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春空〜君に恋する〜
1
:
あにま
:2013/04/09(火) 19:50:13
初めまして。あにまと言います。
小説を書きたくなったのでスレを立てます。
俺足とJrが中心です。
よろしくお願いします。
2
:
あにま
:2013/04/09(火) 20:15:43
―登場人物―(俺足)
玉森裕太…高校二年生。宏光の義理の弟。年下の高嗣に恋をしている。
二階堂高嗣…高校一年生。喧嘩が強く、学校をさぼりがち。
北山宏光…学校の先生。裕太の義理の兄。寝ることが趣味。
藤ヶ谷太輔…宏光の同僚。生徒に好かれやすい。
横尾渉…宏光の同僚。高嗣のことをよく気にかけている。
宮田俊哉…高校二年生。裕太の親友。アニメが好き。
千賀健永…高校一年生。高嗣の親友。キレると怖い。
3
:
あにま
:2013/04/09(火) 20:23:41
―登場人物―(Jr)
安井謙太郎…高校二年生。ギターがうまい。大我に懐かれている。
京本大我…高校一年生。入学式で謙太郎に一目ぼれをした。
ジェシー…高校二年生。演技がうまい。優吾の彼氏。
郄地優吾…高校一年生。明るい子。ジェシーの彼女。
森本慎太郎…高校一年生。見た目の割にはすごく優しい。
松村北斗…高校二年生。慎太郎の相棒。頭がいい。
田中樹…高校二年生。楽しいことが大好き。謙太郎の幼馴染。
4
:
あにま
:2013/04/10(水) 06:37:07
―追加設定―
裕太、謙太郎、大我、樹は軽音部。
裕太(ボーカル)、謙太郎(ギター)、大我(ベース)、樹(ドラム)
太輔は、軽音部の部顧問。
ジェシーと優吾は、演劇部。
渉は、演劇部の部顧問。
俊哉は、アニメ研究会に所属。
宏光は、サッカー部の部顧問。
高嗣、健永、慎太郎、北斗は部活に入っていない。
5
:
あにま
:2013/04/10(水) 06:45:18
ここは、ジャニーズ学園。
ジャニーズ学園は男子校であり、イケメンが集まる学校と言われている。
そのためか、放課後になると校門前には女子が集まってくる。
しかし、ジャニーズ学園の生徒は皆彼女はいない。
というか、興味がない。
ジャニーズ学園は、男同士の恋愛が許されている。
そのためまたの名を、薔薇学園という。
この学園に、二人の男子生徒がいた。
名前を玉森裕太と、安井謙太郎という。
この二人は今、恋に悩まされていた……。
6
:
あにま
:2013/04/10(水) 07:35:19
―玉森目線―
玉&安「ハァ……」
樹「どうしたの?2人してため息なんかついて」
玉「……俺は、どうやったら好きな人に振り向いてもらえるか考えてるの」
安「……俺は、どうやったら諦めさせられるか考えてるの」
樹「謙太郎は、大我のことだろ?」
安「うん」
樹「じゃあさ、玉の好きな人って誰よ」
玉「……」
そう俺は、好きな人がいるといいながら誰かを教えていない。
言えるわけがない。
絶対に、樹なら止める……と思う。
玉「……教えない」
樹「教えてくれないなら、玉に好きな人がいるって全校生徒に言う」
玉「教えるから、秘密にして」
樹「するする〜」
楽しそうな樹の顔を見て、俺は少し殺意が沸いた。
7
:
あにま
:2013/04/10(水) 16:29:07
―玉森目線―
樹「早く、教えてよー」
樹が早く教えろと言ってくる。言いにくいっつーのに。
安「もしかして、一年生?」
玉「……何で分かった」
安「じゃあ俺、玉姫の好きな人分かったー」
玉「玉姫言うな」
樹「謙太郎、だれだれ」
安「『二階堂高嗣』だろ。玉姫の好きな人」
樹「二階堂高嗣って、学校一喧嘩が強いって言う」
玉「……///」
樹「…玉姫が、ヤンキーを好きになった」
玉「だから、姫をつけるな」
京「先輩たち、何を話してるんですか」
安「げっ」
ここで、後輩である京本大我が登場。
こいつに好きな人のことを知られたら、大変なことになる。
8
:
あにま
:2013/04/10(水) 16:35:47
―玉森目線―
玉「別に、何も話してねーよ」
京「…玉姫先輩は、二階堂が好きなんですね!」
玉「……お前、聞いてたの?」
京「ハイ♪」
大我はそう元気よく返事をすると、謙太郎に抱き着いた。
安「抱き着くな!離れろ」
京「いやですー。でも、恋してる玉姫先輩、可愛いですよ」
玉「サイヤクだ……」
樹「何で、大我には姫つけるなって言わないの?玉」
玉「俺は今、それどころじゃないんだよ」
大我に好きな人を知られてしまった。
変なこと、しないといいけど……。
9
:
あにま
:2013/04/10(水) 17:57:33
―京本目線―
なるほど。玉姫…玉森先輩は、二階堂が好きなのか。
ふーん。何か意外。
だって、学校の歌姫がヤンキーを好き…。
くっつけてあげたーい。
京「玉姫…玉森先輩。任せてください!」
玉「……余計なことはするな」
安「大我は、何をやろうとしてるの」
俺の愛しの謙太郎先輩が話しかけてくれた―。
嬉しい!すごい嬉しい!
