横髪は胸にかかる程度。髪は主に薄い桃色のフリルを下地とし、白いフクシアをモチーフとしたコサージュに上品な深緑色のリボンが付いた髪飾りでまとめている。身長は155㎝と華奢かつ事実に反して凹凸は然程目立たず、丸い目、白い肌に赤みがかった頬と相まって年の割に幼く見られることがしばしば。瞳は深海のような紺碧色。普段は惜しげなくフリルがあしらわれた、花柄のドレスを着ており、パーティー等に出席する際はローズ・デコルテを着用することが多いが、本人としては胸元の露出が増えるデコルテが苦手である。こっそりと街に出る際は白地に青いストライプのカジュアルなワンピースを身に纏い、髪を右耳の下から三つ編みにして出かける。その際もフクシアの髪飾りだけは必ずつけていく。
武器:マカロフ・ワルサーPPKS(二丁与えられ、「使いやすい方を使用しなさい」と言われたがどちらを使えばいいのか分からないので、二丁隠し持っている。)
備考:本来、白蘭様の婚約者となるのは3歳上の姉であったが、両親の「王座に着くか分からない方よりも、確かな権力と財力をもった上級貴族と繋がりを持つべきだ」という考えにより、姉がレヴィンの上級貴族と政略結婚をしてしまったため、代わりに婚約者となった。故に「自分は代替品なのだ」という思いが強く、表に出しはしなかったが心の奥底では婚約の解消を望んだこともある。普段は自宅で暮らしており、貴族としてパーティーを開いたり参加したり。本人はパーティーのような上流社会の人間が集まる華やかな場所が苦手で、特に予定のない日は親しい従者の力を借り、ドレスを脱いで一般市民のような服で町を散歩して回る。喫茶店や本屋を回るのが好き。一人称は「私(わたくし)」、二人称は「貴方、〜さん、(王族・三家に対して)〜様」。
他に募集したい役柄:心を許せる従者(性別不問)

55Ludovica=Magda=Evangelista ◆166dRIFz0c:2012/12/25(火) 20:53:03
(p:>>44でございます。>>54に入りきらなかったので、連投となって申し訳ありませんが此方でご挨拶を…!)

>>45 青蘭様
(p:許可ありがとうございます、早速申請書を書いて参りました。
不備等、多々見受けられるかもしれません…!その際はご指摘いただければ幸いです)

>>47 白蘭様
(p:初めまして、許可ありがとうございます!
気弱な婚約者になってしまいました…不備や希望等ございましたら何なりとお申し付けください…!)

56Servent=Alchareos ◆gtkXvXHPxE:2012/12/25(火) 21:04:58
>>53 名無し様
(/申し訳ありません、私の表記不足でございました。【とりあえず】絡み文を投下しますが、絡み文を既に投下されている方には自分から絡みます、という事を表記しておりませんでした。わざわざ注意させてしまった事、とても申し訳なく思います。申し訳ありませんでした。)

>>52
(/表記不足がありました、すみません…。とりあえずは絡み文を投下しましたが、既に絡み文を投下されている方には自分から絡みに行かせていただきますので。表記不足、チェックがしっかりと出来ておらず申し訳ありませんでした。)

57ユリウス ◆I6gPHQWNU6:2012/12/25(火) 21:45:33
>>19 青蘭様
(/上手く絡めるかどうかわかりませんが、早速絡ませていただきますね。思い描いていらっしゃる世界と少しでも重なっていればいいのですが、もし雰囲気ぶち壊しになったら申し訳ないです。(>_<))

(アコーデオン一つ背中に担いで、この世のあちこちを放浪する、ロマの楽士の群れに交じって、旅をしていた。生まれた国を遠く離れて、見たかったこの世の果てまで…。自分にとっては、それがどのような場所なのか、果たして本当にここが果てだと言う場所があるのか、それとも自分が生れた場所こそが果てだったのか、そんなたわいもないことを思いながらの旅暮らしだ。この町に入る前、主人とも相棒とも言えるパートナーが、この町に入ると聞いた途端に顔色を変えて、一足先にレヴィンに帰っているからと、群れを離れた。どうやらこの町には入りたくない理由があるらしかったが、お前はこの町を楽しんで来いよと苦笑交じりに言われれば、数日の事だからと、あえて別行動を取ることを決め、気にはしながらも別れたばかりだった。何だか一人は寂しーよなあ…、一人ゴチながらも、ロマの群れに交じって町へと入っていく。町の外れとも言えるような野原に馬車を止め、ロマの人たちは即興のキャンプ地を作る。数日間はこの町にいるようだ。夕方までにはどうやら落ち着きそうだと、自分の世話になっている一家に設営は任せて、彼らから一人離れて歩きだせば、野原の向こうの街道沿いに修道院か孤児院らしい建物が見える。シスターと思しき中年の女性が、数人で表で遊び回っている子供たちを見守っているところを見れば、孤児院かもしれない。アコーデオンしか今は持っていないけれど、あの子たちは喜んでくれるかな?…そんなことをふと思えば、向こうから荷物を抱え、寒そうに歩いてくる一人の女性に気付いた。)
こんにちは、お嬢さん。寒いですね。

58ユリウス ◆I6gPHQWNU6:2012/12/25(火) 21:46:34
>>25 金蘭様
(/初めまして。早速、絡ませていただきますね。ホームベースなレヴィンでのパーティーの前と言うことで、パーティー会場へ向かう前の風景で行かせていただきます。よろしくお願いします。<m(__)m>)

(夕暮れ。冬の夕空はグレーがかった茜色に染まり、短い一時の夕焼けをまるで線香花火のような短さで、見上げる人も無く夜景へと変えていくものだ。温かかった日中の天気はどこへやら、冷たい風が吹き始める頃には、流石に空を見上げる人も無く、街角の公園には、遊んでいた子供の姿はとっくに消え失せている。そんな公園脇の道を、自宅へ帰る人の波に紛れながら、大通りへと向かいながら、小走りに走っている男が一人。如何にもこれからパーティーへ向かうと言った形の黒の燕尾にコートを羽織っただけの男の格好は、嫌がおうにも目立っていた。今夜のパーティーは、このレヴィンでも有名な某・伯爵夫人が主催するものだ。幾ら、面が割れている間柄とは言え、流石に上流階級の主催するパーティーに素顔で出る訳にはいかなくて、バタフライマスクを用意してはいるのだが、ビジネス上のパートナーである某国第一王子も、今夜は馴染んだハイソサエティな紳士淑女の集まりには、至って気が楽な様で、ついさっきまで鼻歌交じりで身支度をしていて、ふと思い出したかのように、今日のマスターである伯爵夫人に花でも持って行こうかと言い出した。そんな時勿論彼が自分で買いに行ってくれるわけでもなく、仕方なく表通りの花屋に電話を入れて、女性の大好きな色とりどりの薔薇の花束を用意してもらったのだ。勿論取りに行くのは俺だ。大きな溜息を何度も付きながら、花屋へと急ぐ道すがら、ふとわき道から出て来た男に視線が絡んだ…気がしてつい立ち止まった。その身なりや風貌と、あまりにかけ離れた、ガラの悪い裏路地からの道があまりにもミスマッチだったのだ。しかも、どこかのパーティーで見かけたようなその気配に、つい、ぼそりと一人呟いた。)
あれ…?? どこかで逢ったっけかな??

