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背中*知念侑李*サクラ
50
:
★蹴球★
:2010/07/15(木) 22:31:39
サクラさん!! ぼくも仲良くなりたいんで名前覚えてください!! あとやっぱりサクラさん、小説の神ですよ☆
51
:
サクラ
:2010/07/18(日) 15:47:33
>フック
時間あるとき向こうのスレにも行くね〜。
>ももかさん
やっぱりですか!
コメントしてくださった方はほとんど覚えているので!
よろしくですー(*^^*)
>蓮
ほんとだよー。笑
でも私意地悪な山田君あんま書けないかも
優しいバージョンしか書けないや;
>★跳球★さんへ
バッチリ覚えました!
最近スランプですー。そんな中お褒めの言葉嬉しいです。
でもやっぱり、小説と倦怠期中です(笑)
52
:
サクラ
:2010/07/18(日) 15:48:49
涼介の唇が僕の乳首の周りを舐めあげる。
「はぁっ……あっ」
息が上がっていることが自分でもわかる。何度も反応してしまうこの体はいつまで耐えられるだろう。
「いっ……!っあぁっ……」
ぎこちない指が自分の中に入ってくるのを確認して、涼介の肩を借りた。
床に白い液体が流れ落ちていく。結構な量だ。この液体が自分から流れ出ているんだと思うとなんだか気味悪い。
いつもの一人で出しているときとは全然違う。
「あっ……はぁっ……!っ」
指は誰のもの? 涼介の指。好きな人に触られたらきっと嬉しい。
それなのに僕は触られているという事実より、触られてどうにかなっている自分の方に興味を寄せてしまう。
「いたっ……!」
「我慢しろ」
「やっ……あっ…やだっ……やめって……? ぁあっ…」
涼介の肩に乗せている指に物凄く力を込めてしまう。指が何本も入ってくると体が酔わされると同時に逃げたくなる。
涼介が怖い顔しているから、なおさら。
「はぁあっ……ねぇ、涼介…っ、あっ」
「なに?」
行為中にしゃべるのってこんなに神経使うんだ。名前を呼ぶのがやっと。
だけど口に力を入れてがんばった。どうしてもききたかった。
「なんかあった?」
この言葉を言い終わったときにはもう涼介の指は僕の中からなくなっていた。
こんなにわかりやすい人ほかにいる?
汚れた床を見つめていると、今の僕に「正しい」なんて言葉はどこにも当てはまらないんだ、って思い知った。
ヤりたいだけの、こんなこと、本当は駄目だって。わかっていたはずなのに、僕はしたかっただけなんだ。
そう思う時点で「好き」って気持ちが薄れていくのに。涼介の気持ちをきくなんてそれ以前の問題。
今涼介が悩んでいることの力に少しでもなりたいって思う自分はなかなか見つからない。それならベッドでこの疲れた体を休めたい。
「今日のことはなかったことにしようね」
僕のこの一言で全てが解決した気がした。涼介が何も言わなかったから僕の胸は静かになった。
クーラー一つないこの狭い楽屋は今の僕達の実力の証。いらない証。
こんな僕に特別な恋愛なんて必要ない。
一度でも好きな人に触られたってだけで充分じゃないか。それが、向こうの好奇心や、八つ当たりだったとしても。
終わらせたつもりのこの行為がこれから先痛くて悲しくて邪魔なものになるなんて、まったく思いもしてなかったけど。
53
:
サクラ
:2010/07/18(日) 15:55:00
いつからか山田君目線入れるかもなので
その辺よろしくお願いしまーす
一旦ここまで。
54
:
蓮
:2010/07/18(日) 22:09:31
侑李めっちゃエロイ(^O^)
ドキドキしちゃうよ♪
55
:
サクラ
:2010/07/18(日) 22:10:09
山田目線いきます
56
:
サクラ
:2010/07/18(日) 22:10:52
>蓮
知念君えろいかな?笑
まだまだ序の口よ∀←
57
:
サクラ
:2010/07/18(日) 22:12:01
二人で公園に寄ったらへんからの山田目線です
では更新しまーす
58
:
サクラ
:2010/07/18(日) 22:14:01
俺のアイディアと知念の意見でせっかく作り上げたダンスは俺が拍の数え間違えをしくったせいで未完成で終わった。
またこのダンスを踊る機会はあるだろうか。知念と息を合わせて踊ることはあるかもしれない。
でも成功しなかった以上このダンスは一生使わせてくれないかもしれない。
大人に意見をぶつけられるほどの実力、まだ持ち合わせていない気がする。
なにかと罪悪感が出てくる。でもこんな気持ち知念に知られたって、あいつのモチベーションを下げちまうだけだ。
俺はいつも通り行く。強気な俺。意見を出す俺。頑固で、普通の――
「ねぇ、マイク握りたくなくなったことってある?」
帰りに二人で寄った公園で知念がこんなことを言い出すから俺は正直戸惑った。けど、平然とした顔で過去を思い出しながら言った。
「あるよ」
ぎこちなかった知念の表情がいつものふんわりとしたでもどこか凛とした表情に変わっていくのがわかる。
その顔を見たくてなのか、俺の口は止まらずに知念に訴えていた。そして自分に訴えていた。
「何回あったかなぁ。仕事は嫌いじゃないのに、仕事をしてる自分が嫌いな時期もあったし」
そんな俺がセンターなんてもらっていいのか不安に思ったこともあった。
グループの印象が決まってしまう、大切なポジション。そんな大事なもの俺に背負えるのか?って。
芝居をやらせばまだまだ半人前。顔だけのアイドル、なんて何回言われたことか。
「マイク持ちたくない時期、僕、今かもしれない」
知念が堂々とそんなことを言うから焦って言葉を返した。
「今日の収録のせいか? あれは俺がダンスの拍を間違ったわけで直接知念が間違ったわけじゃ……」
「今日のことがきっかけじゃないよ」
そんな前から悩んでたっけ? こいつ、そんな素振り一つも……そうか。知念はそういうやつだった。
「理由とか、そういうのはわかんない。なんでなんだろー。まぁこうやって考えるのもめんどくさいんだけどさ」
自分のことをまわりにみせずに、いっつもベストな状態を保っているかのように見せ付ることができる。
「めんどくさいって言葉お前よく使うよな。良くないぞ」
そんな知念に俺はこんなだっさいふざけたアドバイスしかできないんだな。
「お父さんみたいな説教は遠慮しときます」
「いやまじめに、知念がこうなってんの珍しいし、てか俺にそういうところを見せるのが珍しい」
ヒザにのせていたバッグを太股の横に置いて知念の話しに集中しようと思った。かすかに吹く風は口を動かす手助けをしてくれる。
「NYCの活動とかしてたら涼介が一番僕の仕事を見てくれてる気がするからかな。昔はさ、やっぱライバル意識が強くてそういうのは見せられなかったし」
知念がこんなことを言ってくれるなんて、嬉しかった。そんな意味を込めて俺はこういった。
「俺らも変わったなー」
知念の横顔は曇ったままだった。こいつは何にこんなに悩まされているんだろう。
聞きたかったけど言葉が上手く見つからない。こんなこと、はじめてだ。俺、どうしたんだ?