京「いや、まず二階堂と玉森先輩を会わせようと」
樹「それ、無理じゃね。接点ないし」
京「いや、俺の友達に二階堂と知り合いの奴がいるんです」
安「それで?」
京「そいつに頼んで、ここに連れてきてもらう!」
玉「それはやめて」
静かに玉森先輩に、却下されてしまった。
結構いい案だと思うんだけど…。
10
:
あにま
:2013/04/10(水) 18:04:47
―樹目線―
樹「その前にさ、玉は何で二階堂のことが好きになったの」
安「それ、俺も気になる。いつ好きになったのかも」
玉「それ、言わなきゃダメ?」
京「言ってください!気になります」
玉は、いやそうに口を尖らせている。
樹「別に笑わないから。ね、教えてよ」
玉「……本当に、笑わない?」
安&樹「うん!」
京「だから、話してください」
玉「分かった……」
渋々ながらも、玉は話してくれるみたいだ。
11
:
あにま
:2013/04/10(水) 19:09:42
―玉森目線(中学三年生)―
玉(どうしよう……)
男1「ねぇ、金貸してくれない?」
男2「俺らさ、お金なくて」
二年前、べたながら俺はカツアゲをされていた。
玉「あ…あの。お、俺持ってませ…」
男1「御託はいいからさ、早く貸せっての」
男2「そのきれいな顔に、傷つけたくないでしょ」
男1「でも、お前でもいいな」
玉「えっ」
男2「あっちで、楽しいことしようぜ」
急に、男たちに手を掴まれた。
玉「は、離してください!」
男2「ゴチャゴチャうるせーな。早く来いよ!」
玉「やっ!」
そうやって無理矢理連れて行かれそうになった時。
?「てめぇら、何してんだよ」
後ろから声がしたんだ。
12
:
あにま
:2013/04/10(水) 19:22:19
―玉森目線(中学三年生)―
後ろを見ると、俺よりか少し背の低い男子がいた。
男1「何だよてめー」
?「だから、そいつは嫌がってるだろ」
男2「てめーには、関係ねーだろ!!」
男が男子に殴り掛かった。
しかし男子は、それをきれいにかわし男の頬を殴った。
?「お前ら、俺よか年上のくせに弱いな」
そう言いながら、男子は男を足で踏んでいた。
?「これ以上怪我したくなかったら、さっさと失せろ」
男1「ヒィ!」
男2「あっ。待ってくれよ!」
男たちは、どこかに走って行った。
玉「あ、あの。ありがとうございました」
?「別に。あんたも、気をつけろよ。きれいな顔してるんだから」
それだけ言うと、男たちが走って行ったほうとは反対のほうに消えた。
13
:
あにま
:2013/04/10(水) 19:28:43
―玉森目線―
玉「これが、好きになったきっかけ」
樹「……ベタだね」
安「しかも、二年間も好きとか」
京「その前に、二階堂の名前いつ知ったんですか?」
玉「入学式の時。俺、二階堂のクラスの担当だったから」
だから、入学式の時助けてくれた奴がいて運命だと女々しいことを思った。
好きと伝えたいけど、伝えられない。
京「任せてください!俺が何とかしますから」
玉「いや、やめて!」
藤「急に悪いんだけどさ、そろそろ部活はじめようか」
玉「うわっ。いつの間に」
俺の後ろには、部顧問の藤ヶ谷太輔先生がいた。
先生に言われ、俺らは部活を始めた。
14
:
あにま
:2013/04/11(木) 07:37:42
―二階堂目線―
つまらない……。学校なんて、くそくらえだ。
千「ニカ〜、今日も学校サボる?」
こいつは、千賀健永。昔からよくつるんでいる。
二「さぼりてーけど、横尾が来いって」
千「えー。めんどくさい」
二「それでもいかないと、横尾はうるせーよ」
千「そうだねー」
だから俺たちは、学校に行くことにした。
15
:
あにま