59青蘭 ◆YldQx7/MSQ:2012/12/25(火) 22:39:18
(:用件のみで失礼致します。)

>>53
(:ご注意ありがとうございます
しかし、このスレッドは投下された接触文にお返事を出すかは参加者さまにお任せしております
何か問題がありましたら私から注意いたしますので、乱暴な言葉遣いでの書き込みはご遠慮ください。)

>>54
(:不備はありませんので入国を許可します
とても美しいお嬢さんにドキドキです>< 白蘭さまの許可をいただき次第、活動を開始してください。)

>>58(注意)
(:横やり申し訳ありません
記号の連続使用(??)はご遠慮頂けますようお願い致します。私の表記不足で申し訳ないです;)

60蒼蘭 ◆VY4R3k8aYo:2012/12/26(水) 00:49:56

>>46白蘭兄さん
(かつん、と久々に舞い降りたレヴィンの地にブーツの踵の音を響かせ、疲弊したような吐息を一つ漏らす。やはり、此処の空気は嫌いだ。人が多くて、みんなが権力を主張するかのようにこれでもかと着飾って。其処に何とか少しでも紛れようとして、今日はちょっとだけ自分も洒落っ気を出してみたけれど如何なものか。きちんと、隠れているだろうか。慣れない装いに浮き足立ちながら、辺りに視線を忙しなく走らせる。噂されている様子は無いし、指を差されている様子も、嘲笑されている様子も無い。今のところ、上手い具合に溶け込めているようだ。そう思うと気持ちが楽になって安堵の息を吐き出して、胸を撫で下ろす。ポケットに忍ばせた品物が掏られていないことを確かめ、一度握って感触を同様に確かめれば首肯して今宵商品の取引を行う場所へ向かう。こんなことをしていて、随分悠長だな、なんて思いが不意に脳裏を掠めて視線を落とした。心臓が無いくせに平気で歩いて、こうして呼吸を繰り返して、生きている。自分は何なんだろうか、正体も分からないものがこのような華やかな場所へ踏み入ってしまっていいのだろうか。しかし、取り敢えず今は仕事だと割り切ろう。前髪を上げて漆黒の仮面を付けると、現場となる某パーティー会場へ入った。途端に、目に入った煌びやかなシャンデリア、様々な色に彩られたドレスを身に着けた貴婦人、何よりも人の多さ。一瞬眩暈がしたけれども、自分自身を奮い起こして依頼人を探し始めたが、この人混みの中だ、中々見付からない。今にも人酔いし始めてしまいそうなその時、ふと耳に届いたヴァイオリンの流麗な音色。源の壇上へ視線を向ければ、何処かで目にしたことがあるような白い髪が真っ先に入ってきて、どうにか記憶を掘り起こす。もしかして。人を掻き分け、近付いていきじっと眺めつつ、彼が奏でる音に耳を傾ける。ああ、そうだ、やっぱり。耳を劈くような拍手に驚いて肩を揺らすも、それを気にせず相手に歩み寄っていけば口元に弧を描きつつ言葉を並べ。仮面をしているからこそ、いつもより強く自分を見せられる。外されたとき、どうなってしまうのかは分からないけれど。)
――どうも、心惹かれる素晴らしい演奏でした。其処で少々あなたと、お話がしたいのですが…お時間、大丈夫でしょうか。


(/素敵なお兄様に稚拙な文章ながら絡ませて頂きました!これからどうか宜しくお願いします^^*)

61ユリウス ◆I6gPHQWNU6:2012/12/26(水) 06:16:30
>>59 スレ主様
(/申し訳ありません、以後留意致します。)

>>31 蒼蘭様
(/初めまして。早速絡ませていただきますね。上手く絡めればいいのですが。どうかよろしくお願いしますね。^^)

(旅空の下、いくつもの町を通り過ぎ、また新しい町へと入っていく。そんな流浪の生活を、時折したくなって、生まれ故郷のレヴィンの町を出て、知り合いのロマの楽士の群れに紛れて旅に出る。そう言う旅暮らしももう何度目だろう…。俺は実はロマになってしまいたいんじゃないのかと、どこかで思ったりもするが、これはこれで、ひと月もすれば、レヴィンのアパルトメントが恋しくなるし、レヴィンの上流階級のパーティーで華やかなステージに立つ自分が見たくなる。気分転換には持って来いなんだが、どこかでハンパ者でしかないような自分の立場も解っていた。それでも、両親の心配と、長兄の叱責、次兄の侮蔑とも思えるような無言の眼差しからも、全く切り離された自由な暮らしは、自分にとって何物にも代えがたいものだ。この町に入って二日目、夜には請け負ったパーティーでの演奏が控えているので、早く帰らないといけないのだが、宿への帰り道にふと見つけた小さな教会に、何となく心を惹かれ、久しぶりに懺悔でもしてみるかと、そのドアを開いてみた。薄暗く静まり返った教会の居並ぶ椅子の最前列に一人座って、身を縮めている人影…。おや、先客がいるようだと、そっとそこに滑り込めば、ゆっくり歩いて近寄って…。)
あの…この教会の方ですか?

62ユリウス ◆I6gPHQWNU6:2012/12/26(水) 06:17:06
>>46 白蘭様
(/初めまして。早速絡ませていただきますね。レヴィンでのパーティー。ホームグラウンドと言うことで、気楽に絡ませていただきますね。どうかよろしくお願いします。^^)

(一足先に今夜の主催者である老・伯爵へと挨拶に行ったらしい相手の姿を、自身もレヴィンの上流階級のパーティー向けにだけ使う、黒字に色とりどりのラメやビーズで蝶が描かれているマスク越しに見ながら、流石にあの身のこなしは持って生まれたものだろうと、相手の出自を容易に想像できる相手の佇まいを観察していた。周囲のご婦人方は、すでに相手の噂で持ちきりだ。一介のヴァイオリン弾き程度では済まないだろうその出自も、どこかでいつかはバレることになるのだろうが、それはしょうがないことだろう。そうこうしているうちに、相手の視線が一人の女性に向けられていることに気付いた。ほう、珍しいじゃないか。許婚者のいる身で、他の女に目を奪われるなど…。今夜は、この話で一杯飲んでやるからな…。そんなことを思いつつニヤリと笑えば、どうやら相手の演奏が始まったらしい。流石に、これで十分飯が食えるだけのことはある。その辺の楽士なんぞは太刀打ちできないような音色の深さじゃないか。暫し、相手の演奏に深く聞き入っていたが、次には自分の演奏順が来ることをふと思い出し、すっと動いて、老伯爵へと挨拶に向かった。実は顔見知りの老伯爵は、俺が幼いころからの知り合いだ。チラッと姿を見ただけで、うんうんと頷いて挨拶はもう良いと笑顔を向けられれば、苦笑交じりにそのままステージの脇へと立ち、挨拶を終えて降りてくる相手を待ち構えた。)
さっすがだねー、俺には到底出せない音色だな。

63蒼蘭 ◆VY4R3k8aYo:2012/12/26(水) 10:33:26

>>51青蘭
きみは、いつまでも優しいんだね、青。…その優しさが、僕には痛いよ。
(幾ら追い駆けても捕える事の出来ない青い蝶、手を伸ばしてもするりと擦り抜けて自分の元から去っていく。お願い、ずっと此処に居て、綺麗な翅で僕の視界を彩って。そんな願いも空しく、きみは平気で更なる高みを目指し飛んでいく。この世に同時に生を授かったのに、何故こんなにも違いが出るんだろうか。僕ときみで、何が違ったんだろう。きみと同じように学んで、食べて、共に過ごしてきたはずなのに、いつから歯車は噛み合わなくなった。思い出そうにも、思い出そうとすることを遮るかのように刺された胸がずきりと痛む。閉じ込めておくものなど無い胸は、未だにあの日受けた傷が残っている。自分ではそのことを少しだけ、嬉しいと思う。心臓を取られるときは、痛くて、悲しくて、苦しくて、涙が次から次へと溢れたけれど、いざ空っぽになってみるとすっきりした。たぶん、彼女に、だいずきな青に取られたからだろう。しかし、奪われたものは大切な宝物。それを取った者を平気で許せるわけもなく、開かれた胸には醜い感情が入り込んでしまった。必死に追い出そうとするにも、居座ったまま出ていこうとしない。共存するしかないのか、だから、そう諦めた。少しでもこの感情が矮小な存在でありますようにって。だけれど、彼女が、きみが、そんな優しく其処に触れるから。撫でられる度に胸がじんじんと痛んで、辛くて、苦しい。もう、其処に触らないで。これ以上きみを感じたら、僕という存在が黒い魔物に飲まれてしまう気がした。優しい言葉を掛けないで、優しい手で触れないで。流した涙なんて気に掛けないで欲しかった、きみが僕を散らせたときのように。あのときは、幾ら泣いても止めてくれなかったのに今はどうして。ゆっくりと、その細い首に手を伸ばせば相手の吸い込まれそうになる緑を眺め震える声を何とか捻り出した。青、僕はどうやらきみの宝物が欲しくなっちゃったみたいだ。ごめんね、折角きみの優しい指で止めてもらったのに、僕の目はいかれちゃったみたいで堰を切ったように涙が止まらない。零れ落ちる雫の中には、きみに対する好きっていう思いと嫌いがごちゃ混ぜになったものがあって、すごくしょっぱい。)
――…ごめ、ん。青蘭…僕に、心臓、ください。