「涼介、電話したい」
「……は?」
今となりにいるじゃんか。知念のとなりに俺は座ってるじゃんか。
「涼介の声もっとききたいよ。もっといっぱい近くにいたい。もっと……」
「どうした?」
普段絶対みることができない知念の姿は俺にとってすごく新鮮だった。
こいつは凄く困っているはずなのに、この顔をさせているのは俺なんだと思うと胸が高鳴って熱くなる。
「だめ?」
俺の腕にすがりついてるこの手に手を重ねたらどうなるんだろう?
知念は何を求めているんだろう。こんな顔して、こんな声して、こんなやつ他にいるだろうか。
59
:
サクラ
:2010/07/18(日) 22:16:24
もし、こいつが男と男の交際を求めているとしたら? そんなおかしな考えが頭をよぎった。
俺は何を考えてんだよ。いくら女みたいな笑顔をしょっちゅう作ってるからってこいつは男だ。
何度だって同じ風呂に使ったし、何度も同じホテルの部屋で寝た。
知念は俺にそんな素振り一度も見せてこなかったし、もちろん俺だってそんな感情を持ったことなんて、決してなかった。
「知念……、言ってる意味がよくわかんない」
今までのことを考えて、俺は一から知念の話をききたかった。
知念が今考えていることを一から十までききたい。その中で俺が認められることや、いっしょに考えられることがあるかもしれない。
普段ならもうとっくに家にいる時間だけど、そんなの関係ない。門限よりも大切なものが、ある。――知念の気持ち。
それなのに知念の口からこぼれた言葉は全然思いもしていないことだった。
「やっぱり、いいや」
困ったときにこいつはいつも自分の髪を触る。ワックスだって今日はつけてないくせに。
わかりやすくてバカなやつだと思う。もし知念が俺に思いを寄せているとしたら?
ありえないとは思ってる。でももしそんなことがあったら? 俺は受け止められるのか?
考えるだけで頭がいたくなりそうだった。絶対そんなことありえない、そう願いを込めて俺は次の言葉を発した。
「知念は男だよ」
「……え?」
真っ黒くて子犬みたいな目が一瞬困っていた。なんでそんな顔をするんだよ。
うざいよ。そんな顔されたら、壊したくなるんだよ。
「べつに。帰ろ」
自分の欲を押し殺しながらそういった。こんな欲が生まれてくる自分が気持ち悪かった。
ありえない、ありえない。
俺は男なんかに思いを寄せない。
絶対に。知念も同じだ。そう言い聞かせて家に向かった。
何かに遠慮しているかのように知念は一言も喋らなかった。だまって俺の後ろについて、――今何をみている?
俺の後ろなんかにいてなにがみえる? どうしようもない背中しか見えないだろ。
知念がいていい場所はそこじゃないのに。俺の前を歩けよな。
そしたら少しでもこの気まずい空気、なくなるかもしれないじゃんか。
知念には最低最小限しか関わらない。俺はそう決心した。
仕事にさしつかえるようなマネはしないけど。こうでもしないとおかしくなりそうな自分に、笑えてくる。
60
:
サクラ
:2010/07/18(日) 22:16:54
今日はここまでにします
61
:
蓮
:2010/07/19(月) 00:02:42
山ちゃんはあの時こんな風に思ってたんだね(*_*)
続き楽しみ!
62
:
ももか
:2010/07/19(月) 13:48:56
覚えてもらえてて
良かったです☆
続き楽しみです(^^)
63
:
サクラ
:2010/07/19(月) 22:10:26
>蓮
そうだよーん
意地悪な山ちゃん書けない。←
ドSにしようと思ったのに無理だったわ。笑
>ももかさん
楽しみって言ってもらえるのって
すごく嬉しいです!がんばります
64
:
サクラ
:2010/07/19(月) 22:12:31
「山田君、最近たるんでるんじゃない?」
髪が長い女スタッフに突きつけられた一言は最近の自分を見透かされている気がして痛かった。
「髪の毛も染めちゃって」
「別に……、髪の色なんて自由じゃないですか」
学校の教師みたいなことを言うこのスタッフの言っていることが理解できなかった。
「まったく、これだから最近の若い子は……めんどくさいわね」
俺は今何を訴えられている?
髪の毛を染めたら、ダメアイドル?
反論したら、めんどくさい子?
「まぁいいわ。行きなさい」
俺は言われたままに楽屋に戻った。きっと今の説教的なの薮君達にもきかれていただろうな。
楽屋に入るのが、正直嫌だった。
でもその嫌な気持ちも、ドアを開けてソファの上の寝顔を見たら、なんだかおさまってきた。
「ったく。こんなとこで寝やがって」
みんながうるさく騒いでいる中で一人静かに寝息を立てて、横になっていた。
そんな知念はまるで王子様を待っている眠り姫みたいだ。
――なんて、こんなロマンチックなこと思ったって知念が眠り姫に見えてくるのは俺だけだろうな。
気持ちわりぃ。最近の俺の中を埋め尽くす感情。
気持ち悪いはずなのに、仕事の疲れが抜けていくのも事実だった。
65
:
サクラ
:2010/07/19(月) 22:16:11
「んじゃ、お先ー。知念のこと起こしとけよ」
「ほいほい。あ、大ちゃん今日の夜明日のことでちょいメールするわ」
携帯電話を横に振りながら合図した。
「了解。知念のこと起こしといてやれよー。あ、そだ。さっきあのスタッフになんか言われてたみたいだけど……」
「ぁあ、なんか言ってたね。気にしてないけど」
いや、この芸能界にいる限り気にしておくべきか?
「それならいいけど。あの人言うこときついって噂あるからさ、へこむなよ、って薮君から」
「うん。大丈夫。あんなの慣れてるし。ありがとな、大ちゃん」
いつもの無邪気な笑顔がかえってきた。俺よりもちろん年上なのにあの笑顔はすごいよな、なんていつも関心しちまう。
俺もあんなふうに笑えたら、誰も傷つけなくてすむのに。
知らずのうちに笑えなくなっていくこの現状が、俺の一番の悩みだ。
そーだ。そろそろ、起こすべきか? 知念のこと。
スゥスゥ息を吸ってこんなに気持ちよさそうに、なんか夢でもみてんのか?
「知念っ、知念」
腕のとこを突っついて軽く起こす。きっと最近立て続けに仕事があったから疲れてるんだろうな。
「んん……」
「知念っ!」
手で目をこすりながら起きる姿はまるで漫画の世界に出てくる可愛いキャラの男の子みたいだ。
「……僕、寝てたんだ」
知念の寝起きの声は俺の脳の神経をパチパチさせる。
「何度か起こそうとしたんだけど気持ちよさそうに寝てるからそのままにしとけって大ちゃんとかが言うからさ。そのままにしてたんだけど、全然起きないからさすがに起こした」
こんな長々とした言い訳、なにやってんだ俺。ウソばっかり。
「みんなは?」
「先に帰ったよ」
「涼介は何やってんの?」
「さっきまでスタッフとあの部分について話してたんだ。まぁ居残り」
知念の寝顔に見とれていたなんていうわけにもいかない。俺は笑いながら言った。
「帰ろうぜ」
いつも通り。深入りしない。そう、何回も心ん中で唱えていた。
「……つくりわらい」
知念の一言でまたもやそのまじないも解かれていく。
こいつの度低い声からさっきの可愛い寝顔なんて想像つかなかった。
66
:
サクラ
:2010/07/19(月) 22:18:06
ここまでです
また書けたら来ます
夏休みに入ったら
短編のほうも更新する予定ですー。
67
:
蓮
:2010/07/19(月) 22:40:19
侑李の寝顔なんて見たら…(*^^*)
山ちゃんうらやま〜♪
スタッフさんにちょっとイラッってした(>_<)
短編楽しみだなぁ!
