ぴんとこな　恭之助受け

1：刹那：2013/08/22(木) 22:49:59: 一弥×恭之助

恭之助目線

ライバルだったはずなのに、いつの間にか一弥のことを目で追っていた。

俺は、あやめのことが好きなはずなのに。

それでも、俺は一弥を目で追っている。

誰かと話していたら、胸がギュッとなって苦しい。

俺に話しかけてきたら、胸がドキドキするし。

もしかして俺、一弥のこと好きになったのか？

いやいや、それはないな。

だって、俺は男であいつも男。

これが恋愛なら、気持ちが悪いだけだ。

だから俺は、この気持ちに蓋をすることにした。
2：がやらぶ：2013/08/22(木) 22:55:36: 応援してますー！
3：刹那：2013/08/22(木) 22:59:41: 恭之助目線

「はぁ……」

気持ちに蓋をすると言っても、どうすればいいか分かんない。

その前に俺、男に恋したことないし。

これからどうしよう……。

ベッドに横になって、俺は悶々となる。

あやめが好きと気づいたときは、こんな気持ちにならなかったのに。

これが、本当の恋ってやつなのか……。

苦しい……。

一弥のことを考えるだけで、俺の胸は張り裂けそうになる。

「どうすればいいんだよ……」

俺の目から、一筋の涙が零れ落ちた。
4：刹那：2013/08/22(木) 23:02:03: >>2

がやらぶさん。コメントありがとうございます。

これからも頑張るのでよろしくお願いします。
5：がやらぶ：2013/08/22(木) 23:03:30: さっきまで見てたんで、なんかこう…
言葉じゃ言い表せないけど……
惹きつける文章っていいですね！あ、書ける方ね！笑
6：刹那：2013/08/22(木) 23:12:15: 恭之助目線

学校に行っても、考えてしまうのは一弥のことばかり。

授業を聞いていても、思い出すのは一弥の顔だ。

全然蓋出来て無いじゃん、俺！

これだったら、いつかポロッと言っちゃいそう。

「もうやだ……」

「恭ちゃん、どうしたの？」

「春彦……」

春彦に心配かけて、何やってるんだろ…。

でもやっぱり、俺の口からため息しか出てこない。

「何か悩み事？」

春彦になら、言ってもいいかもしれない。

こいつは絶対、俺のことを差別したりしないだろう。

「実は……」

だから俺は、素直に相談することにした。
7：刹那：2013/08/22(木) 23:20:37: >>5

ありがとうございます。

そこまで言われると、何か恥ずかしいです。
8：がやらぶ：2013/08/22(木) 23:23:00: いえ♪
あたしのこともがやらぶって読んでくださいよっ
ちなみに私は春彦のファンですw
9：玉ラブ：2013/08/23(金) 09:18:13: 続き早く読みだいです。
10：刹那：2013/09/01(日) 20:44:12: >>8

春彦が好きですか！

私はやっぱり恭之助が好きです。

>>9

コメントありがとうございます。

亀更新ですが、頑張ります。
11：刹那：2013/09/01(日) 20:57:45: 恭之助目線

「俺さ、一弥のことが好きなんだ」

「一弥って確か、恭ちゃんのライバル…」

「そうだよ！一弥は俺のライバルで男だ！」

─それでも好きなんだ─

だから俺は、こんなにも苦しいんだ。

伝えちゃいけないって分かってるから。

一弥が、俺のこと好きじゃないって分かってるから。

「もう俺、どうしたらいいか分からない…」

俺がそう言えば、春彦がギュッと俺を抱きしめてくれた。

「大丈夫だよ恭ちゃん。俺は恭ちゃんの味方だから」

「春彦…？」

「俺は別に、恭ちゃんが好きになったなら応援するだけだよ」

優しく、春彦は俺に聞かせるように言った。

春彦が優しすぎて、俺の目から涙が溢れてきた。

春彦は、俺の涙に気づかない振りをして抱きしめる力を強くした。
12：玉もも：2013/09/01(日) 23:43:11: 続き楽しみです
13：はる：2013/09/01(日) 23:52:08: 恭ちゃんかわいい～////可愛過ぎる///
続き気になります！！
14：刹那：2013/09/05(木) 18:56:38: >>12