(/青蘭本体様に絡み付かれるなんて…!ご褒美が過ぎます(*´ω`*))

64青蘭 ◆YldQx7/MSQ:2012/12/26(水) 13:48:29

>>57(ユウリスさま)
( 子供たちが、笑う。私も、笑う。そんな些細なことが嬉しくて新しい異国の話を用意して、私は明日も足を運ぶのだ。あの子たちの晴れやかな屈託のない笑顔が、今の私を動かす糧であり、支えだ。大勢の子供に囲まれて生きていくに困らない知識を語る私を見て、″ウァント先生″と呼ぶ。それに返事をして、ただただ幸せな時間を過ごす。それが私の作った偽名──エ/ト/ル/リ/ア神話に登場する、死の前触れとされる女悪魔の名だと知らずに。松明と鍵を手に蛇を従える、巨大な目のついた翼を持つ禍禍しい容姿。まるで私の心を表しているようだ、と彼女の名前と容姿を見て思った。七色の兄弟の中で、死の前触れと形容するのに最も相応しい私なのだ。松明で彼(彼女)の体を焼き、ナイフで引き裂いて、甘い甘いストロベリージャムに塗れた宝石を奪い去っていく悪魔。そんな私を見たら、それでも子供たちは今までと変わらない笑顔を向けてくれるだろうか。私が王族だと知って、それでも? 自信は、ない。だから真実は私の胸に仕舞っておこうと、決めた。頬を撫でる寒風は肌を刺すように冷たくて、身を縮こまらせると溜息を吐き出す。吐いた息は白くなり、一際強く吹き付けた風に吹かれて姿を消して行く。同時に長い髪が無秩序に舞い上がり、片手でそれを抑え。そんな動作を行う最中、こちらに声を受けたのは旅人らしい男性。口元に薄い笑みを浮かべて会釈、どうやら彼の向かう方角は自分が先程までいた孤児院らしい。疑問符を浮上させながら淡い問いを投げかけると建物を指し、首を傾け。)ご機嫌よう、……ええ、こんなに寒いと雪が降りそう。あの、あちらの孤児院に何かご用事ですか?

(:ありがとうございます><
雰囲気をとても掴んでいらして、すごく素敵です^^*)

65青蘭 ◆YldQx7/MSQ:2012/12/26(水) 14:39:47

>>63(蒼蘭)
( 傷みは、永遠の契り。叫ぶ程の傷を刻めば私を忘れないでいてくれる。忘れないで、この瞬間を。忘れないで──憎しみを増長して、いつか私を殺しに来て。五指を絡ませて、指先に私の熱を感じながら、少しずつ少しずつ体重をかけて体温を奪えばいい。あなたの中に、わたしを入れてください。私の体温を貴方の体温と同化させて、一つのものに、してください。目まぐるしい変化に置いてきぼりを喰らうのは耐えられないから、きっと寂しさに死んでしまうから。なら、そんな結末を迎える前に幸せな結末を迎えさせて欲しい。手にした銀色のナイフを振り上げるたびに、そのまま硬直して、石になってしまいそうだった。大粒の涙で濡れた瞳に映る私の姿が、夜叉のようで。彼が滲んだかと思えば、何拍子か置いて自分が泣いているんだと、気付いた。月の光でキラキラと煌めく液体は美しくて、掘り出すときに感じた温かさは忘れられなくて、私と同じ色をしているんだろう宝石の色は綺麗だった。花弁を毟られても尚、彼は何処までも美しい薔薇だった。それと比べて、私はと言えば欲に塗れた酷い顔をしていて、まるで悪魔だ。彼と同じ美しい薔薇になれなかったのは悲しかったけれど、彼の中に消えない傷を刻めたのなら、それで構わなかった。私は何よりも彼に忘れられることが怖くて、誰よりも彼に覚えていて欲しかったから。いつか私が心臓を奪われて、いない人間として扱われる日が来ようとも。殺したくなるくらいに深い傷を刻んだ彼が私を、覚えていてくれる。それだけで、いい。それでいい。睫毛に囲まれた瞳から溢れる涙の青は次々と量を増して、彼の端正な顔にいくつもの線を残す。どうして泣くの? あなたに会えて、嬉しいのに。何が悲しいの? あなたを泣かせてしまっているのは、私だ。指先があなたで湿って、拭い切れないくらいに落とされる涙粒に困惑して、唇を結ぶ。踵を浮かせて、顔と顔の距離を縮めると目元にやさしく、口付けてみる。泣かないおまじない、涙が止まるおまじない。だから泣かないで。その涙を止めるためなら、私の宝物をあげても構わないから。──ほら、何も知らなかったあの頃のように。同じものを見て、触れて、違うものを与えられたときは交換こをして分け合ってきた。その時のように。次は傷みを分け合って、同じ場所にお揃いの傷を刻もう。あなたの鼓動を、わたしの中へ。わたしの鼓動を、あなたの中へ。そうした手順を踏んで、ようやく本当の意味で一心同体になれる。あんなにも望んだ、一つになれる。彼の肩に顔を埋めて、小さく呟く。私のわがまま、何百回目の、最後のわがまま。視界が滲んで、胸の奥が苦しくなって、頬に一筋の雨が流れた。振り回して、ごめんね。)
交換こ、しよう。……おんなじ所に、蒼蘭とお揃いの傷、ちょうだい。一つに、なろう。

(:まるでタコの如く、絡み付きます(`・ω・))

66白蘭 ◆A1uWFwWjV2:2012/12/26(水) 18:00:56

>>54 ルドヴィカ本体様
(PL:可愛らしいお嬢さん!うちの白蘭には勿体無いくらいの婚約者様を有難う御座います^^これからどうぞ、キャラ・本体共々宜しくお願いしますねノ)


>>50 (青蘭)
(例えばの話。もし私が、もしこの〝僕〟が、血も涙もない――正義と言う道を外れて歩く生まれながらの〝外道〟だったなら。今頃事態はどう動いていただろう。勿論その男は肉親に対する情など持たないだろうし、それどころか抵抗する愛しい人(キョウダイ)達を容赦なく毒牙に掛けて、我こそがと皇帝の座へ突き進んでいたかもしれない。いっそその方が幸せだったのにと、狂っているようで正論とも思える考えが脳――心と言うべきか――を侵食する。ああでも、今の〝僕〟のままだとしても、せめて王座の選定方法を説いたあの日に――全員の心から肉親の情というモノを消し去って欲しかった。今そんな事を言ったとて、所詮後の祭なのだが。徐々に光を取り戻していく会場のステージ脇で、周囲に悟られないよう小さな息を落とす。シャンデリアが元の輝きを取り戻す頃、広間は雄大な演奏と共に舞踏会の幕を上げた。男女で手を取り合い踊る姿が、あっという間もなく視界を埋めていく。役目を終えたヴァイオリンは元通り黒塗りのケースの中へ。次も良い音色を響かせておくれと、撫でる様に蓋を閉じ友人へ託した時だった。会場内へ視線を戻すと、向かってくる一人の女性。その藍鉄色の髪には、確かな覚えがあった。妹だ。離れていたとはいえ、脳裏に残ったままの特徴を見違える筈がない。――どれくらい会っていなかっただろう。久し振りだとか、綺麗になったとか、伝えたい事は沢山ある。けど、きっと気付かれたくはなかっただろうな。それは〝僕〟も同じだから、なんて昔のままの口調で思ってみたり。どうせ殺し合いの運命から逃れる事等出来ないのだから、互いに仮面を付けた今ぐらいは仲良く踊ろうか。一瞬だけ浮かべた本当の笑みに偽の笑顔を重ねて、白い手の平を差し伸べた)…光栄です。私などで良ければ喜んで――、美しいレディ。