68
:
ももか
:2010/07/19(月) 22:58:16
なんか一度もう見た
シーンなのにドキドキします><
頑張ってください☆
69
:
雪風
◆EJdDgijEyc
:2010/07/20(火) 07:06:59
やっぱりどの話を何度読んでみてもサクラさんの文章は優しいですね。
涼介らしく崩れた言葉を使っていても、不思議と優しい空気を感じます。
あー、感想苦手です。なので
好きです、と告白しておきます。
70
:
ちねきゅん
:2010/07/22(木) 14:21:02
初めまして
旧シェルターから、ずっと影読みしていました
サクラさんの小説が好きなので、これからもコメントさせて頂きます!
71
:
リコ
◆KGdga5Ai0.
:2010/07/22(木) 21:48:29
スタッフ、髪染めてるくらいで何さ!!(≧ε≦)
って感じだよ!!
今時みんな染めてるし!!凉介&侑李複雑だな〜…。最後はハッピーエンドで終わって欲しいけど。。。
サクラのペースで頑張ってね!!(*^o^*)
72
:
サクラ
:2010/07/27(火) 11:43:26
>蓮
ほんとほんと、寝顔みたいー笑
嫌なスタッフだよねww
読者から嫌われるパターン笑
短編も書くー!
>ももかさん
ドキドキしますか?
ありがとうございます><
山田目線は楽しいですよ笑
きっとこれから可愛い侑李が見れるはず><
>雪風さん
率直な感想ありがとうございます(^^ )★
やさしく書けてますかねー><
逆にドSな山田君や知念君も時には書いてみたいものです><
最近思い通りかけませんー;
誰か目線にしたら難しい言葉も使えませんしね
新しい小説を書きたいです 笑
>ちねきゅんさん
はじめまして
影読み&コメントありがとうございます><
これからもよろしくお願いします(*^^*)♪
>リコ
複雑よねー。
なんか想い重なんないし 笑
ハッピーエンドになるかな?
楽しみにしててねー(^^ )☆
73
:
サクラ
:2010/07/27(火) 13:01:08
「お前だってしょっちゅうだろ? 作り笑いなんて」
こんなこと、本当は思ってないはずなのに、売られた喧嘩は買う勢いで知念にぶつけちまった。
こんなことをいわれても知念の表情はそんな変わらない。
心のどこかでだめだとわかっているのに知念のもっと、もっと困った顔を見てみたいというおかしな感情もある。
「笑えなくしてやろうか?」
「なんでそうなっ……っ!」
そう、この驚いた顔もいい。俺はつくりわらいなんてしていない。そう言えばいいのに、いえない。
唇の感触を今知ろうとしているから、いえないんだ。……そんな言い訳、俺は何歳だよ。
「んっ……っぅ」
多少逃げようとする知念の体を、太股を使って押さえつけた。足に力が入らなくなってきたようだけど座らせない。
知念の唾液が口から顎へとただれていく。俺の舌で何度もすくいあげてやる。そしてまた口内へと舌を持っていく。
舌を絡めるという行為だけで知念は顔を真っ赤にして細く目を開けている。こっちの様子を伺っているようだ。
知念のモノを触ると知念の太股はビクンと跳ねて、足が震えた。
「っ……!」
この淫乱。この変態。知念は淫乱で変態だからいいんだ。何故だかそう心の中で唱えて俺の手はやまない。
74
:
サクラ
:2010/07/27(火) 13:04:16
「っあ……っ!」
一点に集中させてモノを握ると知念の声に色気が増した。この声を俺はききたいのか?
こうやってこいつのここを揉みほぐしていると段々周りの空気も変わっていく気がした。
「ぁっ……んぅっ…あっ!」
さっきからこんな声ばっかり。きっとこんなことされたのなんて初めてなんだろ。
この仕事をしている限り、男女交際なんて難しいんだから。
抵抗しなくなった知念に俺は違和感を感じた。力がなくなったからか?
それとも……。この違和感はもっと大きくなった。知念は気づいているのか知らないけど、こんなことをされてるくせに、こいつの腕はしっかり俺の背中にある。
力いっぱい俺を抱きしめてる。まるで「もっと触ってください」なんていってるかのように。
「……知念?」
やりすぎたか? きっと意識はもうろうとしているはずだ。俺の声は聞こえるのだろうか。
「気が済んだ?」
俺の違和感はあっという間に消えた。こいつは、こういうやつだ。
でも、いつも「知念はこういうやつだから」って理由でこいつの欠点に触れようとしないで、きっと俺は逃げてきた。
そんな自分はもううんざりだ。やっぱり聞かなきゃいけない。自分のためにも。知念が服を直している姿がさびしい。
そう一言いって、そうして――
「……あのさ」
俺は話を切り出そうとおもい、一声かけた。今の自分の中の疑問と想いをこいつにぶつけよう、そう決心して。
それなのに、知念にさき越された。
「もう一回する? 溜まってるなら僕を使えばいいよ」
あぁ、そっか。知念にとっては今の俺って、道具なんだ。知念からしてみれば、俺は知念で遊んでるやつなんだ。
何を言っても意味ないのか?
それなのに知念の目が少しだけ赤くなってるのはなんでなんだよ。いつもいつも、言葉と態度が正反対じゃんか。
どうしようもなく知念を抱きたくなった。知念の中で俺が「遊んでる酷い奴」になろうと、知念が自分のことを「遊ばれている虚しい奴」と思い過ごししていようと。
何か一つでも触る理由が形になってるなら、流れで触ってみたいと、頭がそう言っている。
知念の手首を握ったら、知念はなんの抵抗もなしに俺の胸へともたれかかってきた。
嫌じゃないのか? 泣くほど嫌なんじゃないのか?
『僕を使えばいいよ』
知念の言葉に甘えて、服をめくって見つけたものを舐めり続けている。
ない胸のどこが楽しいんだ。男の体でいいのか、と何度も自分に問いかけながら。
問いかけたって男とか女、って答えが出てくる前にどうしても「知念」という種類が頭に浮かぶ。
75
:
サクラ
:2010/07/27(火) 13:09:00
「はぁっ……あっ」
荒れている呼吸をもっとききたくてキスをするのはやめた。もっともっと、と思い知念のモノの先についている液体を自分の指につけまくって知念の尻に練りこませた。
「いっ……!っあぁっ……」
ゲームのコントローラーの連打をがんばっているオフの日を思い出しながら、あの手つきで知念の穴に刺激を与える。
すると知念の太股は異常なほど震えだした。これだけ感じているのか。
知念の先からでてくる精液の量に驚いたけど、それもまた可愛らしく見えてくるからおかしなもんだ。
「あっ……はぁっ…!っ」
男同士なんてフレーズがどうでもよくなってくる。
知念を抱けるなら、俺は。
「いたっ……!」
「我慢しろ」
指を増やすとさすがに知念の穴は拒否反応を起こした。そりゃ痛いだろうな。
少しだけ動かすスピードを滑らかにした。
「やっ……あっ…やだっ……やめって……? ぁあっ…」
こんなに、どうしてめちゃくちゃにしたくなるんだよ。どうしていつもこいつはこうやって俺を、
「はぁあっ……ねぇ、涼介…っ、あっ」
「……なに?」
色っぽく名前を呼ばれると、さすがにドキッとする。
「なんかあった?」
……溜まってるからお前を使っている。
知念の中でそんなふうになってたんじゃないのか?