玉ももさんコメントありがとうございます。

続き、楽しみと言ってもらえてうれしいです。

>>13

はるさん、コメントありがとうございます。

可愛いと言ってもらえてうれしいです。
15：刹那：2013/09/05(木) 19:01:42: 恭之助目線

家に帰って、俺はすぐさまベッドに潜り込んだ。

今日も稽古があるけど、行く気にはなれなかった。

だって、稽古に行けば一弥と顔を合わせることになるから。

今は、一弥にだけは会いたくはなかった。

もし会ってしまえば、絶対に気持ちを言ってしまいそうで。

一弥に拒絶されることが怖くて。

俺は一弥に嫌われたら、もう生きてはいけないぐらい。

それぐらい、一弥が俺の中で大きくなっていた。

「一弥……」

一弥の名前を呟けば、目から涙が零れだす。

拭うこともせずに、俺は涙を流し続けた。

このまま、一弥の気持ちも流れていったらいいのに。

そうしたら、俺はこんなに苦しむこともないのに。

でもそれが出来ないから、俺は涙を流すんだ。

一弥、大好きだよ―――。

俺はいつの間にか、そのままベッドで眠ってしまった。
16：刹那：2013/09/05(木) 19:08:41: 恭之助目線

眠っていると、頭を撫でられる感触がした。

暖かくて、ずっと撫でていてほしいと思ってしまった。

「恭之助さん…」

何でだろう。俺の大好きな人の声が聞こえる。

うっすらと目を開ける。

そこには、すごい優しい顔をした一弥がいた。

これは夢なのかな。

だってさ、一弥がこんな優しい顔で俺を見るわけがない。

ライバルのこの俺を。

だからこれは夢だ。

「いちや……」

夢だと思った俺は、一弥の手に頭を擦り付ける。

「すき……」

夢だと、なんでこんなに素直になれるんだろう。

あぁ。ずっとこの夢が覚めなければいいのに。

「……俺も、恭之助さんのことが好きですよ」

夢だから、望んでいた答えが返ってくるし。

俺は幸せな気持ちで、そのまま寝続けた。
17：らら：2013/09/05(木) 19:12:25: 続きまってます！！！
18：刹那：2013/09/05(木) 19:14:54: 一弥目線

「すき……」

恭之助さんの口から出た言葉。

多分この人は、俺がいることを夢だと思っているのだろう。

本当に、バカで可愛い人だ。

でも、俺はそんな恭之助さんが好きだった。

だから―――。

「……俺も、恭之助さんのことが好きですよ」

そう伝えた。

多分この人には、本当の意味では届いてはいないだろう。

それでも俺は、今日この人を手に入れると決めた。

両思いなのだから、手に入れて何が悪い。

「恭之助さん…」

俺は、眠っている恭之助さんの隣に横になった。

そしてその身体をギュッと抱きしめる。

「大好きです」

そして俺も、恭之助さんを抱きしめたまま眠りについた。
19：きたみつ流星：2013/09/07(土) 14:11:24: ぬぉぉぉ/////ヤバイよ恭たん！
目を
覚ましたらどんなリアクションするのかなぁ？

ぴんとこな最近の呟き

年上キラーwwwww
20：刹那：2013/09/07(土) 18:44:18: >>17

ららさん、コメントありがとうございます。

これからもよろしくお願いします。

>>19

きたみつ流星さん、コメントありがとうございます。

起きた時、恭ちゃんはどんな反応をするんでしょうね。

楽しみにしててください。

その前に、もう起きちゃうんですけどね。
21：刹那：2013/09/07(土) 19:00:13: 恭之助目線

誰かに抱きしめられている感じがして、俺は目を覚ました。

「ッ！！！！！」

目を覚まして、俺は声をあげられないほど驚いた。

だって、目の前に一弥の寝顔があるんだから。

メガネをはずしていて、すごいキレイな寝顔。

俺は、そっと一弥の頬に手を添えた。

起きないでと願いながら、俺はその手を唇に添える。

「一弥……」

我慢できなくて、そっと頬にキスを落とした。

その時、一弥の目が開いた。

いきなりのことで驚いていると、一弥にベッドの上に押し倒される。

「い、一弥？」

「恭之助さん、今俺に何しましたか？」

「別に俺は、何も、」

「キスしましたよね」

確信をつかれてしまい、俺の身体はビクリと震えた。

一弥にキスしたことがばれていた。

嫌われてしまう。

そう思った俺の目から、いつの間にか涙が溢れていた。
22：きたみつ流星：2013/09/23(月) 01:20:38: ぬぉぉぉ/////((2度目　次はどんな展開になってくんですかねっ！？

楽しみにしています！続き頑張ってください！
23：みき：2013/09/24(火) 03:16:05: 続き待ってます！
24：馬鹿ちゃん：2013/09/28(土) 13:45:38: はじめまして馬鹿ちゃんです

この小説、おもしろい！
25：アオイ：2014/03/08(土) 05:07:13: 恭之助可愛い～♪
どんな展開になるのでしょうか？
気になります！
ハッピーエンドだといいな笑
続き待ってます

頑張ってくださいね♪
26：大翔：2014/05/16(金) 17:52:34: 読ませてもらいましたー
いいね！
続き頑張って下さい！

ぴんとこな 恭之助受け