(PL:ほ、本当ですか…!頑張って書き上げたものなのでそう言って頂けて嬉しいです></いえいえ、主様のロルは素晴らしいですよ。お手本に精進します^^/設定的にいきなり黒くなりそうな兄ですが、此方こそ宜しくお願い致しますね。)

67Ludovica=Magda=Evangelista ◆166dRIFz0c:2012/12/27(木) 02:04:34
>>19 青蘭様
(ああ、なんと素敵な一日だったのだろう!沈みかけの太陽により紅く染められる石畳の上を身分不相応な安物のストラップシューズでカツンカツンと小気味よく鳴らしながら彼女は翔ける。不本意ながらもレヴィンの上級貴族、エヴァンジェリスタ家の次女としてこの世に生を受け、予期せぬ形で王族の婚約者となった彼女は自らの存在の在り方に常に疑念を抱いていた。私は何故この家に生まれたのでしょう、私は何故上品なドレスに包まれてたおやかな笑みを浮かべていなければならないのでしょう、私は何故――姉の妹でなければならなかったのでしょうか。物心ついた時から常時美しく上品で優秀な姉に対する劣等感に苛まれていた彼女は、とにかくエヴァンジェリスタ家から抜け出したかった。抜け出したくて、それで。時折従者の助けを得、ドレスを脱ぎ捨て安物のワンピースに身を包み、踵とつま先が少し窮屈な靴を履いて下町に出かける。下町には絢爛豪華な調度品も贅沢なドレスも無かったけれど、でもそれでも、彼女には何もかもが輝いて見えた。今日の素敵な時間は午後からで、彼女は本屋さんで低俗な雑誌を読んでは目を丸くし、市に出かけては活気溢れる人々に圧倒され、半ば無理やり購入させられた赤い林檎をその場で丸齧りして喉を潤し、少し寂れてはいるが雰囲気のいい喫茶店で一休みした。何でもないような一日、けれど素敵な一日。エヴァンジェリスタ家の者としてではなく、ルドヴィカとしての一日。彼女の心はとても満たされていて、協力してくれた従者へのお土産にと買った林檎とクッキーにわざわざリボンを巻いてしまうくらいに、潤いに満ちていた。そんな幸福な時間から退屈で窮屈な時間への帰り道。徐々に暗転していく空に急き立てられつつ人の少ない道を急いでいると、前方に人影が見えた。誰でしょう?彼女の心に純粋な疑問が浮かぶ。その人が誰とも知らず、自分がどのような身分であるかも意識の外に追いやっていた彼女は、靡く藍鉄色の髪に着眼するのが――余りにも遅すぎた。悲哀のヴェールを纏うその人が、第一王女の青蘭様だと気付いたのは彼女の視線が届く範囲に入ってからだった。何故この方がここに、いるのでしょう。ストライプのワンピースの下に潜む心臓がどくどくと脈打ち、急速に彼女の潤沢を枯渇させ、焦燥へと誘われる。静かに震えだす四肢を必死に抑えつけながら、立ち尽くす彼女の傍を通り過ぎるのか、それとも来た道を引き返して別の道を探すのか、はたまた言葉を交わすのか。どの選択肢も上流階級の人間に対して引け目を感じる彼女には選び難い。ドレスに身を包んでいる時ならばまだしも、今自分が身につけているのは余りにもチープな品。王族に、婚約者の妹君に、このような姿を見せるのはどうしても避けたかった。暫しの黙考の末、選んだのは顔を伏せて静かにその場を通り過ぎること。ああ、どうか、私に気付かないでいて下さい。そう強く願っていたにも関わらず、震える手足が止めていたにも関わらず、貴女の隣を通る瞬間、思わず顔をあげてしまったのは、余りにも――余りにも貴女の体と、静寂に放られた声音がか細かったからです。偶然にもというべきか、交差した視線から逃れる術を知らぬ淡黄色の髪の彼女は、ただ、曖昧な笑みを浮かべて、声を絞り出すのがやっとだった)――っご…ごきげんよう…
(p:ひぃい支離滅裂な文で失礼します…っ青蘭様の素敵な文章に不釣り合いな代物で申し訳ありません…!今後精進していきますので宜しくお願いします!)

>>66 白蘭様
(p:許可ありがとうございます!キャラ・本体共々まだまだ未熟ですが、誠心誠意、婚約者を務めさせていただきます…っ)

68ユリウス ◆I6gPHQWNU6:2012/12/27(木) 09:01:59
>>64 青蘭様
(もう夢は見ない。幼い頃のように未来を夢見るのは、いかさま非現実的だと思って久しい。たかだか50年足らずの人生の活動期に、何処まで自分が“成し遂げられるのか”を考えるなら、夢を見ていられるのは、せいぜいが20歳くらいまでだろう。幼い子供を見ていてよくそんなことを思う。成長する伸び代のある10代の若芽の勢いのような時期は、かく言う自分でさえもが未来の自身の姿を、理想と思える姿に想像していたものだ。未来を夢見る子供の力強さは、国を護ろうと命を懸ける兵士の強さに似ている。だから子どもと話をするのは嫌いじゃない…。遠目に見える子供たちの姿は、あの頃の自分によく似ているとさえ思う。政治や軍隊の世界で生きる兄たちを見ていても、それを素晴らしいと思えない自分は、昔から兄弟の中では出来損ないだと言われていた。“いっそ女に産まれてくれば良かったんだ”などと、兄に罵倒されたことも一度や二度ではない。大好きなピアノは、女子供の嗜みだと冷ややかな目で見られ、唯一そんな俺の味方をしてくれる母は、俺が動物アレルギーだと言うのに大好きな猫を離さない。華やかな上流階級の集う社交界でも、いつもレディに囲まれて、花嫁候補には事欠かない兄たちと、時折頼まれてピアノを弾く時くらいしか人目に止まることのない自分とは、元々なにもかもが違うのだとさえ思えるほどだ。いっそ、家名など無ければ比較されることもないのだろうに…。そう思い家を出ては見たけれど、結局自分が生きる術はピアノしかないのだと言うことも解っている。明日を夢見る子供達、そしてそんな子供を見守る優しい眼差しのシスター…、彼女たちに少しでも音楽の神(ミューズ)の加護を。そして未来を生きる子供たちに少しでいいから音楽に触れて、音楽の素晴らしさを知って貰えればいい。そして、もしもあの小さな孤児院の隅に見える礼拝堂にオルガンでもピアノでもいいからあれば、音楽の、ピアノの奏でる音を経験して貰えたら…。薄曇りの空の下、出会った女性は、どうやらあの孤児院の関係者らしい。怪訝そうに何か用事かと尋ねられれば、流石に旅路の薄汚れたなりのままで、アコーディオンを大きな袋に入れて背中に背負っている自分の身なりは、如何にも不審者に見えるだろうと、苦笑交じりに息を吐きだして。)
この先の野原に、宿営させてもらっている、旅の楽団のピアノ弾きなんです。子供たちの声が聞こえたので、アコーディオンでも弾かせてもらおうかと思ってきたのですが、あなたは?

69金蘭 ◆7lPs.Bp97w:2012/12/28(金) 20:27:08
>>30
(PL:お返事が遅くなってしまい申し訳ありません…!要望等は特にありませんので、ぜひ宜しくお願い致します!)