理由が形になって浮き出ていると思ったから、俺はこいつを触れたのに、不意打ちをつかれたみたいだった。
もう、触る本来の理由を言わないといけないのかと思うと俺の指は自然と止まった。
「今日のことはなかったことにしようね」
なかったことにしたいんだ。そりゃそうだよな。自分が男に触られた、なんてこと絶対に残しておきたくないよな。
消したくても、消せないだろうけど。
おかまいなしにこのわかんないかんじを言葉にすればいい物の、何も言えなくなった。
知念のしっかりとした目つきは、もうどうしようもできない、と終わりを告げている気がして。
これ以上深く知ることが、怖かった。
いつもなんでもスパッと決める俺だけど、いっていいのか、だめなのか、判断してうじうじする俺だってたまにはいるんだよ、って意味で俺は自分でつけた知念の赤み帯びた胸元を見ていた。
結局、「つくりわらい」っていわれたあの真相もいえぬまま、この出来事は幕を閉じちまった。
何かいえていれば、何かが変わっていたかもしれないのに。後悔する日が来ても俺は絶対後悔したくない。後悔しても、したくない。
知念を触ったこと、何もいえなかったこと、「つくりわらい」を倍返しで返してしまったこと。
アイドルやってんだからしょうがないだろ、っていういつものお決まりの諦めじゃ手に負えないくらいの言い訳が俺を責めてくる。
76
:
サクラ
:2010/07/27(火) 13:14:52
次からはたぶん知念君目線です
また書けたらきます
77
:
朱音
◆egmy6ywaTU
:2010/07/27(火) 13:31:46
えろい〜///
めっちゃいい〜//
侑李実はやってほしいんじゃないの〜♪
78
:
蓮
:2010/07/27(火) 18:59:33
エロイね〜(*^^*)
読んでたら私まで顔赤くなっちゃった…笑
侑李目線楽しみです!
79
:
ももか
:2010/07/28(水) 23:23:11
めちゃドキドキします(//△//)
ちぃかわいすぎます!!
80
:
なつき
:2010/07/29(木) 00:32:22
復活教えてくれてありがちょふ〜
やっぱ、この掲示板ぢゃないと!って感じッ
あぁ〜
これから毎日、パソコン開く楽しみが1個増えたッッ
内容ちょっとシリアス!
でもなんかすごい、本人もそーゆーことで悩んでそうでさぁー
やっぱ、サクラすごいと思う!
81
:
サクラ
:2010/08/07(土) 12:58:25
二部?いきます
知念君目線で
やっと話しが動きだすかもです
82
:
サクラ
:2010/08/07(土) 12:59:24
最近様子がおかしいと思っていたけど、やっぱり気のせいじゃないみたい。
神経質な性格がもっと神経質になっている。気になったものには最後までとことん興味を持ち出す。それが僕だ。
「裕翔君、これさ……」
「知念は、いいよね」
――なに? この寂しげな表情。どこかでみたことがある気がした。
どこで見たんだっけ、中々思い出せなくて途方にくれていたら裕翔君が話を進めていた。
最近なんかおかしい裕翔君。せっかく雑誌に載っている楽しい話題を持ち出して笑わせようって地味に頑張ってたのに。
「俺、ここにいてもいいのかな」
この深刻そうな顔を見たら僕のこの雑誌のはなしは場違いだって思い知らされた。
「どういうこと? 裕翔君、どうしたの? 最近変だよ」
「変って? どこが? 知念に何がわかるんだよ」
大きな声が僕の頭の中にチクンと入ってきた。痛かった。裕翔君のこの顔を見るのは仲間として、心配になった。
何か気に障るようなことをしたのかな。何をこんなに悩んでいるのだろう。
「ごめん」
そんな一言いらなかった。楽屋から出て行った裕翔君。どこへ行く気なんだろう。
追いかけるべき?
この前の涼介を思い出した。そうだ、あの寂しげな表情は涼介だ。涼介と似ていた。
でも裕翔君と涼介の決定的な違い。裕翔君はいくら悩んでも、涼介と違って、ぶつけることを知らない。
それがいいとか悪いとか関係なく、どちらにしろ、今の僕には追いかけるという手段しか似合っていない気がした。
83
:
麗音
:2010/08/12(木) 16:33:47
温泉の奴とか
プールの奴とか
ほんっとに大好きでした!
毎回泣かせてもらってます(・_;)
84
:
朱音
◆egmy6ywaTU
:2010/08/12(木) 16:36:42
裕翔と山ちゃんの性格?の違いが本当にリアルで凄いな〜^^
85
:
蓮
:2010/08/13(金) 00:59:46
なんかスゴくリアルに表現されててビックリ!
サクラはホント天才だね\(^o^)/
86
:
名無しさん
:2010/08/18(水) 23:30:04
age
87
:
サクラ
:2010/09/01(水) 20:40:45
「裕翔君……?」
トイレの鏡を見てため息をついている裕翔君に声をかけたら、裕翔君の背中がビクンとした。
よくある絵だな、僕はそうおもった。
裕翔君でもため息つくんだ……。今みている裕翔君は本物なのかな?
僕はどうしてこんなことを考えているんだろう。
トイレの電気はなんだか薄暗くて、裕翔君の顔色がよく見えない。
まぁ鏡に映っている裕翔君をみているわけだけど。
「なんできたんだよ。今俺に関わってもいいことないと思うよ」
「さっきのことは気にしてないよ。僕根に持つタイプじゃないし」
「……嘘だ。知念は根に持つタイプだよ」
「は? なんで?」
「根に持つから、知念は強いんだよ」
裕翔君が、ちぃ、って呼ばなくなったとき。その頃から僕は裕翔君に何かしたのかなって不安になった。
だけど気にしていても仕方がないから考えるのをやめた。
考えないからってすべてが解決するわけじゃないことはわかっていたけど、ない答えを探り続けているよりはいい気がした。
こういう考え方をしている自分を知っているから、根に持つタイプって言われるのは違和感があった。
他人からそう見られているなんて、なんだか自分の中では納得いかないことだ。
裕翔君には僕の何が映っているんだろう。
「僕が強いってどういうこと? 裕翔君、何考えてるの?」
ていねいに裕翔君の中を探った。どうしても僕にはわからないから。きくしかなかった。
冷たい態度をとられるかと思ったけど、裕翔君は僕の方を振り返って、口を開いた。
「NYCに選ばれなかった俺ってダサい? もし知念が俺の立場になったら……きっと気にしないで、自分なりに仕事するだろ? 俺は…弱い」
「NYC?」
少しずつ、裕翔君の中をぐるぐる邪魔しているなにかにたどり着いていっている気がした。
ダサいってなに? 今の裕翔君の立場……もし、僕なら……。
裕翔君は自分と僕を比べているの?