:2013/04/11(木) 20:34:27
―森本目線―
教室で、携帯をいじっている。
隣にいる北斗は、友達である京本と話している。
慎「つーか、京本が一人でここに来るって、めずらしいな」
京「そう?」
北「それ、俺も思った。いつもは、ジェシーと郄地と来るのに」
京「一緒に来ようとしたんだけど、横尾先生に呼び止められて」
北「あぁ」
そういえば、ジェシーと郄地は演劇部だったな。
京「ところで、二階堂は来てないの?」
慎「何で、高嗣のことを聞くんだ?」
京「んーとね、気になるから!」
ニパッと明るい笑顔を見せる。
俺には、その顔が何かをたくらんでるようにしか見えない。
北「まだ来てないけど、今日は来ると思うけど…」
京「本当!それは良かった」
さっきとは打って変わって、ニマニマとした笑顔になる。
何かを企んでるようだけど、俺には関係ないな。
16
:
あにま
:2013/04/11(木) 20:41:45
―京本目線―
北「高嗣の話は終わりにして、大我はどうなの?」
京「何が?」
北「好きな先輩がいるんだろ」
京「いるに決まってるじゃーん」
そう、俺には好きな人がいる。
俺より年上なのに、背が低くて可愛い先輩。
京「俺の話はどうでもいいから、二階堂の話聞かせてよ」
俺は、二階堂のことを聞くためにここに来たのだ。
慎「高嗣のことって、何を聞きたいんだよ」
京「何でもいい!好きな食べ物とか、どんな人か」
北「何で聞きたいの?」
不審そうな目を向けても、二人は優しいから教えてくれるみたい。
ここでいい情報得られたら、玉森先輩に教えよーっと。
17
:
あにま
:2013/04/11(木) 20:47:47
―北斗目線―
大我が少し怪しいが、少し真剣そうなので教えることにする。
北「あいつは、喧嘩が強いよ」
京「それは知ってる」
慎「学校もよくサボる」
京「それも、見てわかるよ。俺でも」
北「他は……千賀とよくつるんでる」
京「それも、見たことあるからわかるって、他にないの!」
他にないのって叫ばれても…。他に、何を話せばいいんだよ。
慎「そういえば、あいつ気になる奴がいるって言ってた」
京「誰!それ!」
大我の異常なほどの食いつきよう。
でも確かに、気になるかも。高嗣の気になる奴。
18
:
あにま
:2013/04/11(木) 20:53:36
―京本目線―
二階堂に、気になる奴がいる…。
この事実を玉森先輩が知ったら、悲しむだろうな…。
でも気になるから聞こうっと。
北「で、高嗣の気になる奴って誰なの?」
慎「あー。あの人だよ。た、玉姫?先輩」
慎太郎の口から出てきた人の名前に、驚いた。
京「もしかしてそれ、玉森先輩のこと?」
慎「そうそう。学校の歌姫。何か、そいつのことが気になるんだって」
それを聞いて俺は、自分のことじゃないのに嬉しくなった。
19
:
あにま
:2013/04/12(金) 19:52:24
―北斗目線―
京「何でさ、二階堂が玉森先輩のこと気になるか知ってる?」
大我が慎太郎に聞いていた。確かに俺も気になる。
玉森先輩と言えば、学校で知らない者はいないだろう。
軽音部でボーカルをやっている。
男なのに、甘い声であのルックス。だから、ファンクラブまであるほどだ。
慎「中三の時、ここの文化祭に来たことがあんだよ」
北「それで?」
慎「そん時に高嗣、玉森先輩の歌声聞いて『キレイ…』って言ったんだよ」
北「あの高嗣が?」
慎「俺、初めて聞いた。高嗣がキレイとか言うの」
京「そうなんだ…」
何かいい話だ。
だから思った。玉森先輩なら、高嗣を変えられるんじゃないかと。
20
:
あにま
:2013/04/13(土) 08:19:12
訂正