70青蘭 ◆YldQx7/MSQ:2012/12/28(金) 20:42:00

>ALL様
(/用件のみ失礼致します、青蘭PLです
年末とあって忙しく、質疑応答などの管理業務は行えそうですが中々ロールを回す時間が取れません。そこで、大変申し訳ありませんが年が明けてから、または時間が空き次第の返レスとさせてください。素敵なお返事をいただいているにも関わらずお待たせしてしまい、本当に申し訳御座いません。皆さまが素敵な年越しを過ごせますよう、心より願っております。 / 青蘭PL 拝)

71 ◆rapaJxxdP2:2012/12/29(土) 18:27:19
(PL:再建おめでとうございます!未熟者でロル勉強中なのですが参加よろしいでしょうか?
   もしよろしければ翠蘭を予約させていただきたいです)

72青蘭 ◆YldQx7/MSQ:2012/12/29(土) 18:44:53

>>71
(:初めまして、書き込みありがとうございます^^
予約了解いたしました。三日以内にプロフィールの提出(年末なので忙しい場合は要相談)と、あと記号は全角表記でお願いします。
素敵なお子さんを楽しみにお待ちしていますね´`)

73 ◆c/HfnT7TgQ:2012/12/30(日) 19:49:48
(p:わ…!再建おめでとうございます!ロルの方はあまり自信がないのですが、宜しければ銀蘭を予約してもよろしいでしょうか?)

74青蘭 ◆YldQx7/MSQ:2012/12/30(日) 21:20:54

>>73
(:初めまして、温かい言葉をありがとうございます^^
私もロール回しには自信がないので一緒に頑張りましょう>< 予約了解致しました、三日以内にプロフィールの提出(忙しい場合は要相談)をお願いします
素敵なお子さんを楽しみにお待ちしていますね!)

75Shen ◆Cydpxggyeo:2012/12/30(日) 21:57:25

 
入国申請書

名前:shen(シェン)
性別:男
年齢:25
性格:冷静沈着。慌てず騒がず何事も黙々とこなすタイプ。来るもの拒まず去るもの追わずがモットー。表に出そうという気はないようだが主人である金蘭を尊敬し何よりも大切に思う一途さもある。喜怒哀楽はほぼ見られないがキレると何するかわからないタイプ。一度心を開けばとことん尽くすがそれまでの壁が高く分厚い。自分の主人の敵は自分の敵。金持ちはカモ。敵相手には冷徹、金持ち相手にはホストのように相手のご機嫌取りを上手にこなす。公私をはっきりと分けていて従者としているときは無口だが、盗みを働く時や戦闘などでは割と饒舌になる。
容姿:黒くセミロングぐらいの髪を後頭部で一つに結び、前髪は適当に出したり出さなかったり。気分でオールバックにすることも。瞳はグレー。身長は180超、着やせするらしく見た目は細くも見えるが実は筋肉質。服装は主に紺のスーツ。スーツ以外を着るとしたらパーカーとジーパン。装飾品は時計くらい。顔は仏頂面・無表情がベースなので印象はあまり宜しくない。
武器:実践用には拳銃。型はどれでも扱える。しかし主として使用するのはスコープや煙幕やカギ爪付の手袋など盗み用の便利道具や情報収集用の電子機器類。
備考:ディアルーン帝国第三王子金蘭の従者兼相棒。


(PL:遅くなって申し訳ありません。金蘭様の許可がいただけたのでプロフ投下します。
不備などございましたらご指摘お願いします。
絡み文などは遅くなるかもしれませんが、後ほどこちらから参ります。
よろしくお願いします。)

76青蘭 ◆YldQx7/MSQ:2012/12/30(日) 22:30:32

>>75
(:素敵なプロフィールの投下をありがとうございます
申し訳ありませんが備考欄の方をもう少し詳しく書き込んで頂きたいです><その他に不備はありませんので、そこを直していただければ直ぐにでも参加を認可できます。あとは金蘭様のお返事をお待ちして、許可を頂いてから活動を開始して下さい^^)

77銀蘭 ◆c/HfnT7TgQ:2012/12/31(月) 03:41:02
名前:銀蘭
性別:女
年齢:21歳
性格:殺戮天使というに相応しい気性の持ち主で、残忍かつ好戦的な部分が目立つ。売春客の末路はこの殺戮欲求を密かに満たすためだと思われる。特に幼い頃に離れ離れになった兄弟に対しては異常なほどの執着を見せ、それは自身が唯一愛情を表すものといっても過言ではない。しかしそれは長年の愛憎の入り混じった歪な愛情であり、自身の人を食ったような態度も相まってなかなか相手には理解され難い。本来気紛れで自分勝手な性格であるため、自分の興味のあるもの以外には関心が気薄。普段は表情も乏しく気だるげで、興奮時との気分の上がり下がりが激しい。娼婦という職業柄嘘偽りが上手く、いうなれば口八丁手八丁である。とにかく人を馬鹿にしたような冷めた物言いが目立ち、嘗ては王女としての教育を受けていたのにも関わらず手癖も素行も悪い。王女の気品という以前に単純にプライドが高く、身の回りのことを何一つ自分でしたことがない為生活能力がない。
容姿:透けるように淡い銀髪であり、長さは全体的に不揃いだが前方は短めで、鎖骨に向けて襟足が徐々に長くなっている。前髪は目に掛かるほどの長さで、時々角度によっては完全に目が隠れてしまう。それと同色の睫毛に囲まれた翡翠の瞳は猫のように丸く吊り上っていているが、いつも気づかぬうちに伏せ目がちになる癖がある。日の出るうちの外出を好まず不摂生な生活を続けているためか肌は不健康に白く、全体的に身体の色素が薄い。封印の影響により食が細く発育も止まってため、身体付きは華奢で女性というよりも少年を連想させる造り。故に肉付きが薄く手足が細く長いのが特徴だが、節々に女性らしい箇所も見られるようになってきた。そんな身体には全身のいたるところに包帯が巻いてあるが、傷を治療中というわけではなく全身に広がる蛇の入れ墨を隠す為である。両耳には全て合わせて八つものピアスをつけていて、その数は今でも増えつつある。首には黒革素材を金属の金具でとめたチョーカーをつけている。襟ぐりが大きく開いた薄手の黒シャツを着用し、又裾も太腿に届く程の長さ。その上からフードにファーのついた黒いPコートを羽織っている。足元はヒールの高い黒のロングブーツで、本来の身長は155㎝に届くか届かないかのラインだが、それにより163㎝に近い身長になっている。普段はコートに隠れて見えないが実は腰の後ろにホルスターを巻きいつでも拳銃が取り出せるようにしている。
武器:拳銃二丁
備考:10歳の頃イラニアで国王によって教会に封印され、11年を眠って過ごす。その後何らかの衝撃により封印が破られ、警備兵数余名を惨殺して逃亡。封印されている間意識はあったようだが、封印されていた「部屋」をさすがは最高位の錬金術師らしい悪質で恐ろしいものだったとして、話すたびに顔を顰める。現在では追手を撒くためイラニアを抜けヴェリウス、トーガ、レヴィン等の各国を転々とし、最終的に廃墟が連なった貧民街に身を寄せている。普段は娼婦として生計をたてているが、時には物好きな貴族に飼われたり物乞いの真似をしたりしてその時の気分でなるがままにして生きている。娼婦としての基本スタンスは「娼婦」というより寧ろ「殺人鬼」と呼べるもので、最終的に相手した客はベッド上で殺害してしまうため一人も生存者はいない。
他に募集したい役柄:追放前の元従者又は元婚約者(年齢不問/主従・婚約は11年前に解かれている)

(p:予約許可有難う御座いました!>>73で予約しました者です。早速ですが銀蘭のPF投下させて頂きました、何か不備等ありましたらお手数ですがご指摘お願いします!参加中の皆様もどうぞ宜しくお願いします^^*)

78青蘭 ◆YldQx7/MSQ:2012/12/31(月) 13:07:41

>>77
(:素敵なプロフィールをありがとうございます
失礼ですが、提出していただいたプロフィールには前に担当していただいていた銀蘭さまに似た部分があります
もし間違っていたら本当に失礼なのですが、……銀ちゃんですか? 違うのなら、大変に申し訳ありません。しかし設定が似ているのは前の銀蘭PLさまに申し訳ないので娼婦の部分を変更してくださいますよう、お願い致します。折角時間を裂いて作成して下さったにも関わらず、このようなお願いは不愉快に思われるかもしれませんが、どうか検討の程をお願いします。 / 青蘭PL 拝)