「本当はこんなはなししたくないのに。俺が黙っていれば誰にも迷惑かからない。知念が追いかけてなんかくるから……」
裕翔君はそういって口をつぐんだ。
きっと、そんなこと思ってないくせに。裕翔君は他人のせいにするのが嫌い。だから、今も内心は僕のせいなんかにしてないと思う。
「裕翔君、僕のせいなんて思ってないでしょ。心の中で、全部自分のせいにしてるでしょ? そうやっていつも溜め込んでるんでしょ?」
「なにそれ……」
「僕のきめ付けだったらごめん。だけどそう思うよ。僕は。裕翔君は人のせいにする人じゃない。普段僕は悩み事をきくようなタイプじゃないけど、今の裕翔君は打ち明けることが大事だと思う。だから、僕がきく」
蛇口から、水が、一滴落ちた。その音と共に僕の足音が床を鳴らした。
88
:
サクラ
:2010/09/01(水) 20:41:56
「ありがと……。知念が物事をそうやって考えられるなんて今初めて知った」
「失礼しちゃう」
「大人だな。俺のはなし、知念になら話す。ずっと不安に思ってることとか」
「うん」
場所を変えよう、と僕は裕翔君に提案した。そして僕らはトイレを出て、むしむししている廊下に出た。
廊下に出た瞬間、見慣れた顔があって、びっくりした。涼介が立っていた。
「知念、どうしたの?」
「え? べつになにも…今から裕翔君と楽屋に戻るところ……」
僕のはなしを最後まできかないで涼介は僕の首もとの服を掴んで怒鳴った。
「何してた!?」
その声はどこまできこえたんだろう。僕の脳にしっかりとこびりついて、離れない。
何もしていない。裕翔君とはなしをしていただけだ。
そう言おうとしたのにトイレの入り口にあった掃除箱に体を押し付けられて、にらみつけられた。
だめだ、だめ。今こんなことをしたら……裕翔君が隣にいるんだ。
「何もしてない。っ…涼介、どうしたんだよっ」
僕のはなしをきいてくれない。無視して僕の唇をふさいだ。
驚きを隠せない。裕翔君のほうを見た。どうすればいいのかわからない、そんな顔をしている。
当たり前だ。僕だってわからないんだから。
舌が無理矢理入り込んできて、呼吸をするのが難しくなって、視野が狭くなる。
こんなのないよ。だめだよ。――引かれる。裕翔君に、仲間に、引かれる。
「二人とも…変だよ……」
裕翔君はそう言ってその場にガクンと腰を落とした。何も聞こえない振りをしている。
僕の荒い呼吸をききたくないようだった。
仲間にこんなふうに見られることがこんなに痛いなんて、――僕はなにかをなめていた。
甘くみていた。でも涼介の手は止まってくれない。何がこんなにしてしまったのだろう。
僕は涼介の手が止むのを待つしかなかった。
怖い、狂った涼介は知らない人みたいで、三人の辛い関係が生まれてしまった。
89
:
蓮
:2010/09/01(水) 21:25:34
涼介やめてよ〜(T_T)
侑李がかわいそうだよ…
裕翔をこれ以上悲しませないで!
90
:
沙夜
:2010/09/02(木) 18:36:37
涼介…;
隣に裕翔いますよ!
侑李も裕翔も可哀想や…(>_<)
サクラの小説楽しみにしてるで♪
沙夜もここで小説書こうかなって思ってたり?笑
91
:
サクラ
:2010/09/02(木) 18:47:32
コメレス 遅くなってしまってすみません><
>麗音さん
前回の小説も読んでくださっていたんですね!
ありがとうございますー><
温泉のやつは自分でも結構のリ気で
書いていたので続きがかけなくなったのは
とても残念でした><
今回の小説が終わったらまたあのような
小説を書けたらなって思ってます♪
>蓮
なんか悲惨なかんじをかきたくなった(笑
他人に見られたくない姿を見られたときのかんじ…
好きなシーンだと筆が進むw←
>沙夜
かわいそうなことになってるしょー(汗
沙夜の小説ここで読みたいかも^^☆
最近行けてないから;
もし書くことになったら教えてね♪
>>86
さん
ageありがとうございます!!^^
92
:
★蹴球★
:2010/09/02(木) 19:05:29
お久しぶりですね!やっぱり神さまの小説はいいですね〜 これからもがんばってください
93
:
サクラ
:2010/09/02(木) 19:06:30
「だめっだめっ……! そこっ…やだぁ……っ」
僕の叫び声なんておかまいなしに涼介が僕のズボンのチャックを開けて、わしづかみする。
手で思いっきり、ぎゅって僕のモノを握って僕を痛めつけようとする。
どうしてそんな怖い顔をしているの?
なにもしていない…ただそれだけを伝えたかった。
それにもし僕がなにかいけないことをしていたって、涼介には関係ないじゃないか。
裕翔君は耳を塞いでいた。もう僕達はボロボロだ。単純に、それだけはわかる。
嫌なのに、もう、限界なのに、それ以上を求めてくる涼介の手のせいで僕の声は止まらなくて、苦しくなる。
「もう…やだ…やだ……」
何度も何度も同じ言葉を繰り返しても、足りない。涼介には届かない。
「涼介ぇっ……!」
髪を引っ張って、おなかを力のない足で蹴っても、涼介は離れない。
「お前は俺のものだ」
『物』――。この人は何を言っているのだろう。僕は僕だ。涼介のもの? いつそんなことが決まったんだよ。
94
:
サクラ
:2010/09/02(木) 19:07:44
>★蹴球★さん
お久しぶりです^^!
神様なんかじゃないです><
でも、ありがとうございます!!
95
:
サクラ
:2010/09/02(木) 19:08:48
鎖骨に涼介の舌が通ってからだに寒気が走った。唇が冷たくて、気持ち悪かった。
「やめろよっ、もう…はなしてやれよ」
僕の皮膚は赤くなって、唇の跡がつけられていた。
裕翔君もその僕の首元を見た。そして涼介を僕から離そうとする。
涼介はおかまいなしに僕の服を引き裂こうと、取っ組み合いだ。
怯えている僕をかばってなのか、また裕翔君は涼介に怒鳴った。
「山ちゃん、やめろって! なにしてんだよ? 何勘違いしてる? 俺と知念になにかあったとでも思ってるの?」
涼介の手から開放された。やっと……でも、嫌な予感がした。
裕翔君の口は止まらなかった。
「あるわけないんだよ。お前らといっしょにすんな。気持ち悪いんだよ」
涼介は我に返ったような、まっしろい顔に戻っていた。
裕翔君の言葉は正しかった。それでも、やっぱり、嫌だった。
僕達は気持ち悪いんだ。僕は……気持ち悪い。思い知らされた。もう充分だ。
「知念……」
「触らないで」
服を直そうとしてなのか、曖昧な手が僕に伸びてきたからそういった。
涼介に冷たくした。
僕は弱った掌にぎゅっと力を込めた。そして自分の服を直した。
涼介を殴るのは、また今度でいい。今はこの最悪な空気をどうにかしたい。
96
:
なつき
:2010/09/02(木) 20:17:30
ゆうと君と話してるときのシリアスなシーンだったのに「失礼しちゃう」
で1人爆笑wツボだった笑
ちぃ悲しいね。。。涼ちゃんもぉやめよーよД
97
:
蓮
:2010/09/03(金) 00:40:55
仲良い友達とかを自分の物にしたいって気持ち…わからなくないな(._.)