北斗は玉ちゃんと設定上同じ学年なので、先輩じゃありません。
なのに、先輩とつけちゃいました。
訂正します。ごめんなさい。
21
:
あにま
:2013/04/13(土) 08:28:39
―京本目線―
いい話が聞けたなー。
玉森先輩に話そうと思ったけど、教えないほうが面白そうだ♪
京「じゃあ俺、もう行くね」
北「おー。バイバイ」
慎「じゃあな」
二人の元を離れ廊下を歩いていると、ジェシーと郄地にあった。
京「郄地にジェシー。…ジェシー、先輩つけたほうがいい?」
ジェ「それ、今さら聞く?北斗にもつけてないくせに」
京「そうだった」
郄「大我は、今まで二人の所にいたの?」
京「うん」
ここで俺は、いいことを思い付いた。
京「ねぇ、二人に頼みたいことあるんだけど」
ジェ「何?」
京「今日の放課後軽音部の部室に、慎太郎たち連れてきて。二階堂も一緒に」
郄「二階堂って、あの二階堂?」
京「そう。よろしくねー」
二人の返事も聞かずに俺は、軽音部の部長である樹先輩の元に走って行った。
22
:
あにま
:2013/04/13(土) 08:37:35
―樹目線―
謙太郎と一緒にいると、大我が走ってきた。
京「樹せんぱーい」
樹「何。そんなにテンション高くして、どうしたの?」
京「いえ、それがって、謙太郎先輩!!」
安「……元気だな」
京「ハイ。あっ、そう言えばビックニュースがあるんです!」
安「ビックニュース?」
京「ハイ。今日の部活に、お客さん来ますから」
樹「ハイ?」
京「そう言うことなんで、よろしくお願いしまーす」
そう言って大我は、走って行った。
安「……お客って、誰だよ」
あ、それ聞いてなかった。
23
:
あにま
:2013/04/14(日) 10:17:42
―二階堂目線―
学校につくと、さっそく横尾につかまった。
横「おい、お前ら。ちゃんと学校に来いよ!」
千「何で?めんどくさいじゃん」
二「確かに。言って何になるわけ?」
横「将来のためになるんだよ!」
横尾がそんなことを言ってるが、無視だ。
二「うるせーよ。じゃ俺ら、教室行くんで」
千「ばいばーい。横尾先生❤」
横「ちょっと待て。まだ話は…」
横尾を無視して俺たちは、教室に向かった。
教室につくと、友達である慎太郎と一応先輩の北斗がいた。
北「やっと来たか、サボり魔め」
千「それ、来た瞬間に言うこと―?」
慎「まぁ、来ただけいいけど」
二「何で一年の教室に、北斗がいんだよ」
北「いや、今昼休みだけど」
そういわれ時計を見たら、一時前で確かにまだ昼休みだった。
24
:
瑠佳
:2013/06/21(金) 17:50:22
続き気になります!
頑張ってください!!!
25
:
きたみつ流星
:2013/07/09(火) 22:31:16
ニヵと玉かぁ…
一見、「えぇぇっ!?!?」っていう組み合わせかもしれないけど、俺そーいうの大好物なんですよ!
26
:
たまがやラブ
:2013/07/24(水) 12:30:16
早く続きを書いてください続きが気になります
27
:
きたみつ流星
:2013/08/10(土) 00:38:50
お願いします!続きを書いてください!
28
:
きたみつ流星
:2013/09/20(金) 21:49:43
続き頑張ってください!
早く次回が見たくてたまりません!!!
29
:
アイノビート
:2014/02/14(金) 16:37:28
早く続きが見たくてたまりません
30
:
名無しさん
:2015/02/17(火) 18:51:58
早く続きが見たいよー
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