79名無しさん:2013/01/01(火) 17:26:47
(pl:こんばんは、いつも見させていただいています。
  ROM専という立場なのですが少々質問させていただいてもよろしいでしょうか?
  さまざまな国や現世・霊界などさまざまな世界がありますがそれはどのようにつながっているのでしょうか?
  地球のようにすべてつながっているのでしょうか?行き来する方法等はございますか?
  一族の方で殺害されたと表記されていますが、心臓の無い状況だとある状況に比べてなにか制限があるのでしょうか?
  質問ばかりで申し訳ありません、時間のあるときにでも答えていただけたら幸いです)

80翠蘭 ◆rapaJxxdP2:2013/01/01(火) 17:46:00
名前:翠蘭
性別:男
年齢:16歳
性格:以前はとても人懐っこく甘えん坊な性格で、下の位の者に対してもとても親しげでまるで友人のように接していた。特に兄弟のことが大好きで、自分たちの心臓にどんな価値があっても無関係にいつまでも仲良くいられると信じていた。そんなある日突然刺客に暗殺され、それが自分の愛していた兄弟の差し金だと知ってから性格が一変した。以前のような笑顔は一切見られなくなり、言葉は辛辣で常に命令系の上から目線な口調。気分が良いとにやにやと笑みを浮かべ相手を馬鹿にするような間延びしたどんな相手も見下した様子で、身分が低いと思った相手のことを汚いと罵る。すぐにカッとなりやすく手を出すことも。人のことは一切信用しないが、幼い頃からそばにいる従者には唯一心を開いていている様子。ただし従者に対しても役立たずなどと口は悪く、暴言ばかり吐いているが信用はしている。兄弟のことは愛していた反動か現在では酷く憎んでおり心臓集めに酷く執着するようになった。しかしまだ少しだけ昔のような仲に戻れるのではないかと希望を胸に持っているが表面上はきっぱりと否定している。以前から勉強家であった。戦術学にも長けている。勉強以外には棒術等も習っていた。
容姿:艶やかなアッシュグリーンの髪の毛をしており耳の下辺りで切りそろえられている。肌は色白で女性的な顔立ちで切れ長な目は瞳は翡翠色をしているが右目は常に黒い眼帯で覆われれいる。白色のシャツにリボンと黒色の大きなブローチを首元につけている黒色のベストを着ており、灰色のハーフパンツと黒色のハイソックスと黒ののローファーを履いている。時々ズボンと同じ色のジャケットも羽織っている。常に黒い革グローブをはめており素手を見ることはあまり無い。先端に髑髏のモチーフを長めのステッキを持ち歩いており、武器として使用する場合もある。
武器:ステッキ・拳銃を2丁持ち歩いている。
備考:ディアルーン帝国第四王子。兄弟を愛して生きていたが刺客により心臓を奪われる。刺客が白蘭の差し向けたものだと知り今まで信じてきたものが虚像であったのだと悟る。その事実を受け入れられず丸一日発狂し、従者に命令し自分の右目を潰させた。痛みに耐えた後に残ったのは兄弟たちに対する憎しみだけであった。現在は兄弟の心臓をのみを目的としている。現在はヴェリウスを主な本拠地としている。二十名程度の荒れくれ者を束ねており、強盗などを指揮している。それ以外には兄弟を捜しては各国を転々と巡っている。一人称は僕。従者と兄弟以外は中々名前で呼ばない、お前等。
他に募集したい役柄:従者(性別不問)・ヴェリウスの荒れくれ者(性別不問)

(pl:>>71で予約させていただいた者です!PF投下させていただきました!とんだヤンデレ子になってしまいましたがよろしくお願いします^^*
  何か不備等ございましたらご指摘お願いいたします!)

81翠蘭 ◆rapaJxxdP2:2013/01/01(火) 18:02:25
名前:翠蘭
性別:男
年齢:19歳
性格:以前はとても人懐っこく甘えん坊な性格で、下の位の者に対してもとても親しげでまるで友人のように接していた。特に兄弟のことが大好きで、自分たちの心臓にどんな価値があっても無関係にいつまでも仲良くいられると信じていた。そんなある日突然刺客に暗殺され、それが自分の愛していた兄弟の差し金だと知ってから性格が一変した。以前のような笑顔は一切見られなくなり、言葉は辛辣で常に命令系の上から目線な口調。気分が良いとにやにやと笑みを浮かべ相手を馬鹿にするような間延びしたどんな相手も見下した様子で、身分が低いと思った相手のことを汚いと罵る。すぐにカッとなりやすく手を出すことも。人のことは一切信用しないが、幼い頃からそばにいる従者には唯一心を開いていている様子。ただし従者に対しても役立たずなどと口は悪く、暴言ばかり吐いているが信用はしている。兄弟のことは愛していた反動か現在では酷く憎んでおり心臓集めに執着するようになった。しかしまだ少しだけ昔のような仲に戻れるのではないかと希望を胸に持っているが表面上はきっぱりと否定している。以前から勉強家であった。戦術学にも長けている。勉強以外には棒術等も習っていた。
容姿:艶やかなアッシュグリーンの髪の毛をしており耳の下辺りで切りそろえられている。肌は色白で女性的な顔立ちで切れ長な目は瞳は翡翠色をしているが右目は常に黒い眼帯で覆われれいる。白色のシャツにリボンと黒色の大きなブローチを首元につけている黒色のベストを着ており、灰色のハーフパンツと黒色のハイソックスと黒ののローファーを履いている。時々ズボンと同じ色のジャケットも羽織っている。常に黒い革グローブをはめており素手を見ることはあまり無い。先端に髑髏のモチーフを長めのステッキを持ち歩いており、武器として使用する場合もある。
武器:ステッキ・拳銃を2丁持ち歩いている。
備考:ディアルーン帝国第四王子。兄弟を愛して生きていたが刺客により心臓を奪われる。刺客が白蘭の差し向けたものだと知り今まで信じてきたものが虚像であったのだと悟る。その事実を受け入れられず丸一日発狂し、従者に命令し自分の右目を潰させた。痛みに耐えた後に残ったのは兄弟たちに対する憎しみだけであった。兄弟の心臓を目的としているが、特別強い願い事があるわけではなく自分の味わった苦しみを与えてやりたいという思いがある。現在はヴェリウスを主な本拠地として、街から少し外れた廃屋に篭城している。二十名程度の荒れくれ者を束ねており、強盗などを指揮している。それ以外には兄弟を捜しては各国を転々と巡っている。一人称は僕。従者と兄弟以外は中々名前で呼ばない、お前等。
他に募集したい役柄:従者(性別不問)・ヴェリウスの荒れくれ者(性別不問)

(pl:すみません、>>80で投稿してすぐなのですが年齢等少々設定変更させていただきたいです。申し訳ございません><)

82銀蘭 ◆c/HfnT7TgQ:2013/01/04(金) 01:27:36

>>78
(p:わー!PFと一緒に一言付け加えておくべきでした、前回も銀蘭として参加していた者です。お手数おかけして申し訳ないです><!)