とにかく涼介をどうにかしなきゃ!汗
98
:
名無しさん
:2010/09/05(日) 23:18:10
age
99
:
名無しさん
:2010/09/14(火) 23:50:18
age
100
:
朱音
◆egmy6ywaTU
:2010/09/15(水) 14:04:59
涼介が止まらない!
薮君とか飛んできて助けてくれないかな〜;
101
:
名無しさん
:2010/09/20(月) 20:43:10
age
102
:
サクラ
:2010/10/01(金) 14:00:14
>なつき
そこにツボったみつきに私がツボりました笑
笑える場面増えるといいわ〜!
悲しいね><まぁ色々あるからね。(←勝手に笑)
>蓮
ところどころ共感してくれたりするよね、蓮って><
ありがとう!そういうのすごく嬉しいんだ!!
>>98
,
>>99
,
>>101
さん
ageありがとうございます!!
更新遅くなってしまって申し訳ないです><
また読んでいただけたら嬉しいです。
>朱音
止まらなかったね〜><
どうだろうね?
そこらへんは楽しみにしてて♪←
103
:
サクラ
:2010/10/01(金) 14:01:41
「なにもないってそんなの嘘だろ」
涼介の疑いに裕翔君は即座に反応した。
「ないから。知念と山ちゃんの間になにがあったかは知らないけど、俺と知念の間にはメンバー愛しかないね」
「裕翔君?」
さっきまで苦しそうな、嫌な顔をしていた裕翔君はすでに、いつものやさしげな表情に変わっていた。
そんな裕翔君の切り替えが不思議に感じて僕は裕翔君の名前を呼んでみた。
「俺らはな、今、こんないやらしいことよりも、もっと大人なはなしをしてたの」
裕翔君はしゃがんでいる山ちゃんの顔に自分の顔を近づいて言った。
「偽っている大人っぽさなんて、すぐ消えちゃうんだよ」
その言葉に僕までもずしんと心が重たくなった。偽り――。僕達の何かにその言葉はあてはまる。
「ということでこれから知念はお借りしますので。あ、えっちはしないから安心してね」
僕と山ちゃんはなぜだか赤面した。でも、少しだけ空気が和んで、和ませてくれた裕翔君に感謝だ。
「ほら、知念もいつまでもこんな格好してないではやく行くよ」
そういいながら僕の乱れた服をなおして立たせてくれた。裕翔君はいつも弟にこうやってお兄ちゃんをやってるのかな?
「山ちゃんは、頭を冷やすんだよ」
振り向き加減でそう言った裕翔君に押されてトイレを出た。
104
:
サクラ
:2010/10/01(金) 14:04:06
ちょうどみんなjr.の部屋やらBESTの部屋やら散って7の楽屋はからっぽだった。
ドアが閉まる音に過剰に反応してしまう。
これから裕翔君になんていわれるのか、内心不安だった。
気持ち悪いって言われたら、傷つくし、いらないフォローをされても、申し訳なくなる。
正直今は一人でいたかったけど、そう言い出せる勇気も今はなかった。
いろんなことを考えていて無言だった僕に裕翔君は座りながらはなしかけてきた。
ソファに座っている僕。低いテーブルのところに座っている裕翔君。
この一定の距離がなによりの安心だった。
「俺悩んでたんだ。10人っていうことに、不満を感じてた」
裕翔君から出てきた言葉は、「さっきのなに?」でもなくて、「引いた」でもなくて、仕事のことだった。
今すごく心臓が高鳴っている。嬉しいんだ。仕事をしていると感じられることが、嬉しい。
「そんな不満が高まってた頃にNYCができたから、正直意味がわからなかったよ。俺ははずされたんだ。そう思った」
なんとなく予想していたことだった。僕が裕翔君の立場だったらそう思う。だって、頭文字だって「N」だし。
今までいっしょに仕事をしてきた僕や涼介は選ばれたのに自分は選ばれない。
そんなの、自分に何か足りないからだ。そう思ってしまうに違いない。そして現に裕翔君はそう感じていたんだ。
「そのことに、全然触れなくてごめんね。なんていえばいいのかわからなくて」
「それはいいんだ。どうせ上が決めたことだし知念が悪いってわけじゃないだろ。そんなのはわかってたから責めるとかそういうのはないから。たださ……」
「ただ……?」
「自分がアイドルにむいてないんじゃないかなって思って。でも逃げるわけにもいかないだろ? もうわけわかなくなっちゃって」
「……僕なら」
「ん?」
「色々考えた上で、自分に何か足りない。じゃなくて、何かを持っているって思うかも」
裕翔君は若干首をかしげて僕を見た。言葉が足りなかったらしい。
「もし、新しくできたグループに、僕が選ばれなかったら 理由を考えちゃう。そして僕ができることを考える。たとえば僕はアクロバットが得意でしょ? でもそのグループが全っ然アクロバットとか、そういうの魅せられないグループだったら……ぁあ僕が選ばれなかったのはもっと他の場所があるぞっていう証拠かってかんじでさ」
「じゃその知念の考えを真似ると、今回の俺は……」
「裕翔君が今一番がんばってることってドラムでしょ? いろんな人に評価されてわかってると思うけど裕翔君のドラムってこれからなんかあるよ? 絶対もっと伸びるでしょ。でもその裕翔君の姿、NYCで魅せられないもん。いくら仕事の機会が増えたってさ、自分の個性魅せられなかったら意味ないじゃん」
「すげぇ……」
えっ、と僕は裕翔君の顔を覗いた。
「俺そんな考えできなかった。そんなふうに自分の長所とか、言えないし、絶対いつもスランプに入るっていうか……知念すごいよ」
「知ってる」
にぃーっと僕は笑って魅せた。僕だって、裕翔君に感謝しているのに。
105
:
なつき
:2010/10/01(金) 19:41:45
おぉ!更新されてる★
みつきっていろいろまざっちゃってるよ名前ww
裕翔くんやさしいからね〜
ちぃっていろいろ考えてるし、考え方大人びてるよね〜
見た目は子供頭脳は大人その名も****
106
:
蓮
:2010/10/01(金) 20:08:11
ちぃ素晴らしいね(^O^)
何事もそうやって考えれるのは本当に凄いと思う。
裕翔も素直に感心してるし!
二人ともいい感じ(^-^)
107
:
名無しさん
:2010/10/11(月) 01:00:30
age
108
:
名無しさん
:2010/10/16(土) 21:03:35
age
109
:
名無しさん
:2010/10/19(火) 10:29:26
サクラさんの小説待ってました!
旧シェルターからのファンです。
更新待ってます。
とっても面白いです。
110
:
名無しさん
:2010/10/25(月) 13:33:25
age
111
:
名無しさん
:2010/11/01(月) 17:54:58
age
112
:
fef
:2010/11/12(金) 09:18:35
いつの間に復活してたんですね!
旧シェルターでサクラさんの小説読んでましたよ!
応援してますので頑張ってください!
113
:
サクラ
:2010/11/13(土) 16:02:46
>なつき
ほんとだw
名前色々良い具合に混ざっちゃった笑
知念君めっちゃ考えてるよね〜
コ●ン大好き(はぁと←
>蓮
私もそう考えて生きていきたいわ笑
いいかんじが続くといいけど…
一波乱起こしたいw←
>ageをしてくれた方
ほんとうにありがとうございました><!