83青蘭 ◆YldQx7/MSQ:2013/01/04(金) 13:49:32

>>79
(/質問ありがとうございます
まず、現世と天界を繋ぐ扉はイラニア王国にあります、そして天界と霊界は隣合った国と考えてください
冥界は現世の下。つまり地中の奥深くに位置する国です

次に死亡での制限は王座へ君臨する権利を一時的に失った形となります
なので自分の心臓を奪い返す・他の兄弟の心臓を奪うと生存表記に切り替わり、一時的に失った権利を取り戻すことができます
また、自分の心臓を奪われたままですと本当の意味で自分の命を握られている状態になります(王族は心臓を握り潰されると死亡するため)

期待していた答えと違った場合は申し訳ありません。)

>>81
(/許可が遅れてしまい申し訳ありません;素敵なプロフィールをありがとうございます、不備はありませんので入国を許可します
投下されている文に絡むかどうかはお任せしますので、好きなときに活動を開始してください。)

>>82
(/戻ってきてくれてありがとう>< こちらこそ、察することが出来なくてごめんなさい
不備はありませんので入国を許可します。投下されている文に絡むかどうかはお任せしますので、好きなときに活動を開始してください。)

84 ◆MQN5ugjmxE:2013/01/04(金) 15:24:54

( /再建おめでとう御座います!私も他の方々と同じく前々から気になって居りまして…もし空いていたら紫蘭を予約したいのですが大丈夫でしょうか? )

85 ◆huNQLkFuHQ:2013/01/14(月) 18:38:31
(p/再建おめでとう御座います!前回は参加していない身でしたが、もし宜しければ銀蘭様の募集している役柄の従者(>>77)をやらせて頂きたいです。/私的な文章で失礼します。覚えてらっしゃったらお久し振りです・Sayo)

86銀蘭 ◆c/HfnT7TgQ:2013/01/16(水) 00:07:34
>>85
(p:こんなキャラですが、募集キャラをやって頂けるということでとても嬉しいです!どうぞ宜しくお願いします^^/わあお久しぶりです!ばっちり覚えてます…!私の予想が当たっていればいいのですが><もう一度お会いできてうれしいです、また楽しくお話ししましょう!)

87ななし:2013/01/29(火) 08:48:00
あげ

88銀蘭 ◆c/HfnT7TgQ:2013/02/08(金) 00:04:21
(p:お久しぶりです。交流始めがなかなかできていなくて申し訳ないです…!ゆっくりになりますが皆様の絡み文に絡みに行けたらいいなあと思っています。先に自分の絡み文が出来たので置いておきますね。)

(冷たげな月から、青白さを帯びた光がしずしずと降りてくる。随分前に開けたままの埃まみれな窓の隙間から差し込むそれは、少し遠慮がちにこの部屋へと入り込み、壁際につけたベッドまで近づいてくる。それを邪魔するものはない。見事なまでに「殺風景」なこの部屋にはその大柄なベッドの他に家具らしきものもなく、埃まみれで、終いには天井の隅に大きな蜘蛛が立派な巣を作っているという始末。正に「空き部屋」と呼ぶにふさわしく、実際にごく最近までは確かに「空き部屋」であった。しかし、そんな部屋の中で何かが息衝く音がひとつ。――灯りもなくただ夜に似た部屋の中、ぐしゃぐしゃに乱れたシーツの上に無造作に横たわる女の身体がある。青白い肌に黒い服の対比が、見ている分には目にいたいようでもある。眠っているのかいないのか、女は四肢を投げ出し、裸足の足で少し届かない光の筋にそっと触れる。そんなわけもないのに、どこか冷たい気がするのは気のせいだろうか。殆んどシーツに埋めていた顔の半分を窓の方向へと向け、窓越しに埃で滲んだ月を眠たげな瞳で見てみる。どうやら満月ではないらしいが、窓が汚れすぎてはっきりした形は分からない。自分の体温で温かくなったシーツからのっそりと上半身を起こすと思いのほか身体が重く、眠りすぎて頭もはっきりしない。顔に掛かった細い銀髪の束を指で掻き分てみると、緑の瞳もまた闇に慣れず細かな瞬きを繰り返す。そういえば身体も肌寒い。同じく自分と共にベッドに横になっていたコートを手繰り寄せ袖を通すと、すっかり意識のそれていた月の光が今度は自分の左腿を刺した。指の爪先でそれに触れれば、やはり冷たい。そんなはずもないのに。けれど確かに光が冷たいので、ベッドの下に脱ぎ散らかしてあったブーツをのそのそと片足ずつ履き、外に出てみることにした。何もかもが冷たい夜だから、だからきっとこんな更けた夜でも、誰か自分の客になる人が現れるのではないかと。そう、思って。)

89銀蘭 ◆c/HfnT7TgQ:2013/03/27(水) 09:42:38
>>19青蘭
(p/遅くなりましたが、此方の絡み文に絡ませて頂きます!最初から物騒な感じで申し訳ないです><どうぞ宜しくお願いします!)

(自分は美しく咲く花園のなかで兄弟達と共に彼女の歌物語を聞いたことも、笑い合いながら鬼ごっこをして駆け回ったこともなかった。虫も殺さぬような顔をしておいて、この女は容易に六色の心臓を喰らうだろう。お高くすましたその奥に、計り知れないほど下劣な欲望を飼っているに違いなかった。そう、それくらいでなければ”わり“にあわない。天は人に二物を与えないと言うけれど、それならば尚更だ。自分の目の前のこの青い薔薇は、それほどにみなの羨望の的になるような女なのだ。青い女のもつバターナイフは、いつだって凶器になり得ると。幼い頃、兄弟六人と同じテーブルについた自分はそう思っていた。

青い下地にほんのりと灰がかった空。ちぎったような雲が浮かんで、些か速いスピードで流れていく。この調子ではあと半刻もすれば雨が降り出すのではないかと思いながら、自分は一本道を歩いていた。天界と下界を繋ぐ唯一の扉が先に存在する、この道を。上着についたフードを深々とかぶり早足でただ進む全身黒づくめの小柄な姿は、もしかしたら人の目にひどく浮いて映るかもしれない。だが、追っ手に捕まる危険を犯してまで天界に戻っていた用はもう終わったのだ。此処にいる必要もなく、むしろ自分のことを知っている誰かに顔を視認される前に息苦しい此処からはやく逃げたかった。そもそも息苦しいのは、左右に開けた道を覆うくらい見事な花園の、むせかえるような花のにおいのせいだ。綺麗に剪定され見頃のものしか残っていないのを見ると、誰か世話をする人間がいるのだろうが、全く持って迷惑な話だと密かに眉間を寄せる。元々花やら宝石やらといった類のものには興味すらもてなかったけれど、この甘い匂いはいけない。何かを思い出しそうになる。例えば、───きゅ、とフードに指をかけ、さらに深く顔を隠す。喉から捻れるような不快感が溢れ、たまらない。ああ扉はまだか、と顔を上げたその時。自分の目には信じられない光景が広がっていた。思わず息をのみ、立ち止まる。僅か数十メートル程先、一瞬で目を引く藍鉄の髪を見つけた。見つけてしまった。見間違えるはずもない。この世に青い髪を持つ女はいくらでもいるだろうが、自分はこれほどまでに深い青を持つ女を、たった一人しか知らない。自分の古い記憶があっていれば、の話だが。それでも胸にこみ上げるものがあり、間違いないと頭の中で誰かが叫ぶ。ああそうだ、間違いない!自分の目が期待で膨らんでいくのが分かる。興奮して高ぶる思いをおさえると深いフードがぱさりと落ちて、日に透けた銀髪が垂れた。まさか、こんな”幸運”があるだろうか?そう思いながら、腰回りのホルスターからそっと一丁の拳銃を取りだし、記憶の中と寸分違わぬ青い後ろ姿に銃口を向け唇で笑って)───やっとあえたね、ネエサマ?

90銀蘭 ◆c/HfnT7TgQ:2013/03/27(水) 09:58:17
>>25金蘭
(p/遅くなりましたが此方の絡み文に絡ませて頂きます!久しぶりの再会なのにすごく変人ですいません><どうぞ宜しくお願いします!)