読んでくださってる証拠ですよね。
すごくうれしいです!!
>名無しさん
旧シェルターからですか(きらきら←
ファンなんてそんな滅相もない><
応援心強いです。
ありがとうございます!!
>fefさん
私もこの掲示板が復活なされていたときは
すごく驚きました!
うれしいですよね><
ありがとうございます!!
これからもがんばりますね!
114
:
サクラ
:2010/11/13(土) 16:03:21
「ねぇ、山ちゃんってさ、やっぱり、実はさっきみたいなかんじなの?」
やっぱり黙ってられなかったみたいだ。
高校生が持ってる好奇心はそんな簡単に押さえられるものじゃないよね。
僕は裕翔君に話せることは話してしまおうと思った。
「僕にもよくわかんないんだ。いつもはあんなんじゃないし」
「でも体とか触りあったりするの……?」
気を使われているな、って自覚したらなんだか気持ちが冷えていく。
僕は言い訳したほうがいいのかどうか迷った。
肩から落ちそうな服を自分の手で元に戻しながら言った。
「一回だけだよ。しかも成り行きで。僕達の間ではもうなかったことにしてあるから」
あんまり言いたくない。
そんな願いが裕翔君に伝わったのか、もうなにも聞いてこなくなった。
「山ちゃんなんか慣れてたから、ちょっとびっくりしちゃった。意外だったていうーかね」
「え? 慣れてた?」
涼介があーいうことしたことあるなんてきいたことない。
溜まってるとか、そういうはなししか、僕知らないし。
なんとなく裕翔君が言った山ちゃんを違和感に思った。
「まぁでも気のせいかもしんないけど」
そうだといい、とすかさず思ってしまった僕は、男だ。
115
:
サクラ
:2010/11/13(土) 16:05:38
数日後、涼介の誘いで僕と大ちゃんとの3人で箱根に行くことになった。
涼介の家族同行だからとくに困ったことはなく安心だ。
でもよくこのタイミングで僕を誘えたなってちょっと思ったけど。
涼介は切り替え早いほうだとは思うけど、とことん悩むっていう性格なのも確かなのに。
それだけ僕と自分のことはどうでもいい存在だと思っているのかな、とか考えちゃうよ。
それにしても、やっぱりこの3人は気が楽だ。
自分を飾らなくていいし、なにより会話が楽しい。
おススメスポットをまわったり、いろんなものを食べたり、いろんな景色をみたり。
気づけばもう、夜になっていた。
楽しいことをしているときってどうしてこんなに時間たつのって早いんだろう。
きっと誰もが思う疑問だよね。
ホテルの食事は色鮮やかで豪華で、食べるのがもったいなかった。
カニとかそういうの、おなかの中にはいっちゃうのかわいそーって言葉に出したら、大ちゃんが「めずらしくかわいいこと言ってるなー」って。
「めずらしく?」
「いやいや、いつも通り」
横で涼介が「ククッ」ってカニの足をくわえながら笑ってた。
「それ剥かないと食べれないよ!」
僕がそういうと、涼介と大ちゃんが反応してきた。
「知念のエッチ」
「は?」
「おい山田、こいつなんもわかってないって」
あ、そーいうことか。
てかどっちがエロいんだよ。
「二人の脳みそじゃなくてよかったって今僕心の底から思ってる」
いつもの蔓延の笑みをしてあげたら二人は無言でまたかにをもぐもぐ食べ始めた。
涼介っていつもおいしそうに食べるよな、って、つくづく思う瞬間だった。
寝る前におみやげを見ときたくて僕は二人を誘った。
そしたら涼介に準備するからちょっと先行っててって言われた。
しょうがないから一人で行こうかなって思ったけど、ちょっとそのへんふらふらするだけなのにそんな準備って必要?
って不思議に感じた。
こんな変な気持ち、今持たなかったらこの先、僕はもうちょっと幸せだったかもしれないのに。
116
:
なつき
:2010/11/13(土) 19:16:39
ちぃは一生懸命なやんでるのに涼ちゃんはいったい何を考えてるの!?
大ちゃんと涼ちゃんエロいなwww
なんかまたまた波乱の予感・・・・?
まってるね〜
117
:
射
:2010/11/13(土) 23:55:43
はじめまして?
…お久しぶりです?
ずっと読んでいたので初めての気がしませんが…。
エロいですね〜。これからも頑張ってください!!!
応援しています。ガンバレッツゴー!!!です。
118
:
蓮
:2010/11/14(日) 22:51:07
侑李の発言チョー可愛い!
キュンッてしちゃう(^O^)
119
:
名無しさん
:2010/11/22(月) 17:51:56
頑張ってください。
待ってます。
120
:
名無しさん
:2010/11/26(金) 23:49:03
age
121
:
★蹴球★
:2010/12/05(日) 15:06:15
お久しぶりです 今読みなおしたらやっぱりエロやばいですねぇ マイペースでがんばってください☆
122
:
リン
:2010/12/07(火) 00:59:49
初めまして!!前からサクラ
さんの小説見てます☆
上手いです、凄く!!
よかったら仲良くしてくださいっ
123
:
名無しさん
:2010/12/11(土) 10:03:53
あげます
124
:
ちぃccc
◆KycOcUVz/.
:2010/12/31(金) 00:46:16
更新待ってます♪
125
:
サクラ
:2011/02/08(火) 18:41:54
お久しぶりです><><
コメントをくれたみなさん、ありがとうございます!
時間がないのでコメレスできません><
ごめんなさい(>_<)
でも読んでくれているんだなぁって本当にうれしいです。
はじめましての方も常連の方もありがとうございます♪
遅くなってしまいましたが少しだけ続きを載せます。
126
:
サクラ
:2011/02/08(火) 18:42:36
「山田うけんね」
「もっと下っ、きも…ちー」
やっぱり涼介たちと行こうと思って部屋のノブを掴んだ瞬間、どこかできいたことのある声がきこえてきた。
僕は怖くなってすぐ部屋から離れた。
今、部屋の中でなにが起きてる?
みたくない。ききたくない。
こうおもってしまうのは、あの日の涼介と僕があったから。
苦しくなってもいい。どうなってもいい。
ただあの声から逃げたい一心で僕は走った。
なにあの満足そうな声。
あれは涼介の声だって、わかってしまう自分。
てのひらにはびっしょりな汗。
気づいたらおみやげ屋の看板が目に入った。
自分が何色を見ているかなんてわからなかった。
わかるけど、わかりたくなかった。
誰になにを買って帰ろうなんて考えたくなかった。
こんなところに来なきゃよかった。はっきりわかる自分の気持ちはそれだけだよ。
127
:
サクラ
:2011/02/08(火) 18:43:46
部屋の前に帰って来たはいいけど、ドアをあけることができない。
ぎらついているドアノブを握れない。
いつから僕はこんな弱虫になったんだろう。
悩みなんてなくて、前向きで、社交的で、そんな自分が結構好きだったのに。
ふぅ、と一呼吸おいてもう一度ドアノブを握った。
やっぱり、冷たい。
そのとき、僕の心臓はまた大きく一回鳴った。
「なにやってんの?」
ドアが開いて涼介が出てきたんだ。
普通の顔で。
もう涼介の普通の顔かそうじゃないかって見極めることもあやういけど。
「おみやげ、買ってきた」
「あーそっかそっか。俺大ちゃんと明日帰るとき買うわ」
「大ちゃんと?」
「うん」
どうして大ちゃんなの?
どうして僕じゃないの?
そういってしまいそうだった。我慢しなきゃいけないなんて、変なの。
128
:
サクラ
:2011/02/08(火) 18:44:36
「何買った?」
「いろいろ。それじゃ僕寝るね」
手首につけていた時計をはずしながら僕はそういった。
ベッドの布団にもぐって、耳で大ちゃんはどこにいるか探った。
洗面所から水が流れる音がする。歯でも磨いているのかな。
なにもなかったかのようにそうやって涼介は僕と接するんだね。
僕と涼介の間にあったこともそうやって、なかったことにするんだもんね。
本当は、僕のなかったことにしようっていう言葉に反発してほしかった。
どうしてそう思うかなんて、もう自分でも知りたくない。
「知念もう寝るの?」
紙と紙がかすれる音。涼介は漫画を読んでいるようだ。
「シカトかよ」
「寝るって言ってんじゃん」
「機嫌悪いなお前」
今の僕って機嫌わるいの?
そんなこと涼介に決められたくない。
「悔しい」
「なにが?」
「寝る」
もう口は開かないと決めた。
朝になってまた新しい一日がはじまるまで。
大ちゃんと涼介の関係は考えたくない。
いま悔やんでる自分のことも考えたくない。
こういうときは寝るのが一番なんだから。
129
:
★蹴球★
:2011/02/08(火) 19:34:11
ネ申が復活したぁ(>_<)
130
:
もも
:2011/02/09(水) 20:44:40
胸がキュンキュンして苦しい((+_+))
131
:
なつき
:2011/02/11(金) 16:13:07
おおっ復活おめ〜☆
続きwktkだおー
132
:
サクラ
:2011/02/12(土) 21:16:39
コメントありがとうございます(*^^*)
今日も更新します!
133
:
サクラ
:2011/02/12(土) 21:17:39
なんで二人で寝てるんだよ。
重たいからだを起こして涼介の寝顔をみた。
いっしょに大ちゃんの寝顔も見えた。
二人で気持ちよさそうに同じベッドで寝ている。
こんなの、当たり前のことなのかもしれない。
気にするほうがおかしいのかもしれない。
「ん……知念?」
「あ、おはよ」
涼介が起きた。びっくりした。だってこんなにやましい気持ちがもしばれちゃったら、僕は僕でいられなくなるかもしれない。
「大ちゃんー起きろよ。ご飯食べにいこぉー」
寝起きの涼介はちょっと可愛い声を出す。
僕も涼介に起こしてほしかった。
なんだか最近こんな欲ばっかりだ。
134
:
サクラ
:2011/02/12(土) 21:19:09
「よーし! 知念はこれだろー」
「え、僕いっしょに来てるのに?」
「記念だ記念」
帰る時間が近づいてきているから僕らはおみやげやさんに寄った。
いっしょに旅行に来ているのに大ちゃんは僕の分までおみやげを買う、なんていいだした。
まぁ好きにすればいい、っておもう。
「涼介には?」
「んーあいつはめんどっちい」
真っ白い歯を見せながら人なつっこい笑顔を魅せながら僕にそう言った。
へぇー涼介には買わないんだ。
おみやげなんて買わなくても大丈夫な関係?
必要ない関係?
物なんかより大事なものを得た関係?
「知念は昨日買ったんだもんな」
「うん。これとか薮君にいいんじゃない?」
大ちゃんと買い物はたのしい。
ってそんなこと、涼介が一番知ってるか。
トイレから戻ってきた涼介をみて、また胸がチクチクした。
僕ってこんなんだったっけ。
今の僕はずっと僕のなかに隠れていたのかな。
135
:
サクラ
:2011/02/12(土) 21:20:37
「さぁーみんなにおみやげだよ! はい! これは裕翔君でーこれは…」
一日休めばもう元気。
若い体はこんなもんだ。
「おー! ありがとうー。めっちゃいいじゃんこれ!」
僕が裕翔君にあげたのはカメラをいれる緑のケース。
最近新しいのがほしいって言ってたからちょうどいいなぁっておもって。
みんなにもおみやげを配った。
「どぉ? 箱根やっぱたのしかった?」
「うんもう最高。たべものもおいしいし、超よかったよ」
つくり笑いは一応武器になるんだ。
僕の武器だ。
本物の笑顔も僕の武器。
どっちだって僕の笑顔なんだ。
いつだって気づくのがおそい。
誰も教えてくれないから自分で気づくしかない。
馬鹿みたいに意地を張るのは終わりにしないといけないのかもしれないな。
ぶつけてみるのもありなのかな。
136
:
名無しさん
:2011/02/14(月) 18:30:57
age
137
:
なつき
:2011/02/15(火) 01:09:26
更新が増えて毎日楽しみだよーっ☆
ちぃ切ない・・・っ
こっちまで苦しくなってきちゃう
138
:
名無しさん
:2011/02/15(火) 07:03:43
これからどうなっていくのか…
展開が楽しみです\(^O^)/
139
:
名無しさん
:2011/05/16(月) 15:51:48
age
140
:
あーー
:2011/09/20(火) 17:30:18
フヨヘユム
141
:
サクラ
:2011/10/16(日) 10:23:44
お久しぶりです(^O^)
長い間不在で申し訳ありませんでした><
実はパソコンが使えなくて、ここに来れないでいました。
最近携帯の制限がなくなったので今は携帯から書き込みしています。
まだ慣れていないのでうまく更新できるかはわかりませんが近いうちに小説の続きを載せようとおもいます。
コメントを残してくださった方々、ありがとうございます(*´ω`*)
コメレスは、これからコメントを残してくださった方(もしいればのはなしですが;)から順に返していこうとおもいます。
でわ!
142
:
名無しさん
:2012/02/05(日) 22:56:36
あげます(*´ω`*)
サクラさんの作品大好きです♪
いつ更新されるかドキドキしながら待ってます☆
143
:
名無しさん
:2015/02/09(月) 16:38:53
ジャニーズ投票で山田涼介に一票お願いします(*^◯^*)
山田涼介が好きな人だけでいいのでお願いします
144
:
名無しさん
:2015/03/14(土) 20:54:49
まだ、書きますよねー?
続きが気になって夜も眠れないんですがー!笑
145
:
相撲部屋の竹内
:2015/03/14(土) 21:01:04
サクラさん、本当に素晴らしい
です!書き続けてくださいー!
146
:
相撲部屋の竹内
:2015/03/14(土) 21:01:34
サクラさん、本当に素晴らしい
です!書き続けてくださいー!
147
:
マリア
:2015/04/16(木) 19:03:13
サクラさん!!
ガンバってください!!!
148
:
ちんちんおいひい♡♡
:2016/08/10(水) 17:10:07
てぃんこうまい😍
知念と有岡のしゃぶりついて舐め回したいああ、抱いて♡
149
:
サクラ
:2021/09/20(月) 11:12:39
やっぱり最近はもうみなさんここにはいないですかね泣
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