(陽が沈み始め、また夜がやってくる。暖かだった微風はわずかに冷気を帯び、道行く人々の髪を後ろにさらっていった。きっと今日も、なんの変哲もない無味乾燥な夜がやってくるに違いない。それは例え、楽園と呼ばれる国レヴィンにいようがいまいが自分にはおなじことだ。レヴィンの夜は明るい。それは毎夜のごとく開かれる舞踏会会場を筆頭にすべての建物が次々にあかりを灯し出すからだが、その豪華絢爛な様に人はまるで蛾のように引き寄せられた行くのだ。上等なドレスコードに身を包み煌びやかな宝石や従者で着飾った蛾達──もとい人々を、馬車の窓から伏せた瞳で横目に見る。馬鹿の一つ覚えもいいところ。雌達の中で今は渋めのワインレッドが流行と見える。生まれたときから此処にいる人間は、夜の空が青暗いことさえ知らないのではないか。と、そんな皮肉めいたことを、自分は今夜の客であった初老の男にいったのだったと思い出した。男はひとしきり笑った後、なかなかのジョークだといって私にあの雌達と同じようなワインレッドのパーティードレスを贈った。今頃、ベッド上の男の裸体に飛び散った血は丁度それと同じ色をしているだろう。本物の赤いドレスを抱え、男もまた紅いドレスを着込むことになったということだ。馬車に揺られ頬杖をつきながら窓に映る自分の顔は、驚くほど何の感情もうつしていなかった。男の財布から拝借してきた数枚の札は、裸のままポケットにつっこんである。自分が男に連れられてこの国にきたとき提示した値段よりは、ほんの数枚多かったけれど。がたりと馬車が大きく揺れ、運転手が振り向いて頭を下げた。夜が来る。

馬車がとまり、ポケットから札を一枚取り出して運転手にそのまま預ける。つりはいらないというまでもなく、運転手は馬をつれて来た道を引き返していった。これからが稼ぎ時なのだろう。中心部と違って扉付近はひどく静かで、人気もほとんどなかった。さすがにこの国で自分のようなラフな格好では悪目立ちするから、少しばかり早足で扉へと向かう。ポケットに入っている入国カードを取り出し、それをくるりと指で一回りして眺めてみる。これもまた男から拝借したものだ。入国のときに怪しまれるからと、実在する別人のものを渡された。これで自分は男の手引きを必要とせずともレヴィンを行き来し商売ができるようになったということだ。入国制限が厳しいと聞いていたが、案外本物の入国カードがあれば容易いものだったなと味気ないことを思いながら、それをまたポケットに戻す。此処は息が詰まるから、早く扉をくぐりたい。やはり自分にはゴミだめのようなスラムの方が性に合っているのかもしれない。小さく疲れたような溜息を吐き、門兵の立っている扉へと目を向ければ、唐突にぴたりと足を止めた。体がこわばり、動けなくなる。しかしそれは、恐怖などのせいではなかった。終始つまらなそうにしていた緑の瞳がぱっと光をもち、すぐに面白いものを見つけたように細まる。夜でもくっきりと見える、あの髪。自分と対になった、やわらかな髪。記憶より男らしくなったかと一瞬思ったが、それもそのはずだ。あれからどれほどの年月が流れたのだというのか。彼は覚えているだろうか?否、忘れられるはずもないのだろうか?退屈していた気持ちは、いつのまにやら消え去った。――今夜はいい夜だ。)
――やあ、何年ぶりだ金蘭?レディとワルツのご予定でも?

91銀蘭 ◆c/HfnT7TgQ:2013/03/27(水) 10:01:04
>>32蒼蘭
(p/遅くなりましたが此方の絡み文に絡ませて頂きます!最初からこのように喧嘩腰で失礼なことを言ってしまって申し訳ないです><どうぞ宜しくお願いします!)

(教会なんてくそくらえだ。人間が何を好き好んでキリストみたいなくそ野郎に許しを乞うのか、甚だ理解できない。結局のところ、罪の意識から逃れたい一心の人々がつくりだした妄想の産物、それが大半の中身であるのに、勝手に許された気になった哀れなスケープゴート達。神も天使も悪魔でさえ、時と状況が変わればなんだって同じなくせに。なんて、口の悪いことを思いながらも近場の教会へと足を向けている自分は、ただ”嫌なこと”を思い出したくないと駄々をこねているだけなのかもしれない。数百メートル程先に教会がある道を歩いていけば、足取りも知らず知らずのうちに重たくなっていく。気乗りしないと堂々と書かれた顔は、すでに来た道を引き返しそうな勢いだった。やがて数分もたつと、鮮やかな屋根の高い建物が見えてきた。背景の青い空とよく似合っている。今日は日曜日でもないし、ミサがないのだろうか。一本道だというのにまだ誰ともすれ違ってはいないのがせめてもの救いだった。自分が封印されていた教会に比べると些か小さいが、街中にあるものであれば随分立派なものなのだろう。そういったものにはさっぱり詳しくないためよく分からないが、静けさの中に威厳を持って佇んでいるひとつの教会を少し離れた場所から眺める。睨めつけるような眼差しは、もしそれを信者が目撃していれば眉を寄せていただろうという程度には不審なものだった。はぁ、と小さく覚悟を決めたように息をつけば、コートのポケットに両手をつっこんで大股に入口へとさらに足を進める。しかし、案の定である。扉に指を伸ばすと、強すぎる静電気のようなものがそれを拒んだ。思わず一瞬顔を歪め、すぐに手を引っ込める。聖なる場所が、異物を拒んでいる。触れた部分に外傷は見られないが、少々痛いといったところだ。天使は天使でも、殺戮天使はお呼びではないということか。こっちだって聖堂なんかに入りたいもんか。だが、拒まれればなおのことこじ開けてみたくなるのが人というもの。不快感を顔にだしながらも接触を拒む扉を無理矢理押せば、ばちばちの先ほどよりも激しい抵抗にあう。しかしそれでも粘ってみれば、最終的に扉はぎぃとほんのわずかに鳴き、侵入を許した。ふと左手を見れば、触れた部分がこげているようだった。ざり、と指と指を擦り付けてみるが、最早何とも思わなかった。再びその手をポケットへ忍び込ませる。)

92銀蘭 ◆c/HfnT7TgQ:2013/03/27(水) 10:02:19
(>>91の続き)
(気を取り直して一歩──踏み出そうとして、女ははっとした。ミサがないとは誰が言ったのか、最前列の長椅子に後ろ姿がひとつ。完全に誰もいないと思いこんでいたため、少し呆気にとられる。両脇の壁に蝋燭立てが並んでいるが火は灯されておらず、聖堂内は少々薄暗い。しかし、その人物が座っているところに丁度ステンドグラスから日が射し込み、僅かに人の輪郭が見えた。まだ朝は早い。一体どんな奴がミサのない日に何を懺悔しているというのかと耳を澄ませば、再度女ははっとした。記憶の中にあるものより、いっそう低いこえ。まさか、と思わずにいられない。しかし、そうだ。一度確信してしまえば、記憶との相違点などとるに足りない。瞬間、冷めていた血が逆流したのではと思うくらいに沸騰するのを肉越しに感じる。間違いない。彼だ。青の片割れ、血の繋がった片翼。絶望に瞳を染めて、もしかしてまた泣いているの?逸る気持ちを抑え、くすくすと笑いながら入口に肩で寄りかかる。こんな所で会うなんて、神様とやらも強ち馬鹿にできないかもしれない。嬉しくて、やたらに憎くて、愛しくて、肩が震える。ああ、最高の愛の言葉を兄様に。)──ハロー、ニイサマ?……ちっとも変わってないんだなそういうところ。甘ったれんのも大概にしないと、一番に死ぬのはお前かも

93 ◆Tn.yyKH.7w:2013/06/02(日) 11:39:20

(PL:このスレが復活することを祈願しつつ、上げさせて頂きます。と、同時に紫蘭として参加するのは可能でしょうか?もし、宜しければご検討願います。)

94じゅんいち:2014/01/08(水) 17:35:43
支援あげ(゜∇^d)!!

95支援:2014/08/12(火) 21:31:03
復活を願って…上げさせていただきます

96 ◆2nHDTiT.bM:2014/09/01(月) 22:30:48
素敵なスレですね!
何か空いている役柄はありますか?

97名無し:2014/09/07(日) 16:47:16
支援あげです!!

98名無し:2014/09/29(月) 23:52:27
支援上げ!
昔からのファンでした!出来ればスレの復活を待ってます!

99名無し:2015/03/10(火) 18:52:29
支援あげ!

100支援:2015/11/16(月) 15:56:45
あげー

101名無し:2016/08/24(水) 19:49:54
支援上げ…!

102名無し:2017/03/19(日) 09:02:54
支援あげ!


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